JP2013156436A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、小型化を可能にしたレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】レンズ駆動装置1は、光軸C方向に駆動するレンズ枠16を収容した第1のボックス部P1と、第1のボックス部P1を収容する第2のボックス部P2と、第1のボックス部P1を像振れに対応させて駆動させるために第1のボックス部P1と第2のボックス部P2との間に配置された駆動手段11と、を備えている。この第1のボックス部P1の光軸方向における両端には、光軸を中心とした第1及び第2の開口部21a,10aが形成されている。この第2のボックス部P2の光軸方向における両端には、光軸を中心とした第3及び第4の開口部5a,2dが形成されている。そして、駆動手段11は、光軸方向で対向して配置されるコイル12bとマグネット12aとを有し、コイルとマグネットとのうち一方は、第2の開口部の周囲で第1のボックス部に固定され、コイルとマグネットとのうち他方は、第4の開口部の周囲で第2のボックス部に固定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボックス構造化が図られたレンズ駆動装置に関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開2010−96862号公報がある。この公報に記載されたレンズ駆動装置は、光軸方向に駆動するレンズ枠を収容した第1のボックス部と、第1のボックス部を収容する第2のボックス部と、を備え、第1のボックス部内のレンズ枠の外面には、コイルが取り付けられ、第1のボックス部の内面には、マグネットが固定されている。そして、板バネで挟まれた状態のレンズ枠は、コイルとマグネットとの協働で光軸方向に可動させられる。さらに、この第1のボックス部の底部には、CCDやCMOS等の撮像素子が固定されている。このレンズ駆動装置において、手振れ補正を達成させるために、第2のボックス部の底壁に形成された支持突起で第1のボックス部の底部を支持させている。よって、コイルとマグネットとによる駆動力で、第1のボックス部を撮像素子と一緒に、支持突起の先端を中心にして揺動させるようにしている。
特開2010−96862号公報
しかしながら、前述した従来のレンズ駆動装置にあっては、支持突起を第2のボックス部の底部の中央に形成させる必要があり、支持突起は、光軸の延長上に位置することになるので、第1のボックス部の底部にCCDやCMOS等の撮像素子が固定させなければならない。そして、手振れ補正をするにあたって、第1のボックス部を撮像素子と一緒に揺動させる必要があるので、手振れ補正の制御を行うにあたって第1のボックス部を駆動させるために大きな駆動力を必要とし、これによって、手振れ補正用のコイルとマグネットが大型化し、その結果として、レンズ駆動装置自体が大型化するといった問題点がある。
本発明は、小型化を可能にしたレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、光軸方向に駆動するレンズ枠を収容した第1のボックス部と、第1のボックス部を収容する第2のボックス部と、第1のボックス部を像振れに対応させて駆動させるために第1のボックス部と第2のボックス部との間に配置された駆動手段と、を備えたレンズ駆動装置において、
第1のボックス部の光軸方向における両端には、光軸を中心とした第1及び第2の開口部が形成され、
第2のボックス部の光軸方向における両端には、光軸を中心とした第3及び第4の開口部が形成され、
駆動手段は、光軸方向で対向して配置されるコイルとマグネットとを有し、コイルとマグネットとのうち一方は、第2の開口部の周囲で第1のボックス部に固定され、コイルとマグネットとのうち他方は、第4の開口部の周囲で第2のボックス部に固定されていることを特徴とする。
このレンズ駆動装置においては、第2のボックス部における第3の開口部側か若しくは第4の開口部側にCCDやCMOS等の撮像素子を別途配置させることができるので、撮像素子の組み込みを考慮する必要がなく、レンズ駆動装置自体を小型化させることができる。しかも、撮像素子の重量を考慮することなく、像振れ補正を行うことができるので、第1のボックス部を駆動させるための手振れ補正用コイル及びマグネットの大型化を必要とせず、これによっても、レンズ駆動装置を小型化させることができる。
