JP3159417U - 装飾品の構成部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量でありながらも、量感を有し、かつ、バリエーションに富んだ形状の装飾品を歩留まりよく製造できる構成部材を提供する。【解決手段】特に、ネックレスやブレスレットなどの装飾用鎖の構成部材である一部に不連続部を有する欠環状部材であって、線材(1, 6)からなり、押し面に鏡面加工が施された押型(10)と受け面に鏡面加工が施された受型(8)とにより押圧されることにより塑性変形した平面部(3)を少なくとも一部に有し、該平面部(3)は鏡面を備えることを特徴とする。【選択図】図1
Description
この考案は、装飾品の構成部材、特に装飾用鎖の構成部材に関する。
従来から、金、銀、プラチナなどの貴金属を環状に形成した環状部材を鎖状に連結した装飾品として、たとえば、ネックレスやブレスレットなどの装飾用鎖がある。
特許文献1には、多数の環状部材を十字状で交互に連結した、いわゆる小判鎖もしくは小豆鎖といわれる構造や、この構造に捻りを加えて、さらにプレス加工、研削加工などを加えたキヘイ鎖といわれる構造を有するネックレスが記載されている。
このようなネックレスは、豪華さや重厚さが要求される。このような要求に応えるために、使用する貴金属の量を増やしたり、装飾用鎖を構成する環状部材の線形を太くしたりすることがおこなわれている。しかしながら、使用する貴金属の量を増やす場合には、ネックレス全体の重量が増加し、かつ高価なものになってしまう。一方、このような装飾品を、身体に長時間着用して使用する場合、快適な着用状態を維持するために、該装飾品が軽量であることが重要となる。
このように、装飾品は、豪華さや重厚さが要求される一方で、軽量化といった要求も同時に要求されることがある。
また、従来から、ネックレスなどの装飾品を構成する環状部材は、一般的に貴金属板に打抜き加工を施すことにより製造されている。このような打抜き加工の場合、該環状部材になる部分以外の金属は、再利用するための再加工が要求されたり、場合によっては廃棄したりするため、歩留まりが悪く、加工コストが嵩んでしまうという問題がある。
本考案は、軽量でありながらも、量感を有し、かつ、バリエーションに富んだ形状の装飾品を製造できる構成部材を実現する。
本考案の装飾品の構成部材は、線材からなり、押し面に鏡面加工が施された押型と受け面に鏡面加工が施された受型とにより押圧されることにより塑性変形した平面部を少なくとも一部に有し、該平面部は鏡面であることを特徴とする。
また、本考案の構成部材は、線材からなり、押し面につや消し加工が施された押型と受け面につや消し加工が施された受型とにより押圧されることにより塑性変形した平面部を少なくとも一部に有し、該平面部はつや消し面であることを特徴とする。
また、本考案の構成部材は、線材からなり、押し面が無地である押型と、受け面が無地である受型とにより塑性変形した平面部を少なくとも一部に有し、該平面部は無地であることを特徴とする。
また、線材からなり、押し面に模様が施された押型と受け面に模様が施された受型とにより押圧されることにより塑性変形した平面部を少なくとも一部に有し、該平面部のうち前記押し面により押圧される面には、前記押し面に施された模様と同様の模様が施されており、前記受け面により押圧される面には、前記受面に施された模様と同様の模様が施されていることを特徴とする。
尚、本考案の構成部材を構成する線材とは、中実のものや、パイプ材のごとき中空のものなど、各種線形状の線材を含む。
このような本考案は、装飾品が、たとえばネックレスやブレスレットなどの装飾用鎖であって、その構成部材である、一部に不連続部を有する欠環状部材に好適に適用される。
上述のような本考案の装飾品の構成部材によれば、線材を塑性加工したものであるため、再利用または廃棄するような貴金属材料が生じず、歩留まりを高くし、製造コストを低減することができる。
また、前記構成部材の平面部の鏡面形状、つや消し、無地、模様は、前記線材を金型によりプレス加工するのと同時に形成している。このため、プレス加工後に、鏡面加工などの二次加工を省略でき、作業時間の短縮および加工コストの低減を図ることができる。
また、前記構成部材は、鏡面加工を施された平面部を有するため、複数の構成部材同士を重ねた状態で連結すれば、同量の貴金属を使用した装飾品と比較して、豪華さや重厚さを備える装飾品を得ることができる。
また、前記平面部をつや消し面とすれば、豪華さや重厚さを備えながらも、落ち着いた雰囲気を備える装飾品を得ることができる。
