JP2013146142A - モータ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 直流電源と接続されていない状態で、逆入力トルクによってモータが発生する誘起電圧からスイッチング素子を保護する簡易な構成のモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】 モータ駆動装置40の第1駆動部43は、バッテリ20の電力をインバータ60で変換してモータ45を駆動する。バッテリ20の高電位電極21とインバータ60の高電位側との間の高電位ラインL1には、リレー41が接続され、リレー41と並列にダイオード51が接続される。ダイオード51は、リレー41が遮断された状態で、インバータ60の高電位側からバッテリ20の高電位電極21に向かう回生方向(矢印R)に電流を導通させる。これにより、負荷側からの逆入力トルクによってモータ45が発生した誘起電圧を、ダイオード51を経由してバッテリ20に逃がすことができ、インバータ60を構成するスイッチング素子を誘起電圧から保護することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電源の電力を変換してモータを駆動するモータ駆動装置に関する。
従来、複数のスイッチング素子から構成される駆動部を備えたモータ駆動装置が知られている。例えば、直流電力を3相交流電力に変換するインバータを駆動部に含み、3相交流モータを駆動するものがある。
特許文献1には、3相インバータの出力端子とモータとを接続する3本の給電ラインのうち2本に2つの回路切断用リレーを設け、スイッチング素子が短絡故障したとき、インバータとモータとの接続を遮断する構成が記載されている。
特開2003−81099号公報
この種のモータ駆動装置では、モータの回転軸に負荷側から逆入力トルクがかかるとモータが発電機として動作し、誘起電圧を発生する。ここで、電源側のモータ駆動装置がバッテリ等の電源に接続されていない状態では、誘起電圧の逃げ場がない。そのため、インバータを構成するスイッチング素子に誘起電圧がかかり、スイッチング素子が故障するおそれがある。この故障を防止するためには、使用するスイッチング素子の耐電圧等のスペックを高める必要がある。
一方、特許文献1に記載された「2つの回路切断用リレーを設ける構成」によれば、給電ラインの2つのリレーを遮断しインバータとモータとを電気的に分離することで、モータが発生した誘起電圧からスイッチング素子を保護することができる。しかし、この構成では、2つのリレーの他、当然に必要とされる電源側リレーを合わせて、3つ以上のリレーが必要となり、部品点数が増える。さらに、モータ駆動装置の体格が大きくなり、例えば車両に搭載される場合、車両搭載性の低下を招く。
本発明は上述の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、直流電源と接続されていない状態で、逆入力トルクによってモータが発生する誘起電圧からスイッチング素子を保護する簡易な構成のモータ駆動装置を提供することである。
本発明のモータ駆動装置は、第1駆動部と、第1開閉器と、一方向導通素子とを備える。
第1駆動部は、複数のスイッチング素子を有し、直流電源に接続され、当該直流電源の電力を変換してモータを駆動する。
第1開閉器は、直流電源と第1駆動部との間に設けられ、直流電源と第1駆動部とを電気的に接続し又は遮断する。
一方向導通素子は、第1開閉器と並列に接続され、第1駆動部の高電位側から直流電源を通り第1駆動部の低電位側に向かう回生方向の電流を導通させ、回生方向と逆方向の電流を遮断する。
本発明の構成では、第1開閉器と並列に一方向導通素子を接続することにより、第1開閉器が遮断状態であっても、一方向導通素子を経由して誘起電圧を直流電源に逃がすことができる。したがって、第1駆動部を構成するスイッチング素子に過大な電圧がかかることを回避し、スイッチング素子の故障を防止することができる。言い換えれば、スイッチング素子を誘起電圧から保護することができる。また、スイッチング素子の耐電圧等のスペックを、通常時に要求されるスペック以上に高める必要がなくなる。
また、本発明における第1開閉器は1つ以上であればよく、この第1開閉器と並列に一方向導通素子を接続するだけの簡易な構成で、上記の効果を実現することができる。したがって、3つ以上のリレーを必要とする特許文献1の従来技術に比べ、モータ駆動装置の部品数を低減することができる。よって、モータ駆動装置の体格を小さくすることができ、例えば車両の電動パワーステアリングシステム等に適用されるモータ駆動装置では、車両搭載性が向上する。
