JP2013166238A - 手持ち式電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作形態が選択可能な選択スイッチ。
【解決手段】電動工具1は選択スイッチ20で操作可能な駆動機構を有する。選択スイッチは第1作動状態に対応する第1切換状態と第2作動状態に対応する第2切換状態とを有する。選択スイッチは第1切換状態と第2切換状態との間で移動可能であり、その過程で中間状態となる。選択スイッチと駆動機構との間にはスプリング式の可動連結部材が連結され、選択スイッチが第1切換状態から第2切換状態に移行するとき、可動連結部材のスプリングが駆動機構に対し第1の方向に力を作用させる。選択スイッチには選択スイッチにより移動可能にロック用突起部材が連結される。選択スイッチが中間状態のとき、ロック用突起部材は第1作動状態から第2作動状態への駆動機構の移動を妨げるロック状態となる。選択スイッチが第2切換状態のときロック用突起部材は解除状態となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の作動形態が可能な手持ち式の電動工具に関する。
電動工具の複数の作動形態には、例えば、単なるはつり動作、ハンマードリル動作、単なる回転またはドリル動作、2つの異なる動作速度などといった2つ以上の動作形態が含まれる。
動作形態は、選択スイッチを用いて使用者が選択可能でなければならない。また、選択スイッチは作動機構と協働し、適合する駆動機構を機械的に接続したり接続を遮断したりする必要がある。
手持ち式電動工具は、選択スイッチによって操作可能な切換式の駆動機構を有する。この駆動機構は、第1作動状態から第2作動状態へと第1の方向に移動可能であり、一般的にはこの第1の方向とは逆となる第2の方向に向け移動して、第1作動状態に戻すことが可能である。選択スイッチは、駆動機構の第1作動状態に対応した第1切換状態と、駆動機構の第2作動状態に対応した第2切換状態とを有する。選択スイッチは第1切換状態と第2切換状態との間で移動可能であり、その移動過程において中間状態となる。この中間状態は、駆動機構のいずれの作動状態にも対応していない。選択スイッチと駆動機構との間には、スプリング式の可動連結部材が連結されており、選択スイッチが第1切換状態から第2切換状態へと移行するときに、可動連結部材のスプリングが駆動機構に対して第1の方向に力を作用させる。また、選択スイッチが第2切換状態から第1切換状態へと移行するときには、可動連結部材が同じスプリングまたは別のスプリングにより駆動機構に対して第2の方向に力を作用させることができる。選択スイッチには、当該選択スイッチによって移動可能にロック用突起部材が連結されている。選択スイッチが中間状態にあるときには、ロック用突起部材が、第1作動状態から第2作動状態への駆動機構の移動を妨げるロック状態となる。更に、選択スイッチが中間状態にあるときに、ロック用突起部材が第2作動状態から第1作動状態への駆動機構の移動を妨げることも可能である。選択スイッチが第1切換状態または第2切換状態にある場合、ロック用突起部材は、駆動機構の移動を妨げることのない解除状態となる。
使用者が選択スイッチを操作すると、可動連結部材及びその内部のスプリングがねじれる。但し、スプリングのねじれは、選択スイッチがいずれか一方の切換状態に達するまで解除されない。切換状態では、駆動機構が移動し、スプリングのねじれが完全に、または部分的になくなる。但し、使用者が選択スイッチを中間状態に保持すると、ロック用突起部材が駆動機構の移動を妨げ、駆動機構はそれまでの作動状態に保持される。使用者は、選択スイッチが十分に移動していないこと、即ち切換後の状態に達していないことを直感することができるようになっている。スプリングの力は、使用者が選択スイッチから手を離したときに、スプリングの復元力によって選択スイッチをそれまでの切換状態に押し戻す程度の強さに設定されている。
選択スイッチは、それぞれの切換状態で保持可能になっていて、中間位置では保持されないのが好ましい。手持ち式電動工具のハウジングには、ラッチ部材を設けることが可能である。このラッチ部材は、第1切換状態や第2切換状態にある選択スイッチを係止させて保持する一方、中間状態にあるときには選択スイッチが係止しないようになっている。例えば、選択スイッチは、選択スイッチの移動方向に沿って並置された2つの凹部を、その外周面に有しており、回転防止体がこれら凹部内に係合するようになっている。2つの凹部の間の外周面は滑らかに形成されている。例えば、ラッチ部材は、回転止めを有した板バネからなる。同様に、回転防止体を選択スイッチに設け、凹部をハウジングに設けることも可能である。
