JP2013172585A - シャフト型リニアモータ可動子、永久磁石、リニアモータ、磁場中成形装置、シャフト型リニアモータ可動子の製造方法 - Google Patents

シャフト型リニアモータ可動子、永久磁石、リニアモータ、磁場中成形装置、シャフト型リニアモータ可動子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013172585A
JP2013172585A JP2012035834A JP2012035834A JP2013172585A JP 2013172585 A JP2013172585 A JP 2013172585A JP 2012035834 A JP2012035834 A JP 2012035834A JP 2012035834 A JP2012035834 A JP 2012035834A JP 2013172585 A JP2013172585 A JP 2013172585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
linear motor
magnetic field
ring
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012035834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5766134B2 (ja
Inventor
Hisanori Torii
久範 鳥居
Kimiyasu Furusawa
公康 古澤
Misa Morita
美佐 森田
Yosuke Takaishi
陽介 高石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012035834A priority Critical patent/JP5766134B2/ja
Publication of JP2013172585A publication Critical patent/JP2013172585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5766134B2 publication Critical patent/JP5766134B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制し、高効率化・小径化・生産性向上が可能となるシャフト型リニアモータの可動子を提供することを目的とする。
【解決手段】シャフト1と、シャフト1の外周に固定されるリング状の永久磁石2aとを有するシャフト型リニアモータ可動子10において、リング状の永久磁石2aをシャフト1の外周に固定し、着磁磁場発生コイルにより着磁磁場を発生させて、リング状の永久磁石2aを軸方向に沿って複数箇所において極異方に着磁させることにより作成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、シャフト型リニアモータ可動子、上記可動子に使用する永久磁石、上記可動子を取り付けたリニアモータ、上記可動子を製造するための磁場中成形装置、及びシャフト型リニアモータ可動子の製造方法に関するものである。
従来のシャフト型リニアモータでは、永久磁石側を固定子、コイル側を可動子にしており、可動子の動力線が引きずられて断線トラブルが生じていた。そこで、コイル側を固定子、永久磁石側を可動子としたシャフト型リニアモータが開発されている。
永久磁石側を可動子としたリニアモータとして、シャフトと、軸方向に着磁された円柱状の永久磁石と円柱状の軟磁性材を交互に配列したものと、外周側からシャフトと永久磁石および軟磁性材とを固定する構造のものがあった(例えば、下記の特許文献1)。
この構成では、可動子を組み立てた後に永久磁石を着磁することが困難であり、着磁済みの永久磁石を用いて、可動子を組立てる必要がある。その場合、永久磁石同士や軟磁性材との反発および吸引に加えて、永久磁石の着磁方向の管理が必要であることから、組立作業性が悪く生産性が低下する。また、円柱状の永久磁石および円柱状の軟磁性材を複数用いるため、可動子の同軸度および真直度が悪化しやすく、組立精度が低下する。
従来の特許文献2では、ラジアル方向に着磁したリング状の永久磁石および永久磁石を固定するリングヨークを用いることで、組立精度の向上を図っている。また、可動子組立前に永久磁石をリングヨークに固定した状態で永久磁石を着磁することで、可動子組立時の永久磁石同士の反発を軽減し、作業性が向上する。
また、従来の特許文献3では、4種類の円筒状磁石(径方向外向きに着磁された磁石、第1軸方向に着磁された磁石、径方向内向きに着磁された磁石、第2軸方向に着磁された磁石)を円筒状のインナーヨークの外周面に交互に接着した可動子を、第1ユニットと第2ユニットを交互に配列した電機子に貫通させてアクチュエータとしたものが示されており、可動子の組立精度の向上を図っている。また、径方向に着磁したリング状の永久磁石と、軸方向に着磁したリング状の永久磁石を交互に配列することで、可動子の推力が向上する。
特開2008−79358号公報 特開2004−187455号公報 特開2010−57338号公報
上記の特許文献2では、更に生産性を向上させるために、可動子組立後に永久磁石を着磁しようとする場合、着磁する極性の異なる永久磁石が隣接しているため、永久磁石の着磁が困難である。さらにリングヨークは可動子の磁極の分必要となるため、部品点数が増える。また、径方向に配向された永久磁石のみで構成されているため、可動子の推力が十分に出ないということが懸念される。
