JP2010223130A - 燃料性状判別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料の潤滑性に係る特定性状を判別できる簡素な構成を備えた燃料性状判別装置を提供。
【解決手段】燃料タンク30の燃料を汲み上げるフィードポンプ70と、フィードポンプ70によって汲み上げられた燃料を加圧し、加圧した燃料をエンジン2に向けて圧送する高圧ポンプ60とを有する燃料供給装置1に用いられ、エンジン2に使用される燃料の性状を判別する燃料性状判別装置20において、フィードポンプ70と高圧ポンプ60との間に接続され、フィードポンプ70の吐出部から吐出された燃料の一部をフィードポンプ70の吸入部に戻すリターン流路76と、リターン流路76に設けられ、リターン流路76を通過する燃料流量を制限する流量制限手段21と、流量制限手段21を燃料が通過するときの差圧を検出する圧力検出手段22と、圧力検出手段22によって検出した差圧に基づいて燃料性状を判定する判定手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料性状判別装置に関し、例えば燃料タンク内の燃料を燃料タンク外の内燃機関に供給する燃料供給装置において燃料性状を判別する燃料性状判別装置に適用して好適なものである。
従来、例えばディーゼル機関に供給する燃料供給装置としては、燃料タンク内の燃料を汲み上げるフィードポンプと、フィードポンプによって汲み上げられた燃料を加圧し、ディーゼル機関に向けて高圧燃料を吐出する高圧ポンプとを備えた燃料供給装置が知られている。
この種の燃料供給装置は、燃料として正規の軽油が使用され、当該燃料を送油機構等で送油すると共に送油機構が燃料で潤滑される。潤滑性が低い灯油を燃料として万が一不正に使用されると、送油機構等に損傷を招く可能性がある。
このような燃料供給装置の一種として特許文献1に開示の装置では、燃料の物理量としての密度を検出する密度検出手段を備え、密度の異なる灯油と軽油を判別するようにしている。この技術では、灯油もしくは軽油に灯油を混合した混合燃料と、正規の軽油との判別が可能となる。
特開2008−261259号公報
近年、ディーゼル機関に使用する燃料としては、主流の軽油以外に、バイオディーゼル燃料が代替燃料として普及しつつある。
上記特許文献1による従来技術では、密度を検出し、密度の異なる燃料を判別するので、代替燃料、もしくは代替燃料を混合した混合燃料と、軽油との判別が可能となる。しかしながら、従来技術では、その燃料性状検出のために新たに密度測定をする精密計測装置を準備する必要があるため、コスト上昇を招く懸念がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、燃料の潤滑性に係る特定性状を判別できる簡素な構成を備えた燃料性状判別装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1に記載の発明では、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置であって、燃料タンクの燃料を汲み上げるフィードポンプと、フィードポンプによって汲み上げられた燃料を加圧し、加圧した燃料を内燃機関に向けて圧送する高圧ポンプとを有する燃料供給装置に用いられ、内燃機関に使用される燃料の性状を判別する燃料性状判別装置において、
フィードポンプと高圧ポンプとの間に接続され、フィードポンプの吐出部から吐出された燃料の一部を、フィードポンプの吸入部に戻すリターン流路と、リターン流路に設けられ、リターン流路を通過する燃料流量を制限する流量制限手段と、流量制限手段を燃料が通過するときの差圧を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段によって検出した差圧に基づいて燃料性状を判定する判定手段と、を備えていることを特徴する。
これによると、フィードポンプの吐出部から吐出された燃料の一部をフィードポンプの吸入部に戻すリターン流路、流量制限手段、及び圧力検出手段を備えるという簡素な構成により、圧力検出手段によって流量制限手段を燃料が通過するときの差圧を検出し、当該検出差圧に基づいて燃料性状を判定することができる。
上記差圧は、ハーゲン−ポアズイユ(Hagen−Poiseuille)の式より粘度(粘性係数)に比例する。ここで、燃料流量が一定であると仮定すると、差圧は、流量制限手段を通過するときの燃料の粘度に依存する。この燃料は、流量制限手段によってその流量が制限されるため、流量一定となる所定条件を設定することが容易となる。検出した差圧によって、燃料性状としての燃料の潤滑性に係わる粘度を判別可能となる。
