JP2013164014A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油貯留手段に貯留される潤滑油が不足した場合に、プランジャとシリンダとの接触部位およびリフタとリフタガイドとの接触部位に焼き付けが発生するのを抑制することができる内燃機関の制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジンの制御装置70は、エンジンECU71が、オイルポンプ64から吐出されるオイルの吐出圧の異常を検知したことを条件として、ポペット弁35を全開に制御して高圧燃料ポンプ4の加圧室22内の燃料圧力をフィード圧まで低下させる。また、制御装置70は、エンジンECU71から出力される異常信号に基づいて警告を行うウォーニングランプ75を有し、エンジンECU71が、オイルポンプ64から吐出されるオイルの吐出圧の異常を検知したことを条件として、ウォーニングランプ75に異常信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関し、特に、燃料貯留部に高圧燃料を供給する高圧燃料ポンプを潤滑する潤滑油供給装置を備えた内燃機関の制御装置に関する。
車両に搭載された筒内直接噴射型の内燃機関のようにインジェクタに供給する燃料に高い圧力が要求される内燃機関にあっては、燃料タンクから送られてきた燃料を高圧燃料ポンプで加圧して燃料貯留部に圧送するようになっており、燃料貯留部に圧送された燃料は、インジェクタから燃焼室に噴射されるようになっている。
この種の高圧燃料ポンプは、フィードポンプからフィード圧に加圧された燃料が供給される圧力室を有するシリンダと、シリンダ内に往復移動自在に挿入されたプランジャと、プランジャに連結され、プランジャを往復移動させるリフタと、リフタを往復自在に収容するとともにリフタの往復移動を案内するリフタガイドと、リフタを往復移動させる駆動カムと、シリンダとリフタとの間に配置され、リフタを駆動カム側に付勢する付勢部材とを備え、駆動カムの回転運動をリフタおよびプランジャの往復運動に変換することにより、圧力室内に供給された燃料圧力をフィード圧以上に昇圧して燃料貯留部に圧送可能となっている。
この高圧燃料ポンプは、加圧室が高圧となると、加圧室からプランジャに加わる反力が大きくなるため、プランジャの往復移動時にプランジャとシリンダとの接触圧およびリフタとリフタガイドとの接触圧が大きくなってしまう。
このため、プランジャとシリンダとの接触部位あるいはリフタとリフタガイドとの接触部位に焼き付けが生じ易くなる。したがって、プランジャとシリンダとの接触部位およびリフタとリフタガイドとの接触部位の焼き付けを防止する必要がある。
プランジャとシリンダとの接触部位およびリフタとリフタガイドとの接触部位の焼き付けを防止するものとしては、高圧燃料ポンプのリフタに向けてオイルパンに貯留された潤滑油を供給するようにした潤滑装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
この潤滑装置にあっては、高圧燃料ポンプのリフタに向けて供給された潤滑油を、プランジャとシリンダとの接触部位およびリフタとリフタガイドとの接触部位に供給することが可能であるため、これら接触部位に油膜を形成して、これら接触部位に焼き付けが発生するのを防止することができる。
特開2008−19842号公報 特開2010−150965号公報
しかしながら、このような従来の潤滑装置にあっては、オイルパンに貯留される潤滑油が不足すると、オイルパン内に貯留される潤滑油レベル(油面高さ)が適正量に対して低下してしまい、オイルパンからオイルポンプに向けて潤滑油を吸い上げるためのストレーナが空気を吸い込む状態(以下、この状態をエア吸いと呼ぶ)となる。
オイルポンプがエア吸い状態になると、オイルポンプから吐出される潤滑油量が低下してしまうため、オイルポンプからリフタに充分な量の潤滑油を供給することができない。
特に、高圧燃料ポンプの加圧室が高圧となった場合には、上述したように加圧室からプランジャに加わる反力が大きくなるため、プランジャとシリンダの接触部位およびリフタとリフタガイドの接触部位に焼き付けがより一層生じ易くなる。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、潤滑油貯留手段に貯留される潤滑油が不足した場合に、プランジャとシリンダとの接触部位およびリフタとリフタガイドとの接触部位に焼き付けが発生するのを抑制することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る内燃機関の制御装置は、上記目的を達成するため、(1)フィードポンプからフィード圧に加圧された燃料が供給される圧力室を有するシリンダと、前記シリンダ内に往復移動自在に挿入されたプランジャと、前記プランジャに連結され、前記プランジャを往復移動させるリフタと、前記リフタを収容するとともに前記リフタの往復移動を案内するリフタガイドと、前記リフタを往復移動させる駆動カムと、前記シリンダと前記リフタとの間に配置され、前記リフタを前記駆動カム側に付勢する付勢部材とを備え、前記駆動カムの回転運動を前記リフタおよび前記プランジャの往復運動に変換することにより、前記圧力室の燃料圧力を前記フィード圧以上に昇圧して燃料貯留部に圧送可能な高圧燃料ポンプと、潤滑油貯留手段に貯留される潤滑油をオイルポンプによって前記高圧燃料ポンプに供給する潤滑油供給装置とを含んで構成される内燃機関の制御装置であって、前記オイルポンプから吐出される潤滑油の吐出圧の異常を検知したことを条件として、前記加圧室内の燃料圧力を前記フィード圧まで低下させるポンプ制御手段を有するものから構成されている。
