JP2013147941A - インジェクタ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴射信号に重畳される高周波ノイズを適切に除去できるインジェクタ駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動制御回路12は、噴射信号がハイレベルを示す期間がノイズ判定期間T1未満であることを検出すると、前記検出の時点から所定のフィルタ期間T2の間は駆動信号の出力を禁止する。具体的には、第1異常判定回路61は、噴射信号がハイレベルに変化すると、ノイズ判定期間T1に相当する第1パルスを生成し、第1保護判定回路62は、第1パルスがハイレベルを示す間に噴射信号がローレベルに変化するとフィルタ期間T2に相当する第2パルスを生成する。そして、駆動信号出力回路64,65は、第2パルスがハイレベルを示す間に駆動信号の出力を禁止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の気筒内に燃料を噴射するインジェクタを駆動する駆動装置に関する。
インジェクタ駆動装置は、上位の制御装置(例えばECU;Electronic Control Unit)によって出力される噴射信号に従いインジェクタに駆動信号を出力してソレノイドに通電を行い、気筒内に燃料を噴射させる。上記噴射信号には、動作環境において発生するノイズが重畳し易いため、ノイズをどのようにして除去するかが問題となる。一般には、信号線とグランドとの間にコンデンサを接続してノイズをフィルタリングするように対処することが多い。
しかしながら、このような対処では、図20(a)に示すように、噴射信号に短い周期(例えば数10kHz〜1MHz程度)で繰り返し発生するようなノイズが重畳されると除去できない場合がある。すると、インジェクタが誤動作したり、場合によっては図20(c)に示すようにMOSFET等のスイッチング素子が短い周期でスイッチングを繰り返すことで過大な電流が流れて発熱し、故障に至るおそれもある(図20(d)参照)。
特許文献1には、車両のエンジンにおいてクランク軸の方向を決定するために使用する複数の周期を有する信号に重畳されるノイズを想定し、前記ノイズを自律的に除去するフィルタとして、ノイズが重畳された信号のエッジを検出すると、その時点から所定の時間だけ信号の入力をブロックするように作用することでノイズを除去するようにした技術が開示されている。
米国特許5699009号明細書
しかしながら、特許文献1の技術では、原信号のエッジの前後に重畳されるノイズを除去することは可能であるが、上述したように、噴射信号に比較的高い周波数のノイズが連続的に重畳された場合には対応できず、ノイズを適切に除去できなくなることが想定される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、噴射信号に重畳される高周波ノイズを適切に除去できるインジェクタ駆動装置を提供することにある。
請求項1記載のインジェクタ駆動装置によれば、ノイズ除去手段は、噴射信号がアクティブレベルを示す期間がノイズ判定期間T1未満であることを検出すると、前記検出の時点から所定のフィルタ期間T2の間は第1及び第2駆動信号の出力を禁止する。すなわち、アクティブレベルが判定期間T1未満で極めて短い噴射信号は、正常に出力されたものでなく重畳されたノイズパルスであると判定できる。そして、そのようなノイズパルスは以降も連続して重畳される可能性が高いので、以降のフィルタ期間T2の間は駆動信号の出力を禁止することで高周波ノイズを除去できる。
請求項2記載のインジェクタ駆動装置によれば、第1パルス生成手段は、噴射信号がアクティブレベルに変化すると、ノイズ判定期間T1に相当する第1パルスを生成する。第2パルス生成手段は、第1パルスがアクティブレベルを示す間に噴射信号がインアクティブレベルに変化すると、同信号がアクティブレベルを示す期間がノイズ判定期間T1未満であることになるから、フィルタ期間T2に相当する第2パルスを生成する。そして、出力ゲート部は、第2パルスがアクティブレベルを示す間に駆動信号の出力を禁止するので、フィルタ期間T2の間に駆動信号の出力が禁止される。
請求項3記載のインジェクタ駆動装置によれば、信号遅延手段は、フィルタ期間T2の間に、噴射信号がアクティブレベルを示す期間が正常な噴射指令期間と判定される期間T3以上となったことを検出すると、前記検出の時点から期間T3の経過後に前記噴射信号に対応する駆動信号の出力を開始する。すなわち、フィルタ期間T2は、判定期間T1未満の噴射信号をノイズと想定して駆動信号の出力を阻止するために設定されている。しかし、フィルタ期間T2の間に噴射信号のアクティブレベルが期間T3以上継続すれば、当該信号の噴射指令期間は正常であると判定できる。したがって、期間T3の経過後に前記噴射信号に対応する駆動信号の出力を開始することで、正常な噴射信号に対応した駆動信号を出力できる。
請求項4記載のインジェクタ駆動装置によれば、第3パルス生成手段は、フィルタ期間T2の間に噴射信号がアクティブレベルに変化すると、その変化時点から期間T3の経過後にアクティブレベルとなる第3パルスを生成する。そして、出力ゲート部は、第3パルスがアクティブレベルに変化すると、その時点で前記噴射信号がアクティブレベルを維持していることを条件に、対応する駆動信号の出力を開始する。したがって、アクティブレベルが期間T3以上継続した噴射信号に対応する駆動信号を、期間T3の経過後に出力できる。
請求項5記載のインジェクタ駆動装置によれば、信号延長手段は、信号遅延手段が期間T3の経過後に駆動信号の出力を開始した後、噴射信号がインアクティブレベルに変化すると、その時点から付加期間T4が経過した後に駆動信号の出力を停止する。すなわち、駆動信号の出力タイミングが期間T3だけ遅延された分を、付加期間T4によって補うことができる。また、電源供給延長手段は、駆動信号の出力期間が付加期間T4だけ延長されることに伴い、当該期間分だけ、対応するインジェクタに対する駆動電源の供給期間を延長するので、インジェクタを正常に駆動できる。
請求項6記載のインジェクタ駆動装置によれば、第4パルス生成手段は、噴射信号がインアクティブレベルに変化すると、付加期間T4の経過後にインアクティブレベルに変化する第4パルスを生成する。そして、出力ゲート部は、第4パルスがインアクティブレベルに変化すると駆動信号の出力を停止するので、第4パルスがアクティブレベルを示す期間に応じて駆動信号を延長できる。
請求項7記載のインジェクタ駆動装置によれば、出力禁止手段は、第1又は第2噴射信号の一方がアクティブレベルを示す期間が期間T3以上となったことを検出すると、前記アクティブレベルを示す期間内は、第1又は第2噴射信号の他方に応じた駆動信号の出力を禁止する。すなわち、第1及び第2噴射信号は、本来同時にアクティブレベルになることがない信号であるから、一方の信号がアクティブレベルを示す期間に他方の信号がアクティブレベルを示したとすれば、その信号はノイズが重畳されたものと判断できる。したがって、他方の駆動信号の出力を禁止することで、ノイズの影響を除去できる。
