JP2013161827A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】垂直トランジスタを有する半導体装置のビット線と半導体基板間の絶縁性を確保し、ビット線と半導体基板とを接続するビットコンタクトを形成するための半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板101にトレンチ109を形成する工程と、トレンチ内壁に第1絶縁膜103を形成する工程と、トレンチ内壁の底面109cと底部側面109bの第1絶縁膜103上に、ビットコンタクト形成材料の選択的エッチング条件において第1絶縁膜103よりもエッチングされにくい第2絶縁膜104を形成する工程と、第1絶縁膜103のうち、第2絶縁膜104の直上に位置する一部分を除去してビットコンタクトホールを形成した後、トレンチ109内のビットコンタクトホールを埋めるビットコンタクト形成材料層を形成する工程と、ビットコンタクト形成材料層を異方性エッチングすることにより、ビットコンタクト124を形成する工程と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関するものである。
近年、半導体装置の微細化に伴い、半導体基板上に占める素子領域が減少している。例えば、トランジスタにおいては、活性領域として確保できる半導体基板上の面積が、次第に小さくなっている。活性領域の面積が減少すると、平面型トランジスタの短チャネル効果等が顕著に現れる。
DRAM等の半導体装置においては、このような短チャネル効果を回避し、限られた面積の半導体基板内でチャネル長およびチャネル幅を確保するため、平面型トランジスタに代わり、垂直型トランジスタが用いられている。
特許文献1には、4Fメモリセル(F:最小加工寸法)用の垂直型トランジスタを備えた半導体装置の製造方法が開示されている。この製造方法は、半導体基板内にトレンチを形成する工程と、トレンチ内壁の底面上に第一の絶縁膜とトレンチ内壁の側面上に熱酸化により第一の絶縁膜よりも膜厚が薄い第二の絶縁膜とを形成する工程と、トレンチ内の第一の絶縁膜上に、ビット線を形成する工程と、を有する。
特許文献1に開示されている半導体装置の製造方法では、ビットコンタクト形成のためにビットコンタクト形成材料を選択的にエッチングする工程でのトレンチ内壁の底面上の第一の絶縁膜の薄膜化による、ビット線と半導体基板間の絶縁性低下を防ぐために、トレンチ内壁の底面上に第一の絶縁膜を厚く形成する。
特開2011−96829号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている半導体装置の製造方法では、ビットコンタクト形成材料を選択的にエッチングする条件における、トレンチ内壁の第一の絶縁膜の薄膜化を確実に防止することは困難であった。それにより、ビット線と半導体基板間の絶縁性低下を防ぐためには、トレンチ内壁の底面上の第一の絶縁膜を相当厚く形成する必要があった。その場合、トレンチ内壁の底部側面の第一の絶縁膜も厚くなるため、トレンチ内壁底部のアスペクト比が増大し、ビット線の形成が難しくなってしまう。また、垂直型トランジスタの活性領域の幅が極めて狭くなることで、半導体装置におけるビット線と半導体基板間のリーク電流が増加する問題があった。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板にビット線と半導体基板とを接続するビットコンタクトを形成するためのトレンチを形成する工程と、トレンチの内壁に第1絶縁膜を形成する工程と、トレンチ内壁の底面及び底部側面の第1絶縁膜上に、ビットコンタクト形成材料を選択的にエッチングする条件において第1絶縁膜よりもエッチングされにくい第2絶縁膜を形成する工程と、第1絶縁膜のうち、第2絶縁膜の直上に位置する一部分を除去してビットコンタクトホールを形成した後、トレンチ内のビットコンタクトホールを埋めるようにビットコンタクト形成材料層を形成する工程と、ビットコンタクト形成材料層を異方性エッチングすることにより、ビットコンタクトホール内にビットコンタクトを形成する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、トレンチ内壁の底面と底部側面に第1絶縁膜と第2絶縁膜が順次積層されてなる絶縁膜が形成される。また、第2絶縁膜は、ビットコンタクト形成材料を選択的にエッチングする条件において、第1絶縁膜よりもエッチングされにくい。