選択スイッチは、第1の方向、即ち駆動機構の移動方向に対して斜めまたは直角に、第1の切換状態及び第2の切換状態にそれぞれ移動することが可能である。ロック用突起部材も同様に、ロック状態と解除状態との間で、第1の方向に対して斜めまたは直角に移動させることが可能である。好ましい一態様として、選択スイッチは、1つの中心軸線周りに回転可能である。ロック用突起部材は、この中心軸線に対し偏心した位置で選択スイッチに設けられる。選択スイッチは、中心軸線の周囲に沿ってロック用突起部材を回転させる。
一実施形態によれば、駆動機構は、ロック状態においてロック用突起部材が当接可能であって第1の方向に向く側面を有したロックピンを備えており、ロック用突起部材は、好ましくはロックピンの反対側の側面とも当接可能となっている。解除状態において、ロック用突起部材は、駆動機構の移動方向に直交する方向でロックピンから完全にはずれた位置にあり、言い換えれば、駆動機構の移動方向に直交する面に投影した場合に、ロックピンと重なり合うことがない位置にある。第1作動状態から第2作動状態への移行が生じる際には、ロックピンが第1の軌道に沿って案内される。また、第1切換状態から第2切換状態への移動が生じる際には、ロック用突起部材が第2の軌道に沿って案内される。これら第1の軌道と第2の軌道とは互いに交差する。これにより、選択スイッチが中間状態にあるときにはロック状態となる。
ロック状態にある場合、ロックピンは第1の方向に向けてロック用突起部材に当接し、スプリングがロックピンに対し第1の方向に力を作用させる。このようなロック状態は、駆動機構がまだ第1作動状態にあるときに得られる。別のロック状態では、ロックピンが第2の方向に向けてロック用突起部材に当接し、スプリングがロックピンに対し第1の方向とは逆方向に力を作用させる。このようなロック状態は、駆動機構がまだ第2作動状態にあるときに得られる。
ロック用突起部材が回転する場合、その回転は選択スイッチの中心軸線から固定的な第1の距離だけ離れたところで行われる。回転するロック用突起部材は、選択スイッチに相対回転不能に連結されているのが好ましい。一実施形態によれば、駆動機構は突設されたロックピンを有しており、当該ロックピンは、第1作動状態において選択スイッチの中心軸線から第2の距離にあり、第2作動状態において選択スイッチの中心軸線から第3の距離にある。ロック用突起部材と選択スイッチの中心軸線との間の第1の距離は、第2の距離より短く且つ第3の距離より長くなっている。ロック用突起部材は、ロックピンの互いに対向する側面とそれぞれ当接可能であるのが好ましい。この場合、1つのロックピン及びロック用突起部材により、両方向の移動を阻止することができる。また、選択スイッチの移動は、ロックピン及びロック用突起部材によって妨げられない。
回転するロック用突起部材は、第1の方向とは逆方向に向いて選択スイッチの中心軸線から第1の距離にある第1係止面を有する。ロックピンは、第1の方向に向く第2係止面を有しており、第1作動状態では、第2係止面が選択スイッチの中心軸線から第2の距離にあって、第2作動状態では、第2係止面が選択スイッチの中心軸線から第3の距離にある。ロックピンの配置及び寸法は、第2の距離が第1の距離以下となると共に、第3の距離が第1の距離より長くなるように設定される。ロックピン及びロック用突起部材は、第1の方向への移動とは逆方向の移動についても、同様に構成することが可能である。このような構成のため、ロック用突起部材は、第1の方向に向いて選択スイッチの中心軸線から第4の距離にある第3係止面を有している。これに対応し、ロックピンは、第1の方向とは逆方向に向く第4係止面を有している。第4係止面は、第1作動状態において選択スイッチの中心軸線から第5の距離にあり、第2作動状態において選択スイッチの中心軸線から第6の距離にある。ロックピンの配置及び寸法は、第5の距離が第4の距離以上となると共に、第6の距離が第4の距離より短くなるように設定される。
好ましい一態様として、寸法は以下のようにして設定することができる。ロック用突起部材の第1係止面と、当該第1係止面から離間する方向に向く第3係止面とは、第7の距離にあり、この第7の距離はロックピンの幅に相当する。第2作動状態における第2係止面と、第1作動状態にあって第2係止面から離間する方向に向くロックピンの第4係止面との間の距離を第8の距離と規定する。この第8の距離は、ロック用突起部材の幅と、駆動機構の移動距離との和に相当する。第8の距離はロック用突起部材の幅より長くなる。これにより、各作動状態において、スプリング式の可動連結部材が、ロックピンをロック用突起部材の旋回範囲の外に確実に移動させる。いずれの位置においてもロックピンは、ロック用突起部材と固定的に結合された選択スイッチの操作を妨げることはない。
