JP6284000B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6284000B2 JP6284000B2 JP2014002672A JP2014002672A JP6284000B2 JP 6284000 B2 JP6284000 B2 JP 6284000B2 JP 2014002672 A JP2014002672 A JP 2014002672A JP 2014002672 A JP2014002672 A JP 2014002672A JP 6284000 B2 JP6284000 B2 JP 6284000B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- transfer
- transfer bias
- toner
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
図13は、同じトナー像を交流転写バイアスを用いて記録材上に転写したときのハーフトーン画像の拡大図である。
これらの図を比較すると、交流転写バイアスを用いて記録材上にトナー像を転写した場合、直流転写バイアスを用いる場合よりも、ドット状の各トナー像部分を構成するトナーのチリが生じてドット状の各トナー像部分の面積が広がっていることがわかる。これにより、記録材上の地色(白色)が露出する面積が相対的に狭くなる結果、交流転写バイアスを用いて記録材上に転写されるハーフトーン画像は、直流転写バイアスを用いる場合よりも、画像濃度が高くなってしまう。また、ドット状の各トナー像部分の面積が広がることで、そのトナー像部分によって描かれている線や文字は、太くなってしまう。
はじめに、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。
図1は本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。本実施形態に係るプリンタは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成するための4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kと、転写装置としての転写ユニット30と、光書込ユニット80と、定着装置90と、給紙カセット100と、レジストローラ対101とを備えている。
本実施形態の二次転写バイアス電源39は、直流電源201と交流直流重畳電源202とから構成されている。同図の(a)ではスイッチ203を切り替えて直流電源201から直流転写バイアスを印加し、同図の(b)ではスイッチ203を切り替えて交流直流重畳電源202から交流転写バイアスを印加している。直流電源201と交流直流重畳電源202の切り替えを概念的に示すためにスイッチ203で切り替えるように示しているが、図5で後述するように、本実施形態では2つのリレーを用いて切り替えるように構成してもよい。
本実施形態の二次転写バイアスは、上述したように、二次転写裏面ローラの芯金に印加される。二次転写裏面ローラの芯金に二次転写バイアスが印加されると、二次転写裏面ローラ33の芯金と、ニップ形成ローラ36の芯金との間に、電位差(転写バイアス)が発生する。本実施形態において、この電位差(転写バイアス)は、二次転写裏面ローラ33の芯金の電位から、ニップ形成ローラ36の芯金の電位を差し引いた値を用いる。かかる電位差の時間平均値は、本実施形態のようにトナーとしてマイナス極性のものを用いる構成では、その極性がマイナスになった場合に、ニップ形成ローラ36の電位を二次転写裏面ローラ33の電位よりもトナーの帯電極性とは逆極性側(本実施形態ではプラス側)に大きくすることになる。よって、トナーを二次転写裏面ローラ側からニップ形成ローラ側に静電移動させることになる。
同図に示す例では、2つのリレーを用いてバイアスを印加する電源を切り替える構成となっている。同図に示すように、直流電源201はリレー301を介して直流転写バイアスを二次転写裏面ローラ33に印加する。また、交流直流重畳電源202はリレー302を介して交流転写バイアスを二次転写裏面ローラ33に印加する。2つのリレー301,302は、リレー駆動手段204を介して制御手段300によって接続と遮断が制御され、二次転写バイアスとしての直流転写バイアス又は交流転写バイアスが切り替えられる。
図6は、交流転写モードが選択されたときの潜像形成処理の流れを示すフローチャートである。
まず、パーソナルコンピュータ等の外部機器から画像情報が入力されると、交流転写モードが選択されるという転写バイアス切替条件が満たされることで、交流転写モードでの画像形成動作を開始する。画像情報が入力されて(S1)、画像形成動作を開始すると、その画像情報に基づく画像を形成する記録紙の平滑度情報を取得する(S2)。この平滑度情報は、記録材の平滑度の数値を示す情報に限らず、記録材の種類を識別するための情報など、規定値以上の平滑度を有する記録紙と規定値未満の平滑度を有する記録紙とを区別できる情報であればよい。平滑度情報の取得方法は、使用する給紙カセット100にセットされている記録紙についての平滑度情報を予めユーザーに入力させて記憶しておき、その記憶された平滑度情報を読み出す方法や、平滑度センサ等を用いて使用する記録紙の平滑度を検知する方法などが挙げられる。
本来は、図7中破線で示すように、階調と画像濃度との関係が直線状の比例関係を示すのが目標とするところである。通常、非画像形成動作時に複数階調のトナーパターンを形成し、各トナーパターンの画像濃度をセンサで検出し、その検出結果から階調と画像濃度との関係を補正する画質補正制御(プロセスコントロール)を実施することで、階調と画像濃度との関係を目標に近付けるように調整する。ただし、この画質補正制御は、画像形成動作を実行できないダウンタイムを生み、またトナーを消費することになる。そのため、画質補正制御は、直流転写モードで複数階調のトナーパターンを形成し、階調と画像濃度との関係を目標に近付ける調整を行うが、交流転写モードでは調整を行わないのが通常である。そのため、画質補正制御により、直流転写モードでは階調と画像濃度との関係が目標に近く、適切な画像濃度の画像が形成される。しかしながら、交流転写モード時に、直流転写モードと同じ階調制御の設定で階調制御を実行すると、図7に示すグラフのように、目標よりも高い画像濃度になってしまう。これは、上述した交流転写バイアスによるトナーチリにより、記録紙の表面に付着するトナー付着領域が広がる影響である。
