JP2013163816A - コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 - Google Patents
コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013163816A JP2013163816A JP2013078329A JP2013078329A JP2013163816A JP 2013163816 A JP2013163816 A JP 2013163816A JP 2013078329 A JP2013078329 A JP 2013078329A JP 2013078329 A JP2013078329 A JP 2013078329A JP 2013163816 A JP2013163816 A JP 2013163816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- alkyl group
- compound
- coating composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
【解決手段】下記成分(1)〜(7)を含むコーティング組成物。(1)(R1)mSi(OR2)4−mで表わされるオルガノアルコキシシラン化合物又はポリオルガノアルコキシシラン化合物(2)アミノシラン化合物(3)(R21)nSi(OR2)4−nで表わされるエポキシシラン化合物(4)ブロック化イソシアネートシラン化合物(5)高分子紫外線吸収剤(6)硬化触媒(7)溶剤
【選択図】なし
Description
本発明の他の目的は、上記硬化膜、コーティング組成物及び樹脂積層体の製造方法を提供することである。
1.紫外線吸収基を含有する平均粒径が1〜200nmの有機微粒子を、Si−O結合を有するマトリックス中に分散して含み、可視光線透過率が80%以上で、ヘイズ値が10%以下であり、耐煮沸性を有する硬化膜。
2.前記有機微粒子の硬化膜における体積分率が0.5〜70体積%である1に記載の硬化膜。
3.前記硬化膜中に含まれるSi由来成分のSiO2換算重量が、硬化膜の全重量の30〜80重量%である1又は2に記載の硬化膜。
4.下記成分(1)〜(7)を含むコーティング組成物。
(1)オルガノアルコキシシラン化合物又はポリオルガノアルコキシシラン化合物
(2)アミノシラン化合物
(3)エポキシシラン化合物
(4)ブロック化イソシアネートシラン化合物
(5)高分子紫外線吸収剤
(6)硬化触媒
(7)溶剤
5.前記成分(1)〜(7)の配合量が下記の範囲である4に記載のコーティング組成物。
(1)オルガノアルコキシシラン化合物又はポリオルガノアルコキシシラン化合物:
10〜80重量%
(2)アミノシラン化合物:1〜60重量%
(3)エポキシシラン化合物:1〜60重量%
(4)ブロック化イソシアネートシラン化合物:1〜60重量%
(5)高分子紫外線吸収剤:0.1〜50重量%
(6)硬化触媒:0.1〜40重量%
(7)溶剤:成分(1)〜(6)の合計を100重量部としたとき、5〜1000重量部
6.前記硬化触媒が有機酸である4又は5に記載のコーティング組成物。
7.4〜6のいずれかに記載のコーティング組成物を硬化してなる硬化膜。
8.1〜3及び7のいずれかに記載の硬化膜を、樹脂基材上に形成してなる樹脂積層体。
9.下記成分(1)〜(7)を混合して調製するコーティング組成物の製造方法。
(1)オルガノアルコキシシラン化合物又はポリオルガノアルコキシシラン化合物
(2)アミノシラン化合物
(3)エポキシシラン化合物
(4)ブロック化イソシアネートシラン化合物
(5)高分子紫外線吸収剤
(6)硬化触媒
(7)溶剤
10.少なくとも成分(1)及び成分(4)を含む第一の混合液を作製し、
最後に成分(2)を混合する9に記載のコーティング組成物の製造方法。
11.4〜6のいずれかに記載のコーティング組成物を加熱し、硬化させる工程を含む硬化膜の製造方法。
有機微粒子の平均粒径は、TEM(透過電子顕微鏡)で樹脂基板上の熱硬化膜の断面観察を行い、画像処理ソフトにより求めた平均値を意味する。
本発明の有機微粒子としては、高分子紫外線吸収剤を好適に使用できる。高分子紫外線吸収剤については後述する。
粒子成分の同定は、HAADF(高角度管状暗視野:High−angle annular dark−field)による元素分析で実施できる。
可視光線透過率とは、試験片を通った全光量/可視光線入射光量を百分率で示したものである。ヘイズ値とは、透明材料の内部又は表面の不明瞭なくもり様の外観の度合いのことである。散乱光線透過率/可視光線透過率を百分率で示したものである。
尚、有機微粒子の体積分率は、TEM(透過電子顕微鏡)で樹脂基板上の熱硬化膜の断面観察を行い、画像処理ソフトを使用して面積%を求め、その値を「観察サンプルの厚み÷平均粒径」値で割って求めた値を意味する。
尚、SiO2の換算重量は、テフロン(登録商標)シャーレ上に形成した硬化膜サンプルを熱重量測定(窒素下、20℃/分昇温、室温〜800℃)し、その800℃での残渣量の値から求める。
ポリカーボネート樹脂基材は、特に限定されないが、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカンや2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジハロゲノフェニル)アルカンで代表されるビスフェノール化合物から周知の方法で製造された重合体が用いられ、その重合体骨格に脂肪酸ジオールに由来する構造単位が含まれていても、エステル結合を持つ構造単位が含まれていてもよい。分子量については特に限定されないが、押出成形性や機械的強度の観点から、粘度平均分子量で10,000〜50,000のものが好ましく、13,000〜40,000のものがより好ましい。基材の厚みについては、特に制限はないが、好ましくは0.1〜20mm程度の範囲である。ポリカーボネート樹脂基材は透明な基材が好ましい。
本発明のコーティング組成物は、下記成分(1)〜(7)を含む。
(1)オルガノアルコキシシラン化合物又はポリオルガノアルコキシシラン化合物
(2)アミノシラン化合物
(3)エポキシシラン化合物
(4)ブロック化イソシアネートシラン化合物
(5)高分子紫外線吸収剤
(6)硬化触媒
(7)溶剤
