JP2020044748A - エジェクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カプラとソケットの連結異常を検出して事前に致命的な故障を防止可能なエジェクタ装置を提供すること。【解決手段】エジェクタ装置は、エジェクタロッド10に連結されたエジェクタプレート4を進退させることにより、エジェクタプレート4に突設された複数のエジェクタピンが樹脂成形物を金型から押し出す。エジェクタプレート4にはソケット30が設けられ、エジェクタロッド10の先端にはソケット30と連結するカプラ20が設けられている。カプラ20がソケット30に連結したときにソケット30とカプラ20とが対向する空間に対して、これを封止するシールパッキン25が設けられている。また、エジェクタロッド10の後端から先端にかけて貫通して設けられた中空部分12には、圧縮空気が送られている。圧縮空気の圧力の変化により、連結異常を検出する。【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂成形物を金型から押し出すエジェクタ装置に関する。
エジェクタ装置は、エジェクタプレートに複数のエジェクタピンを突設し、エジェクタピンを金型のキャビティに望ませて進退自在に配設して、キャビティ内の樹脂成形物を脱落させる。例えば、特許文献1には、金型を搭載した射出成形機の可動プラテンに設けられた貫通孔をエジェクタロッドが挿通しており、エジェクタロッドの先端をエジェクタプレートに固定して、エジェクタプレートに進退動作させるエジェクタ装置が開示されている。
特開平10−113957号公報
エジェクタピンは金型のキャビティに応じて適当な位置に設けられており、エジェクタピンとこれが固定されたエジェクタプレートとは金型に応じてユニークである。従って、一般的には、エジェクタロッドの先端にカプラが具備され、一方、エジェクタプレート側にはこれに嵌合するソケットが具備され、エジェクタロッドとエジェクタプレートが着脱自在に構成されているのである。また、キャビティ内の樹脂成形物を押し出す際には大きな力が必要とされることから、エジェクタロッドを複数本設けて、エジェクタプレートに掛かる力を分散させているエジェクタ装置もある。
キャビティ内の樹脂成形物を押し出す際のみならず、エジェクタピンをキャビティから引き抜く時にも、カプラ及びソケットには大きな引張力が加わることになる。エジェクタロッドを複数設けている場合には、エジェクタロッドのどれか一箇所のカプラとソケットの連結箇所において欠損が発生すると、その箇所に力が集中して破壊につながる恐れがあることが判明した。
本発明は、カプラとソケットの連結異常を検出して事前に致命的な故障を防止可能なエジェクタ装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明のエジェクタ装置においては、エジェクタロッドに連結されたエジェクタプレートを進退させることにより、前記エジェクタプレートに突設された複数のエジェクタピンが樹脂成形物を金型から押し出すエジェクタ装置において、
前記エジェクタプレートに設けられたソケットと、
前記エジェクタロッドの先端側に設けられ前記ソケットと連結するカプラと、
前記カプラが前記ソケットに連結したときに、前記ソケットと前記カプラとが対向する空間を封止するシールパッキンとを有し、
前記エジェクタロッドには、その後端から先端にかけて貫通して設けられ、前記後端側から前記空間に対して、前記シールパッキンによる封止状況を検出するための圧縮空気を送る中空部分が設けられていることを特徴とする。
ソケットの有底孔にカプラを挿入し、ソケット内にカプラを連結したときに、有底孔の中にカプラとソケットの連結により閉じた空間を作り、これに対して圧縮空気を送る。そして、この閉じた空間が開放されたときに、圧力変動として検出することができるのである。