以上の請求項1の記載によれば、燃料の潤滑性に係る特定性状を判別できる簡素な構成を備えた燃料性状判別装置をなし得るのである。
なお、流量制限手段を燃料が通過するときの差圧とは、流量制限手段の上流側の燃料の圧力と下流側の燃料の圧力との差圧である。また、請求項に記載の流路とは、燃料が流通する通路を意味するものであり、ハウジングなどに形成される通路や、ハウジングに接続さえる配管をいう。
また、請求項2に記載の発明では、燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置であって、燃料タンクの燃料を汲み上げるフィードポンプと、フィードポンプによって汲み上げられた燃料を加圧し、加圧した燃料を内燃機関に向けて圧送する高圧ポンプとを有する燃料供給装置に用いられ、内燃機関に使用される燃料の性状を判別する燃料性状判別装置において、
フィードポンプと高圧ポンプとの間に接続され、フィードポンプの吐出部から吐出された燃料の一部を、燃料タンクに向けて戻すリターン流路と、リターン流路に設けられ、リターン流路を通過する燃料流量を制限する流量制限手段と、流量制限手段を燃料が通過するときの差圧を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段によって検出した差圧に基づいて燃料性状を判定する判定手段と、を備えていることを特徴する。
これによると、フィードポンプの吐出部から吐出された燃料の一部を燃料タンクに向けて戻すリターン流路、流量制限手段、及び圧力検出手段を備えるという簡素な構成により、圧力検出手段によって流量制限手段を燃料が通過するときの差圧を検出し、当該検出差圧に基づいて燃料の潤滑性に係わる特定性状を判定することができる。
以上の請求項2の記載によれば、燃料の潤滑性に係る特定性状を判別できる簡素な構成を備えた燃料性状判別装置をなし得るのである。
また、請求項3に記載の発明では、流量制限手段は、フィードポンプの下流に設けられた絞り部であることを特徴とする。
これによると、リターン流路の流路断面積が、絞り部の部位で絞られる構成とするだけでよいので、簡単かつ安価に流量制限手段を設けることができる。
また、請求項4に記載の発明では、高圧ポンプは、内燃機関からの駆動力によって回転駆動するカムと、カムの回転によって往復移動に変換され、フィードポンプの吐出部からの燃料を吸引及び加圧するプランジャと、カム及びプランジャを潤滑する潤滑剤としてリターン流路の流通する燃料を導くとともに、その燃料を燃料タンクに戻す潤滑流路と、
を有していることを特徴とする。
かかる発明では、高圧ポンプは、回転駆動するカムと、カムの回転によって往復移動に変換され、燃料タンクより汲み上げられた燃料を吸引及び加圧するプランジャと、カム及びプランジャを潤滑する潤滑剤として燃料を導くとともに、その燃料を燃料タンクに戻す潤滑流路と、を有するように構成されている。
請求項4に記載の発明によれば、上記潤滑流路を、フィードポンプの吐出部から吐出された燃料の一部を燃料タンクに向けて戻すリターン流路として利用することができる。その結果、燃料の潤滑性に係わる特定性状を判定するために設置するリターン流路を新設する必要が無くなる。それ故に、そのような燃料性状判別装置は、流路構成を簡素化することができる。
また、請求項5に記載の発明では、フィードポンプの吐出部と、吸入部とに接続する第2リターン流路であって、吐出部から吐出された燃料の圧力を調整する圧力調整手段を有する第2リターン流路を備えていることを特徴とする。
かかる発明では、圧力調整手段が設けられた第2リターン流路は、例えばフィードポンプの吐出部から吐出される燃料の流量に対応して圧力調整手段により閉塞さる可能性がある。例えば第2リターン流路に、流量制限手段及び圧力検出手段が設置される場合があると、流量制限手段及び圧力検出手段による差圧検出機能が阻害されるおそれがある。
これに対し請求項5に記載の発明によれば、上記リターン通路と第2リターン流路とを、フィードポンプの吐出部に対し並列に接続する構成とすることができる。それ故に、圧力調整手段により第2リターン流路が閉塞される場合があったとしても、リターン流路に設置される流量制限手段及び圧力検出手段による差圧検出機能が阻害されることはない。
また、請求項6乃至7に記載の発明では、判定手段は、検出した差圧が所定の差圧範囲にあるか否かを判定することにより前記燃料性状としての燃料の潤滑性を判定することを特徴とする。