オルガノアルコキシシラン化合物(1)は、アミノ基、エポキシ基、及びイソシアネート基を含まないオルガノアルコキシシラン化合物である。好ましくは2官能アルコキシシラン、3官能アルコキシシランである。さらに、これらの化合物がシロキサン結合(Si−O結合)で結合された部分縮合物(即ち、ポリオルガノアルコキシシラン化合物)も使用可能である。尚、これらの化合物は、単独で使用してもよく、複数を組み合わせて使用しても良い。
3官能アルコキシシランとしては、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシシラン、メチル−トリス(2−メトキシエトキシ)シラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、エチルトリブトキシシラン、エチル−トリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、ヘキシルトリプロポキシシラン、ヘキシルトリブトキシシシラン、デシルトリメトキシシラン、デシルトリエトキシシラン、デシルトリプロポキシシラン、デシルトリブトキシシラン、置換基にフッ素原子を導入したトリフルオロプロピルトリメトキシシラン等のフッ素化アルキル(トリアルコキシ)シラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。また2種類のアルコキシ基を有するメチルジメトキシ(エトキシ)シラン、エチルジエトキシ(メトキシ)シラン等も挙げられる。
2官能アルコキシシランとしては、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ビス(2−メトキシエトキシ)ジメチルシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン等が挙げられる。
(R1)mSi(OR2)4−m (1)
(式中、R1は同じでも異なってもよく炭素数1〜10のアルキル基;フッ素化アルキル基;ビニル基;フェニル基;又はメタクリロキシ基で置換された炭素数1〜3のアルキル基である。R2は炭素数1〜4のアルキル基、もしくはエーテル基を有するアルキル基である。mは1又は2のいずれかの整数である。)
アミノシラン化合物(アミノ基含有シラン化合物)(2)は、アミノ基を含むがエポキシ基とイソシアネート基は含まないアルコキシシラン化合物である。具体例としては、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N―(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−メチルアミノプロピルトリメトキシシラン、N−メチルアミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
(R11)nSi(OR2)4−n (2)
(式中、R11は同じでも異なってもよく炭素数1〜4のアルキル基;ビニル基;フェニル基;又はメタクリロキシ基、アミノ基(−NH2基)、アミノアルキル基(−(CH2)x−NH2)、アルキルアミノ基(−NHR基)からなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、R11の少なくとも1つは、アミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノ基のいずれかで置換された炭素数1〜3のアルキル基である。上記アミノアルキル基におけるxは、1〜3の整数であり、上記アルキルアミノ基におけるRは炭素数1〜3のアルキル基である。R2は炭素数1〜4のアルキル基である。nは1又は2の整数である。)
エポキシシラン化合物(エポキシ基含有シラン化合物)(3)は、エポキシ基を含むがアミノ基とイソシアネート基は含まないアルコキシシラン化合物である。具体例としては、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、2−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、2−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン等が挙げられる。
(R21)nSi(OR2)4−n (3)
(式中、R21は同じでも異なってもよく炭素数1〜4のアルキル基;ビニル基;フェニル基;又はメタクリロキシ基、グリシドキシ基、3,4−エポキシシクロヘキシル基からなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、R21の少なくとも1つは、グリシドキシ基又は3,4−エポキシシクロヘキシル基で置換された炭素数1〜3のアルキル基である。R2は炭素数1〜4のアルキル基である。nは1又は2の整数である。)
ブロック化イソシアネートシラン化合物(4)とは、イソシアネート基をオキシム等のブロック剤で保護して不活性としておき、加熱により脱ブロック化してイソシアネート基が活性化(再生)されるイソシアネートシラン化合物である。
イソシアネートシラン化合物(イソシアネート基含有シラン化合物)は、イソシアネート基は含むがアミノ基とエポキシ基は含まないアルコキシシラン化合物である。具体例としては、γ―イソシアネートプロピルトリメトキシシラン、γ―イソシアネートプロピルトリエトキシシシラン、イソシアネートシラン化合物等が挙げられる。本発明においては、これらのイソシアネートシラン化合物のイソシアネート基がブロック化された化合物を使用する。ブロック化イソシアネートシラン化合物としては、好ましくは、ブロック化イソシアネートプロピルトリエトキシシランである。
高分子紫外線吸収剤(5)は、紫外線吸収剤の機能を有する骨格を分子内に有する高分子化合物である。例えば、紫外線吸収剤として作用する骨格(ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系)を側鎖に有するアクリル系モノマーと他のエチレン系不飽和化合物(アクリル酸、メタクリル酸及びそれらの誘導体、スチレン、酢酸ビニル等)と共重合させたものが例示される。従来の紫外線吸収剤が一般に分子量200〜400の低分子であるのに対し、高分子紫外線吸収剤粒子の重量平均分子量は通常1万を超える。プラスチックとの相溶性や耐熱性等、従来からある低分子型紫外線吸収剤の欠点が改良され、長期にわたって耐候性能を付与できるものである。使用形態は粉末状、又は酢酸エチル等の有機溶剤に分散させた分散系や、水中に分散したエマルジョン系等が挙げられる。
