JP2013168669A - 改良型パドルを有するクワッド・フラット・ノーリード(qfn)集積回路(ic)パッケージおよびこのパッケージを設計する方法 - Google Patents

改良型パドルを有するクワッド・フラット・ノーリード(qfn)集積回路(ic)パッケージおよびこのパッケージを設計する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013168669A
JP2013168669A JP2013087365A JP2013087365A JP2013168669A JP 2013168669 A JP2013168669 A JP 2013168669A JP 2013087365 A JP2013087365 A JP 2013087365A JP 2013087365 A JP2013087365 A JP 2013087365A JP 2013168669 A JP2013168669 A JP 2013168669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paddle
exposed portion
die
exposed
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013087365A
Other languages
English (en)
Inventor
Wayne Golick Lawrence
ゴリック,ローレンス,ウェイン
E Hynes Scott
ハイネス,スコット,イー.
J Pilyar Thomas
ピルヤー,トーマス,ジェー.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agere Systems LLC
Original Assignee
Agere Systems LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agere Systems LLC filed Critical Agere Systems LLC
Priority to JP2013087365A priority Critical patent/JP2013168669A/ja
Publication of JP2013168669A publication Critical patent/JP2013168669A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】熱的、電気的性能上の利点を保ちながらトレース・ルーティングあるいはビア配置を可能とする改良型パドルを有するクワッド・フラット・ノーリード(QFN)集積回路(IC)パッケージおよびこのパッケージを設計する方法を提供する。
【解決手段】パッケージ10は複数のランド26と、ダイ27と非露出部30Aおよび露出部30Bを有するパドル20とを含む。ダイ27は、パドル20の非露出部30Aの上面に装着される。パドル20の底面を有する露出部30Bは、ダイ27の面積より小さい。これにより、ICパッケージ10の下のPWBまたはPCB上のトレース・ルーティングおよび/またはビア配置が可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は集積回路(IC)に関し、より詳細には、クワッド・フラット・ノーリード(QFN)ICが上に装着されるプリント配線基板(PWB)またはプリント回路基板(PCB)におけるルーティングおよび/またはビア配置を容易にするように改良されたパドルを有するQFN ICに関する。
最初のQFN ICは、アリゾナ州チャンドラーのAmkor Technology社によって設計されたが、テキサス州ダラスのTexas Instruments社などの他の会社もQFN ICパッケージを製造および販売している。通常のQFN ICパッケージは、パドル上に装着されたICダイを備え、パドルは金属リードフレームに取り付けられる。金属リードフレームは、ICダイの入力/出力(I/O)パッドをパッケージの外部ランドに接続するために、ワイヤ・ボンディング工程時にワイヤ・ボンディングされる。ダイ取り付けおよびワイヤ・ボンディング工程は、通常は、多くの同様なQFN ICパッケージが同じリードフレームに取り付けられる間に、それらに対して同時に行われる。次いでオーバーモールド工程が行われ、その間に、QFN ICパッケージが取り付けられたリードフレーム組立体がプラスチックでオーバーモールドされる。オーバーモールド工程が行われた後、リードフレームからICパッケージを個々のICパッケージに分離するために個片化工程が行われる。結果として得られるICパッケージは、パッケージをPWBまたはPCBに接続するための外部パッケージ・ランドを有する正方形または矩形のパッケージである。これらの外部パッケージ・ランドは、露出され、パッケージの底部周辺部の周りで面一となる。ICが上に装着されるパドルも、パッケージの底部で面一であり、露出される。
