JP2013163344A - リング製造方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 同じ一つのものから生まれてきた(製造された)というコンセプトをさらに強く想起させるデザインのリングを効率的に高い歩留まりで製造することができるリング製造方法を提供することができる。
【解決手段】 男性用リング2と女性用リング3とは一つの物体を切り離して得られ、男性用リング2には切り離しによって生じたリング外周面から突き出た凸部2a,凸部2bが形成され、女性用リング3には上記切り離しによって生じたリング外周面から突き出た凸部3a,凸部3bが形成されている。ここで、凸部2aと凸部3a,並びに凸部2bと凸部3bは、切断して得られたものであり、同じ一つもものから生まれた(製造された)という外観イメージを男性用リング2および女性用リング3に持たせることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一つのリングから複数のリングを形成するリング製造方法およびその装置、並びにそのリング製造方法で製造されたリングに関する。
木目金(杢目金、杢目銅、もくめがね)は日本が世界に誇る特殊な金属加工技術である。その特殊な加工工程は単なる技術の枠を超え、素材と制作者の対話という思想的、精神的領域にまで及ぶ。
木目金(杢目金)とは杢目銅とも表記し、先ず色の異なる金属の板材を幾重にも積層させて接合し、ねじり加工等を施した後に、その表面を鏨やドリル状工具により彫り下げたのち、金槌によって平坦に鍛造加工し表面に木目状の模様を表す。
ところで、木目金技法により、ペアのリングを形成する場合に、ペアのリングに共通の特徴パターンを形成したいという要請がある。
従来では、複数の金属板を積層したものを捩じり加工等して得た金属板を2つに切断した後に、それぞれの金属板を加工してリングにしている。この従来のリング製造方法によれば、一つの金属板から得た2つのリングに木目金技法によって生じた共通の特徴パターンを生じさせることができる。
特開2009−196299号公報
ところで、上述したペアリング等の商品では、同じ一つのものから生まれてきた(製造された)というコンセプトをさらに強く想起させるデザインが求められている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、同じ一つのものから生まれてきた(製造された)というコンセプトをさらに強く想起させるデザインのリングを、効率的に高い歩留まりで製造することができるリング製造方法およびその装置、並びにそのリング製造方法で製造されたリングを提供することにある。
上述した従来技術の問題を解決し、上述した目的を達成するために、第1の観点の発明のリング製造方法は、一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って、相互に対向して位置する2つの接合部を残して切断して第1のスリットと第2のスリットとを形成する第1の工程と、前記2つの接合部を中心に、当該接合部の両側に位置する前記第1のスリットと前記第2のスリットとを広げて、当該第1のスリットおよび第2のスリットを指を挿入可能な第1の開口部および第2の開口部にそれぞれ加工する第2の工程と、前記第2の工程で形成した前記第1の開口部を備えた第1のリングと、前記第2の開口部を備えた第2のリングとを、前記接合部を切断して得る第3の工程とを有する。
第2の観点の発明のリング製造方法は、一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って一つの接合部を残して切断してスリットを形成する第1の工程と、前記リングの幅方向において前記スリットに対して一方の側の部材と他方の側の部材とを、前記リングの中心軸に直交する平面方向に沿って、前記接合部を中心に相対的に往復運動させることで前記接合部を切断して第1のリングと第2のリングとを得る第2の工程とを有する。
第3の観点の発明のリング製造装置は、一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って、相互に対向して位置する2つの接合部を残して切断して第1のスリットと第2のスリットとを形成するスリット形成手段と、前記2つの接合部を中心に、当該接合部の両側に位置する前記第1のスリットと前記第2のスリットとを広げて、当該第1のスリットおよび第2のスリットを指を挿入可能な第1の開口部および第2の開口部にそれぞれ加工する開口部形成手段と、前記開口部形成手段が形成した前記第1の開口部を備えた第1のリングと、前記第2の開口部を備えた第2のリングとを、前記接合部を切断して得る切断手段とを有する。
