JP2013163365A - エジェクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金型内のエジェクタピン付きエジェクタプレートに、エジェクタロッドを容易にかつ安全に連結することができるエジェクタ装置を提供する。
【解決手段】エジェクタ装置(1)において、エジェクタロッド(24)を、筒状を呈するエジェクタロッド本体(25)と、これを軸方向に貫通する連結ピン(26)とから構成する。連結ピン(26)は、先端部に雄ネジ(38)を形成し、金型内の金型側エジェクタプレート(39)の雌ネジ(58)に螺合できるようにする。連結ピン(26)の後端部には、滑りキー(34)を形成し、これにトルク制限機構(36)を介してスプロケット(37)を係合する。連結ピン(26)はバネ(33)によって軸方向に付勢する。スプロケット(37)をチェーン(51)を介してサーボモータ(41)によって駆動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金型から成形品を突き出すエジェクタ装置に関するものであり、より詳しくは、金型側に設けられているエジェクタピン付きのエジェクタプレートに連結され、該エジェクタプレートを駆動するようになっているエジェクタロッドを備えたエジェクタ装置に関するものである。
射出成形機は、従来周知のように、一対の金型、これらの金型を型締する型締装置、樹脂材料を溶融して金型内に射出する射出装置等から構成されている。従って型締装置を駆動して金型を型締めし、射出装置において溶融した樹脂を金型内のキャビティに射出し、冷却固化を待って型締装置を駆動して金型を開くと成形品が得られる。成形品の突き出しは、エジェクタ装置によって行われる。エジェクタ装置は型締装置に設けられており、型締装置がトグル式型締装置の場合には、エジェクタ装置は可動盤あるいは固定盤の、金型が取り付けられる面と反対側に設けられている。より詳しく説明すると、横置きタイプのトグル式型締装置は、固定側金型が固定されている固定盤と、可動側金型が固定されている可動盤と、型締ハウジングと、固定盤と型締ハウジングとを連結していると共に可動盤を挿通している複数本のタイバーと、型締ハウジングと可動盤の間に設けられているトグル機構とから構成されている。このようなトグル式型締装置の場合には、エジェクタ装置は可動盤のトグル機構側に設けられている。一方、竪型射出成形機のトグル式型締装置の場合には、トグル機構は固定盤と型締めハウジングの間に設けられており、エジェクタ装置は固定盤のトグル機構側に設けられている。エジェクタ装置にはエジェクタロッドが設けられ、エジェクタロッドは可動盤あるいは固定盤を貫通して、金型側に駆動できるようになっている。金型内には、エジェクタピンを備えたエジェクタプレートが設けられ、エジェクタプレートはエジェクタ装置のエジェクタロッドに連結されるようになっている。従って、これらを連結した状態でエジェクタロッドを駆動すると、金型からエジェクタピンが突き出て成形品を突き出すことができる。
特開2010−23371号公報
特許文献1には、エジェクタ装置のエジェクタロッドと、金型内のエジェクタプレートを容易に連結できるエジェクタ装置が記載されている。このエジェクタ装置においては、エジェクタロッドは筒状を呈するスリーブ部と、このスリーブ部を軸方向に貫通している回転軸部とから構成されている。スリーブ部は回転が規制されているが、回転軸部はスリーブ部の中で軸回転できるようになっており、回転軸部の先端部には雄ネジが形成され、後端部には六角頭部が形成されている。金型のエジェクタプレートに雌ネジを設けておき、この雌ネジに当接するようにして回転軸部を押し当て、そして六角頭部をインパクトレンチ等によって回転すると、雄ネジが雌ネジに螺合して回転軸部とエジェクタプレートを結合することができる。すなわちエジェクタ装置のエジェクタロッドと金型内のエジェクタプレートを連結することができる。