また、レンズ枠は、光軸方向において2枚の板バネで挟み込まれ、第1のボックス部は、第1の部材と第2の部材とで2分割されており、一方の板バネは、第1の部材に固定され、他方の板バネの外周部は、第1の部材と、第2の部材の第1の開口部を囲むように形成された枠部とで挟み込まれている。
このように、第1のボックス部を2分割構造にすることで、第1のボックス部内にレンズ枠を組み込み易く、しかも板バネを採用することで、第1のボックス部の第1の部材と第2の部材とで板バネを挟み込み固定させることができる。このことは、板バネの固定を確実にすると同時に板バネの組み付け作業性をも良好にしている。そして、第2の部材の枠部で板バネの外周部を押さえ込んでいるので、レンズ枠の移動によって板バネの外周部が変形する事態を確実に防止することができる。
また、レンズ枠の外周面には、径方向に突出する突起部が形成され、第1のボックス部には、第1の開口部内に凸状に突き出て、レンズ枠の光軸方向の移動を、突起部が当接することで規制するエンドストッパが設けられている。
レンズ枠の端面が第1のボックス部を超えて第2のボックス部の第3の開口部の周縁に面当たりすると、摩擦抵抗が大きくなり過ぎて、駆動手段による像振れ補正に際し、第1のボックス部を光軸に対して垂直な平面内で可動させることができない虞がある。そこで、接触面積を低減させて摩擦抵抗を少なくするために、レンズ枠の外周面に、径方向に突出する突起部を形成させ、第1のボックス部に、第1の開口部内に凸状に突き出るエンドストッパを形成させる。換言すれば、レンズ枠が光軸方向の最端位置まで移動した際に、レンズ枠の突起部を、第1のボックス部で凸状に突き出るエンドストッパに当接させるようにして、像振れ補正時の摩擦抵抗を最小限に抑える構成になっている。
本発明によれば、レンズ駆動装置の小型化が可能になる。
本発明に係るレンズ駆動装置の実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示されたレンズ駆動装置の断面図である。 図1に示された可動部材の底面図である。 図1に示されたレンズ駆動装置の平面図である。 図1に示されたレンズ駆動装置の斜視図である。 図1に示された板バネに挟まれたレンズ枠の斜視図である。 図1に示された板バネに挟まれたレンズ枠の分解斜視図である。 図1に示された第1のボックス部の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るレンズ駆動装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示されるように、手振れを補正してデジタルカメラに利用されるレンズ駆動装置1は、開放端をもって手振れ補正機構3及び焦点調整機構4を収容するボックス状のベース部材2と、焦点調整機構4を光軸Cと直交する平面内で移動させて手振れを補正する手振れ補正機構3と、レンズ(不図示)を有すると共に、レンズを光軸Cの方向に移動させる焦点調整機構4と、ベース部材2を閉鎖させるための蓋部材5と、レンズ駆動装置1と外部回路と間の電気的接続を確保するためのフレキシブルプリント基板6とを備えている。また、ベース部材2と蓋部材5とでボックス部(第2のボックス部)P2が構成される。そして、レンズ駆動装置1は、撮像素子であるCCD[Charge Coupled Device]イメージセンサやCMOS[Complementary Metal Oxide Semiconductor]イメージセンサ(不図示)の前方に配置されて利用される。
上述したベース部材2と、手振れ補正機構3とにより手振れ補正装置30が構成され、手振れ補正は、像の振れを補正するための像振れ補正の一態様である。
ベース部材2は、光軸Cを中心とする矩形の開口部2aを有する直方体箱状の部材である。ベース部材2の内部には、光軸Cと直交して延在する支持面2bが設けられている。支持面2bには凹部2cと穴部2gとが設けられ、穴部2gは光軸Cを中心とする円形の開口部(第4の開口部)2dと一の角部2hとの間に形成されている。
手振れ補正機構3は、可動部材10に取付けられた焦点調整機構4を光軸Cと直交する平面内で移動させて手振れを補正するためのものである。手振れ補正機構3は、枠形状を有する可動部材10を支持するためのボールをなす支持手段8と、焦点調整機構4が取付けられる可動部材10と、可動部材10を光軸Cと直交する方向に駆動させる可動部材用駆動手段11と、ベース部材2内で可動部材10の移動を規制する規制手段15と、を備えている。