この内燃機関の制御装置は、ポンプ制御手段が、オイルポンプから吐出される潤滑油の吐出圧の異常を検知したことを条件として、加圧室内の燃料圧力をフィード圧まで低下させるようにしたので、潤滑油貯留手段に貯留される潤滑油が不足して高圧燃料ポンプに供給される潤滑油量が少なくなった場合に、加圧室の圧力を低くすることができる。
このため、プランジャの移動時に加圧室からプランジャに加わる反力を小さくすることができ、プランジャとシリンダとの接触部位およびリフタとリフタガイドとの接触部位の接触圧を低くすることができる。この結果、プランジャとシリンダとの接触部位およびリフタとリフタガイドとの接触部位に焼き付けが発生するのを抑制することができる。
上記(1)の内燃機関の制御装置において、(2)前記高圧燃料ポンプは、前記加圧室と前記フィードポンプとを連通する低圧燃料通路部を開閉する開閉弁を有し、前記ポンプ制御手段は、前記プランジャによって前記加圧室を加圧する過程で前記開閉弁の閉弁期間を制御することにより、前記加圧室から前記燃料貯留部に供給される燃料圧力を調整し、前記オイルポンプの吐出圧の異常を検知したことを条件として、前記開閉弁を全開に制御して前記加圧室内の燃料圧力を前記フィード圧まで低下させるものから構成されている。
この内燃機関の制御装置は、ポンプ制御手段が、オイルポンプの吐出圧の異常を検知したことを条件として、開閉弁を全開に制御して加圧室内の燃料圧力をフィード圧まで低下させるようにしたので、加圧室をフィード圧に確実に低下させることができ、プランジャの移動時に加圧室からプランジャに加わる反力を小さくすることができる。
上記(1)、(2)の内燃機関の制御装置において、(3)前記ポンプ制御手段から出力される異常信号に基づいて警告を行う警告手段を有し、前記ポンプ制御手段は、前記オイルポンプから吐出される潤滑油の吐出圧の異常を検知したことを条件として、前記警告手段に前記異常信号を出力するものから構成されている。
この内燃期間の制御装置は、ポンプ制御手段が、オイルポンプから吐出される潤滑油の吐出圧の異常を検知したことを条件として、警告手段に異常信号を出力して警告手段により警告を行うので、潤滑油貯留手段に貯留される潤滑油が不足したことを運転者に警告することができる。このため、運転者に対して、オイル貯留手段の潤滑油の点検またはオイル貯留手段に潤滑油を補充する作業を促すことができる。
上記(1)〜(3)の内燃機関の制御装置において、(4)前記ポンプ制御手段は、前記潤滑油貯留手段に貯留された潤滑油が前記オイルポンプによって前記高圧燃料ポンプに供給されてから前記潤滑油貯留手段に回収されるまでの期間を潤滑油循環期間に設定し、時間的に連続する前記潤滑油循環期間内において前記オイルポンプから吐出される潤滑油の吐出圧の圧力値が所定値以下となった時間を積算し、前記積算値が判定値以上となったことを、前記潤滑油の吐出圧の異常検知条件とするものから構成されている。
この内燃機関の制御装置は、潤滑油循環期間内にオイル吐出圧の圧力値が所定値以下となった時間の積算値が判定値以上となったことを、潤滑油の吐出圧の異常検知条件としているため、オイル吐出圧の変動周期が長くなった場合に、オイルポンプがエア吸い状態となって潤滑油貯留手段の潤滑油が不足したことを検知することができる。
本発明によれば、潤滑油貯留手段に貯留される潤滑油が不足した場合に、プランジャとシリンダとの接触部位およびリフタとリフタガイドとの接触部位に焼き付けが発生するのを抑制することができる内燃機関の制御装置を提供することができる。
本発明に係る内燃機関の制御装置の一実施の形態を示す図であり、内燃機関に設けられた燃料供給システム、潤滑油供給装置および制御装置の概略構成図である。 本発明に係る内燃機関の制御装置の一実施の形態を示す図であり、高圧燃料ポンプの断面図である。 本発明に係る内燃機関の制御装置の一実施の形態を示す図であり、燃圧マップを示す図である。 本発明に係る内燃機関の制御装置の一実施の形態を示す図であり、一定のエンジン回転数および一定のオイル温度の条件下でのオイルパンのオイルレベル毎のオイル吐出圧と時間との関係を示す図である。 本発明に係る内燃機関の制御装置の一実施の形態を示す図であり、ポンプ保護制御処理のフローチャートである。 本発明に係る内燃機関の制御装置の一実施の形態を示す図であり、図5に後続するポンプ保護制御処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る内燃機関の制御装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図6は、本発明に係る内燃機関の制御装置の一実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
本発明の制御装置は、例えば、燃料供給システムと潤滑油供給装置とを含んだ筒内直接噴射型のエンジン(内燃機関)に適用されるものである。
図1において、燃料供給システムは、燃料タンク1、フィードポンプ2、プレッシャレギュレータ3、高圧燃料ポンプ4、燃料貯留部としてのデリバリパイプ5、燃料噴射弁6、低圧燃料配管7、高圧燃料配管8、リターン配管9等を含んで構成されている。
フィードポンプ2は、燃料タンク1から燃料をフィード圧まで加圧して送り出すものである。プレッシャレギュレータ3は、低圧燃料通路部としての低圧燃料配管7内の燃料圧力が所定圧を超えたときに低圧燃料配管7内の燃料を燃料タンク1に戻すことによって、この低圧燃料配管7内の燃料圧力をフィード圧に維持する。