(態様A)
中間転写ベルト31や感光体2等の像担持体と、光書込ユニット80等の潜像形成手段により形成される画像情報に応じた潜像を現像装置8等の現像手段により現像して得られるトナー像を、前記像担持体の表面に形成するトナー像形成手段と、前記像担持体の表面に当接して転写ニップを形成するニップ形成ローラ36、転写ローラ135、転写ベルト235,335、紙搬送ベルト536等の転写部材と、前記像担持体の表面に形成されたトナー像を前記転写ニップで記録紙P等の記録材へ転写するための転写バイアスを該転写ニップに印加する二次転写バイアス電源39、転写バイアス電源139,239,339,539等の転写バイアス印加手段と、所定の転写バイアス切替条件に従って、前記転写バイアスを、直流成分のみからなる直流転写バイアス、又は、直流成分に交流成分が重畳した交流転写バイアスへ切り替える制御手段300等の転写バイアス切替手段とを有する画像形成装置において、前記潜像形成手段は、前記交流転写バイアスを用いて記録材へ転写されるトナー像の潜像を形成する交流転写モードのとき、前記直流転写バイアスを用いて該トナー像を該記録材へ転写する場合よりもドット数を少なくする等により潜像面積が小さくなるように、該潜像を形成することを特徴とする。
これによれば、交流転写バイアスによりトナーチリが発生することでトナー像のトナー付着領域が広がることを見越して、交流転写バイアスを用いるときには予め潜像面積が小さくなるように潜像を形成する。よって、交流転写バイアスを用いて画像形成する際、トナーチリの発生によりトナー像のトナー付着領域が広がることで本来のトナー付着領域に近づくことになる。その結果、トナーチリが発生しても、ハーフトーン画像における画像濃度が目標濃度よりも高く(濃く)なったり、線や文字が太くなったりするといった不具合が発生することを抑制できる。
前記態様Aにおいて、前記潜像面積は、ドット状潜像の総面積であることを特徴とする。
これによれば、ドット状潜像を形成する潜像形成手段において、潜像面積を小さく変更する制御が容易である。
前記態様A又はBにおいて、前記潜像形成手段は、規定値を超える平滑度を有する記録材へ前記交流転写バイアスを用いて転写されるトナー像の潜像を形成するときには、前記直流転写バイアスを用いて該トナー像を該記録材へ転写する場合と同じ潜像面積で、該潜像を形成することを特徴とする。
上述したとおり、交流転写バイアスで画像形成する場合であっても、例えばコート紙のように記録紙の平滑度が高いときには、記録紙の表面凹凸が少ないので、記録材の表面と像担持体の表面との間の密着度が高く、トナーの往復運動の幅が小さく抑制されて、トナーチリが発生しにくい。よって、記録材の表面に付着するトナー付着領域が広がりにくく、階調と画像濃度との関係は直流転写バイアスの場合とほぼ同様となる。そのため、交流転写バイアスで画像形成する際、記録紙の平滑度が高いときにも、直流転写バイアス時よりも潜像面積が小さくなるように潜像形成すると、逆に、ハーフトーン画像における画像濃度が目標濃度よりも低くなったり、線や文字が細くなったりするといった不具合が生じ得る。本態様によれば、このような不具合の発生が抑制される。
前記態様A〜Cのいずれかの態様において、前記潜像形成手段は、ドット状潜像の数によって画像濃度の階調を制御する面積階調制御により目標画像濃度の潜像を形成するものであることを特徴とする。
面積階調制御は、トナー付着領域の広さで濃度階調を表現するので、交流転写バイアスによるトナーチリの影響が画像濃度に大きく影響するので、トナーチリによる不具合を抑制できるメリットが大きい。
前記態様Dにおいて、前記潜像形成手段は、前記ドット状潜像の数を減らすことで前記潜像面積を小さくすることを特徴とする。
これによれば、潜像条件を制御することで容易に潜像面積の大きさを調整できる。
6 帯電装置
8 現像装置
31 中間転写ベルト
33 二次転写裏面ローラ
35 一次転写ローラ
36 ニップ形成ローラ
39 二次転写バイアス電源
80 光書込ユニット
90 定着装置
100 給紙カセット
139,239,339,539 転写バイアス電源
200 二次転写バイアス電源
201 直流電源
202 交流直流重畳電源
235,335 転写ベルト
300 制御手段
536 紙搬送ベルト
Claims (2)
- 像担持体と、
潜像形成手段により形成される画像情報に応じた潜像を現像手段により現像して得られるトナー像を、前記像担持体の表面に形成するトナー像形成手段と、
前記像担持体の表面に当接して転写ニップを形成する転写部材と、
前記像担持体の表面に形成されたトナー像を前記転写ニップで記録材へ転写するための転写バイアスを該転写ニップに印加する転写バイアス印加手段と、
所定の転写バイアス切替条件に従って、前記転写バイアスを、直流成分のみからなる直流転写バイアス、又は、直流成分に交流成分が重畳した交流転写バイアスへ切り替える転写バイアス切替手段とを有する画像形成装置において、
前記潜像形成手段は、ドット状潜像の数によって画像濃度の階調を制御する面積階調制御により目標画像濃度の潜像を形成するものであり、規定値未満である平滑度を有する記録材へ前記交流転写バイアスを用いて転写されるトナー像の潜像を形成するときの面積階調制御では、一部又は全部の階調におけるドット状潜像の数を、前記直流転写バイアスを用いるときの面積階調制御よりも減らして、潜像を形成することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
前記潜像形成手段は、規定値以上の平滑度を有する記録材へ前記交流転写バイアスを用いて転写されるトナー像の潜像を形成するときの面積階調制御では、一部又は全部の階調におけるドット状潜像の数を、前記直流転写バイアスを用いるときの面積階調制御と同じ数にして、潜像を形成することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014002672A JP6284000B2 (ja) | 2014-01-09 | 2014-01-09 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014002672A JP6284000B2 (ja) | 2014-01-09 | 2014-01-09 | 画像形成装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015132652A JP2015132652A (ja) | 2015-07-23 |