一態様として、可動連結部材は選択スイッチの中心軸線周りに回転可能なロータリディスクを有する。スプリングの一端が選択スイッチに固定され、他端がロータリディスクに固定される。駆動機構に設けられて選択スイッチの中心軸線に対して斜めまたは直角に延設されたリンク機構内に、ロータリディスクに設けられた偏心フィンガが係合する。スプリングは、選択スイッチの中心軸線と同心に設けられた螺旋バネとするのが好ましい。スプリングは、非作動状態から、第1の回転方向、及び第1の回転方向とは逆の第2の回転方向に、ねじれた状態となることが可能となっている。
一態様として、選択スイッチの中心軸線からの偏心フィンガの第9の距離がロック用突起部材と中心軸線との間の第1の距離より短く設定される。
一態様として、切換可能な駆動機構が、第1作動状態において相手側ギヤと噛み合い、第2作動状態において相手側ギヤとの噛み合いを解除する。歯車の1つを、第1の方向の軸線周りに回転可能となるように、駆動機構に取り付けることが可能である。
手持ち式電動工具は、第1作動状態では旋削作動を行い、第2作動状態では単なるはつり作動を行うようにすることが可能である。また例えば、手持ち式電動工具は、空気圧式打撃機構を有したハンマードリルである。更に、2つの作動状態は、例えば、電動ドライバ、電動式鋸、電動研磨機、或いは電動ドリルなどの特に手持ち式電動工具において、回転駆動軸の動作速度を2通りに設定するものとして用いることが可能である。
ハンマードリルを示す図である。 選択スイッチが第1切換状態にあるときの駆動機構を示す図である。 選択スイッチが第2切換状態にあるときの駆動機構を示す図である。 選択スイッチが移動過程の状態にあるときの駆動機構を示す図である。 選択スイッチが別の移動過程の状態にあるときの駆動機構を示す図である。
いくつかの例を用い、実施形態及び図面に基づき、以下に本発明を説明する。
特に示さない限り、同一の要素、または機能的の同様の要素は、同じ符号を用いて図に示すものとする。
図1は、手持ち式のはつり作業用電動工具の一例として、ハンマードリル1を示す概略図である。ハンマードリル1は、例えばドリルビット4などの工具の軸端部3を挿入可能な工具ソケット2を有する。打撃機構6及び駆動軸7を駆動するモータ5がハンマードリル1の基本的な動力装置を形成する。使用者は、ハンドル8でハンマードリル1を保持することができ、操作スイッチ9によりハンマードリル1を作動させることができる。ドリル作業の際には、ハンマードリル1が作動軸線10周りにドリルビット4を連続的に回転させると共に、作動軸線10に沿い打撃方向11に向けて、ドリルビット4を被加工物に打ち込む。単なるはつり作業の場合には、駆動軸7がモータ5から切り離される。
打撃機構6は、例えば空気圧式打撃機構からなる。打撃機構6には、励振部材12及び打撃部材13が作動軸線10に沿って移動可能に設けられている。励振部材12は、カム14、即ちトグル機構を介してモータ5に連結されており、モータ5によって周期的に直線移動させられるようになっている。励振部材12と打撃部材13との間の空気室15によって形成されるエアスプリングにより、打撃部材13が励振部材12の移動に連動して移動する。打撃部材13は、ドリルビット4の後端を直接打撃してもよいし、中間打撃部材16を介し、間接的にドリルビット4に衝撃を伝達するようにしてもよい。励振部材12及び打撃部材13は、案内管17内で摺動するピストンとすることができる。
モータ5及び打撃機構6と、好ましくはその他の駆動機構とは、工具ハウジング18内に配設される。電気エネルギは、商用電源またはバッテリパックにより供給される。
ハンマードリル1は選択スイッチ20を有しており、この選択スイッチ20を用い、使用者が駆動軸7をモータ5に連結したりモータ5から切り離したりできるようになっている。一例として示す駆動軸7は、選択スイッチ20により、駆動ピニオン22との連結、及び駆動ピニオン22からの切り離しが可能となっている。