上記の特許文献3では、径方向に着磁したリング状の永久磁石と、軸方向に着磁したリング状の永久磁石が、それぞれ可動子の磁極の分必要となり、部品点数が増える。また、高効率化および小径化のため、さらなる可動子の推力の向上が求められる。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたものであり、部品点数の増加を抑制し、高効率化・小径化・生産性向上が可能となるシャフト型リニアモータ可動子を提供する。
また、上記可動子に使用する永久磁石、上記可動子を取り付けたリニアモータ、上記可動子を製造するための磁場中成形装置、及びシャフト型リニアモータ可動子の製造方法を提供する。
この発明に係るシャフト型リニアモータ可動子は、シャフトと、上記シャフトの外周に固定されるリング状の永久磁石とを有し、上記永久磁石は、軸方向に沿って複数箇所において極異方に着磁されていることを特徴とする。
この発明に係る永久磁石は、シャフト型リニアモータ可動子に使用される永久磁石であって、その軸方向に沿って複数箇所において極異方に配向されていることを特徴とする。
この発明に係るリニアモータは、シャフトと、上記シャフトの外周に固定されるリング状の永久磁石とを有し、上記永久磁石は、軸方向に沿って複数箇所において極異方に着磁されているシャフト型リニアモータ可動子と、上記シャフト型リニアモータ可動子に間隙を介して配置された固定子を備えたものである。
この発明に係る磁場中成形装置は、磁石合金の粉末が充填されるリング状のキャビティを有し、上記キャビティ内の上記磁石合金の粉末を上下から加圧する上下パンチを有する金型と、上記キャビティの外周に同軸に設置された複数個のリング状の磁場成形用電磁コイルとを備え、上記キャビティ内に充填された上記磁石合金の粉末を上記上下パンチにより加圧しながら、上記隣り合う磁場成形用電磁コイルに逆向きの電流を流して相互に逆向きの磁場を発生させて、軸方向に沿って複数箇所において極異方に配向されている永久磁石の成形体を成形するものである。
この発明に係るシャフト型リニアモータ可動子の製造方法は、シャフトと、上記シャフトの外周に固定されるリング状の永久磁石とを有するシャフト型リニアモータ可動子の製造方法において、上記リング状の永久磁石をシャフトに固定し、着磁磁場発生コイルにより着磁磁場を発生させて、上記永久磁石を軸方向に沿って複数箇所において極異方に着磁させる着磁工程を備えたものである。
この発明のシャフト型リニアモータ可動子及びリニアモータによれば、軸方向に沿って複数箇所において極異方配向された永久磁石を使用することで、従来では磁極の分だけ必要であった永久磁石を一体化でき、部品点数を削減できる。また、永久磁石から発生する磁場が大きくなるため、可動子の推力を向上させる効果を奏する。
この発明の永久磁石によれば、可動子組立後に永久磁石の着磁を行なう際に、発生する着磁磁場の向きと、可動子を組立てた状態での永久磁石の配向方向をほぼ一致させることが可能であり、可動子組立後の永久磁石の着磁が容易となる。したがって、可動子組立時の永久磁石同士や軟磁性材との反発・吸引の恐れがなく、さらに永久磁石の着磁方向の管理も不要となるため、作業性が改善される。
この発明に磁場中成形装置によれば、軸方向に沿って複数箇所において極異方に配向されている永久磁石の成形体を生産性良く成形することができる。
この発明のシャフト型リニアモータ可動子の製造方法によれば、部品点数の少ない高効率のシャフト型リニアモータ可動子を製造することができる。
本発明の実施の形態1によるシャフト型リニアモータ可動子を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1によるリング状の永久磁石の配向方向を示す断面図である。 径方向に配向されているリング状の永久磁石の断面図である。 軸方向に配向されているリング状の永久磁石の断面図である。 径方向に配向されているリング状の永久磁石の着磁磁場の向きを示す図である。 図5に示す向きで着磁磁場を発生させて着磁したときの永久磁石の着磁方向を示す図である。 軸方向に配向されているリング状の永久磁石の着磁磁場の向きを示す図である。 図7に示す向きで着磁磁場を発生させて着磁したときの永久磁石の着磁方向を示す図である。 本発明の実施に形態1による永久磁石の着磁磁場の向きを示す図である。 図9に示す向きで着磁磁場を発生させて着磁したときの永久磁石の着磁方向を示す図である。 本発明の実施に形態1による永久磁石を磁場中成形するための装置構成を示す図である。 本発明の実施に形態1による永久磁石の磁場中成形の状態を示す図である。 本発明の実施の形態1によるシャフト型リニアモータ可動子を示す断面図である。 本発明の実施の形態1における永久磁石の着磁磁場発生用コイルの位置を示す図である。 本発明の実施に形態1における永久磁石の着磁磁場の向きを示す図である。 図15に示す向きで着磁磁場を発生させて着磁したときの永久磁石の着磁方向を示す図である。 径方向に配向されたリング状の永久磁石を適用した可動子を組立後に着磁するときの着磁磁場の向きを示すである。 本発明の実施の形態1によるシャフト型リニアモータ可動子の他の例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1によるシャフト型リニアモータ可動子の他の例を示す断面図である。 本発明の実施の形態1と参考技術によるシャフト型リニアモータ可動子の推力を比較したグラフである。 本発明の実施の形態2における永久磁石の着磁後の極性分布を示す図である。 