JP4315109B2 - ポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体ポンプの吐出側(出口側)の圧力を所定圧力に保つレギュレータを備えたポンプ装置に関し、例えばコモンレール式燃料噴射装置のサプライポンプ等に用いられて好適な技術に関する。
(ポンプ装置の構成)
ポンプ装置の一例をコモンレール式燃料噴射装置に用いられるサプライポンプを例に説明する。
サプライポンプの概略構成を図7に示す。サプライポンプ3は、フィードポンプ14、レギュレータ15、電磁調量弁(SCV)16、高圧ポンプ17等によって構成されている。
フィードポンプ14は、燃料タンク内の燃料を吸引し、吸引した燃料を高圧ポンプ17へ圧送するものである。
レギュレータ15は、フィードポンプ14の吐出側の圧力(燃料圧力)に応じて開弁して、フィードポンプ14の吐出側の燃料の一部を低圧側へ戻すことで、フィードポンプ14の吐出側の圧力を所定圧力(フィード圧力)に保つものである(例えば、特許文献1参照)。
(不具合のメカニズム)
何らかの要因によってエアAが混入された燃料をフィードポンプ14が吸引して吐出した場合、図8、図9に示すように、燃料に混入したエアAが、燃料とともにレギュレータ15に流入する。すると、エアAがレギュレータ15を通過する際に、レギュレータ15におけるピストン24の上流側の充填室27の燃料充填量が不規則になり、その結果ピストン24の挙動が大きく変動して、調圧圧力が激しく変動してしまう。
また、エアAの混入によってピストン24の挙動が激しく変動する際は、レギュレータ15のリターン側の出口孔28をピストン24が開けたり閉じたりするため、出口孔28から低圧側へ導かれる燃料の流速が変動し、レギュレータ15からジュルジュルといったような異音が発生してしまう。
(従来のポンプ装置の問題点)
即ち、液体ポンプとレギュレータを組み合わせてなる従来のポンプ装置は、気体(エア等)が混入された液体を液体ポンプが圧送すると、ポンプ吐出側の調圧圧力が激しく変動したり、異音が発生するなどの不具合がある。
特開平6−249133号公報
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、気体が混入された液体を液体ポンプが圧送しても、ポンプ吐出側の調圧圧力が変動するのを防ぐとともに、異音が発生するのを防ぐことのできるポンプ装置の提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用するポンプ装置は、液体ポンプの吐出側の液体をレギュレータへ導く導入通路が、ポンプ装置の使用状態(例えば、車両に設置された状態など)において、液体の流入側が天地方向の上方に向くように設けられ、導入通路の液体導入口には、吐出側通路における流体の上流側を被う開口カバーが設けられるものである。
このように設けられることにより、気体が混入された液体を液体ポンプが圧送しても、気体が導入通路を通ってレギュレータに到達し難くなる。
これによって、気体がレギュレータに混入することによって発生する調圧圧力の変動および異音の発生を防ぐことができる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用するポンプ装置は、液体ポンプの吐出した液体をレギュレータへ導く導入通路の液体導入口に、この液体導入口の天地方向の下方側を被う開口カバーを設けたものである。
このように設けられることにより、気体が混入された液体を液体ポンプが圧送しても、気体は液体より軽いため、液体中の気体が開口カバーで被われた液体導入口に流入し難くなる。
これによって、気体がレギュレータに混入することによって発生する調圧圧力の変動および異音の発生を防ぐことができる。
[請求項3の手段]
請求項3の手段を採用するポンプ装置は、上述した請求項1と請求項2を同時に実施したものである。
このように設けることにより、レギュレータに気体が流入するのを高い割合で防ぐことができる。
これにより、気体がレギュレータに混入することによって発生する調圧圧力の変動および異音の発生を、より確実に防ぐことができる。
[請求項4の手段]
請求項4の手段を採用するポンプ装置における液体ポンプは、高圧燃料を蓄圧するコモンレールへ高圧燃料を供給する高圧ポンプに、燃料タンクの燃料を供給するフィードポンプである。
このように、コモンレール式燃料噴射装置のフィードポンプの吐出圧を調圧する構造を採用するサプライポンプに本発明が適用されることにより、エアが混入された燃料をフィードポンプが圧送しても、エアがレギュレータに混入するのが抑えられるため、フィードポンプから高圧ポンプに圧送される調圧圧力の変動および異音の発生を防ぐことができる。