これによると、判定手段は、燃料の潤滑性に係わる特定性状を判定するべく、検出した差圧が所定の差圧範囲にあるか否かを判定する構成とする程度でよいので、判定ロジックが比較的簡素な判定手段を設けることができる。
また、請求項7に記載の発明では、判定手段は、検出した差圧が所定の差圧範囲外である場合には、使用する燃料が潤滑性に劣る燃料であると判定することを特徴とする。
これによると、例えば、正規の燃料を使用することで検出され得る差圧の範囲を、所定の差圧範囲とすることにより、潤滑性に劣る不正な燃料が使用される異常状態であるか否かを監視することができる。
本発明の第1実施形態による燃料性状判別装置を適用した蓄圧式燃料噴射装置の構成を示す構成図である。 図1中の制御回路にて実行される、燃料性状を判定する判定処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係わる燃料性状判別装置を示す構成図である。 第3実施形態に係わる燃料性状判別装置を示す構成図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態による燃料性状判別装置20を示しており、当該燃料性状判別装置20を搭載する燃料供給装置10を適用した蓄圧式燃料噴射装置1の全体構成図である。
本実施形態の燃料供給装置10は、例えば4気筒の内燃機関(本実施例では、ディーゼル機関、以下、単にエンジンという)2に使用されるもので、エンジン2に高圧燃料を噴射供給する蓄圧式燃料噴射装置1に用いられる。
図1に示すように、蓄圧式燃料噴射装置1は、エンジン2の各気筒に燃料噴射を行なうシステムであり、高圧燃料を蓄えるコモンレール40と、コモンレール40より供給される高圧燃料をエンジン2の気筒内に噴射する燃料噴射弁50と、コモンレール40に燃料を供給する燃料供給装置10とを備えている。また、この蓄圧式燃料噴射装置1は、燃料供給装置10及び燃料噴射弁50を駆動制御する制御回路200を備えており、制御回路200によって燃料供給装置10及び燃料噴射弁50が制御される。
コモンレール40は、燃料供給装置10より供給された高圧燃料を貯留し、目標とする燃料噴射圧力相当の燃料圧力(以下、単に「目標コモンレール圧」という)まで蓄圧する。目標コモンレール圧は、エンジン2の運転状態(例えば、アクセル開度とエンジン回転速度)に基づいて、制御回路200により設定される。このコモンレール40には、コモンレール40内の燃料の一部を逃がす減圧弁41が設けられており、減圧弁41は燃料を排出することでコモンレール40内の圧力を減圧する。この減圧弁41は、コモンレール40に燃料を供給する燃料供給装置10の燃料供給機能とは別に、制御回路200により制御されることにより、コモンレール圧を所定圧力に調節することが可能である。
減圧弁41には燃料タンク30に通じる燃料配管43が接続されている。減圧弁41が開弁すると、燃料配管43が開放され、コモンレール40に蓄えられた燃料は、燃料配管43を通って燃料タンク30に戻る。
燃料噴射弁50は、エンジン2の各気筒にそれぞれ取り付けられ、高圧配管51を介してコモンレール40に接続されている。燃料噴射弁50は、コモンレール40内の蓄圧した燃料を、気筒の燃焼室に噴射供給するものである。燃料噴射弁50は、燃料の噴射時期および「筒内燃料噴射量」としての噴射量が制御回路200によって制御される。燃料噴射弁50には、燃料タンク30に通じる燃料配管52が接続されている。コモンレール40から供給された燃料のうち、噴射に寄与しない余剰燃料が、燃料配管52を通って燃料タンク30に戻る。
ここで、コモンレール40、燃料噴射弁50は、エンジン2の気筒の燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射系要素を構成している。
以上、燃料供給装置10を主たる構成とする蓄圧式燃料噴射装置1の全体構成を説明した。以下、燃料供給装置10の基本構成について説明する。
(燃料供給装置10の基本構成)
燃料供給装置10は、燃料タンク30内の燃料を汲み上げ、加圧した燃料をコモンレール40に供給すると共に、コモンレール40、燃料噴射弁50などの燃料噴射系要素に供給された燃料のうちの余剰燃料を燃料タンク30に戻す。言い換えると、燃料供給装置10は、燃料タンク30及び燃料噴射系要素間で、噴射に寄与する燃料量を除く燃料が還流されている。
