JP2013152855A - 車両用灯具ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】所定配光パターンの設計自由度を向上させることが可能で、なおかつ、複数のレンズ部を含む投影レンズを単一のレンズとして視認させることが可能な、車両用前照灯に用いられる車両用灯具ユニットを提供する。
【解決手段】第1レンズ部と、前記第1レンズ部の少なくとも左右いずれか一方かつ車両前後方向に延びる第2光軸上に配置される第2レンズ部と、を含む投影レンズと、前記第1レンズ部の車両後方側に配置された第1光学ユニットと、前記第2レンズ部の車両後方側に配置された第2光学ユニットと、を備えており、前記第1光学ユニットは、その照射方向にロービーム用配光パターンを形成するように構成された第1反射面と、前記第1レンズ部の後側焦点近傍に配置された第1シェードと、を含む光学ユニットであり、前記第2光学ユニットは、所定配光パターンを形成するための光を照射するように構成された光学ユニットである。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用灯具ユニットに係り、特に、車両用前照灯に用いられる車両用灯具ユニットに関する。
従来、半導体発光素子を用いた光学ユニットを上下に配置した車両用前照灯が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
図7は、特許文献1に記載の車両用前照灯200の縦断面図である。
図7に示すように、特許文献1に記載の車両用前照灯200は、車両前後方向に延びる光軸AX上に配置された投影レンズ210と、投影レンズ210の後方において上に配置され、半導体発光素子221及び反射面222を含む第1光学ユニット220と、投影レンズ210の後方において下に配置され、半導体発光素子231及び反射面232を含む第2光学ユニット230と、上下の光学ユニット220、230の間に配置されたシェード240と、を備えている。
上記構成の特許文献1に記載の車両用前照灯200においては、下の光学ユニット230(半導体発光素子231)から照射される光は、投影レンズ210の後側焦点F近傍に集光し、一部がシェード240により遮光された後に投影レンズ210を透過して前方に照射され、その照射方向にハイビーム用配光パターンを形成する。
図8は、特許文献2に記載の車両用前照灯300の縦断面図である。
図8に示すように、特許文献2に記載の車両用前照灯300は、車両前後方向に延びる光軸AX上に配置された中心レンズ部311とその下方に配置された周辺レンズ部312とを含む投影レンズ310と、投影レンズ310の後方において上に配置され、半導体発光素子321及び反射面322を含む第1光学ユニット320と、投影レンズ310の後方において下に配置され、半導体発光素子331及び反射面332を含む第1光学ユニット330と、上下の光学ユニット320、330の間に配置されたシェード340と、を備えている。
上記構成の特許文献2に記載の車両用前照灯300においては、下の光学ユニット330(半導体発光素子331)から照射される光は、下方に配置されたレンズ部312の後側焦点F近傍に集光し、シェード340により遮光されることなく、下方に配置された周辺レンズ部312を透過して前方に照射され、その照射方向にハイビーム用配光パターンを形成する。
特許4044024号公報 特許4615417号公報
特許文献1に記載の車両用前照灯200においては、ハイビーム用配光パターンは、その下側がシェード240により遮光されて、上側のみのパターンとなる。このため、特許文献1に記載の車両用前照灯200においては、照度を十分に高めることが可能なハイビーム用配光パターンを設計できない(すなわち、ハイビーム用配光パターンの設計自由度が低下する)という問題がある。
特許文献2に記載の車両用前照灯300においては、シェード340により下側が遮光されないハイビーム用配光パターンを形成することが可能となるものの、投影レンズ310の車両前方側表面310aが、中心に配置されたレンズ部311の車両前方側表面311aとその下方に配置されたレンズ部312の車両前方側表面312aとの間に段差Aが形成された不連続のレンズ面であるため、当該投影レンズ310を単一のレンズとして視認させることができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、所定配光パターン(例えば、ハイビーム用配光パターン)の設計自由度を向上させることが可能で、なおかつ、複数のレンズ部(複数の後側焦点)を含む投影レンズを単一のレンズとして視認させることが可能な、車両用前照灯に用いられる車両用灯具ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両前後方向に延びる第1光軸上に配置され、車両前方側レンズ面と車両後方側レンズ面とを含む第1レンズ部と、前記第1レンズ部の少なくとも左右いずれか一方かつ車両前後方向に延びる第2光軸上に配置され、車両前方側レンズ面と車両後方側レンズ面とを含む第2レンズ部と、を含む投影レンズと、前記第1レンズ部の車両後方側に配置された第1光学ユニットと、前記第2レンズ部の車両後方側に配置された第2光学ユニットと、を備えており、前記第1レンズ部の車両前方側レンズ面及び前記第2レンズ部の車両前方側レンズ面は、段差無く連続した車両前方側に凸の一枚の凸レンズ面であり、前記第1光学ユニットは、前記第1レンズ部の後側焦点より車両後方側かつ前記第1光軸近傍に上向きに配置された第1半導体発光素子と、前記第1半導体発光素子から上向きに放出される光を反射して、当該反射光が前記第1レンズ部の後側焦点近傍に集光した後、前記第1レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向にロービーム用配光パターンを形成するように構成された第1反射面と、前記第1レンズ部の後側焦点近傍に配置された第1シェードと、を含む光学ユニットであり、前記第2光学ユニットは、前記第2レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に所定配光パターンを形成するための光を照射するように構成された光学ユニットであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、従来技術1のように光学ユニットを上下方向に配置するのではなく、第1光学ユニットの左右いずれか一方に第2光学ユニットを配置した構成であるため、第2光学ユニットから照射される光が、第1光学ユニットを構成するシェード等により遮光されるのを防止することが可能となる。従って、請求項1に記載の発明によれば、第2光学ユニットから照射される光により形成される所定配光パターンの設計自由度を向上させることが可能となり、例えば、所定配光パターンとして、照度を十分に高めることが可能な遠方視認性に優れたハイビーム用配光パターンを形成することが可能となる。