請求項8記載のインジェクタ駆動装置によれば、第3パルス生成手段は、期間T3の経過後にアクティブレベルとなり、前記一方の噴射信号がインアクティブレベルに変化するとインアクティブレベルとなる第3パルスを生成し、出力ゲート部は、第3パルスがアクティブレベルを示す期間は、前記他方に応じた駆動信号の出力を禁止する。したがって、第3パルスがアクティブレベルを示す期間に応じて駆動信号の出力を禁止できる。
請求項9記載のインジェクタ駆動装置によれば、ノイズ除去手段は、第1又は第2噴射信号の一方がアクティブレベルを示す期間が期間T3以上となったことを検出した場合において、最小噴射期間T5を経過する前に前記一方の噴射信号がインアクティブレベルに変化すると、前記噴射信号に対応する駆動信号のアクティブレベルを維持する。すなわち、噴射信号のアクティブレベル期間が期間T3以上になれば、当該信号にはノイズが含まれていないと判断できるので、アクティブレベルは最小噴射期間T5を経過すると想定される。それに反して、当該期間T5の経過前に噴射信号がインアクティブレベルに変化すれば、それは振幅がインアクティブレベル側に変化するノイズパルスが重畳された結果であると判定できる。したがって、対応する駆動信号のアクティブレベルを維持することでノイズの影響を排除できる。
また、インアクティブ遅延手段は、噴射信号のインアクティブレベルが遅延期間T6以上継続すると、当該期間の経過後に駆動信号をインアクティブレベルにするので、噴射信号がノイズの影響を受けることなく確実にインアクティブレベルになったことを確認した上で、駆動信号をインアクティブレベルにすることができる。更に、電源供給延長手段は、遅延期間T6だけ、対応するインジェクタに対する駆動電源の供給期間を延長するので、請求項5と同様にインジェクタを正常に駆動できる。
請求項10記載のインジェクタ駆動装置によれば、第6パルス生成手段は、前記噴射信号がインアクティブレベルに変化すると、遅延期間T6の経過後にインアクティブレベルに変化する第6パルスを生成し、出力ゲート部は、第6パルスがインアクティブレベルに変化すると駆動信号の出力を停止する。したがって、第6パルスのレベル変化に応じて駆動信号の出力停止タイミングを制御できる。
第1実施例であり、駆動制御回路の構成を要部について示す図 各信号波形のタイミングチャート(その1) 図2相当図(その2) 図2相当図(その3) 図2相当図(その4) 燃料噴射制御装置の全体構成図 駆動制御回路によるノイズ除去機能の概要を説明する図 第2実施例を示す図1相当図 図2相当図(その1) 図9相当図(その1) 図9相当図(その2) 第3実施例を示す図1相当図 図2相当図 第4実施例を示す図1相当図 図2相当図 第5実施例を示す図1相当図 図2相当図 第6実施例を示す図1相当図 図2相当図 従来技術を説明する図8相当図
(第1実施例)
以下、第1実施例について図1ないし図7を参照して説明する。図6は、燃料噴射制御装置の全体構成図である。燃料噴射制御装置は、例えばガソリンエンジン(内燃機関)を制御する電子制御装置10(以下、ECU10という)と、ECU10からの噴射指令または噴射停止指令に応じてエンジンの各気筒(本実施形態では6気筒)のインジェクタ1〜6を駆動するインジェクタ駆動装置(EDU)11とから構成されている。
噴射信号IJt1〜IJt6は、燃料の噴射指令を示すハイレベルと噴射停止指令を示すローレベルとからなる2値信号であり、ECU10から噴射信号線を通してインジェクタ駆動装置11の入力端子Ta1〜Ta6に入力されている。フェイル信号IJf1〜IJf3は、インジェクタの駆動電流が所定値(例えば4A程度)以上になった時にローレベルとなり、その後駆動電流が所定値(例えば1A程度)以下になると再びハイレベルとなる信号であり、出力端子Ta7〜Ta9からECU10に出力されている。
インジェクタ1〜6は、ソレノイドL1〜L6を備えた電磁式であり、ソレノイドL1〜L6の通電、断電により開弁、閉弁する。ソレノイドL1〜L6は、それぞれハイサイド側の出力端子Tb1〜Tb6とロウサイド側の出力端子Tc1〜Tc6との間に接続されている。各気筒のインジェクタ1〜6は、同時に駆動されることがないインジェクタ同士が対になり2ずつの制御グループ(例えばインジェクタ1と4、インジェクタ2と5、インジェクタ3と6)に分けられている。
以下の説明では、各グループに属する2つのインジェクタを第1インジェクタA、第2インジェクタBとして区別する。同一グループに属するインジェクタA、Bのハイサイド側の出力端子Tb1とTb4、出力端子Tb2とTb5、出力端子Tb3とTb6は、それぞれインジェクタ駆動装置11内で接続されている。上記フェイル信号IJf1〜IJf3は、各グループに対し1本ずつ設けられている。
インジェクタ駆動装置11は、モノリシックICとして形成された駆動制御回路12(駆動制御手段,ノイズ除去手段)、電源端子Td1、Td2間に入力されるバッテリ電圧VBを昇圧する昇圧電源部13、昇圧電源部13と出力端子Tb1〜Tb6(ハイサイド端子)との間にグループごとに設けられた放電スイッチ14、開弁状態を保持するための定電流を出力するグループごとに設けられた定電流電源部15、および出力端子Tc1〜Tc6(ローサイド端子)とグランドとの間に設けられた気筒選択スイッチ16を備えている。昇圧電源部13、放電スイッチ14、定電流電源部15および気筒選択スイッチ16により駆動回路が構成されている。
昇圧電源部13は、昇圧コイル17a、17b、MOSトランジスタ18a、18b、ダイオード19a、19bおよびコンデンサ20a、20bからなる二重化されたDC/DCコンバータから構成されている。MOSトランジスタ18a、18bのゲートには駆動制御回路12から共通の昇圧パルスが与えられ、共通に接続されたダイオード19a、19bのカソードおよびコンデンサ20a、20bの正側端子に昇圧電圧が生成される。駆動制御回路12は、昇圧電圧が規定の電圧に等しくなるように昇圧パルスを出力する。
放電スイッチ14は、グループごとに1ずつのMOSトランジスタ21a、21b、21cを備えており、放電制御信号によりオンオフ動作が行われる。定電流電源部15も、グループごとに1ずつのMOSトランジスタ22a、22b、22cを備えている。ダイオード23a、23b、23cは逆流防止ダイオードであり、ダイオード24a、24b、24cは還流ダイオードである。駆動制御回路12は、各グループを構成する2つのソレノイドに流れる総電流が規定の電流値に等しくなるように定電流制御信号を出力する。