特許文献1に記載のエジェクタ装置によっても、エジェクタロッドと金型内のエジェクタプレートを容易に連結できる。すなわち、エジェクタ装置の後側にインパクトレンチ等の工具を差し入れて、エジェクタロッドを構成している回転軸部を回転させるだけで、エジェクタロッドとエジェクタプレートを連結することができる。従って比較的容易に金型を射出成形機に取り付けることができる。しかしながら問題も見受けられる。具体的には、作業の容易性が十分でないし、作業者の安全が保障されないという問題がある。既に説明したようにエジェクタ装置は、可動盤あるいは固定盤の、金型が取り付けられる面と反対側に設けられている。つまりトグル式型締装置の場合には、エジェクタ装置は固定盤あるいは可動盤のトグル機構が設けられている側に配置されている。このようなトグル機構が設けられている側には、十分に広い作業エリアを確保するのは難しいので、インパクトレンチ等の工具を差し入れるのは容易でない。また作業は人手で実施するのでトルクに過不足があると、回転軸部とエジェクタプレートの結合が弛んだり、ネジ山を傷めてしまう。さらにはトグル機構に接触して怪我をする恐れもあり作業者の安全も保障されていない。
本発明は、上記したような問題点を解決したエジェクタ装置を提供することを目的としており、具体的には、金型内に設けられているエジェクタピン付きのエジェクタプレートに、エジェクタ装置内のエジェクタロッドを容易にかつ安全に連結することができるエジェクタ装置を提供することを目的としいる。
本発明は、上記目的を達成するために、型盤に設けられるエジェクタ装置において、エジェクタロッドを、筒状を呈するエジェクタロッド本体と、これを軸方向に貫通する連結ピンとから構成する。連結ピンは、先端部に雄ネジを形成し、金型内に設けられている金型側エジェクタプレートの雌ネジに螺合できるようにする。また連結ピンの後端部には、所定の長さの滑りキーを形成し、この滑りキーに所定のトルク制限機構を介してスプロケットを係合する。トルク制限機構は許容トルク内でトルクを伝達する機構であり、過トルクを防止する。連結ピンはバネによって軸方向に付勢し、滑りキーの範囲でスライドできる。スプロケットをチェーンまたはタイミングベルトを介してモータによって駆動する。
かくして、請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために、型締装置の型盤に設けられ、金型内に設けられているエジェクタピン付きの金型側エジェクタプレートに連結してこれを駆動するようになっているエジェクタロッドを備えたエジェクタ装置であって、前記エジェクタロッドは、筒状を呈するエジェクタロッド本体と、該エジェクタロッド本体を軸方向に貫通して回転可能に設けられている連結ピンとから構成され、前記連結ピンは、前記金型側エジェクタプレートに形成されている雌ネジに螺合する雄ネジがその先端部に形成され、所定長さの滑りキーが後端部近傍に形成され、所定のバネによって軸方向にバネ付勢されており、前記滑りキーには、チェーンまたはタイミングベルトを介してモータによって駆動されるスプロケットが、許容トルク内でトルクを伝達するトルク制限機構を介して係合されていることを特徴とするエジェクタ装置として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエジェクタ装置において、前記トルク制限機構は、前記スプロケットの一方の回転方向の許容トルクが、反対方向の許容トルクよりも大きいことを特徴とするエジェクタ装置として構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のエジェクタ装置において、前記連結ピンの後端部近傍にはリミットスイッチが設けられ、前記連結ピンの軸方向のスライド量を検出して、前記連結ピンと前記金型側エジェクタプレートの結合状態を判断できるようになっていることを特徴とするエジェクタ装置として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載のエジェクタ装置は、射出成形機の型締装置に設けられ、前記モータは前記射出成形機のコントローラの指令によって駆動されることを特徴とするエジェクタ装置として構成される。
以上のように、本発明は、型締装置の型盤に設けられ、金型内に設けられているエジェクタピン付きの金型側エジェクタプレートに連結してこれを駆動するようになっているエジェクタロッドを備えたエジェクタ装置であって、エジェクタロッドは、筒状を呈するエジェクタロッド本体と、該エジェクタロッド本体を軸方向に貫通して回転可能に設けられている連結ピンとから構成されている。そして連結ピンは、前記金型側エジェクタプレートに形成されている雌ネジに螺合する雄ネジがその先端部に形成されている。従って雄ネジと雌ネジを螺合させると連結ピンと金型側エジェクタプレートを結合でき、これによってエジェクタロッドと金型側エジェクタプレートを連結できることになる。