高圧燃料ポンプ4は、フィードポンプ2によってフィード圧に加圧されて送り出され、フィルタ10で濾過された燃料を昇圧してデリバリパイプ5に貯留させるものである。この高圧燃料ポンプ4の構成は後述する。
デリバリパイプ5は、内部に貯留される高圧燃料を燃料噴射弁6に供給するものであり、燃料噴射弁6は、デリバリパイプ5内の高圧燃料を図示していないエンジンの各燃焼室にそれぞれ直接的に噴射するものである。この燃料噴射弁6の数は、エンジンの気筒数と同数とされる。例えば、図示しているように4個の燃料噴射弁6を用いる場合には、例えば4気筒エンジンとなる。
デリバリパイプ5には、リリーフバルブ11を介してリターン配管9が接続されている。このリリーフバルブ11は、デリバリパイプ5内の燃料圧力が所定圧を超えたときに開弁し、デリバリパイプ5に蓄えられた燃料の一部をリターン配管9を介して燃料タンク1に戻すことにより、デリバリパイプ5内の燃料圧力の過上昇を防止する。
低圧燃料配管7には、パルセーションダンパ12が設けられている。このパルセーションダンパ12は、高圧燃料ポンプ4の作動時における低圧燃料配管7内の燃料圧力の脈動を抑制する。なお、燃料圧力を、以下、燃圧という。
図2において、高圧燃料ポンプ4は、プランジャ式とされるもので、ポンプ部20と、電磁スピル弁30と、逆止弁40と、ローラリフタ50とを含んで構成されている。ポンプ部20は、シリンダ21と、加圧室22と、プランジャ23とを含んで構成されている。
シリンダ21には、プランジャ23のガイド孔21aが上下方向に沿って設けられており、プランジャ23は、ガイド孔21aに沿ってシリンダ21内を上下方向に往復移動自在となっている。
加圧室22は、ガイド孔21aの上端側に位置するようにシリンダ21の上部に設けられており、図1に示すように、低圧燃料配管7を介してフィードポンプ2に連通されているとともに、高圧燃料配管8を介してデリバリパイプ5に連通されている。プランジャ23は、ほぼ円柱形状の部材からなり、シリンダ21のガイド孔21a内に上下摺動可能に挿入されている。
このポンプ部20の動作としては、回転する駆動カム18によりプランジャ23がシリンダ21内で上下方向に往復移動されて、加圧室22の容積が拡大または縮小されるようになる。
なお、プランジャ23とガイド孔21aとの嵌め合い隙間から漏出する燃料は、シールユニット25の上部の燃料収容室26に蓄積されるが、この燃料は、燃料排出配管13を介してリターン配管9に排出されるようになっている(図1参照)。
開閉弁としての電磁スピル弁30は、ポンプ部20の上方に設けられており、電磁ソレノイド31への通電を制御することにより、低圧燃料配管7と加圧室22とを連通または遮断するものである。
この電磁スピル弁30は、電磁ソレノイド31と、ボビン32と、コア33と、アーマチャ34と、ポペット弁35と、シート体36と、圧縮コイルばね37とを含んで構成されている。
この電磁ソレノイド31の動作としては、電磁ソレノイド31に対する通電が停止されているときに、圧縮コイルばね37の伸張復元力により、ポペット弁35がシート体36の通孔を開放して、低圧燃料配管7と加圧室22とを連通する(開弁状態)。
一方、電磁ソレノイド31の通電時には、圧縮コイルばね37を圧縮させるようにアーマチャ34がコア33側に移動することにより、ポペット弁35がシート体36の通孔を閉塞して、低圧燃料配管7と加圧室22とを遮断する(閉弁状態)。
逆止弁40は、高圧燃料ポンプ4から吐出された燃料が逆流することを阻止するもので、バルブボディ41、シート体42、弁体43、圧縮コイルばね44を含んで構成されている。
逆止弁40は、加圧室22内からシリンダ21に形成された高圧燃料通路21bを介して圧送される燃料を、高圧燃料配管8を経てデリバリパイプ5に供給するのを許容し、デリバリパイプ5から加圧室22に逆流するのを禁止するようになっている。
ローラリフタ50は、駆動カム18の回転運動を直線運動に変換してプランジャ23に伝達することにより、プランジャ23をシリンダ21に対して上下方向に摺動させるものであり、リフタ51と、支軸52と、ローラ53とを含んで構成されている。
リフタ51は、リフタガイド56のガイド孔56a内に収納されており、ガイド孔56a内でリフタ51の中心軸線に沿って往復移動自在に収容している。
リフタガイド56は、例えば、吸気カムシャフト(または排気カムシャフト)14を支持するシリンダヘッドに設けられたシリンダヘッドカバー等のポンプ取付け部57に取付けられている。また、吸気カムシャフト14は、シリンダヘッドに設けられており、シリンダヘッドカバーは、公知のようにシリンダヘッドの上部に取付けられている。
リフタ51は、略円筒形に形成されており、リフタ51の上下方向の途中に上下に2分する隔壁51aが設けられており、この隔壁51aより上側を上側周壁51b、下側を下側周壁51cとしている。
リフタ51の隔壁51aの上面には、プランジャ23の下端がリテーナ27を介して当接されている。すなわち、リフタ51は、プランジャ23に連結されている。リフタ51の下側周壁51cには、支軸52を介してローラ53が回転自在に支持されている。
ローラ53は、支軸52の外径側に複数個のコロ54を介して回転自在に転がり支持されており、このローラ53の外周面に、駆動カム18が当接されるようになっている。ローラ53を駆動カム18に圧接させるために、リフタ51の隔壁51aとシリンダ21との間に付勢部材としての圧縮コイルばね55が圧縮された状態で介装されている。