本発明の実施の形態1における永久磁石の着磁後の極性分布を示す図である。 図21および図22で示した永久磁石の表面磁束量の周方向平均値を軸方向にプロットしたグラフである。 図21で示す永久磁石の断面図である。 本発明の実施の形態2における永久磁石を磁場中成形するための装置構成を示す図である。 本発明の実施の形態2における永久磁石の磁場中成形の状態を示す図である。 本発明の実施の形態2によるシャフト型リニアモータ可動子を示す断面図である。 本発明の実施の形態2における永久磁石の着磁磁場発生用コイルの位置を示す図である。 本発明の実施の形態2における永久磁石の着磁磁場の向きを示す図である。 図28に示す向きで着磁磁場を発生させて着磁したときの永久磁石の着磁方向を示す図である。 本発明の実施の形態4によるシャフト型リニアモータ可動子を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4によるシャフト型リニアモータ可動子を示す断面図である。 本発明の実施の形態4によるシャフト型リニアモータ可動子を示す断面図である。 本発明の実施の形態4における永久磁石の着磁磁場の向きを示す図である。 軸方向に着磁された永久磁石を両端部に設置した場合と、径方向に着磁された永久磁石を両端部に設置した場合の可動子の推力を比較したグラフである。 本発明の実施の形態4の永久磁石の軸方向厚さLbに対する軸方向厚さLaの比率と、可動子の推力の関係を示したグラフである。 本発明の実施の形態4と実施の形態1および参考技術によるシャフト型リニアモータ可動子の推力を比較したグラフである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるシャフト型リニアモータ可動子の斜視図である。図において、シャフト型リニアモータ可動子(以下、可動子と呼ぶ)10は、シャフト1と、リング状の永久磁石2aとを有する。
シャフト1は、軟磁性体であり、例えば鉄によって形成されている。図1ではシャフト1は丸棒形状をしているが、円筒形状としてもよい。シャフト1が円筒形状の場合は、丸棒形状の場合と比べて、直径が同じであれば当該シャフトの質量が小さくなるため、可動子の応答性が向上する。
リング状の永久磁石2aは、例えばネオジム焼結磁石であるが、ネオジムボンド磁石、サムリウム系の焼結磁石又はボンド磁石、フェライト系の焼結磁石又はボンド磁石を用いてもよい。
図2は図1のリング状の永久磁石2aの配向方向を示す断面図である。永久磁石2aの配向方向は図2に記載されている両向きの矢印方向で示される。ここで、比較の対象として、図3に径方向に配向されているリング状の永久磁石の断面図を、図4に軸方向に配向されているリング状の永久磁石の断面図を示す。
図3に示すように、リング状の永久磁石が径方向に配向されている場合、回転軸を含んだ平面による断面図においては、いずれも配向方向は図3の両向きの矢印のように、径方向に平行となる。この永久磁石を図5に示す向きに着磁磁場(白抜き矢印が着磁磁場の向き)を発生させて着磁した場合、永久磁石の着磁方向および極性は図6に示すようになる。なお、着磁磁場は、配向方向を持つ(異方性がある)永久磁石の配向方向と同方向の成分以外は、その永久磁石の着磁に寄与しない。この永久磁石の構成を粒子サイズの永久磁石の連続集合体として捉え、着磁方向を示す矢印部分の構造イメージを示すと、図6の吹き出し内部のように一律で径方向を向いている。
図4に示すように、リング状の永久磁石が軸方向に配向されている場合、回転軸を含んだ平面による断面においては、いずれも配向方向は図4の両向きの矢印のように、配向方向は軸方向に平行となる。この永久磁石を図7に示す向きに着磁磁場(白抜き矢印が着磁磁場の向き)を発生させて着磁した場合、永久磁石の着磁方向および極性は図8に示すようになる。この永久磁石の構成を粒子サイズの永久磁石の連続集合体として捉え、着磁方向を示す矢印部分の構造イメージを示すと、図8の吹き出し内部のように一律で軸方向を向いている。
本実施の形態の永久磁石2aの配向方向は、上記のような配向方向とは異なり、軸方向に対して極異方(円弧状)となる。図2の領域αの付近での配向方向は、可動子の径方向を向いており、図2の領域βの付近での配向方向は、可動子の軸方向を向いている。図2の領域γの付近での配向方向は、可動子の径方向と軸方向の間となる方向であり、領域α〜領域γ〜領域βの配向方向が全て連続となっている。
あらかじめ、リニアモータ可動子として必要となる磁極の分だけ極異方の配向がなされており、図2では3つの磁極の場合を示しているが、磁極の数はこれに制限されるものではない。この永久磁石を図9に示す向きに着磁した場合、永久磁石の着磁方向および極性は図10に示すようになる。この永久磁石の構成を粒子サイズの永久磁石の連続集合体として捉え、着磁方向を示す矢印部分の構造イメージを示すと、図10の吹き出し内部のように粒子が少しずつ向きを変えて曲線を形成している。
次に本発明の実施に形態1によるリング状の永久磁石2aの製造工程の中の磁場中成形について説明する。ここでの永久磁石材料は、例えばNd、Fe、B、Dyを含むネオジム磁石合金の微粉末を原材料とする。
本実施の形態のリング状の焼結磁石を成形するための装置は、図11のような構成である。図11の装置は、磁石合金の微粉末11を給粉・充填する金型20と、金型20に充填された状態の磁石合金の微粉末11に磁場をかけて、永久磁石の配向方向を形成するための磁場成形用電磁コイル12と、磁場成形用電磁コイル12にて磁場を発生させた状態で、金型20に充填されたネオジム合金の微粉末11を加圧して圧縮成形するためのプレス(図示せず)を備える。