本発明の第1実施形態によるモータ駆動装置の模式図である。 本発明の第1実施形態によるモータ駆動装置を適用した電動パワーステアリング装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態によるモータ駆動装置の詳細な模式図である。 本発明の第2実施形態によるモータ駆動装置の模式図である。 本発明の第3実施形態によるモータ駆動装置の模式図である。 本発明の第4実施形態によるモータ駆動装置の模式図である。 (a)本発明の第5実施形態による一方向導通素子の模式図である。(b)本発明の第6実施形態による一方向導通素子の模式図である。 本発明の第7実施形態による車載電源システムの模式図である。 本発明の第8実施形態による車載電源システムの模式図である。 本発明の第9実施形態による車載電源システムの模式図である。 本発明のその他の実施形態による一方向導通素子の模式図である。
以下、本発明によるモータ駆動装置を車両の電動パワーステアリングシステムに適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のモータ駆動装置について、図1〜図3を参照して説明する。
図2に示すように、電動パワーステアリングシステム1は、運転者による操舵トルクを補助するための操舵アシストトルクをステアリングシャフト92に提供する。
ハンドル91に接続されたステアリングシャフト92には、操舵トルクを検出するためのトルクセンサ94が設置されている。ステアリングシャフト92の先端にはピニオンギア96が設けられており、ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が回転可能に連結されている。ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の直線運動変位に応じた角度について一対の車輪98が操舵される。
電動パワーステアリングシステム1は、操舵アシストトルクを発生する操舵アシストモータ45、モータ45の回転出力を減速してステアリングシャフト92に伝達する減速ギア89、及び、モータ45を駆動するモータ駆動装置40から構成される。モータ駆動装置40は、「直流電源」としてのバッテリ20に接続されている。また、本実施形態では、モータ45は3相交流ブラシレスモータである。
図1、図3に示すように、モータ駆動装置40は、第1駆動部43、「第1開閉器」としてのリレー41、及び「一方向導通素子」としてのダイオード51を備える。
第1駆動部43は、インバータ60および制御部65から構成される。
インバータ60は、3相交流インバータであり、バッテリ20の直流電力を交流電力に変換し、モータ45に供給する。インバータ60は、6つのスイッチング素子611〜616がブリッジ接続されている。スイッチング素子611〜616は、例えばMOSFET、すなわち金属酸化物半導体電界効果トランジスタである。
高電位側のスイッチング素子611、612、613は、ドレインがバッテリ20の高電位電極21に接続されている。また、スイッチング素子611、612、613のソースは、低電位側のスイッチング素子614、615、616のドレインに接続されている。スイッチング素子614、615、616のソースは、電流検出素子711、712、713を介してバッテリ20の低電位電極22に接続されている。スイッチング素子611、612、613とスイッチング素子614、615、616との接続点は、それぞれ、モータ45を構成する3相巻線451、452、453の一端に接続されている。
電流検出器70を構成する電流検出素子711、712、713は、巻線451、452、453に通電される相電流を検出する。
制御部65は、マイコン67およびインバータ駆動回路68を含む。マイコン67は、回転角センサ69によって検出されるモータ45の回転角、トルクセンサ94によって検出される操舵トルク、車速等の入力信号に基づき、制御に係る各演算値を制御演算する。インバータ駆動回路68は、スイッチング素子611〜616のゲートに接続され、マイコン67の制御に基づいてスイッチング出力する。
リレー41は、バッテリ20の高電位電極21とインバータ60の高電位側との間の高電位ラインL1に設けられる。リレー41は、図示しないオンオフ信号によって、バッテリ20とインバータ60とを電気的に接続し又は遮断する。ここで、「リレー」とは、電気信号によってオンオフ可能な継電器または遮断器一般を意味する。
リレー41が接続されるとモータ45への電力供給が可能となり、モータ45が発生する操舵アシストトルクをステアリングシャフト92に提供することが可能となる。すなわち、電動パワーステアリングシステム1が有効となる。