すなわち、圧縮コイルばね55は、圧縮コイルばね55の伸張復元力によって、リフタ51を駆動カム18側に付勢することにより、ローラ53を駆動カム18に圧接するようになっている。
このため、ポペット弁35がシート体36の通孔を閉塞して、低圧燃料配管7と加圧室22とが遮断され、プランジャ23の圧縮行程中におけるポペット弁35の閉弁期間を増減させることにより、加圧室22の燃圧を変化させることができる。したがって、ポペット弁35の閉弁時期を長くする程、加圧室22の燃圧をフィード圧以上の高圧に加圧することができる。
図1に示すように、電磁スピル弁30は、エンジンECU(Electronic Control Unit)71からの信号に基づいて電磁ソレノイド31の通電を制御することにより、ポペット弁35がシート体36の通孔を開放および閉塞して、低圧燃料配管7と加圧室22とを開放または遮断するように制御される。すなわち、エンジンECU71は、電磁ソレノイド31の通電時間を制御することにより、ポペット弁35の閉弁期間を制御する。
具体的には、エンジンECU71のCPUは、例えば、図3に示すエンジン負荷とエンジン回転数とに基づいて設定された燃圧マップに基づいて、電磁ソレノイド31の通電時間を制御してポペット弁35の閉弁期間を制御する。このように電磁ソレノイド31の通電時間を制御することにより、高圧燃料ポンプ4からデリバリパイプ5に供給される燃圧が調整される。
このように構成され高圧燃料ポンプ4は、エンジン運転に伴う駆動カム18の回転により、駆動カム18のカムノーズ18aがローラリフタ50のローラ53を押し上げると、ポンプ部20のプランジャ23が上昇することになって、圧縮コイルばね55が圧縮されて加圧室22の容積が縮小される。
一方、カムノーズ18aがローラリフタ50のローラ53から離れて駆動カム18のベース円が当接すると、圧縮コイルばね55の伸張復元力によりローラリフタ50およびプランジャ23が下降させられて加圧室22の容積が拡大される。
まず、駆動カム18とローラ53との当接位置が駆動カム18のカムノーズ18aの頂点からベース円に移行する期間において、プランジャ23が下降されることにより加圧室22の容積が増大されることになる。
このため、プランジャ23が下降される過程において、電磁スピル弁30の電磁ソレノイド31に対する通電を停止させることにより、電磁スピル弁30を圧縮コイルばね37の伸張復元力によってポペット弁35を開放させて、低圧燃料配管7と加圧室22とを連通させると、フィードポンプ2から送り出された燃料が低圧燃料配管7を経て加圧室22内に吸入されることになる(吸入行程)。
一方、駆動カム18とローラ53との当接位置が駆動カム18のベース円からカムノーズ18aの頂点に移行する期間、プランジャ23が上昇されることにより加圧室22の容積が縮小されることになる。
したがって、プランジャ23が上昇される過程において、電磁ソレノイド31への通電を行うことにより、電磁スピル弁30を圧縮コイルばね37の弾性力に抗してポペット弁35を閉塞させて、低圧燃料配管7と加圧室22とを遮断させると、加圧室22内の燃料が昇圧し、高圧の燃料が高圧燃料配管8を通じてデリバリパイプ5に向けて吐出される(昇圧行程)。
一方、図1に示すように、エンジンには潤滑油供給装置としてのオイル供給装置61が設けられている。
このオイル供給装置61は、潤滑油貯留手段としてのオイルパン62と、オイルストレーナ63と、クランクシャフトの動力により駆動されるオイルポンプ64と、メインオイルギャラリ等のオイル通路部65と、オイル通路部65からオイルの供給を受けてオイルを噴射する噴射ノズル66とを含んで構成されている。
オイルパン62は、クランクシャフトやピストンを収容するシリンダブロックの底部に設けられており、オイルパン62には潤滑油としてのオイルOiが貯留される。
オイルストレーナ63は、オイルパン62に浸漬されており、オイルパン62に貯留されたオイルOiを濾過するようになっている。
オイルパン62に貯留されたオイルOiは、オイルポンプ64によって吸い上げられてオイル通路部65に吐出されるようになっている。
オイルポンプ64は、例えば、トロコイドポンプやギヤポンプ等から構成されており、クランクシャフトにチェーンを介して連結されており、クランクシャフトから動力が伝達されることにより、クランクシャフトと等速駆動されるようになっている。
オイル通路部65は、シリンダブロックに設けられたメインギャラリ等から構成されており、オイルポンプ64から吐出されたオイルを噴射ノズル66に供給するようになっている。
噴射ノズル66は、リフタ51に向けてオイルOiを噴射するようになっており、吸気カムシャフト14の近傍に位置するようにシリンダブロックの上部に取付けられたシリンダヘッドに取付けられている。
リフタ51に噴射されたオイルOiは、リフタ51およびリフタガイド56の隙間からシリンダ21とプランジャ23との間に供給される。
このため、リフタ51とリフタガイド56との摺動部位およびシリンダ21とプランジャ23の摺動部位に油膜が形成され、これら摺動部位の潤滑が行われる。
また、噴射ノズル66からリフタ51に向けて噴射されたオイルOiによって駆動カム18とローラ53との接触部位が潤滑される。
また、噴射ノズル66から高圧燃料ポンプ4に供給されたオイルOiは、シリンダヘッドおよびシリンダブロックの内部を滴下して再度オイルパン62に戻るようになっている。
すなわち、オイルパン62内のオイルOiは、オイルパン62からオイルポンプ64によって吸い上げられて高圧燃料ポンプ4に供給された後、オイルパン62に回収されるという動作を繰り返すことになる。