第4の観点の発明のリング製造装置は、一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って一つの接合部を残して切断してスリットを形成するスリット形成手段と、前記リングの幅方向において前記スリットに対して一方の側の部材と他方の側の部材とを、前記リングの中心軸に直交する平面方向に沿って、前記接合部を中心に相対的に往復運動させることで前記接合部を切断して第1のリングと第2のリングとを得る切断手段とを有する。
第5の観点の発明のリングは、一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って、相互に対向して位置する2つの接合部を残して切断して第1のスリットと第2のスリットとを形成する第1の工程と、前記2つの接合部を中心に、当該接合部の両側に位置する前記第1のスリットと前記第2のスリットとを広げて、当該第1のスリットおよび第2のスリットを指を挿入可能な第1の開口部および第2の開口部にそれぞれ加工する第2の工程と、前記第2の工程で形成した前記第1の開口部を備えた第1のリングと、前記第2の開口部を備えた第2のリングとを、前記接合部を切断して得る第3の工程とを経て製造されている。
第6の観点の発明のリングは、一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って一つの接合部を残して切断してスリットを形成する第1の工程と、前記リングの幅方向において前記スリットに対して一方の側の部材と他方の側の部材とを、前記リングの中心軸に直交する平面方向に沿って、前記接合部を中心に相対的に往復運動させることで前記接合部を切断して第1のリングと第2のリングとを得る第2の工程とを経て製造されている。
本発明によれば、同じ一つのものから生まれてきた(製造された)というコンセプトをさらに強く想起させるデザインのリングを効率的に高い歩留まりで製造することができるリング製造方法およびその装置、並びにそのリング製造方法で製造されたリングを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態のリング製造方法によって製造された男性用リングと女性用リングとの斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るリング製造方法全体を説明するためのフローチャートである。 図3は、図2に示す各ステップを説明するための図である。 図4は、図2に示す各ステップを説明するための図である。 図5は、図2に示す各ステップを説明するための図である。 図6は、図2に示す各ステップを説明するための図である。 図7は、図2に示す各ステップを説明するための図である。 図8は、図2に示す各ステップを説明するための図である。 図9は、図2に示す各ステップを説明するための図である。 図1は、本発明の第2実施形態のリング製造方法によって製造された男性用リングと女性用リングとの斜視図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係るリング製造方法全体を説明するためのフローチャートである。 図12は、図11に示す各ステップを説明するための図である。 図13は、図11に示す各ステップを説明するための図である。 図14は、図11に示す各ステップを説明するための図である。 図15は、図11に示す各ステップを説明するための図である。 図16は、図11に示す各ステップを説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
本実施形態では、木目金技術により、男性用リング(本発明の第1のリングの一例)と、女性用リング(本発明の第2のリングの一例)を製造する場合を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態のリング製造方法によって製造された男性用リング2と女性用リング3との斜視図である。
図1に示すように、男性用リング2と女性用リング3とは一つの物体を切り離して得られ、男性用リング2には切り離しによって生じたリング外周面から突き出た凸部2a,凸部2bが存在し、女性用リング3には上記切り離しによって生じたリング外周面から突き出た凸部3a,凸部3bが存在している。ここで、凸部2aと凸部3a,並びに凸部2bと凸部3bは、切断して得られたものであり、同じ一つもものから生まれた(製造された)という外観イメージを男性用リング2および女性用リング3に持たせることができる。
図2は、一つのリングから、男性用リング2および女性用リング3を製造する工程を説明するためのフローチャートである。

以下の工程の全部あるいは一部は、機械(リング製造装置)あるいは人手で行われる。
[金属板の準備工程(ステップST11)]
材質の異なる複数の金属板を用意する。
本実施形態では、15枚の金属板を用意する。
