JP2013151472A - 殺菌活性成分を含有するマイクロカプセル - Google Patents

殺菌活性成分を含有するマイクロカプセル Download PDF

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Abstract

【課題】植物病害防除用マイクロカプセルを提供すること。
【解決手段】殺菌活性成分を含有する芯物質が被膜に内包されたマイクロカプセルであって、以下の条件(1)および(2)を満たす本発明のマイクロカプセルは、物理的衝撃や乾燥、希釈に強く、撹拌式機械を用いる種子処理に適した製剤であり、本発明のマイクロカプセルにより効率的に作物の病害防除の持続性及び作物への安全性を向上させることができる。
・条件(1): D50/T≦230
・条件(2): (D90−D10)/D50≦2.5
尚、条件(1)および(2)の式中、Tはマイクロカプセルの膜厚(μm)を表し、D10はマイクロカプセルの累積10%体積粒子径(μm)を表し、D50はマイクロカプセルの累積50%体積粒子径(μm)を表し、D90はマイクロカプセルの累積90%体積粒子径(μm)を表す。
【選択図】なし

Description

本発明は殺菌活性成分を含有するマイクロカプセルに関する。
従来より、殺菌活性成分を含有する種々の植物病害防除剤が知られており、さらに、植物病害防除剤として殺菌活性成分含有のマイクロカプセルが特許文献1、2で知られている。
特開2005−170956 特開2007−186497
本発明者らはより効率的に作物の病害を防除する方法を見出すべく検討し、作物の種子に殺菌活性成分を含有するマイクロカプセルを付着させることを考えた。
作物の種子に薬剤を付着させる方法としては例えば撹拌式機械を用いる方法が知られている。該方法は大量の種子を少量の薬剤で処理することができ有用であるものの、撹拌中に種子が容器の壁や他の種子と衝突し種子に物理的衝撃が加わること、さらに乾燥負荷も加わることから、撹拌式機械を使用してマイクロカプセル付着種子を製造しようとした場合、形状が保持されたマイクロカプセルが十分に付着した種子が得られないという問題があった。
本発明者らはこのような状況に鑑み検討した結果、一定条件を満たすマイクロカプセルが撹拌式機械の物理的衝撃や乾燥負荷に強く、撹拌式機械を用いて効率的に種子に付着させることができることを見出し、本発明を完成した。以下、本発明を示す。
[1]
殺菌活性成分を含有する芯物質が被膜に内包されたマイクロカプセルであって、以下の条件(1)および(2)を満たすマイクロカプセル。
・条件(1): D50/T≦230
・条件(2): (D90−D10)/D50≦2.5
尚、条件(1)および(2)の式中、Tはマイクロカプセルの膜厚(μm)を表し、D10はマイクロカプセルの累積10%体積粒子径(μm)を表し、D50はマイクロカプセルの累積50%体積粒子径(μm)を表し、D90はマイクロカプセルの累積90%体積粒子径(μm)を表す。
[2]
殺菌活性成分がアゾール化合物である上記項[1]記載のマイクロカプセル。
[3]
殺菌活性成分がテブコナゾールである上記項[1]記載のマイクロカプセル。
[4]
被膜がポリウレタン樹脂及び/又はポリウレア樹脂からなる被膜である上記項[1]〜[3]のいずれか1項記載のマイクロカプセル。
[5]
芯物質が疎水性液体を含有する上記項[1]〜[4]のいずれか1項記載のマイクロカプセル。
[6]
殺菌活性成分が疎水性液体中に溶解された上記項[5]記載のマイクロカプセル。
[7]
殺菌活性成分が疎水性液体中に分散された上記項[5]記載のマイクロカプセル。
[8]
条件(2)が(D90−D10)/D50≦2.1である上記項[1]〜[7]のいずれか1項記載のマイクロカプセル
[9]
上記項[1]〜[8]のいずれか1項記載のマイクロカプセルが水に懸濁された水性懸濁組成物。
[10]
上記項[1]〜[8]のいずれか1項記載のマイクロカプセルを植物又は植物の生育する土壌に施用する植物病害防除法。
[11]
上記項[1]〜[8]のいずれか1項記載のマイクロカプセルを植物の種子に処理する植物病害防除法。
[12]
上記項[1]〜[8]のいずれか1項記載のマイクロカプセルが付着した種子。
[13]
植物の種子を蒔く前に上記項[1]〜[8]のいずれか1項記載のマイクロカプセルを種子に付着させる工程を有する植物病害防除方法。
[14]
上記項[1]〜[8]のいずれか1項記載のマイクロカプセルを種子に処理する工程を有するマイクロカプセル付着種子の製造方法。
本発明のマイクロカプセルは撹拌式機械を用いて効率的に作物の種子に付着・保持させることができ、種子処理に適した製剤である。さらに、本発明の水性懸濁組成物は、該組成物を水で希釈する場合、該希釈工程に耐え得る製剤である。また、本発明のマイクロカプセルが付着・保持された作物の種子を生育させることにより、該作物に深刻な薬害を起こすことなく病害を長期間防除することができる。
本発明のマイクロカプセルは被膜および芯物質を含有し、該被膜は該芯物質を内包する。
かかる芯物質は殺菌活性成分を含有する。該殺菌活性成分としては、例えばベノミル、カルベンダジム、チアベンダゾール、チオファネートメチル等のベンズイミダゾール化合物;ジエトフェンカルブ等のフェニルカーバメート化合物;プロシミドン、イプロジオン、ビンクロゾリン等のジカルボキシイミド化合物;ジニコナゾール、プロペナゾール、エポキシコナゾール、テブコナゾール、メトコナゾール、ジフェノコナゾール、シプロコナゾール、フルシラゾール、トリアジメフォン等のアゾール化合物;メタラキシル等のアシルアラニン化合物;フラメトピル、メプロニル、フルトラニル、トリフルザミド等のカルボキシアミド化合物;トルクロホスメチル、フォセチルアルミニウム、ピラゾホス等の有機リン化合物;ピリメサニル、メパニピリム、シプロジニル等のアニリノピリミジン化合物;フルジオキソニル、フェンピクロニル等のシアノピロール化合物;エタボキサム等のチアゾールカルボキサミド化合物;クロロタロニル、マンゼブ、キャプタン、フォルペット、トリシクラゾール、ピロキロン、フサライド、シモキサニル、ジメトモルフ、ファモキサドン、オキソリニン酸及びその塩、フルアジナム、フェリムゾン、ジクロシメット、クロベンチアゾン、イソバレジオン、テトラクロオロイソフタロニトリル、チオフタルイミドオキシビスフェノキシアルシン、及び3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメイト、並びにこれらの混合物を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明のマイクロカプセルは殺菌活性成分を通常1〜99重量%、好ましくは2〜50重量%含有する。
本発明のマイクロカプセルは以下の条件(1)および(2)を満たす。
・条件(1): D50/T≦230
・条件(2): (D90−D10)/D50≦2.5
尚、条件(1)および(2)の式中、Tはマイクロカプセルの膜厚(すなわち、被膜の厚さ)(μm)を表し、D10はマイクロカプセルの累積10%体積粒子径(μm)を表し、D50はマイクロカプセルの累積50%体積粒子径(μm)を表し、D90はマイクロカプセルの累積90%体積粒子径(μm)を表す。
