JP2013156340A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続画像形成ジョブにおける定着品質の低下を防止する。
【解決手段】用紙の先端がニップ部の入口に達してから、当該用紙の後端がニップ部の入口を通過するまでの時間をΔT1、用紙間の間隔に対応する時間をΔT2、通電サイクルの制御周期をC、nを正の整数としたとき、ΔT1+ΔT2=C×nの条件を満たすように、制御周期Cおよび用紙間の間隔を設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体に画像を定着する定着装置、及び定着装置を備えた画像形成装置に関する。
プリンタ・複写機・ファクシミリなどの画像形成装置に対し、近年、省エネルギー化・高速化についての市場要求が強くなってきている。画像形成装置では、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより、画像転写方式もしくは直接方式により未定着トナー画像が記録媒体シート・印刷紙・感光紙・静電記録紙などの記録媒体に形成される。未定着トナー画像を定着させるための定着装置としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。
このような定着装置の一例として、いわゆるベルト方式の定着装置が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
また、近年、省エネルギーや、さらなるウォームアップ時間{電源投入時など、常温状態から印刷可能な所定の温度(リロード温度)までに要する時間}や、ファーストプリント時間(印刷要求を受けた後、印刷準備を経て印字動作を行い排紙が完了するまでの時間)の短縮化が望まれており、これらを達成するために、定着部材に薄肉のローラや、薄肉で可撓性を有する無端状のベルト部材(フィルム状のものを含む)などを使用して低熱容量化を図っている。また、熱源も、輻射熱で定着部材を加熱するハロゲンヒータやグラファイトヒータのほか、セラミックヒータや、加熱効率が高いIH方式などを用いることで、急速加熱を実現している。加熱方式としては、加熱源により金属伝導体を介して定着部材を間接的に加熱する方式(例えば特許文献3参照)や、加熱源により定着部材を直接加熱する方式が採られる(例えば特許文献4〜8参照)。さらに、加熱源により定着部材を直接加熱する方式として、加熱源により定着部材のニップ部の領域を加熱する方式(特許文献7,8参照)や、加熱源により定着部材のニップ部以外の領域を加熱する方式(特許文献4〜6参照)が採られる。
この種の定着装置では、定着部材の温度を目標とする温度(定着温度)に維持して安定した定着性を確保するために、定着部材の温度を温度検知手段によって検知し、温度検知手段からの温度情報に基づいて、加熱源への通電を制御している。例えば、特許文献1では、定着ベルトの温度を検知する温度検知手段からの温度情報を温度コントローラ(PID制御コントローラ)に入力し、温度コントローラにて、温度検知手段からの温度情報と目標温度との温度偏差からデューティ{加熱源への通電サイクルにおける単位時間(制御周期C)当たりの通電時間Wの比率(W/C)であり、デューティ比ともいう。}を算出し、この算出されたデューティに基づいて、PMM駆動回路を通じて加熱源への通電を制御(オン・オフ)している。これにより、加熱源は上記デューティに応じて作動・停止を繰り返し、加熱源がハロゲンヒータの場合、ハロゲンヒータは上記デューティに応じて点滅を繰り返すことになる。
上述のように、従来の定着装置では、定着ベルトの温度を検知する温度検知手段からの温度情報に基づいて、所定の制御周期とデューティで加熱源への通電を制御することにより、定着部材の温度を目標温度(定着温度)に維持して安定した定着性を確保するようにしているが、複数枚の記録媒体に対して連続的に画像形成を行う連続画像形成ジョブでは、連続画像形成ジョブの進行に伴い、用紙の定着画像に光沢度変動や画像むら等が生じ、定着品質が低下することがあった。
本発明の課題は、連続画像形成ジョブにおける定着品質の低下を防止することである。
本願発明者らは、連続画像形成ジョブにおける定着品質の低下の発生原因について探求した結果、定着品質の低下が、加熱源への通電サイクルの開始タイミングと、ニップ部を通過する記録媒体の通過タイミングとのずれに関係しているとの知見を得た。
すなわち、省エネや画像品質の観点から、定着部材の温度は、ニップ部に搬送されてきた記録媒体、例えば用紙がニップ部を通過するまでの間、ニップ部を形成する部位が一定の目標温度(定着温度)を維持しつつ当該用紙と接触し、また、当該用紙がニップ部を通過してから次の用紙がニップ部に搬送されてくるまでの間は、温度が可及的に低くなるのが理想的である。そして、この理想状態に近付けるためには、加熱源への通電サイクルの制御周期を可及的に短くし、加熱源を高い頻度で作動・停止させて、目標温度に対する定着部材の温度追随性を高めるのが有効であるが、その一方で、加熱源を高い頻度で作動・停止させると、加熱源が早期に劣化するという不都合がある。例えば、加熱源がハロゲンヒータの場合、高い頻度で点滅を繰り返すと、内部のフィラメントの温度が十分に上がらず、タングステンの蒸発が進むために、フィラメントが早期に劣化する。また、加熱源の作動・停止を高い頻度で繰り返すと、画像形成装置の電源に与える電圧変動により、画像形成装置と同じ電源ライン上の他の電気機器にフリッカー(蛍光灯等の照明機器のチラツキ)が発生するという不都合がある。そのため、通電サイクルの制御周期を短くすることには限界があり、制御周期はある程度長く設定せざるを得ない。
上記の事状に鑑み、従来の定着装置では、加熱源の劣化抑制とフリッカーの発生防止という観点から、加熱源への通電サイクルの制御周期を設定しており、制御周期の設定に際して、ニップ部に間欠的に搬送されてくる用紙のサイズ(搬送方向の長さ)や用紙間の間隔との関係は考慮していなかった。そのため、ニップ部に所定のタイミングで搬送されてくる用紙に対して、加熱源への通電サイクルの開始タイミングのずれが起こり、この通電サイクルの開始タイミングのずれが連続画像形成ジョブの進行に伴って用紙ごとに重畳されてゆくと、ある枚数以降の用紙に対しては、加熱源への通電回数が少なく又は多くなる現象が起こる。そして、ニップ部を通過する用紙に対して、加熱源への通電回数が少なく又は多くなることにより、温度検知手段からの温度情報に基づいて定着ベルトの温度をフィードバック制御しても、定着ベルトのニップ部での温度が目標温度からずれてしまい、定着不足や定着過剰による光沢度不良の用紙が発生する原因となる。特に定着部材を低熱容量化した定着装置では、加熱源の作動・停止に対する定着部材の温度応答性が敏感であるため、ニップ部を通過する用紙に対して、加熱源への通電回数が少なく又は多くなると、当該用紙の先端側部分又は後端側部分でニップ部の温度が落ち込んで、定着むらが発生したり、加熱源の作動により加熱された定着部材の加熱領域が用紙と接触することなくニップ部を通過することにより、定着部材の温度が過剰に高くなり易い傾向がある。
