JP5688689B2 - 電動機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、電動機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置に関する。
従来、複数のスイッチング素子が設けられる電動機駆動装置が公知である。例えば特許文献1では、電動機駆動部を構成するスイッチング素子の他、電動機駆動部に故障が発生した場合に電動機駆動部側への電力供給を遮断するための電源リレーが設けられている。また、特許文献1のスイッチング素子および電源リレーは、プリドライバ回路を介して駆動される。
特開2011−142744号公報
ところで、例えば電源リレーにMOSFET(metal-oxide semiconductor field-effect transistor)等の寄生ダイオードを有する半導体素子を用いた場合、電源の極性を誤って接続した場合の回路保護のために、寄生ダイオードの向きが反対となるように逆接保護リレーをさらに設けることがある。
また例えば、電動機が電動パワーステアリング装置に適用されており、運転者により操作されるハンドルが電動機に直結されている場合、運転者のハンドル操作により電動機に誘起電圧が発生する。ここで、電動機が故障し、電源リレーがオフされると、運転者のハンドル操作により発生した誘起電圧は、インバータ部と巻線組との間に形成される閉回路に印加される。電源リレーがオフされた状態で、インバータ部と巻線組との間に形成される閉回路に誘起電圧が印加されると、この閉回路に電流が流れてブレーキトルクが発生し、運転者に違和感を与える虞がある。そのため、電動機の故障時に巻線組とインバータ部との間で閉回路が形成されるのを防ぐべく、巻線組とインバータ部とを遮断可能なモータリレーを設けることがある。
これらのスイッチング素子およびリレーは、プリドライバ回路を介して駆動されることがあるが、特許文献1では、プリドライバ回路の詳細については言及されていない。また、これらのスイッチング素子およびリレーに対し、それぞれにプリドライバ回路を設けることも可能であるが、その場合、装置が大型化してしまうという問題点があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化可能な電動機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を提供することにある。
請求項1に記載の電動機駆動装置は、インバータ部と、第1リレー部と、第2リレー部と、モータリレー部と、インバータプリドライバ回路と、第1プリドライバ回路と、第2プリドライバ回路と、制御部と、を備える。
インバータ部は、電動機の巻線組への通電を切り替えるスイッチング素子を有する。第1リレー部は、電源とインバータ部との間に設けられる。第2リレー部は、第1リレー部とインバータ部との間に設けられる。モータリレー部は、インバータ部と電動機の巻線組との間に設けられる。インバータプリドライバ回路は、インバータ部のスイッチング素子毎に設けられ、スイッチング素子を駆動する。第1プリドライバ回路は、第1リレー部を駆動する。第2プリドライバ回路は、第2リレー部およびモータリレー部のオン/オフの切り替えを同じ信号線からの信号により駆動する。制御部は、制御手段および故障検出手段を有する。制御手段は、インバータプリドライバ回路、第1プリドライバ回路または第2プリドライバ回路を介し、インバータ部、第1リレー部、第2リレー部およびモータリレー部の駆動を制御する。故障検出手段は、第1リレー部、第2リレー部、および、モータリレー部の故障を検出する。
本発明では、第2リレー部およびモータリレー部のオン/オフのタイミングが同時であっても、第1リレー部、第2リレー部、および、モータリレー部の故障を検出可能であることに着目し、第2リレー部およびモータリレー部を駆動するプリドライバ回路を共通化し、第2リレー部およびモータリレー部を1つのプリドライバ回路で駆動している。これにより、第1リレー部、第2リレー部およびモータリレー部の故障を検出可能でありながら、プリドライバ回路の数を低減することができるので、装置全体を小型化することができる。
本発明の第1実施形態による電動パワーステアリング装置の構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による電動機駆動装置を示す回路図である。 本発明の第1実施形態の初期故障診断処理を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態による電動機駆動装置を示す回路図である。 本発明の第2実施形態による電動機駆動装置を示す回路図である。
以下、本発明による電動機駆動装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を図面に基づいて説明する。なお、以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電動機駆動装置は、電動パワーステアリング装置に適用される。本実施形態による電動パワーステアリング装置を図1に示す。