これにより、ビットコンタクトの形成工程でビットコンタクト形成材料を選択的にエッチングする際に、トレンチ内壁底部の第1絶縁膜及び第2絶縁膜の薄膜化が確実に防止される。このため、ビット線と半導体基板間の絶縁性を充分に確保することができる。また、従来のようにトレンチ内壁底部の第1絶縁膜の膜厚を相当厚くすることなく、トレンチのアスペクト比の増大を抑え、ビット線の形成を容易にすることができる。また、垂直型トランジスタの活性領域の幅を確保することができる。結果として、半導体装置におけるビット線と半導体基板間のリーク電流を低減することができる。
本発明の半導体装置の構成を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。 本発明の半導体装置の一製造工程を示す断面図である。
以下、本発明を適用した半導体装置の製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
(実施形態)
先ず、本発明を適用した半導体装置200の構成について、図1を参照しながら説明する。半導体装置200は、DRAMとして機能し、一般に知られている4Fメモリセル用の垂直型トランジスタを備えている。図1は、半導体装置200のメモリセル部分の構成図である。
半導体装置200の4Fメモリセルを構成する垂直型トランジスタ(以下、単に垂直型トランジスタと称する)は、トレンチ109と、第1絶縁膜103と、第2絶縁膜104と、ビットコンタクト124と、ビット線126と、第2シリコン酸窒化膜(第3絶縁膜)128と、ゲート電極132と、不純物拡散層136と、を有する。
トレンチ109は、ビット線126と半導体基板101とを接続するビットコンタクト124を形成するために、半導体基板101に設けられている。半導体基板101には、例えばp型シリコン基板を用いることができる。また、トレンチ109は、最小加工寸法Fの幅を有し、最小加工寸法Fの間隔で形成されている。最小加工寸法Fは、例えば45nmとしてもよい。トレンチ109の深さはトレンチ109のアスペクト比、加工装置の精度等を勘案して設定される。最小加工寸法Fが45nmである場合、トレンチ109の深さは、例えば300nmとしてもよい。
トレンチ109が半導体基板101に設けられることにより形成されるピラーには、垂直型トランジスタのチャネルが形成される。
第1絶縁膜103は、トレンチ109内壁に設けられている。第1絶縁膜103は、例えば1nm〜5nmの膜厚を有することが好ましい。膜厚が1nm未満になると、トレンチ109側壁の半導体基板101を保護することができなくなる場合がある。また、膜厚が5nmより厚くなると、ビット線形成に至る工程間に、トレンチ109空間の幅が減少して複数の薄膜を形成することができなくなり、ビット線126自体を形成することが困難になる場合がある。
本実施形態の第1絶縁膜103は、下部第1絶縁膜110と上部第1絶縁膜130により構成されている。
下部第1絶縁膜110は、トレンチ109の底面109c及び底部側面109bに設けられている。また、各トレンチ109の一側面における下部第1絶縁膜110の直上にビットコンタクト124が配置されている。
下部第1絶縁膜110としては、シリコン酸化膜を用いることができる。この場合、トレンチ109内壁を熱酸化することにより、下部第1絶縁膜110を形成することができる。
上部第1絶縁膜130は、後に説明する第2シリコン酸窒化膜128のうち、トレンチ109内壁の側面109b´上に形成されている部分である。
第2絶縁膜104は、トレンチ109内壁の底面109c及び底部側面109bの下部第1絶縁膜110上に設けられている。第2絶縁膜104は、例えば5nm〜10nmの膜厚を有することが好ましい。膜厚が5nmより薄い場合には、ビット線126と半導体基板101間のリーク電流の抑止が不十分となる場合がある。また、膜厚が10nmより厚くなると、相対的にトレンチ109の深さを深く形成しなければならず、トレンチ109自体のアスペクト比が増大し、トレンチ109の加工が困難となる場合がある。