射出成形機の一部断面図である。 実施例1によるエジェクタロッドを示す図であり、図2Aはエジェクタロッドの断面図であり、図2B及び図2Cは先端の拡大図である。 カプラとソケットとの連結の様子を示す図であり、図3Aはカプラとソケットが連結する前の様子を示し、図3Bは連結した後の様子を示している。 カプラとソケットの連結異常が生じたときの様子を示す図である。 実施例2によるエジェクタロッドを示す図であり、図5Aはカプラとソケットが連結する後の様子を示し、図5Bは連結異常が生じたときの様子を示す図である。 実施例3によるエジェクタロッドを示す図であり、図6Aはカプラとソケットが連結する後の様子を示し、図6Bは連結異常が生じたときの様子を示す図である。 実施例4によるエジェクタロッドを示す図であり、図7Aはカプラとソケットが連結する後の様子を示し、図7Bは連結異常が生じたときの様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、射出成形機の一部断面図である。図1において、可動プラテン1には可動側の金型M1が取り付けられており、図示しない固定プラテンに取り付けられた固定側の金型M2に正対している。可動プラテン1は型締装置3によってガイドロッド2に沿って進退し、型閉じ、型締め及び型開きが行われる。金型M1と金型M2との間に、樹脂を充填する空間(キャビティCV)が形成される。
エジェクタ装置は、キャビティCVに形成された樹脂成形物を押し出す装置であり、エジェクタプレート4、エジェクタピン5、エジェクタロッド10、エジェクタシリンダ7、押し板6等で構成される。エジェクタプレート4が可動側の金型M1と可動プラテン1との間に、進退自在に配設される。エジェクタプレート4には、エジェクタピン5の後端 (図1における左端) が固定されている。可動プラテン1の後方には、複数のエジェクタロッド10が突設された押し板6と、押し板6を進退させるエジェクタシリンダ7とが設けられている。エジェクタシリンダ7は押し板6に固定され、エジェクタシリンダ7のピストン7aの先端は可動プラテン1に固定されている。エジェクタロッド10は可動プラテン1の透孔1aを貫通しており、各エジェクタロッド10の先端側にはカプラ20が設けられている。可動プラテンに金型M1が取り付けられた際に、エジェクタシリンダ7がピストン7aを短縮して押し板6を前進させると、カプラ20はエジェクタプレート4に設けられたソケット30と嵌合する。
図2を用いて、エジェクタロッド10の構成について説明する。エジェクタロッド10は、後端から先端にかけて軸心Cとする円柱状である。図2Aは、エジェクタロッドの断面図であり、図2B及び図2Cはエジェクタロッド10先端の拡大図である。エジェクタロッド10の後端部10aは押し板6に設けられた透孔8を貫通し、雄ネジ部11が押し板6の背面側から突出し、ブロック40の挿通孔45の内周面に設けられた雌ネジ41に螺合されている。押し板6の前面側でエジェクタロッド10の段差部15が、押し板6の後面側でブロックが、押し板6を挟み込んで、エジェクタロッド10が固定されている。ブロック40の外周面に六角のナット部42を有しており、図面左側にシリンダ装置44が設けられている。シリンダ装置44は、リリース用エア接続口44aとロック用エア接続口44bが設けられて、エアーチューブP1、P2からの圧縮空気により動作する。シリンダ装置44のピストンロッド44cは、ブロック40の挿通孔45に突出している。ブロックの挿通孔45内に対して、エアーチューブP3から圧縮空気を導入する導入口43がブロック40側面に設けられている。ブロック40と押し板6の間にはガスケット47が設けられており、ブロック40の内部45を外気から遮蔽している。エアーチューブP3には、圧力を検出する検出器9が設けられている。検出器9は、圧縮空気の発生源(図示せず)に付属しているものを利用しても良いし、新たに設けても良い。
エジェクタロッド10は、後端部10aから先端部10bにかけて延びる軸心Cを中心として中空であり、この中空部分12に棒状のレバー13が配置されている。レバー13はピストンロッド44cと接続しており、ピストンロッド44cの進退動作を伝達する。エジェクタロッド10の中空部分12は、ブロック40の挿通孔45に連通しており、中空部分12を囲うエジェクタロッド10の内周壁とレバー13との間を通して、導入口43からの圧縮空気をエジェクタロッド10の先端部10bにまで連通させている。
図2B、2Cにおいて、エジェクタロッド10の先端部10bに設けられるカプラ20を拡大して示している。カプラ20は、外筒21と、外筒21内に収容される摺動子22およびボール状のロックピース23を備えている。外筒21は、エジェクタロッド10と連結する第1連結部分21aと、ソケット30に連結する第2連結部分21bとを備える。エジェクタロッド10の先端部10bの外周面は、エジェクタロッド10の先端部10bの手前部分よりも小径であり、外周に雄ネジが設けられている。第1連結部分21aの外周は、エジェクタロッド10と同径であり、エジェクタロッド10と第1連結部分21aとが連結されたときに、両者の外周面が軸心Cの方向に連続する。可動プラテン1の透孔1aを支障無く通過できるようにするためである。第1連結部分21aの内周面には、先端部10bの外周面の雄ネジが螺合する雌ネジが設けられている。第1連結部分21aと先端部10bとが連結された箇所には、外筒21の内部を外気からシールするためのシールパッキン14(Oリング)が設けられている。