気筒選択スイッチ16は、出力端子Tc1〜Tc6とグランドとの間に接続されたMOSトランジスタ25a〜25fを備えており、後述する駆動信号A、Bによりオンオフ動作が行われる。同一グループに属するソレノイドを駆動するMOSトランジスタのソースは、共通に設けられた電流検出用抵抗26(MOSトランジスタ25a,25dについてのみ示す)を介してグランドに接続されている。駆動制御回路12は、この電流検出用抵抗の電圧に基づいて、各グループを構成するソレノイドに流れる総電流を検出し、上記定電流制御を実行する。
ここで、駆動制御回路12によるノイズ除去機能の概要について、図7を参照して説明する。図7(a1)〜(e1)は、第1インジェクタAに対応する噴射信号Aに関する電圧,電流波形を示し、図7(a2)〜(e2)は、第2インジェクタBに対応する噴射信号Bに関する電圧,電流波形を示している。駆動制御回路12は、以下に述べるノイズ除去についての第1機能〜第5機能を実行する。
<第1機能>
噴射信号のハイレベル(アクティブレベル)期間がT1[s](例えば20μs)未満であることを検出すると、それ以降期間T2[s](例えば500μs)の間、気筒選択MOSトランジスタ25をA,B側共にオフにする(図7(a1,c1)参照)。すなわち、噴射信号が正常であれば、そのハイレベル期間がT1未満になることは仕様上あり得ず、期間T1はノイズを判定するための期間として設定される。また、期間T1未満のノイズが発生すると、それは高周波ノイズであり連続して重畳される可能性が高いので、以降の期間T2の間は駆動信号の出力を禁止する。すなわち、期間T2は高周波ノイズをフィルタリングするための期間である。
<第2機能>
上記の期間T2の間に、噴射信号のハイレベル期間が期間T3[s](例えば40μs)以上継続したことを検出すると、期間T3の経過後に、その時点の噴射信号のレベルに従い駆動信号を出力する(図7(a1,a2)参照)。すなわち、噴射信号が正常に出力されれば、仕様上、そのハイレベル期間はT3以上となるはずであり、噴射信号のハイレベル期間がT3以上となれば、正常な信号であると判定して(正常な噴射指令期間)駆動信号の出力を開始する。
<第3機能>
第2機能が作用した場合に、噴射信号レベルの立ち下がりを検出すると、期間T4(例えば40μs)の経過後に、駆動信号をオフレベルにする(図7(a2)参照)。すなわち、第2機能が作用した結果、浸食された駆動信号のハイレベル期間を、期間T4を付加することで補うようにする。
<第4機能>
噴射信号のハイレベル期間が期間T3[s]以上継続したことを検出すると、前記噴射信号がローレベルに変化するまで、他方の噴射信号の入力を受け付けない(図7(a1,a2)参照)。すなわち、噴射信号A,Bは、同時にハイレベルになることはない信号であるから、一方が正常な信号であるとして対応する駆動信号を出力している間に他方の噴射信号がハイレベルになってとすれば、それはノイズと判定できるため駆動信号の出力を禁止する。
<第5機能>
噴射信号レベルの立ち上がりからハイレベルが期間T3[s]以上、期間T5[s](例えば700μs)以下の間に、前記噴射信号レベルの立ち下がりを検出すると、その時点では対応する駆動信号をオフせず、期間T6(例えば20μs)の経過後に、駆動信号をオフレベルにする(図7(a1)参照)。すなわち、期間T3以上で且つ期間T以下の間に噴射信号のレベルが立ち下がると、ノイズパルスの影響を受けてローレベルに立ち下がった可能性がある。そこで、その立ち下がりの時点から期間T6が経過するまでは、ハイレベルを維持することでノイズの影響を排除する。
以上のうち、本実施例では第1及び第2機能についてのみ説明し、その他の機能については第2実施例以降で説明する。
図1は、駆動制御回路12のうち、第1インジェクタAの噴射信号(IJt)A、第2インジェクタBの噴射信号(IJt)Bを入力し、第1インジェクタAの駆動信号A、第2インジェクタBの駆動信号Bを出力するグループごとの回路構成であり、上記第1及び第2機能を実現する部分(ノイズ除去手段)を示している。
噴射信号Aは、ANDゲート31,EXORゲート32,NORゲート33の一方の入力端子に与えられており、噴射信号Bは、上記ゲート31〜33の他方の入力端子に与えられている。ANDゲート31の出力端子は、ORゲート34,ANDゲート35を介してANDゲート36の一方の入力端子に接続されており、ANDゲート36の出力端子は、NPNトランジスタ37のベースに接続されている。
電源Vccとグランドとの間には、抵抗素子38及びコンデンサ39の直列回路が接続されており、NPNトランジスタ37は、コンデンサ39に並列に接続されている。抵抗素子38及びコンデンサ39の共通接続点は、コンパレータ40の非反転入力端子に接続されており、コンパレータ40の反転入力端子には、基準電圧Vref2が与えられている。コンパレータ40の出力端子(出力信号T2out;第2パルス)は、ANDゲート35,41〜43の入力端子に接続されている。
EXORゲート32の出力端子は、ANDゲート41の入力端子に接続されていると共に、NOTゲート44を介してANDゲート45の入力端子に接続されている。ANDゲート41の出力端子は、RSフリップフロップ46のセット端子Sに接続されている。RSフリップフロップ46の出力端子Q(信号Q1)は、NPNトランジスタ47のベースに接続されている。
電源Vccとグランドとの間には、抵抗素子48及びコンデンサ49の直列回路が接続されており、NPNトランジスタ47は、コンデンサ49に並列に接続されている。抵抗素子48及びコンデンサ49の共通接続点は、コンパレータ50の反転入力端子に接続されており、コンパレータ50の非反転入力端子には、基準電圧Vref1が与えられている。コンパレータ50の出力端子(出力信号T1out;第1パルス)は、ANDゲート45,NOTゲート51を介してANDゲート41の入力端子に接続されている。ANDゲート45の出力端子は、ORゲート34の入力端子に接続されている。
NORゲート33の出力端子は、NPNトランジスタ52のベースに接続されている。電源Vccとグランドとの間には、抵抗素子53及びコンデンサ54の直列回路が接続されており、NPNトランジスタ52は、コンデンサ54に並列に接続されている。抵抗素子53及びコンデンサ54の共通接続点は、コンパレータ55の非反転入力端子に接続されており、コンパレータ55の反転入力端子には、基準電圧Vref3が与えられている。コンパレータ55の出力端子(出力信号T3out;第3パルス)は、ANDゲート56及び57の入力端子に接続されている。また、信号T3outの反転が、ANDゲート36の入力端子に与えられている。