金型20は、上パンチ13、下パンチ14、円柱状のコア15、円筒状のダイス16によって構成されており、いずれも非磁性である。また、上パンチ13、下パンチ14、コア15、ダイス16に囲われた空間をキャビティー17とする。
図11の装置により、本実施の形態のリング状の永久磁石2aの製造工程を説明する。
まず、磁石合金の微粉末11を金型20に給粉し、金型20のキャビティー17に磁石合金の微粉末11を充填する。
磁場成形用電磁コイル12は、リング状のコイルであり、リング状の成形体と同軸となるように配置される。また、磁場成形用電磁コイル12は必要となる磁極の数によって、配置数が異なり、例えば磁極の数が3つであれば、磁場成形用電磁コイル12は4箇所配置される。
隣接する磁場成形用電磁コイル12は、電流の流れる方向が互いに逆向きとなるように形成されており、電流を流した際に隣接する磁場成形用電磁コイル12が発生する磁場の向きが逆向きになる。また、全ての磁場成形用電磁コイル12は、直列に接続されており、磁場成形用電磁コイル12に流れる電流値を均一にし、電流を流した際に磁場成形用電磁コイル12の発生する磁場の大きさがコイル間でバラつかないようにしている。
図11のように磁場成形用電磁コイル12を配置した状態で、上記のような電流の向きおよびコイルの直列接続状態で磁場成形用電磁コイル12に電流を流すと、図12のような磁場が発生する。磁石合金の微粉末11の各粒子は、磁場成形用電磁コイル12によって発生する磁場の向きと同じ方向に、それぞれの磁化容易方向を揃えるように動いて、整列する。
磁場成形用電磁コイル12にて磁場をかけた状態で、キャビティー17に充填された磁石合金の微粉末11に、プレス(図示せず)を用いて上パンチ13および下パンチ14により加圧して圧縮成形し、リング状の成形体を成形する。
圧縮成形した後のリング状の成形体を、真空焼結炉の中へ搬送し、所定の温度で焼結・熱処理をする。その後、必要に応じて仕上げ加工を施し、軸方向に対して極異方配向されたリング状の永久磁石2aを得る。
次に、実施の形態1におけるシャフト型リニアモータ可動子の組立方法について説明する。
リング状の永久磁石2aを接着剤等の固定部材でシャフト1に固定する。なお、リング状の永久磁石2aのシャフト1への固定は、シャフト1に段付形状を設け、この段付形状部分に永久磁石2aを固定してもよい。
図13は本発明の実施の形態1によるシャフト型リニアモータ可動子の断面図である。例えば、図13の永久磁石2aの磁極の数は10であり、そのときの永久磁石2aの配向方向は図13の矢印のようになる。なお、永久磁石の磁極の数は、これに制限されるものではない。
リング状の永久磁石2aを接着剤等の固定部材でシャフト1に固定した状態で、着磁磁場発生用コイル21を図14に示すように配置する。そして、隣接する着磁磁場発生用コイル21同士は、電流の向きがそれぞれ異なるように通電する。そのため、着磁磁場発生用コイル21により発生する着磁磁場は、図15に示すようにリング状の永久磁石2aの配向方向とほぼ一致するため、可動子組立後の永久磁石の着磁が容易となる。着磁後の永久磁石2aの着磁方向は、図16の矢印が示す向きとなる。
従来のシャフト型リニアモータ可動子においては、可動子組立後の永久磁石の着磁が困難であるため、可動子組立前に永久磁石を着磁した上で、組立を行なう必要があった。例えば、径方向に配向されたリング状の永久磁石を組み付けた可動子の場合では、可動子組立後に着磁するときに、図17に示すように着磁磁場の向きが配向方向と大きく異なる箇所があるために、ほとんど着磁できない領域δが存在する。
一方、可動子組立前に永久磁石を着磁した上で、可動子の組立を行なう場合は、前述のように、可動子組立時の永久磁石同士や軟磁性材との反発・吸引による作業性の悪化や、永久磁石の着磁方向の管理が必要となっており、生産性が低下していた。
本実施の形態では、可動子組立後の永久磁石の着磁が可能であるため、可動子組立時の永久磁石同士や軟磁性材との反発・吸引の恐れがなく、さらに永久磁石の着磁方向の管理も不要となるため、生産性が向上する。
また、図13に示すように永久磁石2aは、必要となる磁極の数だけ軸方向に対して極異方配向しておくことにより、可動子が複数の磁極を備える場合でも、単体の永久磁石で構成可能になるため、部品点数を削減することができ、コストの削減および生産性の向上が可能になる。
リング状の永久磁石2aが長軸となる場合は、図18のように、永久磁石2aよりも軸長が短く、軸方向に対して極異方配向されたリング状の永久磁石2bを、永久磁石2aの軸長相当分だけ複数配列することで代替してもよい。
さらに図19のように、軸方向に対して極異方配向された永久磁石の軸方向両端部分である領域εの配向方向が、軸方向を向いているリング状の永久磁石2cでもよい。
図20は実施の形態1と参考技術の可動子を用いた場合で推力がどの程度異なるかを比較したグラフである。参考技術1として、径方向に配向および着磁されたリング状の永久磁石のみを用いた可動子を、参考技術2として、径方向に配向および着磁されたリング状の永久磁石と、軸方向に配向および着磁されたリング状の永久磁石を交互に設けた可動子を、比較の対象とした。なお、実施の形態1並びに参考技術1及び2において、可動子の寸法、永久磁石の材料、磁極の数はそれぞれ等しいものとした。
実施の形態1では、永久磁石が発生する磁場が大きくなるため、図20に示すように、径方向に配向および着磁されたリング状の永久磁石と、軸方向に配向および着磁されたリング状の永久磁石を交互に配列した可動子以上の推力が得られることがわかる。
実施の形態2.