燃料供給装置10は、燃料を加圧してコモンレール40に圧送する高圧ポンプ60と、この高圧ポンプ60に燃料を供給するフィードポンプ70と、フィードポンプ70から高圧ポンプ60へ供給される燃料量を調整する吸入調整弁74とを備えている。
フィードポンプ70は、高圧ポンプ60及び吸入調整弁74とともに一体的にポンプ部をなしている。なお、このようにポンプ部にフィードポンプ70と高圧ポンプ60とが一体的に構成されるものに限らず、フィードポンプ70と高圧ポンプ60とが別体に構成されるものであってもよい。
高圧ポンプ60は、エンジン2の図示しないクランクシャフトの駆動力を受けて回転するカム軸601、およびカム軸601に駆動されてシリンダ607の内部を往復移動するプランジャ604を備え、プランジャ604の往復移動に応じて燃料の吸入および加圧し、加圧した燃料をコモンレール40に供給する。なお、プランジャ604は、カム軸601の径方向に複数個(本実施例では2個)設けられており、交互に燃料の吸入および加圧を行う。
カム軸601およびプランジャ604は、図示しないポンプハウジングに収容されている。カム軸601は、カム軸601と共に回転するカム602を有している。カム602は、ポンプハウジングに形成されるカム室608に収容されている。カム602の外周には、メタルブッシュを介して相対回転可能に嵌合するカムリング603が設けられている。
プランジャ604は、ポンプハウジングに形成されるシリンダ607に、往復移動可能に支持されている。プランジャ604には、カム軸601側の端部にタペット605が一体に設けられており、このタペット605がスプリング606に付勢されてカムリング603の外周面に押圧されている。これにより、プランジャ604は、カム軸601が回転すると、カム602の偏心回転がカムリング603を介して直線運動に変換され、その直線運動がタペット605に伝達されることで、シリンダ607の内部を往復移動する。
シリンダ607の内部には、プランジャ604の往復移動に応じて容積変化する加圧室609が形成されている。加圧室609には、吸入通路62と吐出通路63とが接続されている。
吸入通路62には、加圧室609に燃料が吸入されるときに開弁する吸入弁621が設けられ、吐出通路63には、加圧室609より燃料が吐出されるときに開弁する吐出弁631が設けられている。また、吐出通路63は、コモンレール40に接続されている燃料配管42が接続されている。
プランジャ604がシリンダ607の内部をカム軸601側へ移動すると、加圧室609の容積が拡大して加圧室609の圧力が低下する。これにより、フィードポンプ70より吸入通路62に供給される燃料は、吸入弁621を押し開いて加圧室609に吸入される。
また、プランジャ604がシリンダ607の内部を反カム軸側へ移動すると、加圧室609の容積が縮小し、加圧室609に吸入されている燃料が加圧される。そして、その燃料圧力が吐出弁631の開弁圧を超えると、加圧室609の燃料が吐出弁631を押し開いて、吐出通路63よりコモンレール40に向けて吐出される。
フィードポンプ70は、例えば、周知のトロコイドポンプであり、高圧ポンプ60とともにポンプハウジングに収容されている。フィードポンプ70は、カム軸601によって駆動されることで、燃料配管71を介して燃料タンク30より汲み上げた燃料を高圧ポンプ60に向けて吐出する。
燃料配管71には、図示しない燃料フィルタが設けられている。この燃料フィルタは、燃料タンク30とフィードポンプ70との間に設けられ、燃料中に含まれる異物を除去するフィルタエレメントを有している。フィルタエレメントを燃料が通油することによって、燃料タンク30より吸い上げられる燃料中に含まれる異物をフィルタエレメントで捕捉し、異物を除去した燃料がフィードポンプ70に供給される。
フィードポンプ70の吐出部側(出口側)には、フィードポンプ70より吐出される燃料を、高圧ポンプ60側の吸入通路62に供給する吐出通路73が接続されている。
吸入調量弁74は、エンジン2の運転状態を基に、制御回路200により弁開度が制御される電磁弁であり、吸入通路62に設けられている。制御回路200は、吸入調量弁74の弁開度を制御することにより高圧ポンプ60の加圧室609に吸入される燃料量を調整する。
吸入調量弁74の下流側には、吸入調量弁74の閉弁時に漏れ出た燃料をフィードポンプ70の吸入部側(入口部側)に戻す燃料抜き通路76が接続されている。
吸入通路62には、吸入調量弁74の上流側からカム室608に通じる潤滑通路78が接続されており、フィードポンプ70より吐出された燃料の一部が、潤滑通路78を通ってカム室608に潤滑剤として供給される。カム室608に供給された燃料は、カム602及びプランジャ604などを潤滑したのち、燃料通路64および燃料配管65を通って燃料タンク30に戻る。