噴射信号Aは、ANDゲート42及び56の入力端子にも与えられており、噴射信号Bは、ANDゲート43及び57の入力端子にも与えられている。ANDゲート42及び56の出力端子は、ORゲート58の入力端子にそれぞれ接続され、ORゲート58の出力信号が駆動信号Aとなる。また、ANDゲート43及び57の出力端子は、ORゲート59の入力端子にそれぞれ接続され、ORゲート59の出力信号が駆動信号Bとなる。そして、RSフリップフロップ46のリセット端子Rには、ORゲート60を介して駆動信号A,BのOR信号が与えられている。
以上において、符号41,46〜51,60からなる要素は第1異常判定回路61(第1パルス生成手段)を構成しており、符号31,32,34〜40,44,45からなる要素は第1保護判定回路62(第2パルス生成手段)を構成している。また、符号33,52〜55からなる要素は第1異常時噴射判定回路63(信号遅延手段,第3パルス生成手段)を構成しており、符号42,56,58からなる要素は第1駆動信号出力回路64(出力ゲート部)を、符号43,57,59は第2駆動信号出力回路65(出力ゲート部)を構成している。
次に、本実施例の作用について図2ないし図5を参照して説明する。図2は、図1の回路動作を示す各信号波形のタイミングチャートである。尚、全ての信号はハイアクティブとする。初期状態として、噴射信号A,Bが何れもローレベルである場合、RSフリップフロップ46はリセットされており、コンデンサ49は充電されている(T1out=L)。また、NORゲート33の出力信号はハイレベルであるから、コンデンサ54は放電されている(T3out=L)。また、ANDゲート31及び45の出力信号はローレベルであるから、コンデンサ39は充電されている(T2out=H)。
上記の初期状態から噴射信号Aがハイレベルに変化すると(破線によりノイズの重畳であることを示す)、EXORゲート32の出力信号がハイレベル,ANDゲート41の出力信号がハイレベルとなることでRSフリップフロップ46がセットされる(Q1=H,図2(e,g)参照)。すると、コンデンサ49が放電されて信号T1outがハイレベルに変化する(図2(c)参照)。また、ANDゲート42,ORゲート58を介して駆動信号Aがハイレベルとなるので、RSフリップフロップ46がリセットされる(Q1=L,図2(f,g)参照)。
尚、図2(e)〜(g)では、RSフリップフロップ46のセット,リセットのタイミングが同時であり、信号Q1の変化もインパルス状に図示されている。実際に上記のタイミングが問題となる場合には、例えばORゲート60とRSフリップフロップ46のリセット端子Rとの間に遅延回路を挿入するなどして、リセットのタイミングを若干遅延させれば良い。
コンデンサ49は、放電から充電に転じて端子電圧が上昇し、基準電圧Vref1を超えると信号T1outがローレベルに変化する(図2(c,h)参照)。ここまでの信号T1outのハイレベル期間がT1に相当する。この期間T1内に、噴射信号Aがローレベルに変化すると、EXORゲート32の出力信号がローレベルとなる。これにより、ANDゲート45,ORゲート34,ANDゲート35及び36を介してNPNトランジスタ37のベースがハイレベルとなり、コンデンサ39が放電され、信号T2outはローレベルに変化する(図2(d,i)参照)。
尚、噴射信号Aがハイレベルとなる期間では、NORゲート33の出力信号がローレベルとなりコンデンサ54が充電されるが、噴射信号Aがローレベルに変化すると再び放電される(図2(k)参照)。
コンデンサ39は、そこから充電に転じて端子電圧が上昇し、基準電圧Vref2を超えると信号T2outがハイレベルに変化する(図2(d,i)参照)。ここまでの信号T2outのローレベル期間がT2に相当し、期間T2の間は、ANDゲート42により駆動信号Aの出力は抑止される(第1機能)。このとき、駆動信号Bの出力も、ANDゲート43により抑止されている。
しかし、期間T2の間に噴射信号Bがハイレベルになるとコンデンサ54が充電され、基準電圧Vref3を超えると信号T3outがハイレベルに変化する(図2(j,k)参照)。そして、駆動信号Bの立ち上がりから信号T3outが立ち上がるまでの期間が、期間T3に相当する。すると、ANDゲート57,ORゲート59を介して駆動信号Bが出力される(図2(m)参照;第2機能)。その後、噴射信号Bがローレベルに変化すると駆動信号Bがローレベルとなる(図2(m)参照)。このとき、コンデンサ54が放電されるので、信号T3outがローレベルに変化する(図2(j,k)参照)。
図3ないし図5は、図2とは信号の出力タイミングが異なるパターンを示している。また図3は、噴射信号A側に、判定期間T1未満のノイズが連続して出力されることで、フィルタ期間T2の間はそれらに応じた駆動信号Aの出力を阻止しているが、ノイズパルスの2発目が立ち上がった後、ノイズパルスが立ち下がる前に噴射信号Bの立ち上がりが入力された場合である。このとき、期間T3の計時は、ノイズパルスの立ち上がりから開始されるので、駆動信号Bの出力タイミングは、ノイズパルスの立ち上がりから噴射信号Bの立ち上がりまでの時間差T*だけ早まることになる。
図4は、フィルタ期間T2がより長く設定された場合の出力パターンを示す。図5は、先に正常な噴射信号Aが出力された後に、噴射信号B側にノイズパルスが重畳された場合である。この場合、最初のノイズパルスのハイレベル期間が判定期間T1未満であることが検出された時点で、駆動信号Aの出力も一時的に禁止されるが、噴射信号Aのハイレベル期間が期間T3以上となった時点で、駆動信号Aの出力が再開されている。
以上のように本実施例によれば、駆動制御回路12は、噴射信号がハイレベルを示す期間がノイズ判定期間T1未満であることを検出すると、前記検出の時点から所定のフィルタ期間T2の間は駆動信号の出力を禁止する。すなわち、ハイレベルが判定期間T1未満の噴射信号はノイズパルスであると判定でき、以降も連続して重畳される可能性が高いので、以降のフィルタ期間T2の間は駆動信号の出力を禁止することで高周波ノイズを除去できる。
この場合、第1異常判定回路61は、噴射信号がハイレベルに変化すると、ノイズ判定期間T1に相当する第1パルスを生成し、第1保護判定回路62は、第1パルスがハイレベルを示す間に噴射信号がローレベルに変化するとフィルタ期間T2に相当する第2パルスを生成する。そして、駆動信号出力回路64,65は、第2パルスがハイレベルを示す間に駆動信号の出力を禁止するので、前記ハイレベル期間に相当するフィルタ期間T2の間に駆動信号の出力が禁止される。
また、駆動制御回路12は、フィルタ期間T2の間に、噴射信号がハイレベルを示す期間が期間T3以上になると、その時点から期間T3の経過後に噴射信号に対応する駆動信号の出力を開始する。すなわち、フィルタ期間T2は、判定期間T1未満の噴射信号をノイズと想定して駆動信号の出力を阻止するために設定されている。しかし、フィルタ期間T2の間に噴射信号のハイレベルが期間T3以上継続すれば、当該信号の噴射指令期間は正常であると判定できる。したがって、期間T3の経過後に前記噴射信号に対応する駆動信号の出力を開始することで、正常な噴射信号に対応した駆動信号を出力できる。