また、請求項1に記載の発明によれば、投影レンズの車両前方側表面は、従来技術2のように段差が形成された不連続のレンズ面ではなく、中央レンズ部の車両前方側レンズ面、左レンズ部の車両前方側レンズ面及び右レンズ部の車両前方側レンズ面が段差無く滑らかに連続した一枚の凸レンズ面である。この一枚の凸レンズ面の作用により、複数のレンズ部(複数の後側焦点)を含む投影レンズを、単一のレンズとして視認させることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2光学ユニットは、前記第2レンズ部の後側焦点より車両後方側かつ前記第2光軸近傍に下向きに配置された第2半導体発光素子と、前記第2半導体発光素子から下向きに放出される光を反射して、当該反射光が前記第2レンズ部の後側焦点近傍に集光した後、前記第2レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記所定配光パターンを形成するように構成された第2反射面と、を含む光学ユニットであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、第2光学ユニットをプロジェクタ型の灯具ユニットとして機能させることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2光学ユニットは、前記第2レンズ部の後側焦点近傍に配置され、前記第2レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記所定配光パターンを形成するための光を放出する第3半導体発光素子を含む光学ユニットであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、第2光学ユニットをいわゆるダイレクトプロジェクション型(直射型)の灯具ユニットとして機能させることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、前記所定配光パターンはハイビーム用配光パターンであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、第2光学ユニットから照射される光により、ハイビーム用配光パターンを形成することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、車両前後方向に延びる中央光軸上に配置され、車両前方側中央レンズ面と車両後方側中央レンズ面とを含む中央レンズ部と、前記中央レンズ部の左側かつ車両前後方向に延びる左光軸上に配置され、車両前方側左レンズ面と車両後方側左レンズ面とを含む左レンズ部と、前記中央レンズ部の右側かつ車両前後方向に延びる右光軸上に配置され、車両前方側右レンズ面と車両後方側右レンズ面とを含む右レンズ部と、を含む投影レンズと、前記中央レンズ部の後方に配置された中央光学ユニットと、前記左レンズ部の後方に配置された左光学ユニットと、前記右レンズ部の後方に配置された右光学ユニットと、を備えており、前記中央レンズ部の車両前方側レンズ面、前記左レンズ部の車両前方側レンズ面及び前記右レンズ部の車両前方側レンズ面は、段差無く連続した一枚の凸レンズ面であり、前記中央光学ユニットは、前記中央レンズ部の後側焦点より車両後方側かつ前記中央光軸近傍に上向きに配置された中央半導体発光素子と、前記中央半導体発光素子から上向きに放出される光を反射して、当該反射光が前記中央レンズ部の後側焦点近傍に集光した後、前記中央レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向にロービーム用配光パターンを形成するように構成された中央反射面と、前記中央レンズ部の後側焦点近傍に配置されたシェードと、を含む光学ユニットであり、前記左光学ユニットは、前記左レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に第1所定配光パターンを形成するための光を照射するように構成された光学ユニットであり、前記右光学ユニットは、前記右レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に第2所定配光パターンを形成するための光を照射するように構成された光学ユニットであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、従来技術1のように光学ユニットを上下方向に配置するのではなく、中央光学ユニットの左右両側に左光学ユニット及び右光学ユニットを配置した構成であるため、左光学ユニット及び右光学ユニットから照射される光が、中央光学ユニットを構成するシェード等により遮光されるのを防止することが可能となる。従って、請求項5に記載の発明によれば、左光学ユニット及び右光学ユニットから照射される光により形成される所定配光パターンの設計自由度を向上させることが可能となり、例えば、所定配光パターンとして、照度を十分に高めることが可能な遠方視認性に優れたハイビーム用配光パターンを形成することが可能となる。
また、請求項5に記載の発明によれば、投影レンズの車両前方側表面は、従来技術2のように段差が形成された不連続のレンズ面ではなく、中央レンズ部の車両前方側レンズ面、左レンズ部の車両前方側レンズ面及び右レンズ部の車両前方側レンズ面が段差無く滑らかに連続した一枚の凸レンズ面である。この一枚の凸レンズ面の作用により、複数のレンズ部(複数の後側焦点)を含む投影レンズを、単一のレンズとして視認させることが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記左光学ユニットは、前記左レンズ部の後側焦点より車両後方側かつ前記左光軸近傍に下向きに配置された左半導体発光素子と、前記左半導体発光素子から下向きに放出される光を反射して、当該反射光が前記左レンズ部の後側焦点近傍に集光した後、前記左レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記第1所定配光パターンを形成するように構成された左反射面と、を含む光学ユニットであり、前記右光学ユニットは、前記右レンズ部の後側焦点より車両後方側かつ前記右光軸近傍に下向きに配置された右半導体発光素子と、前記右半導体発光素子から下向きに放出される光を反射して、当該反射光が前記右レンズ部の後側焦点近傍に集光した後、前記右レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記第2所定配光パターンを形成するように構成された右反射面と、を含む光学ユニットであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、左光学ユニット及び右光学ユニットをプロジェクタ型の灯具ユニットとして機能させることが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記左光学ユニットは、前記左レンズ部の後側焦点近傍に配置され、前記左レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記第1所定配光パターンを形成するための光を放出する左半導体発光素子を含む光学ユニットであり、前記右光学ユニットは、前記右レンズ部の後側焦点近傍に配置され、前記右レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記第1所定配光パターンを形成するための光を放出する右半導体発光素子を含む光学ユニットであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、左光学ユニット及び右光学ユニットをいわゆるダイレクトプロジェクション型(直射型)の灯具ユニットとして機能させることが可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の発明において、前記第1所定配光パターン及び前記第2所定配光パターンはハイビーム用配光パターンであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、左光学ユニット及び右光学ユニットから照射される光により、ハイビーム用配光パターンを形成することが可能となる。