光軸Cと直交する平面内で可動部材10を移動可能に支持するための支持手段8は、3つの支持部9からなる。各支持部9は、可動部材10を支持する金属製の球状体9aと、球状体9aを挟み込んで球状体9aの転がり抵抗を低減させる一対の滑り板9bとを備えている。
光軸Cと直交する方向に焦点調整機構4を移動させるための可動部材10は、支持手段8により支持された状態で、ベース部材2の内部に収容されている。可動部材10は、光軸Cを中心とする円形の開口部(第2の開口部)10aを有する直方体状の部材である。可動部材10は、ベース部材2の支持面2bと対面する底面10cを有している。
可動部材10の底面10cには、一方の滑り板9bを固定させるための凹部10dが設けられている(図3参照)。他方の滑り板9bを固定させるために、ベース部材2には、凹部10dに対応する位置に凹部2cが形成されている。凹部2cと凹部10dとの間には、球状体9aが配置される。凹部2c,10dの内径は、球状体9aの外径よりも大きく形成されている。このため、球状体9aは凹部2cの範囲内で転動できる。なお、支持部9は、可動部材10が平面内で移動可能に支持されていればよい。
光軸Cと直交する方向に可動部材10を駆動するための手振れ補正用駆動手段11は、3つのアクチュエータ12,13,14を備えている。対角線L1上には、アクチュエータ12と後述する溝10bとが配置されている。アクチュエータ12と溝10bとは、光軸Cを挟んで対向して設けられている。このアクチュエータ12は、対角線L1に沿った方向成分を有する駆動力F1を可動部材10に印加している。
また、対角線L1と直交する別の対角線L2上には、アクチュエータ13,14が配置されている。アクチュエータ13,14は、光軸Cを挟んで対向して設けられている。アクチュエータ13,14は、対角線L2に沿った方向成分を有する駆動力F2を可動部材10に印加している。
アクチュエータ12,13,14は、それぞれ同様の構成を有する。ここでは、アクチュエータ12の構成を例に説明する。図1及び図2に示されるように、アクチュエータ12は、マグネット12aと、コイル12bとを備えている。マグネット12aは可動部材10の底面10cの凹部10r内に配置され、コイル12bはベース部材2の支持面2bに形成された凹部2p内に配置されている。マグネット12aは、コイル12bと対面するように配置されている。
アクチュエータ12は、一方がマグネット12a側に配置され、他方がコイル12b側に配置された一対のヨーク板12c,12dの間に配置されている。このような配置によれば、マグネット12a及びコイル12bの磁路が確保される。また、コイル12bが無通電状態であっても、マグネット12aとヨーク板12dとの間で磁気的引力が作用するため、可動部材10は定位置に維持される。
図2及び図3に示されるように、可動部材10の移動を規制するための規制手段15は、ベース部材2に固定されたピン7と、可動部材10に設けられた溝10bとにより構成されている。
ピン7は、光軸Cの方向に延びる円柱状の部材である。ピン7の基端は、ベース部材2に形成された穴部2gに挿入され固定されている。
図3に示されるように、可動部材10に形成された溝10bは、可動部材10における対角線L1に沿って延びた長溝である。溝10bは、底面10c上において、ピン7が挿入された穴部2gの位置に対応する位置に形成されている。このような位置に形成されることにより、溝10bにはピン7が挿入される。溝10bの長手方向と直交する方向の幅は、ピン7が溝10bの側面に対して摺動が可能な幅に設定されている。断面矩形状をなす溝10bは、ピン7が摺動可能な幅を画定するための、互いに対面する一対の側壁10tを有している。
可動部材10の溝10bにはピン7が挿入され、溝10bが対角線L1に沿って延びている。このため、可動部材10は、溝10bの側壁10tが延びた方向に設定される直線移動軌跡T1の方向へ案内されて直線移動することができると共に、直線移動軌跡T1上に配置されるピン7を回転中心RCとする回転移動軌跡T2に沿って回転することができる。つまり、可動部材10の位置は、1つの動径と1つの偏角とに基づく円座標系で表現されていることに相当する。この直線移動と回転との組み合わせによれば、所望の位置に光軸Cの位置を精度良く移動させることができる。
光軸Cの移動可能な範囲Sは、直線移動が可能な距離と回転が可能な角度とに基づいている。可動部材10の直線移動が可能な距離は、溝10bの長手方向の長さにより決定される。また、可動部材10の回転が可能な角度は、可動部材10の外縁に設けられた切欠部10y,10zと、ベース部材2の内壁面2xに設けられた当接部2y,2zとの間の隙間により決定され、当接部2y,2zは溝10bの長手方向に沿う面を有している。なお、可動部材10の回転が可能な角度は、凹部2c又は凹部10d内での球状体9aの距離により決定されてもよい。