最良の形態1のポンプ装置は、液体を圧送する液体ポンプの吐出側の圧力に応じて開弁して、液体ポンプの吐出側の流体を液体ポンプの低圧側へ戻すことで、液体ポンプの吐出側の圧力を所定圧力に調圧するレギュレータを備えるものである。
そして、液体ポンプの吐出側の液体をレギュレータへ導く導入通路が、ポンプ装置の使用状態において、液体の流入側が天地方向の上方に向くように設けられ、導入通路の液体導入口には、吐出側通路における流体の上流側を被う開口カバーが設けられるものである。
最良の形態2のポンプ装置は、液体を圧送する液体ポンプの吐出側の圧力に応じて開弁して、液体ポンプの吐出側の流体を液体ポンプの低圧側へ戻すことで、液体ポンプの吐出側の圧力を所定圧力に調圧するレギュレータを備えるものである。
そして、ポンプ装置は、液体ポンプの吐出した液体が流れる吐出側通路に接続され、吐出側通路の液体をレギュレータへ導く導入通路と、この導入通路の液体導入口に設けられ、この液体導入口の天地方向の下方側を被う開口カバーとを備えるものである。
参考例
先ず、参考例を図1〜図3を参照して説明する。なお、以下は、コモンレール式燃料噴射装置のサプライポンプを示すものである。
(蓄圧式燃料噴射装置の説明)
図3に示す蓄圧式燃料噴射装置は、エンジン(例えばディーゼルエンジン:図示しない)の各気筒に燃料噴射を行うシステムであり、コモンレール1、インジェクタ2、サプライポンプ3、ECU4(エンジン制御ユニット)、EDU5(駆動ユニット)等から構成される。なお、EDU5はECU4のケース内に内蔵される場合もある。
コモンレール1は、インジェクタ2に供給する高圧燃料を蓄圧する蓄圧容器であり、燃料噴射圧に相当するコモンレール圧が蓄圧されるように高圧ポンプ配管6を介して高圧燃料を圧送するサプライポンプ3の吐出口と接続されるとともに、各インジェクタ2へ高圧燃料を供給する複数のインジェクタ配管7が接続されている。
コモンレール1から燃料タンク8へ燃料(軽油等:液体の一例)を戻すリリーフ配管9には、プレッシャリミッタ10が取り付けられている。このプレッシャリミッタ10は圧力安全弁であり、コモンレール1内の燃料噴射圧が限界設定圧を超えた際に開弁して、コモンレール1の燃料噴射圧を限界設定圧以下に抑える。
また、コモンレール1には、減圧弁11が取り付けられている。この減圧弁11は、ECU4から与えられる開弁指示信号によって開弁してリリーフ配管9を介してコモンレール圧を急速に減圧するものである。このように、コモンレール1に減圧弁11を搭載することによって、ECU4はコモンレール圧を車両走行状態に応じた圧力へ素早く低減制御できる。なお、この減圧弁11が、設けられない機種もある。
インジェクタ2は、エンジンの各気筒毎に搭載されて燃料を各気筒内に噴射供給するものであり、コモンレール1より分岐する複数のインジェクタ配管7の下流端に接続されて、コモンレール1に蓄圧された高圧燃料を各気筒内に噴射供給する燃料噴射ノズル、およびこの燃料噴射ノズル内に収容されたニードルのリフト制御を行う電磁弁等を搭載している。
なお、インジェクタ2からのリーク燃料も、リリーフ配管9を経て燃料タンク8に戻される。
サプライポンプ3は、燃料タンク8内の燃料を、燃料吸引管12の途中に設けられた燃料フィルタ13を介して吸引し、吸引した燃料を高圧に圧送してコモンレール1へ供給する高圧燃料ポンプであり、図2に示すように、フィードポンプ14、レギュレータ15、SCV16、2つの高圧ポンプ17等から構成される。なお、サプライポンプ3の構成については後述する。
ECU4は、CPU、記憶装置(ROM、RAM、SRAM、EEPROM等のメモリ)を搭載しており、ROMに記憶されたプログラムと、RAM等に読み込まれたセンサ類の信号(車両の運転状態)とに基づいて各種の演算処理を行う。
具体的な演算の一例を示すと、ECU4は、燃料の噴射毎に、ROMに記憶されたプログラムと、RAMに読み込まれたセンサ類の信号(車両の運転状態)とに基づいて、各気筒毎の目標噴射量、噴射形態、インジェクタ2の開弁閉弁時期、SCV16の開度(通電電流値)を決定するように設けられている。
EDU5は、インジェクタ駆動回路を備える。このインジェクタ駆動回路は、ECU4から与えられるインジェクタ開弁信号に基づいてインジェクタ2の電磁弁へ開弁駆動電流を与える駆動回路であり、開弁駆動電流を電磁弁に与えることにより高圧燃料が気筒内に噴射供給され、開弁駆動電流を停止することで燃料噴射が停止するものである。
