JP2013153108A - 基板位置決め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板の検出性能を長期にわたって保つこと。
【解決手段】保持部と、発光部および受光部と、発光制御部と、検出部と、調整部とを備えるように基板位置決め装置を構成する。保持部は、基板を保持する。発光部および受光部は、上記基板の各主面側にお互いに対向するように配置される。発光制御部は、上記発光部の発光量を制御値によって制御する。検出部は、上記受光部による受光量を検出する。調整部は、上記保持部によって上記基板が保持されていない状態で、上記制御値を上記受光量に基づいて調整する。
【選択図】図3
【解決手段】保持部と、発光部および受光部と、発光制御部と、検出部と、調整部とを備えるように基板位置決め装置を構成する。保持部は、基板を保持する。発光部および受光部は、上記基板の各主面側にお互いに対向するように配置される。発光制御部は、上記発光部の発光量を制御値によって制御する。検出部は、上記受光部による受光量を検出する。調整部は、上記保持部によって上記基板が保持されていない状態で、上記制御値を上記受光量に基づいて調整する。
【選択図】図3
Description
開示の実施形態は、基板位置決め装置に関する。
従来、EFEM(Equipment Front End Module)と呼ばれる局所クリーン装置内に形成された空間において、ウェハなどの基板をロボットが搬送する際に基板の位置決めを行うアライメント装置(以下、「基板位置決め装置」と記載する)が知られている。
かかる基板位置決め装置は、たとえば、基板の外周部を主面方向から挟むように対向配置された発光素子および受光素子の形成する光軸を、基板の外周部が遮る際に検出される光量変化などに基づいて基板の位置決めを行う(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の基板位置決め装置は、長期にわたって使用された場合に、基板の検出性能が低下するおそれがある。これは、発光素子が経年劣化することで、以前と同一の電流の量を与えられても、出力される光量が低下する場合があるためである。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、基板の検出性能を長期にわたって保つことができる基板位置決め装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る基板位置決め装置は、保持部と、発光部および受光部と、発光制御部と、検出部と、調整部とを備える。保持部は、基板を保持する。発光部および受光部は、前記基板の各主面側にお互いに対向するように配置される。発光制御部は、前記発光部の発光量を制御値によって制御する。検出部は、前記受光部による受光量を検出する。調整部は、前記保持部によって前記基板が保持されていない状態で、前記制御値を前記受光量に基づいて調整する。
実施形態の一態様によれば、基板の検出性能を長期にわたって保つことができる。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する基板位置決め装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、ロボットを用いて半導体ウェハを搬送する搬送システムを例に挙げて説明することとし、かかる「半導体ウェハ」を「ウェハ」と記載する。また、ロボットの「エンドエフェクタ」については、「ハンド」と記載する。
まず、実施形態に係る基板位置決め装置を備える搬送システムの全体構成について図1を用いて説明する。図1は、実施形態に係る基板位置決め装置を備える搬送システム1の全体構成を示す模式図である。
なお、説明を分かりやすくするために、図1には、鉛直上向きを正方向とし、鉛直下向き(すなわち、「鉛直方向」)を負方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。したがって、XY平面に沿った方向は、「水平方向」を指す。かかる直交座標系は、以下の説明に用いる他の図面においても示す場合がある。
また、以下では、複数個で構成される構成要素については、複数個のうちの1個にのみ符号を付し、その他については符号の付与を省略する場合がある。かかる場合、符号を付した1個とその他とは同様の構成であるものとする。
図1に示すように、搬送システム1は、基板搬送部2と、基板供給部3と、基板処理部4とを備える。基板搬送部2は、ロボット10と、かかるロボット10を内部に配設する筐体20とを備える。なお、基板供給部3は、かかる筐体20の一方の側面21に設けられ、基板処理部4は、他方の側面22に設けられる。また、図中の符号100は、搬送システム1の設置面を示している。
ロボット10は、搬送対象物であるウェハWを上下2段で保持可能なハンド11を有するアーム部12を備える。アーム部12は、筐体20の底壁部を形成する基台設置フレーム23上に設置される基台13に対して昇降自在、かつ水平方向に旋回自在に支持される。
筐体20は、いわゆるEFEMであり、上部に備えるフィルタユニット24を介してクリーンエアのダウンフローを形成する。かかるダウンフローにより、筐体20の内部は高クリーン度状態に保たれる。また、基台設置フレーム23の下面には脚具25が備えられており、筐体20と設置面100との間に所定のクリアランスCを設けつつ筐体20を支持する。