図1に示されるように、可動部材10に取付けられる焦点調整機構4は、レンズ(不図示)を保持するレンズ枠16と、レンズ枠16を光軸Cの方向に付勢する板バネ17,18と、レンズ枠16を光軸Cの方向に駆動するレンズ用駆動手段19と、板バネ17の可動部材10への固定状態を補強する固定枠21とを備えている。また、可動部材10と固定枠21とでボックス部(第1のボックス部)P1が構成される。
単一のレンズ又は複数のレンズを有するレンズ群(不図示)を保持するためのレンズ枠16は、レンズが嵌めこまれる孔16aを有する円筒状の部材である。光軸Cは、レンズ枠16に配置されるレンズの光軸である。レンズ枠16は、光軸Cの方向で一対の板バネ17と板バネ18とより挟まれている。
図5〜図8に示されるように、レンズ枠16の一端面16b(図1参照)に固定された板バネ17は、光軸Cを中心とする円形の開口部17aを有する矩形薄板状の部材である。導電性を有する板バネ17は、光軸Cの方向の弾性を与えるアーム部(弾性部)17bと、板バネ17全体の位置を保持するための外周部17cと、レンズ枠16に固定される内周部17dとを有している。
板バネ17は、固定枠21とレンズ枠16との間に配置されている。可動部材10の外周縁に沿って延びた外周部17cは、可動部材(第1の部材)10の起立片10sの頂部10fと、後述する固定枠(第2の部材)21の開口部21aを囲むように形成された枠部21eとで、外周部17cの4つの角部を挟んで保持されている(図1及び図2参照)。外周部17cの内側に配置された内周部17dは、レンズ枠16の一端面16bに沿って延在し、この内周部17dには開口部17aが設けられている。内周部17dは、レンズ枠16の一端面16bに接着固定されている。また、内周部17dには、コイル22bの巻き線の一端22cが接続される巻き線接続部17eが設けられている。
前述したように、第1のボックス部P1を固定枠(第2の部材)21と可動部材(第1の部材)10とにより2分割構造にすることで、第1のボックス部P1内にレンズ枠16を組み込み易く、しかも、第1のボックス部P1の固定枠21と可動部材10とで板バネ17を挟み込み固定させることができる。このことは、板バネ17の固定を確実にすると同時に板バネ17の組み付け作業性をも良好にしている。そして、固定枠21の枠部21eで板バネ17の外周部17cを押さえ込んでいるので、レンズ枠16の移動によって板バネ17の外周部17cが変形する事態を確実に防止することができる。
板バネ17には、外周部17cと内周部17dとの間を連結する4つのアーム部(弾性部)17bが設けられている。光軸Cを中心とした円周方向に延びたアーム部17bの一端17fは、外周部17cに連結され、他端17gは外周部17cに連結されている。それぞれのアーム部17bは、光軸Cに対して直交する平面内において、光軸Cの周りに90度の位相角を持って配置されている。すなわち、一対のアーム部17bは、光軸Cを挟んで対向して配置されている。このアーム部17bにより、板バネ17は光軸Cの方向に弾性を有する。
板バネ17は、外部回路との入出力部である端子部17hと、外周部17cを端子部17hに対して光軸Cに対して直交する平面内で移動可能に連結する連結部17jとを有している。
ここで、ベース部材2に設けられた端子固定部2jについて説明する。図4に示されるように、板バネ17の端子部17hと、後述する板バネ18の端子部18hを固定するための2つの端子固定部2jは、光軸Cから規制手段15の回転中心RCを通る基準線L3を挟んで対向して設けられている。
連結部17jの変形部17rは、直線移動軌跡T1に直交する平面においてS字形状をなす。このような構成を有する変形部17rは、直線移動軌跡T1の方向に弾性変形する。
板バネ18は、開口部18aと、アーム部(弾性部)18bと、外周部18cと、内周部18dと、巻き線接続部18eと、端子部18hと、連結部18jと、変形部18rとで構成されている。アーム部18bは、外周部18cに連結された一端18fと内周部18dに連結された他端18gとを有している。板バネ18は、板バネ17と略同様の構成を有しているので、ここでは、板バネ17と異なる部分を中心に説明する。可動部材10とレンズ枠16との間に配置された板バネ18は、外周部18cが可動部材10の底面10gに接着固定され、レンズ枠16の他端面16cに内周部18dが接着固定されている(図2参照)。板バネ18の外周部18cは、外周部18cを構成するフレーム全体が可動部材10の底面10gに接着固定されている。