従って、連続画像形成ジョブにおける定着品質の低下、さらには定着部材の過昇温を防止する観点から、加熱源への通電サイクルの開始タイミングと、ニップ部を通過する記録媒体の通過タイミング(用紙の搬送方向長さと用紙間の間隔に関係)とを関連づけることが重要であり、本願発明者らはかかる知見を基礎にして本発明を創案した。すなわち、本発明は、記録媒体の未定着画像が担持された側を加熱する回転可能な定着部材と、前記定着部材に圧接し、前記定着部材との間にニップ部を形成する回転可能な加圧部材と、前記定着部材を加熱する加熱源と、前記定着部材の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段から入力される温度情報に基づいて、所定の制御周期とデューティで前記加熱源への通電を制御する温度制御部とを備えた定着装置であって、複数枚の前記記録媒体に対して連続的に画像形成を行う連続画像形成ジョブの実行時に、前記加熱源への通電回数が、全ての前記記録媒体に対して同じになるように、前記制御周期および前記ニップ部に搬送される前記記録媒体間の間隔が設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、連続画像形成ジョブの実行時に、加熱源への通電回数が、全ての記録媒体に対して同じであるので、定着不足や定着過剰による光沢度不良、ニップ部の温度落ち込みによる定着むらなどの定着品質の低下を防止することができる。
本発明に係る画像形成装置の実施の一形態を示す概略構成図である。 前記画像形成装置に搭載された定着装置の概略構成図である。 定着ベルトの温度推移と通電サイクルとの関係を示す図である。 連続画像形成ジョブの実行時における定着ベルトの温度推移と通電サイクルとの関係を示す図であり、本発明の実施形態を示す。 連続画像形成ジョブの実行時における定着ベルトの温度推移と通電サイクルとの関係を示す図であり、比較例を示す。 連続画像形成ジョブの実行時における通電サイクルを示す図であり、用紙間の間隔を変動させる実施形態を示す。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。尚、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、図1を参照して、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の全体構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置1は、カラーレーザープリンタであり、その装置本体の中央には、4つの作像部4Y,4M,4C,4Kが設けられている。各作像部4Y,4M,4C,4Kは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の異なる色の現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
具体的に、各作像部4Y,4M,4C,4Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体5と、感光体5の表面を帯電させる帯電装置6と、感光体5の表面にト尚供給する現像装置7と、感光体5の表面をクリーニングするクリーニング装置8などを備える。尚、図1では、ブラックの作像部4Kが備える感光体5、帯電装置6、現像装置7、クリーニング装置8のみに符号を付しており、その他の作像部4Y,4M,4Cにおいては符号を省略している。
各作像部4Y,4M,4C,4Kの下方には、感光体5の表面を露光する露光装置9が配設されている。露光装置9は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体5の表面へレーザー光を照射するようになっている。
各作像部4Y,4M,4C,4Kの上方には、転写装置3が配設されている。転写装置3は、転写体としての中間転写ベルト30と、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ31と、二次転写手段としての二次転写ローラ36と、二次転写バックアップローラ32と、クリーニングバックアップローラ33と、テンションローラ34、ベルトクリーニング装置35を備える。
中間転写ベルト30は、無端状のベルトであり、二次転写バックアップローラ32、クリーニングバックアップローラ33及びテンションローラ34によって張架されている。ここでは、二次転写バックアップローラ32が回転駆動することによって、中間転写ベルト30は図の矢印で示す方向に周回走行(回転)するようになっている。
4つの一次転写ローラ31は、それぞれ、各感光体5との間で中間転写ベルト30を挟み込んで一次転写ニップを形成している。また、各一次転写ローラ31には、図示しない電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が各一次転写ローラ31に印加されるようになっている。
二次転写ローラ36は、二次転写バックアップローラ32との間で中間転写ベルト30を挟み込んで二次転写ニップを形成している。また、一次転写ローラ31と同様に、二次転写ローラ36にも図示しない電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が二次転写ローラ36に印加されるようになっている。
ベルトクリーニング装置35は、中間転写ベルト30に当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードを有する。このベルトクリーニング装置35から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、図示しない廃トナー収容器の入り口部に接続されている。
プリンタ本体の上部には、ボトル収容部2が設けられており、ボトル収容部2には補給用のト尚収容した4つのトナーボトル2Y,2M,2C,2Kが着脱可能に装着されている。各トナーボトル2Y,2M,2C,2Kと上記各現像装置7との間には、図示しない補給路が設けてあり、この補給路を介して各トナーボトル2Y,2M,2C,2Kから各現像装置7へトナーが補給されるようになっている。