基板供給部3は、複数のウェハWを高さ方向に多段に収納するフープ30と、かかるフープ30の蓋体を開閉して、ウェハWを筐体20内へ取り出せるようにするフープオープナ(図示せず)とを備える。なお、フープ30およびフープオープナのセットは、所定の高さを有するテーブル31上に所定の間隔をおいて複数セット並設することができる。
基板処理部4は、たとえば、洗浄処理や成膜処理、フォトリソグラフィ処理といった半導体製造プロセスにおける所定のプロセス処理をウェハWに対して施すプロセス処理部である。基板処理部4は、かかる所定のプロセス処理を行う処理装置40を備える。かかる処理装置40は、筐体20の他方の側面22に、ロボット10を挟んで基板供給部3と対向するように配置される。
また、筐体20の内部には、ウェハWの位置決めを行う基板位置決め装置50が設けられる。なお、基板位置決め装置50の詳細については、図2Aおよび図2Bを用いて後述する。
そして、かかる構成に基づき、搬送システム1は、ロボット10に昇降動作や旋回動作をとらせながら、フープ30内のウェハWを取り出させ、基板位置決め装置50を介してウェハWを処理装置40へ搬入する。そして、処理装置40において所定のプロセス処理を施されたウェハWをふたたびロボット10の動作によって搬出および搬送し、フープ30へ再収納する。
次に、実施形態に係る基板位置決め装置50の構成について図2Aを用いて説明する。図2Aは、実施形態に係る基板位置決め装置50の構成を示す模式透視図である。
図2Aに示すように、基板位置決め装置50は、モータ51と、伝達機構52と、載置台53(保持部)と、センサ部54と、制御装置60とを備える。伝達機構52は、駆動側プーリ52aと、従動側プーリ52bと、ベルト52cとをさらに備える。
また、センサ部54は、発光部54aと、受光部54bとをさらに備える。また、発光部54aは、光源54aaをさらに備え、受光部54bは、フォトダイオード54baおよびラインセンサ54bbをさらに備える。
モータ51は、軸AX1を回転させる駆動源である。かかるモータ51の出力軸(すなわち、駆動軸であり、以下、軸AX1に対応)には、伝達機構52の駆動側プーリ52aが設けられ、モータ51が回転駆動するのにともなって回転する。なお、モータ51の回転角度(すなわち、駆動側プーリ52aの回転角度)は、図示略のエンコーダなどによって随時検出される。
従動側プーリ52bは、軸AX2まわりの回転軸(以下、図示略の従動軸として軸AX2に対応)に回転可能に設けられる。
なお、図示していないが、駆動側プーリ52aおよび従動側プーリ52bは略同一のピッチ幅の外歯を有している。そして、かかる駆動側プーリ52aと従動側プーリ52bとの間には、前述の外歯と略同一のピッチ幅の歯付ベルトであるベルト52cが掛け回される。これにより、駆動側プーリ52aの回転はベルト52cを介して伝達され、従動側プーリ52bを駆動側プーリ52aに従動して回転させる。
なお、かかる伝達機構52を用いることなく、モータ51と従動側プーリ52bとを直結する構成をとってもよい。
そして、従動側プーリ52bには、ウェハWを載置して保持する載置台53が連結される。載置台53は、従動側プーリ52bが従動して回転するのに応じて、載置されたウェハWを位置合わせのために回転させる。
なお、図示していないが、載置台53にウェハWを吸着する吸着部を備えることとしたうえで、ウェハWを所定の保持力(すなわち、吸着力)をもって保持し、遠心力によるずれを防いで位置合わせの精度を高めることとしてもよい。
センサ部54は、ウェハWの外周部を光学的に検知するデバイスである。ここで、かかるセンサ部54について、具体的に図2Bを用いて説明する。図2Bは、センサ部54の模式側面図および検出される受光量の状態を示す図である。
図2Bに示すように、発光部54aおよび受光部54bは、載置台53に載置されたウェハWの各主面側にお互いに対向するように配置されている。すなわち、受光部54bは、光源54aaから発せられる光(図中の光源54aaからの上向き矢印参照)を、ウェハWを介して受光することとなる。なお、図示していないが、ここで受光する光には、ウェハWを透過した透過光や、ウェハWによって散乱した散乱光などが含まれる。
そして、受光部54bは、受光した光を、受光量を示す電気信号へ変換して制御装置60(図2A参照)へ出力する。そして、制御装置60は、たとえば図2Bに示すように、所定の閾値を超える大きな受光量を示すウェハWの位置P1を、かかるウェハWのエッジ位置として取得する。
そして、制御装置60は、取得したエッジ位置に基づいてウェハWの外周部に設けられたノッチやオリエンテーションフラットを識別し、識別したこれら部位の方向に基づいてモータ51を回転させ、ウェハWを位置合わせする。
なお、かかるウェハWの位置合わせの際、フォトダイオード54baの受光量はウェハWの有無の確認に、ラインセンサ54bbの受光量はウェハWの外周部の形状の取得に、それぞれ用いられることが好ましい。
図2Aの説明に戻り、制御装置60について説明する。制御装置60は、基板位置決め装置50を制御する制御ユニットである。なお、図2Aは、かかる制御装置60の配置箇所を限定するものではない。