本発明によれば、所定配光パターン(例えば、ハイビーム用配光パターン)の設計自由度を向上させることが可能で、なおかつ、複数のレンズ部(複数の後側焦点)を含む投影レンズを単一のレンズとして視認させることが可能な、車両用前照灯に用いられる灯具ユニットを提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態である車両用灯具ユニット10の斜視図である。 車両用灯具ユニット10の正面図である。 車両用灯具ユニット10の側面図である。 車両用灯具ユニット10の上面図である。 (a)中央光学ユニット18により形成されるロービーム用配光パターンP1の例、(b)左光学ユニット20L、右光学ユニット20Rにより形成されるハイビーム用配光パターンP2L、P2Rの例である。 本発明の第2実施形態である車両用灯具ユニット10Aである車両用灯具ユニット10Aの斜視図である。 従来の車両用前照灯200の縦断面図である。 従来の車両用前照灯300の縦断面図である。
[第1実施形態]
[車両用灯具ユニット10]
以下、本発明の第1実施形態である車両用灯具ユニット10について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態である車両用灯具ユニット10の斜視図、図2は正面図、図3は側面図、図4は上面図である。
本実施形態の車両用灯具ユニット10は、図1〜図4に示すように、ロービーム用配光パターンとハイビーム用配光パターンとを切り換えて形成するプロジェクタ型の灯具ユニットであり、車両前後方向に延びる中央光軸AX上に配置された中央レンズ部12と中央レンズ部12の左側かつ車両前後方向に延びる左光軸AX2L上に配置された左レンズ部14Lと中央レンズ部12の右側かつ車両前後方向に延びる右光軸AX2R上に配置された右レンズ部14Rとを含む投影レンズ16と、中央レンズ部12の後方に配置された中央光学ユニット18と、左レンズ部14Lの後方に配置された左光学ユニット20Lと、右レンズ部14Rの後方に配置された右光学ユニット20Rと、を備えている。なお、左光軸AX2L、右光軸AX2Rは、中央光軸AXの左右両側かつ中央光軸AXに平行に配置されている。
[投影レンズ16]
投影レンズ16(中央レンズ部12、左レンズ部14L及び右レンズ部14R)は、透明樹脂(アクリルやポリカーボネイト等)を、金型に注入し、冷却、固化させることで一体成形されている。なお、投影レンズ16の材質は、透明樹脂(アクリルやポリカーボネイト等)以外の、例えば、ガラスであってもよい。投影レンズ16は、保持部材28に固定されたレンズホルダ(図示せず)により保持されている。
図4に示すように、中央レンズ部12は、中央反射面24で反射された中央半導体発光素子22からの光Ray1を、中央光軸AX寄りに屈折させて当該中央光軸AXに対して平行な光線とするレンズ部で、車両前方側レンズ面12aと車両後方側レンズ面12bとを含んでいる。
車両前方側レンズ面12aは、車両前方側に凸のレンズ面である。車両後方側レンズ面12bは、中央反射面24で反射されて中央レンズ部12を透過する光Ray1が、中央光軸AX寄りに屈折して当該中央光軸AXに対して平行な光線として車両前方側レンズ面12aから出射するように設計されたレンズ面である。
左レンズ部14Lは、左反射面32Lで反射された左半導体発光素子30Lからの光Ray2Lを、屈折させて左光軸AX2Lに対して平行な光線とするレンズ部で、車両前方側レンズ面14Laと車両後方側レンズ面14Lbとを含んでいる。
車両前方側レンズ面14Laは、中央レンズ部12の車両前方側レンズ面12aに段差無く滑らかに連続して車両後方側に向かって延びるレンズ面(例えば、車両前方側に凸のレンズ面)である。車両後方側レンズ面14Lbは、左反射面32Lで反射されて左レンズ部14Lを透過する光Ray2Lが、屈折して左光軸AX2Lに対して平行な光線として車両前方側レンズ面14Laから出射するように設計されたレンズ面である。
右レンズ部14Rは、右反射面32Rで反射された右半導体発光素子30Rからの光Ray2Rを、屈折させて右光軸AX2Rに対して平行な光線とするレンズ部で、車両前方側レンズ面14Raと車両後方側レンズ面14Rbとを含んでいる。
車両前方側レンズ面14Raは、中央レンズ部12の車両前方側レンズ面12aに段差無く滑らかに連続して車両後方側に向かって延びるレンズ面(例えば、車両前方側に凸のレンズ面)である。車両後方側レンズ面14Rbは、右反射面32Rで反射されて右レンズ部14Rを透過する光Ray2Rが、屈折して右光軸AX2Rに対して平行な光線として車両前方側レンズ面14Raから出射するように設計されたレンズ面である。
以上のように、投影レンズ16の車両前方側表面16aは、従来技術2のように段差が形成された不連続のレンズ面ではなく、中央レンズ部12の車両前方側レンズ面12a、左レンズ部14Lの車両前方側レンズ面14La及び右レンズ部14Rの車両前方側レンズ面14Raが段差無く滑らかに連続した一枚の凸レンズ面、例えば、図4に示すように、中央光軸AX上に頂部16bを持ち、車両前方側に凸で、かつ、中央光軸AXを含む鉛直面に対して左右対称の凸レンズ面(例えば、自由曲面)である。この一枚の凸レンズ面である投影レンズ16の車両前方側表面16aの作用により、複数のレンズ部12、14L、14R(車幅方向に配置された複数の後側焦点F12、F14L、F14R)を含む投影レンズ16を、単一の凸レンズとして視認させることが可能となる(図1、図4等参照)。
一方、投影レンズ16の車両後方側表面16bは、次の形状とされている。
仮に、投影レンズ16の車両後方側表面16bを構成する3つのレンズ面(中央レンズ部12の車両後方前方側レンズ面12b、左レンズ部14Lの車両後方側レンズ面14Lb及び右レンズ部14Rの車両後方側レンズ面14Rb)の境界を曲面とすると、その境界(曲面)に入射する各反射面24、32L、32Rからの反射光Ray1、Ray2L、Ray3が当該境界(曲面)で屈折しグレア光が発生する恐れがある。
本実施形態では、これを防止するために、投影レンズ16の車両後方側表面16bを構成する3つのレンズ面(中央レンズ部12の車両後方前方側レンズ面12b、左レンズ部14Lの車両後方側レンズ面14Lb及び右レンズ部14Rの車両後方側レンズ面14Rb)の境界は、曲面ではなく上下方向に延びるエッジE(段差)とされている(図1、図4参照)。
[中央光学ユニット18]
中央光学ユニット18は、ロービーム用配光パターンを形成するプロジェクタ型の光学ユニットであり、中央半導体発光素子22、中央反射面24、シェード26等を備えている。中央半導体発光素子22、中央反射面24、シェード26は、保持部材28に保持されている。
中央半導体発光素子22は、例えば、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)等の半導体発光素子である。