図1に示すように、エンジンの制御装置70は、エンジンECU71と、油温センサ72と、油圧センサ73と、エンジン回転数センサ74と、ウォーニングランプ75とを含んで構成されている。
油温センサ72および油圧センサ73は、それぞれオイル通路部65に設けられている。油温センサ72は、例えば、温度に応じて抵抗値が変化するサーミスタによって構成されており、抵抗値の変化に応じて変化する電圧を、油温情報としてエンジンECU71に出力するようになっている。
油圧センサ73は、オイル通路部65を流れるオイルの油圧を検知して、油圧情報として油圧に応じた信号をエンジンECU71に出力するようになっている。
エンジン回転数センサ74は、例えは、クランクポジションセンサから構成されており、エンジン回転数センサ74は、クランクシャフトの回転角に基づいてエンジンの回転数(rpm)を検知し、検知したエンジン回転数(rpm)に応じた信号をエンジンECU71に出力するようになっている。
エンジンECU71は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力インターフェースおよび出力インターフェース等を含んで構成されている。
エンジンECU71のROMは、ポンプ保護制御プログラムを含んだ各種制御プログラムや、これら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。
また、ROMには、制御マップとしてオイル循環期間判定マップ、図3に示す燃圧マップ等が記憶されている。
オイル循環期間判定マップは、オイルパン62に貯留されたオイルOiがオイルポンプ64によって高圧燃料ポンプ4に供給されてからオイルパン62に回収されるまでの期間がオイル循環期間として設定されており、このオイル循環期間は、複数の油温と関連付けられて記憶されている。すなわち、オイル循環期間は、複数の油温毎に異なる長さが設定されている。
なお、このオイル循環期間は、実験によって予め求められた値がROMに格納されており、油温が低い場合には、油温の粘性が高いことからオイル循環期間は、長く設定され、油温が高い場合には、油温の粘性が低いことからオイル循環期間は、短く設定されている。
オイル循環期間判定マップには、各オイル循環期間のそれぞれに対応する判定値が記憶されている。この判定値は、オイル循環期間の長さの範囲内でオイル循環期間の長さに応じた一定の割合の長さ(時間)に設定されている。すなわち、判定値は、オイル循環期間が長い場合には、オイル循環期間が短い場合よりも長く設定されている。
エンジンECU71は、油温センサ72、油圧センサ73およびエンジン回転数センサ74からの検知情報に基づいてポンプ保護制御を実行する。
すなわち、エンジンECU71は、油温センサ72からの検知情報に基づいてオイル循環判定マップからオイルの油温に対応するオイル循環期間および判定値を読み出す。エンジンECU71は、エンジンの運転中にオイル循環期間を時間的に連続させ、油圧センサ73からの検知情報に基づいてオイルポンプ64から吐出された油圧値を取得し、それぞれのオイル循環期間内にオイルポンプ64の油圧値が所定値以下となった時間を積算して、積算値をRAMの積算カウンタに記憶する。
そして、エンジンECU71は、それぞれのオイル循環期間のうち、油圧値が所定値以下となった時間の積算値が判定値以上となったことを条件として、油圧の異常が発生したものと判断してウォーニングランプ75に異常信号を送信するようになっている。
また、エンジンECU71は、タイマーを備えており、エンジンECU71は、タイマーによってオイル循環期間や圧力値が所定値以下となった時間を計時するようになっている。
ウォーニングランプ75は、エンジンECU71に接続されており、ウォーニングランプ75は、オイルポンプ64から吐出された油圧の異常が発生してオイルパン62内のオイルレベルが低下したこと、すなわち、オイル不足が発生したことを警告する警告灯である。
ウォーニングランプ75は、エンジンECU71から異常信号が入力したときに点灯あるいは点滅して油圧の異常を警告することにより、オイルパン62内のオイルレベルが低下したことを運転者に警告する。本実施の形態ではウォーニングランプ75が警告手段を構成している。
また、エンジンECU71は、油圧の異常が発生したことを条件として、電磁ソレノイド31の通電を停止する。電磁ソレノイド31の通電が停止されると、圧縮コイルばね37の伸張復元力により、ポペット弁35がシート体36の通孔を開放して、低圧燃料配管7と加圧室22とを連通する開弁状態となり、加圧室22の燃圧がフィード圧まで低下する。本実施の形態では、エンジンECU71がポンプ制御手段を構成している。
次に、図4〜図6を参照して、エンジンECU71で実行されるポンプ保護制御処理を説明する。
図4は、一定のエンジン回転数および一定の油温の条件下でのオイルパン62のオイルレベル毎の油圧と時間との関係を示す図である。
図4に示すように、オイルパン62のオイルレベルL0が適正な場合には、油圧特性Aで示すように油圧の変動が小さく、フラットな特性となる。
また、オイルレベルが適正なオイルレベルL0からオイルレベルL1に低下すると、オイルストレーナ63が吸い込んだエアに含まれる気泡をオイルポンプ64が噛み込む、所謂、エア噛みを起こしてしまい、圧力変動が発生してしまう。このときには、油圧特性Bで示すように油圧の変動が大きくなり、油圧が短い周期で変動する特性となる。
また、オイルパン62のオイルレベルがオイルレベルL1からオイルレベルL2に低下すると、オイルポンプ64のエア吸いがより多くを発生して油圧特性Cで示すように油圧の変動がさらに大きくなり、油圧が長い周期で変動する特性となる。