また、かかる制御装置60には、上位装置70が相互通信可能に接続される。上位装置70は、基板位置決め装置50において処理されるウェハWの種別などを制御装置60へ通知する。
なお、図中に破線の接続線で示したが、出荷前の基板位置決め装置50には、後述するウェハWのエッジ位置取得のための所定の閾値を決定する閾値決定装置80が接続される。
閾値決定装置80については、図7〜図9を用いて詳述する。かかる閾値決定装置80によって決定された所定の閾値は、後述する基板別閾値情報へ含まれて、出荷時などに制御装置60へ組み込まれる。なお、かかる閾値決定装置80における閾値決定処理シーケンスを実行する処理部を制御装置60へ内蔵することとしたうえで、出荷後、実稼働中に、動的に閾値を調整させてもよい。かかる点についても、図7〜図9を用いた説明で後述する。
ところで、上述した光源54aaは、後述する発光制御部からの制御値によって制御される(すなわち、発光量が定まる)が、いわゆる経年劣化によって制御値の示す発光量を出力できない場合がある。
そこで、本実施形態に係る基板位置決め装置50は、ウェハWが保持されていない状態で、制御値を受光量に基づいて調整することとした。以下、かかる点について詳細に説明する。
なお、以下では、上述の制御値が増加すれば、光源54aaへ供給される電流の量は増加する、すなわち、光源54aaの発光量は大きくなることを前提とする。
図3は、実施形態に係る基板位置決め装置50の構成例を示すブロック図である。なお、図3では、基板位置決め装置50の調整手法の説明にあたり必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図2Aでの説明と一部重複するが、図3に示すように、基板位置決め装置50は、モータ51と、発光部54aと、受光部54bと、制御装置60とを備える。上位装置70は、制御装置60と接続される。なお、図2Aに示した基板位置決め装置50の他の構成要素については、ここでの記載を省略している。
また、制御装置60は、制御部61と、記憶部62とを備える。また、制御部61は、受光量検出部61aと、調整部61bと、発光制御部61cと、報知部61dと、エッジ取得部61eと、モータ駆動部61fとをさらに備える。そして、記憶部62は、受光量情報62aと、制御値情報62bと、基板別閾値情報62cとを記憶する。
なお、モータ51と、発光部54aと、受光部54bと、上位装置70とについては既に説明済みであるので、以下の説明に適宜用いることとする。
制御部61は、制御装置60の全体制御を行う。受光量検出部61aは、受光部54bにおける受光量を電気信号として検出する。
また、受光量検出部61aは、検出した受光量が、記憶部62の受光量情報62aに含まれる下限警告値を下回り、かつ、ウェハWが保持されていない状態であるならば、調整処理開始のトリガとみなして、検出した受光量を調整部61bへ受け渡す。
かかる調整時に受け渡される受光量は、上述したフォトダイオード54baにおける受光量であれば足りるが、ラインセンサ54bbの受光量であってもよい。なお、調整時以外の通常時には、受光量検出部61aは、検出した受光量をエッジ取得部61eへ受け渡す。
調整部61bは、制御値情報62bに含まれる現在の制御値である現在値と受光量検出部61aから受け取った受光量とに基づいて制御値を調整する。かかる調整処理の詳細については、図4A〜図5Dを用いて後述する。
また、調整部61bは、調整処理の継続中には、制御値を増加させて発光制御部61cに対して受け渡すとともに、かかる増加させた制御値で制御値情報62bの現在値を更新する。なお、調整処理の開始時には、制御値の下限に相当する値を発光制御部61cへ受け渡すことで現在値をいわばリセットしてもよい。
また、調整部61bは、発光部54aが異常であるか否かを判定し、異常である場合には、報知部61dに対してかかる旨を報知するように依頼する。
発光制御部61cは、調整部61bから受け取った制御値で発光部54aを駆動する。報知部61dは、調整部61bからの依頼に応じた内容の通知を上位装置70へ送信することによって、上位装置70のオペレータなどのユーザに対して発光部54aの異常を報知する。なお、報知部61dを、基板位置決め装置50が備えるステータスランプのような出力デバイスとして構成してもよい。
ここで、調整部61bが行う調整処理の詳細について、図4A〜図5Dを用いて説明する。まず、図4A〜図4Cを用いて、受光量情報62a、制御値情報62bおよび制御値と受光量との関係について説明する。
図4Aは、受光量情報62aの一例を示す図である。図4Aに示すように、受光量情報62aは、下限値および下限警告値(第2の閾値)を含んだ情報である。下限値は、受光量検出部61aが検出可能な受光量の下限値である。
また、下限警告値は、下限値よりも大きいが、警告レベルである受光量を示す。なお、ここでは、下限警告値に値aが、下限値に値bが、それぞれ設定されている例を示している。
また、図4Bは、制御値情報62bの一例を示す図である。図4Bに示すように、制御値情報62bは、上限値および上限警告値(第1の閾値)を含んだ情報である。上限値は、発光制御部61cが出力可能な制御値の上限値である。
また、上限警告値は、上限値よりも小さいが、警告レベルである制御値を示す。なお、ここでは、上限値に値cが、上限警告値に値dが、それぞれ設定されている例を示している。