第2絶縁膜104としては、シリコン窒化膜を用いることができる。第2絶縁膜104の材質は、シリコン窒化膜に限定されないが、本発明においては、次に説明するビットコンタクト124を構成するビットコンタクト形成材料層を選択的にエッチングする条件において、第1絶縁膜103よりもエッチングされにくい材質とする。これにより、ビットコンタクト形成材料層の選択的エッチング工程における、トレンチ109内壁の底部109gの第1絶縁膜103と第2絶縁膜104の積層絶縁膜の薄膜化を確実に防ぐことができる。
ビットコンタクト124は、第1絶縁膜103のうち、第2絶縁膜104の直上に位置する一部分を除去することにより、半導体基板101に当接して設けられている。また、ビットコンタクト124は、後に説明するビット線126と半導体基板101との間に介在する。ビットコンタクトの高さは、例えば30nmとしてもよい。
ビットコンタクト124の形成材料には、ヒ素等のn型不純物をドーパントとして含むポリシリコン膜(以降、ドープドポリシリコンと称する)を用いることができる。
なお、ビットコンタクト124に当接する半導体基板101に図示略の不純物拡散層を設けてもよい。この不純物拡散層は、垂直型トランジスタのソース領域として機能する。
ビット線126は、トレンチ109内壁の底部109gに設けられている。また、ビット線126は、ビットコンタクト124により半導体基板101に接続されている。
ビット線126を構成する第1導体膜としては、例えばタングステンを用いることができる。
第2シリコン酸窒化膜128は、下部第1絶縁膜110直上のトレンチ109内壁の側面109b´とビット線126の上面126aに設けられている。第2シリコン酸窒化膜128の膜厚は、例えば5nmとしてもよい。
第2シリコン酸窒化膜128のうち、側面109b´に設けられている部分が、上部第1絶縁膜130となっている。上部第1絶縁膜130は、垂直型トランジスタのゲート絶縁膜として機能する。
ゲート電極132は、第2シリコン酸窒化膜128に囲まれた空間の下部、即ちトレンチ109内の中部109mに設けられている。ゲート電極132の上面132aの位置は、半導体基板101の上面101aの位置よりも低くなっている。
また、ゲート電極132は、垂直型トランジスタのワード線として機能する。ワード線の延在方向は、ビット線126の延在方向に対して垂直である。
ゲート電極132を構成する第2導体膜としては、例えばタングステンを用いることができる。
不純物拡散層136は、半導体基板101上に設けられており、垂直型トランジスタのドレイン領域として機能する。また、不純物拡散層136は、コンタクトプラグ142を介してキャパシタ150に接続されている。
不純物拡散層136は、半導体基板101と異なる導電型のドーパントを含む。半導体基板101にシリコン基板を用いる場合、不純物拡散層136に含まれるドーパントとしては、例えばヒ素、リン等のn型半導体が挙げられる。
コンタクトプラグ142は、不純物拡散層136の上部に設けられている。コンタクトプラグ142としては、例えば金属膜あるいはドープドポリシリコン膜を用いることができる。
キャパシタ150は、コンタクトプラグ142の上に設けられている。図1に示すキャパシタ150は、下部電極144と、絶縁膜145と、上部電極146と、を有する。また、下部電極144は、コンタクトプラグ142の上面に当接して設けられている。なお、キャパシタ150の構成は、図1に示すようなクラウン型に限るものではなく、一般にDRAMに適用できる構成であればよい。
次いで、本実施形態の半導体装置200の製造工程について、図2〜図27を参照しながら説明する。なお、以下の説明及び図2〜図27では、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
先ず、図2に示すように、p型シリコン基板よりなる半導体基板101上に第1シリコン窒化膜102´を形成する。第1シリコン窒化膜102´の膜厚は、例えば160nmとする。
次に、図3に示すように、リソグラフィにより第1シリコン窒化膜102´を一定の間隔のラインアンドスペースでパターニングする。パターニングの間隔は、例えば45nmとする。これにより、半導体基板101上にハードマスクとなる第1シリコン窒化膜102を形成する。
次に、図4に示すように、第1シリコン窒化膜102をマスクとして、半導体基板101にトレンチ109を形成する。トレンチ109の深さは、例えば300nmとする。
続いて、トレンチ109内壁の底面109cと側面109dと、第1シリコン窒化膜102の上面102aと側面102bとを熱酸化し、シリコン酸化膜よりなる第1絶縁膜103を形成する。第1絶縁膜103の膜厚は、例えば5nmとする。