本実施形態では、リレー41は、図示しないイグニションスイッチと連動してオンオフする。したがって、運転者がイグニションスイッチをオフして停車しているとき、リレー41は遮断している。一方、運転中は、原則としてリレー41が接続される。ただし、運転中に車両が縁石に衝突した場合等、一時的にリレー41が遮断される場合がある。
ところで、リレー41が遮断された状態でモータ45の回転軸に負荷側からの外力による逆入力トルクがかかると、モータ45は発電機として動作する。例えば、修理工場でタイヤ98を左右に動かした場合がこれに該当する。或いは、運転中に縁石に衝突したとき等、衝突の衝撃でタイヤ98が左右に振れた場合がこれに該当する。
このような場合、モータ45が発電した誘起電圧により、インバータ60に過大な電圧がかかると、スイッチング素子611〜616が故障するおそれがある。
そこで、本実施形態では、リレー41と並列にダイオード51が接続されることを特徴とする。このダイオード51は、リレー41が遮断された状態で、インバータ60の高電位側からバッテリ20の高電位電極21へ向かう方向の電流を導通させる。この電流の方向を「回生方向」といい、図1に矢印Rで示す。なお、ダイオード51は、回生方向と逆方向の電流を遮断する。
仮にダイオード51が接続されていないとすると、リレー41の遮断状態では誘起電圧の逃げ場がないため、インバータ60のスイッチング素子611〜616に過大な電圧がかかることが避けられない。したがって、スイッチング素子611〜616の故障を防止するため、耐電圧等のスペックを高める必要がある。
これに対し、本実施形態では、リレー41と並列にダイオード51を接続することにより、リレー41が遮断状態であっても、ダイオード51を経由して誘起電圧をバッテリ20に逃がすことができる。したがって、インバータ60のスイッチング素子611〜616に過大な電圧がかかることを回避し、スイッチング素子611〜616の故障を防止することができる。言い換えれば、スイッチング素子611〜616を誘起電圧から保護することができる。また、スイッチング素子611〜616のスペックを、通常時に要求されるスペック以上に高める必要がなくなる。
また、特許文献1に記載の従来技術では、スイッチング素子を誘起電圧から保護するために少なくとも2つの回路切断用リレーをモータ側に設ける必要があり、当然に必要とされる電源側リレーを合わせて、3つ以上のリレーが必要であった。
これに対し本実施形態は、1つのリレー41と並列にダイオード51を接続するだけの簡易な構成で、スイッチング素子611〜616を誘起電圧から保護することができる。したがって、従来技術に比べ、モータ駆動装置40の部品数を低減することができる。よって、モータ駆動装置40の体格を小さくすることができ、電動パワーステアリングシステム1等に適用された場合、車両搭載性が向上する。
(第2、第3、第4実施形態)
次に、本発明の第2〜第4実施形態のモータ駆動装置について、図4〜図6を参照して説明する。これらの実施形態は、第1実施形態に対し、リレーの配置または数が異なる。以下の実施形態の説明において、前述の実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示す第2実施形態では、「第1開閉器」としてのリレー42は、バッテリ20の低電位電極22とインバータ60の低電位側との間の低電位ラインL2に設けられる。また、「一方向導通素子」としてのダイオード52は、リレー42と並列に接続される。この場合、ダイオード52は、バッテリ20の低電位電極22からインバータ60の低電位側へ向かう方向、すなわち第1実施形態と同じ回生方向の電流を導通させ、回生方向と逆方向の電流を遮断する。
第2実施形態でも、第1実施形態と同様、モータ45の誘起電圧によるスイッチング素子の故障を防止することができる。
図5に示す第3実施形態では、高電位ラインL1に第1実施形態と同様のリレー41およびダイオード51が設けられ、低電位ラインL2に第2実施形態と同様のリレー42およびダイオード52が設けられる。
図6に示す第4実施形態では、高電位ラインL1に第1実施形態と同様のリレー41およびダイオード51が2組直列に接続される。
これらの実施形態では、「第1開閉器」としてのリレーが2つ設けられるため、信頼性がさらに向上する。また、誤動作の防止に有利となる。
このようにリレーを2つ設けた場合でも、3つ以上のリレーを必要とする特許文献1の従来技術と比べて、リレーの数を低減することができる。
(第5、第6実施形態)
次に、本発明の第5、第6実施形態のモータ駆動装置について、図7A、図7Bを参照して説明する。これらの実施形態は、第1〜第4実施形態に対し、「一方向導通素子」にさらに構成が付加される。