そして本発明によると、連結ピンは、所定長さの滑りキーが後端部近傍に形成され、所定のバネによって軸方向にバネ付勢されており、滑りキーには、チェーンまたはタイミングベルトを介してモータによって駆動されるスプロケットが、許容トルク内でトルクを伝達するトルク制限機構を介して係合されている。そうすると連結ピンはバネ付勢されていて滑りキーの長さだけ軸方向にスライドできるので、連結ピンの先端は、金型側エジェクタプレートに形成されている雌ネジに当接することになる。この状態でモータを駆動すると、スプロケットが回転し、トルク制限機構によって許容トルク内で連結ピンにトルクが伝達され、連結ピンの先端部の雄ネジが雌ネジに螺合する。つまり許容トルクの大きさで締め付けられることになる。すなわち本発明によって、エジェクタロッドは、容易に金型側エジェクタプレートに連結することができ、連結ピンと金型側エジェクタプレートの結合力も一定の力になることが保障される。そして連結には人手を介する必要がないので、安全も保障される。またモータを逆方向に回転すれば、容易にかつ安全にエジェクタロッドを金型側エジェクタプレートから分離することができる。
他の発明によると、トルク制限機構は、前記スプロケットの一方の回転方向の許容トルクが、反対方向の許容トルクよりも大きい。そうすると連結ピンの雄ネジを金型側エジェクタプレートの雌ネジに螺合させて結合するときには小さい許容トルクで締め付け、結合を解除するときには大きい許容トルクで雌ネジから雄ネジを弛めることができる。そうすると、雄ネジと雌ネジが強い力で噛み合っていても、確実に弛めて結合を解除することができる。さらに他の発明によると、連結ピンの後端部近傍にはリミットスイッチが設けられ、連結ピンの軸方向のスライド量を検出して、連結ピンと金型側エジェクタプレートの結合状態を判断できるようになっている。従ってエジェクタロッドと金型側エジェクタプレートが連結されているか否かを容易に判断することができることになる。また他の発明によると、エジェクタ装置は、射出成形機の型締装置に設けられ、モータは射出成形機のコントローラの指令によって駆動されるので、作業者は、コントローラを操作するだけで済み、金型の取付作業を容易かつ安全に実施できる。
本発明の実施の形態に係るエジェクタ装置と、該エジェクタ装置が設けられている型盤と、型盤に設けられている金型を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態に係るエジェクタ装置に設けられている、トルク制限機構を示す図で、その(ア)は側面断面図、その(イ)はトルク制限機構の部品の正面図、その(ウ)は部品の一部を拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るエジェクタ装置の作用を説明する図で、その(ア)(イ)は、エジェクタ装置の一部と金型の一部を示す側面断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係るエジェクタ装置1は、図1に示されているように、電動射出成形機の型締装置2に設けられている。図1にはその一部しか示されていないが、型締装置2は、金型4が取り付けられる型盤5を備えている。本実施の形態においては電動射出成形機は横置きタイプであり、型盤5は可動盤5に、金型4は可動側金型4になっている。従って図示されないトグル機構を駆動すると、可動盤5は固定盤の方向に駆動されて金型が開閉することになる。本実施の形態に係るエジェクタ装置1は、このような可動盤5の、可動側金型4の取付面と反対側に設けられている。つまりトグル機構が設けられている側に設けられている。
本実施の形態に係るエジェクタ装置1も従来のエジェクタ装置と同様に、装置を支持する背面板である背面プレート7、この背面プレート7と可動盤5の間に設けられている装置側エジェクタプレート8等から構成されている。背面プレート7はガイド軸9、9によって可動盤5に固定されており、装置側エジェクタプレート8はガイド孔11、11にこれらのガイド軸9、9が挿通されて、水平方向に滑らかにスライドされるようになっている。装置側エジェクタプレート8はボールネジ機構12、12によって水平方向に駆動されるようになっている。より詳しく説明すると、ボールネジ機構12、12のボールナット13、13が装置側エジェクタプレート8に固定され、このボールナット13、13にボールネジ14、14が螺合している。これらのボールネジ14、14の後方に延びている軸部16、16は背面プレート7に明けられている孔を貫通すると共に、ベアリングによって背面プレート7に回転自在に軸支されている。そして背面プレート7の反対側に突き出た軸部16、16の先端に従動プーリ18、18が設けられている。可動盤5の側方にエジェクタ用サーボモータ19が固定され、このエジェクタ用サーボモータ19に設けられている駆動プーリ20と従動プーリ18、18がベルト22によって掛け回されている。従ってエジェクタ用サーボモータ19を駆動すると、ボールネジ機構12、12によって装置側エジェクタプレート8が駆動されることになる。
