JP2013170626A - 異常判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間軸が正逆回転可能に設けられている場合に、部品点数の削減を図りながら、自動変速機の異常を判定することが可能な異常判定装置を提供する。
【解決手段】ECU(異常判定装置)4は、摩擦係合要素(第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1および第2ブレーキB2)を選択的に係合させることにより第1変速段〜第8変速段を成立させる自動変速機3の異常を判定する。ECU4は、入力軸回転数センサ102の検出結果と、出力軸回転数センサ103の検出結果と、中間軸回転数センサ104の検出結果の正値および負値とに基づいて摩擦係合要素の異常を判定するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動変速機の異常を判定する異常判定装置に関する。
従来、エンジンからの出力を自動的に変速して駆動輪に伝達する自動変速機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1の自動変速機は、第1遊星歯車装置を主体として構成される第1変速部(フロントプラネタリ)と、第2遊星歯車装置および第3遊星歯車装置を主体として構成される第2変速部(リアプラネタリ)と、複数の摩擦係合要素(クラッチおよびブレーキ)とを備えている。この自動変速機は、複数の摩擦係合要素の中から2つの摩擦係合要素を選択して係合させることにより各変速段を成立させており、入力軸に入力される回転を各変速段に応じた変速比で変速して出力軸から出力する。
この自動変速機では、第1変速部と第2変速部との間に正逆回転可能な中間軸が設けられている。なお、自動変速機には、入力軸の回転数を検出する入力軸回転数センサと、出力軸の回転数を検出する出力軸回転数センサと、中間軸の回転数を検出する中間軸回転数センサとが設けられている。
また、各摩擦係合要素は、リニアソレノイドバルブにより調圧される油圧によって係合または開放される。リニアソレノイドバルブの出力ポート近傍には、調圧された油圧を検出するための圧力センサが設けられている。このため、摩擦係合要素に油圧を供給するリニアソレノイドバルブがオフ故障することにより、摩擦係合要素が係合不能となった場合には、圧力センサの検出結果に基づいて摩擦係合要素の異常を判定(故障が発生したと判断)することが可能である。
特開2009−156396号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来の自動変速機では、摩擦係合要素(リニアソレノイドバルブ)の異常を判定することが可能であるが、油圧を検出する圧力センサが必要であることから、部品点数を削減することが困難であるという問題点がある。また、油圧を検出する圧力センサによらず、入力軸回転数センサ、出力軸回転数センサおよび中間軸回転数センサの検出結果に基づいて摩擦係合要素の異常を判定することは、中間軸が正逆回転可能に設けられているので困難である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、中間軸が正逆回転可能に設けられている場合に、部品点数の削減を図りながら、自動変速機の異常を判定することが可能な異常判定装置を提供することである。
本発明による異常判定装置は、複数の摩擦係合要素を選択的に係合させることにより複数の変速段を成立させる自動変速機の異常を判定する異常判定装置である。自動変速機には、入力軸の回転数を検出する入力軸回転数センサと、出力軸の回転数を検出する出力軸回転数センサと、入力軸と出力軸との間に正逆回転可能に設けられた中間軸の回転数を検出する中間軸回転数センサとが設けられている。そして、異常判定装置は、入力軸回転数センサの検出結果と、出力軸回転数センサの検出結果と、中間軸回転数センサの検出結果の正値および負値とに基づいて摩擦係合要素の異常を判定するように構成されている。
このように構成することによって、中間軸回転数センサの検出結果の正値および負値を用いることにより、中間軸の回転を正回転と仮定して摩擦係合要素が係合しているか否かを判断するとともに、中間軸の回転を逆回転と仮定して摩擦係合要素が係合しているか否かを判断することができる。これにより、中間軸が正逆回転可能に設けられるとともに、油圧を検出する圧力センサが設けられていない場合であっても、摩擦係合要素が係合しているか否かを適切に判断することができる。したがって、中間軸が正逆回転可能に設けられている場合であっても、部品点数の削減を図りながら、自動変速機の異常を判定することができる。