一方、プリンタ本体の下部には、記録媒体としての用紙Pを収容した給紙トレイ10や、給紙トレイ10から用紙Pを搬出する給紙ローラ11等が設けてある。ここで、記録媒体には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート等が含まれる。また、図示しないが、手差し給紙機構が設けてあっても良い。
プリンタ本体内には、用紙Pを給紙トレイ10から二次転写ニップを通過させて装置外へ排出するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ36の位置よりも用紙搬送方向上流側には、二次転写ニップへ用紙Pを搬送する搬送手段としての一対のレジストローラ12が配設されている。
また、二次転写ローラ36の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙Pに転写された未定着画像を定着するための定着装置20が配設されている。さらに、定着装置20よりも搬送路Rの用紙搬送方向下流側には、用紙を装置外へ排出するための一対の排紙ローラ13が設けられている。また、プリンタ本体の上面部には、装置外に排出された用紙をストックするための排紙トレイ14が設けてある。
続いて、図1を参照して、本実施形態に係るプリンタの基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各作像部4Y,4M,4C,4Kにおける各感光体5が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体5の表面が帯電装置6によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体5の表面には、露光装置9からレーザー光がそれぞれ照射されて、各感光体5の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体5に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように各感光体5上に形成された静電潜像に、各現像装置7によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、作像動作が開始されると、二次転写バックアップローラ32が図の反時計回りに回転駆動し、中間転写ベルト30を図の矢印で示す方向に周回走行させる。そして、各一次転写ローラ31に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ31と各感光体5との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。
その後、各感光体5の回転に伴い、感光体5上の各色のトナー画像が一次転写ニップに達したときに、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、各感光体5上のトナー画像が中間転写ベルト30上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト30の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、中間転写ベルト30に転写しきれなかった各感光体5上のトナーは、クリーニング装置8によって除去される。その後、図示しない除電装置によって各感光体5の表面が除電され、表面電位が初期化される。
画像形成装置の下部では、給紙ローラ11が回転駆動を開始し、給紙トレイ10から用紙Pが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Pは、レジストローラ12によってタイミングを計られて、二次転写ローラ36と二次転写バックアップローラ32との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ36には、中間転写ベルト30上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。
その後、中間転写ベルト30の周回走行に伴って、中間転写ベルト30上のトナー画像が二次転写ニップに達したときに、上記二次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト30上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、このとき用紙Pに転写しきれなかった中間転写ベルト30上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置35によって除去され、除去されたトナーは図示しない廃トナー収容器へと搬送され回収される。
その後、用紙Pは定着装置20へと搬送され、定着装置20によって用紙P上のトナー画像が当該用紙Pに定着される。そして、用紙Pは、排紙ローラ13によって装置外へ排出され、排紙トレイ14上にストックされる。
以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像部4Y,4M,4C,4Kのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの作像部を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
次に、図2に基づき、上記定着装置20の構成について説明する。
図2に示すように、定着装置20は、回転可能な定着部材としての定着ベルト21と、定着ベルト21に対向して回転可能に設けられた加圧部材としての加圧ローラ22と、定着ベルト21を加熱する加熱源としてのハロゲンヒータ23と、定着ベルト21の内側に配設されたニップ形成部材24と、ニップ形成部材24を支持する支持部材としてのステー25と、ハロゲンヒータ23から放射される光を定着ベルト21へ反射する反射部材26と、定着ベルト21の温度を検知する温度検知手段としての温度センサ27と、温度センサ27からの温度情報に基づいて、ハロゲンヒータ23への通電を制御する制御部29と、定着ベルト21から用紙を分離する分離部材28と、加圧ローラ22を定着ベルト21へ加圧する図示しない加圧手段等を備えている。