本実施の形態は、リング状の永久磁石において、着磁後の極性分布がスキュー分布となっている。
図21は、着磁後の極性分布がスキュー分布となっている永久磁石表面の極性分布を示す。図21中の点線は、永久磁石の極性の境界線となり、周方向に斜めに傾いている。なお、実施の形態1のように極性分布がスキュー分布でない場合では、着磁後の永久磁石表面の極性分布は図22のようになる。図21および図22で示した永久磁石の表面磁束量の周方向平均値を、軸方向(0からLまで)にプロットしたグラフを図23に示す。なお、図23においてN極の値を正としている。永久磁石にスキュー分布を設けることにより、永久磁石の表面磁束量の周方向平均値の、軸方向に対する変化の勾配が小さくなり、コギングトルクを低減することができる。
本実施の形態の永久磁石の配向方向は、軸方向に対して極異方に配向されているが、周方向にスキュー分布が設けてある。図24は、図21で示す永久磁石の断面図である。図21でわかるようにスキュー分布が設けてある場合では、図24のA‐A断面とB‐B断面では、永久磁石の配向状態が異なる。なお、スキュー分布を設けていない場合では、実施の形態1で示した図2のようにA‐A断面とB‐B断面で永久磁石の配向状態が同じとなる。
次に、本発明の実施の形態2による永久磁石2dの製造工程の中の磁場中成形について説明する。永久磁石材料は、実施の形態1と同様に例えばNd、Fe、B、Dyを含むネオジム磁石合金の微粉末を原材料とする。
本実施の形態のリング状の焼結磁石を成形するための装置は、図25のような構成である。図25の装置は、磁石合金の微粉末11を給粉・充填する金型20と、金型20に充填された状態の磁石合金の微粉末11に磁場をかけて、永久磁石の配向方向を形成するための磁場成形用電磁コイル12aと、磁場成形用電磁コイル12aにて磁場を発生させた状態で、金型20に充填された磁石合金の微粉末11を加圧して圧縮成形するためのプレス(図示せず)を備える。
金型20は、上パンチ13、下パンチ14、円柱状のコア15、円筒状のダイス16によって構成されており、いずれも非磁性である。また、上パンチ13、下パンチ14、コア15、ダイス16に囲われた空間をキャビティー17とする。
本実施の形態2によるリング状の永久磁石2dの製造工程を説明する。
まず、磁石合金の微粉末11を金型20に給粉し、金型20のキャビティー17に磁石合金の微粉末11を充填する。
磁場成形用電磁コイル12aは、リング状のコイルであり、水平面(リング状の永久磁石の軸方向に直行する面)に対して一定の角度θを保った状態で配置される。角度θの大きさは必要となる永久磁石のスキュー分布の角度によって異なる。また、磁場成形用電磁コイル12aは必要となる磁極の数によって、配置数が異なり、例えば磁極の数が3つであれば、磁場成形用電磁コイル12aは4箇所配置される。
隣接する磁場成形用電磁コイル12aは、電流の流れる方向が互いに逆向きとなるように形成されており、電流を流した際に隣接する磁場成形用電磁コイル12aが発生する磁場の向きが逆向きになる。また、全ての磁場成形用電磁コイル12aは、直列に接続されており、磁場成形用電磁コイル12aに流れる電流値を均一にし、電流を流した際に磁場成形用電磁コイル12aの発生する磁場の大きさがコイル間でバラつかないようにしている。
図25のように磁場成形用電磁コイル12を配置した状態で、上記のような電流の向きおよびコイルの直列接続状態で磁場成形用電磁コイル12aに電流を流すと、図26のような磁場が発生する。磁石合金の微粉末11の各粒子は、磁場成形用電磁コイル12aによって発生する磁場の向きと同じ方向に、それぞれの磁化容易方向を揃えるように動いて、整列する。
磁場成形用電磁コイル12aにて磁場をかけた状態で、キャビティー17に充填された磁石合金の微粉末11に、プレス(図示せず)を用いて上パンチ13および下パンチ14を加圧して圧縮成形し、リング状の成形体を成形する。
圧縮成形した後のリング状の成形体を、真空焼結炉の中へ搬送し、所定の温度で焼結・熱処理をする。その後、必要に応じて仕上げ加工を施し、軸方向に対して極異方配向された上で周方向にスキューが設けてあるリング状の永久磁石2dを得る。
図27は本発明の実施の形態2によるシャフト型リニアモータ可動子の断面図である。
可動子の組立方法については、実施の形態1とほぼ同様であるが、リング状の永久磁石2dを接着剤等の固定部材でシャフト1に固定した状態で、着磁磁場発生用コイル21dを図28に示すように配置する。隣接する着磁磁場発生用コイル21d同士は、電流の向きがそれぞれ異なるように通電することで、着磁磁場発生用コイル21dにて発生する着磁磁場は、図29に示すようにリング状の永久磁石2dの配向方向とほぼ一致するため、可動子組立後の永久磁石の着磁が容易となる。着磁後の永久磁石の着磁方向は、図30で示す矢印の向きとなる。
本実施の形態では、実施の形態1と同様の効果を有すると共に、永久磁石の極性分布をスキュー分布とすることにより、永久磁石の表面磁束量の周方向平均値の、軸方向に対する変化の勾配が小さくなり、コギングトルクを低減することができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、リング状の永久磁石は配向方向(磁石内の結晶粒の磁化容易軸が特定の方向に揃っている)を持つ異方性永久磁石を使用したが、配向方向を持たない(磁石内の結晶粒の磁化容易軸が特定の方向に揃っていない)等方性永久磁石を使用しても良い。その場合、実施の形態2と同様に、着磁後の極性分布がスキュー分布となっていてもよい。
可動子の組立方法については、実施の形態1と同様であり、リング状の等方性の永久磁石をシャフトに固定する。そして、実施の形態1又は実施の形態2で用いる着磁磁場発生用コイル21、21aにより、可動子組立後に永久磁石の着磁を行なうことにより、実施の形態1又は実施の形態2と同様の着磁方向が得られる。
可動子組立後に永久磁石の着磁を行なう際に、等方性の永久磁石は、発生する着磁磁場の向きに倣って着磁されるため、可動子組立後の永久磁石の着磁を容易にし、生産性を向上できる。
実施の形態4.