潤滑通路78、カム室608、燃料通路64、および燃料配管65の途中には、弁などの燃料の流通を阻止するものは設けられておらず、燃料供給装置10が駆動しているときは常に燃料が流れるようになっている。
圧力調整装置75は、フィードポンプ70の吐出部側と吸入部側とを接続する燃料通路77に設けられており、フィードポンプ70より吐出される燃料圧力が所定圧を超えないように調整する。圧力調整装置75は、フィードポンプ70より吐出される燃料の燃料圧力に応じて可動するピストン(図示しない)を内蔵している。フィードポンプ70の吐出圧が所定圧を超えると、ピストンが開弁し、吐出された燃料がフィードポンプ70の入口側に戻る。
また、制御回路200には、エンジン回転速度、アクセルペダル踏み込み量、コモンレール40内の燃料圧力などを検出する各種のセンサ(図示せず)が接続されており、センサから出力される信号に基づいてエンジン2の運転状態を取得する。各種のセンサは、冷却水温センサ、クランク角度センサなどを含んでおり、エンジン2またはエンジン2に搭載する機器に取り付けられている。クランク角度センサは、エンジンの所定クランク角毎に信号を出すものであり、制御回路200によってエンジン回転速度(エンジン回転数)が取得される。また、コモンレール40に設けたレール圧センサは、コモンレール40内の燃料のコモンレール圧を検出する。
なお、ここで、減圧弁41、燃料噴射弁50、高圧ポンプ60にそれぞれ設けられた燃料配管43、燃料配管52、及び燃料配管65は、余剰燃料を燃料タンク30に戻す排出通路91を構成している。
以上、燃料供給装置10の基本構成について説明した。以下、燃料性状判別装置20が搭載される燃料供給装置10の特徴的構成について説明する。
(燃料供給装置10並びに燃料性状判別装置20の特徴的構成)
燃料抜き通路76の途中には、弁などの燃料の流通を阻止するものは設けられておらず、燃料供給装置10が駆動しているときは常に燃料が流れるようになっている。
また、排出通路91には、燃料温度センサ29が設けられており、燃料温度センサ29は排出通路91を流通する燃料の温度を検出する。燃料温度センサ29は制御回路200に接続されており、制御回路200によって燃料噴射弁50から噴射される燃料の噴射時期及び噴射量が、狙い噴射時期及び噴射量に調整される。
燃料性状判別装置20は、燃料が流通する流路における差圧を検出する差圧センサ22を備え、その流路には、流路を通過する燃料流量を制限する流量制限手段を設ける構成としている。この流量制限手段は、例えば、燃料抜き通路76の通路径を絞る絞り部21である。
ここで、本実施形態による燃料抜き通路76は請求範囲に記載のリターン流路に相当し、差圧センサ22は請求範囲に記載の圧力検出手段に相当する。
差圧センサ22は、絞り部21の上流側と下流側に接続されている連通路23に設置され、絞り部21の上流側の燃料圧力と下流側の燃料圧力との差圧を検出するものである。差圧センサ22は制御回路200に接続されており、制御回路200によって絞り部21を燃料が通過するときの差圧が取得される。
ここで、上記差圧は、ハーゲン−ポアズイユ(Hagen−Poiseuille)の式より粘度(粘性係数)に比例する。例えば制御回路200によりエンジン2の運転条件を取得し、取得する条件が、燃料流量が一定であることを実質的に満たす所定の条件にあるときには、燃料差圧は、その燃料の粘度に依存することになる。
絞り部21を通過する燃料は、絞り部21によってその流量が制限されるため、流量一定となる上記所定条件を制御回路200により容易に設定し得る。制御回路200が運転条件の監視を継続することで、上記所定条件を容易に見極めることができるからである。
燃料噴射系要素並びに燃料供給装置10の潤滑剤として使用する燃料は、軽油、並びに軽油の代替燃料であるバイオディーゼル燃料が使用される。市場で使用する正規の燃料は、製油所にて燃料粘度が所定の粘度範囲になるように精製され、軽油、バイオディーゼル燃料を混合した軽油として供給される。また、燃料は温度により粘度が変化する温度特性を有するため、仕向地の環境により粘度が調整されるため、精製された燃料は上記所定の粘度範囲を有するのである。
この所定の粘度範囲外である、不正な燃料または例えば仕向先を誤った燃料が、万が一エンジン2に使用されることになると、燃料噴射系要素並びに燃料供給装置10が要求する潤滑性に対し潤滑性が劣る燃料で、燃料噴射系要素並びに燃料供給装置10を潤滑するおそれがある。