上記定着ベルト21は、薄肉で可撓性を有する無端状のベルト部材(フィルムも含む)で構成されている。詳しくは、定着ベルト21は、ニッケルもしくはSUS等の金属材料又はポリイミド(PI)などの樹脂材料で形成された内周側の基材と、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などで形成された外周側の離型層によって構成されている。また、基材と離型層との間に、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等のゴム材料で形成された弾性層を介在させても良い。
上記加圧ローラ22は、芯金22aと、芯金22aの表面に設けられた発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等から成る弾性層22bと、弾性層22の表面に設けられたPFA又はPTFE等から成る離型層22cによって構成されている。加圧ローラ22は、図示しない加圧手段によって定着ベルト21側へ加圧され定着ベルト21を介してニップ形成部材24に当接している。この加圧ローラ22と定着ベルト21とが圧接する箇所では、加圧ローラ22の弾性層22bが押しつぶされることで、所定の幅のニップ部Nが形成されている。また、加圧ローラ22は、プリンタ本体に設けられた図示しないモータ等の駆動源によって回転駆動するように構成されている。加圧ローラ22が回転駆動すると、その駆動力がニップ部Nで定着ベルト21に伝達され、定着ベルト21が従動回転するようになっている。
本実施形態では、加圧ローラ22を中実のローラとしているが、中空のローラであっても良い。その場合、加圧ローラ22の内部にハロゲンヒータ等の加熱源を配設しても良い。また、弾性層が無い場合は、熱容量が小さくなり定着性が向上するが、未定ト尚押しつぶして定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部に光沢ムラが生じる可能性がある。これを防止するには、厚さ100μm以上の弾性層を設けることが望ましい。厚さ100μm以上の弾性層を設けることで、弾性層の弾性変形により微小な凹凸を吸収することができるので、光沢ムラの発生を回避することができるようになる。弾性層22bはソリッドゴムでも良いが、加圧ローラ22の内部に加熱源が無い場合は、スポンジゴムを用いても良い。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルト21の熱が奪われにくくなるのでより望ましい。また、定着回転体と対向回転体は、互いに圧接する場合に限らず、加圧を行わず単に接触させるだけの構成とすることも可能である。
上記ハロゲンヒータ23は、それぞれの両端部が定着装置20の側板(不図示)に固定されている。ハロゲンヒータ23は、プリンタ本体に設けられた電源部から供給される電力を温度制御部29により制御されて発熱するように構成されており、その通電制御は、上記温度センサ27による定着ベルト21の表面温度の検知結果に基づいて行われる。このようなハロゲンヒータ23への通電制御によって、定着ベルト21の温度を所望の目標温度(定着温度)に設定し維持できるようになっている。また、定着ベルト21を加熱する加熱源として、ハロゲンヒータ以外に、IH、抵抗発熱体、又はカーボンヒータ等を用いても良い。
温度制御部29は、プリンタ本体の電源部からハロゲンヒータ23への通電経路に介装され、温度センサ27から入力される温度情報に基づいて、ハロゲンヒータ23への通電のデューティを算出し、PWM駆動回路29bを通じて、この算出したディーティと制御周期でハロゲンヒータ23への通電を制御する定着温度コントローラ29aを備えている。本実施形態では、定着温度コントローラ29aとして、温度センサ27からの温度情報と目標制御温度との温度偏差に基づいてデューティを可変で制御するPID制御コントローラを用いている。定着温度コントローラ29aとして、PID制御コントローラの他、PI制御、I−PD制御、I−P制御、PI−D制御、その他の制御を行う温度コントローラを用いても良い。また、本実施形態において、温度制御部29は、必要に応じて、レジストローラ12(図1参照)に制御信号を出力し、レジストローラ12による用紙Pの搬送タイミングを変更する機能を有している。これにより、ニップ部Nに搬送される用紙間の間隔が変更される。
上記ニップ形成部材24は、ベースパッド241と、ベースパッド241の表面に設けられた摺動シート(低摩擦シート)240とを有する。ベースパッド241は、定着ベルト21の軸方向又は加圧ローラ22の軸方向に渡って長手状に配設されており、加圧ローラ22の加圧力を受けてニップ部Nの形状を決めるものである。また、ベースパッド241は、ステー25によって固定支持されている。これにより、加圧ローラ22による圧力でニップ形成部材24に撓みが生じるのを防止し、加圧ローラ22の軸方向に渡って均一なニップ幅が得られるようにしている。尚、ステー25は、ニップ形成部材24の撓み防止機能を満足するために、ステンレスや鉄等の機械的強度が高い金属材料で形成することが望ましい。また、ベースパッド241も、強度確保のためにある程度硬い材料で構成されていることが望ましい。ベースパッド241の材料としては、液晶ポリマー(LCP)等の樹脂や、金属、あるいはセラミックなどを適用することができる。
また、ベースパッド241は、耐熱温度200℃以上の耐熱性部材で構成されている。これにより、トナー定着温度域で、熱によるニップ形成部材24の変形を防止し、安定したニップ部Nの状態を確保して、出力画質の安定化を図っている。ベースパッド241には、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などの一般的な耐熱性樹脂を用いることが可能である。
摺動シート240は、ベースパッド241の少なくとも定着ベルト21と対向する表面に配設されていればよい。これにより、定着ベルト21が回転する際、この低摩擦シートに対し定着ベルト21が摺動することで、定着ベルト21に生じる駆動トルクが低減され、定着ベルト21への摩擦力による負荷が軽減される。なお、摺動シートを有しない構成とすることも可能である。
上記反射部材26は、ステー25とハロゲンヒータ23との間に配設されている。本実施形態では、反射部材26をステー25に固定している。反射部材26の材料としては、アルミニウムやステンレス等が挙げられる。このように反射部材26を配設していることにより、ハロゲンヒータ23からステー25側に放射された光が定着ベルト21へ反射される。これにより、定着ベルト21に照射される光量を多くすることができ、定着ベルト21を効率良く加熱することが可能となる。また、ハロゲンヒータ23からの輻射熱がステー25等に伝達されるのを抑制することができるので、省エネルギー化も図れる。