本実施の形態に係るエジェクタ装置1にも、装置側エジェクタプレート8にエジェクタロッド24、24が設けられているが、これらのエジェクタロッド24、24の構成は従来のエジェクタロッド24、24の構成と異なっている。すなわち本実施の形態においては、エジェクタロッド24、24は、軸方向に貫通孔が明けられた筒状のエジェクタロッド本体25、25と、この貫通孔に挿入されている連結ピン26、26とから構成されている。エジェクタロッド本体25、25の一方の端部にはフランジ部28、28が形成されており、このフランジ部28、28が装置側エジェクタプレート8に固着され、装置側エジェクタプレート8と一体的に駆動されるようになっている。これに対して連結ピン26、26は、装置側エジェクタプレート8を貫通しており、エジェクタロッド本体25、25内で回転可能になっている。連結ピン26、26の後方寄りには円盤状のストッパ30、30が固着されており、ストッパ30、30は、装置側エジェクタプレート8に形成されている有底の孔31、31内に入れられている。そして孔31、31に入れられたバネ33、33によってストッパ30、30が押さえられている。これによって連結ピン26、26は、可動側金型4方向に付勢されていると共に、ストッパ30、30によって可動側金型4方向への移動が所定の長さで規制されることになる。
このような連結ピン26、26の後端部近傍には所定長さの滑りキー34、34が形成されている。そして滑りキー34、34には、所定のトルク制限機構36、36を介して連結ピン側スプロケット37、37が係合している。トルク制限機構36、36については後で詳しく説明するが、許容トルク内においてはトルクを伝達することができ、これを越える過トルクが作用したら空回りするようになっている。従って連結ピン26、26は、滑りキー34、34の長さだけ軸方向にスライドでき、連結ピン側スプロケット37、37が回転すると許容トルク内で連結ピン26、26も回転することになる。そして、許容トルクを越えたトルクが作用すると連結ピン側スプロケット37、37は連結ピン26、26に対して空回りすることになる。連結ピン26、26の先端には雄ネジ38、38が形成されており、後で説明するように連結ピン側スプロケット37、37を回転して金型4側のエジェクタプレート39に結合して、エジェクタロッド24、24をエジェクタプレート39に連結できるようになっている。
連結ピン26、26を駆動する連結用モータ41は可動盤5の側方に固定され、このモータ41に駆動スプロケット42が設けられている。モータ41は本実施の形態においてはギアードモータからなるがサーボモータから構成することもできる。背面プレート7には貫通孔が明けられ、所定のスプライン軸43が、この貫通孔と、可動盤5に形成された軸受部44とによって軸受けされている。スプライン軸43は、図1において背面プレート7あるいは可動盤5の略中央に配置されているように示されているが、側部近傍に配置されるようにしてもよい。一般的に、可動盤5の中央部にエジェクタロッドの一本が配置されることが多いので、スプライン軸43は背面プレート7あるいは可動盤5の側部に配置されている方が、エジェクタロッドの配置の妨げにならないとも言える。スプライン軸43の後方にこれを延長するように設けられている軸には従動スプロケット45が設けられ、駆動スプロケット42との間にチェーン47が掛け回されている。スプライン軸43には、スプラインナット48が軸方向にスライド可能に係合しており、回転力が伝達されるようになっている。このスプラインナット48にはナット側スプロケット49が固着されており、このナット側スプロケット49と連結ピン側スプロケット37、37はチェーン51によって掛け回されている。従って、連結用モータ41を駆動すると、駆動スプロケット42、チェーン47、従動スプロケット45、スプライン軸43、ナット側スプロケット49、チェーン51を介して、連結ピン側スプロケット37、37を回転することができる。