硬化触媒(6)は、シラン化合物(1)〜(4)の加水分解及び縮合(硬化)させる触媒であり、その例として、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、亜硝酸、過塩素酸、スルファミン酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、マレイン酸、グルタミン酸、乳酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。
また、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、n−ヘキシルアミン、ジメチルアミン、トリブチルアミン、ジアザビシクロウンデセン、酢酸エタノールアミン、ギ酸ジメチルアニリン、安息香酸テトラエチルアンモニウム塩、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、プロピオン酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム、プロピオン酸カリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、酢酸ベンゾイルトリメチルアンモニウム塩、テトラメチルアンモニウムアセテート、オクチル酸スズ等の有機金属塩、テトライソプロピルチタネート、テトラブチルチタネート、アルミニウムトリイソブトキシド、アルミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウムアセチルアセトナート、SnCl4、TiCl4、ZnCl4等のルイス酸等が挙げられる。
尚、硬化触媒は、単独で使用してもよく、複数を組み合わせて使用してもよい。
本発明のコーティング組成物は、水及び/又は有機溶剤に混合された状態で使用する。本発明で用いる溶剤(7)は、上記各成分を均一に混合し分散できるものであれば特に限定されないが、例えば、水の他、アルコール類、芳香族炭化水素類、エーテル類、ケトン類、エステル類等の有機溶剤を挙げることができる。これら有機溶剤のうち、アルコールの具体例としては、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、i−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t−ブチルアルコール、n−ヘキシルアルコール、n−オクチルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール(プロピレングリコールモノメチルエーテル)、プロピレンモノメチルエーテルアセテート、ジアセトンアルコール、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、プロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ等を挙げることができる。
その他の溶媒の具体例としては、シクロヘキサノン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、キシレン、ジクロロエタン、トルエン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸エトキシエチル等が挙げられる。
これらは、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
(1)オルガノアルコキシシラン化合物又はポリオルガノアルコキシシラン化合物:好ましくは10〜80重量%(より好ましくは15〜75重量%)
(2)アミノシラン化合物:1〜60重量%(より好ましくは3〜40重量%)
(3)エポキシシラン化合物:1〜60重量%(より好ましくは5〜50重量%)
(4)ブロック化イソシアネートシラン化合物:1〜60重量%(より好ましくは5〜60重量%)
(5)高分子紫外線吸収剤:0.1〜50重量%(より好ましくは5〜50重量%)
(6)硬化触媒:0.1〜40重量%(より好ましくは0.1〜30重量%)
(7)溶剤:成分(1)〜(6)の合計を100重量部としたとき、5〜1000重量部(より好ましくは20〜800重量部)
80重量%を超えて混合される場合は、密着性が低下する恐れがあり、10重量%未満の場合は、耐擦傷性や造膜性が低下(ひび割れ等)の恐れがある。
上記ブロック化イソシアネートシラン化合物(4)の配合量は、イソシアネートシラン化合物及びブロック化剤の合計量である。
イソシアネートシラン化合物及びブロック化剤の配合モル比は、通常、0.9〜1.1:0.9〜1.1であり、好ましくは0.95〜1.05:0.95〜1.05である。
この他、必要に応じて、光安定化剤、耐候性付与剤、着色剤又は帯電防止剤も添加可能である。
好ましくは、少なくとも成分(1)及び成分(4)を含む第一の混合液を作製し、最後に成分(2)を混合する。
このように、分離して調製すると、コーティング組成物の液保存安定性(ゲル化しない等)が向上したりするため、好ましい。
例えば、成分(1),(3),(5)〜(7)を混合した後、成分(4)を加え、最後に成分(2)を混合する。
成分(7)は、コーティング組成物を調製後、さらに加えることによりコーティング組成物を希釈することができる。
その後、適当な硬化条件、通常80〜190℃、好ましくは、100〜140℃にて、10分〜24時間、好ましくは、30分〜3時間加熱硬化することにより、硬化膜が得られる。
尚、有機微粒子((5)成分)が分散する、Si−O結合を有するマトリックスは、(1)、(2)、(3)及び(4)成分に由来する。
成分(1):
MTMS−A(3官能ポリアルコキシシラン化合物)
(多摩化学工業(株)製)
ULS−383MG (紫外線吸収骨格種:ベンゾフェノン系)
ULS−1383MG(紫外線吸収骨格種:ベンゾトリアゾール系)
ULS−1385MG(紫外線吸収骨格種:ベンゾトリアゾール系)
全て、一方社油脂工業株式会社製(水分散/固形分濃度30%)
出光興産株式会社製 IV2200R(耐候グレード)、3mm厚(可視光線透過率90%、ヘイズ値1%)
表1の成分及び仕込みに従い調製した。