上記異常判定装置において、自動変速機は、複数の摩擦係合要素の中から2つの摩擦係合要素を選択して係合させることにより各変速段を成立させるようにしてもよい。
この場合において、2つの摩擦係合要素のうち一方の摩擦係合要素が係合されているか否かを判断し、一方の摩擦係合要素が係合されていると判断された場合には、他方の摩擦係合要素が異常であると判定し、一方の摩擦係合要素が係合されていないと判断された場合には、一方の摩擦係合要素が異常であると判定するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、2つの摩擦係合要素のうちいずれの摩擦係合要素に異常が発生したかを判定することができる。
上記一方の摩擦係合要素が係合されているか否かを判断する異常判定装置において、入力軸回転数センサの検出結果と、出力軸回転数センサの検出結果と、中間軸回転数センサの検出結果の正値とにより一方の摩擦係合要素の第1スリップ回転数を算出するとともに、入力軸回転数センサの検出結果と、出力軸回転数センサの検出結果と、中間軸回転数センサの検出結果の負値とにより一方の摩擦係合要素の第2スリップ回転数を算出し、第1スリップ回転数または第2スリップ回転数がゼロである場合に、一方の摩擦係合要素が係合されていると判断するように構成されていてもよい。なお、第1スリップ回転数は、中間軸の回転を正回転と仮定した場合のスリップ回転数であり、第2スリップ回転数は、中間軸の回転を逆回転と仮定した場合のスリップ回転数である。
このように構成すれば、第1スリップ回転数および第2スリップ回転数により、一方の摩擦係合要素が係合しているか否かを容易に判断することができる。
上記一方の摩擦係合要素が係合されているか否かを判断する異常判定装置において、出力軸の回転数に対して入力軸の回転数が急上昇した場合に、一方の摩擦係合要素が係合されているか否かを判断するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、2つの摩擦係合要素のうちいずれかが故障した(開放された)場合に、異常判定を行うことができる。
本発明の異常判定装置によれば、中間軸が正逆回転可能に設けられている場合に、部品点数の削減を図りながら、自動変速機の異常を判定することができる。
本発明の一実施形態によるECUを備える車両の概略構成を示したスケルトン図である。 図1の自動変速機における変速段毎の第1クラッチ〜第4クラッチ、第1ブレーキおよび第2ブレーキの係合状態を示した係合表である。 図1の自動変速機における変速段毎の第1回転要素〜第4回転要素の回転数比を示した共線図である。 図1の車両を制御するECUを示したブロック図である。 図1の車両における異常判定動作を説明するためのフローチャートである。 第5変速段のときに、第2クラッチが開放した状態を説明するための共線図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下では、異常判定装置の一例であるECUに本発明を適用した場合について説明する。
まず、図1〜図4を参照して、本発明の一実施形態によるECU4を備える車両100について説明する。
車両100は、たとえば、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式であり、左右の前輪(駆動輪)を駆動する。この車両100は、図1に示すように、エンジン1と、トルクコンバータ2と、自動変速機3と、ECU4(図4参照)とを備えている。なお、図1では、自動変速機3の回転中心軸に対して、下側半分を省略して上側半分のみを模式的に示している。
−エンジン−
エンジン(内燃機関)1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置である。エンジン1は、たとえば、吸気通路に設けられたスロットルバルブのスロットル開度(吸気空気量)、燃料噴射量、点火時期などの運転状態を制御可能に構成されている。エンジン1の出力は、クランクシャフト1aを介してトルクコンバータ2に伝達される。なお、クランクシャフト1aの回転数はクランクポジションセンサ101により検出され、クランクポジションセンサ101の出力信号はECU4に入力される。
−トルクコンバータ−