最終のQFN ICパッケージは、パッケージの底部にあるパドルをPWBまたはPCBに半田付けすることにより、PWBまたはPCB上に半田付けされる。次いでPWBまたはPCB設計者は、PWBまたはPCB上のトレースをICパッケージの個々のランドにルーティングし、次いでこれらは、ICランドとPWBまたはPCB上に装着された他の素子との間の電気的接続を行うために半田付けすることによって電気的に接続される。パドルは、熱伝導性材料からなり、熱分散器およびヒート・シンク素子として機能する。パドルはまた、ICパッケージからPWBまたはPCBへの電気的接地経路を生ずるようにダウン・ボンディングまたは導電性ダイ取り付け材料を用いることによって、ICパッケージのための安定な接地をもたらすために用いることができる。
上述のタイプの通常のQFN ICパッケージは、小型、軽量であり、パッケージの底部または側部から突き出たリードを有する通常のICパッケージと比べて、概して平坦であることにより低プロファイル(すなわち薄い厚さ)を有する。したがってQFN ICパッケージは、小型のハンドヘルド装置(たとえばセルラー電話、携帯情報端末(PDA)等)などの小型の装置での使用に特に適切である。さらにパドルは、ICパッケージに非常に良好な熱的および電気的性能をもたらす。
通常のQFN ICパッケージのサイズは、一般にパッケージ内にあるランドの数と、ICダイのサイズとに依存する。QFN ICパッケージは、たとえば12ランド、28ランド、44ランドなど、様々なランド数のものが入手可能である。12ランドQFN ICパッケージのサイズは、たとえば3ミリメートル(mm)×3mmとなり、28ランド・パッケージのサイズは、たとえば5mm×5mmとなり得る。通常、ダイのサイズは上述の理由により、すなわちダイ取り付けエポキシの浸み出しおよび電気的接地ボンディングを可能にするために、パドルのサイズよりもわずかに小さい。たとえば、Amkor Technlogy社から提供される28ランドQFN ICパッケージでは、ダイのサイズは2.54mm×2.54mmであり、パドルの露出部のサイズは2.70mm×2.70mmである。ダイの側部とパドルの側部の間の追加のスペースは、ダイ取り付け接着剤からのエポキシの浸み出しに対する余地をもたらし、またICをパドルに接地するためのワイヤ・ボンディングに対する余地をもたらす。パドルは、それが良好な熱的および電気的性能のために必要な熱的および電気的経路をもたらすので必要となる。
図1は、パッケージ5の各側部上の複数のランド6、ダイ7、パドル8、およびモールドされたプラスチック基体8を有する、上述のタイプの通常のQFN ICパッケージ5の底面図を示す。この例では、ダイ7の形状はXおよびY寸法において正方形であり、パドル8上に装着され、パドルの形状もXおよびY寸法において正方形である。ダイ7をパドル8に取り付けるのに用いられるエポキシ・ダイ取り付け材料の浸み出しに対する余地をもたせるように、かつダイ7をパドル8に電気的に接地するためのワイヤ・ボンディングに対する余地をもたせるように、ダイ7はXおよびY寸法においてパドル8より小さい。パドル8は、非露出部9Aと、露出部9Bとを含む。ダイ7は、パドル8の非露出部9Aの上面に取り付けられる。パドル8の露出部9Bの底面は、PWBまたはPCB(図示せず)に半田付けされる。
図2は、図1に示されるQFN ICパッケージ5の一部分の側面図を示す。この例では、ダイ7は厚さ(Z寸法)が7.5ミル(10−3インチ)であり、幅と長さ(XおよびY寸法)が2.3mmの正方形である。パドル8の非露出部9Aの上面には、ダイ7が取り付けられる凹部12が形成されており、ダイ7に対する台座を提供し、ダイ取り付け材料の浸み出しを抑制する。パドル8の露出部9Bの底面も形状が正方形で、幅と長さ(XおよびY寸法)が3.8mmであり、これは約14.44mmの面積に等しい。パドルの露出部9Bの底面はICパッケージと同一平面をなすので、露出部9BがPCBまたはPWBに半田付けされた後は、露出部9Bが装着されるPWBまたはPCBの部分には、トレースをルーティングすることはできず、ビアを配置することもできない。これは、たとえばセルラー電話またはPDAなどに用いられるときなど、特にPWBまたはPCBが小型である場合に、トレース・ルーティングおよびビア配置に関する融通性を低下させるので問題となり得る。さらに、パドル8はトレース・ルーティングおよび/またはビア配置を妨げるので、所望の解決策を得るためにはPCBまたはPWBの層数を増す、またはより高価な積層アレイ・パッケージを用いることが必要となり得る。したがって、PWBまたはPCBルーティングまたはビア配置を妨げないように構成されたパドルを有するQFN ICパッケージが必要である。また、前述の熱的および電気的性能上の利点をもたらしながら、トレース・ルーティングおよび/またはビア配置を可能にするパドル構成を決定する方法が必要である。