金属板の材質としては、白金(Pt)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、真鍮(黄銅)、チタン(Ti)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、ステンレス、タンタル(Ta)、あるいはこれらの混合物などが用いられる。
複数の金属板はそれぞれ異なる材質からなるものであり、色や光沢の度合いなどの視覚的に認織される性質が異っている。金属板の厚さは約0.1〜1.0mmである。なお、材質の異なる金属板は、少なくとも2種類あればよい。また、複数の金属板のうち、2以上の金属板が同じ材質でもよい。
[研磨工程(ステップST12)]
次に、接合前の下処理として複数の金属板を紙やすりの600番、800番、1000番、1200番、1500番などを使用して研磨、その後、場合により、炭とぎを併用し丁寧に表面を均一に仕上げる。
[積層工程(ステップST13)]
次に、図3(A)に示すように、複数の金属板を積層し、金属板同士を接合して複数の金属層が積層された多層状金属体(本発明の積層された複数の金属板の一例)を形成する。
ここで、積層順としては、最終的なデザイン(特徴パターン)を考慮して決定される。
[接合工程(ステップST14)]
次に、図3(B)に示すように、例えば金属板を密着させ、金属板の融点以下の温度条件で、金属板の塑性変形ができるだけ生じない程度に加圧して金属板同士を接合する。当該接合は、金属板同士の接合面間に生じる原子の拡散を利用して接合する拡散接合により行われる。
拡散接合を行う際の条件はたとえば以下の通りである。すなわち、500〜1200℃、200〜500kgf/cm2まで加熱・加圧して行う。なお、金属板同士の接合は、ろう接により行ってもよい。
[角棒状加工工程(ステップST15)]
次に、細部を検査し積層が不完全な部分を除去した後、図4(C)に示すように、例えば、角棒状にローラーを用いて展延加工を施す。
[ねじり加工工程(ステップST16)]
次に、図4(D)、図5(E)に示すように、ねじり加工は表、裏、表、裏を複数回の逆転を行う。
鍛造成形した角棒を上記複数回の逆転がおきるよう積層順に注意しながら加熱、焼鈍を繰り返し少しづつ慎重にねじり加工を施す。このとき、加熱しながらねじる工程と、冷却工程と、焼鈍工程とを順次に繰り返す。
図4(D)から図5(E)への加工処理では線引き板を用いて、ねじり加工をした角棒を、丸線にひく。このとき、加熱しながらねじる工程と、冷却工程と、焼鈍工程とを順次に繰り返す。を行う。
[リング状加工工程(ステップST17)]
次に、図5(F)、図6(G)、図6(H)に示すように、ねじり加工工程後の線状部材を曲げてリング部材25を形成する。
[スリット形成工程(ステップST18)]
図7(I)に示すように、リング部材25の外周の幅方向の所定の位置に、円周方向に沿って、相互に対向して位置する2つの接合部27,29を残して切断して第1のスリット31と第2のスリット33とを形成してリング部材35を得る。
[スリット切り開き工程(ステップST19)]
スリット形成後のリング部材25を、図7(J)、図8(K)、図8(L)、図9(M)に示すように、2つの接合部27,29を中心に、当該接合部の両側に位置する第1のスリット31と第2のスリット33とを広げて、指を挿入可能な第1の開口部41および第2の開口部43をそれぞれ形成する。
[切断工程(ステップST20)]
ステップST19の工程を経たリング部材を、図1に示すように、接合部27,29のほぼ中央部で切断して第1の開口部41を備えた男性用リング2と、第2の開口部43を備えた女性用リング3とを得る。
これにより、図1に示すように、男性用リング2と女性用リング3とは一つの物体を切り離して得られ、男性用リング2には切り離しによって生じたリング外周面から突き出た凸部2a,凸部2bが形成され、女性用リング3には上記切り離しによって生じたリング外周面から突き出た凸部3a,凸部3bが形成されている。ここで、凸部2aと凸部3a,並びに凸部2bと凸部3bは、接合部29,27をそれぞれ切断して得られたものであり、同じ一つもものから生まれた(製造された)という外観イメージを男性用リング2および女性用リング3に持たせることができる。
以上説明したように、本実施形態では、上述した手順で男性用リング2および女性用リング3を製造することで、同じ一つのものから生まれてきた(製造された)というコンセプトをさらに強く想起させるデザインの男性用リング2および女性用リング3を製造することができる。
また、本実施形態では、上述した特徴がある形状を効率的に高い歩留まりで製造することができる。
<第2実施形態>
図10は、本実施形態のリング製造方法によって製造された男性用リング102と女性用リング103との斜視図である。