第2連結部分21bの外周は、第1連結部分21aより小径である。外筒21は第2連結部分21bの先端の開放口21cにより開放されており、開放口21cの周囲にはシールパッキン25(Oリング)が設けられている。第1連結部分21aには、軸心Cに対する半径方向へ貫通する収容孔21dが周方向へ所定の間隔をあけて設けられる。
摺動子22は、レバー13と一体状に固定されており、レバー13の進退と連動して外筒21内を進退する。摺動子22は、エジェクタロッド10の中空部分12に連通して開放口21cに開放する通路27を有している。また、摺動子22には、第2連結部分21bの収容孔21dに対応して、摺動子22が外筒21内の後退位置(図2B)に後退した場合においてはロックピース23を収容する収容窪み22aと、摺動子22が外筒21内の前進位置(図2C)においてはロックピースを半径方向外側へ移動させる乗り上げ部22bが設けられている。外筒21の収容孔21dには外周に向かって小径となる縮径部21eが設けられ、ロックピース23が外方へ脱落するのを防止している。摺動子22は、外筒21内を進退するときに中空部分12と通路27が外気と連通しないように遮蔽するシールパッキン26a、26b(Oリング)が設けられている。また、摺動子22が外筒21内で回転して収容孔21dと収容窪み22aの位置ずれを起こさせないように案内するガイド部24が設けられている。
図3は、カプラ20とソケット30との連結の様子を示す図である。図3Aはカプラ20とソケット30が連結する前、図3Bは連結した後の様子を示している。図3Aにおいて、エジェクタプレート4は、三枚のプレート4a、4b、4cで構成されており、ソケット30を設置する箇所において、図3の左側の位置のプレート4aは、カプラ20が通過する程度の小径の孔4dが設けられ、中央のプレート4bには、その孔4dよりも大きい径の孔4eが穿孔されている。孔4d、4eにより、エジェクタプレート4は、図3Aの断面側面視において観察できるように、奥において膨大した空間4fが設けられる。
ソケット30は、カプラ20が挿入される内周面を有する有底孔31と、ソケット30をエジェクタプレートの膨大した空間4fに留める保持部32とを有している。保持部32は、弾性体32aによりエジェクタプレート4の上下左右(軸心Cを中心とする半径方向)にソケット30の移動が可能なように支持されている。ソケット30とエジェクタロッド10との多少の位置ずれを許容するためである。有底孔31の内周面31aは、カプラ20の第2連結部分21bの外周面を受ける箇所の他、ロックピース23が挿入されるロック受け31bを有している。図3Bに示すカプラ20が有底孔31に挿入されて連結したとき、カプラ20の先端の開放口21c周囲に設けられたシールパッキン25(Oリング)は有底孔31の底部34に当接して圧縮状態になって通路27を外気から遮蔽する。また、ロック受け31bにロックピース23が挿入される。
図3Aの状態では、カプラ20の第2連結部分21bは有底孔31の底部34に当接していないので、ブロック40側面の導入口43から圧縮空気を供給しても、カプラ20の開放口21cから抜けるだけである。一方、図3Bの状態では、開放口21cが対向する有底孔31の底部34は、開放口21cの周縁部に装着されるシールパッキン25を介して当該開放口21cを閉塞しており、開放口21c内の圧縮空気は外気へ漏れない。このため、開放口21c内の圧力が上昇される。よって、カプラ20とソケット30との連結を導入口43への圧縮空気の上昇圧力を検出器9により測定することにより、開放口21cが有底孔31の底部34によって閉鎖されたと判定することができる。