本発明は、改良型パドル構成を有するQFN ICパッケージ、および改良型パドル構成を有するQFN ICパッケージを設計する方法を提供する。QFN ICパッケージは、リードフレーム上に装着されたダイと、封止体とを備える。リードフレームは、1つまたは複数の導電性ランドと、導電性かつ熱伝導性パドルとを有する。パドルは、露出部と非露出部とを有する。パドルの非露出部は、X寸法での幅とY寸法での長さをもつ上面を有し、非露出部の上面は、非露出部の上面の幅と非露出部の上面の長さの積に等しい面積を有し、パドルの露出部の底面は、X寸法での幅とY寸法での長さをもち、露出部の底面は、パドルの露出部の底面の幅と露出部の底面の長さの積に等しい面積を有する。パドルの露出部の底面は、封止体を貫通して露出され、封止体とほぼ同一平面をなす。パドルの露出部の底面の面積は、パドルの非露出部の上面の面積より小さい。
方法は、ICパッケージが上に装着されることが意図されるPWBまたはPCBの構成についての情報を受け取るステップと、PWBまたはPCB構成についての情報に基づいてパドル構成を作成するステップと、パドル構成を有するリードフレームがリードフレーム製造性の制約を満たすかどうかを判定するステップと、パドル構成を有するリードフレームを備えるQFN ICパッケージがICパッケージ製造性の制約を満たすかどうかを判定するステップと、パドル構成を有するリードフレームを備えるQFN ICパッケージが放熱の制約を満たすかどうかを判定するステップとを含む。
本発明のこれらおよび他の特徴および利点は、以下の説明、図面、および特許請求の範囲から明らかとなろう。
パッケージの各側部上の複数のランド、ダイ、パドル、およびモールドされたプラスチック基体を有する、上述のタイプの通常のQFN ICパッケージの底面図である。 図1に示されるQFN ICパッケージの一部分の側面図である。 パドルの下のPWBまたはPCBにおいてトレース・ルーティングおよび/またはビア配置を可能にするように、本発明により構成されたパドルを有する1つの例示的実施形態による本発明のQFN ICパッケージの底面図である。 プラスチック・オーバーモールド封止体なしの、かつランドおよびリードフレームなしの、図3に示されるQFN ICパッケージの側面図である。 パドルの下のPWBまたはPCBにおいてトレース・ルーティングおよび/またはビア配置を可能にするように、本発明により構成されたパドルを有するもう1つの例示的実施形態による本発明のQFN ICパッケージの底面図である。 プラスチック・オーバーモールド封止体なしの、かつランドおよびリードフレームなしの、図5に示されるQFN ICパッケージの側面図である。 特定の用途のためにパドルを設計するための例示的実施形態による本発明の方法を説明するフローチャートである。
本発明によれば、上述の通常のQFN ICパッケージのすべての利点を有するが、さらに、ICパッケージが上に装着されるPWBまたはPCB上のトレース・ルーティングおよび/またはビア配置を容易にするように構成されたパドルを有するQFN ICパッケージが提供される。ルーティングおよび/またはビア配置を容易にするために必要によりまたは望ましいようにパドルを構成することにより、パドルがもたらす熱的または電気的性能上の利点を犠牲にせずにPWBまたはPCBの全体のサイズを縮小することができる。さらに、PWBまたはPCBの全体のサイズの縮小により、結果としてコストが低減される。次に、いくつかの例示的実施形態を参照して、これらの目的を満たすようにパドルを構成することができる、いくつかの例示の方法を説明する。本発明は、これらの実施形態に限定されない。これらの実施形態は、本発明の原理および概念を示すために説明するものである。
図3は、パドル20の下のPWBまたはPCBにおいてトレース・ルーティングおよび/またはビア配置を可能にするように、本発明により構成されたパドル20を有する1つの例示的実施形態による本発明のQFN ICパッケージ10の底面図を示す。パッケージ10は、複数のランド26と、ダイ27と、非露出部30Aおよび露出部30Bを有するパドル20とを含む。ダイ27は、パドル20の非露出部30Aの上面に装着される。この例では、ダイ27は(Z寸法での)厚さが6ミルであり、幅と長さ(XおよびY寸法)が2.3mmの正方形である。したがって、ダイ取り付け表面積は5.29mmである。通常、ダイ27の厚さは約7ミル以下である。