トルクコンバータ2は、エンジン1から入力されたトルクを増大して自動変速機3に出力する機能を有する。このトルクコンバータ2は、クランクシャフト1aに連結されたポンプインペラ21と、自動変速機3に連結されたタービンライナ22と、トルクを増大するためのステータ23と、エンジン1と自動変速機3とを直結するためのロックアップ機構24とを含んでいる。
ポンプインペラ21は、回転されたときに流体(オイル)をタービンライナ22に送り出す。そして、タービンライナ22は、ポンプインペラ21から送り出された流体により回転される。ステータ23は、ポンプインペラ21およびタービンライナ22の回転数の差が大きい場合に、タービンライナ22からポンプインペラ21に戻される流体を整流し、その整流された流体によりポンプインペラ21の回転を補助する。なお、ステータ23は、ポンプインペラ21およびタービンライナ22の回転数の差が小さくなった場合には、ワンウェイクラッチ23aによりタービンライナ22とともに回転するように構成されている。
−自動変速機−
自動変速機3は、エンジン1と駆動輪(図示省略)との間の動力伝達経路に設けられている。自動変速機3は、エンジン1からトルクコンバータ2を介して入力軸3aに入力される回転動力を変速して出力軸3bに出力する。自動変速機3では、入力軸3aがトルクコンバータ2のタービンライナ22に連結され、出力軸3bがデファレンシャル装置などを介して駆動輪に連結されている。
なお、自動変速機3の入力軸3aの回転数は、入力軸回転数センサ102により検出される。また、自動変速機3の出力軸3bの回転数は、出力軸回転数センサ103により検出される。これら入力軸回転数センサ102および出力軸回転数センサ103の各出力信号はECU4に入力される。
自動変速機3は、第1遊星歯車装置31aを主体として構成される第1変速部(フロントプラネタリ)31、第2遊星歯車装置32aと第3遊星歯車装置32bとを主体として構成される第2変速部(リアプラネタリ)32、第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1、第2ブレーキB2およびワンウェイクラッチF1などによって構成されている。
第1変速部31を構成している第1遊星歯車装置31aは、ダブルピニオン型の遊星歯車機構であって、サンギヤS1と、互いに噛み合う複数対のピニオンギヤP1と、これらピニオンギヤP1を自転および公転可能に支持するプラネタリキャリアCA1と、ピニオンギヤP1を介してサンギヤS1と噛み合うリングギヤR1とを備えている。
プラネタリキャリアCA1は入力軸3aに連結されており、その入力軸3aと一体的に回転駆動可能となっている。サンギヤS1は回転不能にトランスミッションケース30に一体的に固定されている。リングギヤR1は中間出力部材として機能し、入力軸3aに対して減速回転させられて、その回転を第2変速部32に伝達する。
第2変速部32を構成する第2遊星歯車装置32aは、シングルピニオン型の遊星歯車機構であって、サンギヤS2と、ピニオンギヤP2と、そのピニオンギヤP2を自転および公転可能に支持するプラネタリキャリアCA2と、ピニオンギヤP2を介してサンギヤS2と噛み合うリングギヤR2とを備えている。
また、第2変速部32を構成する第3遊星歯車装置32bは、ダブルピニオン型の遊星歯車機構であって、サンギヤS3と、互いに噛み合う複数対のピニオンギヤP2およびP3と、それらピニオンギヤP2およびP3を自転および公転可能に支持するプラネタリキャリアCA3と、ピニオンギヤP2およびP3を介してサンギヤS3と噛み合うリングギヤR3とを備えている。
そして、第2遊星歯車装置32aおよび第3遊星歯車装置32bでは、ピニオンギヤP2を回転可能に支持するプラネタリキャリアCA2およびCA3が相互に共用されるとともに、リングギヤR2およびR3が相互に共用されている。そして、第2遊星歯車装置32aおよび第3遊星歯車装置32bでは、4つの回転要素RM1〜RM4が形成されている。すなわち、第2遊星歯車装置32aのサンギヤS2によって第1回転要素RM1が構成され、第2遊星歯車装置32aのプラネタリキャリアCA2と第3遊星歯車装置32bのプラネタリキャリアCA3とが互いに一体的に連結されて第2回転要素RM2が構成されている。さらに、第2遊星歯車装置32aのリングギヤR2と第3遊星歯車装置32bのリングギヤR3とが互いに一体的に連結されて第3回転要素RM3が構成され、第3遊星歯車装置32bのサンギヤS3によって第4回転要素RM4が構成されている。
第1回転要素RM1であるサンギヤS2は、第1ブレーキB1を介してトランスミッションケース30に選択的に連結されており、その第1ブレーキB1が係合状態になるとサンギヤS2の回転が停止され、第1ブレーキB1が開放状態になるとサンギヤS2は回転可能な状態になる。