容積50gのサンプル管に、ULS―1385MG(成分(5))、1−メトキシ−2−プロパノール(成分(7))、イオン交換水(成分(7))を仕込み、700rpmで撹拌しながら、酢酸(成分(6))、メチルトリメトキシシラン(成分(1))、ジメトキシ−3−グリシドキシプロピルメチルシラン(成分(3))、20%p−トルエンスルホン酸メタノール液(成分(6))の順に、それぞれ1分間かけて滴下した。引き続き、室温で60分撹拌後、1日静置し、これをA液とした。
容積20gのサンプル管に、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、2−ブタノンオキシム(イソシアネート基のブロック化剤)を仕込み、500rpmで、10分間撹拌後、1日静置し、これをB液とした。イソシアネート基がブロック化されたことについては、13C−NMRでイソシアネート基のピークが消失することにより確認した。3−イソシアネートプロピルトリエトキシシランと2−ブタノンオキシムの配合量の合計をブロック化イソシネートシラン化合物(4)の量とした。
さらに、これに3−アミノプロピルトリメトキシシラン(成分(2))を、2分間かけて滴下した後、80℃で6時間加熱した。引き続き、暗所25℃にて、1週間静置し、コーティング組成物を得た。得られたコーティング組成物について、液安定性を評価した。評価結果を表1に示す。
(1)液安定性
常温で14日間密栓保存して、ゲル化の有無を目視により判定した。ゲル化していないものについては、株式会社エー・アンド・デイ音叉型振動式粘度計 SV−10にて粘度測定を行い、初期からの変化率が3倍以内のものを良好とした。
目視にて硬化被膜の外観(異物やまだら模様の有無)、ひび割れの有無を確認した。
直読ヘイズコンピュータ(スガ試験機株式会社製、HGM−2DP)にて、ポリカーボネート基板との積層体の状態で測定した。
酸化物の割合は、テフロン(登録商標)シャーレ上で、コーティング液を熱硬化して得られたサンプルを、熱重量測定(窒素下、20℃/分昇温、室温〜800℃)し、サンプルの800℃での残渣量から求めた。
有機微粒子の体積分率は、TEM(透過電子顕微鏡)で樹脂基板上の熱硬化膜の断面観察を行い、その1.5μm中に存在する粒子の面積を、米国NIH製フリーソフトを使用して面積%を求め、その値を、「観察サンプルの厚み÷有機微粒子の平均粒径」値で割って求めた値を意味する。
摩耗輪CS−10F及びテーバー摩耗試験機(ロータリーアブレージョンテスター)(株式会社東洋精機製、No.430)を用いて、荷重500gで100回転テーバー摩耗試験を行い、テーバー摩耗試験後のヘイズとテーバー摩耗試験後のヘイズの差(ΔH)が10未満のものを○、10以上〜15未満を△、15以上のものを×とした(ヘイズ=Td/Tt×100、Td:散乱光線透過率、Tt:全光線透過率)。
尚、実施例及び比較例で使用したポリカーボネート樹脂基板のヘイズの差は、ΔH=30であった。
JIS K5400に準拠し、サンプルをカミソリの刃で2mm間隔に縦横11本ずつ切れ目を入れて100個の碁盤目をつくり、市販のセロハンテープ(「CT−24(幅24mm)」、ニチバン(株)製)を指の腹でよく密着させた後、90°の角度で手前方向に急激に剥し、皮膜が剥離しないで残存したます目数(X)をX/100で表示した。
ステンレス製ビーカー中の煮沸水に、ポリカーボネート樹脂上に硬化膜を形成したサンプルを、所定の時間浸漬。外観、密着性、膜厚の変化を評価した。膜厚は大塚電子製光学膜厚計FE−3000で測定した。膜厚の減少率が10%未満のものを○、10%以上〜15%未満を△、15%以上のものを×とした。
キセノンウェザー試験(アトラス社Ci165、出力6.5kW、ブラックパネル温度63℃、湿度50%)を実施した。試験前後の密着性の変化で、耐候性を評価した。
冷熱衝撃試験(ESPEC社製冷熱衝撃装置、TSA−200D−Wにて、−30℃で1時間、80℃で1時間を100サイクル)を実施した。試験前後での密着性の変化で、耐冷熱試験性を評価した。
耐熱試験機(TABAI製、PS−222)にて、80℃、720時間の条件で実施した。試験前後での密着性の変化で、耐熱性を評価した。
TEM(透過型電子顕微鏡)で熱硬化膜の断面観察を行ない、その1μm角中に存在する粒子を10個選び、米国NIH(National Institute of Health)製フリーソフト:NIH Image 1.63を使用して平均粒径を求めた。
平均粒径が200nm以下のものを○、平均粒径が200nmより大きいものを×、粒径が200nm以下のものも存在するが、粒子が融着し粒子径が200nmより大きいアメーバ状になったものが存在するものを△とした。
尚、実施例1−8における平均粒径は40〜60nmで、分散構造を形成していた。
3−アミノプロピルトリメトキシシラン(成分(2))を滴下後、80℃で30分加熱した以外は、実施例1と同様に、表2の成分及び仕込み量に従い調製し、得られた組成物及び積層体について評価した。評価結果を表2に示す。
B液をA液に加えた後の加熱処理条件を65℃4時間とし、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(成分(2))を、A液とB液の混合加熱処理液に加えた後の加熱処理条件を65℃6時間とした以外は、実施例1と同様に、表1に記載の成分及び仕込み量に従い調製し、得られた組成物及び積層体について評価した。評価結果を表1に示す
実施例1と同様に、表1又は表2の成分及び仕込み量に従い調製し、得られた組成物及び積層体について評価した。評価結果を表1又は表2に示す。
尚、実施例6で作製した硬化被膜の有機微粒子の体積分率は23体積%であった。
Claims (19)
- 下記成分(1)〜(7)を含むコーティング組成物。
(1)以下の式(1)で表わされるオルガノアルコキシシラン化合物又はポリオルガノアルコキシシラン化合物
(R 1 ) m Si(OR 2 ) 4−m (1)
(式中、R 1 は同じでも異なってもよく炭素数1〜10のアルキル基;フッ素化アルキル基;ビニル基;フェニル基;又はメタクリロキシ基で置換された炭素数1〜3のアルキル基である。R 2 は炭素数1〜4のアルキル基、もしくはエーテル基を有するアルキル基である。mは1又は2のいずれかの整数である。)
(2)以下の式(2)で表わされる化合物、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン及びN―(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシランから選択されるアミノシラン化合物