図10に示すように、男性用リング102と女性用リング103とは一つの物体を切り離して得られ、男性用リング102には切り離しによって生じたリング外周面から突き出た凸部102aが存在し、女性用リング103には上記切り離しによって生じたリング外周面から窪んだ凹部103aが存在している。ここで、凸部102aと凹部103aは、切断して得られたものであり、同じ一つもものから生まれた(製造された)という外観イメージを男性用リング102および女性用リング103に持たせることができる。
図11は、一つのリングから、男性用リング102および女性用リング103を製造する工程を説明するためのフローチャートである。
以下の工程の全部あるいは一部は、機械(リング製造装置)あるいは人手で行われる。
図11に示すステップST11〜ST15は、第1実施形態で図2を説明したものと同じである。
[金属板の展延工程(ステップST31)]
ステップST15で得た図12(A)に示す角棒状の部材を所定厚さとなるように、長さ方向に展延して図12(B)に示す部材を得る。
具体的には、たとえば所定の間隔を開けて回転可能に設置された2つのローラ間に角棒材を挿通して表面を押圧することにより、金属体は平板に展延される。
[リング状加工工程(ステップST32)]
次に、図13(C),(D),図14(E),(F)に示すように、展延工程後の平板を曲げてリング部材125を形成する。
[スリット形成工程(ステップST33)]
次に、図15(G)に示すように、リング部125の外周の幅方向の所定の位置に、円周方向に沿って、相互に対向して位置する1つの接合部127を残して切断してスリット131を形成する。
[切断工程(ステップST34)]
ステップST33の工程を経たリング部材を、図15(H)に示すように、リング部材の幅方向においてスリット131に対して一方の側の部材125aと他方の側の部材125bとを、当該リング部材の開口部の中心軸に直交する平面方向に沿って、接合部127を中心に相対的に往復運動させることで接合部127を切断して男性用リング102と女性用リング103とを得る。具体的には、接合部127を中心に、部材125aと他方の側の部材125bとを円弧に沿った軌道で相対的に往復運動する。
これにより、図10に示すように、男性用リング102と女性用リング103とは一つの物体を切り離して得られ、男性用リング102には切り離しによって生じたリング外周面から突き出た凸部102aが存在し、女性用リング103には上記切り離しによって生じたリング外周面から窪んだ凹部103aが存在している。ここで、凸部102aと凹部103aは、切断して得られたものであり、同じ一つもものから生まれた(製造された)という外観イメージを男性用リング102および女性用リング103に持たせることができる。
以上説明したように、本実施形態では、上述した手順で男性用リング102および女性用リング103を製造することで、同じ一つのものから生まれてきた(製造された)というコンセプトをさらに強く想起させるデザインの男性用リング102および女性用リング103を製造することができる。
また、本実施形態では、上述した特徴がある形状、効率的に高い歩留まりで製造することができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、上述した各ステップを、特定のハードウェア(手段)を用いて実行する金属対製造装置にも本発明は同様に適用可能である。
上述した実施形態では、2つのリングを一つの金属体から形成する場合を例示したが、これら以外の複数の装身品を一つの金属体から形成する場合にも本発明は適用可能である。
装身品としては、リング、ペンダント、ネックレス、イヤリング、カフス、ブローチ、タイタック、バングル、バックル、チョーカー、ブレスレット等でもよい。
また、装身品以外に、例えば、ナイフ、刀剣、スプーン、貴金属製宝石箱、貴金属製の花瓶および水盆、コンパクト、時計、喫煙用具等にも適用できる。
また、金属板の枚数、厚さ等は任意である。
本発明は、金属体を加工してリング形成する場合に適用可能である。
2,102…男性用リング
3,103…女性用リング
2a,2b,3a,3b…凸部
102a…凸部
102a…凹部
27,29,127…接合部
31,33,131…スリット
41,43…開口部


本発明は、一つのリングから複数のリングを形成するリング製造方法およびその装置に関する。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、同じ一つのものから生まれてきた(製造された)というコンセプトをさらに強く想起させるデザインのリングを、効率的に高い歩留まりで製造することができるリング製造方法およびその装置を提供することにある。
本発明によれば、同じ一つのものから生まれてきた(製造された)というコンセプトをさらに強く想起させるデザインのリングを効率的に高い歩留まりで製造することができるリング製造方法およびその装置を提供することができる。