この場合、第1異常時噴射判定回路63は、フィルタ期間T2の間に噴射信号がハイレベルに変化すると、その変化時点から期間T3の経過後にハイレベルとなる信号T3outを生成する。そして、駆動信号出力部64,65は、信号T3outがハイレベルに変化すると、その時点で前記噴射信号がハイレベルを維持していることを条件に、対応する駆動信号の出力を開始する。したがって、ハイレベルが期間T3以上継続した噴射信号に対応する駆動信号を、期間T3の経過後に出力できる。
(第2実施例)
図8ないし図11は第2実施例であり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施例の駆動制御回路71(ノイズ除去手段)は、第1実施例の駆動制御回路12に、気筒判別回路72,第1保護状態保持回路73,第1補正状態判別回路74,第2補正状態判別回路75,第1異常時補正判定回路76,定電流駆動判定回路77を加えたもので、第1及び第2機能に加えて第3機能をなす構成である。尚、回路73〜76は、信号延長手段及び第4パルス生成手段に対応している。
気筒判別回路72は、RSフリップフロップで構成されており、セット端子S,リセット端子Rには、噴射信号A,Bがそれぞれ与えられている。そして、出力端子Q,Qバー(反転)からは、それぞれ信号Q7,Q7バーが出力される。すなわち、駆動信号Aがハイレベルであれば信号Q7がハイレベルになり、駆動信号Bがハイレベルであれば信号Q7バーがハイレベルになる。
第1保護状態保持回路73は、ANDゲート81,82及びRSフリップフロップ83で構成されており、ANDゲート81の入力端子には、駆動信号A,Bの反転信号がそれぞれ与えられている。ANDゲート81の出力端子は、ANDゲート82の一方の入力端子に接続されており、ANDゲート82の他方の入力端子には信号T2outが与えられている。RSフリップフロップ83のセット端子Sには、信号T2outの反転信号が与えられており、リセット端子RにはANDゲート82の出力端子が接続されている。RSフリップフロップ83の出力端子Qからは、信号Q6が出力される。
第1補正状態判別回路74は、5入力ANDゲート84及びRSフリップフロップ85を備え、ANDゲート84の入力端子には、下記の各信号が与えられている(スラッシュで区切って示す)。
信号Q7/噴射信号A/信号Q3バー/信号Q6/信号T3out
そして、ANDゲート84の出力端子はRSフリップフロップ85のセット端子Sに接続されており、リセット端子Rには、ANDゲート96を介して、噴射信号Aの反転と駆動信号Aの反転との論理積信号が与えられている。そして、RSフリップフロップ85の出力端子Q,Qバーからは、信号Q2,Q2バーが出力される。
また、第2補正状態判別回路75は、5入力ANDゲート86及びRSフリップフロップ87を備え、ANDゲート86の入力端子には、下記の各信号が与えられている。
信号Q7バー/噴射信号B/信号Q2バー/信号Q6/信号T3out
そして、ANDゲート86の出力端子はRSフリップフロップ87のセット端子Sに接続されており、リセット端子Rには、ANDゲート97を介して、噴射信号Bの反転と駆動信号Bの反転との論理積信号が与えられている。そして、RSフリップフロップ87の出力端子Q,Qバーからは、信号Q3,Q3バーが出力される。
第1異常時補正判定回路76は、ANDゲート88〜90,3入力ORゲート91,NPNトランジスタ92,抵抗素子93,コンデンサ94,コンパレータ95で構成されている。ANDゲート88の入力端子には、信号Q2と噴射信号Aとが与えられており、ANDゲート89の入力端子には、信号Q3と噴射信号Bとが与えられている。ANDゲート90の入力端子には、それぞれ信号Q2バー,Q3バーが与えられている。
ANDゲート88〜90の出力端子は、ORゲート91の入力端子にそれぞれ接続されており、ORゲート91の出力端子は、NPNトランジスタ92のベースに接続されている。尚、NPNトランジスタ92,抵抗素子93,コンデンサ94,コンパレータ95の接続関係は、例えば第1異常判定回路61におけるNPNトランジスタ47〜コンパレータ50の接続関係と同様である。そして、コンパレータ95の非反転入力端子には基準電圧Vref4が与えられており、コンパレータ95の出力端子からは信号T4out(第4パルス)が出力される。駆動信号出力回路64,65を構成するANDゲート56,57の一方の入力端子には信号T4outが与えられ、他方の入力端子には、信号Q2,Q3がそれぞれ与えられている。
定電流駆動判定回路77(電源供給延長手段)はNORゲートで構成され、その入力端子には、駆動信号A,Bがそれぞれ与えられている。NORゲートの出力信号は、インジェクタ1及び4のハイサイドにあるMOSトランジスタ22aの駆動制御に使用されるが、詳細については後述する。
次に、第2実施例の作用について図9ないし図11を参照して説明する。図9に示すタイミングチャートにおいて、(a)〜(d)は第1実施例の図2(a)〜(d),(j)と同様の波形である。初期状態において、RSフリップフロップ85,87が何れもリセットされているので、ORゲート91はハイレベルを出力している。したがって、第1異常時補正判定回路76のコンデンサ94は放電されており、端子電圧はグランドレベルとなっている(図9(k)参照)。
図9(f)に示すように、噴射信号Aがハイレベルに変化すると、気筒判別回路72のRSフリップフロップがセットされて信号Q7がハイレベルとなる。また、信号T2outがローレベルになると(図9(d)参照)、RSフリップフロップ83がセットされて信号Q6がハイレベルとなる(図9(g)参照)。噴射信号Bがハイレベルになると、気筒判別回路72のRSフリップフロップがリセットされて信号Q7がローレベルとなる。そして、期間T3が経過して信号T3outがハイレベルになると(図9(e)参照)、ANDゲート86を介してRSフリップフロップ87がセットされ、信号Q3がハイレベルとなる(図9(i)参照)。
噴射信号Bがローレベルになると、RSフリップフロップ83がリセットされて信号Q6がローレベルになる(図9(g)参照)。この時点で、信号Q2,Q2バー,Q3,Q3バーの各レベルはロー,ハイ,ハイ,ローであり、噴射信号A,Bが何れもローレベルとなるから、ANDゲート88〜90の出力信号が全てローレベルとなり、コンデンサ94の充電が開始される(図9(k)参照)。