そこで、制御回路200は、所定の粘度範囲に相当する所定の差圧範囲を判定基準として設定する判定基準設定手段と、差圧センサ22により検出した差圧に基づいて使用する燃料の燃料性状(潤滑性)を判定する判定手段を有している。
上記所定の差圧範囲とは、正規の燃料を使用することで検出され得る差圧の範囲である。また、判定基準設定手段は、所定条件を満すときの燃料の温度に応じてその差圧範囲を補正する補正手段を備えていることが好ましい。
以上、燃料供給装置10並びに燃料性状判別装置20の特徴的構成を説明した。以下、これらの装置10、20の作動を図2に基づいて説明する。図2は、制御回路200に記憶のプログラムによって実行される、燃料性状を判定する制御を含む制御処理を示している。
図2において、S(Sはステップ)201及びS202の制御処理は、エンジン2の運転状態を監視し、その運転状態が所定の条件であるか否かを判定するものである。S203〜S207の制御処理は、使用する燃料について燃料性状を判定するものである。また、S208及びS209の制御処理は、不正な燃料もしくは誤った燃料が使用されていることが判明した場合に、燃料の適正使用を喚起する報知処理、並びにフェイルセーフ処理をするものである。
具体的には、S201では、各種センサからの検出によりエンジン2の運転状態を検出し、その運転状態に係る各種の状態値を読み込む。読み込む状態値としては、例えば、エンジン回転速度(エンジン回転数)、コモンレール圧、燃料温度などが読み込まれる。
S202では、読み込んだエンジン2の運転状態が、所定の条件を満たしているか否かを判定する。運転状態の状態値(例えば、エンジン回転速度、コモンレール圧)が所定の条件を満たす場合には、燃料性状を判定する制御を許可する判断をし、S203に進む。
運転状態の状態値が所定の条件を満たさない場合には、S201に戻り、運転状態の状態値が所定の条件を満たすまで、S202の判定を繰り返す。
なお、本実施例では、所定の条件を、例えば定常運転状態となるアイドル運転状態であることとし、読み込んだエンジン回転速度及びコモンレール圧が、アイドル運転状態に相当するエンジン回転速度の速度範囲、コモンレール圧の圧力範囲にあるか否か判定するようにした。
S203では、差圧センサ22により絞り部21を燃料が通過するときの差圧ΔPを測定する。
S204では、判定値を読み込む。この判定値は、所定の差圧範囲(ΔPamin〜ΔPamax)で表されおり、所定の差圧範囲は正規燃料であると認めるための許容範囲を示すものである。所定の差圧範囲は、例えば、予め実験等により決定されており、例えば工場出荷時に制御回路200の記憶部に記憶されている。
また、上記所定の差圧範囲は温度による補間可能なマップ、あるいは実験式などの数式で示され、その数式が温度による補正が可能な数式であることが好ましい。これによると、読み込んだ運転状態での燃料温度に応じて、所定の差圧範囲の数値範囲を補正することができる。燃料性状の判別精度の向上が図れる。上記燃料温度は、例えば燃料温度センサ29により検出される。
S205では、差圧ΔPが判定値の数値範囲(ΔPamin〜ΔPamax)にあるか否かを判定する。差圧ΔPが判定値の数値範囲にある場合には、S206にて燃料は正規の燃料が使用されていると判断する。
一方、差圧ΔPが判定値の数値範囲外である場合には、S207にて不正な燃料もしくは誤った燃料が使用されていると判断し、S208に進む。
S208では、警告灯、ブザーなどの報知手段(図示せず)により、エンジン2を運転する運転者などのユーザーに、適正燃料の使用を喚起するための警告を発する。
S209では、エンジン2並びに蓄圧式燃料噴射装置1の安全な運転を維持するため、例えばエンジン2の出力制限を行なう。
ここで、圧力調整装置75が設置される燃料通路77は請求範囲に記載の第2リターン流路に相当し、圧力調整装置75は請求範囲に記載の圧力調整手段に相当する。
以上説明した本実施形態では、燃料の潤滑性に係る特性性状(粘度)を判別する燃料性状判別装置20が、「リターン流路」である燃料抜き通路76に設ける、絞り部21及び差圧センサ22という簡素な構成で実現し得るのである。
また、絞り部21は、燃料抜き通路76を通過する燃料流量を制限する流量制限手段として機能している。流量制限手段は、絞り部21に限らず、いずれの構成であってもよい。
なお、絞り部21の場合、燃料抜き通路76の通路径(流路断面積)が、絞り部21の部位で絞られる構成とするだけで、簡単かつ安価な流量制限手段を実現し得る。