また、図4Bに示すように、制御値情報62bは、制御値の基準値、補正値および現在値をさらに含んだ情報である。基準値および補正値については、図5Aを用いた説明で後述する。なお、ここでは、基準値に値eが、補正値に0が、現在値に値vが、それぞれ設定されている例を示している。
これらを前提とする制御値と受光量との関係について説明する。図4Cは、制御値と受光量との関係を示す図である。なお、ここでは、かかる関係を、制御値を横軸、受光量を縦軸とする座標系で示している。
図4Cに示すように、受光量の下限警告値a、下限値b、制御値の上限値cおよび上限警告値dによって、前述の座標系は、いくつかの領域に区切ることができる。
そして、調整部61bは、制御値と実際の受光量とが描くカーブが、かかる領域のうち、図4Cに示す「正常領域」に至るならば、発光部54aを正常であると判定する。
また、調整部61bは、上述したカーブが、かかる領域のうち、図4Cに示す「警告レベルの異常領域」に至るならば、発光部54aを警告レベルの異常であると判定する。
また、調整部61bは、上述したカーブが、かかる領域のうち、図4Cに示す「深刻な異常領域」に至るならば、発光部54aを深刻な異常であると判定する。
次に、図5A〜図5Dを用いて、調整部61bによる前述の異常判定を具体的に説明する。図5Aは、発光部54aを正常と判定する一例を示す図である。また、図5Bは、発光部54aを警告レベルの異常と判定する一例を示す図(その1)であり、図5Cは、発光部54aを警告レベルの異常と判定する一例を示す図(その2)である。また、図5Dは、発光部54aを深刻な異常と判定する一例を示す図である。
図5Aに示すように、制御値と実際の受光量とが描くカーブがカーブC1であった場合、「正常領域」に至っているので、調整部61bは、前述のように発光部54aを正常であると判定する。
ここで、図5Aに示すように、制御値と受光量とが描く理想的なカーブがカーブCiであるものとする。また、かかるカーブCiにおける下限警告値aに対応する制御値が値eであるものとする。かかる値eは、上述した制御値情報62bの基準値に対応している(図4B参照)。
ここで、図5Aに示すように、カーブC1は、基準値である値eよりも大きい値fにおいて下限警告値aに達している。これは、カーブCiよりも値(f−e)分、発光部54aの立ち上がりが遅れたことを示している。
すなわち、発光部54aに、異常とまでは判定されないものの軽度の経年劣化が生じていることが想定される。かかる場合、調整部61bは、たとえば、以降の制御値に対して補正値が加算されて出力されるような制御値の調整を行う。
具体的には、制御値情報62bの補正値を、たとえば、上述の値(f−e)で更新して、以降の通常時には、発光制御部61cがつねに制御値へかかる補正値を加算することによって実現することができる。
これにより、発光部54aの経年劣化を補いつつ、ウェハWの検出性能を長期にわたって保つことができる。
なお、図5Aに示した「正常領域」は、上限警告値d以下で変化させた制御値に対応する受光量が下限警告値a以上となる領域である。したがって、調整部61bは、かかる領域に至るように制御値を調整する処理部であると言い換えることができる。
また、図5Bに示すように、制御値と実際の受光量とが描くカーブがカーブC2であった場合、「警告レベルの異常領域」に至っているので、調整部61bは、前述のように発光部54aを警告レベルの異常であると判定する。また、調整部61bは、かかる警告レベルの異常に対して、たとえば、発光部54aの早期の交換を促す旨を報知するように報知部61dに対して依頼する。
なお、図5Bに示す警告レベルの異常は、受光量が下限警告値aを上回ったものの、制御値が上限警告値dを上回ったためである。
また、図5Cに示すように、制御値と実際の受光量とが描くカーブがカーブC3であった場合、「警告レベルの異常領域」に至っているので、調整部61bは、前述のように発光部54aを警告レベルの異常であると判定する。また、調整部61bは、かかる警告レベルの異常に対して、図5Bの場合と同様の旨を報知するように報知部61dに対して依頼する。
なお、図5Cに示す警告レベルの異常は、制御値が上限値cに達したにも関わらず、受光量が下限警告値aを上回らなかったためである。
また、図5Dに示すように、制御値と実際の受光量とが描くカーブがカーブC4であった場合、「深刻な異常領域」に至っているので、調整部61bは、前述のように発光部54aを深刻な異常であると判定する。また、調整部61bは、かかる深刻な異常に対して、たとえば、発光部54aの即時の交換を要する旨を報知するように報知部61dに対して依頼する。
なお、図5Dに示す深刻な異常は、制御値が上限値cに達したにも関わらず、受光量が下限値bすらも上回らなかったためである。
このように、実施形態に係る基板位置決め装置50では、調整部61bが、発光部54aの交換の度合いなどを切り分けた異常判定を行うので、メンテナンス時における故障診断などの手間を省くことができ、作業効率を向上させることができる。
なお、図5A〜図5Dを用いた説明では、調整部61bが、主に「正常領域」で制御値を調整し、それ以外の領域では、制御値を調整するのではなく異常を報知する場合について示したが、これに限られるものではない。論理的には、調整部61bは、上限値c以下で変化させた制御値に対応する受光量が下限値b以上となるように制御値を調整することが可能である。