なお、図3では、SCV16の電磁弁へ駆動電流を与えるSCV駆動回路をECU4のケース内に配置する例を示すが、EDU5のケース内に配置するものであっても良い。
なお、ECU4には、車両の運転状態等を検出する手段として、コモンレール圧を検出する圧力センサ18の他に、アクセル開度を検出するアクセルセンサ、エンジン回転数を検出する回転数センサ、エンジンの冷却水温度を検出する水温センサ等のセンサ類が接続されている。
(サプライポンプ3の説明)
サプライポンプ3を図2を参照して説明する。
このサプライポンプ3は、上述したように、フィードポンプ14、レギュレータ15、SCV16、2つの高圧ポンプ17等から構成される。
フィードポンプ14は、燃料タンク8から吸引した燃料をSCV16を介して2つの高圧ポンプ17へ送る低圧供給ポンプであり、例えば、カムシャフト19によって回転駆動されるトロコイドポンプによって構成される。
なお、カムシャフト19はポンプ駆動軸であり、エンジンのクランク軸によって回転駆動されるものである。
レギュレータ15は、フィードポンプ14の吐出側と低圧側とを連通する燃料流路20の途中に配置されて、フィードポンプ14の吐出圧に応じて開弁し、フィードポンプ14の吐出側の燃料の一部をフィードポンプ14の低圧側へ戻すことで、フィードポンプの吐出側の圧力を所定圧力(フィード圧力)に調圧するものである。
燃料流路20のうち、フィードポンプ14の吐出燃料の一部をレギュレータ15へ導く通路が導入通路21であり、レギュレータ15が排出した排出燃料をフィードポンプ14の低圧側へ導く通路が排出通路22である。
このレギュレータ15は、円筒シリンダ(バルブハウジング)23、円筒シリンダ23内に配置されたピストン24、このピストン24を燃料流入側へ付勢するバネ25、円筒シリンダ23の燃料入口側に装着された入口絞り26等により構成されている。
円筒シリンダ23は、入口絞り26が装着された側が燃料入口であり、円筒シリンダ23内において入口絞り26とピストン24により囲まれるスペースで充填室27が形成される。この円筒シリンダ23は、入口絞り26が装着された側が導入通路21に連通するようにサプライポンプ3に組付けられるものであり、導入通路21から導かれる燃料(フィードポンプ14の吐出燃料)が燃料絞りを介して充填室27に流入する。
円筒シリンダ23の側面には、排出通路22に連通する出口孔28が1つあるいは複数形成されている。この出口孔28は、充填室27の圧力により円筒シリンダ23内で摺動するピストン24によって開閉されるものであり、充填室27の圧力が低いとバネ25の付勢力が打ち勝ってピストン24によって出口孔28が閉塞され、充填室27の圧力が高まるほど、充填室27内の圧力によってピストン24がバネ25側に付勢されて、出口孔28の開口割合が高まるものである。
ピストン24は、円筒シリンダ23内に微少クリアランスを介して配置され、円筒シリンダ23内で軸方向に摺動自在に支持されるものであり、上述したように、充填室27内の圧力とバネ25との釣り合いに応じて出口孔28を開閉するものである。
バネ25は、充填室27の容積が小さくなる方向にピストン24を付勢するものであり、例えば圧縮コイルスプリングよりなる。
入口絞り26は、円筒シリンダ23の燃料入口側に装着されたものであり、中心に形成されたオリフィス孔を介して導入通路21と充填室27とを連通し、充填室27の圧力変動を緩和するものである。
SCV16は、フィードポンプ14から高圧ポンプ17へ燃料を導く燃料通路31の途中に配置されて、高圧ポンプ17の加圧室(プランジャ室)32に吸入される燃料の吸入量を調整して、コモンレール圧を変更および調整するものである。
このSCV16は、ECU4からのポンプ駆動信号によって制御されることにより、加圧室32内に吸入される燃料の吸入量を調整し、コモンレール1へ圧送する燃料の吐出量を変更するバルブであり、コモンレール1へ圧送する燃料の吐出量を調整することにより、コモンレール圧を調整するものである。
2つの高圧ポンプ17は、それぞれ燃料の吸入と圧縮を繰り返すプランジャポンプであり、SCV16から供給された燃料を高圧に圧縮してコモンレール1へ供給する。2つの高圧ポンプ17は、それぞれ180度位相の異なった周期で燃料の吸入と圧縮を繰り返す。なお、この高圧ポンプ17の数は、3つ以上設けられる場合もある。
