JP2013151885A - 内燃機関およびそれを備えた鞍乗型車両 - Google Patents

内燃機関およびそれを備えた鞍乗型車両 Download PDF

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Abstract

【課題】冷却効率の向上により燃費の向上が可能な新たな強制空冷式エンジンを提供する。
【解決手段】エンジン10は、クランクケース11と、シリンダブロック12と、シリンダヘッド13と、ピストン50と、冷却ファン28と、内壁部52と外壁部54とを有するシュラウド30と、を備えている。外壁部54の冷却ファン28と対向する部分に、吸込口31が形成されている。外壁部54と内壁部52とにより、吸込口31からシリンダブロック12およびシリンダヘッド13の少なくとも一部に至るダクト56が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関およびそれを備えた鞍乗型車両に関する。
従来から、自動二輪車等の内燃機関(以下、エンジンという)において、エンジンの一部を覆うシュラウドと、そのシュラウド内に空気を供給する冷却ファンとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。このようなエンジンによれば、冷却ファンによってシュラウド内に空気の流れが形成され、エンジンの一部が上記空気によって冷却される。この種のエンジンは、慣用的に強制空冷式エンジンと称される。
特許文献1には、クランク軸の端部に連結された送風ファンと、送風ファン、シリンダブロック、シリンダヘッド、およびヘッドカバーを覆う送風カバーとを備えたエンジンが記載されている。送風カバーの送風ファンと対向する部分には、空気を吸い込むための吸込口が形成されている。このエンジンによれば、吸込口から吸い込まれた空気は、シリンダブロック、シリンダヘッド、およびヘッドカバーの全体に供給される。
特許文献2には、クランク軸の端部に連結された冷却ファンと、冷却ファン、シリンダブロック、およびシリンダヘッドを覆う冷却風カウリングとを備えたエンジンが記載されている。冷却風カウリングの冷却ファンと対向する部分には、吸込口が形成されている。このエンジンによれば、吸込口から吸い込まれた空気は、シリンダブロックおよびシリンダヘッドの全体に供給される。
特開平7−293238号公報 特開2001−317349号公報
ところで、鞍乗型車両のエンジンにおいて、更なる燃費の向上が求められている。その対策の一つとして、エンジンの冷却性を向上させることが考えられる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷却効率の向上により燃費の向上が可能な新たな強制空冷式エンジンを提供することにある。
本願発明者は、エンジンの冷却効率を従来以上に高めることによって燃費を向上できることに思い至った。そして、シュラウドを備えた内燃機関において、従来とは異なる技術思想に基づいた冷却を行うことによって冷却効率を向上させ、燃費を向上させることを考案した。
すなわち、従来技術は、シリンダブロックおよびシリンダヘッドの全体に空気を万遍なく供給することにより、エンジンの広範囲の部分を冷却しようとしたものである。吸込口から吸い込まれた空気をシリンダブロックおよびシリンダヘッドの全体に供給するために、送風カバーまたは冷却風カウリングの内部に形成される空気流路の断面積は、途中で大きく増加している。そのため、空気流路内の空気の流速は途中で大きく低下する。シリンダブロックおよびシリンダヘッドには、流速の低い空気が供給されることになる。そのため、上記従来技術は、エンジンの広い範囲に空気を供給することができるが、局所的な冷却効率は低いものであった。
しかし、エンジンの温度分布は均一ではなく、エンジンの温度は場所によって異なる。広範囲の部分に冷却効率の低い冷却を行うよりも、特定の部分に冷却効率の高い冷却を行う方が、全体としての冷却効率を向上でき、ファン動力の低減や構成の小型化を図ることができる場合がある。本願発明者はこの点に着目し、本願発明をなすに至った。
本発明に係る内燃機関は、クランク軸と、前記クランク軸を支持するクランクケースと、前記クランクケースに結合され、内部にシリンダが形成されたシリンダブロックと、コンロッドを介して前記クランク軸に連結され、前記シリンダ内に往復運動自在に配置されたピストンと、前記シリンダを覆うように前記シリンダブロックに重ねられ、前記シリンダおよび前記ピストンと共に燃焼室を区画し、前記燃焼室に連通する吸気ポートおよび排気ポートが形成されたシリンダヘッドと、前記クランク軸と共に回転する冷却ファンと、前記クランクケース、前記シリンダブロック、および前記シリンダヘッドの少なくとも一部の側方に配置された内壁部と、前記冷却ファン、前記内壁部、前記クランクケースの一部、前記シリンダブロックの少なくとも一部、および前記シリンダヘッドの少なくとも一部を覆う外壁部と、を有するシュラウドと、を備えている。前記外壁部の前記冷却ファンと対向する部分に、空気の吸込口が形成されている。前記外壁部と前記内壁部とにより、前記吸込口から前記シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドの少なくとも一部に至るダクトが形成されている。
上記内燃機関によれば、シュラウドは外壁部だけでなく、内壁部を有している。外壁部と内壁部とにより、吸込口からシリンダブロックおよびシリンダヘッドの少なくとも一部に至るダクトが形成され、シュラウド内における空気流路の断面積の急激な増加が抑えられる。そのため、冷却ファンによって供給される空気の流速の低下を抑えることができる。例えば、内壁部の位置を適宜に設定し、前記ダクトによって、集中的に冷却すべき部分に流速の高い空気を導くことにより、上記部分に局所的に冷却効率の高い冷却を行うことが可能となる。その結果、全体としての冷却効率を向上させることが可能となり、燃費を向上させることが可能となる。また、ファン動力の低減や構成の小型化を図ることができる。
本発明の一態様によれば、前記クランク軸中心を通り且つシリンダ軸線と平行な断面を当該断面と直交する方向から見たときに、前記内壁部の一端は前記クランクケースの側方に位置し、前記内壁部の他端は、前記シリンダブロックのうち前記ピストンの下死点よりも前記シリンダヘッド側の部分の側方に位置している。
このことにより、シリンダブロックにおけるピストンの下死点よりもシリンダヘッド側の部分およびシリンダヘッドに対して、流速の高い空気を導くことができる。上記部分およびシリンダヘッドは、他の部分よりも温度が高くなりやすい。上記部分およびシリンダヘッドに流速の高い空気を導くことにより、全体としての冷却効率を向上させることが可能となる。