図3の説明に戻り、エッジ取得部61eについて説明する。エッジ取得部61eは、調整時以外の通常時において、ウェハWのエッジ位置を取得する処理を行う。
このとき、エッジ取得部61eは、上位装置70から通知されたウェハWの種別に該当する所定の閾値を基板別閾値情報62cから取得して用いる。なお、かかるエッジ位置の取得については図2Bを用いた説明で既に述べたため、ここでの記載を省略する。
また、エッジ取得部61eは、取得したエッジ位置に基づいてウェハWを回転させるべく、モータ駆動部61fに対して回転角度を受け渡す。
モータ駆動部61fは、エッジ取得部61eから受け取った回転角度でモータ51を回転させる。
記憶部62は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリといった記憶デバイスであり、受光量情報62aと、制御値情報62bと、基板別閾値情報62cとを記憶する。
受光量情報62aおよび制御値情報62bについては既に詳しく述べたため、ここでの記載を省略する。
基板別閾値情報62cは、ウェハWの種別ごとにエッジ位置の取得に用いる所定の閾値を対応付けた情報である。なお、図2Aの説明でも触れたが、かかるウェハWの種別ごとの閾値は、閾値決定装置80によってあらかじめ決定される。かかる点の詳細は、図7以降の説明で後述する。
次に、実施形態に係る制御装置60が実行する処理手順について、図6を用いて説明する。図6は、実施形態に係る制御装置60が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、図6には、主に制御装置60の調整部61bが実行する調整処理の開始直後からの処理手順について示している。
図6に示すように、まず調整部61bは、発光部54aを制御する制御値(現在値)が制御値情報62bの上限値以下であるか否かを判定する(ステップS101)。ここで、制御値がかかる上限値以下である場合(ステップS101,Yes)、調整部61bは、制御値を増加して発光部54aを発光させる(ステップS102)。
そして、調整部61bは、かかる発光部54aの発光量に対する受光量を受光量検出部61aから受け取り、かかる受光量が受光量情報62aの下限警告値を上回るか否かを判定する(ステップS103)。ここで、受光量がかかる下限警告値を上回る場合(ステップS103,Yes)、調整部61bは、ステップS104へ制御を移す。また、ステップS103の判定条件を満たさない場合(ステップS103,No)、ステップS101からの処理を繰り返す。
つづいて、調整部61bは、制御値が制御値情報62bの上限警告値以下であるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、制御値がかかる上限警告値以下である場合(ステップS104,Yes)、調整部61bは、発光部54aを正常であると判定する(ステップS105)。また、必要に応じて制御値を補正(すなわち、補正値を算出して登録)後(ステップS106)、処理を終了する。
なお、ステップS104の判定条件を満たさない場合(ステップS104,No)、調整部61bは、発光部54aを警告レベルの異常であると判定する(ステップS107)。また、発光部54aの早期の交換を促す旨を報知させた後(ステップS108)、処理を終了する。
ところで、ステップS101の判定条件を満たさなかった場合(ステップS101,No)、調整部61bは、受光量が受光量情報62aの下限値を下回るか否かを判定する(ステップS109)。ここで、受光量がかかる下限値を下回る場合(ステップS109,Yes)、調整部61bは、発光部54aを深刻な異常であると判定する(ステップS110)。また、発光部54aの即時の交換を要する旨を報知させた後(ステップS111)、処理を終了する。
また、ステップS109の判定条件を満たさなかった場合(ステップS109,No)、調整部61bは、発光部54aを警告レベルの異常であると判定する(ステップS112)。また、発光部54aの早期の交換を促す旨を報知させた後(ステップS113)、処理を終了する。
ところで、上述したが、基板位置決め装置50は、ウェハWの位置決め処理を行う通常時には、ウェハWの種別ごとに対応付けられた所定の閾値を用いてウェハWのエッジ位置の取得を行う。
かかるウェハWの種別ごとに閾値を分けるのは、ウェハWには、シリコンやガラスといった素材や、エッジ端面の形状など、さまざまな特性の違いがあるためである。そして、かかる特性の違いによって生じる光の透過率や反射率などを補って適正にエッジ位置を取得するためには、上述した閾値決定装置80における閾値決定処理が肝要となる。
そこで、以下、実施形態に係る閾値決定装置80が行う閾値決定処理について、図7〜図9を用いて説明しておく。
図7は、実施形態に係る閾値決定装置80の構成例を示すブロック図である。なお、図7では、閾値決定装置80の閾値決定手法の説明にあたり必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
また、閾値決定装置80は、出荷前の基板位置決め装置50に接続された場合に、制御装置60と同様にモータ51や発光部54a、受光部54bなどの各デバイスを制御可能であるものとする。