本実施の形態においては、連結ピン26、26の後端部近傍には、リミットスイッチ52、52が設けられている。これらのリミットスイッチ52、52によって連結ピン26、26が軸方向に駆動されたか否かを検出することができ、エジェクタロッド24、24と金型4側のエジェクタプレート39とが連結されたか否かを判断することができる。なお、本実施の形態に係るエジェクタ装置1は、電動射出成形機のコントローラからの指令によって作動するようになっており、リミットスイッチ52、52からの信号もコントローラに入力されるようになっている。
トルク制限機構36について説明する。トルク制限機構36は、いわゆるトルクガードからなり、図2の(ア)に示されているように、ハブ61と、円盤状プレート62と、複数個の鋼球63、63、…と、円盤状プレート62を押さえるセンサプレート64と、皿バネ65、65とから構成され、連結ピン側スプロケット37も構成部品の1つになっている。ハブ61は、連結ピン26が挿通される筒部67と、この筒部67と一体的に形成されているフランジ部68とからなる。筒部67の内周面には、連結ピン26に形成されている滑りキー34に滑らかに係合する軸方向の溝が形成されており、連結ピン26に対して軸方向にはスライド自在に、回転方向には回転力がロス無く伝達されるようになっている。フランジ部68には、鋼球63、63、…の一部が収納される窪み、つまり鋼球受け座69、69、…が形成されている。図2の(イ)には、図2の(ア)において矢印Y0方向から見たハブ61が示されているが、鋼球受け座69、69、…は、フランジ部68の半径方向に2個並ぶように形成され、これらが円周方向に5組均等に配置されている。つまり鋼球受け座69、69、…は10個形成されている。鋼球受け座69、69、…は、機械加工によって切削された所定の深さの窪みであるが、この窪みによって形成されている斜面は、円周方向によって勾配が相違している。図2の(ウ)において1個の鋼球受け座69が断面で示されているが、左回転方向LHの斜面の勾配αの方が、右回転方向RHの斜面の勾配βよりも大きい。従って鋼球受け座69、69、…に収納される鋼球63、63、…は、左回転方向LHには出にくいが、右回転方向RHには比較的出やすい。
連結ピン側スプロケット37には収納ポケット71、71、…が形成されており、鋼球63、63、…は、これらの収納ポケット71、71、…に入れられて、鋼球受け座69、69、…に着座している。そして円盤状プレート62はベアリングを介して回転自在にセンサプレート64に設けられており、皿バネ65、65、…がセンサプレート64をハブ61のフランジ部68方向に付勢している。つまり円盤状プレート62は、皿バネ65、65、…によってフランジ部68方向に付勢されている。鋼球63、63、…は、このような円盤状プレート62によって所定の押圧力によって鋼球受け座69、69、…に押し付けられていることになる。
トルク制限機構36は、連結ピン側スプロケット37にトルクが作用すると、鋼球63、63、…を介してハブ61にトルクが伝達され、連結ピン26を回転することができる。しかしながら連結ピン側スプロケット37に作用するトルクが所定の大きさの許容トルクを超えると、鋼球63、63、…が皿バネ65、65、…の付勢に抗して鋼球受け座69、69、…から転がり出る。そうするとハブ61に対して連結ピン側スプロケット37が空回りすることになる。これによって過剰なトルクが連結ピン26に作用することを防止することができる。本実施の形態に係るトルク制限機構36は、前記したように、鋼球受け座69、69、…に収納されている鋼球63、63、…は、左回転方向LHには出にくいが、右回転方向RHには比較的出やすい。つまり連結ピン側スプロケット37の回転力がハブ61に伝達されるとき、左回転方向LHするときには許容トルクが大きく、右回転方向RHするときには許容トルクが小さくなる。本実施の形態においては、左回転方向LHの許容トルクは166.6N・m、右回転方向RHの許容トルクは78.4〜88.2N・mに設定されている。左回転方向LHは雄ネジ38を弛める方向、右回転方向RHは雄ネジ38を締め付ける方向になっている。つまり本実施の形態に係るトルク制限機構36によって、連結ピン26の雄ネジ38の締め付けよりも、弛めるときに強いトルクを作用させることができるようになっている。