本発明の他の一態様によれば、前記内壁部の他端は、前記シリンダブロックのうち前記ピストンの下死点よりも前記シリンダヘッド側の部分に当接している。
このことにより、シリンダブロックにおけるピストンの下死点よりもシリンダヘッド側の部分およびシリンダヘッドを好適に冷却することができる。
本発明の他の一態様によれば、前記内壁部の前記冷却ファン側の端部と前記外壁部とにより、前記ダクトの入口部が形成されている。前記ダクトの中途部に、前記ダクトの入口部よりも流路断面積の小さな部分が形成されている。
このことにより、ダクトの中途部にて、空気の流速を高めることができる。空気の流速の低下を効果的に抑制することができるので、ノズルの出口部において局所的に冷却効率の高い冷却を行うことができる。
本発明の他の一態様によれば、前記シュラウドは、前記冷却ファンの回転軸方向と平行な方向または当該回転軸方向から傾斜した方向に延びる縦壁部を有している。前記縦壁部は、前記冷却ファンの回転軸方向から見て、前記冷却ファンの周囲の少なくとも一部を囲んでいる。前記内壁部の一部は、前記縦壁部の一部を兼ねている。
このことにより、内壁部を外壁部により近づけることが容易となり、流路断面積の低減による空気流速の上昇を更に図ることができる。
本発明の他の一態様によれば、前記シュラウドは、前記冷却ファンの回転軸方向と平行な方向または当該回転軸方向から傾斜した方向に延びる縦壁部を有している。前記縦壁部は、前記冷却ファンの回転軸方向から見て、前記冷却ファンの周囲の少なくとも一部を囲んでいる。前記縦壁部は、前記冷却ファンの外周との距離が、前記冷却ファンの回転方向に向かって徐々に大きくなるように形成されている。
このことにより、冷却ファンの周囲にうず形室(spiral casing)を形成することができ、冷却ファンからダクトに空気を効率よく供給することができる。
本発明の他の一態様によれば、前記クランク軸は、左右方向に延びている。前記シリンダは、水平方向にまたは水平方向から斜め上向きに延びている。前記シュラウドは、前記ダクトから左向きまたは右向きに延び且つ前記シリンダブロックの少なくとも一部の上面または下面と対向する対向壁部を有している。前記シリンダブロックの少なくとも前記対向壁部と対向する面には、複数のフィンが設けられている。少なくとも一部のフィンについて、当該フィンと前記対向壁部との距離は、当該フィン同士の間隔よりも小さくなっている。
このことにより、ダクトに導かれた空気は、少なくともシリンダブロックの左面または右面に供給された後、対向壁部とフィンとの間を流通する。この際、対向壁部とフィンとの距離はフィン同士の間隔よりも小さいので、対向壁部とフィンとの間を流れる空気よりも、フィン同士の隙間を流れる空気の方が多くなる。そのため、シリンダブロックの上面または下面に対し、冷却効率の高い冷却を行うことができる。
本発明の他の一態様によれば、前記シュラウドは、前記クランク軸中心を通り且つシリンダ軸線と平行な断面を当該断面と直交する方向から見たときに、前記シリンダの中心線側に位置する内側部材と、前記内側部材と別体に形成され、前記内側部材の前記シリンダの中心線側と逆側に位置する外側部材と、を備えている。前記外側部材は、前記外壁部の少なくとも一部を構成している。前記内側部材は、少なくとも前記内壁部を構成している。前記外側部材と前記内側部材は、互いに組み立てられている。
このように、外壁部の少なくとも一部と内壁部とを別々の部材で構成し、それらを事後的に組み立てることにより、外壁部および内壁部を有するシュラウドを容易に形成することができる。
本発明の他の一態様によれば、前記外側部材および前記内側部材は、樹脂材料から形成されている。
このことにより、シュラウドを容易に形成することができる。
本発明の他の一態様によれば、前記内側部材における前記内壁部の前記シリンダの中心側には、補強用リブが設けられている。
このことにより、内壁部の剛性を高く保つことができる。内壁部の剛性を高く保つことができるので、内壁部の形状および配置の自由度を向上させることができる。
本発明の他の一態様によれば、単気筒の内燃機関である。
このことにより、単気筒の内燃機関において、上述の効果を得ることができる。
本発明の他の一態様によれば、前記内壁部は、前記シリンダブロックの一部の側方に配置されている。前記シリンダブロックにおける前記内壁部の側方に位置する部分には、第1のフィンが設けられている。前記シリンダブロックにおける前記内壁部の側方に位置しておらず且つ前記外壁部に覆われた部分には、第2のフィンが設けられている。前記第1のフィンのフィンピッチと前記第2のフィンのフィンピッチとは、異なっている。
このように、第1のフィンと第2のフィンとでフィンピッチを相違させることにより、シリンダブロックにおける冷却ファンからの空気が導かれない部分(すなわち、内壁部の側方に位置する部分)と、冷却ファンからの空気が導かれる部分(すなわち、内壁部の側方に位置していない部分)とにおいて、冷却特性を変えることができる。シリンダブロックの場所毎の冷却特性と、空気の供給の有無とを適宜組み合わせることにより、様々な態様での冷却が可能となる。
本発明の他の一態様によれば、前記第1のフィンのフィンピッチは、前記第2のフィンのフィンピッチよりも大きい。
フィンピッチが小さいと、空気の抵抗が大きくなる。しかし、第2のフィンには、流速の高い空気が導かれる。そのため、第2のフィンの周りに空気を好適に流通させることができ、効果的な冷却が可能となる。
本発明に係る鞍乗型車両は、前記内燃機関を備えた鞍乗型車両である。
このことにより、鞍乗型車両において、上述の効果を得ることができる。
本発明の他の一態様によれば、前記外壁部と対向する車体フレームを備えている。前記外壁部の前記車体フレームと対向する部分に、凹みが形成されている。
このことにより、シュラウドと車体フレームとの干渉を避けながら、シュラウドを車体フレームに接近させることができる。シュラウドと車体フレームとの間隔を狭めることができるので、鞍乗型車両を小型化することができる。鞍乗型車両に対する前記エンジンの搭載性を向上させることができる。
本発明によれば、冷却効率の向上が可能な新たな強制空冷式エンジンを提供することが可能となる。
第1実施形態に係る自動二輪車の右側図面である。 図1のII−II線断面図である。 図2のエンジン等の一部分の拡大図である。 第1実施形態に係るエンジンの一部分の右側面図である。 シュラウドの斜視図である。 シュラウドの内側部材の正面図である。 シュラウドの内側部材の平面図である。 シュラウドの外側部材の正面図である。 シュラウドに覆われていない状態のエンジンの前部の平面図である。 シュラウドに覆われた状態のエンジンの前部の平面図である。 エンジンの左側面断面図である。 図4のXII−XII線断面図である。 変形例に係るシュラウドの対向壁部およびシリンダブロックの断面図である。 第2実施形態に係るエンジンの一部分の拡大図である。