この例では、パドル20の露出部30Bの形状は正方形であり、幅と長さは1.85mmである。露出部30Bの幅と長さは、必ずしもそうではないが、通常、寸法は等しく、約0.5mmから3.5mmの範囲である。これは露出部30Bは、その底面が通常、約0.25mmから約12.25mmの範囲の面積をもつことに等しい。したがって、図3に示される幅と長さが1.85mmのパドル20の底面を有する露出部30Bは、3.42mmの面積に等しく、これはダイ面積より約36%小さく、図2に示されるパドル8の露出部9Bの面積より約76%小さい。このパドル20の露出部30Bの面積の削減により、ICパッケージ10の下のPWBまたはPCB上のトレース・ルーティングおよび/またはビア配置に対応している。
図4は、プラスチック・オーバーモールド封止体なしの、かつランドおよびリードフレームなしの、図3に示されるQFN ICパッケージ10の側面図を示す。図2に示されたパッケージ8とは異なり、図4に示すパドル20の非露出部30Aには、ダイ27が取り付けられる凹部が形成されていない。そうではなく、ダイ27が取り付けられる非露出部30Aの上面は、形状は概して平坦であるが、接地ワイヤ・ボンディングおよびダイ取り付け材料の浸み出しに対する余地をもたらすために、XおよびY寸法においてダイ27より大きい。ダイ27(たとえば6ミル)はダイ7(7.5ミル)より薄いので、パッケージ10は低プロファイルを有し、たとえばセルラー電話、PDA、および他のハンドヘルド装置などにおける非常に小さいフォーム・ファクタ用途での使用に適している。さらに、非露出部30Aの上面は、ダイが取り付けられる所に凹部を形成するために材料が除去されないので、より広い上面の表面積が、ダイ27によって発生される熱を分散するために利用可能となる。
図5は、パドル60の下のPWBまたはPCBにおいてトレース・ルーティングおよび/またはビア配置を可能にするように、本発明により構成されたパドル60を有するもう1つの例示的実施形態による本発明のQFN ICパッケージ50の底面図を示す。図6は、プラスチック・オーバーモールド封止体なしの、かつランドおよびリードフレームなしの、図5に示されるQFN ICパッケージ50の側面図を示す。パドル60は、非露出部70Aおよび露出部70Bを有する。パッケージ50は、パドル60の露出部70Bが1つまたは複数の支柱を備え、そのそれぞれがPWBまたはPCBへの取り付けのための底面をもつことを除いて、図3および4に示されたパッケージ10と同様である。支柱70Bの位置は、それらがPWBまたはPCB上の要素と干渉しないように、かつトレース・ルーティングを容易にするように選択される。支柱70Bのサイズと形状は、トレース・ルーティングの必要に基づき、かつ熱的および/または電気的性能の基準に基づいて融通性をもって選択することができる。各支柱の形状は、必ずしもそうではないが、典型的にはほぼ円筒形である。しかし支柱は、たとえば矩形などの異なる形状をもつことができる。
各支柱70Bの直径は、通常、約0.2から約2.0mmの範囲である。これは、支柱当たり約0.0314mmから約3.14mmの範囲の表面積に等しい。このことは、4つのこのような支柱を有する露出部70Bによって費やされるPWBまたはPCB上の総表面積は、典型的には約0.125mmから約12.56mmの範囲であることを意味し、これはすべてのケースにおいて図2に示されたパドル8の露出部9Bの面積(14.44mm)よりずっと小さい。
図2に示されたICパッケージ8とは異なり、図6に示すパドル60の非露出部70Aには、カップ状の凹部が形成されていない。そうではなく、非露出部70Aの上面は概して平坦であるが、接地ワイヤ・ボンディングおよびダイ取り付け材料の浸み出しに対する余地をもたらすために、XおよびY寸法においてダイ67より大きい。図5および6に示すダイ67(6ミル)は、図1および2に示されたダイ7(7.5ミル)より薄い。したがって、パドル60が形成された凹部をもたなくても、パッケージ50は低プロファイルを有し、たとえばセルラー電話、PDA、および他のハンドヘルド装置などにおける非常に小さいフォーム・ファクタ用途での使用に適している。さらに、非露出部70Aの上面には、凹部が形成されていないので、より広い上面の表面積が、ダイ67によって発生される熱を分散するために利用可能となる。
図7は、特定の用途のためにパドルを設計するための例示的実施形態による本発明の方法を説明するフローチャートを示す。パドルは、ダイ取り付け材料の浸み出しおよび電気的接地ワイヤ・ボンディングのためのスペースを有してダイを取り付けるのに十分大きい必要があり、また一方、トレース・ルーティングおよび/またはビア接続の融通性をもたらすように面積が削減された露出部を有する。これらの目的を満たすことにより、PWBまたはPCB上で自由なスペースが追加され、それにより公差の少ないデザインルールの適用が可能となり、その結果全体のコストが低減されるので、小型化が必要なケースにおいて全体のコストを引き下げるのに役立つ。