また、本実施形態に係る定着装置20は、さらなる省エネ性及びファーストプリントタイムなどの向上のために、種々の構成上の工夫が施されている。
具体的には、ハロゲンヒータ23によって定着ベルト21をニップ部N以外の領域において直接加熱できるようにしている(直接加熱方式)。すなわち、本実施形態では、ハロゲンヒータ23と反射部材26を上記の態様で配置することにより、ハロゲンヒータ23との間に何も介在しない定着ベルト21の円周方向一部領域αを形成し、ハロゲンヒータ23からの輻射熱が定着ベルト21の円周方向一部領域αに直接作用するようにしている。これにより、定着ベルト21は、ハロゲンヒータ23の作動時(点灯時)、円周方向一部領域αがハロゲンヒータ23からの輻射熱により効率良く直接的に加熱されて所定温度まで昇温する(以下、定着ベルト21の円周方向一部領域αを「加熱領域α」と称す。)。
また、温度検知手段としての温度センサ27は、サーモパイルやサーミスタ等の適宜の温度センサで構成し、加熱領域αの円周方向中央位置θ1で定着ベルト21の外周面の温度を検知するように配置している。
また、定着ベルト21の低熱容量化を図るために、定着ベルト21を薄くかつ小径化している。具体的には、定着ベルト21を構成する基材、弾性層、離型層のそれぞれの厚さを、20〜50μm、100〜300μm、10〜50μmの範囲に設定し、全体としての厚さを1mm以下に設定している。また、定着ベルト21の直径は、20〜40mmに設定している。さらに低熱容量化を図るためには、望ましくは、定着ベルト21全体の厚さを0.2mm以下にするのがよく、さらに望ましくは、0.16mm以下の厚さとするのが良い。また、定着ベルト21の直径は、30mm以下とするのが望ましい。
尚、本実施形態では、加圧ローラ22の直径を20〜40mmに設定しており、定着ベルト21の直径と加圧ローラ22の直径を同等となるように構成している。ただし、この構成に限定されるものではない。例えば、定着ベルト21の直径が加圧ローラ22の直径よりも小さくなるように形成しても良い。その場合、ニップ部Nにおける定着ベルト21の曲率が加圧ローラ22の曲率よりも小さくなるため、ニップ部Nから排出される記録媒体が定着ベルト21から分離されやすくなる。
また、上記のように、定着ベルト21を小径化した結果、定着ベルト21の内側のスペースが小さくなるが、ステー25を両端側において折り曲げられた凹状に形成し、その凹状に形成した部分の内側にハロゲンヒータ23を収容することで、小さいスペース内でもステー25やハロゲンヒータ23の配設を可能にしている。
また、小さいスペース内でもステー25をできるだけ大きく配設するために、ニップ形成部材24を反対にコンパクトに形成している。具体的には、ベースパッド241の用紙搬送方向の幅を、ステー25の用紙搬送方向の幅よりも小さく形成している。さらに、図2において、ベースパッド241の用紙搬送方向上流側端部24a及び下流側端部24bにおけるそれぞれのニップ部N又はその仮想延長線Eに対する高さをh1,h2とし、上流側端部24a及び下流側端部24b以外のニップ形成部材24の部分におけるニップ部N又はその仮想延長線Eに対する最大高さをh3とすると、h1≦h3、h2≦h3となるように構成している。このように構成することで、ベースパッド241の上流側端部24aと下流側端部24bは、ステー25の用紙搬送方向上流側及び下流側の各折り曲げ部と定着ベルト21との間に介在しないので、各折り曲げ部を定着ベルト21の内周面に近づけて配設することができる。これにより、定着ベルト21内の限られたスペース内でステー25をできるだけ大きく配設できるようになり、ステー25の強度を確保することができるようになる。その結果、加圧ローラ22によるニップ形成部材24の撓みを防止でき、定着性の向上を図れる。
また、小さいスペース内でもステー25をできるだけ大きく配設し、ステー25の機械的強度を確保するために、ステー25の図2における左側の先端は、定着ベルト21の内周面に対し、できる限り近接していることが望ましい。一方、回転中、定着ベルト21には大小なりとも振れ(挙動の乱れ)が生じるので、ステー25の先端を定着ベルト21の内周面に近づけすぎると、定着ベルト21がステー25の先端に接触する虞がある。このような観点から、本実施形態では、ステー25の先端と定着ベルト21の内周面との加圧ローラ22の当接方向の距離dは、少なくとも2.0mm、望ましくは3.0mm以上に設定するのが好ましい。一方、定着ベルト21にある程度厚みがあって振れがほとんど無い場合は、上記距離dは0.02mmに設定することが可能である。なお、本実施形態のように、立ち上がり部25bの先端に反射部材26が取り付けられている場合は、反射部材26が定着ベルト21に接触しないように上記距離dを設定する必要がある。
以下、図2を参照しつつ、本実施形態に係る定着装置20の基本動作について説明する。
プリンタ本体の電源スイッチが投入されると、ハロゲンヒータ23に電力が供給されると共に、加圧ローラ22が図2中の時計回りに回転駆動を開始する。これにより、定着ベルト21は、加圧ローラ22との摩擦力によって、図2中の反時計回りに従動回転する。
その後、図1に示すレジストローラ12により所定のタイミングで二次転写ニップに送られ、上述の画像形成工程により未定着のトナー画像Tが担持された用紙Pが、不図示のガイド板に案内されながら図2の矢印A1方向に搬送されて、圧接状態にある定着ベルト21及び加圧ローラ22のニップ部Nに送入される。そして、ニップ部Nに送入された用紙Pは、ニップ部Nを通過する間に、ハロゲンヒータ23によって加熱された定着ベルト21による熱と、定着ベルト21と加圧ローラ22との間の加圧力とを受け、これにより用紙Pの表面にトナー画像Tが定着される。
トナー画像Tが定着された用紙Pは、ニップ部Nから図2中の矢印A2方向に搬出される。このとき、用紙Pの先端が分離部材28の先端に接触することにより、用紙Pが定着ベルト21から分離される。その後、分離された用紙Pは、上述のように、排紙ローラ13(図1参照)によって機外に排出され、排紙トレイ14(図1参照)にストックされる。