また、前記平面部に模様を形成すれば、バリエーション、デザイン性に富んだ装飾品を得ることができる。
[実施の形態の第1例]
図1は、本考案の実施の形態の第1例を示す。
図1は、本考案の実施の形態の第1例を示す。
本例の装飾品の構成部材1は、図1の(E)に示すような、一部に不連続部2を有する欠環状の線材からなり、該線材は、周方向全体にわたって平板状に加工された平面部3を有する。また、該平面部3の軸方向両周面は、鏡面加工されている。
このような構成部材1は、図1の(A)に示すようなコイル状に巻かれた線材4から、素材5を切り出し、図1の(B)に示すような、一部に不連続部2を有する欠環状中間部材6とする。なお、本実施例では前記線材4として、中実のものを使用しているが、パイプ材のごとき中空のものなど各種線形状の線材を使用することができる。
ついで、図1の(C)に示すような金型7を構成する受型8の受け面9上に、該欠環状中間部材6を載置する。このような金型7は、受型8と押型10とで構成され、該受型8の受け面9および押型10の押し面11は、鏡面加工が施されている。
そして、図1の(D)に示すように、前記受型8と押型10とにより、前記欠環状中間部材6にプレス加工を施し、図1の(E)に示すような、前記構成部材1の形状とする。
このプレス加工と同時に、前記受け面9と前記押し面11とで押圧されることにより形成される前記平面部3の軸方向両周面は、鏡面加工がなされる。なお、該プレス加工は、手作業により行うことも、前記金型を組み付けたプレス加工機により行うこともできる。また、図示の例では、全体を平面状にプレス加工しているが、不連続部2と連続部を除く部分のみをプレスして平面部3としてもよい。
このような構成部材1は、たとえば、図1の(F)に示すように、鎖状に連結することでネックレスやブレスレットなどの装飾用鎖12を構成することができる。なお、このような装飾用鎖12は、前記構成部材1同士を組み合わせた状態で、前記不連続部2をロウ付けすることで鎖状に連結する。
上述したような装飾品の構成部材1によれば、前記コイル状の線材4から切り出した素材5を塑性変形しているため、再利用または廃棄するような貴金属材料が生じず、歩留まりを高くし、装飾品を低コストで生産することができる。
また、前記金型7により、前記欠環状中間部材6をプレス加工すると同時に、鏡面加工された平面部3が形成される。このため、作業時間の短縮および加工コストの低減を図ることができ、装飾品を低コストで生産することができる。
さらに、鏡面加工された平面部3を有するため、図1の(F)に示すように、複数の前記構成部材1を重ねた状態で連結すれば、同量の貴金属を使用した装飾品と比較して、豪華さや重厚さを備え、さらに、デザイン性の高い装飾品を得ることができる。
[実施の形態の第2例]
図1を使用して、本考案の実施の形態の第2例を説明する。
図1を使用して、本考案の実施の形態の第2例を説明する。
本例の場合、図1の(C)に示すような金型7を構成する受型8の受け面9および押型10の押し面11に、つや消し加工が施されている。
このような本例の場合、図1の(D)に示すように、金型7により、欠環状中間部材6をプレス加工すると同時に、つや消し加工された平面部3が形成される。このため、作業時間の短縮および加工コストの低減を図ることができ、装飾品を低コストで生産することができる。
また、つや消し加工された平面部3を有するため、図1の(F)に示すように、複数の前記構成部材1を重ねた状態で連結すれば、同量の貴金属を使用した装飾品と比較して、豪華さや重厚さを備えながらもつや消し加工により落ち着いた雰囲気を備え、さらに、デザイン性の高い装飾品を得ることができる。
前記金型7を構成する受型8の受け面9および押型10の押し面11に、つや消し加工が施され、前記平面部3がつや消し面である以外の構成は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第3例]
図1を使用して、本考案の実施の形態の第3例を説明する。
図1を使用して、本考案の実施の形態の第3例を説明する。
本例の場合、図1の(C)に示すような金型7を構成する受型8の受け面9および押型10の押し面11は無地である。
このような本例の場合、図1の(D)に示すように、金型7により、欠環状中間部材6をプレス加工した場合でも、平面部3は無地である。
前記金型7を構成する受型8の受け面9および押型10の押し面11が無地であり、前記平面部3も無地である以外の構成は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
[実施の形態の第4例]
図1を使用して、本考案の実施の形態の第4例を説明する。