これ以降、噴射信号Bがローレベルであっても、信号Q3,信号T4outがハイレベルであるからANDゲート57を介して駆動信号Bがハイレベルを維持する。そして、コンデンサ94の端子電圧が基準電位Vref4を超えると信号T4outがローレベルとなり、駆動信号Bがローレベルとなる(図9(j,m)参照)。すると、RSフリップフロップ87がリセットされて信号Q3がローレベルとなり(図9(i)参照)、ANDゲート90がハイレベルとなってコンデンサ94は放電される(図9(k)参照)。そして、噴射信号Bの立ち下がりから駆動信号Bの立ち下がりまでが付加期間T4となる。また、信号T4outは一瞬ローレベルとなるだけで直ぐにハイレベルに復帰する(図9(j)参照)。また、上記の駆動信号BがローレベルとなったタイミングでRSフリップフロップ83もリセットされるので信号Q6もローレベルとなる(図9(g)参照)。
定電流駆動判定回路77は駆動信号A,BのNOR信号を出力するので、図9(o)に示すように、何れか一方がハイレベルであればローレベルとなり、MOSトランジスタ22aをオンさせて電源電圧12Vでの定電流をインジェクタ1及び4のハイサイドに供給する。したがって、駆動信号Bが期間T4だけ延長された場合も対応して電源が供給されるようになっている。
図10及び図11は、図9とは信号の出力タイミングが異なるパターンを示しており、第1実施例の図3,図5相当図である。何れの場合も、期間T3による出力タイミングの遅延に対して、付加期間T4により駆動信号の出力期間が延長される。
以上のように第2実施例によれば、駆動制御回路71は、期間T3の経過後に駆動信号の出力を開始した後、噴射信号がローレベルに変化すると、その時点から付加期間T4が経過した後に駆動信号の出力を停止する。これにより、駆動信号の出力タイミングが期間T3だけ遅延された分を付加期間T4によって補うことができる。また、定電流駆動判定回路77は、駆動信号の出力期間が付加期間T4延長されることに伴い、当該期間分だけ、対応するインジェクタ1及び4に対する駆動電源の供給期間を延長するので、インジェクタ1及び4を正常に駆動できる。
この場合、第1異常時補正判定回路76は、噴射信号がローレベルに変化すると、付加期間T4の経過後にハイレベルに変化する第4パルスを生成する。そして、駆動信号出力回路64,65は、第4パルスがローレベルに変化すると駆動信号の出力を停止するので、第4パルスがハイレベルを示す期間に応じて駆動信号を延長できる。
(第3実施例)
図12及び図13は第3実施例である。図12に示す駆動制御回路101(ノイズ除去手段)は、第1異常判定回路61,第1保護判定回路62,第1異常時噴射判定回路63に、第1駆動禁止状態判別回路102(出力禁止手段),第2駆動禁止状態判別回路103(出力禁止手段),第1駆動信号出力回路104(出力禁止手段,出力ゲート部),第2駆動信号出力回路105(出力禁止手段,出力ゲート部)を加えて構成されている。すなわち、第1及び第2機能に第4機能を加えたものである。
第1駆動禁止状態判別回路102は、3入力ANDゲート106,NOTゲート107,RSフリップフロップ108で構成され、第2駆動禁止状態判別回路103は、3入力ANDゲート109,NOTゲート110,RSフリップフロップ111で構成されている。ANDゲート106,109の入力端子の1つには信号T3outが与えられ、ANDゲート106の入力端子の他の1つには、RSフリップフロップ111の出力端子Qバー(出力信号Q5バー)が接続され、更に他の1つには駆動信号Aが与えられている。また、ANDゲート109の入力端子の他の1つには、RSフリップフロップ108の出力端子Qバー(出力信号Q4バー)が接続され、更に他の1つには駆動信号Bが与えられている。ANDゲート106,109の出力端子は、それぞれRSフリップフロップ108,111のセット端子Sに接続されており、リセット端子Rには、それぞれNOTゲート107,110による駆動信号A,Bの反転信号が与えられている。
第1駆動信号出力回路104,第2駆動信号出力回路105は、第1実施例の第1駆動信号出力回路64,第2駆動信号出力回路65に、それぞれANDゲート112,113を加えて構成されている。ANDゲート112,113の入力端子の一方は、夫々ORゲート58,59の出力端子に接続されており、入力端子の他方には、夫々信号Q5バー,Q4バーが与えられている。
次に、第3実施例の作用について図13を参照して説明する。図13(b)に示すように、噴射信号Bがハイレベルに変化して期間T3以上継続すると、信号T3outがハイレベルとなり、RSフリップフロップ111がセットされ、信号Q5がハイレベルとなる(図13(e,g)参照)。同時に信号Q5バーはローレベルとなるので、図13(a)に示すように、その後、噴射信号A側にノイズパルスが重畳されても、駆動信号Aの出力は第1駆動信号出力回路104のANDゲート112によって阻止される(図13(h)参照)。
以上のように第3実施例によれば、駆動制御回路101は、噴射信号A,Bの一方がハイレベルを示す期間がT3以上となったことを検出すると、前記ハイレベルを示す期間内は、噴射信号A,Bの他方に応じた駆動信号A,Bの出力を禁止する。すなわち、噴射信号A,Bは、本来同時にアクティブレベルになることがない信号であるから、一方の信号がハイレベルを示す期間に他方の信号がハイレベルを示したとすれば、その信号はノイズが重畳されたものと判断できる。したがって、他方の駆動信号の出力を禁止することで、ノイズの影響を除去できる。
そして、第1異常時噴射判定回路63(出力禁止手段)は、期間T3の経過後にハイレベルとなり、ハイレベルを示している噴射信号がローレベルに変化するとローレベルとなる第3パルスを生成し、第1,第2駆動信号出力回路104,105は、第3パルスがハイレベルを示す期間は、他方の噴射信号に応じた駆動信号の出力を禁止する。したがって、第3パルスがハイレベルを示す期間に応じて駆動信号の出力を禁止できる。
(第4実施例)
図14及び図15は第4実施例である。第4実施例の駆動制御回路114は、第2実施例の駆動制御回路71に、第3実施例の第1及び第2駆動禁止状態判別回路102及び103,第1及び第2駆動信号出力回路104及び105を加えて構成されている。すなわち、第1〜第3機能に第4機能を加えたものである。
次に、第4実施例の作用について図15を参照して説明する。最初に噴射信号Aが立ち上がることで駆動信号Aが出力されているが(図15(a),(c)参照)、その後噴射信号B側に判定期間T1未満のノイズパルスが重畳されたことで(図15(b)参照)、駆動信号A及びBの出力は阻止される。しかし、噴射信号Aについては、ハイレベル期間がT3以上継続したことで、期間T3の経過後に駆動信号Aの出力が再開されるが、この出力期間内においても、噴射信号B側のノイズパルスに基づく駆動信号Bの出力は抑止される。そして、噴射信号Aがローレベルに変化すると、駆動信号Aについては期間T4が付加されて出力期間が延長される。
(第5実施例)