図3は、一例として、用紙Pの先端がニップ部Nの入口に達してから、当該用紙Pの後端がニップ部Nの入口を通過するまでの間(時間ΔT1)に、ハロゲンヒータ23を所定の制御周期C及びデューティ(1制御周期C当たりのハロゲンヒータ23への通電時間Wの比率W/C)で3回点滅を繰り返したときの、定着ベルト21の温度の推移を示している。温度線図(実線)は定着ベルト21の実温度の推移を示し、温度線図(点線)は定着ベルト21のニップ部Nの入口での理想的な温度推移を示している。温度線図(点線)で示すように、定着ベルト21のニップ部Nの入口での温度は、理想的には、時間ΔT1の開始時点(用紙Pの先端がニップ部Nの入口に達した時点)で所定の目標温度まで昇温し、時間ΔT1に亘って目標温度を維持した後、時間ΔT1の終了時点(用紙Pの後端がニップ部Nの入口を通過した時点)で昇温前の温度まで降温するのが良い。尚、時間ΔT1は、用紙Pの搬送方向の長さをL1(mm)、ニップ部Nを通過する用紙Pの通過速度であるプロセス線速をV(mm/s)として、ΔT1=L1/Vで算出される。
温度線図(実線)で示すように、定着ベルト21の温度は、3箇所でピークを示し、ピーク間はほぼ一定温度で推移する。これはハロゲンヒータ23の3回の点滅による加熱・加熱停止が反映されたものである。目標温度に対する定着ベルト21の温度のばらつきは、省エネと画像品質の点から可能な限り小さい方が良いが、少なくとも3℃以下であることが好ましい。
本実施形態において、図3の温度線図(実線)で示す定着ベルト21の温度は、実際には、温度センサ27から入力される温度情報に基づいて得られた温度であり、温度センサ27で検知される加熱領域αの円周方向中央位置θ1(図2参照)の温度である。ハロゲンヒータ23の点灯により、定着ベルト21の加熱領域αが加熱されてから、定着ベルト21の回転により、ニップ部Nの入口に来るまでには所定のタイムラグがあるので、本実施形態では、ニップ部Nに搬送されてくる用紙に対して、上記のタイムラグ(さらに必要であればハロゲンヒータ23に電力を供給してから点灯するまでの時間差も加えて)に相当する時間だけ、ハロゲンヒータ23への通電サイクルの開始タイミングを早めている。従って、厳密にいうと、図3の温度線図(実線)は、上記のタイムラグ分だけ全体的に同図で左側にシフトし、当該用紙Pに対するハロゲンヒータ23の通電サイクルの開始タイミング(通電サイクルの最初の制御周期Cの開始時)は、ΔT1の開始時点(用紙Pの先端がニップ部Nの入口に達した時点)よりも、上記のタイムラグ分だけ同図で左側にシフトする。ハロゲンヒータ23の点灯により加熱された定着ベルト21の加熱領域αが、定着ベルト21の回転により、ニップ部Nの入口に来るまでのタイムラグは、本実施形態では、加熱領域αの円周方向中央位置θ1がニップ部Nの入口に達するまでの時間でカウントしている。ただし、加熱領域αの円周方向先端位置を、上記のタイムラグをカウントする際の規準としても良い。また、上記のタイムラグをカウントする際の規準となるニップ部Nの入口は、ニップ部Nそのものの上流側端としても良いし、ニップ部Nに搬送されてくる用紙Pの先端が定着ベルト21に最初に接触する個所(ニップ部Nそのものの上流側端よりも僅かに上流側の位置)としても良い。
上述の理由から、図3の温度線図(実線)で示す定着ベルト21の温度はニップ部Nの入口での温度そのものではないが、定着ベルト21のニップ部Nの入口での温度は、上記のタイムラグを経て、図3の温度線図(実線)で示す温度推移とほぼ同等の推移を示す。そのため、図3では、便宜上、上記のタイムラグを捨象して(上記のタイムラグが無いものとして)、当該用紙Pに対する通電サイクルの開始タイミングと、これに対応する定着ベルト21の温度立ち上がりのタイミングを、ΔT1の開始時点(用紙Pの先端がニップ部Nの入口に達した時点)に合わせて表示している。尚、加熱源によって定着部材のニップ部を直接加熱する方式の定着装置(例えば特許文献7,8参照)では、上記のようなタイムラグが無い(または殆ど無い)ので、定着部材のニップ部の入口での温度推移と、ニップ部を通過する用紙の通過タイミング(ΔT1)との関係は、実際上も、図3と同様の状態になる。以下の説明では、特に明記する場合を除き、便宜上、上記のタイムラグを捨象して説明を進める。
複数枚の用紙Pに対して連続的に画像形成を行う連続画像形成ジョブ(連続印刷ジョブ)では、全ての用紙Pに対して、図3に示すように、用紙Pの先端がニップ部Nの入口に達した時点(ΔT1の開始時点)で、当該用紙Pに対する通電サイクルの最初の制御周期Cが開始されるようにするのが好ましい。通電サイクルの開始タイミングをこのように設定することにより、全ての用紙Pに対して、ハロゲンヒータ23の点灯回数(通電回数)が同じになり、かつ、定着ベルト21のニップ部Nの入口での温度推移も同じ傾向になるので、定着不足や定着過剰による光沢度不良や、ニップ部の温度落ち込みによる定着むらの発生がなく、良好な定着品質の定着画像を形成することができる。また、定着ベルト21の加熱領域αが用紙Pと接触することなくニップ部Nを通過して、過昇温する現象も回避される。
連続画像形成ジョブにおいて、全ての用紙Pに対して、図3に示す好ましい状態を実現するためには、ハロゲンヒータ23への通電サイクルの制御周期Cと、ニップ部Nを通過する用紙Pの通過タイミングとを関連付ける必要がある。具体的には、所定の搬送方向長さL1(mm)を有する用紙Pの先端がニップ部Nの入口に達してから、当該用紙Pの先端が記ニップ部Nの入口を通過するまでの時間をΔT1(sec)、ニップ部Nに搬送されてくる用紙間の間隔L2(mm)に対応する時間をΔT2(sec)、制御周期をC、nを正の整数としたとき、下記の式1の条件を満たすように、制御周期Cおよび用紙間の間隔L2を設定する。時間ΔT1,ΔT2は、ニップ部Nを通過する用紙Pの通過速度であるプロセス線速をV(mm/sec)として、ΔT1=L1/V、ΔT2=L2/Vで算出される。
ΔT1+ΔT2=C×n(nは正の整数)・・・(式1)
図4は、上記の式1(一例としてn=4)の条件を満たすように、ハロゲンヒータ23への通電サイクルの制御周期Cを設定した実施形態を示し、図5は、(ΔT1+ΔT2)と無関係に制御周期C’を設定した比較例を示す。実施形態及び比較例において、用紙Pの搬送方向長さL1、用紙間の間隔L2、プロセス線速V、ΔT1、ΔT2は、いずれも、連続画像形成ジョブの実行時に一定であり、また、これらの値は実施形態と比較例とで同じである。また、実施形態及び比較例ともに、ニップ部Nに搬送されてくる用紙Pに対して、ハロゲンヒータ23を3回点灯させるように通電サイクルの制御周期C,C’を設定している。制御周期C,C’も、連続画像形成ジョブの実行時に一定である。さらに、通電のデューティ(W/C,W/C’)は、実施形態及び比較例ともに、温度制御部29の温度コントローラ29aにより、用紙間の間隔L2(ΔT2)に対してゼロになるように制御している。用紙P(ΔT1)に対する通電のデューティ(W/C,W/C’)は、実際には、温度センサ27からの温度情報に基づいて温度制御部29により可変制御される。