図1に示すように、ステアリングシステム90は、電動パワーステアリング装置1、ステアリングホイール(ハンドル)91、および、ステアリングシャフト92等を備える。運転者により操舵されるステアリングホイール91は、ステアリングシャフト92に接続される。ステアリングシャフト92の先端には、ピニオンギア96が設けられる。ピニオンギア96は、ラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対のタイヤ(ホイール)98が回転可能に連結されている。これにより、運転者がステアリングホイール91を回転させると、ステアリングシャフト92が回転し、ステアリングシャフト92の回転運動がピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の直線運動変位に応じた角度分、左右のタイヤ98が転舵される。
ステアリングシャフト92には、ステアリングホイール91に加えられた操舵トルクTqを検出するトルクセンサ94が設けられる。
電動パワーステアリング装置1は、電動機駆動装置2、運転者によるステアリングホイール91の操舵を補助するトルクを出力する電動機としてのモータ10、および、ギア89等を備える。
モータ10は、ギア89を正逆回転させる三相ブラシレスモータである。モータ10は、いずれも図示しないステータ、ロータ、および、シャフトを有する。ロータは、シャフトとともに回転する部材であり、その表面に永久磁石が貼り付けられ、磁極を有している。ステータは、ロータを内部に収容しており、ロータはステータ内部で回転可能に支持されている。ステータは、径内方向へ所定角度毎に突出する突出部を有し、この突出部にU相コイル11、V相コイル12、および、W相コイル13が巻回されている(図2参照)。U相コイル11、V相コイル12、および、W相コイル13は、例えばY結線等により結線され、巻線組15を構成する。
ギア89は、モータ10の回転を減速してステアリングシャフト92に伝達する。これにより、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール91の操舵方向および操舵トルクTqに応じた補助トルクをステアリングシャフト92に伝達する。
図2に示すように、電動機駆動装置2は、インバータ部20、モータリレー部30、第1リレー部としての電源リレー41、第2リレー部としての逆接保護リレー42、制御部60、および、プリドライバ回路部70等を備える。
インバータ部20は、三相インバータであり、U相コイル11、V相コイル12、および、W相コイル13への通電を切り替えるべく、6つのスイッチング素子21〜26がブリッジ接続されている。スイッチング素子21〜26は、電界効果トランジスタの一種であるMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)である。以下、スイッチング素子21〜26をMOS21〜26という。
MOS21は、ドレインが電源としてのバッテリ50の高電位側に接続され、ソースがMOS24のドレインに接続される。MOS24のソースは、シャント抵抗27を介して接地される。MOS21のソースとMOS24のドレインとの接続点は、U相モータリレー31を介してU相コイル11の一端に接続される。以下適宜、MOS21およびMOS24を「U相インバータ21、24」という。
MOS22は、ドレインがバッテリ50の高電位側に接続され、ソースがMOS25のドレインに接続される。MOS25のソースは、シャント抵抗28を介して接地される。MOS22のソースとMOS25のドレインとの接続点は、V相モータリレー32を介してV相コイル12の一端に接続される。以下適宜、MOS22およびMOS25を「V相インバータ22、25」という。
MOS23は、ドレインがバッテリ50の高電位側に接続され、ソースがMOS26のドレインに接続される。MOS26のソースは、シャント抵抗29を介して接地される。MOS23のソースとMOS26のドレインとの接続点は、W相モータリレー33を介してW相コイル13の一端に接続される。以下適宜、MOS23およびMOS26を「W相インバータ23、26」という。
また、高電位側に配置されるMOS21〜23を「上MOS」といい、グランド側に配置されるMOS24〜26を「下MOS」といい、必要に応じ、「U上MOS21」といった具合に、対応する相や配置を併せて記載する。
シャント抵抗27〜29は、各相に通電される電流検出に用いられる。具体的には、制御部60では、シャント抵抗27の両端電圧に基づいてU相コイル11に通電される電流を検出し、シャント抵抗28の両端電圧に基づいてV相コイル12に通電される電流を検出し、シャント抵抗29の両端電圧に基づいてW相コイル13に通電される電流を検出する。