また、サンギヤS2は、第3クラッチC3を介して中間出力部材である第1遊星歯車装置31aのリングギヤR1に選択的に連結されており、その第3クラッチC3が係合状態になると、サンギヤS2とリングギヤR1とが一体的に回転し、第3クラッチC3が開放状態になると、サンギヤS2とリングギヤR1とは相対回転可能な状態になる。
さらに、サンギヤS2は、第4クラッチC4を介して第1遊星歯車装置31aのプラネタリキャリアCA1に選択的に連結されており、その第4クラッチC4が係合状態になると、サンギヤS2とプラネタリキャリアCA1とが一体的に回転し、第4クラッチC4が開放状態になると、サンギヤS2とプラネタリキャリアCA1とは相対回転可能な状態になる。
ここで、第1回転要素RM1の回転数は中間軸回転数センサ104により検出され、中間軸回転数センサ104の出力信号はECU4に入力される。なお、第1回転要素RM1は、本発明の「中間軸」の一例である。
第2回転要素RM2であるプラネタリキャリアCA2およびCA3は、第2ブレーキB2を介してトランスミッションケース30に選択的に連結されており、その第2ブレーキB2が係合状態になるとプラネタリキャリアCA2およびCA3の回転が停止され、第2ブレーキB2が開放状態になるとプラネタリキャリアCA2およびCA3は回転可能な状態になる。
また、プラネタリキャリアCA2およびCA3は、第2クラッチC2を介して入力軸3aに選択的に連結されており、その第2クラッチC2が係合状態になると、プラネタリキャリアCA2およびCA3は入力軸3aと一体的に回転し、第2クラッチC2が開放状態になるとプラネタリキャリアCA2およびCA3は入力軸3aに対して相対回転可能な状態になる。
さらに、プラネタリキャリアCA2およびCA3は、ワンウェイクラッチF1を介してトランスミッションケース30に連結されており、プラネタリキャリアCA2およびCA3の回転が一方向のみに規制されている。
第3回転要素RM3であるリングギヤR2およびR3は、出力軸3bに一体回転可能に連結されている。そして、第4回転要素RM4であるサンギヤS3は、第1クラッチC1を介してリングギヤR1に選択的に連結されており、その第1クラッチC1が係合状態になるとサンギヤS3はリングギヤR1と一体的に回転し、第1クラッチC1が開放状態になると、サンギヤS3とリングギヤR1とは相対回転可能な状態になる。
以上の第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1および第2ブレーキB2は、いずれも油圧アクチュエータ(油圧シリンダ)によって摩擦係合させられる湿式多板摩擦係合装置(摩擦係合要素)であって、これら第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1および第2ブレーキB2の係合または開放は油圧制御回路5およびECU4(図4参照)によって制御される。
図2は、変速段(ギヤ段)毎の第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1および第2ブレーキB2の係合状態または開放状態を示した係合表である。図3は、変速段毎の第1回転要素RM1〜第4回転要素RM4の回転数比を示した共線図である。なお、図2の係合表において、○印は「係合状態」を示し、空白は「開放状態」を示している。
図2および図3に示すように、この例の自動変速機3において、第1クラッチC1およびワンウェイクラッチF1を係合させることで、変速比(変速比=入力軸3aの回転速度/出力軸3bの回転速度)が最も大きい第1変速段(1st)が成立する。なお、エンジンブレーキ時には、第2ブレーキB2が係合される。第1クラッチC1および第1ブレーキB1を係合させることで第2変速段(2nd)が成立する。
第1クラッチC1および第3クラッチC3を係合させることで第3変速段(3rd)が成立し、第1クラッチC1および第4クラッチC4を係合させることで第4変速段(4th)が成立する。第1クラッチC1および第2クラッチC2を係合させることで第5変速段(5th)が成立し、第2クラッチC2および第4クラッチC4を係合させることで第6変速段(6th)が成立する。そして、第2クラッチC2および第3クラッチC3を係合させることで第7変速段(7th)が成立し、第2クラッチC2および第1ブレーキB1を係合させることで第8変速段(8th)が成立するようになっている。