QFN ICパドル設計者は、顧客からトレース・ルーティングおよび/またはビア配置の優先順位または制約を含む、顧客の望むまたは必要とするPWBまたはPCB基板構成に関する情報を受け取る。このステップはブロック101によって表される。次いでパドル設計者は、顧客の基板構成に適合するように縮小された露出部を有する、1つまたは複数のパドル構成設計を作成する。このステップはブロック102によって表される。典型的にはパドル設計者は、顧客の要求を満たす複数の構成設計を作成する。次いで1つまたは複数のパドル構成設計は、リードフレーム・ベンダに送られ、リードフレーム・ベンダは、パドル構成がリードフレーム製造性の制約を満たすかどうかを判定する。このステップはブロック103によって表される。次いで、リードフレーム製造性の制約を満たすパドル構成を有するリードフレーム設計が、パッケージ組み立て業者に送られ、パッケージ組み立て業者は、このパドル構成をもつリードフレーム設計を有するパッケージが、パッケージ製造性の制約を満たすかどうかを判定する。このステップはブロック104によって表される。次いで、リードフレームおよびパドル構成を有するパッケージ設計は、パドル構成が放熱の制約を満たすかどうかを判定するために熱設計者によって評価される。このステップはブロック105によって表される。
ブロック101〜105によって表されるプロセスは、製造が可能であり、顧客の要求を満たすパドル構成を有し、適切な放熱をもたらすQFN ICパッケージ設計が達成されたという判定がなされるまで複数回繰り返すことができる。さらに、ブロック101〜105によって表されるプロセスの順序は決定的に重要ではなく、所望により変更することができる。たとえば、ブロック105によって表されるプロセスは、ブロック103および/または104によって表されるプロセスが行われる前に行うことができる。同様に、ブロック104によって表されるプロセスは、ブロック103によって表されるプロセスが行われる前に行うことができる。またブロック102〜105によって表されるプロセスは、同じ事業体によって行われてもよく、または最終のパッケージ設計を達成するために協力する1つまたは複数の事業体によって行われてもよい。
本発明については例示的実施形態を参照して説明してきたこと、ならびに本発明はこれらの実施形態に限定されないことに留意されたい。当業者なら本明細書に記載の説明に鑑みて、本発明の範囲から逸脱せずに本明細書で説明された実施形態に多くの変更を行うことができることを理解するであろう。たとえば、本明細書ではQFN ICパッケージについて説明したが、本発明はQFN ICパッケージに用いられるリードフレームにも等しく当てはまる。このようなリードフレームは、リードフレームに取り付けることが意図されるダイの底面の面積よりも面積が小さい、プリント回路またはプリント配線基板への取り付けのための露出された底面をもつパドルを有する。リードフレームは矩形、円形、対称形、非対称形などを含む任意の形状とすることができる。また、本発明は、より小さい露出された表面積をもつパドルを有するリードフレーム設計が選択されるやり方に限定されない。リードフレーム設計を選択するにおいて、たとえば非限定的に、PCBまたはPWB設計、1つまたは複数の放熱の制約、1つまたは複数のリードフレーム製造性の制約、および1つまたは複数のパッケージ製造性の制約を含む、1つまたは複数の様々な考慮すべき点を考慮に入れることができる。

Claims (10)

  1. 1つまたは複数の導電性ランドおよび導電性かつ熱伝導性パドルを備えるリードフレームであって、前記パドルは露出部および非露出部を有し、前記パドルの前記非露出部は、X寸法での幅とY寸法での長さをもつ上面を有し、前記非露出部の上面は、前記非露出部の上面の幅と前記非露出部の上面の長さの積に等しい面積を有し、前記パドルの前記露出部の底面は、プリント回路基板又はプリント配線基板への取付けのためにX寸法での幅とY寸法での長さをもち、前記露出部の底面は、前記パドルの前記露出部の底面の幅と前記露出部の底面の長さの積に等しい面積を有する、リードフレームと、
    前記パドルの前記非露出部の上面に取り付けられた底面を有するダイであって、前記ダイはX寸法での幅とY寸法での長さをもち、前記ダイの底面は前記ダイの幅と前記ダイの長さの積に等しい面積を有する、ダイと、
    前記リードフレームおよび前記ダイを少なくとも部分的に封止する封止体であって、前記ランドは、前記封止体を貫通して露出されかつ前記封止体とほぼ同一平面をなす、端部を有し、前記パドルの前記露出部の底面は前記封止体を貫通して露出されかつ前記封止体とほぼ同一平面をなす、封止体と