なお、板バネ18の変形部18rの弾性は、板バネ17の変形部17rの弾性と等しくなるように構成されていることが好ましい。このような構成によれば、可動部材10の位置制御を容易にすることができる。
レンズ枠16を光軸Cの方向に駆動するためのレンズ用駆動手段19は、4つのアクチュエータ22を備えている(図1、図2参照)。それぞれのアクチュエータ22は、光軸Cと直交する平面において互いに90度の位相差をもって配置されている。4つのアクチュエータ22のそれぞれは、板バネ17,18のアーム部17b,18bの間に配置されている。それぞれ同様の構成を有するアクチュエータ22は、マグネット22aとコイル22bとを備えている。マグネット22aは可動部材10の起立片10sに固定され、コイル22bはレンズ枠16の外周面上に固定されている。
4つのコイル22bのそれぞれは、電気的に直列となるように接続されている。直列に接続されたコイル22bの巻き線の一端22cは板バネ17の巻き線接続部17eに接続され、巻き線の他端22dは板バネ18の巻き線接続部18eに接続されている。このように接続することにより、端子部17h,18hを電気的な入出力端とし、板バネ17,18を介してコイル22bに電流を供給することができる回路が構成される。
板バネ17の可動部材10への固定状態を補強するための固定枠21は、光軸Cを中心とする略正方形の開口部(第1の開口部)21aを有する板状の部材である。この固定枠21は、可動部材10の起立片10sの頂部10fに固定されている。レンズ枠16は、可動部材10の底面10g上に位置する状態を基準位置とする(図2参照)。このとき、板バネ17のアーム部(弾性部)17bは、自然な状態である。
コイル22bへの給電により、レンズ枠16は光軸Cに沿って基準位置から蓋部材5へ向かって移動する。このとき、アーム部17bは、光軸Cに沿って可動部材10から蓋部材5へ向かう方向(図2参照)へ湾曲するように弾性変形する。
一方、外周部17cを構成するフレーム全体(全周)は固定枠21の枠部21eに押え込まれている。つまり、板バネ17のアーム部17bの一端17fは、アーム部17bが弾性変形する方向から固定枠21の枠部21eに押え込まれている。従って、レンズ枠16が光軸Cに沿って基準位置から蓋部材5へ向かって移動しても、板バネ17の外周部17cは変形することがない。
蓋部材5は、ベース部材2の開口側の縁部2fに固定され、光軸Cを中心とする円形の開口部(第3の開口部)5aを有する板状の部材である。
蓋部材5には、磁場検出素子であるホール素子27が2個配置されている。ホール素子27は、可動部材10に配置されたマグネット22aの磁界を検知する。これらのホール素子27は互いに90度間隔で配置されているので、光軸Cと直交する平面内における可動部材10の位置を検出できる。
更に、レンズ枠16の端面が第1のボックス部P1を超えて第2のボックス部P2の第3の開口部5aの周縁に面当たりすると、摩擦抵抗が大きくなり過ぎて、駆動手段11による手振れ補正に際し、第1のボックス部P1を光軸Cに対して垂直な平面内で可動させることができない虞がある。
そこで、図1、図4及び図7に示されるように、レンズ枠16の外周面には、径方向に突出する突起部16dが形成され、一対の突起部16dは、180度の位相角度で対向して配置されると共に、光軸C方向に延在している。また、第1のボックス部P1の固定枠21の枠部21eには、第1の開口部21a内に凸状に突き出て、レンズ枠16の光軸C方向の移動を、突起部16dの端部が当接することで規制するエンドストッパ21fが設けられている。一対のエンドストッパ21fは、180度の位相角度で対向して配置される。
このような構成によって、レンズ枠16が光軸C方向の最端位置まで移動しても、レンズ枠16の突起部16dの端部は、エンドストッパ21fに当接するので、手振れ補正時に接触面積を低減させて摩擦抵抗を最小限に抑えることができる。
レンズ駆動装置1と外部回路との電気的接続を確保するための回路基板であるフレキシブルプリント基板6は、ホール素子27と接続されている。