また、以上説明した本実施形態において、絞り部21及び差圧センサ22を設置する「リターン流路」として、燃料抜き通路76を利用する構成とした。これにより、「リターン流路」を新設する必要がない。
なお、「リターン流路」として既存の通路76を使用しない場合、即ち、新設する「リターン流路」、絞り部21、及び差圧センサ22という構成であっても、密度センサなどの精密計測装置を備える従来技術による構成に比べて簡素な構成を実現し得るのである。
ここで、上記圧力調整装置75が設置される燃料通路77は、フィードポンプ70の吐出部から吐出される燃料の流量に対応して圧力調整装置75により閉塞さる可能性がある。例えば仮に燃料通路77に、燃料性状判別装置20を構成する絞り部及び差圧センサが設置される場合があると、絞り部及び差圧センサによる差圧検出機能が阻害されるおそれがある。
これに対し本実施形態では、燃料通路77と異なる燃料抜き通路76に、絞り部21及び差圧センサ22を設置し、燃料通路77と燃料抜き通路76とが、フィードポンプ70の吐出部及び吸入部に対し並列に接続される構成としている。それ故に、圧力調整装置75により燃料通路77が閉塞される場合があったとしても、燃料抜き通路76に設置した絞り部21及び差圧センサ22による差圧検出機能が阻害されることはない。
また、以上説明した本実施形態では、制御回路200の判定手段は、検出した差圧ΔPが所定の差圧範囲(ΔPamin〜ΔPamax)にあるか否かを判定することにより燃料の潤滑性に係る特性性状(粘度)を判定する。このような判定手段では、燃料の潤滑性に係わる特定性状(粘度)の判定をすべき構成が、差圧が所定の差圧範囲にあるか否かを判定する構成で実現し得る。言い換えると、判定ロジックが比較的簡素な判定手段を設けることができる。
また、上記判定手段では、正規の燃料を使用することで検出され得る差圧の範囲を、所定の差圧範囲(ΔPamin〜ΔPamax)とし、実際に検出した差圧ΔPが上記所定の差圧範囲外である場合には、使用する燃料が潤滑性に劣る燃料であると判定する。
これによると、潤滑性に劣る不正な燃料が使用される異常状態であるか否かを、簡便に監視することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態を図3に示す。第2実施形態は第1実施形態の変形例である。第2実施形態では、絞り部21及び差圧センサ22を設置する「リターン流路」を、潤滑通路78とする構成とする一例を示すものである。図3は、本実施形態による燃料性状判別装置20を搭載する燃料供給装置10を示すものである。
図3に示すように、潤滑通路78を、絞り部21及び差圧センサ22を設置する「リターン流路」として利用する構成としている。潤滑通路78には、絞り部21が設けられている。絞り部21の上流側と下流側に、差圧センサ22が設置される連通路23が接続されている。
これにより、「リターン流路」を新設する必要がない。そのような燃料性状判別装置20を搭載する燃料供給装置10は、流路構成を簡素化し得るのである。
(第3実施形態)
第3実施形態を図4に示す。第3実施形態は第1実施形態の変形例である。第3実施形態では、絞り部21及び差圧センサ22を設置する「リターン流路」として、燃料タンク30に燃料を戻す第2排出通路92を新設する構成とする一例を示すものである。図4は、本実施形態による燃料性状判別装置20を搭載する燃料供給装置10を示すものである。
図4に示すように、第2排出通路92は、フィードポンプ70と吸入調量弁74との間に設けられている。第2排出通路92の一端がフィードポンプ70の吐出部側に接続されるとともに、第2排出通路92の他端が排出通路91に接続されている。
第2排出通路92には、絞り部21が設けられている。絞り部21の上流側と下流側に、差圧センサ22が設置される連通路23が接続されている。
このような構成であっても、本実施形態による燃料性状判別装置20は、密度センサなどの精密計測装置を備える従来技術による構成に比べて簡素な構成が実現し得る。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
(1)例えば以上説明した本実施形態では、流量制御手段を、絞り部21で構成した。流量制御手段はこれに限らず、「リーク流路」としての燃料抜け通路76、潤滑流路78、及び第2排出通路92を通過する燃料の流量を制限するものであればいずれの構造であってもよい。