(R 11 ) n Si(OR 2 ) 4−n (2)
(式中、R 11 は同じでも異なってもよく炭素数1〜4のアルキル基;ビニル基;フェニル基;又はメタクリロキシ基、アミノ基、NH 2 ―(CH 2 ) x −で表わされるアミノアルキル基、R−NH―で表わされるアルキルアミノ基からなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、R 11 の少なくとも1つは、アミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノ基のいずれかで置換された炭素数1〜3のアルキル基である。上記アミノアルキル基におけるxは、1〜3の整数であり、上記アルキルアミノ基におけるRは炭素数1〜3のアルキル基である。R 2 は炭素数1〜4のアルキル基である。nは1又は2の整数である。)
(3)以下の式(3)で表わされるエポキシシラン化合物
(R 21 ) n Si(OR 2 ) 4−n (3)
(式中、R 21 は同じでも異なってもよく炭素数1〜4のアルキル基;ビニル基;フェニル基;又はメタクリロキシ基、グリシドキシ基、3,4−エポキシシクロヘキシル基からなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、R 21 の少なくとも1つは、グリシドキシ基又は3,4−エポキシシクロヘキシル基で置換された炭素数1〜3のアルキル基である。R 2 は炭素数1〜4のアルキル基である。nは1又は2の整数である。)
(4)ブロック化イソシアネートシラン化合物
(5)高分子紫外線吸収剤
(6)硬化触媒
(7)溶剤 - 式(1)のR 1 が、同じでも異なってもよく炭素数1〜10のアルキル基であり、
前記アミノシラン化合物(2)が、式(2)で表わされる化合物であり、式(2)のR 11 が、同じでも異なってもよく炭素数1〜4のアルキル基;又はアミノ基、NH 2 ―(CH 2 ) x −で表わされるアミノアルキル基、R−NH―で表わされるアルキルアミノ基からなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、R 11 の少なくとも1つは、アミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノ基のいずれかで置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、
式(3)のR 21 が、同じでも異なってもよく、炭素数1〜4のアルキル基;又はグリシドキシ基、3,4−エポキシシクロヘキシル基からなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、R 21 の少なくとも1つは、グリシドキシ基又は3,4−エポキシシクロヘキシル基で置換された炭素数1〜3のアルキル基である請求項1記載のコーティング組成物。 - 前記アミノシラン化合物(2)が、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N―(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−メチルアミノプロピルトリメトキシシラン、又はN−メチルアミノプロピルトリエトキシシランである請求項1記載のコーティング組成物。
- 前記成分(1)〜(7)の配合量が下記の範囲である請求項1〜3のいずれかに記載のコーティング組成物。
(1)オルガノアルコキシシラン化合物又はポリオルガノアルコキシシラン化合物:
10〜80重量%
(2)アミノシラン化合物:1〜60重量%
(3)エポキシシラン化合物:1〜60重量%
(4)ブロック化イソシアネートシラン化合物:1〜60重量%
(5)高分子紫外線吸収剤:0.1〜50重量%
(6)硬化触媒:0.1〜40重量%
(7)溶剤:成分(1)〜(6)の合計を100重量部としたとき、5〜1000重量部 - 前記ブロック化イソシアネートシラン化合物が、オキシム化合物によりブロック化されたブロック化イソシアネートシラン化合物である請求項1〜4のいずれかに記載のコーティング組成物。
- 前記硬化触媒が有機酸である請求項1〜5のいずれかに記載のコーティング組成物。
- 前記硬化触媒が酢酸である請求項1〜6のいずれかに記載のコーティング組成物。
- 前記高分子紫外線吸収剤粒子が、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、又はトリアジン系骨格を側鎖に有するアクリル系モノマーと他のエチレン系不飽和化合物とを共重合させたものである請求項1〜7のいずれかに記載のコーティング組成物。
- 前記高分子紫外線吸収剤粒子の重量平均分子量が1万を超える請求項1〜8のいずれかに記載のコーティング組成物。
- 前記高分子紫外線吸収剤が、平均粒径が1〜200nmの有機微粒子である請求項1〜9のいずれかに記載のコーティング組成物。
- 請求項1〜10のいずれかに記載のコーティング組成物を硬化してなる硬化膜。
- 前記有機微粒子の硬化膜における体積分率が0.5〜70体積%である請求項11に記載の硬化膜。
- 前記硬化膜中に含まれるSi由来成分のSiO2換算重量が、硬化膜の全重量の30〜80重量%である請求項11又は12に記載の硬化膜。
- 請求項11〜13のいずれかに記載の硬化膜を、樹脂基材上に形成してなる樹脂積層体。
- 下記成分(1)〜(7)を混合して調製するコーティング組成物の製造方法。
(1)以下の式(1)で表わされるオルガノアルコキシシラン化合物又はポリオルガノアルコキシシラン化合物
(R 1 ) m Si(OR 2 ) 4−m (1)
(式中、R 1 は同じでも異なってもよく炭素数1〜10のアルキル基;フッ素化アルキル基;ビニル基;フェニル基;又はメタクリロキシ基で置換された炭素数1〜3のアルキル基である。R 2 は炭素数1〜4のアルキル基、もしくはエーテル基を有するアルキル基である。mは1又は2のいずれかの整数である。)
(2)以下の式(2)で表わされる化合物、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン及びN―(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシランから選択されるアミノシラン化合物
(R 11 ) n Si(OR 2 ) 4−n (2)