本発明のマイクロカプセルにおける条件(2)は(D90−D10)/D50≦2.3が好ましく、(D90−D10)/D50≦2.1がさらに好ましい。
本発明のマイクロカプセルにおけるD50/Tの下限は例えば25程度、また、(D90−D10)/D50の下限は例えば0.5程度である。
上記本発明のマイクロカプセルの膜厚(T)はマイクロカプセルの芯物質と膜物質との体積比によって求めることができ、下式によって算出することができる。
T=(Ww/Wc)×(ρc/ρw)×(DC50/6)
Wc:マイクロカプセルの芯物質の重量(g)
Ww:膜物質の重量(g)
ρc:芯物質の密度(g/cm3
ρw:膜物質の密度(g/cm3
C50:芯物質の累積50%体積粒子径(μm)
本発明におけるマイクロカプセルの膜厚は全て当式を用いて計算したものである。
本発明のマイクロカプセルの膜厚は通常0.001〜1(μm)である。
また、マイクロカプセルの膜厚は、該マイクロカプセルを被膜と相溶しない樹脂に包埋し、ミクロトームを用いてマイクロカプセルの断面を作製し、電子顕微鏡で観察することによって測定することもできる。
本発明において累積10%体積粒子径、累積50%体積粒子径及び累積90%体積粒子径とは、以下のようにして求められる値である。
まず、粒子の集合体の全体積を100%とする。該集合体の個々の粒子について粒子径を求め、小さな粒子径の粒子から順に該粒子の体積を累積していき、全体積に対して特定の比率(X%)になった際の粒子径を、累積X%体積粒子径という。即ち、小さな粒子径の粒子から、該粒子の体積を累積して10%、50%及び90%となった際の粒子の粒子径が各々累積10%体積粒子径、累積50%体積粒子径及び累積90%体積粒子径である。
本発明における体積粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置を用いて測定する。市販のレーザー回折式粒度分布測定装置としては、マスターサイザー2000(シスメックス株式会社製)、SALD−2000(株式会社島津製作所製)、マイクロトラックMT3000(日機装株式会社製)等が挙げられる。
本発明のマイクロカプセルの累積10%体積粒子径は通常0.1〜25μm、累積50%体積粒子径は通常1〜50μm、累積90%体積粒子径は通常2〜100μmである。
本発明のマイクロカプセルに含有される芯物質は殺菌活性成分が液状の場合は殺菌活性成分のみを含有する場合もあり得るが、必要に応じて疎水性液体も含有する。該疎水性液体としては、殺菌活性成分の種類に応じて該殺菌活性成分を溶解するもの、または、あまり溶解せず分散させることのできるものが適宜選択され、例えば芳香族系炭化水素、脂肪族系炭化水素、アルコール類、ケトン類、エステル類、エーテル類、アミド類、鉱物油、植物油等が挙げられる。該芳香族系炭化水素としては、例えばトルエン、キシレン、アルキルベンゼン、フェニルキシリルエタンおよびこれらの混合物が挙げられる。芳香族炭化水素としては、市販の溶媒をそのまま用いることもでき、そのような市販の溶媒としては、例えば、ハイゾールSAS−296(1−フェニルー1−キシリルエタンと1−フェニルー1−エチルフェニルエタンの混合物、日本石油株式会社製)、カクタスソルベントHP−MN(メチルナフタレン80%、日鉱石油化学株式会社製)、カクタスソルベントHP−DMN(ジメチルナフタレン80%、日鉱石油化学株式会社製)、カクタスソルベントP−100(C9−10アルキルベンゼン、日鉱石油化学株式会社製)、カクタスソルベントP−150(アルキルベンゼン、日鉱石油化学株式会社製)、カクタスソルベントP−180(メチルナフタレンとジメチルナフタレンの混合物、日鉱石油化学株式会社製)、カクタスソルベントP−200(メチルナフタレンとジメチルナフタレンの混合物、日鉱石油化学株式会社製)、カクタスソルベントP−220(メチルナフタレンとジメチルナフタレンの混合物、日鉱石油化学株式会社製)、カクタスソルベントPAD−1(ジメチルモノイソプロピルナフタレン、日鉱石油化学株式会社製)、ソルベッソ100(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社製)、ソルベッソ150(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社製)、ソルベッソ150ND(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社製)、ソルベッソ200(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社製)、ソルベッソ200ND(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社製)、スワゾール100(トルエン、丸善石油株式会社製)、及びスワゾール200(キシレン、丸善石油株式会社製)等を挙げることができる。脂肪族系炭化水素としては、例えばパラフィン、オレフィンが挙げられ、市販の溶媒をそのまま用いることもでき、そのような市販の溶媒としては、例えば、アイソパーH(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社製)、モレスコホワイトP−40(流動パラフィン、株式会社MORESCO製)、モレスコホワイトP−70(流動パラフィン、株式会社MORESCO製)、リニアレン8(α―オレフィン、出光興産株式会社製)等を挙げることができる。エステル類としては、例えば脂肪酸エステルが挙げられ、市販の溶媒をそのまま用いることもでき、そのような市販の溶媒としては、例えば、リックサイザーC−101(ヒマシ油脂肪酸エステル、伊藤製油株式会社製)、リックサイザーC−88(植物油脂肪酸エステル、伊藤製油株式会社製)、リックサイザーC−401(ヒマシ油脂肪酸エステル、伊藤製油株式会社製)、リックサイザーS−8(ヒマシ油二塩基酸エステル、伊藤製油株式会社製)、StepanC−25(カプリル酸メチルとカプリン酸メチルの混合物、Stepan社製)、StepanC−42(ミリスチン酸メチルとラウリン酸メチルの混合物、Stepan社製)、StepanC−65(パルミチン酸メチルとオレイン酸メチルの混合物、Stepan社製)、Steposol ME(オレイン酸メチルとリノール酸メチルの混合物、Stepan社製)、Steposol ROE−W(キャノーラ油メチルエステル、Stepan社製)等を挙げることができる。アミド類としては、例えばHallcomid M−8−10(N,N−ジメチルオクタンアミドとN,N−ジメチルデカンアミドの混合物、Stepan社製)、Hallcomid M−10(N,N−ジメチルデカンアミド、Stepan社製)等が挙げられる。植物油としては、例えば、大豆油、オリーブ油、アマニ油、綿実油、菜種油、ヒマシ油等が挙げられる。
芯物質が疎水性液体を含有する場合、芯物質は殺菌活性成分を通常1〜50重量%、好ましくは10〜50重量%の範囲で含有する。