図31は本発明の実施の形態4によるシャフト型リニアモータ可動子を示す斜視図、図32はリニアモータ可動子の永久磁石の配向方向を示す断面図、図33はリニアモータ可動子の永久磁石の着磁方向を示す断面図である。
本実施の形態のシャフト型リニアモータ可動子10は、シャフト1と、軸方向に配向されたリング状の永久磁石2eと径方向に配向されたリング状の永久磁石2fとを有する。
シャフト1は、実施の形態1と同様に軟磁性体であり、例えば鉄によって形成されている。また、シャフト1は丸棒形状をしているが円筒形状としてもよい。シャフト1が円筒形状の場合では、可動子の直径が同じであれば、可動子の質量が軽くなるため、応答性が向上する。
リング状の永久磁石2aは、例えばネオジム焼結磁石であるが、ネオジムボンド磁石、サムリウム系の焼結磁石もしくはボンド磁石、フェライト系の焼結磁石もしくはボンド磁石を用いてもよい。
図32に示すように軸方向に配向されたリング状の永久磁石2eを両端部に設置した上で、径方向に配向されたリング状の永久磁石2fと軸方向に配向されたリング状の永久磁石2cとが交互に配列されている。軸方向に配向された永久磁石2eの軸方向厚さをLa、径方向に配向された永久磁石2fの軸方向厚さをLbとする。また、各永久磁石の着磁方向は図33に示される矢印の向きのようになる。
次に本発明の実施に形態4におけるシャフト型リニアモータ可動子の組立方法について説明する。軸方向に配向されたリング状の永久磁石2eが両端部に位置するように、径方向に配向されたリング状の永久磁石2fと軸方向に配向されたリング状の永久磁石2eとを必要な磁極の数だけ配置し、接着剤等の固定部材でシャフト1に固定する。磁極の数は、例えば10であり、そのときの永久磁石の配向方向は図32のようになる。なお、磁極の数は、これに制限されるものではない。
また、軸方向に配向されたリング状の永久磁石2eおよび径方向に配向されたリング状の永久磁石2fの、シャフト1への固定は、シャフト1に段付形状を設けることで固定してもよい。
軸方向に配向されたリング状の永久磁石2eおよび径方向に配向されたリング状の永久磁石2fを接着剤等の固定部材でシャフト1に固定した状態で、着磁磁場発生用コイル21を図34に示すように配置する。隣接する着磁磁場発生用コイル21同士は、電流の向きがそれぞれ異なるように通電することで、着磁磁場発生用コイル21にて発生する着磁磁場の向きは、図34に示すようにリング状の永久磁石2e、2fの配向方向と近くなるため、可動子組立後の永久磁石の着磁が容易となる。着磁後の永久磁石の着磁方向は、図33の矢印が示す向きとなる。
図35は、軸方向に配向された永久磁石2eを両端部に設置した場合と、径方向に配向された永久磁石2fを両端部に設置した場合の可動子の推力を比較したグラフである。グラフの縦軸は、径方向に配向された永久磁石2fを両端部に設置した場合を基準(100%)としたときの推力の比率である。軸方向に配向された永久磁石2eを両端部に設置した場合は、径方向に配向された永久磁石2fを両端部に設置した場合に比べて、可動子の推力がおよそ10%向上することがわかる。
また、軸方向に配向された永久磁石2eの軸方向厚さLaよりも径方向に配向された永久磁石2fの軸方向厚さLbが大きくなる。
図36は、径方向に配向された永久磁石2fの軸方向厚さLbに対する軸方向に配向された永久磁石2eの軸方向厚さLaの比率と、可動子の推力の関係を示している。なお、Lbに対するLaの比率が0であるときは、実施の形態1で述べた参考技術1と同様に径方向に配向された永久磁石のみを配列した状態であり、縦軸はこのときの可動子の推力を基準(100%)としている。
Lbに対するLaの比率が0であるときと、0以外のときを比べると、可動子の推力が向上している。軸方向に配向された永久磁石2eと径方向に配向された永久磁石2fを交互に配列することで、径方向に配向された永久磁石のみを配列する場合よりも、可動子の推力が向上することがわかる。さらに、Lbに対するLaの比率を0.20〜0.40、好ましくは0.25〜0.35とすることで、永久磁石が発生する磁場が増加し、可動子の推力が向上する。
実施の形態1、実施の形態1で述べた参考技術1、及び参考技術2における可動子の推力を比較すると、図37のグラフのようになり、参考技術よりも実施の形態4の方が可動子の推力が向上することがわかる。また、実施の形態1の場合がより可動子の推力が向上することがわかる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 シャフト、2a,2b,2c,2d,2e,2f リング状永久磁石、
10 シャフト型リニアモータ可動子、11 磁石合金の微粉末、
12,12a 磁場成形用電磁コイル、13 上パンチ、14 下パンチ、15 コア、16 ダイス、17 キャビティ、20 金型、21,21d 着磁磁場発生用コイル。

Claims (14)

  1. シャフトと、上記シャフトの外周に固定されるリング状の永久磁石とを有するシャフト型リニアモータ可動子において、
    上記永久磁石は、軸方向に沿って複数箇所において極異方に着磁されていることを特徴とするシャフト型リニアモータ可動子。
  2. 上記永久磁石の着磁方向は、リング外周部において略径方向内側を向き、リング内周部に行くに連れて軸方向を向き、さらにリング外周部に行くに連れて略径方向外側を向く略円弧形状となっている請求項1に記載のシャフト型リニアモータ可動子。
  3. 上記永久磁石の軸方向に沿って隣り合う着磁方向は、互いに逆方向である請求項2に記載のシャフト型リニアモータ可動子。
  4. 上記永久磁石の軸方向両端部分は、その着磁方向が軸方向を向いている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシャフト型リニアモータ可動子。
  5. 上記永久磁石の極性分布は、周方向にスキュー分布となっている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシャフト型リニアモータ可動子。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシャフト型リニアモータ可動子に使用される永久磁石であって、その軸方向に沿って複数箇所において極異方に配向されていることを特徴とする永久磁石。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシャフト型リニアモータ可動子と、上記シャフト型リニアモータ可動子に間隙を介して配置された固定子を備えたリニアモータ。
  8. 磁石合金の粉末が充填されるリング状のキャビティを有し、上記キャビティ内の上記磁石合金の粉末を上下から加圧する上下パンチを有する金型と、上記キャビティの外周に同軸に設置された複数個のリング状の磁場成形用電磁コイルとを備えた磁場中成形装置であって、