それぞれの高圧ポンプ17は、共通のカムシャフト19によって往復駆動されるプランジャ33、このプランジャ33の往復動によって容積が変化する加圧室32に燃料を供給する吸入弁(逆止弁)34、加圧室32で圧縮された燃料をコモンレール1へ向けて吐出する吐出弁(逆止弁)35を備える。
プランジャ33は、カムシャフト19のエキセンカム36の周囲に装着されたカムリング37にスプリング38によって押し付けられており、カムシャフト19が回転するとカムリング37の偏心動作に伴ってプランジャ33が往復動する。
プランジャ33が下降して加圧室32の圧力が低下すると、吐出弁35が閉弁するとともに、吸入弁34が開弁してSCV16で調量された燃料が加圧室32内に供給される。 逆に、プランジャ33が上昇して加圧室32の圧力が上昇すると吸入弁34が閉弁する。そして、加圧室32で加圧された圧力が所定圧力に達すると吐出弁35が開弁して加圧室32で加圧された高圧燃料がコモンレール1へ向けて吐出される。
プライポンプ3は、液体ポンプに相当するフィードポンプ14、およびフィードポンプ14の吐出圧を調圧するレギュレータ15を備えるもので、ポンプ装置に相当するものである。
ここでフィードポンプ14は、燃料タンク8内の燃料を吸引して、高圧ポンプ17に供給するものであり、何らかの要因によってエア(気体の一例)Aが混入された燃料をフィードポンプ14が吸引して吐出する可能性がある。
エアAの混入した燃料が導入通路21を介してレギュレータ15に供給されると、エアAがレギュレータ15を通過する際に、レギュレータ15における充填室27の燃料充填量が不規則になり、ピストン24の挙動が大きく変動して、調圧圧力が激しく変動したり、レギュレータ15からジュルジュルといったような異音が発生する。
そこで、上記の不具合を解決するために、サプライポンプ3の使用状態、即ち車両に搭載された状態において、フィードポンプ14の吐出側の燃料通路(以下、吐出側通路40と称す)を流れる燃料をレギュレータ15へ導く導入通路21は、燃料導入口41(フィードポンプ14の吐出側の開口)が天地方向の上方に位置し、燃料の流入側(導入通路21における燃料の上流側)が天地方向の上方に向くように上下方向に延びて設けられている。具体的に参考例の導入通路21は、燃料の流入側が天地方向の上を向く斜めに傾斜して設けられている。
このように、参考例のサプライポンプ3では、フィードポンプ14の吐出側の燃料をレギュレータ15へ導く導入通路21が、車両に設置された状態で、燃料の流入側が天地方向の上方に向く斜めに設けられたことにより、フィードポンプ14がエアAが混入した燃料を吐出側通路40に圧送しても、エアAは燃料である軽油より軽いため、エアAが導入通路21を通ってレギュレータ15に到達し難くなり、エアAがレギュレータ15に流入するのを防ぐことができる。
これにより、エアAがレギュレータ15に混入することによって発生する調圧圧力の変動を防ぐことができるとともに、レギュレータ15からジュルジュルといった異音の発生を防ぐことができる。
実施例1図4を参照して説明する。
上記の参考例では、サプライポンプ3が車両に設置された状態において、燃料の流入側が天地方向の上を向くように上下方向(傾斜を含む)に延びるように導入通路21を設けることで、エアAがレギュレータ15に到達するのを防ぐ例を示した。
これに対し、この実施例1では、吐出側通路40に接続されて、吐出側通路40の燃料をレギュレータ15に導く導入通路21の燃料導入口41(フィードポンプ14の吐出側の開口)に、図4に示すように、液体導入口41の天地方向の下方側を被う邪魔板(開口カバーに相当する)42を設け、開口カバー42の上側の開口部のみから燃料を液体導入口41に導入するように設け、フィードポンプ14の吐出側の燃料に混入するエアAが導入通路21内に流入するのを防ぐものである。
この邪魔板42は、燃料導入口41の天地方向の上方のみが開放されて、燃料導入口41を被うものであり、燃料流路20が形成される部材(サプライポンプ3のハウジング)と一体に設けられたものでも良いし、燃料流路20が形成される部材とは別に設けて、図4に示すように燃料導入口41を被うように固定するものであっても良い。
このように、燃料導入口41の上方のみが開放されて、燃料導入口41を被う邪魔板42を設けることにより、エアAが混入された燃料(軽油)をフィードポンプ14が圧送しても、エアAは燃料より軽いため、燃料中に混入するエアAは邪魔板42で被われた液体導入口41に流入し難くなり、エアAがレギュレータ15に流入するのを防ぐことができる。
これにより、エアAがレギュレータ15に混入することによって発生する調圧圧力の変動を防ぐことができるとともに、レギュレータ15からジュルジュルといった異音の発生を防ぐことができる。