Claims (9)

  1. 一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って、相互に対向して位置する2つの接合部を残して切断して第1のスリットと第2のスリットとを形成する第1の工程と、
    前記2つの接合部を中心に、当該接合部の両側に位置する前記第1のスリットと前記第2のスリットとを広げて、当該第1のスリットおよび第2のスリットを指を挿入可能な第1の開口部および第2の開口部にそれぞれ加工する第2の工程と、
    前記第2の工程で形成した前記第1の開口部を備えた第1のリングと、前記第2の開口部を備えた第2のリングとを、前記接合部を切断して得る第3の工程と
    を有するリング製造方法。
  2. 一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って一つの接合部を残して切断してスリットを形成する第1の工程と、
    前記リングの幅方向において前記スリットに対して一方の側の部材と他方の側の部材とを、前記リングの中心軸に直交する平面方向に沿って、前記接合部を中心に相対的に往復運動させることで前記接合部を切断して第1のリングと第2のリングとを得る第2の工程と
    を有するリング製造方法。
  3. 複数の金属板を積層する積層工程と、
    前記積層工程で前記積層された複数の金属板を加熱および加圧して接合する接合工程と、
    前記接合工程で形成された金属板を加工して前記一つのリングを成形する成形工程と
    をさらに有する請求項1または2に記載のリング製造方法。
  4. 前記接合工程で接合された複数の金属板を加熱してねじる加工を施すねじり工程
    をさらに有し、
    前記成形工程は、前記ねじり工程で形成された部材を加工して前記一つのリングを成形する
    請求項3に記載のリング製造方法。
  5. 前記接合工程で接合された複数の金属板を平板に加工する展延工程
    をさらに有し、
    前記成形工程は、前記展延工程で形成された平板を加工して前記一つのリングを成形する
    請求項3に記載のリング製造方法。
  6. 一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って、相互に対向して位置する2つの接合部を残して切断して第1のスリットと第2のスリットとを形成するスリット形成手段と、
    前記2つの接合部を中心に、当該接合部の両側に位置する前記第1のスリットと前記第2のスリットとを広げて、当該第1のスリットおよび第2のスリットを指を挿入可能な第1の開口部および第2の開口部にそれぞれ加工する開口部形成手段と、
    前記開口部形成手段が形成した前記第1の開口部を備えた第1のリングと、前記第2の開口部を備えた第2のリングとを、前記接合部を切断して得る切断手段と
    を有するリング製造装置。
  7. 一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って一つの接合部を残して切断してスリットを形成するスリット形成手段と、
    前記リングの幅方向において前記スリットに対して一方の側の部材と他方の側の部材とを、前記リングの中心軸に直交する平面方向に沿って、前記接合部を中心に相対的に往復運動させることで前記接合部を切断して第1のリングと第2のリングとを得る切断手段と
    を有するリング製造装置。
  8. 一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って、相互に対向して位置する2つの接合部を残して切断して第1のスリットと第2のスリットとを形成する第1の工程と、
    前記2つの接合部を中心に、当該接合部の両側に位置する前記第1のスリットと前記第2のスリットとを広げて、当該第1のスリットおよび第2のスリットを指を挿入可能な第1の開口部および第2の開口部にそれぞれ加工する第2の工程と、
    前記第2の工程で形成した前記第1の開口部を備えた第1のリングと、前記第2の開口部を備えた第2のリングとを、前記接合部を切断して得る第3の工程と
    を経て製造されたリング。
  9. 一つのリングをその幅方向の所定の位置で円周方向に沿って一つの接合部を残して切断してスリットを形成する第1の工程と、
    前記リングの幅方向において前記スリットに対して一方の側の部材と他方の側の部材とを、前記リングの中心軸に直交する平面方向に沿って、前記接合部を中心に相対的に往復運動させることで前記接合部を切断して第1のリングと第2のリングとを得る第2の工程と
    を経て製造されたリング。
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