図2の(a)には、いくつかの駆動部材と選択スイッチ20とを側方から示している。概略的に描いた工具ハウジング18は切断して示されている。図2の(b)は、図2の(a)における折り曲げ平面B−Bに沿う断面で駆動機構を示すものである。折り曲げ平面B−Bは、部分的に作動軸線10を含んで延びた後、選択スイッチ20が駆動部材の1つと係合する領域では、作動軸線10から離間して延びている。図2の(c)は、図2の(a)における平面C−Cに沿う選択スイッチ20の断面図である。図2の(d)は、図2の(a)における平面D−Dに沿う選択スイッチ20の長手方向の断面図である。図2の(e)は、図2の(b)の一部を拡大して示す図である。図3の(a)〜(e)、図4の(a)〜(e)及び図5の(a)〜(e)は、それぞれ図2の(a)〜(e)と同様の図である。
選択スイッチ20の操作状態について、例として示す4つの状態に基づき以下に説明する。第1作動状態23の場合、駆動軸7は切り離されており、ハンマードリル1は単なるはつり機能のみを有している(図2の(a)〜(e))。選択スイッチ20は、この状態に対応した第1切換状態24にある。選択スイッチ20は、第1切換状態24で保持されるのが好ましい。第2作動状態25の場合、駆動ピニオン22が駆動軸7を駆動し、ハンマードリル1は旋削機能を有する(図3の(a)〜(e))。選択スイッチ20は、第2切換状態26にあって、この第2切換状態26でも同様に保持されるのが好ましい。選択スイッチ20が第1切換状態24から第2切換状態26に切り換えられる場合には、選択スイッチ20がいくつかの中間状態、即ち移行状態27を経るが、それらのうち2つの状態を例示する。第1中間状態27は、第1切換状態24から第2切換状態26への切り換えで生じるものであり、選択スイッチ20は、一例として、これら2つの切換状態の中間の位置に示されている(図4の(a)〜(e))。このとき、ハンマードリル1は第1作動状態23にある。第2中間状態28の場合も、選択スイッチ20は、同様に第1切換状態24と第2切換状態26との中間状態にあるが、この場合は第2切換状態26を起点とする移動の際の状態となっている(図5(a)〜(e))。このとき、ハンマードリル1は第2作動状態25にある。
一例として、駆動ピニオン22は、作動軸線10周りに回転する傘歯車として構成されている(簡略化のため、歯は図示していない)。駆動ピニオン22は、駆動側にあるもう1つの傘歯車29と噛み合う。これら2つの傘歯車22、29は、作動軸線10に沿う方向の移動が生じないように工具ハウジング18内に取り付けられている。駆動ピニオン22は、打撃方向11に向く前部30にいくつかのツメ31を有している。これらツメ31の前方には、作動軸線10に沿って移動可能であると共に、作動軸線10周りに回転可能に取り付けられた中空ホイール32がある。駆動ピニオン22の方に向く中空ホイール32の端部には、ツメ31が係合することにより当該ツメ31にぴったりと組み合わさる相補部34が設けられている(図3)。中空ホイール32は、駆動ピニオン22に対して少なくとも距離35だけ移動可能であることにより、ツメ31と相補部34とが切り離されるようになっている(図2の(a))。中空ホイール32は、その軸線方向に延設された複数の歯を備えており、これらの歯が駆動軸7と噛み合うようになっている。
中空ホイール32は、選択スイッチ20の動きを中空ホイール32に伝達する駆動リンク部材36に連結されている。この駆動リンク部材36は作動軸線10に沿って移動可能である。作動軸線10に沿った駆動リンク部材36の第1の切換方向38または逆の第2の切換方向39で、選択スイッチ20の動きを中空ホイール32に伝達するため、ピン37が中空ホイール32に係合している。
図示した実施形態において、駆動リンク部材36は、筒状をなして案内管17の外周に装着されている。駆動リンク部材36と案内管17とは、作動軸線10に沿って互いに相対移動可能であるのが好ましい。駆動ピニオン22は中空であって、筒状の駆動リンク部材36の外周に配設されている。このような構成によって、駆動リンク部材36は、駆動ピニオン22の回転運動に影響を及ぼすことなく、駆動ピニオン22を貫通して移動することができる。一実施形態として、駆動リンク部材36を中空ホイール32に一体的に接着、即ち固定してもよい。