(式中、R 11 は同じでも異なってもよく炭素数1〜4のアルキル基;ビニル基;フェニル基;又はメタクリロキシ基、アミノ基、NH 2 ―(CH 2 ) x −で表わされるアミノアルキル基、R−NH―で表わされるアルキルアミノ基からなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、R 11 の少なくとも1つは、アミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノ基のいずれかで置換された炭素数1〜3のアルキル基である。上記アミノアルキル基におけるxは、1〜3の整数であり、上記アルキルアミノ基におけるRは炭素数1〜3のアルキル基である。R 2 は炭素数1〜4のアルキル基である。nは1又は2の整数である。)
(3)以下の式(3)で表わされるエポキシシラン化合物
(R 21 ) n Si(OR 2 ) 4−n (3)
(式中、R 21 は同じでも異なってもよく炭素数1〜10のアルキル基;ビニル基;フェニル基;又はメタクリロキシ基、グリシドキシ基、3,4−エポキシシクロヘキシル基からなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、R 21 の少なくとも1つは、グリシドキシ基又は3,4−エポキシシクロヘキシル基で置換された炭素数1〜3のアルキル基である。R 2 は炭素数1〜4のアルキル基である。nは1又は2の整数である。)
(4)ブロック化イソシアネートシラン化合物
(5)高分子紫外線吸収剤
(6)硬化触媒
(7)溶剤 - 式(1)のR 1 が、同じでも異なってもよく炭素数1〜10のアルキル基であり、
前記アミノシラン化合物(2)が、式(2)で表わされる化合物であり、式(2)のR 11 が、同じでも異なってもよく炭素数1〜4のアルキル基;又はアミノ基、NH 2 ―(CH 2 ) x −で表わされるアミノアルキル基、R−NH―で表わされるアルキルアミノ基からなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、R 11 の少なくとも1つは、アミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノ基のいずれかで置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、
式(3)のR 21 が、同じでも異なってもよく、炭素数1〜4のアルキル基;又はグリシドキシ基、3,4−エポキシシクロヘキシル基からなる群から選ばれる1以上の基で置換された炭素数1〜3のアルキル基であり、R 21 の少なくとも1つは、グリシドキシ基又は3,4−エポキシシクロヘキシル基で置換された炭素数1〜3のアルキル基である請求項15記載のコーティング組成物の製造方法。 - 前記アミノシラン化合物(2)が、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N―(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−メチルアミノプロピルトリメトキシシラン、又はN−メチルアミノプロピルトリエトキシシランである請求項15に記載のコーティング組成物の製造方法。
- 少なくとも成分(1)及び成分(4)を含む第一の混合液を作製し、
最後に成分(2)を混合する請求項15〜17のいずれかに記載のコーティング組成物の製造方法。 - 請求項1〜10のいずれかに記載のコーティング組成物を加熱し、硬化させる工程を含む硬化膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013078329A JP5661844B2 (ja) | 2006-10-03 | 2013-04-04 | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006271452 | 2006-10-03 | ||
JP2006271452 | 2006-10-03 | ||
JP2007182732 | 2007-07-12 | ||
JP2007182732 | 2007-07-12 | ||
JP2013078329A JP5661844B2 (ja) | 2006-10-03 | 2013-04-04 | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007254525A Division JP2009035703A (ja) | 2006-10-03 | 2007-09-28 | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013163816A true JP2013163816A (ja) | 2013-08-22 |
JP5661844B2 JP5661844B2 (ja) | 2015-01-28 |
Family
ID=40437900
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007254525A Pending JP2009035703A (ja) | 2006-10-03 | 2007-09-28 | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 |
JP2013078329A Expired - Fee Related JP5661844B2 (ja) | 2006-10-03 | 2013-04-04 | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007254525A Pending JP2009035703A (ja) | 2006-10-03 | 2007-09-28 | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP2009035703A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5448301B2 (ja) * | 2006-02-24 | 2014-03-19 | 出光興産株式会社 | コーティング組成物及び樹脂積層体 |
KR101625257B1 (ko) | 2009-03-31 | 2016-05-27 | 키모토 컴파니 리미티드 | 기능성 필름 및 적층체 |