本実施の形態に係るエジェクタ装置1によって連結される可動側金型4について説明する。可動側金型4のパーティング面Pには凹部54が形成され、図示されない固定側金型に対して型閉じされると成形品を得るためのキャビティが形成されるようになっている。可動側金型4の内部は中空に形成されており、金型側エジェクタプレート39がガイドピン55、55にガイドされて滑らかにスライドできるように設けられている。金型側エジェクタプレート39にはエジェクタピン56、56が固定されており、エジェクタピン56、56は凹部54から成形品を突き出せるようになっている。エジェクタピン56、56の頭部は、金型側エジェクタプレート39が可動盤5側に後退した位置において、凹部54と連続した面を構成するようになっている。金型側エジェクタプレート39には、連結ピン26、26が結合される結合穴が明けられ、この穴には雌ネジ58、58が形成されている。
本実施の形態に係るエジェクタ装置1を備えた電動射出成形機において、型締装置2に金型を取り付ける方法を説明する。コントローラにおいて操作して、エジェクタ用サーボモータ19を駆動し、装置側エジェクタプレート8を後方に待避させる。すなわち図1において左方に待避させる。そうするとエジェクタロッド24、24は可動盤5内に待避することになる。従来周知のように実施して、金型を型締装置2に取り付ける。すなわち型締装置2を型開きし、クレーン等で金型を吊り下げて型盤装置2に搬送し、金型のロケートリングが固定盤のセンタ穴に合うように位置合わせする。可動盤5を前進させて型閉じし、この状態で金型取付ボルトによって固定側金型を固定盤に、可動側金型4を可動盤5に固定する。型締装置2を駆動して型開きする。
以下のようにして、本実施の形態に係るエジェクタ装置1のエジェクタロッド24、24と、可動側金型4内の金型側エジェクタプレート39とを連結する。まずコントローラにおいて操作して、エジェクタ用サーボモータ19を駆動する。そうすると図3の(ア)に示されているように、装置側エジェクタプレート8が矢印Y1で示されているように前進し、エジェクタロッド24も前進する。連結ピン26の先端部が金型側エジェクタプレート39の雌ネジ58に当接する。引き続きエジェクタ用サーボモータ19を駆動して、エジェクタロッド24が停止するまで前進させる。そうすると連結ピン26は矢印Y2で示されているように後退し、ストッパ30によってバネ33が圧縮される。リミッタスイッチ52において連結ピン26が後退したことが検出される。可動側金型4内においては矢印Y3に示されているように金型側エジェクタプレート39が押し込まれた状態になる。図3の(ア)においては、エジェクタロッド本体25と金型側エジェクタプレート39は当接していないように示されているが、エジェクタロッド24が停止するまでエジェクタ用サーボモータ19を駆動すると、これらは完全に当接することになる。当接したらエジェクタ用サーボモータ19を停止する。
コントローラからの指令によって、連結用モータ41を駆動する。そうすると図3の(イ)に示されているように、矢印Y4の方向に連結ピン側スプロケット37と連結ピン26が回転する。連結ピン26の雄ネジ38と、金型側エジェクタプレート39の雌ネジ58が螺合する。そうすると連結ピン26が矢印Y5で示されているように前進する。リミットスイッチ52において、連結ピン26が前進したことが検出される。すなわち連結ピン26と金型エジェクタプレート39の雄雌ネジ38、58が結合されたことが検出される。引き続き連結用モータ41を駆動してこれらの雄雌ネジ38、58を完全に結合する。完全に結合されたら、連結ピン26に作用するトルクは高くなる。所定の許容トルクを越えたら、トルク制限機構36の作用によって連結ピン側スプロケット37が、連結ピン26に対して空回りして雄雌ネジ38、58を保護する。コントローラからの指令によって連結用モータ41を停止する。本実施の形態に係るエジェクタ装置1のエジェクタロッド24、24と、可動側金型4内の金型側エジェクタプレート39の連結が完了する。
従来周知のようにして電動型射出成形機において成形品を成形することができる。すなわち、型締装置2において金型を型締めし、金型内のキャビティに溶融樹脂を射出し、冷却固化を待って型開きする。そしてエジェクタ用サーボモータ19を駆動して成形品を突き出す。以下同様に成形する。
当業者であれば容易に理解できるように、型締装置2から金型を取り外すときは、上で説明した金型を取り付ける方法と逆の手順で金型を取り外す。すなわち、型締装置2において型開きする。コントローラからの指令によって連結用モータ41を駆動する。そうすると連結ピン26の雄ネジ38と金型側エジェクタプレート39の雌ネジ58の結合を切り離すことができる。このとき、前記したようにトルク制限機構36は雄ネジ58を弛める方向については許容トルクが大きいので、確実に連結ピン26と金型側エジェクタプレート39の結合を切り離すことができる。コントローラからの指令によってエジェクタ用サーボモータ19を駆動してエジェクタロッド24、24を可動盤5内に待避させる。従来周知のように実施して、取り付け用ボルトを外す等して金型を型締装置2から取り外す。