<第1実施形態>
図1に示すように、本実施形態に係る鞍乗型車両は、スクータ型の自動二輪車1である。自動二輪車1は本発明に係る鞍乗型車両の一例であるが、本発明に係る鞍乗型車両はスクータ型の自動二輪車1に限定される訳ではない。本発明に係る鞍乗型車両は、いわゆるモペット型、オフロード型、またはオンロード型等の他の形式の自動二輪車であってもよい。また、本発明に係る鞍乗型車両は、乗員が跨って乗車する任意の車両を意味し、二輪車に限られない。本発明に係る鞍乗型車両は、車体を傾けることによって進行方向を変える型式の三輪車等であってもよく、ATV(All Terrain Vehicle)等の他の鞍乗型車両であってもよい。
以下の説明において、前、後、左、右は、それぞれ自動二輪車1の乗員から見た前、後、左、右を意味するものとする。図面に付した符号F、Re、L、Rは、それぞれ前、後、左、右を表す。
自動二輪車1は、車両本体2と、前輪3と、後輪4と、後輪4を駆動するエンジンユニット5とを備えている。車両本体2は、乗員によって操作されるハンドル6と、乗員が着座するシート7とを備えている。エンジンユニット5は、いわゆるユニットスイング式のエンジンユニットであり、ピボット軸8を中心として揺動可能なように、車体フレーム(図1では図示せず)に支持されている。すなわち、エンジンユニット5は、車体フレームに揺動可能に支持されている。
図2は、図1のII−II線断面図である。図3は、図2の断面図のエンジン10の一部分等の拡大図である。図2に示すように、エンジンユニット5は、本発明に係る内燃機関の一例としてのエンジン10と、Vベルト式無段変速機(以下、CVTという)20とを備えている。本実施形態では、エンジン10とCVT20とが一体となってエンジンユニット5を構成しているが、エンジン10と変速機とが別々であってもよいことは勿論である。
エンジン10は、単一の気筒を備えた単気筒エンジンである。エンジン10は、吸気工程、圧縮工程、燃焼行程、および排気工程を順次繰り返す4ストロークエンジンである。エンジン10は、クランクケース11と、クランクケース11から前方(なお、ここで言う「前方」とは、厳密な意味での前方、すなわち水平線と平行な方向に限らず、水平線から傾いた方向も含まれる。)に延び、クランクケース11に結合されたシリンダブロック12と、シリンダブロック12の前部に接続されたシリンダヘッド13と、シリンダヘッド13の前部に接続されたシリンダヘッドカバー14とを備えている。シリンダブロック12の内部には、シリンダ15が形成されている。
なお、シリンダ15は、シリンダブロック12の本体(すなわち、シリンダブロック12のうちのシリンダ15以外の部分)内に挿入されたシリンダライナー等によって形成されていてもよく、シリンダブロック12の本体と一体化されていてもよい。言い換えると、シリンダ15は、シリンダブロック12の本体と分離可能に形成されていてもよく、シリンダブロック12の本体と分離できないように形成されていてもよい。シリンダ15内には、ピストン50が摺動自在に収容されている。ピストン50は、上死点TDCと下死点BDCとの間で往復運動自在に配置されている。
シリンダヘッド13は、シリンダ15を覆うようにシリンダブロック12に重ねられている。図3に示すように、シリンダヘッド13には、凹部13aと、この凹部13aにつながる吸気ポート41および排気ポート42(図11参照)とが形成されている。ピストン50の頂面とシリンダ15の内周壁と凹部13aとにより、燃焼室43が形成されている。ピストン50は、コンロッド16を介してクランク軸17に連結されている。クランク軸17は左方および右方に延びており、クランクケース11に支持されている。
本実施形態では、クランクケース11、シリンダブロック12、シリンダヘッド13、およびシリンダヘッドカバー14は別体であり、互いに組み立てられている。しかし、必ずしもそれらは別体でなくてもよく、適宜に一体化されていてもよい。例えば、クランクケース11とシリンダブロック12とが一体的に形成されていてもよく、シリンダブロック12とシリンダヘッド13とが一体的に形成されていてもよい。また、シリンダヘッド13とシリンダヘッドカバー14とが一体的に形成されていてもよい。
図2に示すように、CVT20は、駆動側のプーリである第1プーリ21と、従動側のプーリである第2プーリ22と、第1プーリ21と第2プーリ22とに巻き掛けられたVベルト23とを備えている。クランク軸17の左端部は、クランクケース11から左方に突出している。第1プーリ21は、クランク軸17の左端部に取り付けられている。第2プーリ22はメイン軸24に取り付けられている。メイン軸24は、図示しないギア機構を介して後輪軸25に連結されている。なお、図2では、第1プーリ21の前側部分と後側部分とでは、変速比が異なる状態を表している。第2プーリ22についても同様である。クランクケース11の左方には、変速機ケース26が設けられている。CVT20は、変速機ケース26内に収容されている。
クランク軸17の右側部分には、発電機27が設けられている。クランク軸17の右端部には、冷却ファン28が固定されている。冷却ファン28はクランク軸17と共に回転する。冷却ファン28は、回転することによって空気を左方に吸引するように形成されている。クランクケース11、シリンダブロック12およびシリンダヘッド13には、シュラウド30が設けられている。発電機27および冷却ファン28は、シュラウド30内に収容されている。シュラウド30の詳細な構成については後述する。
図4は、エンジン10の一部分の右側面図である。図4に示すように、本実施形態に係るエンジン10は、シリンダブロック12およびシリンダヘッド13が水平方向または水平方向から若干前上がりに傾斜した方向に延びる型式のエンジン、すなわち、いわゆる横置き式のエンジンである。符号L1は、シリンダ15(図2参照)の中心を通る線(以下、シリンダ軸線という)を表している。シリンダ軸線L1は、水平方向または水平方向から若干傾斜した方向に延びている。ただし、シリンダ軸線L1の方向は特に限定される訳ではない。例えば、水平面に対するシリンダ軸線L1の傾斜角度は0°〜15°であってもよく、それ以上であってもよい。シリンダヘッド13の上部には吸気管35が接続されている。シリンダヘッド13の下部には排気管38が接続されている。シリンダヘッド13の内部には吸気ポート41および排気ポート42(図11参照)が形成され、吸気管35は吸気ポート41とつながっており、排気管38は排気ポート42とつながっている。吸気ポート41、排気ポート42には、それぞれ吸気弁41A、排気弁42A(図11参照)が設けられている。