    上記キャビティ内に充填された上記磁石合金の粉末を上記上下パンチにより加圧しながら、上記隣り合う磁場成形用電磁コイルに逆向きの電流を流して相互に逆向きの磁場を発生させて、軸方向に沿って複数箇所において極異方に配向されている永久磁石の成形体を成形する磁場中成形装置。
  9. 上記複数個の磁場成形用電磁コイルは、軸方向に直交する面に対して所定の角度傾いている請求項8に記載の磁場中成形装置。
  10. シャフトと、上記シャフトの外周に固定されるリング状の永久磁石とを有するシャフト型リニアモータ可動子の製造方法において、
    上記リング状の永久磁石をシャフトに固定し、着磁磁場発生コイルにより着磁磁場を発生させて、上記永久磁石を軸方向に沿って複数箇所において極異方に着磁させる着磁工程を備えたシャフト型リニアモータ可動子の製造方法。
  11. 上記シャフトの外周に、軸方向に配向されたリング状の永久磁石と径方向に配向されたリング状の永久磁石を交互に固定し、着磁磁場発生コイルにより着磁磁場を発生させて、上記永久磁石を上記配向方向に沿うように極異方に着磁させる着磁工程を備えた請求項10に記載のシャフト型リニアモータ可動子の製造方法。
  12. 上記シャフトの外周に、軸方向に配向されたリング状の永久磁石が両端部に位置するようにした請求項11に記載のシャフト型リニアモータ可動子の製造方法。
  13. リング状のキャビティ内に充填された磁石合金の粉末を加圧しながら、上記キャビティの外周に同軸に設置された複数個のリング状の磁場成形用電磁コイルのうち隣り合う電磁コイルに逆向きの電流を流して相互に逆向きの磁場を発生させて、軸方向の複数箇所において極異方に配向されているリング状の永久磁石の成形体を成形する磁場中成形工程と、
    上記リング状の永久磁石の成形体を焼結する焼結工程と、
    上記焼結されたリング状の永久磁石の成形体をシャフトに固定し、着磁磁場発生コイルにより上記極異方の配向方向と同じ方向の着磁磁場を発生させて着磁させる着磁工程とを備えた請求項10に記載のシャフト型リニアモータ可動子の製造方法。
  14. 上記複数個の磁場成形用電磁コイルは、軸方向に直交する面に対して所定の角度傾いており、上記永久磁石の極性分布は周方向にスキュー分布となっている請求項13に記載のシャフト型リニアモータ可動子の製造方法。
JP2012035834A 2012-02-22 2012-02-22 シャフト型リニアモータ可動子、永久磁石、リニアモータ Active JP5766134B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012035834A JP5766134B2 (ja) 2012-02-22 2012-02-22 シャフト型リニアモータ可動子、永久磁石、リニアモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012035834A JP5766134B2 (ja) 2012-02-22 2012-02-22 シャフト型リニアモータ可動子、永久磁石、リニアモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013172585A true JP2013172585A (ja) 2013-09-02
JP5766134B2 JP5766134B2 (ja) 2015-08-19

Family

ID=49266192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012035834A Active JP5766134B2 (ja) 2012-02-22 2012-02-22 シャフト型リニアモータ可動子、永久磁石、リニアモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5766134B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018085791A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 磁界発生部材および当該磁界発生部材を備えるモータ
CN110224515A (zh) * 2019-06-13 2019-09-10 张保龙 电动机
CN114255960A (zh) * 2021-12-22 2022-03-29 宁波韵升粘结磁体有限公司 一种粘结钕铁硼磁环辐向和轴向复合的充磁装置及充磁方法
WO2022196780A1 (ja) * 2021-03-19 2022-09-22 株式会社デンソー リニアモータ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022047772A1 (zh) * 2020-09-07 2022-03-10 上海福格纳机电有限公司 筒形无刷直驱有限行程直线伺服执行器

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0661083A (ja) * 1992-08-06 1994-03-04 Taiyo Seimitsu Kk 径方向異方性円筒形永久磁石の製法
JP2003169452A (ja) * 2001-12-03 2003-06-13 Daido Steel Co Ltd 永久磁石およびこれを用いた永久磁石形モータ
JP2004364440A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd リニアモータ
JP2009050128A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Yaskawa Electric Corp ムービングマグネット形円筒リニアモータ
JP2009124006A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Seiko Epson Corp 永久磁石の着磁方法及び装置
WO2009084425A1 (ja) * 2007-12-28 2009-07-09 Thk Co., Ltd. リニアステッピングモータ
JP2010104136A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Mitsubishi Electric Corp リニアモータ
JP2010114980A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd リニアアクチュエータ
US20110175462A1 (en) * 2010-01-15 2011-07-21 Maxon Motor Ag Linear drive