図1に戻り、正しくカプラ20とソケット30を連結した後、型締装置3を作動させて可動プラテン1及び可動側の金型M1を前進 (図1における右方に移動)して型閉じ、型締めをする。射出工程においては、キャビティCV内に樹脂が充填される。冷却工程においてキャビティ内の樹脂が固化し樹脂成形物が形成されると、型締装置3が作動させられ、可動プラテン1及び可動側の金型M1が後退 (図1における左方に移動) させられて型開きが行われる。このとき、樹脂成形物は可動側の金型M1に付着した状態で後退させられるので、エジェクタピン5を前進(図1における右方に移動) させることによって樹脂成形物を突き落とす。
次に、図4(及び図1)を用いてカプラ20とソケット30の連結異常の検知について説明する。キャビティCV内の樹脂成形物を押し出す際、及び、エジェクタピン5をキャビティCVから引き抜く際、カプラ20及びソケット30には大きな引張力が加わることになる。キャビティCV内の樹脂成形物を押し出す際においては、カプラ20の第1連結部分21aと第2連結部分21bの外径の段差を構成する肩部21fと、ソケット30の有底孔31入り口側のカーラー部33とが比較的大きな面積で突き当たるため大きな圧縮力に対抗し得る。一方、エジェクタピン5をキャビティCVから引き抜く際には、専ら力はロック受け31bとロックピース23に加わるため、摩耗による欠損等の異常が生じる可能性が増加する。ロックピース23をボール状としておけば、ロックピース23の回転によりロックピース23の全周で摩耗するため、耐用期間は短くはない。一方、ロック受け31bは、力を受ける箇所が固定するため、摩耗の影響を受けやすい。図4においては、ロック受け31bの左側の箇所が摩耗により欠損する。このため、カプラ20先端の第2連結部分21bのシールパッキン25が有底孔31の底部34(プレートの表面部分)から離間されて隙間が形成されており、カプラ20と有底孔31の底部34との間の空間をシールパッキン25によって遮蔽ができていない連結異常状態を示している。このような連結異常状態では、ブロック40に供給される圧縮空気が前述の隙間から外気に排出されて、ブロック40内の圧力が低下する。シリンダ装置44のロック用エア接続口44bに圧縮空気を供給して、ロックが完了しているにも拘わらず、ブロック40に送られる圧縮空気に圧力低下が発生している状態である。このような、シールパッキン25による封止状況を検出器9により検知することにより、カプラ20とソケット30が所定の間隔を上回って離間される連結異常状態であることを検出できる。
エジェクタロッド10を複数設けている場合には、エジェクタロッド10のどれか一箇所のカプラ20とソケット30の結合箇所において異常が発生すると、その箇所に力が集中して破壊につながる恐れがあるが、異常を事前に検知することができるのでこれを避けることができる。
本実施例によれば、カプラ20とソケット30の連結により、外気に対して閉じた空間(本実施例によれば、カプラ20先端とその先端が対面する有底孔31の底部34とにより囲われて、その周囲をシールパッキン25により囲われた空間)に対して圧縮空気を送る。そして、この閉じた空間が開放されたときに、これを圧力変動として検出することができるのである。また、本実施例によれば、レバー13が進退するエジェクタロッド10の中空部分12を利用して圧縮空気をカプラ20に供給しているので、圧縮空気を送る空気路を別途設ける必要がない。
図5は、ソケット30の有底孔31入り口のカーラー部33とカプラ20の肩部21fとの間にシールパッキン29a(Oリング)を設けた例を示している。本実施例では、ソケット30の有底孔31が入り口のカーラー部33以外に外気に開放される隙の無い空間であることから、カプラ20が塞ぐ有底孔31の入り口において、その周囲を取り囲んで外気と遮蔽するものである。先の実施例と比較して、第2連結部分21bのシールパッキン25と摺動子22の先側のシールパッキン26bは省略されている。他の構成は、実施例1と同じで有り、同じ引用符号が付してある(図5A)。本実施例では、シールパッキン29aは、エジェクタロッド10が前進することにより、カプラ20の肩部21fと入り口の周囲を一周するカーラー部33で押しつぶすことでシール機能を発揮する(図5B)。尚、シールパッキン29aを保持するパッキン溝をカプラ20の肩部21f側に設けているが、カーラー部33側でも良い。