図1を使用して、本考案の実施の形態の第4例を説明する。
本例の場合、図1の(C)に示すような金型7を構成する受型8の受け面9および押型10の押し面11に、模様が施されている。
このような本例の場合、図1の(D)に示すように、金型7により、欠環状中間部材6をプレス加工すると同時に、模様が施された平面部3が形成される。
このため、作業時間の短縮および加工コストの低減を図ることができ、装飾品を低コストで生産することができる。なお、前記平面部3のうち前記押し面11により押圧される面には、該押し面11に施された模様と同様の模様が施されており、前記受け面9により押圧される面には、前記受け面9に施された模様と同様の模様が施されている。
このため、作業時間の短縮および加工コストの低減を図ることができ、装飾品を低コストで生産することができる。なお、前記平面部3のうち前記押し面11により押圧される面には、該押し面11に施された模様と同様の模様が施されており、前記受け面9により押圧される面には、前記受け面9に施された模様と同様の模様が施されている。
また、模様を施した平面部3を有するため、バリエーション、デザイン性に富んだ装飾品を得ることができる。
前記金型7を構成する受型8の受け面9および押型10の押し面11に模様が施され、前記平面部3に模様が施されている以外の構成は、前述した実施の形態の第1例と同様である。
本考案の構成部材を構成する線材は、中実のものや、パイプ材のごとき中空の形状など各種形状の線材を含む。
また、受型の受け面または押型の押し面のいずれか一方の面に鏡面加工が施され、他方の面につや消し加工が施されたような金型を使用することもできる。
さらに、前記欠環状中間部材6の形状は、図示の形状に限るものではない。たとえば、いわゆるオーバル形状、すいらい形状、ドロップ形状、ハート形、ひし形などの各種形状を適宜選択することができる。
1 構成部材
2 不連続部
3 平面部
4 線材
5 素材
6 欠環状中間部材
7 金型
8 受型
9 受け面
10 押型
11 押し面
12 装飾用鎖
2 不連続部
3 平面部
4 線材
5 素材
6 欠環状中間部材
7 金型
8 受型
9 受け面
10 押型
11 押し面
12 装飾用鎖
Claims (5)
- 線材からなり、押し面に鏡面加工が施された押型と受け面に鏡面加工が施された受型とにより押圧されることにより塑性変形した平面部を少なくとも一部に有し、該平面部は鏡面であることを特徴とする、装飾品の構成部材。
- 線材からなり、押し面につや消し加工が施された押型と受け面につや消し加工が施された受型とにより押圧されることにより塑性変形した平面部を少なくとも一部に有し、該平面部はつや消し面であることを特徴とする、装飾品の構成部材。
- 線材からなり、押し面が無地である押型と受け面が無地である受型とにより押圧されることにより塑性変形した平面部を少なくとも一部に有し、該平面部は無地であることを特徴とする、装飾品の構成部材。
- 線材からなり、押し面に模様が施された押型と受け面に模様が施された受型とにより押圧されることにより塑性変形した平面部を少なくとも一部に有し、該平面部のうち前記押し面により押圧される面には、該押し面に施された模様と同様の模様が施されており、前記受け面により押圧される面には、前記受け面に施された模様と同様の模様が施されていることを特徴とする、装飾品の構成部材。
- 前記装飾品が装飾用鎖であって、前記構成部材が一部に不連続部を有する欠環状の環状部材である、請求請1〜4のいずれか一項に記載の装飾品の構成部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010001237U JP3159417U (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | 装飾品の構成部材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010001237U JP3159417U (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | 装飾品の構成部材 |
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2010
- 2010-02-26 JP JP2010001237U patent/JP3159417U/ja not_active Expired - Fee Related
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