図16及び図17は第5実施例である。第5実施例の駆動制御回路121(ノイズ除去手段)は、第3実施例の駆動制御回路101に、定電流駆動判定回路77,第2異常判定回路122,第2異常時第1保護判定回路123,第2異常時第2保護判定回路124,第2異常時フィルタ回路125を加えて構成されている。すなわち、第1,第2,第4機能に第5機能を加えたものである。
第2異常判定回路122は、NORゲート126,抵抗素子127,コンデンサ128,NPNトランジスタ129,コンパレータ130で構成されている。これらの接続関係は、第1異常時噴射判定回路63とほぼ同様であるが、コンパレータ130の反転入力端子は抵抗素子127及びコンデンサ128の共通接続点に接続されており、非反転入力端子には基準電圧Vref5が与えられている。そして、コンパレータ130の出力端子からは、信号T5out(第5パルス)が出力される。
第2異常時第1保護判定回路123は、NOTゲート131,3入力ANDゲート132,負論理入力のANDゲート133及びRSフリップフロップ134で構成されている。ANDゲート132の入力端子の1つはANDゲート135の出力端子に接続されており、信号T3out,T5outの論理積信号が入力される。他の入力端子には、信号Q5バーと、NOTゲート131による噴射信号Aの反転信号とが与えられている。ANDゲート132の出力端子は、RSフリップフロップ134のセット端子Sに接続されている。また、リセット端子Rには、ANDゲート133による噴射信号Aの反転信号と、駆動信号Aの反転信号との論理積信号が与えられている。RSフリップフロップ134の出力端子Qは信号Q8を、出力端子Qバーは信号Q8バーを出力する。
第2異常時第2保護判定回路124は、NOTゲート136,3入力ANDゲート137,負論理入力のANDゲート138及びRSフリップフロップ139により第2異常時第1保護判定回路123と同様に構成されている。ANDゲート137の入力端子の1つはANDゲート135の出力端子に接続されており、他の入力端子には、信号Q4バーと、NOTゲート136による噴射信号Bの反転信号とが与えられている。そして、RSフリップフロップ139のリセット端子Rには、ANDゲート138による噴射信号Bの反転信号と、駆動信号Bの反転信号との論理積信号が与えられている。RSフリップフロップ139の出力端子Qは信号Q9を、出力端子Qバーは信号Q9バーを出力する。
第2異常時フィルタ回路125は、ANDゲート140〜142,ORゲート143,NPNトランジスタ144,抵抗素子145,コンデンサ146及びコンパレータ147により、第1異常時補正判定回路76と同様に構成されている。ANDゲート140〜142の各入力端子には、それぞれ噴射信号A,噴射信号B,信号Q8,Q8バー,Q9,Q9バーが与えられている。コンパレータ147の非反転入力端子には基準電圧V6refが与えられており、出力端子からは信号T6out(第6パルス)が出力される。
そして、第1,第2駆動信号出力回路104,105を構成するANDゲート56,57の入力端子の一方には、信号T4outに替えて信号T6outが与えられており、入力端子の他方には信号Q8,Q9が与えられている。尚、以上の構成において、回路122〜125は、インアクティブ遅延手段及び第6パルス生成手段に対応している。
次に、第5実施例の作用について図17を参照して説明する。図17(a)に示す例では、噴射信号A側にノイズパルスが4回連続して重畳されている。そして、最初のノイズパルスが発生した後に、ハイレベル期間がT3以上継続する正常な噴射信号Bが出力されている(図17(b)参照)。噴射信号Bの立ち上がりから期間T3が経過すると信号T3outがハイレベルになると共に信号Q5もハイレベルとなる(図17(e,g)参照)。
また、噴射信号Bの立ち上がりから期間T5が経過すると、コンデンサ128の端子電圧が基準電圧Vref5を超えることで信号T5outがローレベルになるが(図17(j)参照,破線で示す)、信号T3out,信号T5outが共にハイレベルであればANDゲート135がハイレベルを出力しており、その間に噴射信号Bがノイズの影響によりローレベルに変化すると(図17(b)参照)、RSフリップフロップ139がセットされ信号Q9がハイレベルとなる(図17(i)参照)。したがって、期間T5が経過した後に噴射信号Bがローレベルに変化した場合には信号T5outがローレベルになっているので、信号Q9はローレベルのままとなる。
信号T6outの出力パターンは信号T4outと同様であり(図9(j)参照)初期状態ではハイレベルであるから、噴射信号Bがローレベルに変化してもANDゲート57を介して駆動信号Bはハイレベルを維持する。そして、コンデンサ146の端子電圧が基準電位Vref6を超えると一瞬ローレベルに変化して、駆動信号Bをローレベルにする。
以上のように第5実施例によれば、駆動制御回路121は、噴射信号A,Bの一方がハイレベルを示す期間が期間T3以上となったことを検出した場合で、最小噴射期間T5を経過する前に前記一方の噴射信号がローレベルに変化すると、前記噴射信号に対応する駆動信号のハイレベルを維持する。
すなわち、噴射信号のハイレベル期間が期間T3以上になれば、当該信号にはノイズが含まれていないと判断できるので、ハイレベルは最小噴射期間T5を経過すると想定される。それに反して、当該期間T5の経過前に噴射信号がローレベルに変化すれば、それは振幅がローレベル側に変化するノイズパルスが重畳された結果であると判定できる。したがって、対応する駆動信号のハイレベルを維持することでノイズの影響を排除できる。
また、第2異常時フィルタ回路125は、前記噴射信号のローレベルが遅延期間T6以上継続すると、当該期間の経過後に駆動信号をローレベルにするので、噴射信号がノイズの影響を受けることなく確実にローレベルになったことを確認した上で、駆動信号をローレベルにすることができる。
また、第2異常時フィルタ回路125は、前記噴射信号がローレベルに変化すると、遅延期間T6の経過後にローレベルに変化する信号T6outを生成し、駆動信号出力回路104,105(インアクティブ遅延手段)は、信号T6outがローレベルに変化すると駆動信号の出力を停止する。したがって、信号T6outのレベル変化に応じて駆動信号の出力停止タイミングを制御できる。
(第6実施例)
図18及び図19は第6実施例である。第6実施例の駆動制御回路151は、第4実施例の駆動制御回路114に、第2異常判定回路122,第2異常時第1保護判定回路123,第2異常時第2保護判定回路124,第2異常時フィルタ回路125を加えて構成されている。すなわち、第1〜第5機能を全て備えたものである。尚、図示の都合上、ANDゲート135や一部の信号については省略している。
また、第1異常時補正判定回路76Xは、第1異常時補正判定回路76が備える3入力ORゲート91を、5入力ORゲート91Xに置き換えたものである。そして、ORゲート91Xの追加された2つの入力端子には、第1駆動信号出力回路104内のANDゲート56の出力端子と、第2駆動信号出力回路105内のANDゲート57の出力端子とがそれぞれ接続されている。