本実施形態では、中央半導体発光素子22として、LEDチップ(例えば青色光を放出するLEDチップ)とこれを覆う蛍光体(例えばYAG等の黄色蛍光体)とを組み合わせた構造で、矩形の発光面22a(例えば、1mm角の発光面)を備えた4つの白色LED光源を用いている。LEDチップからの光(例えば青色光)が照射された蛍光体は、LEDチップからの光(例えば青色光)により励起される光(例えば黄色光)と蛍光体を透過するLEDチップからの光との混色による白色光を放出する。なお、白色LED光源は4つに限られず、1〜3又は5つ以上であってもよい。
中央半導体発光素子22(4つの白色LED光源)は、それぞれの発光面22aを上向き(例えば、斜め後方上向き。図3参照)とし、それぞれの一辺を中央光軸AXに直交する水平線に沿わせ、車幅方向(中央光軸AXに直交する水平線が延びる方向)に所定間隔をおいて一列に並べた状態で、保持部材28の上面に固定された基板上に実装されて、中央レンズ部12の焦点F12より車両後方側かつ中央光軸AX近傍に配置されている。これにより、車幅方向に長い矩形の発光面(1mm角の発光面×4)が構成されている。中央光軸AXは、車幅方向に関し、一列に並べた中央半導体発光素子22(4つの白色LED光源)の略中央を通っている。
中央反射面24は、第1焦点F124が中央半導体発光素子22近傍に設定され、第2焦点F224が中央レンズ部12の後側焦点F12近傍に設定された回転楕円系の反射面(回転楕円面又はこれに類する自由曲面等)で、中央半導体発光素子22の周囲から中央半導体発光素子22の上方を通って投影レンズ16側に延びて中央半導体発光素子22の上方を覆っている。
中央反射面24は、中央半導体発光素子22から上向きに放出される光を反射して、図4に示すように、当該反射光Ray1が中央レンズ部12の後側焦点F12近傍に集光した後、中央レンズ部12を透過して前方に照射され、その照射方向(車両前面から約25m前方に配置された仮想鉛直スクリーン上)に、図5(a)に示すようなロービーム用配光パターンP1を形成するように構成されている。図5(a)は、中央光学ユニット18により形成されるロービーム用配光パターンP1の例である。
シェード26は、中央レンズ部12の後側焦点F12から中央半導体発光素子22側に延びるミラー面26aを含んでいる。シェード26の前端縁は、中央レンズ部12の後側の焦点面に沿って凹に湾曲している。ミラー面26aに入射し上向きに反射される光Ray1は中央レンズ部12で屈折して路面方向に向かう。すなわち、ミラー面26aに入射した光がカットオフラインを境に折り返されてカットオフライン以下の配光パターンに重畳される形となる。これにより、図5(a)に示すように、仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンP1(ロービーム用配光パターン)の上端縁に、シェード26(の前端縁)により規定されるカットオフラインCLが形成される。
上記構成の中央光学ユニット18によれば、中央半導体発光素子22を点灯することで、中央半導体発光素子22から放出される光Ray1が、中央反射面24に入射し、当該中央反射面24で反射されて、中央レンズ部12の後側焦点F12近傍に集光した後、中央レンズ部12を透過して前方に照射される(図4参照)。これにより、車両前面に正対した仮想鉛直スクリーン上に、シェード26(の前端縁)により規定されるカットオフラインCLを含むロービーム用配光パターンP1が形成される(図5(a)参照)。
中央半導体発光素子22から放出される光Ray1は、中央レンズ部12を透過して中央光軸AXに対して平行な光線として前方に照射される(図4参照)。従って、ロービーム用配光パターンP1は、集光性の高い(スポット的な)高照度のパターンとなる。
[左光学ユニット20L]
左光学ユニット20Lは、ハイビーム用配光パターンを形成するプロジェクタ型の光学ユニットであり、左半導体発光素子30L、左反射面32L等を備えている。左半導体発光素子30L、左反射面32Lは、保持部材28に保持されている。
左半導体発光素子30Lは、例えば、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)等の半導体発光素子である。
本実施形態では、左半導体発光素子30Lとして、中央半導体発光素子22と同様の構造の4つの白色LED光源を用いている。
左半導体発光素子30L(4つの白色LED光源)は、それぞれの発光面30Laを下向き(例えば、斜め前方下向き。図3参照)とし、それぞれの一辺を左光軸AX2Lに直交する水平線に沿わせ、車幅方向(左光軸AX2Lに直交する水平線が延びる方向)に所定間隔をおいて一列に並べた状態で、保持部材28の上面に固定された基板上に実装されて、左レンズ部14Lの焦点F14Lより車両後方側かつ左光軸AX2L近傍に配置されている。これにより、車幅方向に長い矩形の発光面(1mm角の発光面×4)が構成されている。左光軸AX2Lは、車幅方向に関し、一列に並べた左半導体発光素子30L(4つの白色LED光源)の略中央を通っている。
左反射面32Lは、第1焦点F132Lが左半導体発光素子30L近傍に設定され、第2焦点F232Lが左レンズ部14Lの後側焦点F14L近傍に設定された回転楕円系の反射面(回転楕円面又はこれに類する自由曲面等)で、左半導体発光素子30Lの周囲から左半導体発光素子30Lの下方を通って投影レンズ16側に延びて左半導体発光素子30Lの下方を覆っている。
左反射面32Lは、左半導体発光素子30Lから下向きに放出される光を反射して、図4に示すように、当該反射光Ray2Lが左レンズ部14Lの後側焦点F14L近傍に集光した後、左レンズ部14Lを透過して前方に照射され、その照射方向(車両前面から約25m前方に配置された仮想鉛直スクリーン上)に所定配光パターンとして、図5(b)に示すようなハイビーム用配光パターンP2Lを形成するように構成されている。図5(b)は、左光学ユニット20Lにより形成されるハイビーム用配光パターンP2Lの例である。
上記構成の左光学ユニット20Lによれば、左半導体発光素子30Lを点灯することで、左半導体発光素子30Lから放出される光が、左反射面32Lに入射し、当該左反射面32Lで反射されて、左レンズ部14Lの後側焦点F14L近傍に集光した後、左レンズ部14Lを透過して前方に照射される(図4参照)。これにより、車両前面に正対した仮想鉛直スクリーン上に、ハイビーム用配光パターンP2Lが形成される(図5(b)参照)。
左半導体発光素子30Lから放出される光は、左レンズ部14Lを透過して左光軸AX2Lに対して平行な光線として前方に照射される(図4参照)。従って、ハイビーム用配光パターンP2Lは、集光性の高い(スポット的な)高照度のパターンとなる。
以上のように、本実施形態では、従来技術1のように光学ユニットを上下方向に配置するのではなく、中央光学ユニット18の左側に左光学ユニット20Lを配置した構成であるため、左光学ユニット20Lから照射される光が、中央光学ユニット18を構成するシェード26等により遮光されるのを防止することが可能となる。従って、左光学ユニット20Lから照射される光により形成される所定配光パターンとしてのハイビーム用配光パターンP2Lの設計自由度を向上させることが可能となり、照度を十分に高めることが可能な遠方視認性に優れたハイビーム用配光パターンP2Lを形成することが可能となる。
[右光学ユニット20R]
右光学ユニット20Rは、ハイビーム用配光パターンを形成するプロジェクタ型の光学ユニットであり、右半導体発光素子30R、右反射面32R等を備えている。右半導体発光素子30R、右反射面32Rは、保持部材28に保持されている。
右半導体発光素子30Rは、例えば、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)等の半導体発光素子である。
本実施形態では、右半導体発光素子30Rとして、中央半導体発光素子22と同様の構造の4つの白色LED光源を用いている。
右半導体発光素子30R(4つの白色LED光源)は、それぞれの発光面30Raを下向き(例えば、斜め前方下向き)とし、それぞれの一辺を右光軸AX2Rに直交する水平線に沿わせ、車幅方向(右光軸AX2Rに直交する水平線が延びる方向)に所定間隔をおいて一列に並べた状態で、保持部材28の上面に固定された基板上に実装されて、右レンズ部14Rの焦点F14Rより車両後方側かつ右光軸AX2R近傍に配置されている。これにより、車幅方向に長い矩形の発光面(1mm角の発光面×4)が構成されている。右光軸AX2Rは、車幅方向に関し、一列に並べた右半導体発光素子30R(4つの白色LED光源)の略中央を通っている。
右反射面32Rは、第1焦点F132Rが右半導体発光素子30R近傍に設定され、第2焦点F232Rが右レンズ部14Rの後側焦点F14R近傍に設定された回転楕円系の反射面(回転楕円面又はこれに類する自由曲面等)で、右半導体発光素子30Rの周囲から右半導体発光素子30Rの下方を通って投影レンズ16側に延びて右半導体発光素子30Rの下方を覆っている。
右反射面32Rは、右半導体発光素子30Rから下向きに放出される光を反射して、図4に示すように、当該反射光Ray2Rが右レンズ部14Rの後側焦点F14R近傍に集光した後、右レンズ部14Rを透過して前方に照射され、その照射方向(車両前面から約25m前方に配置された仮想鉛直スクリーン上)に所定配光パターンとして、図5(b)に示すようなハイビーム用配光パターンP2Rを形成するように構成されている。図5(b)は、右光学ユニット20Rにより形成されるハイビーム用配光パターンP2Rの例である。
上記構成の右光学ユニット20Rによれば、右半導体発光素子30Rを点灯することで、右半導体発光素子30Rから放出される光が、右反射面32Rに入射し、当該右反射面32Rで反射されて、右レンズ部14Rの後側焦点F14R近傍に集光した後、右レンズ部14Rを透過して前方に照射される(図4参照)。これにより、車両前面に正対した仮想鉛直スクリーン上に、ハイビーム用配光パターンP2Rが形成される(図5(b)参照)。
右半導体発光素子30Rから放出される光は、右レンズ部14Rを透過して右光軸AX2Rに対して平行な光線として前方に照射される(図4参照)。従って、ハイビーム用配光パターンP2Rは、集光性の高い(スポット的な)高照度のパターンとなる。
以上のように、本実施形態では、従来技術1のように光学ユニットを上下方向に配置するのではなく、中央光学ユニット18の右側に右光学ユニット20Rを配置した構成であるため、右光学ユニット20Rから照射される光が、中央光学ユニット18を構成するシェード26等により遮光されるのを防止することが可能となる。従って、右光学ユニット20Rから照射される光により形成される所定配光パターンとしてのハイビーム用配光パターンP2Rの設計自由度を向上させることが可能となり、照度を十分に高めることが可能な遠方視認性に優れたハイビーム用配光パターンP2Rを形成することが可能となる。
[車両用灯具ユニット10の点消灯制御例]
次に、上記構成の車両用灯具ユニット10(各半導体発光素子22、30L、30R)の点消灯制御例について説明する。
以下の説明においては、ECU等の制御装置(図示せず)に、ハイビームとロービームの切換スイッチ(図示せず)、各半導体発光素子22、30L、30R等が電気的に接続されているものとする。
まず、切換スイッチがロービーム側に切り換えられると、制御装置は、中央半導体発光素子22に定電流を印加し、これを点灯させる。これにより、仮想鉛直スクリーン上に、図5(a)に示すロービーム用配光パターンP1が形成される。
次に、切換スイッチがハイビーム側に切り換えられると、制御装置は、中央半導体発光素子22、左半導体発光素子30L及び右半導体発光素子30Rに定電流を印加し、これを点灯させる。これにより、仮想鉛直スクリーン上に、図5(a)に示すロービーム用配光パターンP1及び図5(b)に示すハイビーム用配光パターンP2L、P2Rが重畳されたハイビーム用の合成パターンが形成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来技術1のように光学ユニットを上下方向に配置するのではなく、中央光学ユニット18の左右両側に左光学ユニット20L及び右光学ユニット20Rを配置した構成であるため、左光学ユニット20L及び右光学ユニット20Rから照射される光が、中央光学ユニット18を構成するシェード26等により遮光されるのを防止することが可能となる。従って、本実施形態によれば、左光学ユニット20L及び右光学ユニット20Rから照射される光により形成される所定配光パターンとしてのハイビーム用配光パターンP2L、P2Rの設計自由度を向上させることが可能となり、照度を十分に高めることが可能な遠方視認性に優れたハイビーム用配光パターンP2L、P2Rを形成することが可能となる。
また、本実施形態によれば、投影レンズ16の車両前方側表面16aは、従来技術2のように段差が形成された不連続のレンズ面ではなく、中央レンズ部12の車両前方側レンズ面12a、左レンズ部14Lの車両前方側レンズ面14La及び右レンズ部14Rの車両前方側レンズ面14Raが段差無く滑らかに連続した一枚の凸レンズ面である。この一枚の凸レンズ面である投影レンズ16の車両前方側表面16aの作用により、複数のレンズ部12、14L、14R(車幅方向に配置された複数の後側焦点F12、F14L、F14R)を含む投影レンズ16を、単一の凸レンズとして視認させることが可能となる(図1、図4等参照)。
以上説明したように、本実施形態によれば、所定配光パターン(例えば、ハイビーム用配光パターンP2L、P2R)の設計自由度を向上させることが可能で、なおかつ、複数のレンズ部12、14L、14R(車幅方向に配置された複数の後側焦点F12、F14L、F14R)を含む投影レンズ16を単一のレンズとして視認させることが可能な、車両用前照灯に用いられる車両用灯具ユニット10を提供することが可能となる。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、中央光学ユニット18、左光学ユニット20L及び右光学ユニット20Rの合計3つの光学ユニットを用いて車両用灯具ユニット10を構成するについて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、中央光学ユニット18及び左光学ユニット20L(又は右光学ユニット20R)の合計2つの光学ユニットを用いて車両用灯具ユニット10を構成してもよい。
また、上記実施形態では、左光学ユニット20L(及び右光学ユニット20R)を、ハイビーム用配光パターンP2L、P2Rを形成するランプとして機能させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、左反射面32L(及び右反射面32R)の反射面形状、左レンズ部14Lの車両後方側レンズ面14Lb(及び右レンズ部14Rの車両後方側レンズ面14Rb)の面形状及び/又は、左半導体発光素子30L(及び右半導体発光素子30R)に印加する定電流等を調整することで、左光学ユニット20L(及び右光学ユニット20R)を、フォグランプ用配光パターンを形成するランプ、車両前方の左側方(及び右側方)を照射するコーナリングランプ用配光パターンを形成するランプ、DRL(デイタイムランニングランプ)用配光パターンを形成するランプ、ポジションランプ用配光パターンを形成するランプとして機能させてもよい。
また、上記実施形態では、左光学ユニット20Lと右光学ユニット20Rとを同一のランプ(ハイビーム用配光パターンを形成するランプ)として機能させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、左光学ユニット20Lと右光学ユニット20Rとを互いに異なるランプとして機能させてもよい。例えば、左光学ユニット20Lをハイビーム用配光パターンを形成するランプとして機能させ、右光学ユニット20Rを上記例示したいずれかのランプ(例えばDRL用配光パターンを形成するランプ)として機能させてもよい。あるいは、上記例示したランプのうち互いに異なる二つのランプを選択し、左光学ユニット20Lをその選択した一方のランプ(例えばフォグランプ用配光パターンを形成するランプ)として機能させ、右光学ユニット20Rをその選択した他方のランプ(例えばDRLとして機能させてもよい。
[第2実施形態]
[車両用灯具ユニット10A]
次に、本発明の第2実施形態である車両用灯具ユニット10Aについて、図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明の第2実施形態である車両用灯具ユニット10Aである車両用灯具ユニット10Aの斜視図である。
本実施形態の車両用灯具ユニット10Aは、第1実施形態の車両用灯具ユニット10と比べ、プロジェクタ型の左光学ユニット20L、右光学ユニット20Lに代えて、ダイレクトプロジェクション型(直射型)の左光学ユニット40L、右光学ユニット40Rを用いている点が相違する。それ以外、第1実施形態の車両用灯具ユニット10と同様の構成である。以下、第1実施形態の車両用灯具ユニット10との相違点を中心に説明し、上記実施形態の車両用灯具ユニット10と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
[左光学ユニット40L]
本実施形態の左光学ユニット40Lは、第1実施形態の左光学ユニット20Lと比べ、左反射面32Lを用いていないダイレクトプロジェクション型(直射型)の光学ユニットである点が相違する。それ以外、第1実施形態の左光学ユニット20Lと同様の構成である。以下、第1実施形態の左光学ユニット20Lとの相違点を中心に説明し、第1実施形態の左光学ユニット20Lと同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の左光学ユニット40Lは、ハイビーム用配光パターンを形成するダイレクトプロジェクション型の光学ユニットであり、左中央半導体発光素子42L等を備えている。左中央半導体発光素子42Lは、保持部材28等に保持されている。
左半導体発光素子42Lは、例えば、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)等の半導体発光素子である。
本実施形態では、左半導体発光素子42Lとして、中央半導体発光素子22と同様の構造の4つの白色LED光源を用いている。
左半導体発光素子42L(4つの白色LED光源)は、それぞれの発光面42Laを車両前方に向け、それぞれの一辺を左光軸AX2Lに直交する水平線に沿わせ、車幅方向(左光軸AX2Lに直交する水平線が延びる方向)に所定間隔をおいて一列に並べた状態で、保持部材28等に固定された基板上に実装されて、左レンズ部14Lの焦点F14L近傍に配置されている。これにより、車幅方向に長い矩形の発光面(1mm角の発光面42La×4)が構成されている。左光軸AX2Lは、車幅方向に関し、一列に並べた左半導体発光素子42L(4つの白色LED光源)の略中央を通っている。
上記構成の左光学ユニット40Lによれば、左半導体発光素子42Lを点灯することで、左半導体発光素子42Lから放出される光が、左レンズ部14Lを透過して前方に照射される。すなわち、左半導体発光素子42Lの像が左レンズ部14Lの作用により反転して前方に投影される形となる。これにより、車両前面に正対した仮想鉛直スクリーン上に、ハイビーム用配光パターンP2Lが形成される(図5(b)参照)。
左半導体発光素子40Lから放出される光は、左レンズ部14Lを透過して左光軸AX2Lに対して平行な光線として前方に照射される(図4参照)。従って、ハイビーム用配光パターンP2Lは、集光性の高い(スポット的な)高照度のパターンとなる。
以上のように、本実施形態では、従来技術1のように光学ユニットを上下方向に配置するのではなく、中央光学ユニット18の左側に左光学ユニット40Lを配置した構成であるため、左光学ユニット40Lから照射される光が、中央光学ユニット18を構成するシェード26等により遮光されるのを防止することが可能となる。従って、左光学ユニット40Lから照射される光により形成される所定配光パターンとしてのハイビーム用配光パターンP2Lの設計自由度を向上させることが可能となり、照度を十分に高めることが可能な遠方視認性に優れたハイビーム用配光パターンP2Lを形成することが可能となる。
[右光学ユニット40R]
本実施形態の右光学ユニット40Rは、第1実施形態の右光学ユニット20Rと比べ、右反射面32Rを用いていないダイレクトプロジェクション型(直射型)の光学ユニットである点が相違する。それ以外、第1実施形態の右光学ユニット20Rと同様の構成である。以下、上記実施形態の右光学ユニット20Rとの相違点を中心に説明し、第1実施形態の右光学ユニット20Rと同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の右光学ユニット40Rは、ハイビーム用配光パターンを形成するダイレクトプロジェクション型の光学ユニットであり、右半導体発光素子42R等を備えている。右半導体発光素子42Rは、保持部材28等に保持されている。
右半導体発光素子42Rは、例えば、LED(発光ダイオード)やLD(レーザーダイオード)等の半導体発光素子である。
本実施形態では、右半導体発光素子42Rとして、中央半導体発光素子22と同様の構造の4つの白色LED光源を用いている。
右半導体発光素子42R(4つの白色LED光源)は、それぞれの発光面42Raを車両前方に向け、それぞれの一辺を右光軸AX2Rに直交する水平線に沿わせ、車幅方向(右光軸AX2Rに直交する水平線が延びる方向)に所定間隔をおいて一列に並べた状態で、保持部材28等に固定された基板上に実装されて、右レンズ部14Rの焦点F14R近傍に配置されている。これにより、車幅方向に長い矩形の発光面(1mm角の発光面42Ra×4)が構成されている。右光軸AX2Rは、車幅方向に関し、一列に並べた右半導体発光素子42R(4つの白色LED光源)の略中央を通っている。
上記構成の右光学ユニット40Rによれば、右半導体発光素子42Rを点灯することで、右半導体発光素子42Rから放出される光が、右レンズ部14Rを透過して前方に照射される。すなわち、右半導体発光素子42Rの像が右レンズ部14Rの作用により反転して前方に投影される形となる。これにより、車両前面に正対した仮想鉛直スクリーン上に、ハイビーム用配光パターンP2Rが形成される(図5(b)参照)。
右半導体発光素子42Rから放出される光は、右レンズ部14Rを透過して右光軸AX2Rに対して平行な光線として前方に照射される(図4参照)。従って、ハイビーム用配光パターンP2Rは、集光性の高い(スポット的な)高照度のパターンとなる。
以上のように、本実施形態では、従来技術1のように光学ユニットを上下方向に配置するのではなく、中央光学ユニット18の右側に右光学ユニット40Rを配置した構成であるため、右光学ユニット40Rから照射される光が、中央光学ユニット18を構成するシェード26等により遮光されるのを防止することが可能となる。従って、右光学ユニット40Rから照射される光により形成される所定配光パターンとしてのハイビーム用配光パターンP2Rの設計自由度を向上させることが可能となり、照度を十分に高めることが可能な遠方視認性に優れたハイビーム用配光パターンP2Rを形成することが可能となる。
[車両用灯具ユニット10Aの点消灯制御例]
次に、上記構成の車両用灯具ユニット10A(各半導体発光素子22、42L、42R)の点消灯制御例について説明する。
以下の説明においては、ECU等の制御装置(図示せず)に、ハイビームとロービームの切換スイッチ(図示せず)、各半導体発光素子22、42L、42R等が電気的に接続されているものとする。
まず、切換スイッチがロービーム側に切り換えられると、制御装置は、中央半導体発光素子22に定電流を印加し、これを点灯させる。これにより、仮想鉛直スクリーン上に、図5(a)に示すロービーム用配光パターンP1が形成される。
次に、切換スイッチがハイビーム側に切り換えられると、制御装置は、中央半導体発光素子22、左半導体発光素子42L及び右半導体発光素子42Rに定電流を印加し、これを点灯させる。これにより、仮想鉛直スクリーン上に、図5(a)に示すロービーム用配光パターンP1及び図5(b)に示すハイビーム用配光パターンP2L、P2Rが重畳されたハイビーム用の合成パターンが形成される。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来技術1のように光学ユニットを上下方向に配置するのではなく、中央光学ユニット18の左右両側に左光学ユニット40L及び右光学ユニット40Rを配置した構成であるため、左光学ユニット40L及び右光学ユニット40Rから照射される光が、中央光学ユニット18を構成するシェード26等により遮光されるのを防止することが可能となる。従って、本実施形態によれば、左光学ユニット40L及び右光学ユニット40Rから照射される光により形成される所定配光パターンとしてのハイビーム用配光パターンP2L、P2Rの設計自由度を向上させることが可能となり、照度を十分に高めることが可能な遠方視認性に優れたハイビーム用配光パターンP2L、P2Rを形成することが可能となる。
また、本実施形態によれば、投影レンズ16の車両前方側表面16aは、従来技術2のように段差が形成された不連続のレンズ面ではなく、中央レンズ部12の車両前方側レンズ面12a、左レンズ部14Lの車両前方側レンズ面14La及び右レンズ部14Rの車両前方側レンズ面14Raが段差無く滑らかに連続した一枚の凸レンズ面である。この一枚の凸レンズ面である投影レンズ16の車両前方側表面16aの作用により、複数のレンズ部12、14L、14R(車幅方向に配置された複数の後側焦点F12、F14L、F14R)を含む投影レンズ16を、単一の凸レンズとして視認させることが可能となる(図1、図4等参照)。
以上説明したように、本実施形態によれば、所定配光パターン(例えば、ハイビーム用配光パターンP2L、P2R)の設計自由度を向上させることが可能で、なおかつ、複数のレンズ部12、14L、14R(車幅方向に配置された複数の後側焦点F12、F14L、F14R)を含む投影レンズ16を単一のレンズとして視認させることが可能な、車両用前照灯に用いられる車両用灯具ユニット10Aを提供することが可能となる。
次に、変形例について説明する。
上記実施形態では、中央光学ユニット18、左光学ユニット40L及び右光学ユニット40Rの合計3つの光学ユニットを用いて車両用灯具ユニット10Aを構成するについて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、中央光学ユニット18及び左光学ユニット40L(又は右光学ユニット40R)の合計2つの光学ユニットを用いて車両用灯具ユニット10を構成してもよい。
また、上記実施形態では、左光学ユニット40L(及び右光学ユニット40R)を、ハイビーム用配光パターンP2L、P2Rを形成するランプとして機能させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、左レンズ部14Lの車両後方側レンズ面14Lb(及び右レンズ部14Rの車両後方側レンズ面14Rb)の面形状及び/又は、左半導体発光素子42L(及び右半導体発光素子42R)に印加する定電流等を調整することで、左光学ユニット40L(及び右光学ユニット40R)を、フォグランプ用配光パターンを形成するランプ、車両前方の左側方(及び右側方)を照射するコーナリングランプ用配光パターンを形成するランプ、DRL(デイタイムランニングランプ)用配光パターンを形成するランプ、ポジションランプ用配光パターンを形成するランプとして機能させてもよい。
また、上記実施形態では、左光学ユニット40Lと右光学ユニット40Rとを同一のランプ(ハイビーム用配光パターンを形成するランプ)として機能させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、左光学ユニット40Lと右光学ユニット40Rとを互いに異なるランプとして機能させてもよい。例えば、左光学ユニット40Lをハイビーム用配光パターンを形成するランプとして機能させ、右光学ユニット40Rを上記例示したいずれかのランプ(例えばDRL用配光パターンを形成するランプ)として機能させてもよい。あるいは、上記例示したランプのうち互いに異なる二つのランプを選択し、左光学ユニット40Lをその選択した一方のランプ(例えばフォグランプ用配光パターンを形成するランプ)として機能させ、右光学ユニット40Rをその選択した他方のランプ(例えばDRLとして機能させてもよい。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10、10A…車両用灯具ユニット、12…中央レンズ部、12a…車両前方側レンズ面、12b…車両後方側レンズ面、14L…左レンズ部、14La…車両前方側レンズ面、14Lb…車両後方側レンズ面、14R…右レンズ部、14Ra…車両前方側レンズ面、14Rb…車両後方側レンズ面、16…投影レンズ、16a…車両前方側表面、16b…頂部、18…中央光学ユニット、20L…左光学ユニット、20R…右光学ユニット、22…中央半導体発光素子、22a…発光面、24…中央反射面、26…シェード、26a…ミラー面、28…保持部材、30L…左半導体発光素子、30L…右半導体発光素子、30La…発光面、30R…右半導体発光素子、30Ra…発光面、32L…左反射面、32R…右反射面、40L…左光学ユニット、42L…左半導体発光素子、42La…発光面、40R…右光学ユニット、42R…右半導体発光素子、42Ra…発光面

Claims (8)

  1. 車両前後方向に延びる第1光軸上に配置され、車両前方側レンズ面と車両後方側レンズ面とを含む第1レンズ部と、前記第1レンズ部の少なくとも左右いずれか一方かつ車両前後方向に延びる第2光軸上に配置され、車両前方側レンズ面と車両後方側レンズ面とを含む第2レンズ部と、を含む投影レンズと、
    前記第1レンズ部の車両後方側に配置された第1光学ユニットと、
    前記第2レンズ部の車両後方側に配置された第2光学ユニットと、
    を備えており、
    前記第1レンズ部の車両前方側レンズ面及び前記第2レンズ部の車両前方側レンズ面は、段差無く連続した車両前方側に凸の一枚の凸レンズ面であり、
    前記第1光学ユニットは、前記第1レンズ部の後側焦点より車両後方側かつ前記第1光軸近傍に上向きに配置された第1半導体発光素子と、前記第1半導体発光素子から上向きに放出される光を反射して、当該反射光が前記第1レンズ部の後側焦点近傍に集光した後、前記第1レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向にロービーム用配光パターンを形成するように構成された第1反射面と、前記第1レンズ部の後側焦点近傍に配置された第1シェードと、を含む光学ユニットであり、
    前記第2光学ユニットは、前記第2レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に所定配光パターンを形成するための光を照射するように構成された光学ユニットであることを特徴とする車両用灯具ユニット。
  2. 前記第2光学ユニットは、前記第2レンズ部の後側焦点より車両後方側かつ前記第2光軸近傍に下向きに配置された第2半導体発光素子と、前記第2半導体発光素子から下向きに放出される光を反射して、当該反射光が前記第2レンズ部の後側焦点近傍に集光した後、前記第2レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記所定配光パターンを形成するように構成された第2反射面と、を含む光学ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具ユニット。
  3. 前記第2光学ユニットは、前記第2レンズ部の後側焦点近傍に配置され、前記第2レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記所定配光パターンを形成するための光を放出する第3半導体発光素子を含む光学ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具ユニット。
  4. 前記所定配光パターンはハイビーム用配光パターンであることを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用灯具ユニット。
  5. 車両前後方向に延びる中央光軸上に配置され、車両前方側中央レンズ面と車両後方側中央レンズ面とを含む中央レンズ部と、前記中央レンズ部の左側かつ車両前後方向に延びる左光軸上に配置され、車両前方側左レンズ面と車両後方側左レンズ面とを含む左レンズ部と、前記中央レンズ部の右側かつ車両前後方向に延びる右光軸上に配置され、車両前方側右レンズ面と車両後方側右レンズ面とを含む右レンズ部と、を含む投影レンズと、
    前記中央レンズ部の後方に配置された中央光学ユニットと、
    前記左レンズ部の後方に配置された左光学ユニットと、
    前記右レンズ部の後方に配置された右光学ユニットと、
    を備えており、
    前記中央レンズ部の車両前方側レンズ面、前記左レンズ部の車両前方側レンズ面及び前記右レンズ部の車両前方側レンズ面は、段差無く連続した一枚の凸レンズ面であり、
    前記中央光学ユニットは、前記中央レンズ部の後側焦点より車両後方側かつ前記中央光軸近傍に上向きに配置された中央半導体発光素子と、前記中央半導体発光素子から上向きに放出される光を反射して、当該反射光が前記中央レンズ部の後側焦点近傍に集光した後、前記中央レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向にロービーム用配光パターンを形成するように構成された中央反射面と、前記中央レンズ部の後側焦点近傍に配置されたシェードと、を含む光学ユニットであり、
    前記左光学ユニットは、前記左レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に第1所定配光パターンを形成するための光を照射するように構成された光学ユニットであり、
    前記右光学ユニットは、前記右レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に第2所定配光パターンを形成するための光を照射するように構成された光学ユニットであることを特徴とする車両用灯具ユニット。
  6. 前記左光学ユニットは、前記左レンズ部の後側焦点より車両後方側かつ前記左光軸近傍に下向きに配置された左半導体発光素子と、前記左半導体発光素子から下向きに放出される光を反射して、当該反射光が前記左レンズ部の後側焦点近傍に集光した後、前記左レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記第1所定配光パターンを形成するように構成された左反射面と、を含む光学ユニットであり、
    前記右光学ユニットは、前記右レンズ部の後側焦点より車両後方側かつ前記右光軸近傍に下向きに配置された右半導体発光素子と、前記右半導体発光素子から下向きに放出される光を反射して、当該反射光が前記右レンズ部の後側焦点近傍に集光した後、前記右レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記第2所定配光パターンを形成するように構成された右反射面と、を含む光学ユニットであることを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具ユニット。
  7. 前記左光学ユニットは、前記左レンズ部の後側焦点近傍に配置され、前記左レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記第1所定配光パターンを形成するための光を放出する左半導体発光素子を含む光学ユニットであり、
    前記右光学ユニットは、前記右レンズ部の後側焦点近傍に配置され、前記右レンズ部を透過して前方に照射され、その照射方向に前記第2所定配光パターンを形成するための光を放出する右半導体発光素子を含む光学ユニットであることを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具ユニット。
  8. 前記第1所定配光パターン及び前記第2所定配光パターンはハイビーム用配光パターンであることを特徴とする請求項6又は7に記載の車両用灯具ユニット。
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