すなわち、「ドライブレンジ」時には、第1変速段〜第8変速段のいずれかが成立される。また、「リバースレンジ」時には、第3クラッチC3および第2ブレーキB2を係合させることで後進段(Rev)が成立するようになっている。また、第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1および第2ブレーキB2の全てを開放させることで、動力伝達が遮断される「ニュートラルレンジ」および「パーキングレンジ」が成立するようになっている。なお、「パーキングレンジ」においては、たとえば、パーキングロック機構(図示省略)によって出力軸3bの回転が機械的に固定される。
−ECU−
ECU4は、エンジン1の運転制御および自動変速機3の変速制御などを行うように構成されている。具体的には、ECU4は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)41と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、バックアップRAM44と、入力インターフェース45と、出力インターフェース46とを含んでいる。
CPU41は、ROM42に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。ROM42には、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップなどが記憶されている。RAM43は、CPU41による演算結果や各センサの検出結果などを一時的に記憶するメモリである。バックアップRAM44は、イグニッションをオフする際に保存すべきデータなどを記憶する不揮発性のメモリである。
入力インターフェース45には、クランクポジションセンサ101、入力軸回転数センサ102、出力軸回転数センサ103および中間軸回転数センサ104などが接続されている。出力インターフェース46には、油圧制御回路5などが接続されている。
油圧制御回路5は、第1クラッチC1〜第4クラッチC4、第1ブレーキB1および第2ブレーキB2の状態(係合状態または開放状態)を制御するために設けられている。なお、油圧制御回路5は、トルクコンバータ2のロックアップ機構24を制御する機能も有する。
具体的には、油圧制御回路5は、ライン圧を調圧するリニアソレノイドバルブSLTと、ライン圧が供給されるリニアソレノイドバルブSLS1〜SLS5と、ライン圧が供給されるオンオフソレノイドバルブSL1およびSL2とを含んでいる。そして、第1クラッチC1〜第4クラッチC4および第1ブレーキB1には、それぞれ、リニアソレノイドバルブSLS1〜SLS5により調圧された油圧が供給される。また、第2ブレーキB2には、オンオフソレノイドSL1がオンされた場合に、リニアソレノイドバルブSLS3からの油圧が供給される。なお、リニアソレノイドバルブSLS1〜SLS5から出力される油圧を検出する圧力センサは設けられていない。
ここで、ECU4は、たとえば、第5変速段で走行中に、第1クラッチC1または第2クラッチC2が故障(開放)することに起因してタービン吹きが発生した場合に、故障箇所を判定する異常判定動作を行うように構成されている。
−異常判定動作−
次に、図5を参照して、車両100における異常判定動作について説明する。なお、以下では、第5変速段が成立した状態(第1クラッチC1および第2クラッチC2が係合した状態)で走行中に、リニアソレノイドバルブSLS1またはSLS2がオフ故障した場合を例に説明する。また、以下の各ステップはECU4により実行される。
まず、ステップST1において、タービン吹きが発生したか否かが判断される。そして、タービン吹きが発生したと判断された場合には、ステップST2に移る。その一方、タービン吹きが発生していないと判断された場合には、ステップST1が繰り返し行われる。すなわち、タービン吹きが発生するまで待機する。なお、タービン吹きが発生したか否かは、たとえば、出力軸回転数センサ103の検出結果(出力軸3bの回転数)に対して入力軸回転数センサ102の検出結果(入力軸3aの回転数)が急上昇した場合に、タービン吹きが発生したと判断する。
次に、ステップST2において、第1クラッチC1が係合状態であるか否かが判断される。なお、第1クラッチC1が係合状態であるか否かの判断方法については後述する。そして、第1クラッチC1が係合状態であると判断された場合には、ステップST3において、第2クラッチC2が異常である(リニアソレノイドバルブSLS2がオフ故障である)と判定され、異常判定動作が終了される。その一方、第1クラッチC1が係合状態ではないと判断された場合には、ステップST4において、第1クラッチC1が異常である(リニアソレノイドバルブSLS1がオフ故障である)と判定され、異常判定動作が終了される。