駆動リンク部材36はリンク機構40を備えている。リンク機構40は、駆動リンク部材36の切換方向38とは異なる方向、即ち、図示した例では作動軸線10に直交する方向に延設されている。第1バー41が切換方向38においてリンク機構40を規制する摺動面42を有する一方、第2バー43が切換方向38とは逆方向においてリンク機構40を規制する摺動面44を有する。これら2つの摺動面42、44は、互いに平行であるのが好ましく、換言すれば、リンク機構40は形成する移動経路の幅が一定になっている。この移動経路は、例えば直線状に形成することができる。図示するように、リンク機構40の1つの延設方向45は、切換方向38に対して厳密に直角としてもよいし、切換方向38に対する角度を、例えば45度〜80度の範囲に設定してもよい。これに代わる実施形態では、駆動リンク部材36に形成した溝によりリンク機構40が構成される。
駆動リンク部材36は、リック機構40から固定的な距離47に配置されたロックピン46を有する。このロックピン46は、切換方向38またはその逆の切換方向39において、リンク機構40に対して距離47だけ離れるように配置するのが好ましい。ロックピン46は、切換方向38に向く第1係止面48を有し、その裏側には、逆の切換方向39に向く第2係止面49を有する。第1係止面48及び第2係止面49は、リンク機構40の移動方向45、即ち摺動面42及び摺動面44に平行であるのが好ましい。ロックピン46の幅50、即ち切換方向39における第1係止面48と第2係止面49との間隔は、連結及び切り離しのために駆動ピニオン22に対して中空ホイール32が移動可能な距離35より短くなっている。リンク機構40は、リンク機構40の延設方向において、ロックピン46よりも長いのが好ましい。
選択スイッチ20は、リンク機構40に係合する切換ピン60を有する。この切換ピン60は、選択スイッチ20によって画成される軌道61に沿って移動する。この軌道61は、リンク機構40が形成する移動経路と方向が異なるため、切換ピン60の移動によって、切換方向38及び切換方向39の一方に向かう力が駆動リンク部材36に作用する。切換方向38または切換方向39への駆動リンク部材36の移動が妨げられなければ、駆動リンク部材36が、この力によって、対応する切換方向38または切換方向39に移動する。
選択スイッチ20は可動連結部材62を有しており、この可動連結部材62を介し、使用者が把持する把持部材63に、切換ピン60が非固定的に連結されている。可動連結部材62は、例えば機械的なスプリング64からなるエネルギ蓄積部材を備えている。スプリング64の一端65は把持部材63に固定されており、スプリング64の他端66は切換ピン60に固定されている。可動連結部材62により、切換ピン60が把持部材63の操作方向67に追従して動くようになっている。切換ピン60の移動が妨げられると、把持部材63が回動したときに加わる力が可動連結部材62に蓄えられる。切換ピン60の移動の妨げが解除されると、切換ピン60は可動連結部材62により駆動されることで、把持部材63の動きに追いつく。
単一のスプリング64を用いた好ましい例に代えて、選択スイッチ20内に2つのスプリングを組み込むことも可能である。例えば、選択スイッチ20が操作されると、一方のスプリングが第1の操作方向67にねじれると共に、他方のスプリングが、例えば係止面から離れることにより、把持部材63または回転ディスク68から第1の操作方向67に切り離される。逆の第2の操作方向69に操作された場合、上記他方のスプリングがねじれ、上記一方のスプリングが力を受けない状態となる。また、スプリングは、限られた小さな設置空間において高いバネ定数を実現するため、金属製のスプリングであるのが好ましいが、ゴム紐やプラスチック製のスプリングも同様に用いることが可能である。
図示した選択スイッチ20は、把持部材63が中心軸線70周りに回転可能な回転式スイッチである。選択スイッチ20は工具ハウジング18に取り付けられており、中心軸線70は、駆動リンク部材36や中空ホイール32とは異なり、工具ハウジング18に対して移動しないようになっている。
例として示す選択スイッチ20の構造は、把持部材63に対して中心軸線70周りに相対回転可能な回転ディスク71を備えている。この回転ディスク71は、選択スイッチ20の円筒状のハウジング68内に配設することができる。切換ピン60は、回転ディスク71に偏心して配置される。可動連結部材62の力伝達・エネルギ蓄積部材はスプリング64であり、好ましくは中心軸線70と同軸状に配置されたコイルスプリングである。スプリング64の一端65は把持部材63に固定され、スプリング64の他端66は回転ディスク71に固定されている。把持部材63の回転によってスプリング64にねじれが生じると、このねじれは直ちに回転ディスク71の回転に変換され、回転ディスク71の移動が妨げられている場合には、回転ディスク71の回転が遅れて発生することになる。