モータリレー部30は、U相モータリレー31、V相モータリレー32、および、W相モータリレー33を有する。本実施形態では、U相モータリレー31、V相モータリレー32、および、W相モータリレー33は、MOS21等と同様のMOSFETである。
U相モータリレー31は、MOS21およびMOS24の接続点とU相コイル11との間に設けられ、ソースがMOS21およびMOS24の接続点側、ドレインがU相コイル11側に接続される。U相モータリレー31は、例えばモータ10が故障したとき、U相インバータ21、24とU相コイル11との間を遮断可能である。
V相モータリレー32は、MOS22およびMOS25の接続点とV相コイル12との間に設けられ、ソースがMOS22およびMOS25の接続点側、ドレインがV相コイル12側に接続される。V相モータリレー32は、例えばモータ10が故障したとき、V相インバータ22、25とV相コイル12との間を遮断可能である。
W相モータリレー33は、MOS23およびMOS26の接続点とW相コイル13との間に設けられ、ソースがMOS23およびMOS26の接続点側、ドレインがW相コイル13側に接続される。W相モータリレー33は、例えばモータ10が故障したとき、W相インバータ23、26とW相コイル13との間を遮断可能である。
電源リレー41は、バッテリ50とインバータ部20との間に設けられる。逆接保護リレー42は、電源リレー41とインバータ部20との間に設けられる。本実施形態では、電源リレー41および逆接保護リレー42は、いずれもMOS21等と同様のMOSFETである。なお本実施形態では、MOS21〜26、モータリレー31〜33、電源リレー41および逆接保護リレー42は、いずれもオンされると閉(導通)状態となり、オフされると開(遮断)状態となる。
電源リレー41は、ドレインがバッテリ50側、ソースが逆接保護リレー42側となるように接続される。電源リレー41は、電動パワーステアリング装置1に故障が生じた場合、制御部60によりオフされて開状態となるように制御され、バッテリ50からインバータ部20側への電力の供給を遮断する。
また、逆接保護リレー42は、ソースが電源リレー41側、ドレインがインバータ部20側となるように接続される。
本実施形態では、電源リレー41および逆接保護リレー42には、寄生素子としての寄生ダイオードを有するMOS21等と同様のMOSFETを用いている。そのため、電力供給源となりうるバッテリ50やコンデンサ49の極性が反対向きに接続された場合に電動機駆動装置2を構成する電子回路を保護すべく、逆接保護リレー42は、その寄生ダイオードの向きが電源リレー41の寄生ダイオードと反対向きとなるように配設される。これにより、双方向の電流を遮断可能である。
電源リレー41と逆接保護リレー42との接続点は、抵抗43を介して接地される。また、電源リレー41と逆接保護リレー42との接続点の電圧は、リレー間電圧Vrとして制御部60によりモニタされる。
コンデンサ49は、インバータ部20に並列に接続される。本実施形態のコンデンサ49は、電解コンデンサであり、電荷を蓄えることにより、インバータ部20への電力供給を補助するとともに、サージ電流などのノイズ成分を除去する。本実施形態では、コンデンサ49は2つ設けられているが、2つに限らずいくつであってもよい。
バッテリ50は、直流電源であって、本実施形態では電源電圧は12Vである。バッテリ50は、チョークコイル51を介して電源リレー41と接続する。また、バッテリ50は、電源リレー41および逆接保護リレー42と並列に設けられるイグニッションスイッチ52およびチョークコイル53を介してプリチャージ回路55と接続される。
プリチャージ回路55は、バッテリ50とインバータ部20との間に、電源リレー41および逆接保護リレー42と並列に接続される。以下、電源リレー41および逆接保護リレー42が設けられるラインを「PIG線501」といい、イグニッションスイッチ52およびプリチャージ回路55が設けられるラインを「IG線502」という。
プリチャージ回路55は、運転者によりイグニッションスイッチ52がオンされたとき、IG線502を経由してバッテリ50から電力の供給を受けてコンデンサ49に所定の電圧を予め充電しておくために設けられる。本実施形態では、コンデンサ49は、プリチャージ回路55により、約6Vまで充電される。これにより、電源リレー41および逆接保護リレー42がオンされたときに、インバータ部20側に大電流が流れるのを防止する。
OR回路部57は、2つのダイオード571、572から構成される。一方のダイオード571は、入力端がチョークコイル53とプリチャージ回路55との間に接続され、出力端が他方のダイオード572の出力端と接続される。他方のダイオード572は、入力端が電源リレー41と逆接保護リレー42との間に接続され、出力端がダイオード571の出力端と接続される。2つのダイオード571、572の出力端には、レギュレータ59を経由して制御部60が接続される。これにより、制御部60には、イグニッションスイッチ52のインバータ部20側、または、電源リレー41と逆接保護リレー42との間から電力が供給される。なお、制御部60に供給される電力は、レギュレータ59により所定の電圧(本実施形態では5V)に調整される。