本発明のマイクロカプセルの被膜を形成する膜物質としては例えばポリウレタン樹脂、ポリウレア樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、フェノールホルムアルデヒド樹脂等の樹脂を挙げることができる。本発明で用いられるポリウレタン樹脂又はポリウレア樹脂は、多価イソシアネート化合物と、多価アルコール化合物または多価アミン化合物との反応により生成する樹脂である。ポリアミド樹脂は、多価アミン化合物と多塩基酸ハライド化合物との反応により生成する樹脂である。ポリエステル樹脂は、多価フェノール化合物と多塩基酸ハライド化合物との反応により生成する樹脂である。尿素ホルムアルデヒド樹脂は、尿素とホルムアルデヒドとの反応により生成する樹脂である。メラミンホルムアルデヒド樹脂は、メラミンとホルムアルデヒドとの反応により生成する樹脂である。フェノールホルムアルデヒド樹脂は、フェノールとホルムアルデヒドとの反応により生成する樹脂である。
該樹脂の中では芯物質と水との界面において界面重合法により被膜を形成することのできる膜物質が好ましく、ポリウレタン樹脂及び/又はポリウレア樹脂の被膜がより好ましい。
該多価イソシアネート化合物としては、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加体、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加体、トリレンジイソシアネートのイソシアヌレート縮合物、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート縮合物、ヘキサメチレンジイソシアネート3分子のビウレット縮合物、ヘキサメチレンジイソシアネートの一方のイソシアネート基が2分子のトリレンジイソシアネートと共にイソシアヌレート体を構成し、他方のイソシアネート基がヘキサメチレンジイソシアネートとトリレンジイソシアネートの2分子と共にイソシアヌレート体を構成するイソシアネートプレポリマー、イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート縮合物等が挙げられる。
該多価イソシアネート化合物の使用量はマイクロカプセルの全量100重量%に対して、通常1〜30重量%である
該多価アルコール化合物としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、シクロプロピレングリコール、ポリオキシアルキレンポリオールが挙げられる。
該多価アルコール化合物の使用量は該多価イソシアネート化合物100重量%に対して通常5〜50重量%である。
該多価アミン化合物としては、例えばエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、ポリオキシアルキレンポリアミンが挙げられる。
該多価アミン化合物の使用量は該多価イソシアネート化合物100重量%に対して通常5〜50重量%である。
本発明のマイクロカプセルの被膜は通常2種以上の原料モノマーを重合させて膜物質を形成させて製造することができる。
本発明のマイクロカプセルは通常、原料モノマーおよび芯物質を混合して油相を得、また、当該原料モノマーと重合して膜物質を形成する別の原料モノマーを含む水相を得て、該油相を該水相に分散させることにより油滴分散液を得、該油滴と水相との界面で原料モノマーが重合され膜物質が形成されることにより製造することができる。
本発明におけるマイクロカプセルの製造法について、疎水性液体を使用し、被膜を形成する膜物質がポリウレタン樹脂である場合の一例を以下に説明する。
殺菌活性成分及び多価イソシアネート化合物を含有する疎水性液体と、多価アルコール化合物と通常分散剤を含有する水溶液とを、攪拌型分散機に供給することにより、第1の油滴分散液を調製する。次いで、得られた第1の油滴分散液を静止型分散機に供給することにより第2の油滴分散液を調製する。次に、第2の油滴分散液を、通常40〜80℃、好ましくは60〜80℃に加熱することにより、油滴の水/油界面にてマイクロカプセルの被膜を形成させ、本発明のマイクロカプセルを製造することができる。
本発明のマイクロカプセルを水中に分散させることにより水性懸濁組成物を製造することができる。
本発明の水性懸濁組成物は本発明のマイクロカプセルおよび水を含有する。本発明の水性懸濁組成物中の本発明のマイクロカプセル含有量は通常1〜50重量%の範囲であり、水の含有量は通常50〜99重量%の範囲である。
本発明の水性懸濁組成物は必要に応じてさらに分散剤、消泡剤、増粘剤、防腐剤、凍結防止剤を含有する。
かかる分散剤としては、例えばアラビアガム等の天然多糖類、ゼラチン、コラーゲン等の天然水溶性高分子、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の水溶性半合成多糖類、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性合成高分子が挙げられる。
本発明の水性懸濁組成物が分散剤を含有する場合、本発明の水性懸濁組成物中の分散剤の含有量は通常0.5〜10重量%の範囲である。
かかる消泡剤としては、具体的に例えばアンチフォームC(ダウコーニング社製)、アンチフォームCエマルション(ダウコーニング社製)、ロードシル454(ローディア社製)、ロードシルアンチフォム432(ローディア社製)、TSA730(東芝シリコーン株式会社製)、TSA731(東芝シリコーン株式会社製)、TSA732(東芝シリコーン株式会社製)、YMA6509(東芝シリコーン株式会社製)等のシリコーン系消泡剤、及びフルオウェットPL80(クラリアント社製)等のフッ素系消泡剤が挙げられる。
本発明の水性懸濁組成物中の消泡剤の含有量は通常0〜1重量%の範囲である。
かかる増粘剤としては、例えばザンサンガム、ラムザンガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、ウェランガム等の天然多糖類、ポリアクリル酸ソーダ等の合成高分子類、カルボキシメチルセルロース等の半合成多糖類、アルミニウムマグネシウムシリケート、スメクタイト、ベントナイト、ヘクトライト、乾式法シリカ等の鉱物質微粉末、アルミナゾル等が挙げられる。
本発明の水性懸濁組成物中の増粘剤の含有量は通常0〜10重量%の範囲である。
かかる防腐剤としては、例えばp−ヒドロキシ安息香酸エステル、サリチル酸誘導体及びイソチアゾリン−3−オン誘導体等が挙げられる。
本発明の水性懸濁組成物中の防腐剤の含有量は通常0〜5重量%の範囲である。
かかる凍結防止剤としては、例えばプロパノール等の水混和性モノアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール等の水混和性ジオール等が挙げられる。
本発明の水性懸濁組成物中の凍結防止剤の含有量は通常0〜10重量%の範囲である。