EP2527404B1 (en) | 2010-01-19 | 2019-05-29 | Sumitomo Seika Chemicals CO. LTD. | Composition for ultraviolet ray-absorbable member, and ultraviolet ray-absorbable member comprising same |
WO2017073807A1 (ko) * | 2015-10-28 | 2017-05-04 | (주)엘지하우시스 | 첨가제용 내오염성 아크릴계 수지 |
US11359100B2 (en) * | 2018-09-10 | 2022-06-14 | Evonik Operations Gmbh | Tin-free catalysis of silane-functional polyurethane crosslinkers |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001150599A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-06-05 | Jsr Corp | 積層体およびコーティング組成物 |
JP2003206445A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-07-22 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 上塗り塗料用硬化性樹脂組成物およびそれを塗布してなる塗装物。 |
WO2006022347A1 (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-02 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | コーティング組成物及び樹脂積層体 |
JP2007224173A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 硬化膜、樹脂積層体及びコーティング組成物 |
WO2007099784A1 (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-07 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 |
JP2007245709A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-09-27 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 樹脂積層体 |
JP2007254722A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-10-04 | Idemitsu Kosan Co Ltd | コーティング組成物及び樹脂積層体 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3339942B2 (ja) * | 1993-12-17 | 2002-10-28 | 鐘淵化学工業株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
GB2291658B (en) * | 1994-07-23 | 1998-08-12 | Ciba Geigy Ag | Aqueous textile treatment compositions containing an ultra-violet absorbing agent |
WO1996036671A1 (fr) * | 1995-05-19 | 1996-11-21 | Kansai Paint Co., Ltd. | Composition de revetement aqueux pelable et procede visant a proteger provisoirement le revetement de la carrosserie d'une automobile au moyen de cette composition |
JPH09188847A (ja) * | 1996-01-08 | 1997-07-22 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | コーティング用水系分散体 |
JP2000264971A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-09-26 | Jsr Corp | 複合粒子、その分散体、分散体の製造方法、およびコーテイング材 |
JP2000248209A (ja) * | 1999-03-02 | 2000-09-12 | Kansai Paint Co Ltd | 剥離性水性被覆組成物 |
JP2002332354A (ja) * | 2001-05-08 | 2002-11-22 | Jsr Corp | 水系分散体とその製造方法および塗装体 |
JP2004255642A (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-16 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 樹脂積層体を用いた建材 |
JP2006035592A (ja) * | 2004-07-26 | 2006-02-09 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 合成樹脂製積層体及びその製造方法 |
JP2007030409A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
JP2008143153A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-06-26 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 樹脂積層体及びその製造方法 |
JP5337360B2 (ja) * | 2006-11-24 | 2013-11-06 | 出光興産株式会社 | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 |