選択スイッチ20は、把持部材63に対して相対移動しないように配設されたロック用突起部材72を有する。従って、ロック用突起部材72は、選択スイッチ20により直に駆動されるようになっており、換言すれば、切換ピン60とは異なり、常に把持部材63に直ちに追従して動くようになっている。切換ピン60とロック用突起部材72とは、可動連結部材62を介して分離されている。
ロック用突起部材72は、切換方向38、39に対して交差する軌道73に沿って移動する。例示した回転式の選択スイッチ20の場合、ロック用突起部材72が、中心軸線70を中心として円弧状をなす軌道73に沿って案内される。ロック用突起部材72は、中心軸線70の方を向く第1ロック面74と、中心軸線70から離間する方向を向く第2ロック面75とを有する。ロック用突起部材72の幅76、即ち第1ロック面74と第2ロック面75との間隔は、距離35より短くなっている。ロックピン46の幅50とロック用突起部材72の幅76との和は、距離35よりも幾分、例えば5〜10%だけ短いのが好ましい。
選択スイッチ20は、ロック用突起部材72の軌道73と、切換方向38、39に沿って移動するロックピン46の軌道77とが交差するように構成されている。ロックピン46の軌道77は、工具ハウジング18の固定点、例えば選択スイッチ20の中心軸線70に基づいて規定することができる。ロックピン46は、第1作動状態23にあるときには中心軸線70から第1の距離78に、また第2作動状態25にあるときには第2の距離79の位置にある。これら2つの距離78、79は、切換方向38に沿った計測値である。図示した実施形態において、第1の距離78は第2の距離79より長い。移動行程、即ち2つの距離78、79の差は、距離35に相当する。
第1切換状態24の場合(図2の(a)〜(e))、ロック用突起部材72は、切換方向38に直交する面に投影したときにロックピン46とロック用突起部材72とが重なり合わない程度に、切換方向38に直交する方向でロックピン46とは異なる位置にある。このため駆動リンク部材36は、ロック用突起部材72によって妨げられることなく、切換方向38に移動可能となる。同様に、第2切換状態26の場合(図3の(a)〜(e))も、切換方向38に直交する面への投影でロックピン46とロック用突起部材72とは重なり合わず、駆動リンク部材36は、ロック用突起部材72によって妨げられることなく、逆方向の切換方向39に移動可能となる。ロックピン46の長さ80、即ちロック用突起部材72の軌道73に沿った寸法は、第1切換状態24の場合のロック用突起部材72と、第2切換状態26の場合のロック用突起部材72との間の距離81より幾分短くなっており、その差は5〜10%の範囲内であるのが好ましい。
第1切換状態24から第2切換状態26へと変化する際、ロック用突起部材72は、ロックピン46の軌道77を横切る。図4の(a)〜(e)に一例として中間状態27を示す。ロック用突起部材72の第2ロック面75は、ロックピン46の第1係止面48に当接している。ロックピン46の第1切換方向38への移動が妨げられることにより、駆動リンク部材36の移動が妨げられる。このため、駆動リンク機構36は第1作動状態36のままとなる。把持部材63が操作されると、可動連結部材62のスプリング64がねじれて張力が発生する。スプリング64は切換ピン60に力を作用させ、リンク機構40に対し切換ピン60を第1切換方向38に向けて押圧する。使用者が把持部材63を更に第2切換状態26まで回すと、上記の妨げが解除される。そして、可動連結部材62のねじれが解放され、第2切換状態26となるまで(図3の(a)〜(e))、第1切換方向38に駆動リンク機構36を押し続ける。
第2切換状態26から第1切換状態24へと変化する際、ロック用突起部材72は、いくつかの中間状態28(図5の(a)〜(e))で、同様にロックピン46の軌道77を横切る。ロック用突起部材72の第1ロック面74がロックピン46の第2係止面49に当接することにより、第2作動状態25から第2切換方向39に向けての移動が妨げられる。把持部材63が第2の操作方向69に動くと、可動連結部材62にねじれが生じることにより、切換ピン60が駆動リンク機構36に対して第2切換方向39に力を作用させる。そして、把持部材63が第2切換状態26に達すると、直ちにロック用突起部材72による妨げが解除され、駆動リンク機構36が可動連結部材62によって第1切換方向38に押される。