本実施形態に係るエンジン10は、空気によって冷却される空冷エンジンである。図2に示すように、シリンダブロック12には、複数の冷却用のフィン33が形成されている。なお、フィン33は、シリンダブロック12以外の部分、例えば、シリンダヘッド13および/またはクランクケース11等にも設けられていてもよい。エンジン10は、その全体が空気によって冷却されるエンジンであってもよい。また、エンジン10は、冷却用のフィン33を備えつつ、その一部が冷却水によって冷却されるエンジンであってもよい。すなわち、エンジン10は、一部が空気によって冷却され且つ一部が冷却水によって冷却されるエンジンであってもよい。
フィン33の具体的形状は特に限定される訳ではないが、本実施形態に係るエンジン10では、フィン33は以下のような形状に形成されている。すなわち、本実施形態に係るフィン33は、シリンダブロック12およびシリンダヘッド13の少なくとも一部の表面から突出すると共に、シリンダ軸線L1と直交する方向に延びている。言い換えると、フィン33は、シリンダブロック12またはシリンダヘッド13の表面に対して直交する方向に延びている。フィン33は、シリンダ軸線L1の方向に並んでいる。隣り合うフィン33の間には、間隔が設けられている。フィン33の間隔は一定であってもよく、一定でなくてもよい。
複数のフィン33同士の厚みは、互いに等しい。ただし、フィン33によって厚みが異なっていてもよい。また、同一のフィン33において、その厚みは場所によらずに一定であってもよいが、場所によって異なっていてもよい。すなわち、フィン33の厚みは局所的に異なっていてもよい。
本実施形態では、フィン33は平板状に形成されており、フィン33の表面は平面となっている。しかし、フィン33は湾曲していてもよく、フィン33の表面は曲面であってもよい。また、フィン33の形状は平板状に限定されず、例えば針状、半球状等の他の形状であってもよい。フィン33が平板状に形成されている場合、フィン33は必ずしもシリンダ軸線L1と直交する方向に延びている必要はなく、シリンダ軸線L1と平行な方向に延びていてもよい。また、フィン33は、シリンダ軸線L1に対して傾斜する方向に延びていてもよい。複数のフィン33の延伸方向は、同一であってもよく、互いに異なっていてもよい。
次に、シュラウド30の詳細な構成を説明する。図5はシュラウドを左斜め後方から見た斜視図である。シュラウド30は、内側部材62と外側部材64とを有しており、内側部材62と外側部材64とが組み立てられることによって形成されている。図4に示すように、内側部材62と外側部材64とは、ボルト69によって固定されている。ただし、内側部材62と外側部材64との組み立て構造は特に限定される訳ではない。図6は内側部材62の正面図、図7は内側部材62の平面図である。図8は外側部材64の正面図である。なお、車両を基準とした場合、図6および図8は右側面図に相当する。内側部材62および外側部材64は、合成樹脂によって形成されている。ただし、内側部材62および外側部材64の材料は特に限定されない。内側部材62および外側部材64の材料は同一であってもよく、異なっていてもよい。
図7に示すように、内側部材62は、平面視において略L型に形成されている。図5に示すように、内側部材62は、略筒状の後部71と、後部71の前端から左方に延びる前部72とを有している。前部72は、エンジン10の側面(詳しくは、シリンダブロック12の右側面)と対向する内壁72dと、エンジン10の側面(詳しくは、シリンダヘッド13の右側面)と対向する外壁72e(図6参照)とを有している。図3に示すように、外壁72eには、点火プラグ等の点火装置79が挿入される孔13fが形成されている。本実施形態では、孔13fは、点火装置79の周囲の全部を囲む円孔によって形成されている。ただし、孔13fは、点火装置79の周囲の全部を囲む他の形状の孔であってもよく、点火装置79の周囲の一部を囲む孔、例えば円弧状の孔等であってもよい。また、前部72は、内壁72dおよび外壁72eから左方に延びる上壁72aと、内壁72dおよび外壁72eから左方に延び、上壁72aと上下に向かい合う下壁72bと、内壁72dから左方に延び、上壁72aおよび下壁72bと直交する後壁72cとを有している。
上壁72aは、左右に延びる水平板状に形成されている。上壁72aには前方に突出する突出部72a1が形成されている。突出部72a1の左側の側面72a2は湾曲しており、図7に示すように、平面視において円弧状に形成されている。
図5に示すように、下壁72bは、左右に延びる水平壁72b1と、水平壁72b1の左端部から左斜め下向きに延びる円弧状の湾曲壁72b2とを有している。
後壁72cは鉛直方向に延びている。後壁72cの左端部には、円弧状の湾曲部72c1が形成されている。湾曲部72c1は、エンジン10のシリンダブロック12の右側面、上面、および下面と接触可能に形成されている。本実施形態では、図3に示すように、湾曲部72c1は、シール部材82を介してフィン33と当接する。なお、湾曲部72c1は緩衝部材を介してフィン33と当接していてもよく、弾性部材を介してフィン33と当接していてもよい。また、湾曲部72c1をフィン33と直接当接させることも可能である。
図7に示すように、上壁72aの左端部は、下壁72bの左端部よりも左方に位置している。言い換えると、上壁72aの長手方向の長さK1は、下壁72bの長手方向の長さK2よりも長くなっている。また、図5に示すように、上壁72aの左端部の幅M1は、下壁72bの左端部の幅M2よりも大きくなっている。
内壁72dと後壁72cとの間の隅部には、補強リブ66が設けられている。補強リブ66は、略直角三角形状の水平板状に形成されている。補強リブ66は複数設けられている。複数の補強リブ66の間に、エンジン10の状態を検出するセンサ(例えば、エンジン10のノッキングを検出するノックセンサ等)が配置されていてもよい。本実施形態では、補強リブ66の個数は2つであるが、その個数は特に限定されない。2つの補強リブ66は、上下に間隔を空けて配置されている。2つの補強リブ66は、互いに平行に配置されている。
図8に示すように、外側部材64は、碗状の後部75と、後部75から前方に延びる前部76とを有している。後部75には吸込口31が形成されている。シュラウド30がエンジンユニット5に取り付けられたときに、吸込口31は冷却ファン28と対向する位置に配置される(図3参照)。前部76には、凹み65が形成されている。シュラウド30がエンジンユニット5に取り付けられたときに、凹み65は自動二輪車1の車体フレーム9の一部の内方に配置される。この凹み65により、シュラウド30と車体フレーム9との干渉を容易に避けることができる。特に、本実施形態に係る自動二輪車1によれば、エンジンユニット5が車体フレーム9に対して揺動自在に支持されているので、エンジンユニット5に取り付けられるシュラウド30は、エンジンユニット5の揺動に伴って車体フレーム9に対し相対移動する。しかし、上記凹み65により、シュラウド30と車体フレーム9との接触をより確実に防止することができる。