次に、トレンチ109内の第1絶縁膜103上に、CVD法により第2シリコン窒化膜104´を形成する。その後、図5に示すように、ALD法により第2シリコン窒化膜104´を埋め込むシリコン酸化膜105を形成する。
次に、異方性エッチング等により、シリコン酸化膜105をトレンチ109の底部109gのみに残存するようにエッチバックする。続いて、上面104aがシリコン酸化膜105の上面105aと同じ高さになるまで、第2シリコン窒化膜104´をエッチバックする。これにより、図6に示すように、トレンチ109内壁の底面109c及び底部側面109bの第1絶縁膜103上に、第2シリコン窒化膜よりなる第2絶縁膜104を形成する。トレンチ109の底面109cから第2シリコン窒化膜104´及びシリコン酸化膜105の上面104a,105aまでの高さは、例えば80nmとする。
次に、図7に示すように、第2絶縁膜104及びシリコン酸化膜105の上面104a,105aにポリシリコン膜108を形成する。ポリシリコン膜108の膜厚は、例えば30nmとする。後に形成するビットコンタクトの高さは、ポリシリコン膜108の膜厚と同じになる。
次に、図8に示すように、ポリシリコン膜108の上方に露出した第1絶縁膜103を除去し、残存した第1絶縁膜103を下部第1絶縁膜110とする。
続いて、図9に示すように、露出したトレンチ109内壁側面109e及び第1シリコン窒化膜102の上面102aと側面102bに、第1シリコン酸窒化膜112を形成する。第1シリコン酸窒化膜112の膜厚は、例えば5nmとする。
次に、図10に示すように、トレンチ109内のポリシリコン膜108を除去する。続いて、図11に示すように、図10に示す構造の表面上に窒化チタン膜114を形成する。窒化チタン膜114の膜厚は、例えば7nmとする。また、窒化チタン膜114は、CVD法により形成することができる。
続いて、図12に示すように、エッチバックにより窒化チタン膜114の上部を除去する。これにより、トレンチ109内壁の側面109eに、窒化チタン膜よりなるサイドウォール膜115を形成する。サイドウォール膜115の上面115aは、例えば第1シリコン窒化膜102の上面102aより約70nm下方に位置することが好ましい。
次に、図13に示すように、トレンチ109内を埋めるとともに露出している第1シリコン酸窒化膜112を覆うように、シリコン酸化膜116を形成する。シリコン酸化膜116としては、例えばLP−TEOS膜を用いることができる。
続いて、図14に示すように、エッチバックによりシリコン酸化膜116の上部を除去する。このとき、シリコン酸化膜116の上面116aの位置は、少なくともサイドウォール膜115の上面115aの位置より高くなるように、エッチバックの条件を制御する。即ち、サイドウォール膜115が露出しないようにする。また、シリコン酸化膜116の上面116aは、第1シリコン窒化膜102の上面102aより約50nm下方に位置することが好ましい。
次に、図15に示すように、露出した第1シリコン酸窒化膜112とシリコン酸化膜116の上面とを覆うように、シリコン膜118を形成する。シリコン膜118の膜厚は、例えば5nmとする。また、シリコン膜118は、CVD法により形成することができる。
次に、図16に示すように、シリコン膜118のうち、第1シリコン窒化膜102の片側の側面のシリコン膜118のみに、斜めイオン注入法により不純物を注入する。図16では、紙面の右上方から左下方に向けて不純物の斜めイオン注入を行う状態を示しており、この場合には、上側及び左側のシリコン膜118yに不純物が注入される。不純物としては、例えばフッ化ボロンを用いることができる。
また、斜めイオン注入の条件は、例えば加速エネルギーを5keV、注入ドーズ量を2×1014atoms/cm−2、注入角度を20°〜30°とすることができるが、この条件に限定されない。斜めイオン注入における条件は、不純物が注入されるシリコン膜118yの下方に位置するサイドウォール115yが、後に説明する不純物が注入されていないシリコン膜118及びシリコン酸化膜116の除去後に露出しないように設定する。
次に、図17に示すように、ウェットエッチングにより、不純物が注入されていないシリコン膜118を除去する。エッチング液としては、例えばアンモニア水を用いることができる。この後、図18に示すように、異方性エッチング等により、露出したシリコン酸化膜116の一部分を除去し、一方のサイドウォール膜115xの上部を露出させる。このとき、他方のサイドウォール膜115yは、シリコン酸化膜116で覆われているため、露出しない。