図5に示すように、比較例では、通電サイクルの制御周期C’を、ニップ部Nを通過する用紙Pの通過タイミング(ΔT1+ΔT2)と関連付けて設定しておらず、(ΔT1+ΔT2)が制御周期C’の整数倍になっていないため、連続画像形成ジョブの進行に伴い、ニップ部Nに所定のタイミングで搬送されてくる用紙Pに対して、ハロゲンヒータ23への通電サイクルの開始タイミングのずれDが起こる。そして、この通電サイクルの開始タイミングのずれDが連続画像形成ジョブの進行に伴い、用紙Pごとに重畳されてゆくと、ある枚数以降の用紙Pに対しては、ハロゲンヒータ23の点灯回数(通電回数)が少なく又は多くなる現象が起こる。図5に示す比較例では、1枚目と2枚目の用紙Pに対して、ハロゲンヒータ23は3回点灯するが、3枚目の用紙Pに対しては、2.5回程度しか点灯しない。そのため、3枚目の用紙Pがニップ部Nを通過する初期の段階で、定着ベルト21のニップ部Nの入口での温度が落ち込み、当該用紙Pの先端側部分で定着不足が生じて定着むらが発生する。また、ハロゲンヒータ23の残りの0.5回程度の点灯に対応する定着ベルト21の領域は、当該用紙Pと接触することなくニップ部Nを通過し、当該用紙Pによって熱量を奪われることがないので、過昇温の原因となる。尚、図5に示す比較例では、制御周期C’との関係で、1枚目と2枚目の用紙Pがニップ部Nを通過する際にも、定着ベルト21のニップ部Nの入口での温度に落ち込みが生じている。そのため、温度落ち込みの程度によっては、1枚目と2枚目の用紙Pについても、定着むらが発生する可能性がある。
これに対して、図4に示す実施形態では、ニップ部Nを通過する用紙Pの通過タイミング(ΔT1+ΔT2)に対して、ハロゲンヒータ23への通電サイクルの制御周期Cを上記の条件を満たすように設定しているので、連続画像形成ジョブの実行時に、全ての用紙Pに対して、各用紙Pの先端がニップ部Nの入口に達した時点(ΔT1の開始時点)でハロゲンヒータ23への通電サイクルが開始される。そのため、全ての用紙Pに対して、ハロゲンヒータ23の点灯回数(通電回数)が同じになり、かつ、定着ベルト21のニップ部Nの入口での温度推移も同じ傾向になるので、ニップ部の温度落ち込みによる定着むらの発生がなく、良好な定着品質の定着画像を形成することができる。また、ハロゲンヒータ23の点灯によって加熱された定着ベルト21の領域が用紙Pと接触することなくニップ部Nを通過して過昇温する現象も回避される。
図4に示す実施形態に関連して、A4サイズの用紙Pを横方向(搬送方向長さL1=210mm)で連続画像形成する場合において、プロセス線速V(mm/sec)の違いにより、1分間当たりの処理枚数であるPPM(枚/min)が異なる条件での制御周期Cの設定例を下記の表1に示す。表1に示す制御周期Cの設定例は、いずれも上記の式1の条件を満たすものである。また、表1において、(ΔT1+ΔT2)の値は小数点以下を四捨五入した値で示している。
Figure 2013156340
前述のように、制御周期Cは目標温度に対する温度追随性を高める点からは短い方が良いが、制御周期Cを短くし過ぎると、ハロゲンヒータ23の劣化やフリッカー発生の不都合が生じるので、制御周期Cはある程度長くする必要がある。例えば、制御周期Cとして600msec以上が必要になる場合、C=750msec(n=2、PPM=40)、C=600msec(n=2、PPM=50)、C=667msec(n=3、PPM=30)、C=600msec(n=5、PPM=20)の制御周期Cを選択すると良い。
(ΔT1+ΔT2)はPPMで決まるが、同一機種でも用紙サイズの違い等によりPPMが異なる場合がある。各PPMに対して、それぞれ適切な制御周期Cを割り当てることが好ましいが、それが困難な場合には、A4、A3、レターサイズなど、使用頻度の高い紙サイズに対して制御周期Cを最適化するだけも実際上の効果は高い。
図4に示す実施形態及び表1に示す制御周期Cの設定例では、上記の式1の条件を満たすように、ハロゲンヒータ23への通電サイクルの制御周期Cを設定(変更)したが、他の実施形態として、制御周期Cを変更せず、上記の式1の条件を満たすように、用紙間の間隔L2を変更しても良い。この実施形態では、用紙間の間隔L2を含め、用紙Pの搬送方向長さL1、プロセス線速V、ΔT1、ΔT2、制御周期Cは、いずれも、連続画像形成ジョブの実行時に一定である。そのような用紙間の間隔L2の設定例を下記の表2に示す(C=600msec)。また、表2に示す用紙間の間隔L2に対応する(ΔT1+ΔT2)、PPMをそれぞれ表3、表4に示す。尚、表2において、「―」で表示している項目は制御周期Cの設定が不可となる条件であり、これらの項目に対応する表3、表4の項目にも「―」を表示している。
Figure 2013156340
Figure 2013156340
Figure 2013156340
表3に示す(ΔT1+ΔT2)と、表4に示すPPMを勘案すると、表2において、好ましい用紙間の間隔L2は、L2=60mm(n=2,ΔT1+ΔT2=1.2,PPM=50.0),L2=114mm(n=3,ΔT1+ΔT2=1.8,PPM=33.3),L2=114mm(n=4,ΔT1+ΔT2=2.4,PPM=25.0),L2=60mm(n=5,ΔT1+ΔT2=3.0,PPM=20.0)である。
上記の実施形態では、連続画像形成ジョブの実行時に用紙間の間隔L2(ΔT2)が一定になるようにしているが、更なる実施形態として、制御周期Cは変更せず、連続画像形成ジョブの実行時に、上記の式1の条件を満たすように、用紙間の間隔L2(ΔT2)を変動させるようにしても良い。図6は、そのような実施形態を示している。尚、図6に示す実施形態では、用紙Pの搬送方向長さL1、ΔT1、制御周期Cは、いずれも、連続画像形成ジョブの実行時に一定である。
図6に示すように、ニップ部Nに搬送されてくる全ての用紙Pに対して、各用紙Pの先端がニップ部Nの入口に達した時点(ΔT1の開始時点)で、ハロゲンヒータ23への通電サイクルが開始するように、用紙間の間隔L2(ΔT2)を変動させることにより(同図に示すΔT21とΔT22は相互に異なる値をとる。)、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。このような用紙間の間隔L2(ΔT2)の変動制御は、例えば、用紙Pを所定のタイミングで間欠搬送するレジストローラ12(図1参照)に温度制御部29から制御信号を出力して(図2参照)、レジストローラ12の駆動タイミングを変更することにより実行することができる。