イグニッションスイッチ52がオンされているとき、制御部60には、ダイオード571を経由してIG線502側から電力が供給される。また、イグニッションスイッチ52がオフされたとしても、電源リレー41がオンされていれば、ダイオード572を経由してPIG線501側から制御部60に電力を供給することができる。これにより、運転者によりイグニッションスイッチ52がオフされた場合でも、制御部60への電力供給を継続することができるので、制御部60は突然の電源失陥に至ることなく、例えば故障診断結果をEEPROMに書き込む等の所定の制御終了処理を実行することができる。所定の制御終了処理終了後は、制御部60にて電源リレー41をオフし、制御部60への電力供給を終了すればよい。
U相インバータ21、24とU相モータリレー31との間には、バッテリ50の高電位側と接続されるプルアップ抵抗61が設けられる。また、U相インバータ21、24とU相モータリレー31との間には、グランドと接続され分圧抵抗を構成するプルダウン抵抗62、63が設けられる。プルダウン抵抗62、63の間の電圧は、U相端子電圧相当値MVUcとして制御部60によりモニタされる。
V相インバータ22、25とV相モータリレー32との間には、バッテリ50の高電位側と接続されるプルアップ抵抗64が設けられる。また、V相インバータ22、25とV相モータリレー32との間には、グランドと接続され分圧抵抗を構成するプルダウン抵抗65、66が設けられる。プルダウン抵抗65、66の間の電圧は、V相端子電圧相当値MVVcとして制御部60にモニタされる。
W相インバータ23、26とW相モータリレー33との間には、バッテリ50の高電位側と接続されるプルアップ抵抗67が設けられる。また、W相インバータ23、26とW相モータリレー33との間には、グランドと接続され分圧抵抗を構成するプルダウン抵抗68、69が設けられる。プルダウン抵抗68、69の間の電圧は、W相端子電圧相当値MVWcとして制御部60にモニタされる。
以下適宜、グランド側のプルダウン抵抗を「下側プルダウン抵抗」、プルアップ抵抗61、64、67側のプルダウン抵抗を「上側プルダウン抵抗」という。
ここで、抵抗61〜69の抵抗値について言及しておく。U相のプルアップ抵抗61の抵抗値R11と、V相のプルアップ抵抗64の抵抗値R21と、W相のプルアップ抵抗67の抵抗値R31とは、等しい。すなわち、R11=R21=R31である。
U相の上側プルダウン抵抗62の抵抗値R12と、V相の上側プルダウン抵抗65の抵抗値R22と、W相の上側プルダウン抵抗68の抵抗値R32とは、等しい。すなわち、R12=R22=R32である。
U相の下側プルダウン抵抗63の抵抗値R13と、V相の下側プルダウン抵抗66の抵抗値R23と、W相の下側プルダウン抵抗69の抵抗値R33とは、等しい。すなわち、R13=R23=R33である。
また、U相のプルアップ抵抗61の抵抗値R11と、U相の上側プルダウン抵抗62の抵抗値R12と、U相の下側プルダウン抵抗63の抵抗値R13との比は、4:3:1である。すなわち、R11:R12:R13=4:3:1である。
同様に、V相のプルアップ抵抗64の抵抗値R21と、V相の上側プルダウン抵抗65の抵抗値R22と、V相の下側プルダウン抵抗66の抵抗値R23との比は、4:3:1である。すなわち、R21:R22:R23=4:3:1である。
同様に、W相のプルアップ抵抗67の抵抗値R31と、W相の上側プルダウン抵抗68の抵抗値R32と、W相の下側プルダウン抵抗69の抵抗値R33との比は、4:3:1である。すなわち、R31:R32:R33=4:3:1である。
さらに、U相のプルダウン抵抗62、63を合成抵抗とみなし、この合成抵抗の抵抗値をR14とすると、U相のプルアップ抵抗61の抵抗値R11と、U相のプルダウン抵抗62、63の合成抵抗の抵抗値R14との比は、1:1である。すなわち、R11:R14=1:1である。
同様に、V相のプルダウン抵抗65、66を合成抵抗とみなし、この合成抵抗の抵抗値をR24とすると、V相のプルアップ抵抗64の抵抗値R21と、V相のプルダウン抵抗65、66の合成抵抗の抵抗値R24との比は、1:1である。すなわち、R21:R24=1:1である。
同様に、W相のプルダウン抵抗68、69を合成抵抗とみなし、この合成抵抗の抵抗値をR34とすると、W相のプルアップ抵抗67の抵抗値R31と、W相のプルダウン抵抗68、69の合成抵抗の抵抗値R34との比は、1:1である。すなわち、R31:R34=1:1である。
なお、抵抗61〜69の抵抗値は、バッテリ50の電圧および制御部60にて検出可能な電圧等に基づいて適宜設定することができる。本実施形態では、バッテリ50の電圧が12Vであり、制御部60にて検出可能な電圧が5Vであるので、上記のような抵抗値の比としている。これにより、U相端子電圧相当値MVUc、V相端子電圧相当値MVVc、および、W相端子電圧相当値MVWcが5V以下となるので、制御部60にて検出可能となる。