次に、図19に示すように、サイドウォール膜115xを選択的に除去する。サイドウォール膜115xは、例えばウェットエッチングにより除去できる。このとき、エッチング液としては、例えばアンモニアと過酸化水素水の混合液を用いることができる。
これにより、トレンチ109内壁の一側面109fのみの下部第1絶縁膜110の上部110Aが溝119に露出する。
続いて、図20に示すように、等方性エッチング等により、不純物が注入されたシリコン膜118yを除去する。
次に、図21に示すように、下部第1絶縁膜110の上部110Aを除去する。下部第1絶縁膜110の上部110Aは、ウェットエッチングにより除去することができる。エッチング液には、例えばフッ化水素酸を含む溶液を用いることができる。これにより、半導体基板101を露出させるビットコンタクトホール120を形成する。
次に、図22,図23に示すように、トレンチ109内に残存したシリコン酸化膜116と、サイドウォール膜115yを順次除去する。シリコン酸化膜116は、下部第1絶縁膜110の上部110Aの除去工程において、同時に除去される場合がある。他方のサイドウォール膜115yは、一方のサイドウォール膜115xの選択的除去と同様に、ウェットエッチングにより除去することができる。
この後、エッチバックにより、トレンチ109内のシリコン酸化膜105を除去する。
次に、図24に示すように、トレンチ109内を埋めるようにビットコンタクト形成材料層122を形成する。ビットコンタクト形成材料には、ドープドポリシリコンを用いる。また、ドープドポリシリコンよりなるビットコンタクト形成材料層122は、CVD法により形成することができる。
次に、図25に示すように、ビットコンタクトホール120のみにビットコンタクト形成材料層122が残存するように、ビットコンタクト形成材料層122を選択的に異方性エッチングする。これにより、後に形成するビット線と半導体基板101とを接続するビットコンタクト124を形成する。
第2絶縁膜104の材質には、ビットコンタクト形成材料層122を選択的にエッチングする条件において、下部第1絶縁膜110を構成するシリコン酸化膜よりもエッチングされにくいシリコン窒化膜が用いられている。そのため、ビットコンタクト形成材料層122の選択的エッチング工程において、トレンチ109内壁の底面109c及び底部側面109bに形成されている下部第1絶縁膜110と第2絶縁膜104との積層絶縁膜の欠損を確実に防止することができる。
また、ハードマスクである第1シリコン窒化膜102の材質は、第2絶縁膜104と同一である。このため、ビットコンタクト形成材料層122を選択的にエッチングする条件において、第1シリコン窒化膜102は、下部第1絶縁膜110よりもエッチングされにくい。これにより、ビットコンタクト形成材料層122の選択的エッチング工程において、半導体基板101上の第1シリコン窒化膜102の欠損を防ぐことができる。その結果、半導体基板101の上部を第1シリコン窒化膜102により保護した状態で、後述する半導体装置200の製造工程を行うことができる。
ビットコンタクト124が形成されることにより、ビットコンタクト124を構成するドープドポリシリコンに含まれるドーパントを、ビットコンタクト124に当接する半導体基板101の領域内に拡散させることができる。これにより、ビットコンタクト124に当接する半導体基板101の領域内に、図示略の不純物拡散層が形成される場合がある。
なお、ビットコンタクト124の形成工程前に前記不純物拡散層を形成してもよい。
次に、トレンチ109内を埋めるように、図示略の第1導体膜を形成する。第1導体膜としては、例えばタングステンを用いることができる。
続いて、図26に示すように、異方性エッチングにより、上面がビットコンタクト124の上面124aと同じ高さになるまで第1導体膜の上部を除去する。これにより、トレンチ109の底部109gに、上面126aがビットコンタクト124の上面124aと同じ高さを有するとともに第1導体膜よりなるビット線126を形成する。ビット線126は、ビットコンタクト124を介して半導体基板101に接続される。