次に、第1クラッチC1が係合状態であるか否かの判断方法について説明する。なお、リニアソレノイドバルブSLS1から出力される油圧を検出する圧力センサは設けられていない。
ここで、たとえば、第5変速段が成立した状態から、第2クラッチC2が開放された場合には、第1回転要素RM1〜第4回転要素RM4の回転数比は、図6に示すように、5th線での固定が解除され、1st線と5th線との間の領域(図6のハッチング領域)内を移動しうる。すなわち、第1回転要素RM1は、正回転する可能性があるとともに、逆回転する可能性がある。なお、第1回転要素RM1の回転数を検出する中間軸回転数センサ104では、回転方向を検出できない。
そこで、本実施形態では、ECU4は、入力軸回転数センサ102の検出結果(入力軸3aの回転数Nt)と、出力軸回転数センサ103の検出結果(出力軸3bの回転数No)と、中間軸回転数センサ104の検出結果(第1回転要素RM1の回転数Nm)の正値および負値とに基づいて第1クラッチC1が係合しているか否かを判断する。すなわち、本実施形態では、第1回転要素RM1が正回転および逆回転する可能性があることから、第1回転要素RM1が正回転であると仮定した場合と、第1回転要素RM1が逆回転であると仮定した場合とに分けて、それぞれ、第1クラッチC1が係合しているか否かを判断する。
具体的には、ECU4は、第1回転要素RM1の回転を正回転と仮定した場合の第1クラッチC1の第1スリップ回転数Ns1を算出するとともに、第1回転要素RM1の回転を逆回転と仮定した場合の第1クラッチC1の第2スリップ回転数Ns2を算出する。そして、ECU4は、第1スリップ回転数Ns1または第2スリップ回転数Ns2がゼロである場合に、第1クラッチC1が係合していると判断する。
なお、第1クラッチC1のスリップ回転数は、入力軸3aの回転数Ntから算出される第1クラッチC1の回転数と、出力軸3bの回転数Noおよび第1回転要素RM1の回転数Nmから算出される第1クラッチC1の回転数との差である。具体的には、第1スリップ回転数Ns1は、以下の式(1)を用いて算出され、第2スリップ回転数Ns2は、以下の式(2)を用いて算出される。
Ns1=α×No−β×Nm−γ×Nt・・・(1)
Ns2=α×No−β×(−Nm)−γ×Nt・・・(2)
なお、式(1)および(2)のα、βおよびγは、自動変速機3の諸元によって決定される係数である。
すなわち、上記したステップST2では、第1スリップ回転数Ns1または第2スリップ回転数Ns2がゼロである場合に、ステップST3に移り、第1スリップ回転数Ns1および第2スリップ回転数Ns2がゼロではない場合に、ステップST4に移る。
−効果−
本実施形態では、上記のように、入力軸3aの回転数Ntと、出力軸3bの回転数Noと、第1回転要素RM1の回転数Nmの正値および負値とに基づいて第1クラッチC1が係合しているか否かを判断することによって、第1回転要素RM1の回転を正回転と仮定して第1クラッチC1が係合しているか否かを判断するとともに、第1回転要素RM1の回転を逆回転と仮定して第1クラッチC1が係合しているか否かを判断することができる。これにより、第1回転要素RM1が正逆回転可能に設けられるとともに、リニアソレノイドバルブSLS1から出力される油圧を検出する圧力センサが設けられていない場合であっても、第1クラッチC1が係合しているか否かを適切に判断することができる。したがって、第1回転要素RM1が正逆回転可能に設けられている場合であっても、部品点数の削減を図りながら、自動変速機3の異常を判定することができる。
なお、本実施形態において、第2クラッチC2が異常である(リニアソレノイドバルブSLS2がオフ故障である)と判定された場合には、第2クラッチC2を用いない第1変速段〜第4変速段になるように自動変速機3を制御し、第1クラッチC1が異常である(リニアソレノイドバルブSLS1がオフ故障である)と判定された場合には、第1クラッチC1を用いない第6変速段〜第8変速段になるように自動変速機3を制御するようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1クラッチC1が係合している場合に、第2クラッチC2が異常であると判定し、第1クラッチC1が係合していない場合に、第1クラッチC1が異常であると判定することによって、第1クラッチC1が係合しているか否かに基づいて、第1クラッチC1および第2クラッチC2のいずれに異常が発生したかを判定することができる。