本発明のマイクロカプセルを種子に施用することによりマイクロカプセル付着種子を製造することができる。該マイクロカプセル付着種子は本発明の水性懸濁組成物または該水希釈液を種子に塗布して該種子を乾燥させることにより製造することができる。塗布する方法としては、例えば攪拌式種子処理機(HEGE11、WINTERSTEIGER社製)を用いる方法が挙げられる。また、本発明のマイクロカプセル付着種子は本発明のマイクロカプセルを種子に粉衣させることにより、または種子を本発明の水性懸濁組成物または該水希釈液に浸漬して該種子を乾燥させることにより製造することもできる。
種子に付着される本発明のマイクロカプセルの量はマイクロカプセルに含有される殺菌活性成分量及び殺菌活性成分、種子の種類によっても変わり得るが、通常、種子100Kgに対して本発明のマイクロカプセルは1〜1000gの範囲である。
本発明のマイクロカプセルを付着させることができる種子としては例えば大麦、小麦、トウモロコシ、スイートコーン、ホワイトデントコーン、大豆、綿、ナタネ、エンドウ豆、稲等の種子が挙げられる。
本発明のマイクロカプセル付着種子が土壌に播かれることにより、生育作物の病害を防除することができる。
本発明のマイクロカプセルは植物や植物の生育する土壌に施用することもできる。その場合、通常、本発明の水性懸濁組成物、本発明の水性懸濁組成物を水で希釈した希釈液、本発明のマイクロカプセルを含有する粒状組成物を使用することができる。
該粒状組成物は本発明のマイクロカプセルを固体担体等と混合して製造することができる。
かかる固体担体としては、鉱物質担体、植物質担体、合成担体等を挙げることができる。鉱物質担体としては、例えば、カオリナイト、ディッカナイト、ナクライト、ハロサイト等のカオリン鉱物、タルク、クリソタイル、リザータイト、アンチコライト、アメサイト等の蛇紋石、ナトリウムモンモリロナイト、カルシウムモンモリロナイト、マグネシウムモンモリロナイト等のスメクタイト、サポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、ハイデライト等のスメクタイト、パイロフィライト、蝋石、白雲母、フェンジャイト、セリサイト、イライト等の雲母、クリストバライト、クォーツ等のシリカ、アタパルジャイト、セピオライト等の含水珪酸マグネシウム、ドロマイト、炭酸カルシウム微粉末等の炭酸カルシウム、石膏等の硫酸塩鉱物、ゼオライト、凝灰石、バーミキュライト、ラポナイト、軽石、珪藻土、酸性白土、活性白土などが挙げられる。植物質担体としては、例えば、セルロース、籾殻、小麦粉、木粉、澱粉、糠、ふすま、大豆粉等が挙げられる。合成担体としては、例えば、湿式法シリカ、乾式法シリカ、湿式法シリカの焼成品、表面改質シリカ、加工澱粉(松谷化学工業株式会社製パインフロー等)等が挙げられる。
本発明の粒状組成物は本発明のマイクロカプセルを通常0.1〜50重量%含有し、固体担体を通常50〜99.9重量%含有する。
本発明のマイクロカプセルを施用することにより病害を防除できる植物としては大麦、コムギ、トウモロコシ、スイートコーン、ホワイトデントコーン、大豆、綿、ナタネ、エンドウ豆、稲等が挙げられる。
以下、製造例、試験例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
まず、製造例を示す。尚、製造例に記載された商品名は以下の通りである。
・ソルベッソ200ND: 芳香族炭化水素溶媒(主に総炭素数11−14のアルキルナフタレンを含有) [エクソンモービル化学株式会社製]
・Hallcomid Mー8−10: N,N−ジメチルオクタンアミドとN,N−ジメチルデカンアミドの混合物 [Stepan社製]
・リックサイザーC−101: O−アセチルリシノレイン酸メチル [伊藤製油株式会社製]
・リックサイザーC−88: 植物油系脂肪酸エステル [伊藤製油株式会社製]
・Steposol ME: オレイン酸メチルとリノール酸メチルの混合物 [Stepan社製]
・Steposol ROE−W: キャノーラ油メチルエステル [Stepan社製]
・デスモジュールL−75: トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加体 [住化バイエルウレタン株式会社製]
・Jeffamine T−403: ポリオキシプロピレントリアミン [Huntsman社製]
・アラビックコールSS: アラビアガム [三栄薬品貿易株式会社製]
・ゴーセノールGH−17: ポリビニルアルコール [日本合成化学工業株式会社製]
・アンチフォームCエマルション: シリコーン系消泡剤 [ダウコーニング社製]
・ケルザンS: ザンサンガム [Kelco社製]
・ビーガムグラニュールズ: アルミニウムマグネシウムシリケート [Vanderbilt社製]
・プロキセルGXL: 防腐剤 [Avecia社製]
・Color Coat Red: 着色剤 [Becker Underwood社製]
・T.K.オートホモミクサー: ホモジナイザー [特殊機化工業株式会社製]
・マスターサイザー2000: レーザー回折式粒度分布測定装置 [シスメックス社製]
・HEGE11: 攪拌式種子処理機 [WINTERSTEIGER社製]
また、製造例、比較製造例で得られた組成物中のマイクロカプセルの粒子径分布をマスターマイザー2000にて測定した。該測定結果およびマイクロカプセルの膜厚は以下の記号で示した。
10:マイクロカプセルの累積10%体積粒子径(μm)
50:マイクロカプセルの累積50%体積粒子径(μm)
90:マイクロカプセルの累積90%体積粒子径(μm)
T:マイクロカプセルの膜厚(μm)
製造例1
テブコナゾール 25.00g、ソルベッソ200ND 97.80g及びデスモジュールL−75 4.89gを60℃で混合してテブコナゾールが溶解された油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 10.22g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.02g、エチレングリコール0.47g及びイオン交換水160.46gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物を60℃にてT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.73g、ビーガムグラニュールズ 1.47g、プロキセルGXL 0.98g、プロピレングリコール24.45g、イオン交換水156.62gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物1を得た。
10:0.7μm
50:4.0μm
90:7.6μm
T:0.018μm
50/T:222
(D90−D10)/D50:1.73
製造例2
テブコナゾール 25.00g、ソルベッソ200ND 97.80g及びデスモジュールL−75 14.67gを60℃で混合してテブコナゾールが溶解された油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 11.00g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.10g、エチレングリコール1.40g及びイオン交換水169.38gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物を60℃にてT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.73g、ビーガムグラニュールズ 1.47g、プロキセルGXL 0.98g、プロピレングリコール24.45g、イオン交換水136.13gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物2を得た。
10:14.5μm
50:31.2μm
90:56.1μm
T:0.408μm
50/T:76
(D90−D10)/D50:1.33
製造例3
テブコナゾール 25.00g、ソルベッソ 200ND 97.80g及びデスモジュールL−75 24.45gを60℃で混合してテブコナゾールが溶解された油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 11.78g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.18g、エチレングリコール 2.34g及びイオン交換水 178.30gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物を60℃にてT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.73g、ビーガムグラニュールズ 1.47g、プロキセルGXL 0.98g、プロピレングリコール24.45g、イオン交換水115.63gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物3を得た。
10:0.7μm
50:3.8μm
90:7.9μm
T:0.081μm
50/T:47
(D90−D10)/D50:1.89
製造例4
テブコナゾール 50.00gとリックサイザーC−101 97.80gを混合し、ガラスビーズにてテブコナゾールを粉砕し、テブコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 24.45g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 11.82g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.18g、エチレングリコール 2.34g及びイオン交換水 178.80gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.73g、ビーガムグラニュールズ 1.47g、プロキセルGXL 0.98g、プロピレングリコール24.45g、イオン交換水90.08gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物4を得た。
10:1.4μm
50:9.5μm
90:19.7μm
T:0.168μm
50/T:57
(D90−D10)/D50:1.93
製造例5
テブコナゾール 50.00gとリックサイザーC−101 97.80gを混合し、ガラスビーズにてテブコナゾールを粉砕し、テブコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 24.45g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 11.82g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.18g、ジエチレントリアミン 2.60g及びイオン交換水 178.80gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.73g、ビーガムグラニュールズ 1.47g、プロキセルGXL 0.98g、プロピレングリコール24.45g、イオン交換水89.83gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物5を得た。
10:1.5μm
50:8.3μm
90:17.6μm
T:0.134μm
50/T:62
(D90−D10)/D50:1.94
製造例6
テブコナゾール 50.00gとリックサイザーC−101 97.80gを混合し、ガラスビーズにてテブコナゾールを粉砕し、テブコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 48.90g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 13.78g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.38g、エチレングリコール 4.68g及びイオン交換水 201.10gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.37g、ビーガムグラニュールズ 0.73g、プロキセルGXL 0.49g、プロピレングリコール12.23g、イオン交換水52.66gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物6を得た。
10:1.5μm
50:10.3μm
90:22.6μm
T:0.350μm
50/T:29
(D90−D10)/D50:2.05
製造例7
本発明組成物1 1.0gに水3.0gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液200μlを小麦の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例8
本発明組成物4 0.5gに水3.5gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液200μlを小麦の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例9
本発明組成物5 0.5gに水3.5gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液200μlを小麦の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例10
本発明組成物6 0.5gに水3.5gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液200μlを小麦の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例11
テブコナゾール 50.00gとリックサイザーC−88 97.80gを混合し、ガラスビーズにてテブコナゾールを粉砕し、テブコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 24.45g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 11.82g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.18g、エチレングリコール 2.41g及びイオン交換水 178.80gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.73g、ビーガムグラニュールズ 1.47g、プロキセルGXL 0.98g、プロピレングリコール24.45g、イオン交換水90.02gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物11を得た。
10:1.7μm
50:10.4μm
90:20.0μm
T:0.181μm
50/T:57
(D90−D10)/D50:1.76
製造例12
テブコナゾール 50.00gとSteposol ME 97.80gを混合し、ガラスビーズにてテブコナゾールを粉砕し、テブコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 24.45g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 11.82g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.18g、エチレングリコール 2.41g及びイオン交換水 178.80gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.73g、ビーガムグラニュールズ 1.47g、プロキセルGXL 0.98g、プロピレングリコール24.45g、イオン交換水90.02gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物12を得た。
10:1.4μm
50:8.5μm
90:16.0μm
T:0.144μm
50/T:59
(D90−D10)/D50:1.72
製造例13
テブコナゾール 50.00gとSteposol ROE−W 97.80gを混合し、ガラスビーズにてテブコナゾールを粉砕し、テブコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 24.45g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 11.82g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.18g、エチレングリコール 2.41g及びイオン交換水 178.80gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.73g、ビーガムグラニュールズ 1.47g、プロキセルGXL 0.98g、プロピレングリコール24.45g、イオン交換水90.02gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物13を得た。
10:1.5μm
50:8.9μm
90:16.4μm
T:0.150μm
50/T:59
(D90−D10)/D50:1.67
製造例14
メトコナゾール 25.00g、ソルベッソ200ND 49.26g、Hallcomid M−8−10 49.26g及びデスモジュールL−75 24.63gを混合してメトコナゾールが溶解された油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 13.04g、ゴーセノールGH−17 4.93g、アンチフォームCエマルション 0.57g、ジエチレントリアミン 1.57g及びイオン交換水193.67gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物を60℃にてT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.49g、ビーガムグラニュールズ 0.99g、プロキセルGXL 0.99g、プロピレングリコール24.63g、イオン交換水103.55gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物14を得た。
10:1.2μm
50:9.6μm
90:16.5μm
T:0.194μm
50/T:49
(D90−D10)/D50:1.59
製造例15
メトコナゾール 50.00gとSteposol ME 98.51gを混合し、ガラスビーズにてメトコナゾールを粉砕し、メトコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 24.63g加えて油相を調製した。
一方、ゴーセノールGH−17 4.93g、アンチフォームCエマルション 1.33g、Jeffamine T−403 6.16g及びイオン交換水 196.51gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.25g、ビーガムグラニュールズ 0.49g、プロキセルGXL 0.99g、プロピレングリコール24.63g、イオン交換水84.14gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物15を得た。
10:2.6μm
50:16.1μm
90:34.8μm
T:0.312μm
50/T:52
(D90−D10)/D50:2.00
製造例16
メトコナゾール 50.00gとSteposol ROE−W 98.51gを混合し、ガラスビーズにてメトコナゾールを粉砕し、メトコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 24.63g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 11.30g、ゴーセノールGH−17 4.93g、アンチフォームCエマルション 0.53g、エチレングリコール 2.36g及びイオン交換水 173.70gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.25g、ビーガムグラニュールズ 0.49g、プロキセルGXL 0.99g、プロピレングリコール24.63g、イオン交換水100.25gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物16を得た。
10:1.4μm
50:5.3μm
90:11.6μm
T:0.087μm
50/T:61
(D90−D10)/D50:1.92
製造例17
メトコナゾール 50.00gとSteposol ROE−W 98.51gを混合し、ガラスビーズにてメトコナゾールを粉砕し、メトコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 49.26g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 13.46g、ゴーセノールGH−17 4.93g、アンチフォームCエマルション 0.58g、エチレングリコール 4.71g及びイオン交換水 198.57gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.25g、ビーガムグラニュールズ 0.49g、プロキセルGXL 0.99g、プロピレングリコール24.63g、イオン交換水46.18gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物17を得た。
10:1.4μm
50:5.8μm
90:14.5μm
T:0.184μm
50/T:32
(D90−D10)/D50:2.26
製造例18
エタボキサム 25.00gとリックサイザーC−88 124.38gを混合し、ガラスビーズにてエタボキサムを粉砕し、エタボキサムが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 24.88g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 13.34g、ゴーセノールGH−17 4.98g、アンチフォームCエマルション 1.33g、エチレングリコール 2.38g及びイオン交換水 196.90gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.25g、ビーガムグラニュールズ 0.50g、プロキセルGXL 1.00g、プロピレングリコール24.88g、イオン交換水77.70gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物18を得た。
10:18.7μm
50:36.3μm
90:62.7μm
T:0.614μm
50/T:59
(D90−D10)/D50:1.21
製造例19
エタボキサム 25.00gとSteposol ROE−W 99.50gを混合し、ガラスビーズにてエタボキサムを粉砕し、エタボキサムが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 24.88g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 9.73g、ゴーセノールGH−17 4.98g、アンチフォームCエマルション 0.49g、エチレングリコール 2.38g及びイオン交換水 156.21gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.75g、ビーガムグラニュールズ 1.49g、プロキセルGXL 1.00g、プロピレングリコール24.88g、イオン交換水146.22gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物19を得た。
10:1.9μm
50:11.5μm
90:21.6μm
T:0.223μm
50/T:52
(D90−D10)/D50:1.71
製造例20
エタボキサム 25.00gとSteposol ROE−W 99.50gを混合し、ガラスビーズにてエタボキサムを粉砕し、エタボキサムが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 49.75g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 11.35g、ゴーセノールGH−17 4.98g、アンチフォームCエマルション 0.53g、エチレングリコール 4.76g及びイオン交換水 174.81gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.75g、ビーガムグラニュールズ 1.49g、プロキセルGXL 1.00g、プロピレングリコール24.88g、イオン交換水98.71gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して本発明組成物20を得た。
10:1.6μm
50:7.2μm
90:14.7μm
T:0.265μm
50/T:27
(D90−D10)/D50:1.82
製造例21
本発明組成物11 1.0gに水9.0gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液250μlを大豆の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例22
本発明組成物12 1.0gに水9.0gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液250μlを大豆の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例23
本発明組成物13 1.0gに水9.0gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液250μlを大豆の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例24
本発明組成物14 1.0gにColor Coat Red 0.25g、水3.75gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液500μlをホワイトデントコーンの種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例25
本発明組成物16 1.0gにColor Coat Red 0.5g、水8.5gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液500μlをホワイトデントコーンの種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例26
本発明組成物17 1.0gにColor Coat Red 0.5g、水8.5gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液500μlをホワイトデントコーンの種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例27
本発明組成物18 1.0gに水4.0gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液250μlを大豆の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
製造例28
本発明組成物19 1.0gに水4.0gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液250μlを大豆の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。処理種子の表面を走査型電子顕微鏡にて観察したところ、本処理種子の表面上には破壊されていないマイクロカプセルが確認された。
比較製造例1
テブコナゾール 25.00gとリックサイザーC−101 97.80gを混合し、ガラスビーズにてテブコナゾールを粉砕し、テブコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 4.89g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 10.22g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.02g、エチレングリコール 0.47g及びイオン交換水 160.46gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.73g、ビーガムグラニュールズ 1.47g、プロキセルGXL 0.98g、プロピレングリコール24.45g、イオン交換水156.62gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して比較組成物1を得た。
10:3.3μm
50:18.6μm
90:33.8μm
T:0.079μm
50/T:235
(D90−D10)/D50:1.64
比較製造例2
テブコナゾール 50.00gとリックサイザーC−101 97.80gを混合し、ガラスビーズにてテブコナゾールを粉砕し、テブコナゾールが分散されたオイルスラリーを得た。該オイルスラリーにデスモジュールL−75 4.89g加えて油相を調製した。
一方、アラビックコールSS 10.26g、ゴーセノールGH−17 4.89g、アンチフォームCエマルション 1.03g、エチレングリコール 0.47g及びイオン交換水 160.96gを混合して水相を調製した。
上記の油相と水相とを混合した。得られた混合物をT.K.オートホモミクサーを用いて撹拌し、油滴分散液を得た。該油滴分散液を60℃で緩やかに24時間攪拌して、マイクロカプセル分散液を得た。
ケルザンS 0.73g、ビーガムグラニュールズ 1.47g、プロキセルGXL 0.98g、プロピレングリコール24.45g、イオン交換水131.07gを混合して増粘剤溶液を調製した。該増粘剤溶液と上記マイクロカプセル分散液とを混合して比較組成物2を得た。
10:1.6μm
50:8.7μm
90:17.2μm
T:0.032μm
50/T:272
(D90−D10)/D50:1.79
比較製造例3
比較組成物1 1.0gに水3.0gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液200μlを小麦の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。
比較製造例4
比較組成物2 0.5gに水3.5gを加えて希釈液を得た。HEGE11を用いて該希釈液200μlを小麦の種子50gに対して塗抹処理(3000rpm、30秒)を行い、該種子を室温で一晩乾燥させて処理種子を得た。
次に試験例を示す。
試験例1
上記製造例で得られた処理種子に所定量のアセトニトリル(内標準入り)を加えて超音波照射を行い、種子に付着したテブコナゾールを抽出した。抽出液をフィルターでろ過し、分析用試料液を調製した。この分析試料液を用いて、高速液体クロマトグラフィー分析を行い、テブコナゾールの量を分析し、各処理種子のテブコナゾール付着率(=[テブコナゾールの種子付着量の実測値(mg)]/[テブコナゾールの種子付着量の理論値(mg)]×100(%))を求めた。結果を表1に示す。
Figure 2013151472
試験例2
上記製造例で得られた処理種子に所定量のアセトニトリル(内標準入り)を加えて超音波照射を行い、種子に付着したメトコナゾールを抽出した。抽出液をフィルターでろ過し、分析用試料液を調製した。この分析試料液を用いて、高速液体クロマトグラフィー分析を行い、メトコナゾールの量を分析し、各処理種子のメトコナゾール付着率(=[メトコナゾールの種子付着量の実測値(mg)]/[メトコナゾールの種子付着量の理論値(mg)]×100(%))を求めた。結果を表2に示す。
Figure 2013151472
試験例3
上記製造例で得られた処理種子に所定量のアセトニトリル(内標準入り)を加えて超音波照射を行い、種子に付着したエタボキサムを抽出した。抽出液をフィルターでろ過し、分析用試料液を調製した。この分析試料液を用いて、高速液体クロマトグラフィー分析を行い、エタボキサムの量を分析し、各処理種子のエタボキサム付着率(=[エタボキサムの種子付着量の実測値(mg)]/[エタボキサムの種子付着量の理論値(mg)]×100(%))を求めた。結果を表3に示す。
Figure 2013151472

Claims (14)

  1. 殺菌活性成分を含有する芯物質が被膜に内包されたマイクロカプセルであって、以下の条件(1)および(2)を満たすマイクロカプセル。
    ・条件(1): D50/T≦230
    ・条件(2): (D90−D10)/D50≦2.5
    尚、条件(1)および(2)の式中、Tはマイクロカプセルの膜厚(μm)を表し、D10はマイクロカプセルの累積10%体積粒子径(μm)を表し、D50はマイクロカプセルの累積50%体積粒子径(μm)を表し、D90はマイクロカプセルの累積90%体積粒子径(μm)を表す。
  2. 殺菌活性成分がアゾール化合物である請求項1記載のマイクロカプセル。
  3. 殺菌活性成分がテブコナゾールである請求項1記載のマイクロカプセル。
  4. 被膜がポリウレタン樹脂及び/又はポリウレア樹脂からなる被膜である請求項1〜3のいずれか1項記載のマイクロカプセル。
  5. 芯物質が疎水性液体を含有する請求項1〜4のいずれか1項記載のマイクロカプセル。
  6. 殺菌活性成分が疎水性液体中に溶解された請求項5記載のマイクロカプセル。
  7. 殺菌活性成分が疎水性液体中に分散された請求項5記載のマイクロカプセル。
  8. 条件(2)が(D90−D10)/D50≦2.1である請求項1〜7のいずれか1項記載のマイクロカプセル。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項記載のマイクロカプセルが水に懸濁された水性懸濁組成物。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項記載のマイクロカプセルを植物又は植物の生育する土壌に施用する植物病害防除法。
  11. 請求項1〜8のいずれか1項記載のマイクロカプセルを植物の種子に処理する植物病害防除法。
  12. 請求項1〜8のいずれか1項記載のマイクロカプセルが付着した種子。
  13. 植物の種子を蒔く前に請求項1〜8のいずれか1項記載のマイクロカプセルを種子に付着させる工程を有する植物病害防除方法。
  14. 請求項1〜8のいずれか1項記載のマイクロカプセルを種子に処理する工程を有するマイクロカプセル付着種子の製造方法。
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