本実施の形態に係るエジェクタ装置は色々な変形が可能であり、例えば電動射出成形機の代わりに油圧式射出成形機に設けることも可能である。また、本実施の形態においては、所定の形状の鋼球受け座を備えたハブ、鋼球等からなる所定のトルクガードによって、トルク制限機構が構成されるように説明したが、他のトルク制限機構によっても実施できる。例えば、連結ピン側スプロケットをバネ付勢された所定の摩擦板によって挟持して、摩擦板の摩擦力によってトルクを伝達する従来のトルクリミッターから構成することもできる。チェーンについても変形が可能である。本実施の形態においてはチェーンが各スプロケットに掛け回されているように説明したが、これをタイミングベルトに置き換えることもできる。さらには、連結ピンの軸方向への駆動をリミットスイッチによって検出するように説明したが、光センサ等の他のセンサによって検出するようにしてもよい。本実施の形態においては、可動側金型4内の金型内エジェクタプレート39にはバネが設けられていないが、例えばエジェクタピン56にバネが設けられた可動側金型を採用することもできる。このような可動側金型においてはバネによって、金型内エジェクタプレート39が後退方向、すなわち可動盤5方向に付勢されているが、バネが設けられていない可動側金型4と同様に本実施の形態に係るエジェクタ装置によってエジェクタロッド24、24を接続できる。
1 エジェクタ装置 2 型締装置
4 可動側金型 5 可動盤
7 背面プレート 8 装置側エジェクタプレート
12 ボールネジ機構 13 ボールナット
14 ボールネジ 18 従動プーリ
19 エジェクタ用サーボモータ 20 駆動プーリ
22 ベルト 24 エジェクタロッド
25 エジェクタロッド本体 26 連結ピン
30 ストッパ 31 孔
33 バネ 34 滑りキー
36 トルク制限機構 37 連結ピン側スプロケット
38 雄ネジ 39 金型側エジェクタプレート 41 連結用モータ 42 駆動スプロケット
43 スプライン軸 45 従動スプロケット
47 チェーン 48 スプラインナット
49 ナット側スプロケット 51 チェーン
52 リミットスイッチ 56 エジェクタピン
58 雌ネジ 61 ハブ
62 円盤状プレート 63 鋼球
65 センサプレート 69 鋼球受け座

Claims (4)

  1. 型締装置の型盤に設けられ、金型内に設けられているエジェクタピン付きの金型側エジェクタプレートに連結してこれを駆動するようになっているエジェクタロッドを備えたエジェクタ装置であって、
    前記エジェクタロッドは、筒状を呈するエジェクタロッド本体と、該エジェクタロッド本体を軸方向に貫通して回転可能に設けられている連結ピンとから構成され、
    前記連結ピンは、前記金型側エジェクタプレートに形成されている雌ネジに螺合する雄ネジがその先端部に形成され、所定長さの滑りキーが後端部近傍に形成され、所定のバネによって軸方向にバネ付勢されており、
    前記滑りキーには、チェーンまたはタイミングベルトを介してモータによって駆動されるスプロケットが、許容トルク内でトルクを伝達するトルク制限機構を介して係合されていることを特徴とするエジェクタ装置。
  2. 請求項1に記載のエジェクタ装置において、前記トルク制限機構は、前記スプロケットの一方の回転方向の許容トルクが、反対方向の許容トルクよりも大きいことを特徴とするエジェクタ装置。
  3. 請求項1または2に記載のエジェクタ装置において、前記連結ピンの後端部近傍にはリミットスイッチが設けられ、前記連結ピンの軸方向のスライド量を検出して、前記連結ピンと前記金型側エジェクタプレートの結合状態を判断できるようになっていることを特徴とするエジェクタ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載のエジェクタ装置は、射出成形機の型締装置に設けられ、前記モータは前記射出成形機のコントローラの指令によって駆動されることを特徴とするエジェクタ装置。
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