図9は、シュラウド30に覆われていない状態のエンジン10の前部の平面図である。また、図10は、シュラウド30に覆われた状態のエンジン10の前部の平面図である。図9に示すように、エンジン10は、クランクケース11、シリンダブロック12、シリンダヘッド13およびシリンダヘッドカバー14を備えている。図10に示すように、シュラウド30は、クランクケース11、シリンダブロック12およびシリンダヘッド13に取り付けられ、シリンダブロック12およびシリンダヘッド13に沿うように前方に延びている。シュラウド30は、クランクケース11、シリンダブロック12およびシリンダヘッド13の右側部分を覆っている。また、シュラウド30の一部は、シリンダブロック12およびシリンダヘッド13の上側部分および下側部分の一部も覆っている。
図3に示すように、発電機27はシュラウド30の内部に配置されている。本実施形態に係るシュラウド30は、内壁部52と外壁部54とを有している。内壁部52は、内側部材62の後壁72c、内壁72d(図5参照)、および後部71の前側部分の一部によって形成されている。外壁部54は、内側部材62のその他の部分および外側部材64によって形成されている。本実施形態では、内壁部52は、クランクケース11の一部とシリンダブロック12の一部との側方を覆っている。内壁部52は、クランクケース11の一部とシリンダブロック12の一部との側方に配置されている。より詳しくは、内壁部52は、クランクケース11の一部の側方と、シリンダブロック12のフィン33が設けられていない部分13dの側方とを覆っている。内壁部52は、シリンダブロック12のフィン33の側方は覆っていない。ただし、本実施形態に係る内壁部52の配置は一例に過ぎず、他に種々の変形が可能である。例えば、内壁部52は、シリンダブロック12のフィン33の一部の側方を覆っていてもよい。内壁部52は、クランクケース11、シリンダブロック12およびシリンダヘッド13の少なくとも一部を覆っていればよい。内壁部52は、クランクケース11、シリンダブロック12およびシリンダヘッド13の少なくとも一部の側方に配置されていてもよい。
内壁部52の一端52bは、クランク軸17の中心L2を通り且つシリンダ軸線L1と平行な断面を当該断面と直交する方向から見たときに、クランクケース11の側方に位置している。一方、内壁部52の他端52cは、シリンダブロック12のうちピストン50の下死点BDCよりもシリンダヘッド13側(図3の上側)の部分の側方に位置している。また、内壁部52の他端52cは、シリンダブロック12のうちピストン50の下死点BDCよりもシリンダヘッド13側の部分に当接している。内壁部52は、後壁72cと後述する縦壁部58の一部とを含んでいる。
外壁部54は、冷却ファン28、内壁部52、クランクケース11の一部、シリンダブロック12の一部、およびシリンダヘッド13の一部を覆っている。外壁部54は、冷却ファン28、内壁部52、クランクケース11の一部、シリンダブロック12の一部、およびシリンダヘッド13の一部の側方に配置されている。なお、外壁部54は、冷却ファン28、内壁部52、クランクケース11の一部、シリンダブロック12の少なくとも一部、およびシリンダヘッド13の少なくとも一部を覆っていればよい。
前述したように、シュラウド30の外側部材64には、吸込口31が形成されている。吸込口31は冷却ファン28の右方に位置している。言い換えると、吸込口31は、外壁部54の冷却ファン28と対向する位置に形成されている。内壁部52は、吸込口31よりもシリンダヘッド13側(図3の上側)に配置されている。内壁部52は、クランク軸17の中心L2を通り且つシリンダ軸線L1と平行な断面を当該断面と直交する方向から見たときに、外壁部54側(図3の右側)に突出している。なお、ここで「突出」とは、内壁部52の少なくとも一部が、内壁部52の一端52bと他端52cとを結ぶ線よりも外壁部54側に位置することを意味する。
外壁部54と内壁部52とにより、吸込口31からシリンダブロック12およびシリンダヘッド13の一部に至るダクト56が形成されている。図3の符号56i、56oは、それぞれダクト56の入口部、出口部を表している(図5も参照)。本実施形態では、ダクト56の入口部56iと出口部56oとの間には、孔は形成されていない。ダクト56は密閉式のダクトである。ダクト56は、シュラウド30によって区画された空気通路である。本実施形態では、ダクト56はシュラウド30のみによって区画されている。ただし、ダクト56の入口部56iと出口部56oとの間に孔が形成されていたとしても、入口部56iから出口部56oに空気を導くことは可能である。そのため、ダクト56の入口部56iと出口部56oとの間に孔が形成されていてもよい。例えば、ダクト56に、ノックセンサ81等に空気を供給するセンサ冷却用の送風孔等が形成されていてもよい。
ダクト56の入口部56iは、内壁部52の冷却ファン28側の端部52aと外壁部54とにより形成されている。ダクト56の入口部56iよりも下流側の一部は、入口部56iよりも流路断面積が小さくなっている。ダクト56の入口部56iと出口部56oとの間には、入口部56iよりも流路断面積が小さい部分が形成されている。ダクト56は、入口部56iから導入した空気をいったん絞り、増速させてから出口部56oに導くように形成されている。
なお、前述したように、外側部材64には、車体フレーム9との接触を避けるための凹み65が形成されている。その結果、図3に示すように、凹み65の裏側の部分は、内壁部52側に突出している。凹み65の裏側の部分において、流路断面積は更に小さくなっている。
前述したように、内側部材62の後部71は略筒状に形成されている(図5参照)。図3に示すように、内側部材62等により、冷却ファン28の回転軸方向から見て、冷却ファン28の周囲を囲む縦壁部58が形成されている。なお、縦壁部58は、冷却ファン28の回転軸方向から見て、冷却ファン28の周囲の少なくとも一部を囲んでいればよい。また、本実施形態では、縦壁部58は、発電機27の周囲を囲んでいる。ただし、縦壁部58の右側部分が右方に延長され、縦壁部58が冷却ファン28の少なくとも一部の周囲を囲んでいてもよい。内壁部52の一部(図3の下側の部分)は、縦壁部58の一部を兼ねている。図4の符号Fは、冷却ファン28の外周を模式的に表す仮想線を示している。縦壁部58は、冷却ファン28の外周Fとの距離Jが、基準点Qから冷却ファン28の回転方向Bに向かって徐々に大きくなるように形成されている。基準点Qは、冷却ファン28の回転中心(本実施形態では、この回転中心はクランク軸17の中心L2と一致する。)よりも前方に位置している。また、基準点Qは、冷却ファン28の回転中心よりも下方に位置している。縦壁部58により、いわゆるうず形室(spiral casing)が形成されている。
図11は、エンジン10の左側面断面図である。図12は、図4のXII−XII線断面図である。図11に示すように、シュラウド30は、シリンダブロック12の上面12aの一部に対向する上側の対向壁部60Aと、シリンダブロック12の下面12bの一部に対向する下側の対向壁部60Bとを有している。なお、シュラウド30は、シリンダブロック12の少なくとも上面の一部または下面の一部と対向する対向壁部を有していればよい。
シリンダブロック12の対向壁部60A,60Bと対向する面には、複数のフィン33が設けられている。すなわち、シリンダブロック12の上面12aの対向壁部60Aと対向する面と、シリンダブロック12の下面12bの対向壁部60Bと対向する面とには、複数のフィン33が設けられている。なお、本実施形態では、対向壁部60Aおよび60Bの全体がフィン33と対向しているが、対向壁部60Aまたは60Bの一部または全部は、フィン33と対向していなくてもよい。対向壁部60Aおよび/または60Bの少なくとも一部は、シリンダブロック12におけるフィン33が設けられていない部分に対向していてもよい。
図11に示すように、本実施形態では、シュラウド30の対向壁部60Aとシリンダブロック12のフィン33との距離は、フィン33同士の間隔よりも大きい。また、対向壁部60Bとフィン33との間の距離も、フィン33同士の間隔よりも大きい。なお、対向壁部60A,60Bとフィン33との距離とは、対向壁部60A,60Bとフィン33の先端との距離を意味するものとする。フィン33同士の間隔とは、フィン33の先端部分同士の間隔を意味するものとする。
ただし、図13に示すように、対向壁部60Aとフィン33との距離Tは、フィン33同士の間隔Sよりも小さくてもよい。また、対向壁部60Aとフィン33との距離Tは、フィン33同士の間隔Sと等しくてもよい。図示は省略するが同様に、対向壁部60Bとフィン33との距離は、フィン同士の間隔よりも小さくてもよく、等しくてもよい。対向壁部60Aとフィン33との距離は、対向壁部60Bとフィン33との距離と等しくてもよい。対向壁部60Aとフィン33との距離は、対向壁部60Bとフィン33との距離よりも小さくてもよく、大きくてもよい。なお、上述のT<Sという関係は、対向壁部60Aに対向する全てのフィン33について成立していてもよく、一部のフィン33のみについて成立していてもよい。対向壁部60Bに対向するフィン33についても同様である。また、上述の他の関係についても同様に、対向壁部60Aまたは対向壁部60Bに対向する全てのフィン33について成立していてもよく、一部のフィン33のみについて成立していてもよい。
図12に示すように、シュラウド30の上側の対向壁部60Aの左端は、シリンダブロック12の左端よりも右方に位置している。対向壁部60Aの左端部とシリンダブロック12の上面12aとの間には、左方に開いた排気口70Aが形成されている。シュラウド30の下側の対向壁部60Bの左端も、シリンダブロック12の左端よりも右方に位置している。対向壁部60Bの左端部とシリンダブロック12の下面12bとの間には、左方に開いた排気口70Bが形成されている。シュラウド30内の空気の一部は、排気口70Aおよび70Bから左方に向かって排出される。
図3の矢印Aで示すように、クランク軸17の回転に伴って冷却ファン28が回転すると、シュラウド30の外部の空気は、吸込口31を通じてシュラウド30内に導入される。シュラウド30内に導入された空気は、入口部56iからダクト56に流入する。ダクト56は外壁部54だけでなく、外壁部54と内壁部52とにより形成されているので、流路断面積の急激な増加は抑えられ、空気の流速の低下は抑えられる。空気はダクト56に円滑に導入される。ダクト56の中途部の流路断面積は入口部56iの流路断面積よりも小さいので、空気はダクト56内でいったん増速し、出口部56oにおいてシリンダブロック12およびシリンダヘッド13に吹き付けられる。シリンダブロック12およびシリンダヘッド13は、上記空気によって冷却される。シリンダブロック12およびシリンダヘッド13を冷却した空気は、排気口70Aおよび70Bからシュラウド30外に排出される。
以上のように、本実施形態に係るエンジン10によれば、図3に示すように、シュラウド30は外壁部54だけでなく、内壁部52を有している。外壁部54と内壁部52とにより、吸込口31からシリンダブロック12およびシリンダヘッド13の少なくとも一部に至るダクト56が形成され、シュラウド30内における空気流路の断面積の急激な増加が抑えられる。そのため、冷却ファン28によって供給される空気の流速の低下を抑えることができる。本実施形態では、ダクト56の出口部56oは、シリンダブロック12の一部およびシリンダヘッド13に空気を供給するように形成されている。そのため、ダクト56によって、集中的に冷却すべき部分に流速の高い空気を導くことができ、上記部分に局所的に冷却効率の高い冷却を行うことが可能となる。したがって、本実施形態によれば、全体としての冷却効率を向上させることが可能となり、燃費を向上させることができる。また、ファン動力の低減や構成の小型化を図ることができる。
本実施形態によれば、内壁部52の一端52bはクランクケース11の側方に位置し、内壁部52の他端52cは、シリンダブロック12におけるピストン50の下死点BDCよりもシリンダヘッド13側の部分の側方に位置している。また、内壁部52の他端52cは、シリンダブロック12におけるピストン50の下死点BDCよりもシリンダヘッド13側の部分に当接している。このことにより、シリンダブロック12におけるピストン50の下死点BDCよりもシリンダヘッド13側の部分およびシリンダヘッド13に対して、流速の高い空気を導くことができる。上記部分およびシリンダヘッド13は、他の部分よりも温度が高くなりやすい。したがって、上記部分およびシリンダヘッド13に流速の高い空気を導くことにより、全体としての冷却効率を向上させることが可能となる。
また、本実施形態によれば、内壁部52の冷却ファン28側の端部52aと外壁部54とにより、ダクト56の入口部56iが形成されている。このことにより、ダクト56の中途部にて、空気の流速を高めることができる。したがって、空気の流速の低下を効果的に抑制することができるので、ダクト56の出口部56oにおいて局所的に冷却効率の高い冷却を行うことができる。
また、本実施形態によれば、シュラウド30は縦壁部58を有している。この縦壁部58により、内壁部52を外壁部54により近づけることが容易となり、シュラウド30内の流路断面積を小さくすることができる。これにより、流路断面積の低減による空気流速の上昇を更に図ることができる。また、本実施形態によれば、内壁部52の一部は、縦壁部58の一部を兼ねている。このように、内壁部52の一部と縦壁部58の一部とを兼用することにより、部品点数を削減し、シュラウド30の製造コストを抑えることができる。また、シュラウド30を小型化することができる。
また、本実施形態によれば、図4に示すように、シュラウド30における縦壁部58は、冷却ファン28の外周Fとの距離Jが、冷却ファン28の回転方向Bに向かって徐々に大きくなるように形成されている。このことにより、冷却ファンの周囲にうず形室を形成することができ、冷却ファン28からダクト56に空気を効率よく供給することができる。
本実施形態では、図11に示すように、シュラウド30は対向壁部60Aおよび60Bを有している。また、シリンダブロック12の少なくとも対向壁部60Aおよび60Bと対向する面には、複数のフィン33が設けられている。ダクト56に導かれた空気は、主にシリンダブロック12の右方に供給された後、シリンダブロック12の上方と下方とに分流し、対向壁部60Aと上面12aとの間および対向壁部60Bと下面12bとの間を流通する。対向壁部60Aと上面12aとの間および対向壁部60Bと下面12bとの間の距離は短いので、上面12aおよび下面12bには、流速の高い空気が流れる。そのため、シリンダブロック12の上面12aおよび下面12bに対し、冷却効率の高い冷却を行うことができる。
図13に示すように、対向壁部60Aとフィン33との距離Tをフィン33同士の間隔Sよりも小さく設定することとすれば、対向壁部60Aとフィン33との間を流れる空気よりも、フィン33同士の隙間を流れる空気の方が多くなる。同様に、対向壁部60Bとフィン33との距離をフィン33同士の間隔よりも小さく設定することとすれば、対向壁部60Bとフィン33との間を流れる空気よりも、フィン33同士の隙間を流れる空気の方が多くなる。そのため、シリンダブロック12の上面12aおよび下面12bに対し、より一層冷却効率の高い冷却を行うことができる。なお、本実施形態では、シュラウド30は、ダクト56から供給された空気を左方に導くように形成されていたが、シュラウド30および冷却ファン28等の配置および形状は、左右対称の配置および形状であってもよい。シュラウド30は、ダクト56から供給された空気を右方に導くように形成されていてもよい。
また、本実施形態では、シュラウド30は、内側部材62と外側部材64とから構成されており、外側部材64は外壁部54の少なくとも一部を構成し、内側部材62は少なくとも内壁部52を構成している。このように、外壁部54の少なくとも一部と内壁部52とを別々の部材で構成し、それらを事後的に組み立てることにより、外壁部54および内壁部52を有するシュラウド30を容易に形成することができる。
また、本実施形態では、シュラウド30を構成する内側部材62および外側部材64は、樹脂材料から形成されている。そのため、シュラウド30を容易に形成することができる。また、シュラウド30を軽量化することができる。
図3に示すように、内側部材62における内壁部52のシリンダ15の中心側(図3の左側)には、補強用のリブ66が設けられている。補強用のリブ66を設けることにより、内壁部52の剛性を高く保つことができる。したがって、内壁部52の形状および配置の自由度を向上させることができる。
また、本実施形態では、図8に示すように、外壁部54の車体フレーム9と対向する部分に、凹みが形成されている。このことにより、シュラウド30と車体フレーム9との干渉を避けながら、シュラウド30を車体フレーム9に接近させることができる。よって、シュラウド30と車体フレーム9との間隔を狭めることができるので、自動二輪車1を小型化することができる。したがって、自動二輪車1に対するエンジン10の搭載性を向上させることができる。
<第2実施形態>
図3に示すように、第1実施形態に係るエンジン10では、シリンダブロック12における内壁部52と側面視で重なる部分には、フィン33は設けられていなかった。図14に示すように、第2実施形態に係るエンジン10は、シリンダブロック12において、内壁部52と側面視で重なる部分にもフィン33を設けることとしたものである。
本実施形態では、シリンダブロック12には、第1フィン33aおよび第2フィン33bが設けられている。第1フィン33aの少なくとも一部は、側面視において内壁部52と重なる位置に配置されている。一方、第2フィン33bの少なくとも一部は、側面視において外壁部54と重なる位置に配置されているが、内壁部52とは重ならない位置に配置されている。第1フィン33aのフィンピッチFP1と第2フィン33bのフィンピッチFP2とは、異なっている。ここでは、第1フィン33aのフィンピッチFP1は、第2フィン33bのフィンピッチFP2よりも大きい。
その他については、第1実施形態と同様である。そのため、その他の部分については、第1実施形態と同様の符号を付し、その説明は省略する。
第1フィン33aの一部はシュラウド30の内壁部52の側方に配置されているが、内壁部52の上方および下方は開いている(図5参照)。第1フィン33aには、冷却ファン28からの空気は供給されないが、シュラウド30の外部の空気が流通可能となっている。第1フィン33aは、自然対流または自動二輪車1の走行に伴って発生する気流によって冷却されるフィンである。第2フィン33bは、冷却ファン28によって生成される気流によって冷却されるフィンであり、強制対流によって冷却される。
本実施形態では、シリンダブロック12における第1フィン33aと第2フィン33bとにおいてフィンピッチを相違させることにより、シリンダブロック12における冷却ファン28からの空気が導かれない部分(すなわち、内壁部52の側方に位置する部分)と、冷却ファン28からの空気が導かれる部分(すなわち、内壁部52の側方に位置していない部分)とにおいて、冷却特性を変えることができる。シリンダブロック12の場所毎の冷却特性と、空気の供給の有無とを適宜組み合わせることにより、様々な態様での冷却が可能となる。
また、本実施形態では、第1フィン33aのフィンピッチFP1は、第2フィン33bのフィンピッチFP2よりも大きい。ここで、フィンピッチが小さいと、空気の抵抗が大きくなる。そのため、空気が円滑に流通しないおそれがある。しかし、第2フィン33bには、第1フィン33aよりも流速の高い空気が導かれる。そのため、第2フィン33bの周りに空気を好適に流通させることができ、効果的な冷却が可能となる。
<その他の実施形態>
前記各実施形態に係るエンジン10は、シリンダ軸線L1が水平またはほぼ水平に延びる横置き式のエンジンであった。しかし、シリンダ軸線L1の方向は、水平またはほぼ水平に限定されない。エンジン10は、シリンダ軸線L1がほぼ垂直に延びるいわゆる縦置き式のエンジンであってもよい。例えば、シリンダ軸線L1の水平面からの傾斜角は、45°以上または60°以上であってもよい。
エンジン10は、車体フレーム9に対して揺動するユニットスイング式のエンジンに限らず、車体フレーム9に揺動不能に固定されたエンジンであってもよい。
前記各実施形態では、冷却ファン28はクランク軸17により駆動されるものであった。しかし、気流を生成するファンは、クランク軸17によって駆動されるものに限定される訳ではない。例えば、電動モータによって駆動されるファンを用いることも可能である。このようなファンであっても、少なくともエンジン10の作動中に作動している限り、クランク軸17と共に回転する冷却ファンに相当する。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前記各実施形態は例示にすぎず、ここに開示される発明には前述の各実施形態を様々に変形または変更したものが含まれる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
10 エンジン
11 クランクケース
12 シリンダブロック
13 シリンダヘッド
14 シリンダヘッドカバー
15 シリンダ
28 冷却ファン
30 シュラウド
31 吸込口
33 フィン
33a 第1フィン
33b 第2フィン
52 内壁部
54 外壁部
56 ダクト
58 縦壁部
60A,60B 対向壁部
62 内側部材
64 外側部材
66 補強用リブ

Claims (15)

  1. クランク軸と、
    前記クランク軸を支持するクランクケースと、
    前記クランクケースに結合され、内部にシリンダが形成されたシリンダブロックと、
    コンロッドを介して前記クランク軸に連結され、前記シリンダ内に往復運動自在に配置されたピストンと、
    前記シリンダを覆うように前記シリンダブロックに重ねられ、前記シリンダおよび前記ピストンと共に燃焼室を区画し、前記燃焼室に連通する吸気ポートおよび排気ポートが形成されたシリンダヘッドと、
    前記クランク軸と共に回転する冷却ファンと、
    前記クランクケース、前記シリンダブロック、および前記シリンダヘッドの少なくとも一部の側方に配置された内壁部と、前記冷却ファン、前記内壁部、前記クランクケースの一部、前記シリンダブロックの少なくとも一部、および前記シリンダヘッドの少なくとも一部を覆う外壁部と、を有するシュラウドと、を備え、
    前記外壁部の前記冷却ファンと対向する部分に、空気の吸込口が形成され、
    前記外壁部と前記内壁部とにより、前記吸込口から前記シリンダブロックおよび前記シリンダヘッドの少なくとも一部に至るダクトが形成されている、内燃機関。
  2. 前記クランク軸中心を通り且つシリンダ軸線と平行な断面を当該断面と直交する方向から見たときに、前記内壁部の一端は前記クランクケースの側方に位置し、前記内壁部の他端は、前記シリンダブロックのうち前記ピストンの下死点よりも前記シリンダヘッド側の部分の側方に位置している、請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記内壁部の他端は、前記シリンダブロックのうち前記ピストンの下死点よりも前記シリンダヘッド側の部分に当接している、請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記内壁部の前記冷却ファン側の端部と前記外壁部とにより、前記ダクトの入口部が形成され、
    前記ダクトの中途部に、前記ダクトの入口部よりも流路断面積の小さな部分が形成されている、請求項1に記載の内燃機関。
  5. 前記シュラウドは、前記冷却ファンの回転軸方向と平行な方向または当該回転軸方向から傾斜した方向に延び、前記冷却ファンの回転軸方向から見て、前記冷却ファンの周囲の少なくとも一部を囲む縦壁部を有し、
    前記内壁部の一部は、前記縦壁部の一部を兼ねている、請求項1に記載の内燃機関。
  6. 前記シュラウドは、前記冷却ファンの回転軸方向と平行な方向または当該回転軸方向から傾斜した方向に延び、前記冷却ファンの回転軸方向から見て、前記冷却ファンの周囲の少なくとも一部を囲む縦壁部を有し、
    前記縦壁部は、前記冷却ファンの外周との距離が、前記冷却ファンの回転方向に向かって徐々に大きくなるように形成されている、請求項1に記載の内燃機関。
  7. 前記クランク軸は、左右方向に延び、
    前記シリンダは、水平方向にまたは水平方向から斜め上向きに延び、
    前記シュラウドは、前記ダクトから左向きまたは右向きに延び且つ前記シリンダブロックの少なくとも一部の上面または下面と対向する対向壁部を有し、
    前記シリンダブロックの少なくとも前記対向壁部と対向する面には、複数のフィンが設けられ、
    少なくとも一部のフィンについて、当該フィンと前記対向壁部との距離は、当該フィン同士の間隔よりも小さい、請求項1に記載の内燃機関。
  8. 前記シュラウドは、前記クランク軸中心を通り且つシリンダ軸線と平行な断面を当該断面と直交する方向から見たときに、前記シリンダの中心線側に位置する内側部材と、前記内側部材と別体に形成され、前記内側部材の前記シリンダの中心線側と逆側に位置する外側部材と、を備え、
    前記外側部材は、前記外壁部の少なくとも一部を構成し、
    前記内側部材は、少なくとも前記内壁部を構成し、
    前記外側部材と前記内側部材は、互いに組み立てられている、請求項1に記載の内燃機関。
  9. 前記外側部材および前記内側部材は、樹脂材料から形成されている、請求項8に記載の内燃機関。
  10. 前記内側部材における前記内壁部の前記シリンダの中心側には、補強用リブが設けられている、請求項11に記載の内燃機関。
  11. 単気筒の内燃機関である、請求項1に記載の内燃機関。
  12. 前記内壁部は、前記シリンダブロックの一部の側方に配置され、
    前記シリンダブロックにおける前記内壁部の側方に位置する部分には、第1のフィンが設けられ、
    前記シリンダブロックにおける前記内壁部の側方に位置しておらず且つ前記外壁部に覆われた部分には、第2のフィンが設けられ、
    前記第1のフィンのフィンピッチと前記第2のフィンのフィンピッチとは、異なっている、請求項1に記載の内燃機関。
  13. 前記第1のフィンのフィンピッチは、前記第2のフィンのフィンピッチよりも大きい、請求項12に記載の内燃機関。
  14. 請求項1に記載の内燃機関を備えた鞍乗型車両。
  15. 前記外壁部と対向する車体フレームを備え、
    前記外壁部の前記車体フレームと対向する部分に、凹みが形成されている、請求項14に記載の鞍乗型車両。
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