    を備え、前記パドルの前記露出部の底面の面積は、前記パドルの前記非露出部の上面の面積より小さく、前記パドルの露出部の底面の面積はまた前記ダイの底面の面積よりも小さく、前記パドルの露出部の底面が実質的に平坦であり、前記ダイの底面と実質的に同じ形状を有しており、
    前記パドルの前記露出部の底面は、概して正方形の形状で、幅と長さが等しくかつ約0.5mmから3.5mmの範囲であり、前記露出部の底面の面積は約0.25平方ミリメートル(mm)から約12.25mmの範囲であり、
    前記パドルの前記露出部が、少なくとも2つの支柱を備え、各支柱は前記パドルの前記非露出部の底面と一致する上面を有し、前記支柱はそれぞれ、前記パドルの前記露出部の底面を形成する底面を有する、クワッド・フラット・ノーリード(QFN)集積回路(IC)パッケージ。
  2. 前記パドルの前記非露出部の上面はほぼ平坦であり、かつ前記ダイの底面の面積より大きな面積を有する、請求項1に記載のQFN ICパッケージ。
  3. 前記露出部の底面の長さと幅が約1.85mmであり、前記露出部の底面の面積が約3.42mmである、請求項1に記載のQFN ICパッケージ。
  4. 前記パドルの前記露出部が、円筒形の形状である、請求項1に記載のQFN ICパッケージ。
  5. 1つまたは複数の導電性ランドおよび導電性かつ熱伝導性パドルを備えるリードフレームであって、前記パドルは露出部および非露出部を有し、前記パドルの前記非露出部は、X寸法での幅とY寸法での長さをもつ上面を有し、前記非露出部の上面は、前記非露出部の上面の幅と前記非露出部の上面の長さの積に等しい面積を有し、前記パドルの前記露出部の底面は、プリント回路基板又はプリント配線基板への取付けのためにX寸法での幅とY寸法での長さをもち、前記露出部の底面は、前記パドルの前記露出部の底面の幅と前記露出部の底面の長さの積に等しい面積を有する、リードフレームと、
    前記パドルの前記非露出部の上面に取り付けられた底面を有するダイであって、前記ダイはX寸法での幅とY寸法での長さをもち、前記ダイの底面は前記ダイの幅と前記ダイの長さの積に等しい面積を有する、ダイと、
    前記リードフレームおよび前記ダイを少なくとも部分的に封止する封止体であって、前記ランドは、前記封止体を貫通して露出されかつ前記封止体とほぼ同一平面をなす、端部を有し、前記パドルの前記露出部の底面は前記封止体を貫通して露出されかつ前記封止体とほぼ同一平面をなす、封止体と
    を備え、前記パドルの前記露出部の底面の面積は、前記パドルの前記非露出部の上面の面積より小さく、前記パドルの露出部の底面の面積はまた前記ダイの底面の面積よりも小さく、前記パドルの露出部の底面が実質的に平坦であり、前記ダイの底面と実質的に同じ形状を有しており、
    前記ダイのZ寸法での厚さが約7ミル以下であり、1ミルは10−3インチに等しい、クワッド・フラット・ノーリード(QFN)集積回路(IC)パッケージ。
  6. クワッド・フラット・ノーリード(QFN)集積回路(IC)パッケージ用のリードフレームであって、
    1つまたは複数の導電性ランドと、
    導電性かつ熱伝導性パドルであって、前記パドルは、プリント回路またはプリント配線基板への取り付けのための露出された底面を有し、かつダイの底面への取り付けのための露出されない上面を有し、前記パドルの前記露出された底面の面積は、前記パドルの前記露出されていない上面より小さく、前記パドルの露出された底面の面積は、前記ダイの底面よりも小さく、前記パドルの露出された底面は実質的に平坦であり、前記ダイの底面と実質的に同じ形状を有してる、パドルと、を備え、
    前記パドルの前記露出部の底面は、概して正方形の形状で、幅と長さが等しくかつ約0.5mmから3.5mmの範囲であり、前記露出部の変化領域底面の面積は約0.25平方ミリメートル(mm)から約12.25mmの範囲である、リードフレーム。
  7. 前記パドルの前記露出された底面は、実質的に平坦である、請求項6に記載のリードフレーム。
  8. クワッド・フラット・ノーリード(QFN)集積回路(IC)パッケージ用のリードフレームを生成する方法であって、
    パドルの露出されていない部分の上面より面積が小さな、プリント回路基板またはプリント配線基板への取り付けのための底部露出面をもつパドルを有するリードフレーム設計を選択する処理と、
    前記パドルの前記露出されていない部分の前記上面を、ダイの底面に取り付ける処理であって、前記パドルの底部露出面の面積が前記ダイの底面よりも小さく、前記パドルの前記底部露出面が実質的に平坦であり、前記ダイの底面と実質的に同じ形状を有すると共に幅及び長さが3.5mm以下である処理と、を含む方法。