そこで、図7では、図3に示した制御装置60と同一の構成要素については同一の符号を付すこととし、説明を省略するか、または簡単な説明にとどめることとする。また、以下では、処理対象となるウェハWの理想的なエッジ位置を「理想エッジ位置」と記載する。
なお、以下では、出荷前の基板位置決め装置50に接続される閾値決定装置80があらかじめ閾値を決定する場合について説明するが、以下に示す閾値決定処理シーケンスを実行する処理部を制御装置60へ内蔵したうえで、出荷後、実稼働中に、かかる処理部を用いて動的に閾値を調整することとしてもよい。
図7に示すように、閾値決定装置80は、制御部81と、記憶部82とを備える。また、制御部81は、理想エッジ位置演算部81aと、ワーク閾値変更部81bと、モータ駆動部61fと、受光量検出部61aと、エッジ取得部61eと、検証部81cと、閾値決定部81dとをさらに備える。そして、記憶部82は、基板情報82aと、理想エッジ位置82bと、ワーク閾値82cと、基板別閾値情報62cとを記憶する。
まず、ここで、閾値決定処理の対象となるウェハWは、作業者やロボット10(図1参照)などによって偏芯なく載置台53(図2A参照)へ載置されているものとする。
理想エッジ位置演算部81aは、ウェハWに関する情報をウェハWの種別ごとに定義した基板情報82aに基づいて理想エッジ位置を演算する。そして、演算結果を、理想エッジ位置82bとして記憶部82へ登録する。
ここで、閾値決定処理の理解を助けるために、図8Aを用いて閾値決定処理の概要について説明しておく。図8Aは、閾値決定処理の概要を示す図である。
図8Aに示すように、閾値決定処理では、ラインセンサ54bb(図2B参照)について検出された受光量に対してワーク閾値を順次増やしながらあてはめてゆき、ワーク閾値ごとに取得されるエッジ位置がそれぞれ理想エッジ位置82bの許容範囲内であるか否かを検証することによって、ラインセンサ54bbの受光量を2値化する閾値を決定する。
すなわち、図8Aに示すように、ワーク閾値1〜nを矢印b1〜bnに示す順であてはめてゆき、たとえば、ワーク閾値n−1においてかかる値を超える位置P2をエッジ位置として取得する。そして、かかる位置P2は理想エッジ位置82bの許容範囲内にないので、ワーク閾値n−1はワーク閾値nに増加される。
そして、つづくワーク閾値nにおいて取得される位置P3は理想エッジ位置82bの許容範囲内にあるので、閾値決定装置80は、かかるワーク閾値nを前述の2値化する閾値として決定することとなる。
これにより、ウェハWの種別が多様である場合であっても、それぞれの種別に対応する適正な閾値を決定することができるので、ウェハWのエッジ取得およびそれに基づくウェハWの位置決めを精度よく行うことが可能となる。
なお、これまでは、ワーク用の閾値を増加させながら行う場合を例に挙げて説明した。かかる場合は、閾値となる光量の探索方向が「暗」から「明」へ向けてである場合に対応する。
したがって、かかる探索方向が、これとは逆の「明」から「暗」へ向けてである場合、ワーク用の閾値は、取りうる値の最大値から最小値にかけて順次減少させてゆくこととすればよい。なお、以下では、これまでと同様、ワーク用の閾値を増加させる場合を例に挙げることとする。
また、出荷後、実稼働中の基板位置決め装置50が動的に閾値を調整する場合、それまで登録されていた元の閾値をワーク用の閾値とし、かかるワーク用の閾値によって取得されるエッジ位置が適正に理想エッジ位置82bの許容範囲内であるか否かを検証すればよい。
そして、取得されたエッジ位置が許容範囲内でないならば、上記と同様にワーク用の閾値を変化させつつエッジ位置を取得し、取得されたエッジ位置が理想エッジ位置82bの許容範囲内に収まる適正値となるまで閾値を調整すればよい。なお、このときワーク用の閾値は、取りうる値の最小値から最大値までを変化させることなく、あらかじめ登録されていた元の閾値を基準とする所定幅で変化させてもよい。
図7の理想エッジ位置演算部81aについての説明に戻る。また、理想エッジ位置演算部81aは、閾値決定処理の開始をワーク閾値変更部81bへ通知する。
ワーク閾値変更部81bは、閾値決定処理の開始を受けて、ワーク用の閾値であるワーク閾値82cを取り出し、その取りうる値の最小値から最大値にかけて順次増加させる。また、ワーク閾値変更部81bは、増加させるたびにワーク閾値82cを更新する。すなわち、ワーク閾値82cには、ワーク用の閾値の現在値がつねに登録される。
また、ワーク閾値変更部81bは、ワーク閾値82cを増加させるたびに、ウェハWを1周分回転させるようモータ駆動部61fへ依頼する。依頼を受けたモータ駆動部61fは、モータ51を駆動してウェハWを1周分回転させる。
受光量検出部61aは、モータ駆動部61fによるモータ51の駆動の開始を受けて、ウェハW1周分の受光量を検出する。
エッジ取得部61eは、受光量検出部61aの検出した受光量とワーク閾値82cとに基づいてウェハWのエッジ位置を取得し、取得したエッジ位置およびワーク閾値82cの現在値を検証部81cに対して受け渡す。
検証部81cは、理想エッジ位置82bおよび受け取ったワーク閾値82cの現在値に基づいて取得されたエッジ位置を検証する。そして、検証の結果、取得されたエッジ位置が適正であれば、検証部81cは、ワーク閾値82cの現在値を閾値決定部81dへ受け渡す。