制御部60は、通常のコンピュータとして構成されており、内部にはCPU、ROM、I/O、および、これらの構成を接続するバスライン等が備えられている。
制御部60は、電源リレー41と逆接保護リレー42との間の電圧をリレー間電圧Vrとして取得する。また、制御部60は、U相の上側プルダウン抵抗62と下側プルダウン抵抗63との間の電圧をU相端子電圧相当値MVUcとして取得し、V相の上側プルダウン抵抗65と下側プルダウン抵抗66との間の電圧をV相端子電圧相当値MVVcとして取得し、W相の上側プルダウン抵抗68と下側プルダウン抵抗69との間の電圧をW相端子電圧相当値MVWcとして取得する。
なお、上側プルダウン抵抗62、65、68の抵抗値R12、R22、R23と、下側プルダウン抵抗63、66、69の抵抗値R13、R23、R33との比は3:1であるので、制御部60にて取得される端子電圧相当値MVUc、MVVc、MVWcは、実際の端子電圧MVU、MVV、MVWの1/4となっている。そのため、制御部60では、取得された端子電圧相当値MVUc、MVVc、相端子電圧相当値MVWcをソフトウエアでそれぞれ4倍し、端子電圧MVU、MVV、MVWを算出している。ここで、制御部60では、端子電圧相当値MVUc、MVVc、MVWcを内部的に換算することを含め、端子電圧MVU、MVV、MVWを取得している、ともいえる。
制御部60では、リレー間電圧Vr、U相端子電圧MVU、V相端子電圧MVV、および、W相端子電圧MVWに基づき、モータリレー31〜33、電源リレー41、および、逆接保護リレー42の故障を検出する。故障検出の詳細については後述する。
また、制御部60は、プリドライバ回路部70を介し、MOS21〜26、モータリレー31〜33、電源リレー41、および、逆接保護リレー42の駆動を制御する。
プリドライバ回路部70は、インバータプリドライバ回路U相上71、インバータプリドライバ回路V相上72、インバータプリドライバ回路W相上73、インバータプリドライバ回路U相下74、インバータプリドライバ回路V相下75、インバータプリドライバ回路W相下76、第1プリドライバ回路81、および、第2プリドライバ回路85の8つのプリドライバ回路から構成される。
インバータプリドライバ回路U相上71は、制御部60に制御され、接続されるU上MOS21を駆動し、オン/オフを切り替える。
インバータプリドライバ回路V相上72は、制御部60に制御され、接続されるV上MOS22を駆動し、オン/オフを切り替える。
インバータプリドライバ回路W相上73は、制御部60に制御され、接続されるW上MOS23を駆動し、オン/オフを切り替える。
インバータプリドライバ回路U相下74は、制御部60に制御され、接続されるU下MOS24を駆動し、オン/オフを切り替える。
インバータプリドライバ回路V相下75は、制御部60に制御され、接続されるV下MOS25を駆動し、オン/オフを切り替える。
インバータプリドライバ回路W相下76は、制御部60に制御され、接続されるW下MOS26を駆動し、オン/オフを切り替える。
なお、インバータプリドライバ回路U相上71、インバータプリドライバ回路V相上72、インバータプリドライバ回路W相上73、インバータプリドライバ回路U相下74、インバータプリドライバ回路V相下75、および、インバータプリドライバ回路W相下76が「インバータプリドライバ回路」に対応する。
第1プリドライバ回路81は、制御部60に制御され、接続される電源リレー41のオン/オフを切り替える。
第2プリドライバ回路85は、制御部60に制御され、接続されるモータリレー31〜3、および、逆接保護リレー42のオン/オフを切り替える。本実施形態では、モータリレー31〜33および逆接保護リレー42を1つの第2プリドライバ回路85にて駆動するため、モータリレー31〜33および逆接保護リレー42のオン/オフの切り替えは、同時となる。
第2プリドライバ回路85とU相モータリレー31との間にはゲート抵抗86が設けられ、第2プリドライバ回路85とV相モータリレー32との間にはゲート抵抗87が設けられ、第2プリドライバ回路85とW相モータリレー33との間にはゲート抵抗88が設けられる。なお、各プリドライバ回路71〜76、81、85と、MOS21〜26、電源リレー41および逆接保護リレー42との間にもゲート抵抗が設けられているが、図2中では記載を省略している。
本実施形態では、モータリレー31〜33および逆接保護リレー42のオン/オフの切り替えのタイミングが同時であっても、モータリレー31〜33、電源リレー41、および、逆接保護リレー42の故障検出が可能である点に着目し、モータリレー31〜33の駆動に係るプリドライバと逆接保護リレー42の駆動に係るプリドライバとを共通化し、1つのプリドライバ回路(本実施形態では第2プリドライバ回路85)としている。