図示した選択スイッチ20は、回転式スイッチとして構成され、工具ハウジング18に対して固定された中心軸線70を有している。これに代わる選択スイッチ20の実施形態は、工具ハウジング18において切換方向38に対し交差するように移動可能な把持部材を有したスライド式スイッチである。この場合、ロック用突起部材がこの把持部材に連結され、ロックピン46の軌道77を横切る軌道に沿って移動する。切換方向に沿って作用するスプリングにより、選択スイッチの切換ピンが把持部材に連結されており、この切換ピンがリンク機構40と係合する。
別の実施形態では、選択スイッチ20がスライド式スイッチとして構成される。選択スイッチの把持部材は切換方向38に直交する方向にしか移動することができない。ロック用突起部材はロックピンの軌道77を横切って移動する。選択スイッチのロックピンは、駆動リンク機構36のリンク部材に係合する。このリンク部材は切換方向38とは逆の方向に移動する。切換ピンはスプリングによって把持部材に連結されている。リンク部材の移動方向と切換ピンの軌道との交差により、切換方向38に沿って作用する力がスプリングによって生じる。
選択スイッチ20は、把持部材63に固定的に結合されたカムディスク90を有するのが好ましい。スプリングで付勢された回転防止体、即ちボール体92を有したラッチ部材91が工具ハウジング18に取り付けられている。回転防止体であるボール体92は、第1切換状態24及び第2切換状態26において、カムディスク90の凹部93内に係合可能となっている。また、回転防止体であるボール体92は、第1切換状態24及び第2切換状態26の2つの状態の途中、即ちいずれの中間状態27、28においても、上記のようなカムディスク90への係合は生じないようになっている。選択スイッチ20に設けるカムディスク90に代えて、工具ハウジング18に形成した凹部に係合するスプリング付勢式の回転防止体を選択スイッチ20に設けてもよい。

Claims (14)

  1. 第1作動状態(23)から第2作動状態(25)へと第1の方向(38)に移動可能な切換式の駆動機構(32,36)と、
    前記駆動機構(32,36)の第1作動状態(23)に対応した第1切換状態(24)と、前記駆動機構(32,36)の第2作動状態(25)に対応した第2切換状態(26)とを有し、中間状態(27)を経て前記第1切換状態(24)から前記第2切換状態(26)に移行可能な選択スイッチ(20)と、
    前記選択スイッチ(20)と前記駆動機構(32,36)との間に設けられ、前記選択スイッチ(20)が前記第1切換状態(24)から前記第2切換状態(26)に移行するときに、スプリング(64)が前記駆動機構(32,36)に対して前記第1の方向(38)に力を作用させるスプリング式の可動連結部材(62)と、
    前記選択スイッチ(20)によって移動可能に前記選択スイッチ(20)に連結され、前記選択スイッチ(20)が前記中間状態(27)にあるときには、前記第1作動状態(23)から前記第2作動状態(25)への前記駆動機構(32,36)の移動を妨げるロック状態(27)となり、前記選択スイッチ(20)が前記第2切換状態(26)にあるときには、前記駆動機構(32,36)の移動を妨げない解除状態(26)となるロック用突起部材(72)と
    を備えることを特徴とする手持ち式電動工具。
  2. 前記スプリング式の可動連結部材(62)は、前記選択スイッチ(20)が前記第2切換状態(26)から前記第1切換状態(24)に移行するときに、前記可動連結部材(62)に設けられた前記スプリング(64)若しくは前記スプリング(64)とは別のスプリングが、前記駆動機構(32,36)に対して前記第1の方向(38)とは逆方向に力を作用させるように、前記選択スイッチ(20)と前記駆動機構(32,36)との間に設けられ、
    前記ロック状態(28)にある前記ロック用突起部材(72)は、前記第2作動状態(25)から前記第1作動状態(23)への前記駆動機構(32,36)の移動を妨げ、前記選択スイッチ(20)が前記第1切換状態(24)となると、解除状態(24)に移行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の手持ち式電動工具。
  3. 工具ハウジング(18)と、
    前記選択スイッチ(20)が前記第1切換状態(24)にあるとき及び前記第2切換状態(26)にあるときには、前記選択スイッチ(20)を前記工具ハウジング(18)に係止させ、前記選択スイッチ(20)が前記中間状態(27)にあるときには、前記選択スイッチ(20)の前記工具ハウジング(18)への係止を解除するラッチ部材(91)と