  9. 前記リードフレーム設計は、前記底部露出面が取付けられるプリント回路基板またはプリント配線基板構造に基づき、かつ1つまたは複数の他の制約に基づいて選択される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ダイのZ寸法での厚さが約7ミル以下であり、1ミルは10−3インチに等しい、請求項8に記載の方法。
JP2013087365A 2013-04-18 2013-04-18 改良型パドルを有するクワッド・フラット・ノーリード(qfn)集積回路(ic)パッケージおよびこのパッケージを設計する方法 Pending JP2013168669A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013087365A JP2013168669A (ja) 2013-04-18 2013-04-18 改良型パドルを有するクワッド・フラット・ノーリード(qfn)集積回路(ic)パッケージおよびこのパッケージを設計する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013087365A JP2013168669A (ja) 2013-04-18 2013-04-18 改良型パドルを有するクワッド・フラット・ノーリード(qfn)集積回路(ic)パッケージおよびこのパッケージを設計する方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009549055A Division JP2010518620A (ja) 2007-02-12 2007-02-12 改良型パドルを有するクワッド・フラット・ノーリード(qfn)集積回路(ic)パッケージおよびこのパッケージを設計する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013168669A true JP2013168669A (ja) 2013-08-29

Family

ID=49178798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013087365A Pending JP2013168669A (ja) 2013-04-18 2013-04-18 改良型パドルを有するクワッド・フラット・ノーリード(qfn)集積回路(ic)パッケージおよびこのパッケージを設計する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013168669A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110446368A (zh) * 2019-07-23 2019-11-12 中国科学技术大学 键合结构、键合方法及包含该键合结构的封装盒体
CN110446369A (zh) * 2019-07-23 2019-11-12 中国科学技术大学 键合结构、键合方法及包含该键合结构的封装盒体

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11233683A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Dainippon Printing Co Ltd 樹脂封止型半導体装置とそれに用いられる回路部材および樹脂封止型半導体装置の製造方法
US6476469B2 (en) * 2000-11-23 2002-11-05 Siliconware Precision Industries Co., Ltd. Quad flat non-leaded package structure for housing CMOS sensor
JP2003110081A (ja) * 2001-10-01 2003-04-11 Sony Corp 半導体装置
JP2003332511A (ja) * 2002-05-09 2003-11-21 Mitsui High Tec Inc リードフレームおよび半導体装置
JP2005159103A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Renesas Technology Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2006318996A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd リードフレームおよび樹脂封止型半導体装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11233683A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Dainippon Printing Co Ltd 樹脂封止型半導体装置とそれに用いられる回路部材および樹脂封止型半導体装置の製造方法