また、本実施形態では、第1スリップ回転数Ns1および第2スリップ回転数Ns2を算出するとともに、第1スリップ回転数Ns1または第2スリップ回転数Ns2がゼロである場合に、第1クラッチC1が係合していると判断することによって、第1クラッチC1が係合しているか否かを容易に判断することができる。
また、本実施形態では、タービン吹きが発生した場合に、第1クラッチC1が係合しているか否かを判断することによって、第5変速段が成立した状態で第1クラッチC1および第2クラッチC2のいずれかが故障した(開放された)場合に、異常判定を行うことができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施形態では、FF方式の車両100に設けられたECU4に本発明を適用する例を示したが、これに限らず、FR方式または4WD方式の車両に設けられたECUに本発明を適用してもよい。
また、本実施形態では、第1クラッチC1が係合状態であるか否かに基づいて、第1クラッチC1または第2クラッチC2が異常であると判定する例を示したが、これに限らず、第2クラッチC2が係合状態であるか否かに基づいて、第1クラッチC1または第2クラッチC2が異常であると判定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、第5変速段が成立した状態で走行中に、タービン吹きが発生した場合に異常判定を行う例を示したが、これに限らず、第5変速段以外が成立した状態で走行中に、タービン吹きが発生した場合に本発明の異常判定を行うようにしてもよい。
3 自動変速機
3a 入力軸
3b 出力軸
4 ECU(異常判定装置)
102 入力軸回転数センサ
103 出力軸回転数センサ
104 中間軸回転数センサ
B1 第1ブレーキ(摩擦係合要素)
B2 第2ブレーキ(摩擦係合要素)
C1 第1クラッチ(摩擦係合要素、一方の摩擦係合要素)
C2 第2クラッチ(摩擦係合要素、他方の摩擦係合要素)
C3 第3クラッチ(摩擦係合要素)
C4 第4クラッチ(摩擦係合要素)
RM1 第1回転要素(中間軸)

Claims (5)

  1. 複数の摩擦係合要素を選択的に係合させることにより複数の変速段を成立させる自動変速機の異常を判定する異常判定装置であって、
    前記自動変速機には、入力軸の回転数を検出する入力軸回転数センサと、出力軸の回転数を検出する出力軸回転数センサと、前記入力軸と前記出力軸との間に正逆回転可能に設けられた中間軸の回転数を検出する中間軸回転数センサとが設けられ、
    前記入力軸回転数センサの検出結果と、前記出力軸回転数センサの検出結果と、前記中間軸回転数センサの検出結果の正値および負値とに基づいて前記摩擦係合要素の異常を判定するように構成されていることを特徴とする異常判定装置。
  2. 請求項1に記載の異常判定装置において、
    前記自動変速機は、前記複数の摩擦係合要素の中から2つの摩擦係合要素を選択して係合させることにより各変速段を成立させることを特徴とする異常判定装置。
  3. 請求項2に記載の異常判定装置において、
    前記2つの摩擦係合要素のうち一方の摩擦係合要素が係合されているか否かを判断し、前記一方の摩擦係合要素が係合されていると判断された場合には、他方の摩擦係合要素が異常であると判定し、前記一方の摩擦係合要素が係合されていないと判断された場合には、前記一方の摩擦係合要素が異常であると判定するように構成されていることを特徴とする異常判定装置。
  4. 請求項3に記載の異常判定装置において、
    前記入力軸回転数センサの検出結果と、前記出力軸回転数センサの検出結果と、前記中間軸回転数センサの検出結果の正値とにより前記一方の摩擦係合要素の第1スリップ回転数を算出するとともに、前記入力軸回転数センサの検出結果と、前記出力軸回転数センサの検出結果と、前記中間軸回転数センサの検出結果の負値とにより前記一方の摩擦係合要素の第2スリップ回転数を算出し、前記第1スリップ回転数または前記第2スリップ回転数がゼロである場合に、前記一方の摩擦係合要素が係合されていると判断するように構成されていることを特徴とする異常判定装置。
  5. 請求項3または4に記載の異常判定装置において、
    前記出力軸の回転数に対して前記入力軸の回転数が急上昇した場合に、前記一方の摩擦係合要素が係合されているか否かを判断するように構成されていることを特徴とする異常判定装置。
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