    を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の手持ち式電動工具。
  4. 前記駆動機構(32,36)は、前記ロック状態(27,28)にあるときに前記ロック用突起部材(72)が当接可能であって前記第1の方向(38)を向く側面を有したロックピン(46)を備え、前記解除状態(24,26)にあるときには、前記ロック用突起部材(72)が、前記ロックピン(46)と重なり合うことのないように、前記第1の方向(38)に直交する方向(45)で前記ロックピン(46)とは異なる位置にある
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の手持ち式電動工具。
  5. 前記第1作動状態(23)から前記第2作動状態(25)への移行が生じる際には、前記ロックピン(46)が第1の軌道(77)に沿って案内され、前記第1切換状態(24)から前記第2切換状態(26)への移行が生じる際には、前記ロック用突起部材(72)が第2の軌道(73)に沿って案内され、前記第1の軌道(77)と前記第2の軌道(73)とは互いに交差することを特徴とする請求項4に記載の手持ち式電動工具。
  6. 前記選択スイッチ(20)は中心軸線(70)周りに回転可能であって、前記ロック用突起部材(72)は前記中心軸線(70)から偏心した位置で前記選択スイッチ(20)に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の手持ち式電動工具。
  7. 前記駆動機構(32,36)は、前記第1作動状態(23)において前記中心軸線(70)から第2の距離(78)にある一方、前記第2作動状態(25)において前記中心軸線(70)から第3の距離(79)にあるロックピン(46)を有し、前記ロック用突起部材(72)と前記中心軸線(70)との間の第1の距離(94)は、前記第2の距離(78)より短く、且つ前記第3の距離(79)より長いことを特徴とする請求項6に記載の手持ち式電動工具。
  8. 前記ロック状態(27,28)において、前記ロックピン(46)は、前記第1の方向(38)または前記第1の方向(38)とは逆方向に前記スプリング(64)による力が作用すると、前記ロック用突起部材(72)に当接することを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の手持ち式電動工具。
  9. 前記ロック用突起部材(72)は、前記選択スイッチ(20)に相対回転不能に連結されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の手持ち式電動工具。
  10. 前記可動連結部材(62)は、前記中心軸線(70)周りに回転可能な回転ディスク(71)を有し、前記スプリング(64)は、一端(66)が前記選択スイッチ(20)に固定されると共に他端が前記回転ディスク(71)に固定されており、前記回転ディスク(71)に偏心して設けられた切換ピン(60)が、前記駆動機構(32,36)に設けられて前記中心軸線(70)に対して傾斜する方向または直交する方向に延設されたリンク機構(40)内に係合することを特徴とする請求項6または7に記載の手持ち式電動工具。
  11. 前記スプリング(64)は、力が作用することにより、第1の回転方向(67)及び当該第1の回転方向(67)とは逆の第2の回転方向(69)に、前記軸線(70)周りにねじれることが可能であることを特徴とする請求項10に記載の手持ち式電動工具。
  12. 前記切換ピン(60)と前記中心軸線(70)との間の第4の距離(95)は、前記ロック用突起部材(72)と前記中心軸線(70)との間の第1の距離(94)より短いことを特徴とする請求項10または11に記載の手持ち式電動工具。
  13. 前記駆動機構(32,36)は、前記第1作動状態(23)において歯付連結部材(21)と結合し、前記第2作動状態(25)において前記歯付連結部材(21)から切り離されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の手持ち式電動工具。
  14. 前記第1作動状態(23)では旋削作動を行い、前記第2作動状態(25)では単にはつり作動を行うことを特徴とする請求項13に記載の手持ち式電動工具。
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