US6476469B2 (en) * 2000-11-23 2002-11-05 Siliconware Precision Industries Co., Ltd. Quad flat non-leaded package structure for housing CMOS sensor
JP2003110081A (ja) * 2001-10-01 2003-04-11 Sony Corp 半導体装置
JP2003332511A (ja) * 2002-05-09 2003-11-21 Mitsui High Tec Inc リードフレームおよび半導体装置
JP2005159103A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Renesas Technology Corp 半導体装置およびその製造方法
JP2006318996A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd リードフレームおよび樹脂封止型半導体装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110446368A (zh) * 2019-07-23 2019-11-12 中国科学技术大学 键合结构、键合方法及包含该键合结构的封装盒体
CN110446369A (zh) * 2019-07-23 2019-11-12 中国科学技术大学 键合结构、键合方法及包含该键合结构的封装盒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10204848B2 (en) Semiconductor chip package having heat dissipating structure
TWI389283B (zh) 具有絕緣墊片以減少元件間漏電之封裝微晶片
JP2009278103A (ja) 金属層の間に挟まれたフリップチップダイを特徴とする半導体パッケージ
US8643189B1 (en) Packaged semiconductor die with power rail pads
KR20080087161A (ko) 오픈 프레임 패키지를 가지는 하이 파워 모듈
JP6636846B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2011151239A (ja) Led用リードフレーム及びledモジュールの製造方法
JP2010518620A (ja) 改良型パドルを有するクワッド・フラット・ノーリード(qfn)集積回路(ic)パッケージおよびこのパッケージを設計する方法
JP2013168669A (ja) 改良型パドルを有するクワッド・フラット・ノーリード(qfn)集積回路(ic)パッケージおよびこのパッケージを設計する方法
JP2005026415A (ja) 半導体装置
US20090039483A1 (en) Heat slug and semiconductor package
JP2007005746A (ja) 半導体装置
JP6131875B2 (ja) 半導体パッケージ
JP2010010569A (ja) 回路装置およびその製造方法
WO2015052880A1 (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR20150090616A (ko) 전력반도체 모듈
JP2006294729A (ja) 半導体装置
KR20140067561A (ko) 원레이어 리드프레임 기판을 이용한 반도체 패키지 및 이의 제조 방법
JP2018160501A (ja) 半導体装置
JP2009170454A (ja) モールドパッケージおよびその実装構造
JP2006066622A (ja) ヒートシンク付き多連リードフレーム
JP2010258159A (ja) 半導体装置
JP2011014758A (ja) リードフレーム及びこれを用いた電子部品
CN104637893B (zh) 四方扁平无引线集成电路封装体及其设计方法
KR101363108B1 (ko) 다층구조 인쇄회로기판

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140722

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140805

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140812

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141216