ここで、本実施形態におけるモータリレー31〜33、電源リレー41、および、逆接保護リレー42の故障診断である初期故障診断処理を図3に基づいて説明する。初期故障診断処理は、イグニッションスイッチ52がオンされたとき、電動パワーステアリング装置1の始動に先立って制御部60にて行われる処理である。なお、通常、イグニッションスイッチ52がオンされたとき、全てのMOS21〜26、電源リレー41、および、逆接保護リレー42はオフ(開)状態に制御されている。
最初のステップS101(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」で示す。)では、第1プリドライバ回路81を介し、電源リレー41をオフにする。また、第2プリドライバ回路85を介し、モータリレー31〜33および逆接保護リレー42をオフにする。
S102では、電源リレー41と逆接保護リレー42との間の電圧であるリレー間電圧Vrに基づき、電源リレー41および逆接保護リレー42のショート故障を検出する。ここでは、電源リレー41および逆接保護リレー42は、いずれもオフとなるように制御されているので、電源リレー41および逆接保護リレー42がショートしていない場合、リレー間電圧Vrは0Vとなる。一方、電源リレー41がショートしている場合、リレー間電圧Vrは電源電圧(本実施形態では12V)となる。また、逆接保護リレー42がショートしている場合、プリチャージ回路55側から電力が供給され、リレー間電圧Vrはプリチャージ電圧(本実施形態では約6V)以上となる。
なお、運転者によりイグニッションスイッチ52がオフされた直後にオンされて本処理が実行される場合、コンデンサ49が電源電圧と略等しい電圧で充電されており、コンデンサ49側から電力が供給されるので、逆接保護リレー42がショートしている場合にも、電源リレー41がショートしている場合と同様、リレー間電圧Vrが電源電圧と略等しくなることがある。このような場合、電源リレー41がショートしているのか、逆接保護リレー42がショートしているのかを見分けるのは困難であり、電源リレー41または逆接保護リレー42のいずれかがショートしていると判定することになる。いずれにしても、リレー間電圧Vrが0Vであれば正常であり、リレー間電圧Vrが0Vでない場合、電源リレー41または逆接保護リレー42のいずれかがショートしていると判定できる。なお、ここでいう「0Vである」とは、厳密に0Vである必要はなく、センサ誤差等を考慮し、0Vを含む所定範囲内であればよい。以下、故障検出に係る全ての閾値について同様である。
続くS103では、第2プリドライバ回路85を介し、モータリレー31〜33および逆接保護リレー42をオンにする。ここでは、モータリレー31〜33および逆接保護リレー42は、1つの第2プリドライバ回路85により駆動されるので、これらのリレーは同時にオンされることになる。
S104では、リレー間電圧Vrに基づき、逆接保護リレー42のオープン故障を検出する。ここでは、電源リレー41がオフ、逆接保護リレー42がオンとなるように制御されているので、逆接保護リレー42がオープン故障でない場合、プリチャージ回路55側から供給される電力により、リレー間電圧Vrはプリチャージ電圧(本実施形態では6V)以上となる。一方、逆接保護リレー42がオープン故障である場合、リレー間電圧Vrは0Vとなる。これにより、逆接保護リレー42のオープン故障を検出することができる。
S105では、第1プリドライバ回路81を介し、電源リレー41をオンにする。このとき、逆接保護リレー42およびモータリレー31〜33もオンされている。電源リレー41および逆接保護リレー42が同時にオンされているので、PIG線501側からコンデンサ49に電力が供給され、電荷が蓄えられる。本実施形態では、コンデンサ49が電源電圧まで確実に充電されるように、S105にて所定の待機時間(例えば200msec)を設けている。
S106では、第2プリドライバ回路85を介し、モータリレー31〜33および逆接保護リレー42をオフにする。ここでは、モータリレー31〜33および逆接保護リレー42は、1つの第2プリドライバ回路85により駆動されるので、これらのリレーは同時にオフされることになる。
S107では、リレー間電圧Vrに基づき、電源リレー41のオープン故障、PIG線501の断線故障を検出する。PIG線501が断線しておらず、電源リレー41のオープン故障でない場合、リレー間電圧Vrは電源電圧となる。一方、PIG線501が断線している、または、電源リレー41のオープン故障である場合、リレー間電圧Vrは0Vとなる。これにより、電源リレー41のオープン故障、PIG線501の断線故障を検出することができる。
S108では、端子電圧MVU、MVV、MVWに基づき、モータリレー31〜33のショート故障を検出する。詳細には、U相モータリレー31のショート故障は、U下MOS24を全オン、他のMOS21〜23、25、26がオフであるときの端子電圧MVU、MVV、MVWに基づいて検出する。V相モータリレー32のショート故障は、V下MOS25を全オン、他のMOS21〜24、26がオフであるときの端子電圧MVU、MVV、MVWに基づいて検出する。W相モータリレー33のショート故障は、W下MOS26を全オン、他のMOS21〜25がオフであるときの端子電圧MVU、MVV、MVWに基づいて検出する。U相モータリレー31、V相モータリレー32、および、W相モータリレー33のショート故障検出は、同様であるので、ここでは、U相モータリレー31のショート故障検出について説明する。