ここで、図4に示すように、オイル循環期間CTは、時間的に連続しており、図4の中央に位置するオイル循環期間CTを見てみると、オイルパン62のオイルレベルがオイルレベルL2にあるときには、油圧の変動周期がオイル循環期間CTまで長くなってしまう。
このため、本実施の形態のエンジンECU71は、時間的に連続するそれぞれのオイル循環期間CT内に油圧値が所定値以下となった時間(例えば、図4のTkで示す)を積算し、積算値が判定値以上となったことを条件として、オイルパン62内のオイルレベルが低下したものと判断する。
そして、エンジンECU71は、オイルパン62内のオイルレベルが低下したものと判断したときに、加圧室22内の圧力をフィード圧まで低下させるとともに、異常信号をウォーニングランプ75に出力し、ウォーニングランプ75によって警告を行うようにしている。
本実施の形態では、時間的に連続するそれぞれのオイル循環期間CT内に油圧値が所定値以下となった時間を積算し、積算値が判定値以上となったことを条件として、オイルパン62内のオイルレベルが低下したものと判断するのは、以下の理由である。
オイルポンプ64からオイル通路部65に吐出されたオイルの油圧変動が一定時間内で所定回数繰り返される場合、すなわち、油圧変動回数に基づいてオイルパン62のオイルレベルが低下したものと判断する場合には、一定時間内の圧力変動周期が長くなると、油圧が正常であるのか異常であるのかを正確に判定することができない。
例えば、圧力変動周期が、オイルパン62に貯留されたオイルOiがオイルポンプ64によって高圧燃料ポンプ4に供給されてからオイルパン62に回収されるまでのオイル循環期間まで延びた場合には、油圧変動が一定時間内で1回だけ発生することになる。
このため、圧力変動周期が長い場合には、油圧が正常であるものと判断してしまい、オイルレベルが低下したことを正確に判定することができない。
そこで、本実施の形態では、時間的に連続するそれぞれのオイル循環期間CT内に油圧値が所定値以下となった時間の積算値が判定値以上となったことを条件として、オイル通路部65内のオイルの圧力が異常となり、油圧がオイルパン62内のオイルレベルが低下したものと判断するようにしている。
また、図4に示すように、適正なオイルレベルL0またはオイルレベルが低下したオイルレベルL1、L2となるようなオイル吐出の変動を検知するには、エンジン回転数および油温が一定の条件下であることが望ましい。
オイルポンプ64は、エンジン回転数に応じて油圧(吐出量)が変化するため、車両の加減速時等のように単位時間の当たりのエンジン回転数の変化が大きい場合には、油圧の変動が大きくなる。
このため、エンジンECU71は、エンジン回転数の変動が大きい場合に、油圧が正常であるにもかかわらず、油圧が低下したものと誤判断するのを防止するために、計数値を積算する処理を実行しない。
以下、図5、図6に基づいてポンプ保護制御処理を説明する。図5、図6は、エンジンECU71によって実行されるポンプ保護制御処理のフローチャートであり、エンジンECU71のCPUが、ROMに格納されたポンプ保護制御プログラムを実行するようになっている。なお、このフローチャートの同一のステップが実行される時間間隔は一定である。
図5において、エンジンECU71のCPUは、エンジンが始動されると、RAMの積算カウンタをリセットする(ステップS1)。
次いで、エンジンECU71のCPUは、油温センサ72から入力される油温ToをRAMに記憶し、油温Toが油温Tiを超えているか否かを判別する(ステップS2)。油温Tiは、冷間始動時の低温の油温に設定されている。
エンジンECU71のCPUは、油温Toが油温Ti以下であるものと判断した場合には、ステップS1に戻り、計数値を積算する処理を実行しない。すなわち、エンジンECU71のCPUは、油圧の異常判定を行わない。
また、エンジンECU71のCPUは、油温Toが油温Tiを超えているものと判断した場合には、油温センサ72から入力された油温Toに基づいてROMに記憶されたオイル循環期間判定マップを参照し、油温Toに関連付けられたオイル循環期間CTおよび判定値JTを読み出してRAMの記憶領域にセットする(ステップS3)。
次いで、エンジンECU71のCPUは、エンジン回転数センサ74の検知情報に基づいてエンジン回転数Nを読み込んで、このエンジン回転数Nを初期値のエンジン回転数Ne0としてRAMの記憶領域にセットした後(ステップS4)、油圧センサ73の検知情報に基づいて油圧P0を読み込んで油圧P0を初期値としてRAMの記憶領域にセットする(ステップS5)。
次いで、エンジンECU71のCPUは、エンジン回転数センサ74の検知情報に基づいてエンジン回転数Nを読み込み(ステップS6)、このエンジン回転数Nを最新のエンジン回転数Ne1としてRAMの記憶領域にセットされたエンジン回転数Ne0とエンジン回転数Ne1との回転数差Ne、すなわち、エンジンの単位時間当たりの回転数差Neが、例えば、50rpm以上であるか否かを判別する(ステップS7)。なお、この回転数差50rpmは、例示であって、これに限定されるものではない。
エンジンECU71のCPUは、エンジン回転数Ne0とエンジン回転数Ne1との回転数差Neが50rpm以上であるものと判断した場合には、エンジン回転数が上昇して車両が加速したもの、またはエンジン回転数が低下して車両が減速したものと判断してステップS1に進んでRAMの積算カウンタをリセットする。