次に、露出したトレンチ109の側面109fと第1シリコン窒化膜102の側面102bとビット線126の上面126aとを覆うように、第2シリコン酸窒化膜(第3絶縁膜)128を形成する。第2シリコン酸窒化膜128の膜厚は、例えば5nmとする。図27に示すように、第2シリコン酸窒化膜128のうち、トレンチ109の側面109fに形成された部分を上部第1絶縁膜130とする。上部第1絶縁膜130は、垂直型トランジスタのゲート絶縁膜として機能する。
次に、第2シリコン酸窒化膜128に囲まれた空間内を埋めるように、第2導体膜133を形成する。第2導体膜133としては、例えばタングステンを用いることができる。
続いて、図27に示すように、異方性エッチングにより、上面が半導体基板101の上面101aより低い位置になるように第2導体膜133の上部を除去する。これにより、トレンチ109の中部109mに第2導体膜133よりなるゲート電極132を形成する。ゲート電極132の膜厚は、例えば80nmとする。
この後、第2シリコン酸窒化膜128に囲まれた空間内にシリコン酸化膜134を埋め込む。シリコン酸化膜134の上面134aと第1シリコン窒化膜102の上面102aは同一面にする。
次に、第1シリコン窒化膜102を除去し、露出した半導体基板101の上面101aに不純物拡散層136を埋め込み形成する。不純物拡散層136としては、ドープドポリシリコン膜を用いることができる。図27に示すように、不純物拡散層136の上面136aとシリコン酸化膜134の上面134aは同一面にする。
続いて、図27に示すように、シリコン酸化膜134の上面134aと不純物拡散層136の上面136aにキャップ絶縁膜138を形成する。キャップ絶縁膜138としては、例えばシリコン窒化膜を用いることができる。
この後、従来の半導体装置の製造方法と同様の工程で、コンタクトプラグ142、キャパシタ150を形成する。
具体的には、パターニングにより不純物拡散層136上のキャップ絶縁膜138にコンタクトホールを形成する。コンタクトホール内に、金属膜あるいはドープドポリシリコン膜等の導体膜を埋め込むことにより、図1に示すコンタクトプラグ142を形成する。続いて、リソグラフィ等により、図1に示す下部電極144と絶縁膜145と上部電極146から構成されるキャパシタ150を形成する。下部電極144の底面は、コンタクトプラグ142の上面に当接させる。
以上の工程により、図1に示す半導体装置200の4Fメモリセルが完成する。
本実施形態の半導体装置200の製造方法によれば、トレンチ109内壁の底面109cと底部側面109bに下部第1絶縁膜110と第2絶縁膜104よりなる積層絶縁膜が形成される。また、第2絶縁膜104には、ビットコンタクト形成材料層122の選択的エッチング条件において、下部第1絶縁膜110の材質よりエッチングされにくい材質が用いられる。また、ピラー上のハードマスクである第1シリコン窒化膜102には、第2絶縁膜104の材質と同じ材質が用いられる。
これにより、ビットコンタクト形成材料層122を選択的にエッチングする工程において、下部第1絶縁膜110及び第2絶縁膜104の欠損を防ぐことができる。その結果、ビット線126と半導体基板101間の絶縁性を充分に確保することができる。
また、半導体基板101上の第1シリコン窒化膜102の欠損を確実に防止することができるため、半導体装置200の製造工程における半導体基板101上部の欠損を防ぐことができる。
さらに、本実施形態の半導体装置200の製造方法では、ビット線126と半導体基板101間の絶縁性を保ち、かつ、トレンチ109の底面109c及び底部側面109bの合計膜厚が従来のようなシリコン酸化膜のみで構成する絶縁膜の膜厚より薄い積層絶縁膜を形成する。本実施形態の半導体装置200の製造方法では、例えば下部第1絶縁膜110と第2絶縁膜104の膜厚はそれぞれ、5nm程度にすることができる。これにより、トレンチ109のアスペクト比の増大を抑え、ビット線126の形成を容易にすることができる。また、垂直型トランジスタの活性領域の幅を十分に確保することができる。
結果として、半導体装置200におけるビット線126と半導体基板101間のリーク電流を確実に低減することができる。
以上、本発明を適用した半導体装置200の一例として、DRAMを例に挙げて説明したが、本発明は、DRAM以外の半導体装置にも適用可能である。