U下MOS24を全オン、他のMOS21〜23、25、26がオフであり、U相モータリレー31がショートしていない場合、U相端子電圧MVUは0Vとなる。また、V相端子電圧MVVは、電源電圧まで充電されているコンデンサ49から電力が供給されるため、電源電圧(厳密に言えばコンデンサ49に蓄えられた電圧)がプルアップ抵抗64とプルダウン抵抗65、66の合成抵抗とで分圧された値となる。本実施形態では、プルアップ抵抗64の抵抗値R21と、プルダウン抵抗65、66の合成抵抗の抵抗値R24との比は1:1であるので、U相モータリレー31がショートしていない場合のV相端子電圧MVVは、電源電圧×0.5となる。同様に、U相モータリレー31がショートしていない場合のW相端子電圧MVWは、電源電圧×0.5となる。
一方、U相モータリレー31がショートしている場合、U相端子電圧MVUは、ショートしていない場合と同様、0Vである。また、U相モータリレー31がショートしている状態でU下MOS24をオンした場合、V相に着目すると、プルアップ抵抗64に対し、プルダウン抵抗65、66と、U相コイル11およびV相コイル12とが並列に接続された回路が形成されることになる。そのため、U相モータリレー31がショートしている場合、V相端子電圧MVVは、U相モータリレー31がショートしていない場合において電源電圧をプルアップ抵抗64とプルダウン抵抗65、66とで分圧した値(本実施形態では電源電圧×0.5)とは異なる値になる。
また、W相に着目すると、プルアップ抵抗67に対し、プルダウン抵抗68、69と、U相コイル11およびW相コイル13とが並列に接続された回路が形成されることになり、W相端子電圧MVWは、V相端子電圧MVVと同様、U相モータリレー31がショートしていない場合において電源電圧をプルアップ抵抗67とプルダウン抵抗68、69とで分圧した値(本実施形態では電源電圧×0.5)とは異なる値になる。以下、V相端子電圧MVVについて説明し、W相端子電圧MVWについての説明は省略する。
U相モータリレー31がショート故障している場合のV相端子電圧MVVは、プルアップ抵抗64、プルダウン抵抗65、66、U相コイル11、および、V相コイル12の抵抗値によって決まり、本実施形態ではU相モータリレー31がショート故障していない場合より小さくなる。
U下MOS24を全オン、他のMOS21〜23、25、26がオフであり、U相モータリレー31がショート故障している場合のV相端子電圧MVVは、以下の式(1)により表される。ここで、U相コイル11の抵抗値をRM1、V相コイル12の抵抗値をRM2とし、本実施形態ではRM1=RM2とする。また、シャント抵抗27の抵抗値、および、寄生ダイオードによる電圧降下分は無視できるものとし、ここでは考慮しない。
Figure 0005688689
なお、プルダウン抵抗65、66と、U相コイル11およびV相コイル12とで形成される並列回路の合成抵抗をRcとすると、合成抵抗Rcは、式(2)に示す如くとなる。また、式(1)は、合成抵抗Rcを用いると、式(3)のように表される。
Figure 0005688689
さらに、R21:R22:R23=4:3:1であるので、R21=4R、R22=3R、R23=Rとする。また、RM1=RM2であるので、RM1=RM2=RMとすると、V相端子電圧MVVは、式(4)のように表される。
Figure 0005688689
なお、本実施形態では、R21〜R23は数kΩであり、RM1、RM2は数10mΩであるので、U相モータリレー31がショート故障している場合のV相端子電圧MVVは、略0Vとなり、同様に、W相端子電圧MVWも、略0Vとなる。
すなわち、U下MOS24を全オンにしたとき、U相モータリレー31がショート故障していなければ、U相端子電圧MVUが0V、V相端子電圧MVVおよびW相端子電圧MVWが電源電圧×0.5となり、U相モータリレー31がショート故障していると、U相端子電圧MVU、V相端子電圧MVV、および、W相端子電圧MVWが略0Vとなる。
同様に、V下MOS25を全オンにしたとき、V相モータリレー32がショート故障していなければ、V相端子電圧MVVが0V、U相端子電圧MVUおよびW相端子電圧MVWが電源電圧×0.5となり、V相モータリレー32がショート故障していると、U相端子電圧MVU、V相端子電圧MVV、および、W相端子電圧MVWが略0Vとなる。
また同様に、W下MOS26を全オンにしたとき、W相モータリレー33がショート故障していなければ、W相端子電圧MVWが0V、U相端子電圧MVUおよびV相端子電圧MVVが電源電圧×0.5となり、W相モータリレー33がショート故障していると、U相端子電圧MVU、V相端子電圧MVV、および、W相端子電圧MVWが略0Vとなる。