次に、第6実施例の作用について図19を参照して説明する。図19は、最初に噴射信号Aが正常に出力された直後に、噴射信号B側にノイズパルスが連続して印加されたことにより、駆動信号Aの出力は阻止されている。そこから、噴射信号Aのハイレベルが期間T3以上継続したことで、駆動信号Aの出力が再開されている。
また、噴射信号Aは、期間T5が経過する前にノイズが印加されてローレベルに変化するが、その影響は排除されて駆動信号Aはハイレベルを維持する。そして、噴射信号Aがローレベルに変化すると、そこから遅延期間T6が経過して更に付加期間T4が経過した後に、駆動信号Aはローレベルになる。以上のように第6実施例によれば、駆動制御回路151により、第1〜第5機能の全てを実現できる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
各信号は、ローアクティブであっても良い。
期間T1〜T6の具体数値は一例であり、機能的に必要な時間を確保した上で、個別の設計に応じて適宜変更すれば良い。
各パルス生成手段を、コンデンサとコンパレータとの組み合わせによるアナログ回路で構成したが、例えばカウンタと比較器とを用いてデジタル回路で構成しても良い。
エンジンの気筒数は、6気筒に限ることはない。
ガソリンエンジンに限ることなく、その他の燃料を使用するエンジンに適用しても良い。
図面中、12は駆動制御回路(ノイズ除去手段)、61は第1異常判定回路(第1パルス生成手段)、62は第1保護判定回路(第2パルス生成手段)、63は第1異常時噴射判定回路(信号遅延手段,第3パルス生成手段)、64は第1駆動信号出力回路(出力ゲート部)、65は第2駆動信号出力回路(出力ゲート部)を示す。

Claims (10)

  1. 偶数個の気筒を備えてなるエンジンについて、2個の気筒に配置されるインジェクタを組にして、入力される第1,第2噴射信号に応じて2つのインジェクタにそれぞれ第1,第2駆動信号を出力するインジェクタ駆動装置において、
    前記噴射信号がアクティブレベルを示す期間が、ノイズ判定期間T1未満であることを検出すると、前記検出の時点から所定のフィルタ期間T2の間は、前記第1及び第2駆動信号の出力を禁止するノイズ除去手段を備えることを特徴とするインジェクタ駆動装置。
  2. 前記ノイズ除去手段は、
    前記噴射信号がアクティブレベルに変化すると、前記ノイズ判定期間T1に相当する第1パルスを生成する第1パルス生成手段と、
    前記第1パルスがアクティブレベルを示す間に、前記噴射信号がインアクティブレベルに変化すると、前記フィルタ期間T2に相当する第2パルスを生成する第2パルス生成手段と、
    前記第2パルスがアクティブレベルを示す間に、前記第1及び第2駆動信号の出力を禁止する出力ゲート部とで構成されることを特徴とする請求項1記載のインジェクタ駆動装置。
  3. 前記ノイズ除去手段は、前記フィルタ期間T2の間に、前記噴射信号がアクティブレベルを示す期間が、正常な噴射指令期間と判定される期間T3以上となったことを検出すると、前記検出の時点から前記期間T3の経過後に、前記噴射信号に対応する駆動信号の出力を開始する信号遅延手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のインジェクタ駆動装置。
  4. 前記信号遅延手段は、
    前記フィルタ期間T2の間に前記噴射信号がアクティブレベルに変化すると、その変化時点から前記期間T3の経過後にアクティブレベルとなる第3パルスを生成する第3パルス生成手段を備え、
    前記出力ゲート部は、前記第3パルスがアクティブレベルに変化すると、その時点で前記噴射信号がアクティブレベルを維持していることを条件に、対応する駆動信号の出力を開始することを特徴とする請求項3記載のインジェクタ駆動装置。
  5. 前記信号遅延手段が前記期間T3の経過後に前記駆動信号の出力を開始した後、前記噴射信号がインアクティブレベルに変化すると、その時点から付加期間T4が経過した後に前記駆動信号の出力を停止する信号延長手段と、
    前記付加期間T4だけ、対応するインジェクタに対する駆動電源の供給期間を延長する電源供給延長手段とを備えたことを特徴とする請求項3又は4記載のインジェクタ駆動装置。
  6. 前記信号延長手段は、前記噴射信号がインアクティブレベルに変化すると、前記付加期間T4の経過後にインアクティブレベルに変化する第4パルスを生成する第4パルス生成手段を備え、
    前記出力ゲート部は、前記第4パルスがインアクティブレベルに変化すると、前記駆動信号の出力を停止することを特徴とする請求項5記載のインジェクタ駆動装置。
  7. 前記ノイズ除去手段は、前記第1又は第2噴射信号の一方がアクティブレベルを示す期間が前記期間T3以上となったことを検出すると、前記アクティブレベルを示す期間内は、前記第1又は第2噴射信号の他方に応じた駆動信号の出力を禁止する出力禁止手段を備えることを特徴とする請求項3ないし6の何れかに記載のインジェクタ駆動装置。
  8. 前記出力禁止手段は、前記期間T3の経過後にアクティブレベルとなり、前記一方の噴射信号がインアクティブレベルに変化するとインアクティブレベルとなる第3パルスを生成する第3パルス生成手段と、
    前記第3パルスがアクティブレベルを示す期間は、前記他方に応じた駆動信号の出力を禁止する出力ゲート部とを備えることを特徴とする請求項7記載のインジェクタ駆動装置。
  9. 前記ノイズ除去手段は、前記第1又は第2噴射信号の一方がアクティブレベルを示す期間が前記期間T3以上となったことを検出した場合において、最小噴射期間T5を経過する前に前記一方の噴射信号がインアクティブレベルに変化すると、前記噴射信号に対応する駆動信号のアクティブレベルを維持し、
    前記噴射信号のインアクティブレベルが遅延期間T6以上継続すると、前記遅延期間T6の経過後に前記駆動信号をインアクティブレベルにするインアクティブ遅延手段と、
    前記遅延期間T6だけ、対応するインジェクタに対する駆動電源の供給期間を延長する電源供給延長手段とを備えたことを特徴とする請求項7又は8記載のインジェクタ駆動装置。
  10. 前記インアクティブ遅延手段は、前記噴射信号がインアクティブレベルに変化すると、前記遅延期間T6の経過後にインアクティブレベルに変化する第6パルスを生成する第6パルス生成手段と、
    前記第6パルスがインアクティブレベルに変化すると、前記駆動信号の出力を停止する前記出力ゲート部とを備えることを特徴とする請求項9記載のインジェクタ駆動装置。
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