実施例2図5を参照して説明する。
この実施例2、サプライポンプ3が車両に設置された状態において、導入通路21の燃料の流入側が、天地方向の上方に向くように斜めに延びて設けられるとともに、燃料導入口41に下流方向(上方向)のみが開放された邪魔板42を被せたものである。
このように設けることにより、エアAが混入した燃料をフィードポンプ14が圧送しても、エアAが導入通路21を通ってレギュレータ15に到達するのが、参考例よりも困難になり、エアAがレギュレータ15に流入するのをより確実に防ぐことができる。これにより、エアAがレギュレータ15に混入することによって発生する調圧圧力の変動および異音の発生を、より確実に防ぐことができる。
実施例3図6を参照して説明する。
この実施例3、サプライポンプ3が車両に設置された状態において、導入通路21の燃料の流入側が、天地方向の上方に向くように垂直に延びて設けられるとともに、燃料導入口41に下流方向のみが開放された邪魔板42を被せたものである。
このように設けることにより、エアAが混入した燃料をフィードポンプ14が圧送しても、エアAが導入通路21を通ってレギュレータ15に到達するのが、実施例1よりも困難になるため、エアAがレギュレータ15に流入するのをより確実に防ぐことができる。これにより、エアAがレギュレータ15に混入することによって発生する調圧圧力の変動および異音の発生を、より確実に防ぐことができる。
[変形例]
記では、コモンレール式燃料噴射装置におけるサプライポンプ3に本発明を適用した例を示したが、液体を圧送する液体ポンプと、その液体ポンプの吐出圧を調圧するレギュレータ15とを備えるポンプ装置であれば、本発明を適用することができるものである。
使用状態におけるサプライポンプの要部概略図である(参考例) サプライポンプの概略構成図である(参考例) コモンレール式燃料噴射装置の概略図である(参考例) 使用状態におけるサプライポンプの要部概略図である(実施例1) 使用状態におけるサプライポンプの要部概略図である(実施例2) 使用状態におけるサプライポンプの要部概略図である(実施例3) サプライポンプの概略構成図である(従来例) 使用状態におけるサプライポンプの要部概略図である(従来例1) 使用状態におけるサプライポンプの要部概略図である(従来例2)
1 コモンレール
3 サプライポンプ(ポンプ装置)
8 燃料タンク
14 フィードポンプ(液体ポンプ)
15 レギュレータ
17 高圧ポンプ
21 導入通路
40 吐出側通路
41 燃料導入口(液体導入口)
42 邪魔板(開口カバー)

Claims (4)

  1. 液体を圧送する液体ポンプの吐出側の圧力に応じて開弁して、前記液体ポンプの吐出側の流体を前記液体ポンプの低圧側へ戻すことで、前記液体ポンプの吐出側の圧力を所定圧力に調圧するレギュレータを備えたポンプ装置であって、
    前記液体ポンプの吐出した液体が流れる吐出側通路に接続され、前記液体ポンプの吐出側の液体を前記レギュレータへ導く導入通路は、当該ポンプ装置の使用状態において、液体の流入側が天地方向の上方に向くように設けられ
    前記導入通路の液体導入口には、前記吐出側通路における流体の上流側を被う開口カバーが設けられることを特徴とするポンプ装置。
  2. 液体を圧送する液体ポンプの吐出側の圧力に応じて開弁して、前記液体ポンプの吐出側の流体を前記液体ポンプの低圧側へ戻すことで、前記液体ポンプの吐出側の圧力を所定圧力に調圧するレギュレータを備えたポンプ装置であって、
    前記液体ポンプの吐出した液体が流れる吐出側通路に接続され、前記吐出側通路の液体を前記レギュレータへ導く導入通路と、
    前記導入通路の液体導入口に設けられ、当該液体導入口の天地方向の下方側を被う開口カバーとを備えたことを特徴とするポンプ装置。
  3. 請求項2に記載のポンプ装置において、
    前記導入通路は、当該ポンプ装置の使用状態において、液体の流入側が天地方向の上方に向くように設けられていることを特徴とするポンプ装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のポンプ装置において、
    前記液体ポンプは、高圧燃料を蓄圧するコモンレールへ高圧燃料を供給する高圧ポンプに、燃料タンクの燃料を供給するフィードポンプであることを特徴とするポンプ装置。
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