また、検証の結果、取得されたエッジ位置が適正でなければ、検証部81cは、ワーク閾値変更部81bへワーク閾値82cを増加させるよう依頼する。
閾値決定部81dは、受け取ったワーク閾値82cの現在値を閾値として決定し、処理対象のウェハWの種別に対応付けて基板別閾値情報62cへ登録する。
そして、図中の破線の矢印に示すように、基板別閾値情報62cは、基板位置決め装置50の出荷時などに制御装置60へ組み込まれることとなる。なお、出荷後、実稼働中に、動的に閾値を調整する場合には、決定された閾値で基板別閾値情報62cを更新することとなる。
記憶部82は、記憶部62(図3参照)と同様の記憶デバイスである。図7の基板情報82aは、ウェハWの種別ごとのウェハWに関する情報である。ここで、図8Bを用いてその一例を示しておく。図8Bは、基板情報82aの一例を示す図である。
図8Bに示すように、ウェハWの種別に「基板A」と「基板B」の2種別があるものとする。基板情報82aは、かかる種別ごとに、たとえば、ウェハWの「直径」を含んで定義することができる。ここでは、便宜的に、「基板A」の「直径」を「g」と、「基板B」の「直径」を「h」と、それぞれ定義している。
前述の理想エッジ位置演算部81aは、かかる「直径」などに基づいてウェハWの理想的なエッジ位置を演算することとなる。
また、図8Bに示すように便宜的に、「基板A」の場合は「±i」と、「基板B」の場合は「±j」と、それぞれ定義しているが、基板情報82aに理想エッジ位置の「許容幅」を含んでもよい。かかる「許容幅」が定義されている場合、理想エッジ位置演算部81aは、演算結果に対してかかる「許容幅」をもたせた値を理想エッジ位置82bとして登録する。
図7の説明に戻る。理想エッジ位置82bおよびワーク閾値82cについては上述したため、ここでの記載を省略する。基板別閾値情報62cについても上述したが、図8Cにその一例を示しておく。図8Cは、基板別閾値情報62cの一例を示す図である。
図8Cに示すように、基板別閾値情報62cは、ウェハWの種別ごとに「閾値」などを対応付けた情報である。ここでは、便宜的に、「基板A」の「閾値」を「k」と、「基板B」の「閾値」を「l」と、それぞれ対応付けた例を示している。
なお、出荷後、実稼動中の基板位置決め装置50においては、上位装置70から、それまでの基板別閾値情報62cにない新規種別のウェハWの処理要求を受けることも考えられる。
かかる場合には、その新規種別のウェハWの処理要求を受けたことをトリガとして、上述した閾値処理決定シーケンスを実行し、かかる新規種別のウェハWについての閾値を決定することとすればよい。
次に、実施形態に係る閾値決定装置80が実行する処理手順について、図9を用いて説明する。図9は、実施形態に係る閾値決定装置80が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、図9には、ウェハWの1種別かつ1枚分についての処理手順を示している。
図9に示すように、まず、閾値決定の対象となるウェハWを偏芯なく載置台53へセットする(ステップS201)。なお、かかるステップS201は、作業者により行われることが好ましい。
そして、理想エッジ位置演算部81aが、理想エッジ位置82bを演算して求める(ステップS202)。つづいて、ワーク閾値変更部81bが、ワーク閾値82cへ初期値をセットする(ステップS203)。
そして、モータ駆動部61fが、モータ51を駆動させてウェハWを1周分回転させる(ステップS204)。また、受光量検出部61aが、かかるウェハWを回転させたときの受光量を検出する(ステップS205)。
そして、エッジ取得部61eが、かかる受光量とワーク閾値82cとに基づいてウェハWのエッジ位置を取得する(ステップS206)。そして、検証部81cが、取得された取得エッジ位置が理想エッジ位置82bの許容範囲内であるか否かを判定する(ステップS207)。
ここで、取得エッジ位置が理想エッジ位置82bの許容範囲内である場合(ステップS207,Yes)、閾値決定部81dが、ワーク閾値82cを閾値として決定し(ステップS208)、決定した閾値を基板別閾値情報62cへ登録したうえで(ステップS209)、処理を終了する。
一方、ステップS207の判定条件を満たさなかった場合(ステップS207,No)、ワーク閾値変更部81bが、ワーク閾値82cを変更して(ステップS210)、ステップS204からの処理を繰り返す。
上述してきたように、実施形態に係る基板位置決め装置は、保持部と、発光部および受光部と、発光制御部と、検出部と、調整部とを備える。保持部は、基板を保持する。発光部および受光部は、上記基板の各主面側にお互いに対向するように配置される。発光制御部は、上記発光部の発光量を制御値によって制御する。検出部は、上記受光部による受光量を検出する。調整部は、上記保持部によって上記基板が保持されていない状態で、上記制御値を上記受光量に基づいて調整する。
したがって、実施形態に係る基板位置決め装置によれば、基板の検出性能を長期にわたって保つことができる。
なお、上述した実施形態では、検出された受光量が下限警告値を下回り、かつ、ウェハが保持されていないことをトリガとして、調整処理が行われる場合について説明したが、これに限られるものではない。