以上に説明した実施形態は、上記の式1、すなわちΔT1+ΔT2=C×n(nは正の整数)の条件を満たすように、用紙間の間隔L2(ΔT2)を変更せずに制御周期Cを設定し、または、制御周期Cを変更せずに用紙間の間隔L2(ΔT2)を設定(連続画像形成ジョブの実行時に用紙間の間隔L2を変動させる場合を含む。)したものであるが、上記の式1の条件を満たすように、制御周期Cおよび用紙間の間隔L2の双方を変更して設定しても良い。
また、以上に説明した実施形態では、連続画像形成ジョブの実行時に、全ての用紙Pに対して、ハロゲンヒータ23への通電サイクルの開始タイミングを、各用紙Pの先端がニップ部Nの入口に達した時点(ΔT1開始時点)に合わせているが、機構的又は制御的な理由から生じる誤差やその他の事状を考慮して、ハロゲンヒータ23への通電サイクルの開始タイミングを、各用紙Pの先端がニップ部Nの入口に達した時点(ΔT1の開始時点)に対して僅かに、好ましくは上記時点に対して遅れる方向に、ずらすようにしても良い。この場合、当該画像形成装置1で連続して画像形成が可能な最大枚数の用紙Pに対して、連続画像形成ジョブを実行した場合でも、第1枚目の用紙Pに対するハロゲンヒータ23への通電サイクルの開始タイミングと、最終枚の用紙Pに対するハロゲンヒータ23への通電サイクルの開始タイミングとの差が、100mmsec以下となるように規制することが好ましい。これにより、連続画像形成ジョブの実行時に、全ての用紙Pに対して、定着むらや光沢度不良がない良好の定着品質を確保することが可能である。ここで、上記の最大枚数は、当該画像形成装置1の給紙トレイ10の用紙Pの最大収容枚数と、排紙トレイ14の画像形成済み用紙Pの最大ストック枚数のうち、少ない方の枚数を意味し、これは画像形成装置の機種によって決められている。
尚、本発明は、定着ローラと加熱ローラとの間に定着ベルトを架設すると共に、定着ベルトを介して加圧ローラを定着ローラに圧接させるベルト方式の定着装置(例えば特許文献1,2参照)や、加熱源により定着部材のニップ部の領域を加熱する方式の定着装置(例えば特許文献7,8参照)など、他の方式の定着装置及びこれらの定着装置を備えた画像形成装置にも同様に適用可能である。
また、本発明は、上述の実施形態のように、省エネ性などの向上のために定着部材を薄く小径化(低熱容量化)した定着装置に限定されるものではない。さらに、本発明に係る定着装置は、図1に示すカラーレーザープリンタに限らず、モノクロ画像形成装置や、その他のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等に搭載することも可能である。また、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
20 定着装置
21 定着ベルト(定着部材)
22 加圧ローラ(加圧部材)
23 ハロゲンヒータ(加熱源)
27 温度センサ(温度検知手段)
29 温度制御部
N ニップ部
P 用紙(記録媒体)
C、C’制御周期
W 1制御周期当たりの通電時間
(W/C ディユーティ)
ΔT1 用紙の先端がニップ部の入口に達してから、当該用紙の後端がニップ部の入口を通過するまでの時間
ΔT2 用紙間の間隔に対応する時間
特開2010−72124号公報 特開2004−286922号公報 特開2007−334205号公報 特開2002−49264公報 特開2010−217205号公報 特開2007−233011号公報 特許第2861280号公報 特開2011−158558号公報

Claims (9)

  1. 記録媒体の未定着画像が担持された側を加熱する回転可能な定着部材と、
    前記定着部材に圧接し、前記定着部材との間にニップ部を形成する回転可能な加圧部材と、
    前記定着部材を加熱する加熱源と、
    前記定着部材の温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段から入力される温度情報に基づいて、所定の制御周期とデューティで前記加熱源への通電を制御する温度制御部とを備えた定着装置であって、
    複数枚の前記記録媒体に対して連続的に画像形成を行う連続画像形成ジョブの実行時に、前記加熱源への通電回数が、全ての前記記録媒体に対して同じになるように、前記制御周期および前記ニップ部に搬送される前記記録媒体間の間隔が設定されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記連続画像形成ジョブが、当該定着装置を有する画像形成装置で連続して画像形成が可能な最大枚数の前記記録媒体に対して実行される場合でも、第1枚目の前記記録媒体に対する前記加熱源への通電サイクルの開始タイミングと、最終枚の前記記録媒体に対する前記加熱源への通電サイクルの開始タイミングとの差が、100mmsec以下に規制されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記記録媒体の先端が前記ニップ部の入口に達してから、当該記録媒体の後端が前記ニップ部の入口を通過するまでの時間をΔT1、前記記録媒体間の間隔に対応する時間をΔT2、前記制御周期をC、nを正の整数としたとき、ΔT1+ΔT2=C×nの条件を満たすように、前記制御周期および前記記録媒体間の間隔が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記連続画像形成ジョブの実行時に、前記記録媒体間の間隔を変動させることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の定着装置。
  5. 前記定着部材は、厚さ1mm以下の無端状の定着ベルトであることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の定着装置。
  6. 前記加熱源は、前記ニップ部以外の所定領域で、前記定着部材を直接加熱することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の定着装置。
  7. 前記加熱源は、前記定着部材を輻射熱により加熱することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の定着装置。
  8. 前記加熱源は、ハロゲンヒータであることを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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