図7(a)に示す第5実施形態では、一方向導通素子としてのダイオード51にツェナーダイオード53が直列に接続される。これにより、誘起電圧がツェナーダイオード53の閾値電圧を超えたときのみ、ツェナーダイオード53およびダイオード51を経由して誘起電圧をバッテリ20に逃がす。ここで、ツェナーダイオード53の閾値電圧は、スイッチング素子611〜616に影響を及ぼさない程度の電圧に設定される。
図7(b)に示す第6実施形態では、一方向導通素子としてのダイオード51に抵抗54が直列に接続される。抵抗54の値は、誘起電圧印加時の電流値を考慮して設定される。
なお、ダイオード51にツェナーダイオード53および抵抗54の両方が直列に接続されてもよい。
誘起電圧が一方向導通素子を経由してバッテリ20に逃げるときの回生電流は、通常駆動時にバッテリ20から第1駆動部43に供給される電流とは逆方向に流れる。そのため、モータ45が誘起電圧を発生したとき、モータ45には通常駆動に逆らうブレーキトルクが発生する。ブレーキトルクが発生すると、運転者は、「ハンドル91が重い」と感じることになる。
そこで、スイッチング素子611〜616に影響がない範囲では、できるだけブレーキトルクを発生させない、或いは、ブレーキトルクを軽減したいというのが、第5、第6実施形態のねらいである。具体的には、第5実施形態では、誘起電圧が所定値未満のときにはブレーキトルクを発生させないようにすることができる。第6実施形態では、全電圧域で一様にブレーキトルクを軽減させることができる。
例えば、運転中に車両が縁石等に衝突し、タイヤ98が左右に振れた状況を想定する。この場合、リレー41が遮断されるとともに、モータ45には、誘起電圧によるブレーキトルクが原則として発生する。しかし、第5又は第6実施形態の構成によれば、ブレーキトルクを発生させないか、又は軽減することができる。
(第7、第8、第9実施形態)
次に、本発明の第7〜第9実施形態について、図8〜図10を参照して説明する。第7〜第9実施形態は、操舵アシストモータ用のモータ駆動装置に加え、車両を走行させるための主モータ用のモータ駆動装置を包括した「車載電源システム」である。この車載電源システムにおける「直流電源」を特に「主電池」という。
図8〜図10に示すように、車載電源システム10では、操舵アシストモータ45を駆動する第1駆動部43と、主モータ35を駆動する第2駆動部33とが1つの主電池20に並列に接続される。なお、図8〜図10中でモータを示す記号として、主モータ35に「Mm」、操舵アシストモータ45に「Ms」の文字を付して区別する。
図8に示すように、第2駆動部33は、電気自動車またはハイブリッド自動車を走行させる主モータ35を駆動する。第2駆動部33は、第1駆動部43と同様、インバータ等の電力変換器および制御部から構成される。また、第2駆動部33へ電力を供給するための主電池20として、例えば288Vのバッテリが使用される。
図8に示す第7実施形態では、リレー41よりも第1駆動部43側のノードN2に、第2駆動部33が第1駆動部43と並列に接続される。すなわち、リレー41は、第1駆動部43および第2駆動部33に対し、共通に電力供給を接続し又は遮断する。
操舵アシストモータ45用の第1駆動部43が専用のバッテリに接続される場合、一般に14V程度のバッテリが用いられる。この程度の電源電圧であれば、仮にモータ45に誘起電圧が発生したとしても、スイッチング素子の故障に至る可能性は低い。
それに対し、第1駆動部43が288V相当の主電池20を共用する場合、車両に搭載するバッテリを集約することができる一方で、誘起電圧の発生時にスイッチング素子にかかる負荷が過大となり、故障の可能性が増大する。
そこで、上記第1〜第6実施形態のように、モータ駆動装置40が「第1開閉器と並列に一方向導通素子を設ける」構成を採用することで、「誘起電圧を主電池20に逃がし、スイッチング素子の故障を防止する」作用効果が顕著に発揮される。
加えて、上記第1〜第6実施形態のようにモータ駆動装置40が単独でバッテリ20に接続される場合においても、使用されるスイッチング素子の耐電圧レベルに比べてバッテリ20の電圧が高いほど、本発明の作用効果は特に有効であるということができる。
続いて図9に示す第8実施形態では、リレー41よりも主電池20側のノードN1に、主機リレー31および第2駆動部33がリレー41および第1駆動部43と並列に接続される。主機リレー31は、特許請求の範囲に記載の「第2開閉器」に相当する。この場合、第1駆動部43への電力供給はリレー41によって、第2駆動部33への電力供給は主機リレー31によって、それぞれ独立に接続し又は遮断される。
これにより、例えば、第2駆動部33内での短絡故障や地絡故障によって第2駆動部33に過大な電流が流れたとき、主機リレー31が遮断する一方、リレー41は接続状態が維持されるので、第1駆動部43への電力供給が継続される。したがって、運転者は、主モータ35の駆動が停止した状態でも、操舵アシストモータ45によるアシストトルクを得つつ、ハンドル91を回して車両を路肩等に寄せることができる。