WO2011126023A1 (ja) * 2010-04-05 2011-10-13 愛知製鋼株式会社 異方性ボンド磁石の製造方法およびその製造装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0661083A (ja) * 1992-08-06 1994-03-04 Taiyo Seimitsu Kk 径方向異方性円筒形永久磁石の製法
JP2003169452A (ja) * 2001-12-03 2003-06-13 Daido Steel Co Ltd 永久磁石およびこれを用いた永久磁石形モータ
JP2004364440A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd リニアモータ
JP2009050128A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Yaskawa Electric Corp ムービングマグネット形円筒リニアモータ
JP2009124006A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Seiko Epson Corp 永久磁石の着磁方法及び装置
WO2009084425A1 (ja) * 2007-12-28 2009-07-09 Thk Co., Ltd. リニアステッピングモータ
JP2010104136A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Mitsubishi Electric Corp リニアモータ
JP2010114980A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd リニアアクチュエータ
US20110193425A1 (en) * 2008-11-05 2011-08-11 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Linear actuator
US20110175462A1 (en) * 2010-01-15 2011-07-21 Maxon Motor Ag Linear drive
JP2011147333A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Maxon Motor Ag リニアドライブ
WO2011126023A1 (ja) * 2010-04-05 2011-10-13 愛知製鋼株式会社 異方性ボンド磁石の製造方法およびその製造装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018085791A (ja) * 2016-11-21 2018-05-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 磁界発生部材および当該磁界発生部材を備えるモータ
CN110224515A (zh) * 2019-06-13 2019-09-10 张保龙 电动机
WO2022196780A1 (ja) * 2021-03-19 2022-09-22 株式会社デンソー リニアモータ
CN114255960A (zh) * 2021-12-22 2022-03-29 宁波韵升粘结磁体有限公司 一种粘结钕铁硼磁环辐向和轴向复合的充磁装置及充磁方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5766134B2 (ja) 2015-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8039998B2 (en) Rotor for motor and method for producing the same
JP2006086319A (ja) リング型焼結磁石
JP5506234B2 (ja) 異方性磁石、モータ、及び異方性磁石の製造方法
JP5766134B2 (ja) シャフト型リニアモータ可動子、永久磁石、リニアモータ
JP4391964B2 (ja) リング型磁石及びリング型磁石の製造方法
JP2007074888A (ja) モータ用回転子およびその製造方法
JP2005064448A (ja) 積層極異方複合磁石の製造方法
US7759833B2 (en) Permanent magnet rotator and motor using the same
JP2007214393A (ja) リング状の極異方性プラスチック磁石及びモータ用ロータ
JP4029679B2 (ja) モータ用ボンド磁石及びモータ
JP2017070031A (ja) ロータ
JP4425682B2 (ja) 異方性磁石の製造に用いる金型、成形機、方法及び得られる磁石
JP2009111418A (ja) 異方性磁石の製造に用いる金型、成形機、方法及び得られる磁石
JP2004023085A (ja) モータ用異方性ボンド磁石の配向処理方法
JP2007028714A (ja) Dcブラシモータ装置
JP2017212863A (ja) 極配向異方性射出成形ボンド磁石とその製造方法
JP2004153867A (ja) ラジアル異方性焼結磁石及びその製造方法並びに磁石ロータ及びモータ
JP2006261236A (ja) 異方性磁石成形用金型、異方性磁石の製造方法、異方性磁石およびそれを用いたモータ
JP7275707B2 (ja) 磁石部材の製造装置およびその製造方法
JP2005269734A (ja) Ipmモータ用ロータ、これを用いたipmモータ用ロータの製造方法、およびそのipmモータ。
JP2016178784A (ja) 磁石部材の製造装置およびその製造方法
JP4013916B2 (ja) 4磁極モータ用異方性ボンド磁石の配向処理装置
JP7426569B1 (ja) 表面磁石型同期機、その回転子および回転子の製造方法
JP2011146681A (ja) 圧粉コア及びその製造方法
JP4508019B2 (ja) 異方性ボンドシート磁石およびその製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150508

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150616

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5766134

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250