101…半導体基板、101a,102a,104a,105a,115a,116a,126a,132a,136a…上面、102,102´…第1シリコン窒化膜、102b,109b,109b´,109d,109e,109f…側面、103…第1絶縁膜、105,116,134…シリコン酸化膜、104…第2絶縁膜、104´…第2シリコン窒化膜、108…ポリシリコン膜、109…トレンチ、109c…底面、109g…底部、109m…中部、110…下部第1絶縁膜、110A…上部、112…第1シリコン酸窒化膜、114…窒化チタン膜、115,115x,115y…サイドウォール膜、118,118y…シリコン膜、119…溝、120…ビットコンタクト孔、122…ビットコンタクト形成材料層、124…ビットコンタクト、126…ビット線、128…第2シリコン酸窒化膜、130…上部第1絶縁膜、132…ゲート電極、133…第2導体膜、136…不純物拡散層、138…キャップ絶縁膜、142…コンタクトプラグ、144…下部電極、145…絶縁膜、146…上部電極、150…キャパシタ、200…半導体装置

Claims (4)

  1. 半導体基板にビット線と前記半導体基板とを接続するビットコンタクトを形成するためのトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチの内壁に第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記トレンチ内壁の底面及び底部側面の前記第1絶縁膜上に、ビットコンタクト形成材料を選択的にエッチングする条件において前記第1絶縁膜よりもエッチングされにくい第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜のうち、前記第2絶縁膜の直上に位置する一部分を除去してビットコンタクトホールを形成した後、前記トレンチ内の前記ビットコンタクトホールを埋めるようにビットコンタクト形成材料層を形成する工程と、
    前記ビットコンタクト形成材料層を異方性エッチングすることにより、前記ビットコンタクトホール内にビットコンタクトを形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記トレンチの形成工程においては、
    前記半導体基板にシリコン基板を用いて、前記シリコン基板上に第1シリコン窒化膜を形成した後、
    前記半導体基板に前記第1シリコン窒化膜を貫通する前記トレンチを形成し、
    前記第1絶縁膜の形成工程においては、
    前記トレンチ及び前記第1シリコン窒化膜の露出面の上にシリコン酸化膜よりなる前記第1絶縁膜を形成し、
    前記第2絶縁膜の形成工程においては、
    前記第1絶縁膜上に第2シリコン窒化膜を形成した後、
    前記トレンチ内壁の底部より上方に位置する前記第2シリコン窒化膜を除去することにより、前記第2シリコン窒化膜よりなる前記第2絶縁膜を形成し、前記ビットコンタクト形成材料としてドーパントを含むポリシリコンを用いることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ビットコンタクトの形成工程後に、
    前記ビットコンタクトの上面より上方に位置する前記第1絶縁膜を除去し、残存した前記第1絶縁膜を下部第1絶縁膜とする工程と、
    前記トレンチ内を埋めるように第1導体層を形成する工程と、
    上面が前記ビットコンタクトの上面と同じ高さになるように前記第1導体層を異方性エッチングすることにより、前記トレンチの底部にビット線を形成する工程と、
    露出した前記トレンチの側面と前記ビット線の上面とを覆うように第3絶縁膜を形成し、前記トレンチ側面上の前記第3絶縁膜を上部第1絶縁膜とする工程と、
    前記第3絶縁膜に囲まれた空間内を埋めるように第2導体層を形成する工程と、
    上面が前記半導体基板の上面より低い位置になるように前記第2導体層を異方性エッチングすることにより、前記トレンチの中部にゲート電極を形成する工程と、
    を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1導体層及び前記第2導体層の形成材料にタングステンを用いるとともに、
    前記第3絶縁膜の形成材料にシリコン酸窒化膜を用いることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
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