JP2015132652A5 JP2015132652A5 (ja) | 2017-01-12 |
JP6284000B2 true JP6284000B2 (ja) | 2018-02-28 |
Family
ID=53899910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014002672A Expired - Fee Related JP6284000B2 (ja) | 2014-01-09 | 2014-01-09 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6284000B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6497269B2 (ja) * | 2015-08-19 | 2019-04-10 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム及び画像検査方法 |
JP6741226B2 (ja) * | 2016-06-09 | 2020-08-19 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4774122B2 (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-14 | 株式会社沖データ | 画像形成装置 |
JP2011257727A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-12-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP5967469B2 (ja) * | 2012-03-12 | 2016-08-10 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
2014
- 2014-01-09 JP JP2014002672A patent/JP6284000B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015132652A (ja) | 2015-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5967469B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5787207B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5696678B2 (ja) | 画像形成装置 | |
EP2533108B1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2017138627A (ja) | 転写装置 | |
JP6012929B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5888588B2 (ja) | 転写装置及び画像形成装置 | |
JP5721005B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6008247B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6284000B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6127742B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2015225099A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6435845B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5885092B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6172593B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004101967A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6172591B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5641423B2 (ja) | 転写装置及び画像形成装置 | |
JP6112158B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2018022183A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2018072749A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2015055727A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2016130754A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161129 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170714 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170719 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171110 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180118 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6284000 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |