JP2013148942A - 放射線情報管理システム、放射線情報管理方法及び放射線情報管理プログラム - Google Patents

放射線情報管理システム、放射線情報管理方法及び放射線情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】影剤検査における造影剤の選択に当たって、過去の副作用の情報から禁忌造影剤及び、当該禁忌造影剤に類似する造影剤が選択されないよう報知する放射線情報管理システム、放射線情報管理方法及び放射線情報管理プログラムを提供する。
【解決手段】患者に関する情報が登録される患者情報テーブルと、患者に使用された造影剤に関する副作用を管理する副作用管理テーブルと、造影剤に関する情報が登録される造影剤情報テーブルと、を格納するデータベース2と、患者が造影剤検査を受診する場合に使用を忌避すべき造影剤を表示させる禁忌造影剤表示部10と、を備え、副作用管理テーブルに禁忌造影剤があるか否かを判断する判断部12と、判断部12により判断された禁忌造影剤を副作用管理テーブルから抽出する抽出部13と、抽出された禁忌造影剤を造影剤を選択する画面を表示する表示部上にて明示するマークを付するマーク付加部14とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、放射線情報管理システム、放射線情報管理方法及び放射線情報管理プログラムに関する。
近年、医療機関によっては医療機関内において実施される医療行為の登録、実施、診断結果等をコンピュータシステムによって管理する医療情報管理システム(HIS:Hospital Information System)が導入されてきている。また、特に放射線部門においては、放射線診断部門と放射線治療部門とを連結、横断して検査、診断、治療の予約、受付、管理、さらには、HISや医用画像診断装置と情報連携する放射線部門情報管理システム(RIS:Radiological Information System 以下、適宜「RIS」と省略する)が構築されている(以下の特許文献1参照)。
特開2005−339164号公報
しかしながら、医療機関内に上述したRISが構築されている場合においても、ある患者に対して放射線を利用した医用画像診断装置で造影剤を使用して行われる検査(以下、このような検査を「造影剤検査」と表わす)が行われた場合であって、副作用が発生した場合、その詳細な内容が次回検査が行われる際に十分に生かされていない場合が考えられる。例えば、副作用が発生したことは表示されるものの、当該副作用を発生させた造影剤が選択されてしまう可能性が残る。
すなわち造影剤検査において最大限の効果を発揮させるためには、当該患者に対して投与する造影剤の種類の選択が重要であるが、この選択に当たっては検査を担当する、例えば技師の経験等によることも多い。造影剤の選択を最終的に技師の選択に委ねるとしても、できることならば当該患者に副作用が出てしまう造影剤が選択される可能性をできるだけ排除するシステムの構築を図る必要がある。
また、当該患者に副作用を発生させた造影剤の他、この造影剤と似た成分を持つ造影剤もその選択から外すことができればより万全である。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、造影剤検査における造影剤の選択に当たって、過去の副作用の情報から禁忌造影剤及び、当該禁忌造影剤に類似する造影剤が選択されないよう報知する放射線情報管理システム、放射線情報管理方法及び放射線情報管理プログラムを提供することである。
請求項1に記載の発明の特徴は、放射線情報管理システムにおいて、患者に関する情報が登録される患者情報テーブルと、患者が造影剤検査を受診した際に使用された造影剤に関する副作用を管理する副作用管理テーブルと、造影剤に関する情報が登録される造影剤情報テーブルと、を格納するデータベースと、患者が造影剤検査を受診する場合に使用を忌避すべき造影剤を表示させる禁忌造影剤表示部と、を備え、この禁忌造影剤表示部は、副作用管理テーブルに副作用が記述される禁忌造影剤があるか否かを判断する判断部と、判断部によって副作用が記述されると判断された禁忌造影剤を副作用管理テーブルから抽出する抽出部と、抽出部によって抽出された禁忌造影剤を造影剤を選択する画面を表示する表示部上にて明示するマークを付するマーク付加部とを備える。
請求項3に記載の発明の特徴は、放射線情報管理方法において、患者に対する造影剤検査のための造影剤選択を行うに当たり使用される画面を開く際、患者が造影剤検査を受診した際に使用された造影剤に関する副作用を管理する副作用管理テーブルを基に、判断部が患者の副作用の有無を判断するステップと、患者に副作用が発生していることが副作用管理テーブルに登録されている場合に、抽出部が患者に対して副作用を発生させた造影剤を禁忌造影剤として抽出するステップと、抽出された禁忌造影剤に対して、マーク付加部が画面上マークを表示させるステップとを備える。
請求項5に記載の発明の特徴は、放射線情報管理プログラムにおいて、患者に対する造影剤検査のための造影剤選択を行うに当たり使用される画面を開く際、患者が造影剤検査を受診した際に使用された造影剤に関する副作用を管理する副作用管理テーブルを基に、判断部が患者の副作用の有無を判断するステップと、患者に副作用が発生していることが副作用管理テーブルに登録されている場合に、抽出部が患者に対して副作用を発生させた造影剤を禁忌造影剤として抽出するステップと、抽出された禁忌造影剤に対して、マーク付加部が前記画面上マークを表示させるステップとを放射線情報管理システムが備えるコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の実施の形態における医療機関内に構築される放射線情報管理システムの概略的な全体構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態における情報端末の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における禁忌造影剤表示部の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態における造影剤検査の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における副作用管理テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態における禁忌造影剤に対してマークを付する流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における類似造影剤に対してマークを付する流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における検査選択画面の一例を示す画面例である。 本発明の実施の形態における副作用表示画面の一例を示す画面例である。 本発明の実施の形態における造影剤選択画面の一例を示す画面例である。 本発明の実施の形態における造影剤情報テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態における患者情報テーブルの一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における医療機関内に構築される放射線情報管理システムSの概略的な全体構成を示す構成図である。放射線情報管理システムSは、特に放射線科部門において利用されるシステムである。放射線情報管理システムS内には、主に技師等によって造影剤検査を行う際の造影剤選択や放射線科オーダの実施登録作業等に利用される情報端末1と、患者の情報や造影剤の情報、或いは、放射線科オーダを登録するデータベース2とから構成されている。また、放射線情報管理システムSによって管理される医用画像を撮影する医用画像診断装置3も後述する通信ネットワークNに接続されている。この医用画像診断装置3は、患者の内部情報を取得して医用画像を生成する装置であり、例えば、X線診断装置やX線CT(computed tomography:コンピュータ断層撮影)装置を挙げることができる。ここで、X線診断装置やX線CT装置は既に公知の機器であることから、その内部構成や撮影方法等については説明を省略する。
なお、図1においては、1つの情報端末1、1つのデータベース2、及び2つの医用画像診断装置3A,3Bが示されているが、その構成要素の種類は特に問わず、またその数は単数、或いは複数のいずれでも良く、任意である。また、本発明の実施の形態においては、放射線情報管理システムSとして医用画像診断装置3A,3Bを含めているが、狭義の放射線情報管理システムSには医用画像診断装置3A,3Bは含まれないと取り扱っても良い。
放射線情報管理システムSを構成する各機器は、それぞれ通信ネットワークNに接続されている。通信ネットワークNの例としては、院内に設置されるLAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークを挙げることができる。また、この通信ネットワークNで使用される通信規格は、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)等、いずれの規格であっても良い。
図2は放射線情報管理システムSを構成する情報端末1の内部構成を示すブロック図である。情報端末1としては、例えば、患者に関する情報(以下、このような情報を「患者情報」と表わす)、造影剤検査において使用される造影剤に関する情報(以下、このような情報を「造影剤情報」と表わす)の入力、登録等に使用されるパーソナルコンピュータやワークステーション等を挙げることができる。
情報端末1は、CPU(Central Processing Unit)1aと、ROM(Read Only Memory)1bと、RAM(Random Access Memory)1c及び入出力インターフェイス1dがバス1eを介して接続されている。入出力インターフェイス1dには、入力部1fと、表示部1gと、通信制御部1hと、記憶部1iと、リムーバブルディスク1jとが接続されている。併せて入出力インターフェイス1dには、造影剤検査の際に使用される造影剤を選択する場合に、表示部1gに使用を控えるべき造影剤を表示させる禁忌造影剤表示部10も接続されている。
CPU1aは、入力部1fからの入力信号に基づいてROM1bから情報端末1を起動するためのブートプログラムを読み出して実行し、記憶部1iに格納されている各種オペレーティングシステムを読み出す。またCPU1aは、入力部1fや入出力インターフェイス1dを介して、図2おいて図示していない外部機器からの入力信号に基づいて各種装置の制御を行う。さらにCPU1aは、RAM1cや記憶部1i等に記憶されたプログラム及びデータを読み出してRAM1cにロードするとともに、RAM1cから読み出されたプログラムのコマンドに基づいて、造影剤検査において使用される造影剤の登録、データの計算または加工等、一連の処理を実現する処理装置である。
入力部1fは、情報端末1の操作者が各種の操作を入力するキーボード、ダイヤル等の入力デバイスにより構成されており、技師等の操作者の操作に基づいて入力信号を作成しバス1eを介してCPU1aに送信される。また、情報端末1には、キーボード等だけでなく専用の操作パネルが設けられている場合もあり、その場合には操作パネル上の入力デバイスを介して操作画面に対する操作を行うこともできる。
表示部1gは、例えば液晶ディスプレイであり、例えばCPU1aからバス1eを介して出力信号を受信し、禁忌造影剤や類似造影剤、造影剤検査において使用される造影剤の設定、登録、CPU1aの処理結果等を表示する手段である。
通信制御部1hは、LANカードやモデム等の手段であり、情報端末1をインターネットやLAN等の通信ネットワークNに接続することを可能とする手段である。通信制御部1hを介して通信ネットワークNと送受信したデータは入力信号または出力信号として、入出力インターフェイス1d及びバス1eを介してCPU1aに送受信される。
記憶部1iは、半導体や磁気ディスクで構成されており、CPU1aで実行されるプログラムやデータが記憶されている。
リムーバブルディスク1jは、光ディスクやフレキシブルディスクのことであり、ディスクドライブによって読み書きされた信号は、入出力インターフェイス1d及びバス1eを介してCPU1aに送受信される。
データベース2には、図示しないが、その内部にCPU、RAM、ROMといった制御を行うプロセッサ及び記憶部であるハードディスクを備えている。データベース2にはこれまで実施された処理の基となる放射線科オーダや造影剤に関する情報、患者情報等が記憶されている。特に、造影剤検査を行う際の造影剤選択に当たって参考となる情報が、副作用管理テーブル、或いは、造影剤情報テーブルとして登録されている。
なお、本発明の実施の形態においては、患者情報も患者情報テーブルに登録されてデータベース内に記憶されているが、患者情報については、例えば、医療機関内に構築される病院情報管理システム(HIS:Hospital Information System)等に記憶されていても良い。情報端末1を操作する技師等の操作者は、データベース2にアクセスして情報の入手、加工、或いは、登録を行う。
禁忌造影剤表示部10は、技師等が造影剤検査の際に使用する造影剤を選択するに当たって、選択される造影剤が造影剤検査の対象である患者に対して何らかの副作用を生じさせる造影剤であるか否かを操作する情報端末1(表示部1g)上に表示させる。詳細は後述するが、造影剤検査の対象となる患者に対して副作用発生の観点からその使用を回避しなければならない造影剤、或いは、使用を控えた方がよい造影剤を造影剤選択の際に表示部1g上にて表示させることによって、造影剤の選択を行う技師等に対して注意を促す。
なお、本発明の実施の形態においては、以下、「造影剤検査の対象となる患者に対して副作用発生の観点からその使用を回避しなければならない造影剤、或いは、その使用を控えた方がよい造影剤」のことを「禁忌造影剤」と表わす。
また、本発明の実施の形態においては、上述したその使用を回避しなければならない造影剤等の明示に当たって、その役割を果たす禁忌造影剤表示部10を情報端末1に搭載した例を挙げて説明する。但し、情報端末1の処理能力の観点から、例えば、当該禁忌造影剤表示部10がデータベース2内に搭載されていても良い。
また、その使用を回避しなければならない造影剤等の明示を行う放射線情報管理プログラムが情報端末1、或いは、データベース2に記憶されていても良い。または、情報端末1の記憶部1iに放射線情報管理プログラムとして記憶され、或いはリムーバブルディスク1jに格納されていても良い。さらには、放射線情報管理プログラムが放射線情報管理システムSのデータベース2ではなく上述したHISを構成するデータベースに記憶されている構成としても良い。
情報端末1からの指示に基づいてこの放射線情報管理プログラムが起動し、例えば情報端末1のCPU1aに読み込まれ実行されることにより、禁忌造影剤表示部が情報端末1に実装されることになる。
図3は、本発明の実施の形態における禁忌造影剤表示部10の機能ブロック図である。禁忌造影剤表示部10は、受信部11と、判断部12と、抽出部13と、マーク付加部14と、送信部15とから構成される。さらに、禁忌造影剤表示部10は、判断部12からの情報に基づいて、例えば、禁忌造影剤と類似する成分を備える造影剤(以下、このような造影剤を「類似造影剤」と表わす)を検索する検索部16も備える。
判断部12は、副作用管理テーブルに副作用が記述される禁忌造影剤があるか否かを判断する。また抽出部13は、判断部12によって副作用が記述されると判断された禁忌造影剤を副作用管理テーブルから抽出する。マーク付加部14は、抽出部13によって抽出された禁忌造影剤を造影剤を選択する画面を表示する表示部上にて明示するマークを付する機能を備える。検索部16は、上述したように類似造影剤を検索するとともに、この類似造影剤の使用による副作用が記述される患者(以下、このような患者を「類似患者」と表わす)を副作用管理テーブルから検索する。
次に、患者に対する造影剤検査が行われる際の、使用される造影剤の選択の流れについて、主に図4、図6、図7に示すフローチャートを利用して説明する。また、適宜、データベース2内に記憶されている各種テーブルを示す図5、図8、図9、及び、画面例を示す図10ないし図12を用いて説明する。
まず、図4は、本発明の実施の形態における造影剤検査の流れを示すフローチャートである。図4のフローチャートでは、説明の便宜上2つの造影剤検査の流れを示している。2つの造影剤検査は、破線で分けられる、ステップST1−1ないしステップST5−1で示される造影剤検査と、ステップST1ないしステップST5で示される造影剤検査である。これら2つの造影剤検査の流れは、いずれも同じ流れである。また、2つの造影剤検査の流れをまとめて示しているが、説明の都合上2つの造影剤検査の流れを示しているに過ぎず、2つの造影剤検査が連続して行われることを示すものではない。従って、あくまでも本発明の実施の形態における造影剤検査の流れは、破線より下部に示されるステップST1ないしステップST5の流れを利用して説明する。その意味では、破線よりも上部にステップST1−1ないしステップST5−1にて示される造影剤検査の流れは、ステップST1ないしステップST5で示される造影剤検査より前、直近に行われた検査を示している。
造影剤検査の流れは、まず、例えば、RISを用いた検査依頼が情報端末1において受領されるところから開始される(ST1)。検査依頼は、例えば、診察医等によって行われる。但しこの段階では、まだ造影剤を使用した検査であるか否かは問わず、検査全般の依頼受領との意味である。
放射線情報管理システムSを構成する情報端末1では、受領した検査依頼を基に、検査項目や検査条件の設定が行われる(ST2)。設定に当たっては、技師等の人の手を介して行われても、或いは、これまでの検査で設定された項目等を用いて自動的に設定されても良い。この検査項目等の設定の際に造影剤検査が選択、設定された場合には(ST3)、さらに造影剤検査を行う上で必要な項目等についての設定が行われる。詳細は、図5及び図6のフローチャートに示す通りであり、後述する。
検査項目等についての設定が終了すると、造影剤検査が選択された場合、造影剤検査が実施され(ST4)、さらに実施された検査の内容がデータベース2内に記録される(ST5)。
実施検査の内容として記録されるのは、例えば、造影剤検査が行われた場合において、その使用された造影剤によって患者に対して発生した副作用等である。使用される造影剤は、通常技師等によって条件を設定する際に検査の内容や部位等を総合的に勘案して併せて選択され、検査にて使用される。但し、患者と造影剤との関係において、副作用が発生する場合もある。このように副作用が生ずる造影剤は、当該患者の体への負担等を勘案すればできるだけ使用しない方が良い。従って、副作用が発生した場合には、その旨検査内容として記録し、その後の検査に生かされる。
本発明の実施の形態では、この副作用の症状については、データベース2内に格納されている副作用管理テーブルに記録される。図5は、本発明の実施の形態における副作用管理テーブルの一例を示す説明図である。副作用管理テーブルは、例えば、「患者番号」、「オーダ番号」、「種別」、「造影剤」、「副作用」といった項目から構成される。
なお、副作用管理テーブルを構成する項目については、本発明の実施の形態においては図5に示す項目を挙げて説明するが、その設定は必要に応じて自由に行うことができる。
図5に示す副作用管理テーブルを見ると、例えば、患者番号が「002」で示される患者の場合、オーダ番号として「000002」という番号が付与された検査は、「造影検査」であって、使用された造影剤は「造影剤aaa」で副作用として患者「002」に目眩の症状が生じたことがわかる。また、この患者「002」の場合、オーダ番号「000003」の造影検査の際に使用された造影剤Bによって、「血圧低下」という副作用が発生している。このように、特に患者と、当該患者に対して行われた造影剤検査において使用された造影剤の種類、及び生じた副作用がそれぞれ紐づけられて記録されている。
このように、副作用管理テーブルには、副作用が生じた患者と当該患者に対して検査で用いられた造影剤の種類、及びその使用によって発生した副作用が全て記録されている。副作用管理テーブルへの記録は、図4に示す実施検査の内容を記録する段階で行われる(ST5−1,ST5)。なお、本発明の実施の形態における以下の説明では、ステップST1ないしステップST5にて説明される造影剤検査の流れの前、すなわち、当該検査よりも前に行われる造影剤検査のST5−1の段階で、当該患者に対して発生した副作用が副作用管理テーブルに記録されており(ST5−1)、ステップST1ないしステップST5にて説明される造影剤検査が行われる際に副作用管理テーブルに記録されている情報が参考にされる。
図6は、本発明の実施の形態における禁忌造影剤に対してマークを付する流れを示すフローチャートである。禁忌造影剤、或いは、類似造影剤にマークを付して表示部1gに表示させることによって、造影剤検査を行う際の造影剤の選択に当たって、検査対象である患者に副作用が発生する可能性のある造影剤を明示することができ、そのような造影剤を誤って選択してしまう可能性をできるだけ低減させることができる。
なお、図6で示す流れは、「禁忌造影剤」に対してマークを付する流れであり、ここではまずこの流れを説明する。一方、図7に示すフローチャートは、「類似造影剤」に対してマークを付する流れを示しており、後述する。
まず、検査依頼を受領した後、造影剤検査が選択された場合(図4のST3)、検査選択画面が起動する(図6のST11)。図8は、本発明の実施の形態における検査選択画面の一例を示す画面例である。なお、この画面例はあくまでも一例に過ぎず、表示される内容やその画面デザインは任意に設定することができる。
図8に示す検査選択画面では、大きく上下3段の領域に分かれ、上段はさらに3つの領域、「患者情報」、「検査情報」、及び「コメント」に分けて表示されている。「患者情報」は、検査の対象となる患者に関する情報を表示する領域である。また「検査情報」には、当該検査を依頼した医師等に関する情報が表示される。「コメント」は、例えば、検査を依頼した医師等の当該患者、或いは、検査に対するコメントが記入される欄である。
また、中段の「実施情報」の領域においては、今回行われる造影剤検査の内容、例えば、「検査部位」や「撮影装置」等が示されている。下段には、造影剤検査において使用される造影剤検査の種類が、「放射性医薬品」または「造影剤」の領域に示される。図8に示す検査選択画面ではまだ起動したばかりで(ST11)、まだ使用される造影剤が選択されていないので空欄となっている。
なお、造影剤検査において使用される造影剤検査が最終的に選択された場合には、当該検査選択画面の「放射性医薬品」等の領域に当該選択された造影剤に関する情報が入力され、画面右下に設けられている「検査登録」のボタンがクリックされることで、検査選択画面に表示された内容で検査の登録がなされる。
図8に示す検査選択画面の「患者情報」の欄には、「副作用」との表示がなされている。これは、「患者情報」の欄に記載されている患者に対して以前造影剤検査を受けた際に使用した造影剤によって副作用が発生したことを示している。従って、検査選択画面における「副作用」の表示から当該患者について過去に副作用が発生したか否かが確認される(ST12)。副作用が発生した過去がある場合には(ST12のYES)、「検査情報」の領域と「実施情報」の領域とに挟まれる位置に設けられている、「副作用」ボタンがクリックされて、次に副作用表示画面が起動する(ST13)。
図9は、本発明の実施の形態における副作用表示画面の一例を示す画面例である。副作用表示画面では、上段に当該副作用表示画面に表示される副作用が発生した患者に関する情報が示されている。また、中段、下段には、副作用が生じた検査の実施日や、副作用を引き起こした薬剤(造影剤)、副作用の内容がそれぞれ示されている。従って、当該副作用表示画面を確認することによって、副作用を引き起こした造影剤の種類や副作用に関する情報を把握することができる。
その上で、当該副作用表示画面が閉じられると(ST14)、次に造影剤選択画面が起動される。なお、副作用表示画面から造影剤選択画面への遷移の流れについては、ここでは特に規定しない。従って、副作用表示画面が閉じられることによって、再度検査選択画面が起動され、この検査選択画面から造影剤選択画面へと遷移しても良い。或いは、副作用表示画面から直接造影剤選択画面へと遷移しても良い。
図10は、本発明の実施の形態における造影剤選択画面の一例を示す画面例である。造影剤選択画面においては、造影剤検査において使用される材料の選択を行うということで、「使用材料選択」と表示されている。選択可能な使用材料としては、「造影剤」と「特殊器材」の2種が挙げられている。本発明の実施の形態においては、造影剤検査において使用される造影剤を選択することから、「造影剤」のタブが表示されている。
また、図10に示す造影剤選択画面においては、上段に造影剤検査において使用される造影剤を選択するためのタブが表示されており、「解除」ボタン及び「追加」ボタンを挟んで、下段に選択された造影剤が表示されるようにされている。
上段の「造影剤」のタブでは、左側に行われる検査の種類が「カテゴリ」として表示されており、右側には、造影剤の種類が表示されている。なお、「カテゴリ」に表示されている各種検査種類を選択すると、それぞれの検査種類に応じた「造影剤」上段右側に表示されるようにされていても良い。
上段右側に示される造影剤は、「コード」と「名称」及びマーク表示部の3つの項目によって示されている。また、特定の造影剤を選択し、「追加」ボタンを押すと、下段に当該選択された造影剤が表示され、その状態で造影剤選択画面右下の「登録」ボタンがクリックされると、造影剤検査において使用される造影剤として登録される。また、下段に表示された造影剤を選択して「解除」ボタンをクリックすることで、一旦選択した造影剤の登録を解除することができる。
図10に示される造影剤選択画面が起動すると、禁忌造影剤表示部10における判断部12が、図5に示す副作用管理テーブルを参照して、造影剤選択画面において表示されている造影剤、すなわち、実施される検査において使用可能な造影剤について、副作用を引き起こす造影剤があるか否かを確認する(ST16)。判断部12は、副作用管理テーブルのうち、患者番号を基に副作用の有無を確認する。この場合、上述したように、既に副作用があることは確認されていることから、当該副作用管理テーブルにもその旨の登録がなされている。なお、以下においては適宜、検査対象となる患者を副作用管理テーブルに示す患者番号「001」の患者として説明する。
すなわち判断部12が患者番号を基に副作用管理テーブルにおいて副作用を引き起こす禁忌造影剤を確認するが、ここでは例えば、患者番号「001」の患者に関する副作用及び使用された造影剤を確認することになる。図5に示す副作用管理テーブルでは、患者番号「001」の副作用は「目眩」であり、当該副作用は「造影剤aaa」を使用した際に発生したものであることが理解される。
そこで抽出部13が当該禁忌造影剤(ここでは「造影剤aaa」)を抽出し、その情報を判断部12へと送信する。判断部12では、送信された禁忌造影剤に関する情報を基に造影剤選択画面に挙がっている造影剤と合致するか否か確認する(ST17)。
合致する造影剤が表示されている場合には、当該造影剤の欄にマークを付すようにマーク付加部14に指示する(ST17のYES)。当該指示を受けたマーク付加部14では、禁忌造影剤を示すマークを当該(禁忌)造影剤に付加する(ST18)。図10に示す造影剤選択画面においては、「◎」が禁忌造影剤を示している。すなわち、「aaa」と示されている造影剤が当該患者にとって禁忌な造影剤、ということになる。
なお、禁忌造影剤を示すマークはどのようなものであっても良い。また、マークを付す他に、例えば、禁忌造影剤に該当する造影剤の表示を色分けする、或いは、反転させて表示させる等、何らかの表示態様をもって報知することも可能である。
一方、副作用が生じた禁忌造影剤として副作用管理テーブルに挙げられている造影剤以外の造影剤については、特にマークを付すことはない(ST19)。図10に示す造影剤選択画面においては、禁忌造影剤以外の造影剤についてのマークが付される欄は、空欄とされる。
以上、検査対象となっている患者に関して、以前受診した検査において副作用が生じた際に使用された造影剤を禁忌造影剤として造影剤選択画面上にて表示させる流れを説明した。次に、禁忌造影剤とその成分において類似する類似造影剤を表示させる流れについて説明する。図7は、本発明の実施の形態における類似造影剤に対してマークを付する流れを示すフローチャートである。
判断部12は、副作用管理テーブルを利用して、検査対象である患者に関して禁忌造影剤を示すマークが付加された造影剤(例えば、造影剤aaa)を確認する(ST21)。これは、禁忌造影剤と成分が類似する類似造影剤を抽出する際の前提となる情報である。その上で、判断部12は、さらにデータベース2内に格納されている造影剤情報テーブルを参照して、マークが付された禁忌造影剤と医学的分類が同じ造影剤を確認する(ST22)。
図11は、本発明の実施の形態における造影剤情報テーブルの一例を示す説明図である。造影剤情報テーブルには、「造影剤ID」、「造影剤名」及び「造影剤分類」の3つの項目が設けられている。この造影剤情報テーブルは、造影剤の成分、すなわち、医学的分類に関する情報が記憶されている。図11に示されている造影剤情報テーブルを見ると、その一部のみが示されているが、造影剤aaa、造影剤ddd、造影剤eeeが、また、造影剤bbb、造影剤ccc、造影剤fffそれぞれが近似の性質を持っていることが読み取れる。また例えば、造影剤aaa、造影剤ddd、造影剤eeeというように同じ医学的分類に区分される造影剤同士ではその成分が類似すると考えられ、従って、例えば、造影剤aaaが禁忌造影剤であった場合、造影剤aaaによって副作用が生じた患者にとっては類似する成分を備える造影剤ddd、或いは、造影剤eeeも副作用を引き起こす可能性が推定できる。
そこで、判断部12が造影剤情報テーブルを確認し、医学的分類が同じ造影剤の有無を確認する(ST23)。図11に示す造影剤情報テーブルを参照した場合に、例えば造影剤aaaが禁忌造影剤であった場合には、同じ医学的分類に区分される造影剤(類似造影剤)として造影剤dddが確認できる(造影剤eeeが使用された際の副作用については、図5に示す副作用管理テーブルには記録されていない)。
判断部12は、さらに、造影剤情報テーブルにおいて類似造影剤として確認された、例えば造影剤dddを、副作用管理テーブルにおいて確認する(ST24)。図5に示す副作用管理テーブルにおいては、「造影剤ddd」と記録されているのは、患者番号が「002」がオーダ番号が「000003」である造影剤検査を受診した場合、及び、患者番号が「004」がオーダ番号が「000007」である造影剤検査を受診した場合の2つである。前者の場合、患者番号「002」は、造影剤dddを使用した造影剤検査において「血圧低下」という副作用が生じている。また、後者の場合、患者番号「004」は、造影剤dddを使用した造影剤検査において同じく「血圧低下」という副作用が生じている。
次に検索部16は、類似造影剤(ここでは「造影剤ddd」)を使用して副作用が発生した患者を検索する(ST25)。上述したように、該当する患者として患者番号「002」及び「004」の患者が該当する。検索部16は、これらの情報を判断部12へと送信する。判断部12は、当該情報に基づいて、検索された患者(ここでは、患者番号「002」及び「004」の患者)の既往症を確認する(ST26)。
患者の既往症を確認する場合には、患者情報テーブルが用いられる。図12は、本発明の実施の形態における患者情報テーブルの一例を示す説明図である。患者情報テーブルは、「患者番号」、「患者氏名」、「生年月日」、「性別」、「既往症」の各項目から構成されている。患者情報テーブルとしてどのような内容を記録させておくかについては、任意に設定することができる。また、図12に示す患者情報テーブルでは、「既往症」の欄は3つ設けられているが、この数も任意に設定することが可能である。例えば、検査対象である患者の患者番号が「001」であるとすると、患者氏名は「東芝太郎」であり、「1999年1月1日」に生まれた男性である。また、既往症としては、「喘息」と「気管支炎」の2つが記録されている。
判断部12は、患者番号「002」及び「004」の患者の既往症を確認する。患者番号「002」の患者は、既往症として「気管支炎」が挙げられている。一方、患者番号「004」の患者は、「喘息」の既往症があることが記録されている。
上述したように、検査対象の患者が患者番号「001」である場合、判断部12は、当該患者の既往症と検索部16によって検索された患者(ここでは、患者番号「002」及び「004」の患者)の持つ既往症とを比較する(ST27)。その結果、ここでは、患者番号「001」と「002」とはいずれも既往症として「気管支炎」が記録されていることが確認できる。従って、判断部12はマーク付加部14に対して、患者番号「002」が使用して副作用が生じた造影剤dddについて、類似造影剤として造影剤選択画面上にてマークを付する(ST28)。
図10に示す造影剤選択画面においては、禁忌造影剤に類似する成分を持つ類似造影剤dddについて「●」が付されている。なお、禁忌造影剤へマークを付す説明でも述べたように、類似造影剤を表わすマークとしてどのようなマークを付しても良い。また、色つけ、反転等の表示方法を採用することも可能である。
上述したように、医学的分類が同じ造影剤は、互いに類似する成分を備えている。しかもこの類似する成分を備える造影剤を使用して副作用が生じた患者の既往症と同じ既往症を、検査対象である患者が持っている場合には、両者は体質等が似ているとも考えられることから、検査対象である患者も当該類似造影剤を使用すると、副作用が発生する可能性が高いと推察できる。従って、検査対象である患者の安全を勘案して、副作用が発生しうる類似造影剤も予めマークして造影剤を選択する者に対して明示しておくことで、造影剤選択画面にて使用する造影剤が選択される際に、その選択を避けるよう促すことが可能となる。
一方、検査対象となる患者の既往症と同じ既往症が、抽出された患者において登録されていない場合には、特にマークを付すことはない(ST29)。従って、図10に示す造影剤選択画面上では、マークは付されず空欄となる。例えば、造影剤eeeに対しては類似造影剤としてマークが付されない。
これまでの説明で、技師等が造影剤を選択する際に見る造影剤選択画面において、検査対象となる患者にとって禁忌な造影剤、及び当該禁忌造影剤に類似する成分を持つ類似造影剤については、マークが付されている。技師等は、これらのマークを参照して検査対象となる患者に対して適切な造影剤を選択する(ST30)。
なお、過去の造影剤検査において使用された造影剤に基づいて副作用が発生していない場合(図6にST12のNO)や、造影剤による副作用は生じているものの、禁忌造影剤のみで類似造影剤は存在しない場合(図7のST23のNO)には、禁忌造影剤及び類似造影剤のいずれも、或いは、類似造影剤についてはマークが付されない。
上述した状態の下、図10に示す造影剤選択画面において「追加」ボタンを押して検査において使用される造影剤が選択され、「登録」ボタンにて当該選択された造影剤が登録されると(ST31)、改めて図8に示す検査選択画面へと遷移し、下段の「放射性医薬品」等の欄に、選択された造影剤が表示される。
その上で、検査選択画面の右下、「検査登録」ボタンをクリックすることで、造影剤検査の登録が行われ実施される(図4のST4参照)。
以上説明した通り、造影剤検査における造影剤選択の場面において、予め検査対象となる患者にとって禁忌となる造影剤及び類似する成分を備える類似造影剤を明示しておくことによって、造影剤検査における造影剤の選択に当たり、過去の副作用の情報から禁忌造影剤及び、当該禁忌造影剤に類似する造影剤が選択されないよう報知する放射線情報管理システム、放射線情報管理方法及び放射線情報管理プログラムを提供することができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、本発明の実施の形態では禁忌造影剤や類似造影剤に該当する造影剤に対してマークを付することで検査対象となる患者への適用を回避するようにしているが、さらに、例えば、このようにマークが付された造影剤が選ばれた場合には、さらに技師等に注意を促す、例えば画面表示や音声等の報知が行われるように設定されていても良い。
この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 情報端末
10 禁忌造影剤表示部
11 受信部
12 判断部
13 抽出部
14 マーク付加部
15 送信部
16 検索部
S 放射線情報管理システム

Claims (6)

  1. 患者に関する情報が登録される患者情報テーブルと、前記患者が造影剤検査を受診した際に使用された造影剤に関する副作用を管理する副作用管理テーブルと、造影剤に関する情報が登録される造影剤情報テーブルと、を格納するデータベースと、
    前記患者が前記造影剤検査を受診する場合に使用を忌避すべき造影剤を表示させる禁忌造影剤表示部と、を備え、
    前記禁忌造影剤表示部は、
    前記副作用管理テーブルに副作用が記述される禁忌造影剤があるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部によって副作用が記述されると判断された前記禁忌造影剤を前記副作用管理テーブルから抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって抽出された前記禁忌造影剤を造影剤を選択する画面を表示する表示部上にて明示するマークを付するマーク付加部と、
    を備えることを特徴とする放射線情報管理システム。
  2. 前記禁忌造影剤表示部は、さらに
    前記禁忌造影剤と成分が類似する類似造影剤を検索するとともに、前記類似造影剤の使用による副作用が記述される類似患者を前記副作用管理テーブルから検索する検索部を備え、
    前記判断部は前記抽出部に対して、前記患者が持つ既往症と一致する既往症を持つ前記類似患者を抽出させ、抽出ができた場合に、造影剤を選択する画面を表示する表示部上にて明示するべく前記マーク付加部に前記類似造影剤に対してもマークを付するよう指示することを特徴とする請求項1に記載の放射線情報管理システム。
  3. 患者に対する造影剤検査のための造影剤選択を行うに当たり使用される画面を開く際、前記患者が造影剤検査を受診した際に使用された造影剤に関する副作用を管理する副作用管理テーブルを基に、判断部が前記患者の副作用の有無を判断するステップと、
    前記患者に副作用が発生していることが前記副作用管理テーブルに登録されている場合に、抽出部が前記患者に対して副作用を発生させた造影剤を禁忌造影剤として抽出するステップと、
    前記抽出された前記禁忌造影剤に対して、マーク付加部が前記画面上マークを表示させるステップと、
    を備えることを特徴とする放射線情報管理方法。
  4. 前記禁忌造影剤と成分が類似する類似造影剤を、検索部が造影剤情報テーブルを基に検索するステップと、
    前記類似造影剤が検索された場合に、判断部がさらに前記副作用管理テーブルを基に副作用が発生した前記類似造影剤を確認するステップと、
    前記類似造影剤を使用して副作用が発生した類似患者を抽出部が抽出するステップと、
    前記判断部が患者情報テーブルを基に抽出された前記類似患者の既往症を確認するステップと、
    前記類似患者の既往症と前記患者の既往症とが一致する場合に、前記判断部が前記マーク付加部に対して前記類似造影剤に前記画面上マークを表示させるステップと、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の放射線情報管理方法。
  5. 患者に対する造影剤検査のための造影剤選択を行うに当たり使用される画面を開く際、前記患者が造影剤検査を受診した際に使用された造影剤に関する副作用を管理する副作用管理テーブルを基に、判断部が前記患者の副作用の有無を判断するステップと、
    前記患者に副作用が発生していることが前記副作用管理テーブルに登録されている場合に、抽出部が前記患者に対して副作用を発生させた造影剤を禁忌造影剤として抽出するステップと、
    前記抽出された前記禁忌造影剤に対して、マーク付加部が前記画面上マークを表示させるステップと、
    を放射線情報管理システムが備えるコンピュータに実行させることを特徴とする放射線情報管理プログラム。
  6. 前記禁忌造影剤と成分が類似する類似造影剤を、検索部が造影剤情報テーブルを基に検索するステップと、
    前記類似造影剤が検索された場合に、判断部がさらに前記副作用管理テーブルを基に副作用が発生した前記類似造影剤を確認するステップと、
    前記類似造影剤を使用して副作用が発生した類似患者を抽出部が抽出するステップと、
    前記判断部が患者情報テーブルを基に抽出された前記類似患者の既往症を確認するステップと、
    前記類似患者の既往症と前記患者の既往症とが一致する場合に、前記判断部が前記マーク付加部に対して前記類似造影剤に前記画面上マークを表示させるステップと、
    を放射線情報管理システムが備えるコンピュータに実行させることを特徴とする請求項5に記載の放射線情報管理プログラム。

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