JP5074053B2 (ja) * | 2007-02-15 | 2012-11-14 | 出光興産株式会社 | 樹脂積層体及びその製造方法 |
-
2007
- 2007-09-28 JP JP2007254525A patent/JP2009035703A/ja active Pending
-
2013
- 2013-04-04 JP JP2013078329A patent/JP5661844B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001150599A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-06-05 | Jsr Corp | 積層体およびコーティング組成物 |
JP2003206445A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-07-22 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 上塗り塗料用硬化性樹脂組成物およびそれを塗布してなる塗装物。 |
WO2006022347A1 (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-02 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | コーティング組成物及び樹脂積層体 |
JP2007245709A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-09-27 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 樹脂積層体 |
JP2007224173A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 硬化膜、樹脂積層体及びコーティング組成物 |
WO2007099784A1 (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-07 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 |
JP2007254722A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-10-04 | Idemitsu Kosan Co Ltd | コーティング組成物及び樹脂積層体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5661844B2 (ja) | 2015-01-28 |
JP2009035703A (ja) | 2009-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5289708B2 (ja) | コーティング組成物及び樹脂積層体 | |
US10450223B2 (en) | Coating solution for forming ultraviolet-absorbing film, and ultraviolet-absorbing glass article | |
US20090011256A1 (en) | Coating composition, hardened film and resin laminate | |
US10301214B2 (en) | Liquid composition, glass article and method of forming coating film | |
EP2899243B1 (en) | Liquid composition and glass article | |
US20130071669A1 (en) | Coating solution for forming ultraviolet-absorbing film and ultraviolet-absorbing glass article | |
JP5272645B2 (ja) | 被覆物品 | |
WO2007105741A1 (ja) | 積層体 | |
EP2690145A1 (en) | Liquid composition, method for producing same, and glass article | |
JP5661844B2 (ja) | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 | |
JP2008143153A (ja) | 樹脂積層体及びその製造方法 | |
JP5448301B2 (ja) | コーティング組成物及び樹脂積層体 | |
JP5074053B2 (ja) | 樹脂積層体及びその製造方法 | |
JP5337360B2 (ja) | コーティング組成物、硬化膜及び樹脂積層体 | |
JP6617699B2 (ja) | ガラス物品 | |
WO2015166863A1 (ja) | 液状組成物およびガラス物品 | |
JP4046156B2 (ja) | 表面を保護された透明プラスチック成形体およびオルガノシロキサン樹脂組成物用下塗り塗料組成物 | |
JP4287015B2 (ja) | 表面を保護された透明プラスチック複合体 | |
JP4046157B2 (ja) | 表面を保護された透明プラスチック成形体およびオルガノシロキサン樹脂組成物用下塗り塗料組成物 | |
JP2017136696A (ja) | 被膜つき透明基体 | |
JP2024002168A (ja) | 塗料組成物、ハードコート塗膜、及びハードコート塗膜付き基材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141007 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141027 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141118 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5661844 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |