JP6030932B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用前照灯に関する。
従来、灯具前後方向に延びる光軸上に配置された共通の投影レンズを用いてロービーム配光パターンおよびハイビーム配光パターンを形成可能な車両用前照灯が知られている(特許文献1参照)。このような車両用前照灯においては、第1光源ユニットを点灯させてロービーム配光パターンを形成するとともに、第1光源ユニットおよび第2光源ユニットを点灯させてハイビーム配光パターンを形成している。
特許第4413762号公報
特許文献1に記載の車両用前照灯において、第1ミラー部材にはアルミニウム蒸着により上向き反射面が形成されている。この上向き反射面が、第1光源ユニットの第1発光素子からの光の一部を反射し、ロービーム配光パターンのカットオフラインを形成している。
ところが、ハイビーム配光パターンを形成する際には、第1ミラー部材が一定の厚みを有するため、この第1ミラー部材が灯具前方に投影され、その厚み分の暗部が形成されてしまう。したがって、ハイビーム配光パターンを形成した場合には、灯具前方の照射領域に暗部が形成されてしまい、運転者の視認性が低下してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、視認性の高い配光パターンを形成可能な車両用前照灯を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の車両用前照灯は、
前後方向に延びる光軸を有する投影レンズと、
第1光源と、前記第1光源からの光を前記光軸よりに反射させる第1リフレクタと、を有し、ロービーム配光パターンを形成する第1光学系と、
第2光源と、前記第2光源からの光を前記光軸よりに反射させる第2リフレクタと、を有し、前記ロービーム配光パターンのカットオフラインの少なくとも一部を含む照射領域を形成する第2光学系と、
前記投影レンズの後方焦点近傍に配置された透明部材と、
を備え、
前記透明部材の一部にハーフ蒸着面を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、前記ハーフ蒸着面における光の透過率は5〜40%である構成としてもよい。
本発明によれば、前記第1光学系からの光の集光位置と前記第2光学系からの光の集光位置が前記前後方向でずれている構成としてもよい。
本発明によれば、前記ハーフ蒸着面に入射される前記第1光学系からの光の光量は、前記ハーフ蒸着面に入射される前記第2光学系からの光の光量よりも少ない構成としてもよい。
本発明によれば、前記投影レンズと前記後方焦点との間には、前記第1光学系から出射されて前記ハーフ蒸着面で透過された光の少なくとも一部を遮る遮光部材が設けられている構成としてもよい。
本発明によれば、投影レンズの後方焦点近傍に配置された透明部材はハーフ蒸着面を備えているため、そのハーフ蒸着面において第1光学系および第2光学系からの光の少なくとも一部が透過されるとともに、その他の少なくとも一部の光が反射される。そのため、第1光学系が照射するロービーム配光パターンと第2光学系が照射する照射領域との間に暗部が形成されない。よって、視認性の高い配光パターンを形成することができる。
本発明の実施形態の例に係る車両用前照灯の構成を示す断面図である。 図1に示される車両用前照灯に備わる第1光学系の光線経路を示す概略断面図である。 第1光学系による照射領域を示す模式図である。 図1に示される車両用前照灯に備わる第2光学系の光線経路を示す概略断面図である。 第2光学系による照射領域を示す模式図である。 第1光学系および第2光学系による照射領域を示す模式図である。 本発明の第1変形例に係る車両用前照灯の一部拡大断面図である。 本発明の第2変形例に係る車両用前照灯の一部拡大断面図である。
以下、本発明に係る車両用前照灯の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る車両用前照灯について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用前照灯の断面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る車両用前照灯10は、前方が開口した灯具ボディ11と、この灯具ボディ11の開口を覆うように取り付けられる光透過性の透光カバー12とを備えている。この車両用前照灯10は、車両の前部に設けられて車両前方を照らす前照灯である。
なお、本例において、前方とは、車両用前照灯10における透光カバー12側(図1の左方向)であり、後方とは、前方と反対の灯具ボディ11側(図1の右方向)である。
透光カバー12は、灯具ボディ11に接着固定されて取り付けられ、この透光カバー12を灯具ボディ11に取り付けることで、車両用前照灯10の内部に、密閉された灯室Sが形成されている。
この車両用前照灯10は、灯室S内に、投影レンズ20と、第1光学系21と、第2光学系22と、透明部材23とを有している。投影レンズ20は、車両前後方向の光軸Axを有するもので、この投影レンズ20の後方に、透明部材23、第1光学系21および第2光学系22が配置されている。
投影レンズ20は、後方側が平面形状の入射面20aとされ、前方側が凸形状のレンズ面20bとされており、入射面20aから入射した光を集光してレンズ面20bから出射させる。
灯具ボディ11の後面板11aには、複数本のボルト26によって第1支持板27が支持されている。この第1支持板27には、第2支持板28が一体的に形成されている。この第2支持板28は、車両前後方向の光軸Axに沿って水平に延在されて第1光学系21と第2光学系22との間に配置されている。第1支持板27には、灯具ボディ11の後面板11a側に、後述する第1光源31および第2光源35からの熱を放出するための放熱フィン29が設けられている。
第1光学系21は、ロービーム配光パターンを形成する光源ユニットであり、第1光源31と、第1リフレクタ32とを有している。第1光源31は、LED(Light Emitting Diode)からなるもので、第2支持板28の上面に固定されて略上向きに発光する。第1リフレクタ32は、楕円を基調とする自由曲面からなる内面を有しており、第1光源31からの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに反射させて投影レンズ20の後方焦点f近傍に収束させる。
第2光学系22は、ハイビーム配光パターンの一部を形成する光源ユニットであり、第2光源35と、第2リフレクタ36とを有している。この第2光学系22は、第1光学系21によるロービーム配光パターンのカットオフラインを含む照射領域を形成する。
第2光源35は、LED(Light Emitting Diode)からなるもので、第2支持板28の下面に固定されて略下向きに発光する。第2リフレクタ36は、楕円を基調とする自由曲面からなる内面を有しており、第2光源35からの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに反射させて投影レンズ20の後方焦点f近傍に収束させる。
第2光学系22を構成する第2光源35は、第1光学系21を構成する第1光源31よりも後方側に配置されている。このように、第1光源31と第2光源35とを、前後方向に異なる位置に配置することで、これらの第1光源31および第2光源35で発生する熱的影響を減少させることができる。なお、これらの第1光源31および第2光源35の配置に伴い、第2光学系22を構成する第2リフレクタ36は、第1光学系21を構成する第1リフレクタ32よりも後方側に配置されている。
なお、第2支持板28が形成された第1支持板27は、複数本のボルト26のねじ込み量を調整することで上下左右に位置調整が可能とされている。すなわち、複数本のボルト26によりエイミングユニットが構成されている。そして、この第1支持板27の向きを調整することで、第1光学系21および第2光学系22の光軸の向きを調整することができる。
透明部材23は、投影レンズ20の後方焦点fの近傍に配置されている。この透明部材23は、アクリル等の透明樹脂または透明ガラスなどの透光性を有する材料から形成されたもので、第1光源31および第2光源35からの光の少なくとも一部を透過させる。
透明部材23は、車両前後方向に延在する板状部材として形成されており、光軸Axの上側の面が第1入光面24とされ、光軸Axの下側の面が第2入光面25とされている。第1入光面24の少なくとも一部(好ましくは光軸Axに重なる位置)にはハーフ蒸着処理が施されたハーフ蒸着面24aが設けられている。このハーフ蒸着面24aは、透過率が略5〜40%である。また、この透明部材23は、投影レンズ20に対向する先端縁である稜線23aの形状とハーフ蒸着面24aの先端の形状の両者あるいはいずれか一方が、左右に段違いの配光パターンを形成するカットオフラインに対応する形とされている。なお、ハーフ蒸着面24aは、その先端が投影レンズ20の後方焦点fと略一致する位置となるように設けられている。
上記構造の車両用前照灯10における光線経路について、説明する。
図2は、第1光学系21の光線経路を示す概略断面図である。図3は、第1光学系21により仮想スクリーン上に投影された照射領域を示す模式図である。図4は、第2光学系22の光線経路を示す概略断面図である。図5は、第2光学系22により仮想スクリーン上に投影された照射領域を示す模式図である。図6は、第1光学系21および第2光学系22により仮想スクリーン上に投影された照射領域を示す模式図である。
(第1光学系での照射)
図2に示すように、第1光学系21の第1光源31が点灯されると、その光は、第1リフレクタ32で光軸Ax寄りに反射されて投影レンズ20の後方焦点fの近傍に収束される。
ここで、第1リフレクタ32で光軸Ax寄りに反射されて透明部材23を通らずに直接投影レンズ20へ導かれる光L1は、光軸Axの下方側で投影レンズ20により屈折されて前方の下方側に向かって出射される。
また、第1リフレクタ32で光軸Ax寄りに反射されて透明部材23の第1入光面24へ入射した光のうち一部の光L2は、第1入光面24のハーフ蒸着面24aによって反射されて投影レンズ20に導かれ、光軸Axの上方側で投影レンズ20により屈折されて前方の光軸Ax寄りに下方側に出射される。一方、第1入光面24へ入射した光のうちの他の一部の光L2’(図2における破線)は、ハーフ蒸着面24aを透過して投影レンズ20へ導かれ、光軸Axの下方側で投影レンズ20により屈曲されて前方の上方側に向かって出射される。
そして、図3に示すように、第1光学系21の第1光源31が点灯されることで、光L1,L2によって下側照射領域(ロービーム配光パターン)Lpが形成される。この下側照射領域Lpは、透明部材23の投影レンズ20側の先端縁に形成される稜線23aに位置するハーフ蒸着面24aがシェードとして機能することで、左右に段違いのカットオフラインCLを有する配光パターンからなるロービーム配光パターンとなる。
このとき、ハーフ蒸着面24aを透過する光L2’が、投影レンズ20で屈折されて前方の上方側に向かって出射され、カットオフラインCLより上方の上側照射領域Hp’に導かれる。つまり、ハーフ蒸着面24aを設けることで、第1光学系21から出射されてハーフ蒸着面24aに入射する光を、投影レンズ20で屈折されて上方へ向かう光L2と、投影レンズ20で屈折されて下方へ向かう光L2’に分光し、光L2’によりカットオフラインCLの上方を照射することができる。なお、図3に示すように、第1光学系21からの光の集光位置は透明部材の稜線23a近傍となるように設定されているため、ハーフ蒸着面24aを透過する光L2’の光量はさほど多くなく、対向車の運転者等へのグレア光の影響は少ない。
(第2光学系での照射)
図4に示すように、第2光学系22の第2光源35が点灯されると、その光は、第2リフレクタ36で光軸Ax寄りに反射されて投影レンズ20の後方焦点fの近傍に収束される。図2および図4に示すように、第2光学系22からの光の集光位置は、第1光学系21からの光の集光位置と車両前後方向においてずれていることが好ましい。本例では、第2光学系22からの光は第1光学系21からの光の集光位置よりも車両後方側に集光されることが好ましい。
ここで、第2リフレクタ36で光軸Ax寄りに反射されて透明部材23を通らずに直接投影レンズ20へ導かれる光L3は、投影レンズ20で屈折されて前方の上方側に向かって出射される。
また、第2リフレクタ36で光軸Ax寄りに反射されて透明部材23の第2入光面25へ入射した光のうち少なくとも一部の光L4は、ハーフ蒸着面24aによって反射されて投影レンズ20に導かれ、光軸Axの下方側で投影レンズ20により屈折されて前方の光軸Ax寄りに上方側に出射される。一方、第2入光面25へ入射した光のうちの他の一部の光L4’(図4における破線)は、ハーフ蒸着面24aを透過して投影レンズ20へ導かれ、光軸Axの上方側で投影レンズ20により屈折されて前方の下方側に向かって出射される。
そして、図5に示すように、第2光学系22の第2光源35が点灯されることで、光L3,L4によって下側照射領域Lpのロービーム配光パターンのカットオフラインCLより上側の上側照射領域Hpが形成される。このとき、ハーフ蒸着面24aを透過する光L4’が、投影レンズ20で屈折されて下方に向かって出射され、カットオフラインCLよりも下側の下側照射領域Lp’に導かれる。つまり、ハーフ蒸着面24aを設けることで、第2光学系22から出射されてハーフ蒸着面24aに入射する光を、投影レンズ20で屈折されて上方へ向かう光L4と、投影レンズ20で屈折されて下方へ向かう光L4’に分光することができる。なお、第1光学系21よりも第2光学系22の方が透明部材23に入射する光量が多いため、下側照射領域Lp’は、上側照射領域Hp’より光度がやや高い。このように、第2光学系22が照射する上側照射領域Hpと下側照射領域Lp’により、カットオフラインCLの少なくとも一部を含む照射領域が形成される。
上記構成の本実施形態に係る車両用前照灯10では、車両前方へロービームで照射する場合は、第1光学系21のみを点灯させる。このように、第1光学系21のみを点灯させたときは、図3に示すように、ロービーム配光パターンである下側照射領域Lpが形成されるとともに、下側照射領域Lpよりも光度の低い上側照射領域Hp’が形成される。
また、車両前方へハイビームで照射する場合は、第1光学系21および第2光学系22を点灯させる。このように、第1光学系21および第2光学系22を点灯させたときは、図6に示すように、下側照射領域Lpおよび上側照射領域Hp’に加えて、上側照射領域Hpおよび下側照射領域Lp’が形成され、これらの下側照射領域Lp,Lp’と上側照射領域Hp,Hp’とが組み合わされたハイビーム配光パターンが形成される。
以上説明したように、本実施形態の車両用前照灯10によれば、投影レンズの後方焦点近傍に配置された透明部材23はハーフ蒸着面24aを備えているため、第1光学系21および第2光学系22からの光を完全に遮ることがない。そのため、第1光学系21が照射する下側照射領域Lpと第2光学系22が照射する上側照射領域Hpとが組み合わされてハイビーム配光パターンが形成される際に、上側照射領域Hp’と下側照射領域Lp’も形成されるため、下側照射領域Lpと上側照射領域Hpとの間に暗部が形成されることがない。すなわち、これらの下側照射領域Lpと上側照射領域Hpとが滑らかに接続されることとなる。よって、視認性の高く見映えの良いハイビーム配光パターンを形成することができる。