(2)また、以上説明した本実施形態では、絞り部21の上流側の燃料圧力と下流側の燃料圧力との差圧を検出する手段として、絞り部21の上流側と下流側に、差圧センサ22が設置される連通路23に接続する構成とした。これに限らず、絞り部21を燃料が通過するときの差圧を検出する圧力検出手段であればいずれの構造であってもよい。
1 蓄圧式燃料噴射装置
2 エンジン(内燃機関)
10 燃料供給装置
20 燃料性状判別装置
21 絞り部(流量制御手段)
22 差圧センサ(圧力検出手段)
23 連通路
29 燃料温度センサ(温度検出手段)
30 燃料タンク
40 コモンレール
43 燃料配管
50 燃料噴射弁
52 燃料配管
60 高圧ポンプ
601 カム軸
604 プランジャ
608 カム室
609 加圧室
62 吸入通路
63 吐出通路
65 燃料配管
70 フィードポンプ
71 燃料配管
74 吸入調量弁
76 燃料抜き通路(リターン流路)
78 潤滑通路(潤滑流路)
91 排出通路
200 制御回路

Claims (7)

  1. 燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置であって、前記燃料タンクの燃料を汲み上げるフィードポンプと、前記フィードポンプによって汲み上げられた燃料を加圧し、加圧した燃料を前記内燃機関に向けて圧送する高圧ポンプとを有する燃料供給装置に用いられ、
    前記内燃機関に使用される燃料の性状を判別する燃料性状判別装置において、
    前記フィードポンプと前記高圧ポンプとの間に接続され、前記フィードポンプの吐出部から吐出された燃料の一部を、前記フィードポンプの吸入部に戻すリターン流路と、
    前記リターン流路に設けられ、前記リターン流路を通過する燃料流量を制限する流量制限手段と、
    前記流量制限手段を燃料が通過するときの差圧を検出する圧力検出手段と、
    前記圧力検出手段によって検出した差圧に基づいて燃料性状を判定する判定手段と、
    を備えていることを特徴する燃料性状判別装置。
  2. 燃料タンク内の燃料を内燃機関に供給する燃料供給装置であって、前記燃料タンクの燃料を汲み上げるフィードポンプと、前記フィードポンプによって汲み上げられた燃料を加圧し、加圧した燃料を前記内燃機関に向けて圧送する高圧ポンプとを有する燃料供給装置に用いられ、
    前記内燃機関に使用される燃料の性状を判別する燃料性状判別装置において、
    前記フィードポンプと前記高圧ポンプとの間に接続され、前記フィードポンプの吐出部から吐出された燃料の一部を、前記燃料タンクに向けて戻すリターン流路と、
    前記リターン流路に設けられ、前記リターン流路を通過する燃料流量を制限する流量制限手段と、
    前記流量制限手段を燃料が通過するときの差圧を検出する圧力検出手段と、
    前記圧力検出手段によって検出した差圧に基づいて燃料性状を判定する判定手段と、
    を備えていることを特徴する燃料性状判別装置。
  3. 前記流量制限手段は、前記フィードポンプの下流に設けられた絞り部であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料性状判別装置。
  4. 前記高圧ポンプは、
    前記内燃機関からの駆動力によって回転駆動するカムと、
    前記カムの回転によって往復移動に変換され、前記フィードポンプの前記吐出部からの燃料を吸引及び加圧するプランジャと、
    前記カム及び前記プランジャを潤滑する潤滑剤として前記リターン流路の流通する燃料を導くとともに、その燃料を前記燃料タンクに戻す潤滑流路と、
    を有していることを特徴とする請求項2に記載の燃料性状判別装置。
  5. 前記フィードポンプの前記吐出部と、吸入部とに接続する第2リターン流路であって、
    吐出部から吐出された燃料の圧力を調整する圧力調整手段を有する第2リターン流路を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料性状判別装置。
  6. 前記判定手段は、前記検出した差圧が所定の差圧範囲にあるか否かを判定することにより前記燃料性状としての燃料の潤滑性を判定することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料性状判別装置。
  7. 前記判定手段は、前記検出した差圧が前記所定の差圧範囲外である場合には、使用する燃料が潤滑性に劣る燃料であると判定することを特徴とする請求項6に記載の燃料性状判別装置。
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