図6は、カプラ20の第2連結部分21b側外周面と有底孔31の内周面との間にシールパッキン29b(Oリング)を設けた例を示している。シールパッキン29bの位置は、ロック受け31bとカーラー部33の間である。本実施例では、シールパッキン29bを保持するパッキン溝を有底孔31の内周側に設け、第2連結部分21b側内周側に、他の外周面よりも小径の部分28aと、先端に向けて径を大きくする第1のテーパー部分28bを設けた。図6Aにおいて、カプラ20とソケット30の連結が正常な状態では、シールパッキン29bは小径の部分28aの部分に位置しており、ブロック40に送られる圧縮空気が漏れて圧力変動が発生している状態である。一方、図6Bにおいて、カプラ20とソケット30の連結に異常が生じている状態では、シールパッキン29bは第1のテーパー部分28bを乗り上げており、シールパッキン29bに圧縮が生じて外気との遮蔽されている状態である。
先の実施例においては、カプラ20とソケット30の連結により閉じた空間が開放されたときに、これを圧力変動として検出していたが、本実施例によればこれとは逆に、カプラ20とソケット30の連結が完了した段階で、閉じた空間が開放された状態になり、カプラ20とソケット30の連結に異常が発生した状態で、閉じた空間が構成された状態になる。
図7は、実施例3と同様にカプラ20の第2連結部分21b側外周面と有底孔31の入内周面との間にシールパッキン29c(Oリング)を設けた例を示している。実施例3との相違点は、第2連結部分21b側外周側に、先端(図面右側)に向けて他の外周面よりも径を縮小する第2のテーパー部分28dを設け、第2のテーパー部分28dとカーラー部33の間の部分28cの径を大きくしたことである。図7Aにおいて、ロック受けが正常な状態では、シールパッキン29cは大径の部分28cに位置しており、シールパッキン29cに圧縮が生じてブロック40に送られる圧縮空気は外気との遮蔽されている状態である。一方、図7Bにおいて、カプラ20とソケット30の連結に異常が生じている状態では、シールパッキン29cは第2のテーパー部分28dにより小径の位置に移動しており、ブロック40に送られる圧縮空気は圧力変動が発生している状態である。
上記実施例においては、ブロック40に圧縮空気を供給してカプラ20とソケット30の連結により閉じた空間の圧力を高めることにより異常時の圧力変動を検出していたが、ブロック40を真空状態にして閉じた空間の圧力を低下させることにより異常時の圧力変動を検出しても良い。
1 可動プラテン
1a 透孔
2 ガイドロッド
3 型締装置
4 エジェクタプレート
5 エジェクタピン
6 押し板
7 エジェクタシリンダ
8 透孔
9 検出器
10 エジェクタロッド
11 雄ネジ部
12 中空部分
13 レバー
14 シールパッキン
15 段差部
20 カプラ
21 外筒
21a 第1連結部分
21b 第2連結部分
21c 開放口
21d 収容孔
21e 縮径部
21f 肩部
22 摺動子
22a 収容窪み
22b 乗り上げ部
23 ロックピース
24 ガイド部
25 シールパッキン
27 通路
30 ソケット
31 有底孔
32 保持部
33 カーラー部
34 底部
40 ブロック
41 雌ネジ
42 ナット部
43 導入口
44 シリンダ装置
47 ガスケット

Claims (3)

  1. エジェクタロッドに連結されたエジェクタプレートを進退させることにより、前記エジェクタプレートに突設された複数のエジェクタピンが樹脂成形物を金型から押し出すエジェクタ装置において、
    前記エジェクタプレートに設けられたソケットと、
    前記エジェクタロッドの先端側に設けられ前記ソケットと連結するカプラと、
    前記カプラが前記ソケットに連結したときに、前記ソケットと前記カプラとが対向する空間を封止するシールパッキンとを有し、
    前記エジェクタロッドには、その後端から先端にかけて貫通して設けられ、前記後端側から前記空間に対して、前記シールパッキンによる封止状況を検出するための圧縮空気を送る中空部分が設けられていることを特徴とするエジェクタ装置。
  2. 請求項1のエジェクタ装置において、前記カプラは前記ソケットに設けられたロック受けに嵌合するロックピースを有し、前記中空部分には前記後端から前記先端に続くレバーが設けられ、前記レバーを進退させることにより前記後端から前記ロックピースを前記ロック受けに嵌合させることを特徴とするエジェクタ装置。
  3. 請求項1のエジェクタ装置において、前記シールパッキンは、前記ソケットと前記カプラとが連結したときに、前記空間を外気に対して閉じた空間にすることを特徴とするエジェクタ装置。
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