また、本実施形態によれば、第1光学系21からの光の集光位置と第2光学系22からの光の集光位置が車両の前後方向でずれているため、例えば、第1光学系21からの光は透明部材23の先端縁の稜線23a側に集光させる一方、第2光学系22からの光は透明部材23の稜線23aよりも後方側に集光させることができる。これにより、第1光学系21からの光によってカットオフラインCLの輪郭がぼやけることなく下側照射領域Lpを形成することができるとともに、第2光学系22からの光によって形成される下側照射領域Lp’により下側照射領域Lpと上側照射領域Hpとの間の暗部の発生をより確実に防止することができる。
また、本実施形態によれば、第1光学系21から入射されてハーフ蒸着面24aで透過される光L2’の光量が第2光学系22から入射されてハーフ蒸着面24aで透過される光L4’の光量よりも少ない。そのため、第1光学系21からの光により下側照射領域Lpおよび上側照射領域Hp’を形成したときに上側照射領域Hp’の光により対向車の運転者等に与えるグレア光を低減することができる。
さらに、本実施形態では、駆動機構によりシェードを変位させて配光パターンを切り替える必要がなく、第1光源31に加えて第2光源35を点灯させるだけの簡便な構成で、暗部のないハイビーム配光パターンを形成することができる。
次に、図7および図8を参照して、本実施形態の変形例について説明する。
図7に示されるように、第1変形例においては、投影レンズ20と後方焦点fとの間に、第1光学系21から出射されてハーフ蒸着面24aで透過された光L2’の少なくとも一部を遮る遮光部材40が設けられている。
この構成によれば、第1光学系21からの光L2’を遮光部材40により遮光することで、第1光学系21からの光により下側照射領域Lpおよび上側照射領域Hp’を形成したときに上側照射領域Hp’の光量をより少なくして、対向車の運転者等に与えるグレア光をさらに抑制することができる。
図8に示されるように、第2変形例においては、透明部材23の下面に設けられた第2入光面25において、稜線23aから後方側の一部に、蒸着処理が施された蒸着面25aが設けられている。この蒸着面25aは、透過率が略0%の遮光面である。
この構成によれば、第1光学系21から出射されてハーフ蒸着面24aで透過された光L2’の少なくとも一部を蒸着面25aにより遮光することで、第1変形例と同様に対向車の運転者等に与えるグレア光の抑制効果をさらに高めることができる。
以上において本発明の実施形態の例を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、必要に応じて他の構成を採用することが可能である。
上記実施形態では、第2光学系22をハイビーム照射のための光学系として説明したが、この第2光学系22は、ハイビーム照射以外の光学系であってもよい。ハイビーム照射以外の光学系としては、例えば、フォグランプ、クリアランスランプあるいは昼夜点灯用ライト(DRL:Daylight Running Lamps)などがある。
10:車両用前照灯、20:投影レンズ、21:第1光学系、22:第2光学系、23:透明部材、24:第1入光面、24a:ハーフ蒸着面、25:第2入光面、25a:完全蒸着面、31:第1光源、32:第1リフレクタ、35:第2光源、36:第2リフレクタ、Ax:光軸、f:後方焦点、L1,L2,L2’,L3,L4,L4’:光、CL:カットオフライン、Lp,Lp’:下側照射領域、Hp,Hp’:上側照射領域

Claims (4)

  1. 前後方向に延びる光軸を有する投影レンズと、
    第1光源と、前記第1光源からの光を前記光軸よりに反射させる第1リフレクタと、を有し、ロービーム配光パターンを形成する第1光学系と、
    第2光源と、前記第2光源からの光を前記光軸よりに反射させる第2リフレクタと、を有し、前記ロービーム配光パターンのカットオフラインの少なくとも一部を含む照射領域を形成する第2光学系と、
    前記投影レンズの後方焦点近傍に配置された透明部材と、
    を備え、
    前記透明部材の一部にハーフ蒸着面を備え
    前記ハーフ蒸着面に入射される前記第1光学系からの光の光量は、前記ハーフ蒸着面に入射される前記第2光学系からの光の光量よりも少ないことを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記ハーフ蒸着面における光の透過率は5〜40%である、請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記第1光学系からの光の集光位置と前記第2光学系からの光の集光位置が前記前後方向でずれている、請求項1または2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記投影レンズと前記後方焦点との間には、前記第1光学系から出射されて前記ハーフ蒸着面で透過された光の少なくとも一部を遮る遮光部材が設けられている、請求項1からのいずれか一項に記載の車両用前照灯。
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