すなわち、オイルポンプ64は、エンジンによって駆動されるため、エンジン回転数が上昇すると油圧が上昇するとともに、エンジン回転数が低下すると油圧が低下するため、油圧の圧力変動が大きくなってしまい、結果的にオイル循環期間CT内の圧力変動時間が長くなる可能性がある。このため、エンジンECU71のCPUは、油圧が正常であるにもかかわらず、オイルレベルが低下したものと誤判定してしまうおそれがある。
したがって、エンジン回転数Ne0とエンジン回転数Ne1との回転数差Neが大きい場合には、計数値を積算する処理を実行しない。すなわち、エンジンECU71のCPUは、オイルレベルの異常判定を行わない。
エンジンECU71のCPUは、エンジン回転数Ne0とエンジン回転数Ne1との回転数差Neが50rpm未満であるものと判断した場合には、油温センサ72からの検知情報に基づいて最新の油圧P1を読み込む(ステップS8)。
次いで、エンジンECU71のCPUは、RAMにセットされた油圧P0と最新の油圧P1との大きさを比較し、油圧P1が油圧P0よりも大きい場合には、油圧P1をオイル循環期間CT内の最大の油圧P0としてRAMの記憶領域にセットし、最大の油圧P0に基づいて油圧の所定値Psを算出する(ステップS9)。
この所定値Psは、オイル循環期間CT内の最大の油圧P0から一定の圧力値Piを減算することにより、算出されるものであり、例えば、20kPaに設定される。すなわち、所定値Ps=P0−Piによって求められる。
この圧力値Piは、あくまで例示であって、圧力値Piは、エンジンの種類や車両の運転条件によって異なるものであり、エンジン回転数や油圧によって可変させてもよい。
本実施の形態では、最大の油圧P0が、例えば、70kPaの場合には、所定値Psは、50kPaに設定される。
次いで、エンジンECU71のCPUは、P0とP1との差が圧力値Pi以下であるか否かを判別し(ステップS10)、PiがP0よりも小さくP0とP1との差がPiを超えているものと判断した場合には、オイル循環期間CT内に油圧値が所定値Ps以下となったものと判断して、所定値Ps以下となった時間をRAMの積算カウンタに積算する(ステップS11)。
また、エンジンECU71のCPUは、P0とP1との差が圧力値Pi以下であるものと判断した場合には、オイル循環期間CT内に油圧値が所定値Psを超えており、油圧変動が小さいものと判断して、ステップS6に処理を移す。
次いで、エンジンECU71のCPUは、ステップS11でRAMの積算カウンタに積算値を加算した後、RAMの積算カウンタの積算値がステップS3でRAMの記憶領域にセットされた判定値JT以上になったか否かを判別する(ステップS12)。
エンジンECU71のCPUは、積算カウンタの積算値が判定値JT未満であるものと判断した場合には、タイマーに基づいて現在のオイル循環期間CTの開始時間からタイマーによって計測した時間が、ステップS3でRAMの記憶領域にセットされたオイル循環期間CT以上であるか否かを判別する(ステップS13)。
ここで、オイル循環期間CTは、油温に応じてオイルの粘性が異なることから、油温に応じて異なる長さに設定されている。また、判定値JTは、オイル循環期間CTに応じて一定の割合の時間に設定されている。
エンジンECU71のCPUは、ステップS13で計測時間がオイル循環期間CT以上でないものと判断した場合には、ステップS6に処理を移し、オイル循環期間CT以上であるものと判断した場合には、オイルの圧力が正常であるものと判断して、ステップS14に処理を移す。
ステップS14では、エンジンECU71のCPUは、ROMに格納された燃圧マップ(図3参照)に基づいて燃圧を決定した後、電磁ソレノイド31の通電時間を制御してポペット弁35の閉弁期間を制御することにより(ステップS15)、加圧室22の燃料を昇圧し、燃圧マップに応じた圧力の高圧燃料をデリバリパイプ5に供給する。
なお、エンジンECU71のCPUは、図4の燃圧マップに示すエンジン負荷としては、水温センサ72からの検知情報、図示しない吸気管の吸入空気量を検知する図示しないエアフローメータからの検知情報、アクセルペダルの開度を検知するアクセル開度センサ等からの検知情報に基づいてエンジン負荷を推定することができる。次いで、エンジンECU71のCPUは、ステップS1に処理を移す。
また、エンジンECU71のCPUは、ステップS12でRAMの積算カウンタの積算値がステップS3でRAMの記憶領域にセットされた判定値JT以上になったものと判断した場合には、油圧の異常が発生してオイルパン62内のオイルレベルが低下したものと判断して、ウォーニングランプ75に異常信号を出力して(ステップS16)、ウォーニングランプ75を点灯または点滅させる。
次いで、エンジンECU71のCPUは、電磁ソレノイド31の通電を停止して(ステップS17)今回の処理を終了する。電磁ソレノイド31の通電が停止されると、圧縮コイルばね37の伸張復元力により、ポペット弁35がシート体36の通孔を開放して、低圧燃料配管7と加圧室22とを連通する開弁状態となり、加圧室22の燃圧がフィード圧まで低下する。
このように本実施の形態の制御装置70は、エンジンECU71が、オイルポンプ64から吐出されるオイルの吐出圧の異常を検知したことを条件として、ポペット弁35を全開に制御して高圧燃料ポンプ4の加圧室22内の燃料圧力をフィード圧まで低下させるようにしたので、オイルパン62内のオイルが不足して高圧燃料ポンプ4に供給されるオイル量が少なくなった場合に、加圧室22の圧力を確実に低下させることができる。