たとえば、キャリブレーションコマンドといった入力コマンドを設けることとしたうえで、作業者からかかるコマンドの入力を受け付けたタイミングで調整処理を開始してもよい。
かかる場合、ウェハが保持されていないことを作業者が目視で確認できるうえ、コマンド入力のような簡易な操作で調整処理を行うことができるので、メンテナンス性の向上にも資することができる。
また、上述した実施形態では、基板が主にウェハである場合を例に挙げて説明したが、基板の種別を問わず適用できることは言うまでもない。
また、上述した実施形態では、受光部が主にフォトダイオードやラインセンサである場合について説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、ファイバセンサでもよく、いわば受光素子であればよい。
また、上述した実施形態では、基板の搬送システムが備える基板位置決め装置を例に挙げて説明を行ったが、かかる基板位置決め装置が備えられるシステムの種別を問うものではない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 搬送システム
2 基板搬送部
3 基板供給部
4 基板処理部
10 ロボット
11 ハンド
12 アーム部
13 基台
20 筐体
21、22 側面
23 基台設置フレーム
24 フィルタユニット
25 脚具
30 フープ
31 テーブル
40 処理装置
50 基板位置決め装置
51 モータ
52 伝達機構
52a 駆動側プーリ
52b 従動側プーリ
52c ベルト
53 載置台
54 センサ部
54a 発光部
54aa 光源
54b 受光部
54ba フォトダイオード
54bb ラインセンサ
60 制御装置
61 制御部
61a 受光量検出部
61b 調整部
61c 発光制御部
61d 報知部
61e エッジ取得部
61f モータ駆動部
62 記憶部
62a 受光量情報
62b 制御値情報
62c 基板別閾値情報
70 上位装置
80 閾値決定装置
81 制御部
81a 理想エッジ位置演算部
81b ワーク閾値変更部
81c 検証部
81d 閾値決定部
82 記憶部
82a 基板情報
82b 理想エッジ位置
82c ワーク閾値
100 設置面
2 基板搬送部
3 基板供給部
4 基板処理部
10 ロボット
11 ハンド
12 アーム部
13 基台
20 筐体
21、22 側面
23 基台設置フレーム
24 フィルタユニット
25 脚具
30 フープ
31 テーブル
40 処理装置
50 基板位置決め装置
51 モータ
52 伝達機構
52a 駆動側プーリ
52b 従動側プーリ
52c ベルト
53 載置台
54 センサ部
54a 発光部
54aa 光源
54b 受光部
54ba フォトダイオード
54bb ラインセンサ
60 制御装置
61 制御部
61a 受光量検出部
61b 調整部
61c 発光制御部
61d 報知部
61e エッジ取得部
61f モータ駆動部
62 記憶部
62a 受光量情報
62b 制御値情報
62c 基板別閾値情報
70 上位装置
80 閾値決定装置
81 制御部
81a 理想エッジ位置演算部
81b ワーク閾値変更部
81c 検証部
81d 閾値決定部
82 記憶部
82a 基板情報
82b 理想エッジ位置
82c ワーク閾値
100 設置面
Claims (6)
- 基板を保持する保持部と、
前記基板の各主面側にお互いに対向するように配置される発光部および受光部と、
前記発光部の発光量を制御値によって制御する発光制御部と、
前記受光部による受光量を検出する検出部と、
前記保持部によって前記基板が保持されていない状態で、前記制御値を前記受光量に基づいて調整する調整部と
を備えることを特徴とする基板位置決め装置。 - 前記発光制御部が出力可能な前記制御値の上限値を含む制御値情報と、前記検出部が検出可能な前記受光量の下限値を含む受光量情報とを記憶する記憶部
をさらに備え、
前記調整部は、
前記上限値以下で変化させた前記制御値に対応する前記受光量が前記下限値以上となるように該制御値を調整すること
を特徴とする請求項1に記載の基板位置決め装置。 - 前記制御値情報は、
前記上限値よりも小さい第1の閾値を
さらに含み、
前記受光量情報は、
前記下限値よりも大きい第2の閾値を
さらに含み、
前記調整部は、
前記第1の閾値以下で変化させた前記制御値に対応する前記受光量が前記第2の閾値以上となるように該制御値を調整すること
を特徴とする請求項2に記載の基板位置決め装置。 - ユーザに対して前記発光部の異常を報知する報知部
をさらに備え、
前記調整部は、
前記上限値まで前記制御値を増加させても前記受光量が前記下限値を超えない場合に、前記報知部へ報知を指示すること
を特徴とする請求項2または3に記載の基板位置決め装置。 - 前記調整部は、
前記上限値まで前記制御値を増加させても前記受光量が前記第2の閾値を超えない場合に、前記報知部へ報知を指示すること
を特徴とする請求項4に記載の基板位置決め装置。 - 前記調整部は、
前記第1の閾値まで前記制御値を増加させても前記受光量が前記第2の閾値を超えない場合に、前記報知部へ報知を指示すること
を特徴とする請求項4または5に記載の基板位置決め装置。
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