次に、手振れ補正機構3の動作について説明する。レンズ駆動装置1が組み込まれた機器(例えばカメラ)で撮影しているときに手振れが発生すると、光軸Cの位置が変化することがある。この場合、ジャイロセンサなどの手振れを検出するセンサが手振れを検知し、制御手段(不図示)は、撮像素子上における光軸Cの位置が所定の位置に維持されるように手振れ補正機構3を駆動させるための制御信号をアクチュエータ12,13,14の各コイル12bに出力する。
この場合、図3に示されるように、アクチュエータ12は、制御信号を受信すると駆動力F1を発生させ、可動部材10を直線移動軌跡T1の方向に直線移動させる。アクチュエータ13,14は、制御信号を受信すると駆動力F2を発生させ、可動部材10を回転移動軌跡T2の方向に回転させる。この直線移動及び回転により、光軸Cの位置が所定の位置に移動される。このとき、可動部材10は、規制手段15により移動が規制され、直線移動による1つの自由度と、回転による1つの自由度を合計した2つの自由度を有している。このため、可動部材10は、光軸Cの位置を範囲S内の所望の位置に移動させることができる。この移動により、撮像素子(例えばCMOS)上における光軸Cの位置が所定の位置に維持され、手振れが補正される。
前述したレンズ駆動装置1においては、第2のボックス部P2における第3の開口部5a側か若しくは第4の開口部2d側にCCDやCMOS等の撮像素子を別途配置させることができるので、撮像素子の組み込みを考慮する必要がなく、レンズ駆動装置1自体を小型化させることができる。しかも、撮像素子の重量を考慮することなく、像振れ補正を行うことができるので、第1のボックス部P1を駆動させるための手振れ補正用コイル12b及びマグネット12aの大型化を必要とせず、これによっても、レンズ駆動装置1を小型化させることができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、各アクチュエータ12,13,14において、コイル12bを、可動部材10の底面10cの凹部10r内に配置させ、マグネット12aを、ベース部材2の支持面2bに形成された凹部2p内に配置させてもよい。
焦点調整機構4のレンズ枠16は、ピント調整用の焦点調整用のレンズを有していたが、画角調整用のズームレンズを有していてもよい。
1…レンズ駆動装置、2d…第4の開口部、5a…第3の開口部、10a…第2の開口部、10…可動部材(第1の部材)、11…駆動手段、12a…マグネット、12b…コイル、16…レンズ枠、16d…突起部、17,18…板バネ、21…固定枠(第2の部材)、21a…第1の開口部、21f…エンドストッパ、21e…枠部、C…光軸、P1…第1のボックス部、P2…第2のボックス部。

Claims (3)

  1. 光軸方向に駆動するレンズ枠を収容した第1のボックス部と、前記第1のボックス部を収容する第2のボックス部と、前記第1のボックス部を像振れに対応させて駆動させるために前記第1のボックス部と前記第2のボックス部との間に配置された駆動手段と、を備えたレンズ駆動装置において、
    前記第1のボックス部の光軸方向における両端には、前記光軸を中心とした第1及び第2の開口部が形成され、
    前記第2のボックス部の光軸方向における両端には、前記光軸を中心とした第3及び第4の開口部が形成され、
    前記駆動手段は、光軸方向で対向して配置されるコイルとマグネットとを有し、前記コイルと前記マグネットとのうち一方は、前記第2の開口部の周囲で前記第1のボックス部に固定され、前記コイルと前記マグネットとのうち他方は、前記第4の開口部の周囲で前記第2のボックス部に固定されていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記レンズ枠は、光軸方向において2枚の板バネで挟み込まれ、
    前記第1のボックス部は、第1の部材と第2の部材とで2分割されており、一方の前記板バネは、前記第1の部材に固定され、他方の前記板バネの外周部は、前記第1の部材と、前記第2の部材の前記第1の開口部を囲むように形成された枠部とで挟み込まれていることを特徴とする請求項1記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記レンズ枠の外周面には、径方向に突出する突起部が形成され、前記第1のボックス部には、前記第1の開口部内に凸状に突き出て、前記レンズ枠の光軸方向の移動を、前記突起部が当接することで規制するエンドストッパが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ駆動装置。
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