このため、プランジャ23の上昇時に加圧室22からプランジャ23に加わる反力を小さくすることができ、プランジャ23とシリンダ21との接触部位およびリフタ51とリフタガイド56との接触部位の接触圧を低くすることができる。この結果、プランジャ23とシリンダ21との接触部位およびリフタ51とリフタガイド56との接触部位に焼き付けが発生するのを抑制することができる。
また、本実施の形態の制御装置70は、エンジンECU71から出力される異常信号に基づいて警告を行うウォーニングランプ75を有し、エンジンECU71が、オイルポンプ64から吐出されるオイルの吐出圧の異常を検知したことを条件として、ウォーニングランプ75に異常信号を出力するようにしたので、オイルパン62内のオイルが不足したことを運転者に警告することができる。このため、運転者に対して、オイルパン62のオイルの点検またはオイルパン62にオイルを補充する作業を促すことができる。
また、本実施の形態の制御装置70は、エンジンECU71が、オイルパン62に貯留されたオイルOiがオイルポンプ64によって高圧燃料ポンプ4に供給されてからオイルパン62に回収されるまでの期間を潤滑油循環期間に設定し、時間的に連続する潤滑油循環期間内においてオイルポンプ64から吐出されるオイルの吐出圧の圧力値が所定値以下となった時間を積算し、この積算値が判定値以上となったことを、オイルの吐出圧の異常検知条件としている。
このため、オイル吐出圧の変動周期が長くなった場合に、オイルポンプ64がエア吸い状態となってオイルパン62内のオイルが不足したことを検知することができる。
なお、本実施の形態では、内燃機関の制御装置70を車両用内燃機関に適用した例について説明したが、動力源として内燃機関を用いるものであれば適用可能であり、例えば、所謂、ハイブリッド車や自動二輪車等に搭載される内燃機関はもとより、船舶や建設機械等のように車両以外のものに搭載される内燃機関にも適用可能である。
以上のように、本発明に係る内燃機関の制御装置は、潤滑油貯留手段に貯留される潤滑油が不足した場合に、プランジャとシリンダとの接触部位およびリフタとリフタガイドとの接触部位に焼き付けが発生するのを抑制することができるという効果を有し、デリバリパイプに高圧燃料を供給する高圧燃料ポンプを潤滑する潤滑油供給装置を備えた内燃機関の制御装置等として有用である。
2 フィードポンプ
4 高圧燃料ポンプ
5 デリバリパイプ(燃料貯留部)
7 低圧燃料配管(低圧燃料通路部)
18 駆動カム
21 シリンダ
22 加圧室
23 プランジャ
30 電磁スピル弁(開閉弁)
51 リフタ
55 圧縮コイルばね(付勢部材)
56 リフタガイド
61 オイル供給装置(潤滑油供給装置)
62 オイルパン(潤滑油貯留手段)
64 オイルポンプ
70 制御装置
71 エンジンECU(ポンプ制御手段)
75 ウォーニングランプ(警告手段)

Claims (4)

  1. フィードポンプからフィード圧に加圧された燃料が供給される圧力室を有するシリンダと、前記シリンダ内に往復移動自在に挿入されたプランジャと、前記プランジャに連結され、前記プランジャを往復移動させるリフタと、前記リフタを収容するとともに前記リフタの往復移動を案内するリフタガイドと、前記リフタを往復移動させる駆動カムと、前記シリンダと前記リフタとの間に配置され、前記リフタを前記駆動カム側に付勢する付勢部材とを備え、前記駆動カムの回転運動を前記リフタおよび前記プランジャの往復運動に変換することにより、前記圧力室の燃料圧力を前記フィード圧以上に昇圧して燃料貯留部に圧送可能な高圧燃料ポンプと、
    潤滑油貯留手段に貯留される潤滑油をオイルポンプによって前記高圧燃料ポンプに供給する潤滑油供給装置とを含んで構成される内燃機関の制御装置であって、
    前記オイルポンプから吐出される潤滑油の吐出圧の異常を検知したことを条件として、前記加圧室内の燃料圧力を前記フィード圧まで低下させるポンプ制御手段を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記高圧燃料ポンプは、前記加圧室と前記フィードポンプとを連通する低圧燃料通路部を開閉する開閉弁を有し、
    前記ポンプ制御手段は、前記プランジャによって前記加圧室を加圧する過程で前記開閉弁の閉弁期間を制御することにより、前記加圧室から前記燃料貯留部に供給される燃料圧力を調整し、
    前記オイルポンプの吐出圧の異常を検知したことを条件として、前記開閉弁を全開に制御して前記加圧室内の燃料圧力を前記フィード圧まで低下させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記ポンプ制御手段から出力される異常信号に基づいて警告を行う警告手段を有し、
    前記ポンプ制御手段は、前記オイルポンプから吐出される潤滑油の吐出圧の異常を検知したことを条件として、前記警告手段に前記異常信号を出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記ポンプ制御手段は、前記潤滑油貯留手段に貯留された潤滑油が前記オイルポンプによって前記高圧燃料ポンプに供給されてから前記潤滑油貯留手段に回収されるまでの期間を潤滑油循環期間に設定し、
    時間的に連続する前記潤滑油循環期間内において前記オイルポンプから吐出される潤滑油の吐出圧の圧力値が所定値以下となった時間を積算し、前記積算値が判定値以上となったことを、前記潤滑油の吐出圧の異常検知条件とすることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載の内燃機関の制御装置。
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