図10に示す第9実施形態は、第8実施形態に対し、モータ駆動装置40として第3実施形態の構成、すなわち高電位ラインL1および低電位ラインL2に2つのリレー41を備える構成を採用したものである。これにより、信頼性がさらに向上する。
(その他の実施形態)
本発明における「一方向導通素子」として、上記の他、図11(a)〜(d)に例示する素子等を用いることができる。すなわち、図11(a)に示すように、「第1開閉器」をMOSFET46で構成し、MOSFET46の寄生ダイオード56を「一方向導通素子」としてもよい。或いは、リレー41と並列に、図11(b)に示すNPN型トランジスタ57、図11(c)に示すPNP型トランジスタ58、図11(d)に示すIGBT59等を接続してもよい。
なお、図11(a)〜(d)中、記号G、S、D、B、E、Cは、それぞれ、ゲート、ソース、ドレイン、ベース、エミッタ、コレクタを示す。
本発明のモータ駆動装置は、3相ブラシレスモータを駆動するものに限らない。例えば、インバータに代えてDC/DCコンバータを備え、直流ブラシ付モータを駆動するものであってもよい。また、モータの用途は、操舵アシスト用のモータに限らず、負荷側からの逆入力トルクによって誘起電圧を発生する可能性のあるあらゆるモータに対して適用することができる。
上記第7〜第9実施形態では、車載電源システムとして、操舵アシストモータ45を駆動する第1駆動部43と主モータ35を駆動する第2駆動部とが主電池20に並列に接続される形態を説明した。これに対し、さらに、ブレーキ用モータ、パワーウインドウ用、エアコンブロワ用、ワイパ用等、各種の補機モータが主電池20に接続されてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
20 ・・・バッテリ、主電池(直流電源)、
21 ・・・高電位電極、
22 ・・・低電位電極、
40 ・・・モータ駆動装置、
41、42 ・・・リレー(第1開閉器)、
43 ・・・第1駆動部、
45 ・・・モータ(操舵アシストモータ)、
51、52 ・・・ダイオード(一方向導通素子)、
611〜616・・・スイッチング素子。

Claims (7)

  1. 複数のスイッチング素子(611〜616)を有し、直流電源(20)に接続され、当該直流電源(20)の電力を変換してモータ(45)を駆動する第1駆動部(43)と、
    前記直流電源と前記第1駆動部との間に設けられ、前記直流電源と前記第1駆動部とを電気的に接続し又は遮断する第1開閉器(41、42)と、
    前記第1開閉器と並列に接続され、前記第1駆動部の高電位側から前記直流電源を通り前記第1駆動部の低電位側に向かう回生方向の電流を導通させ、前記回生方向と逆方向の電流を遮断する一方向導通素子(51、52)と、
    を備えることを特徴とするモータ駆動装置(40)。
  2. 前記第1開閉器および前記一方向導通素子は、
    前記直流電源の高電位電極(21)と前記第1駆動部の高電位側との間、及び、前記直流電源の低電位電極(22)と前記第1駆動部の低電位側との間に設けられることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記第1開閉器と並列であって前記一方向導通素子と直列に接続されるツェナーダイオード(53)を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記第1開閉器と並列であって前記一方向導通素子と直列に接続される抵抗(54)を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータ駆動装置。
  5. 電動パワーステアリングシステムの操舵アシストモータを駆動する請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータ駆動装置であって、
    前記第1駆動部が接続される前記直流電源は、車両を走行させる主モータ(35)を駆動するための主電池(20)であることを特徴とするモータ駆動装置。
  6. 前記主モータを駆動する第2駆動部(33)は、前記主電池に対し前記第1駆動部と並列に設けられることを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動装置。
  7. 前記主電池と前記第2駆動部とを電気的に接続し又は遮断する第2開閉器(31)は、前記第1開閉器と並列であって前記第2駆動部と直列に設けられることを特徴とする請求項6に記載のモータ駆動装置。
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