これにより、モータリレー31〜33のショート故障を検出することができる。
続くS109では、第2プリドライバ回路85を介し、モータリレー31〜33および逆接保護リレー42をオンにする。ここでは、モータリレー31〜33および逆接保護リレー42は、1つの第2プリドライバ回路85により駆動されるので、S103と同様、これらのリレーは同時にオンされることになる。
S110では、端子電圧MVU、MVV、MVWに基づき、モータリレー31〜33のオープン故障を検出する。詳細には、U相モータリレー31のオープン故障は、U下MOS24を全オン、他のMOS21〜23、25、26がオフであるときの端子電圧MVU、MVV、MVWに基づいて検出する。V相モータリレー32のオープン故障は、V下MOS25を全オン、他のMOS21〜24、26がオフであるときの端子電圧MVU、MVV、MVWに基づいて検出する。W相モータリレー33のオープン故障は、W下MOS26を全オン、他のMOS21〜25がオフであるときの端子電圧MVU、MVV、MVWに基づいて検出する。U相モータリレー31、V相モータリレー32、および、W相モータリレー33のオープン故障検出は、同様であるので、ここでは、U相モータリレー31のオープン故障検出について説明する。
U下MOS24を全オン、他のMOS21〜23、25、26がオフであり、U相モータリレー31がオープン故障していない場合、U相端子電圧MVUは0Vとなる。また、U相モータリレー31がオープン故障していない状態でU下MOS24をオンしたとき、V相に着目すると、プルアップ抵抗64に対し、プルダウン抵抗65、66と、U相コイル11およびV相コイル12とが並列に接続された回路が形成されることになる。そのため、V相端子電圧MVVは、S108で説明したのと同様に、電源電圧をプルアップ抵抗64とプルダウン抵抗65、66の合成抵抗で分圧した値とは異なる値、本実施形態では略0V、となる。
同様に、W相に着目するとプルアップ抵抗67に対し、プルダウン抵抗68、69と、U相コイル11およびW相コイル13とが並列に接続された回路が形成されることになる。また、W相端子電圧MVWも、S108で説明したのと同様に、電源電圧をプルアップ抵抗67とプルダウン抵抗68、69の合成抵抗で分圧した値とは異なる値、本実施形態では略0V、となる。
U相モータリレー31がオープン故障であるとき、U下MOS24を全オン、他のMOS21〜23、25、26をオフとすると、U相端子電圧MVUは0Vとなる。また、V相端子電圧MVVは電源電圧をプルアップ抵抗64とプルダウン抵抗65、66の合成抵抗で分圧した値(本実施形態では電源電圧×0.5)となり、W相端子電圧MVWは電源電圧をプルアップ抵抗67とプルダウン抵抗68、69の合成抵抗で分圧した値(本実施形態では電源電圧×0.5)となる。
すなわち、U下MOS24を全オンにしたとき、U相モータリレー31がオープン故障していなければ、U相端子電圧MVU、V相端子電圧MVV、および、W相端子電圧MVWが略0Vとなり、U相モータリレー31がオープン故障していると、U相端子電圧MVUが0V、V相端子電圧MVVおよびW相端子電圧MVWが電源電圧×0.5となる。
同様に、V下MOS25を全オンにすると、V相モータリレー32がオープン故障していなければ、U相端子電圧MVU、V相端子電圧MVV、および、W相端子電圧MVWが略0Vとなり、V相モータリレー32がオープン故障していると、V相端子電圧MVVが0V、U相端子電圧MVUおよびW相端子電圧MVWが電源電圧×0.5となる。
また同様に、W下MOS26を全オンにすると、W相モータリレー33がオープン故障していなければ、U相端子電圧MVU、V相端子電圧MVV、および、W相端子電圧MVWが略0Vとなり、W相モータリレー33がオープン故障していると、W相端子電圧MVWが0V、U相端子電圧MVUおよびV相端子電圧MVVが電源電圧×0.5となる。
これにより、モータリレー31〜33のオープン故障を検出することができる。
このように、モータリレー31〜33、および、逆接保護リレー42を駆動するプリドライバを共通化して1つの第2プリドライバ回路85とし、モータリレー31〜33、および、逆接保護リレー42をオン/オフするタイミングが同時であっても、モータリレー31〜33、電源リレー41、および、逆接保護リレー42のショート故障およびオープン故障を検出可能である。
以上詳述したように、本実施形態の電動機駆動装置2は、インバータ部20と、電源リレー41と、逆接保護リレー42と、モータリレー部30と、インバータプリドライバ回路71〜76と、第1プリドライバ回路81と、第2プリドライバ回路85と、制御部60と、を備える。
インバータ部20は、モータ10の巻線組15への通電を切り替えるMOS21〜26を有する。電源リレー41は、バッテリ50とインバータ部20との間に設けられる。逆接保護リレー42は、電源リレー41とインバータ部20との間に設けられる。モータリレー部30は、インバータ部20とモータ10の巻線組15との間に設けられる。
インバータプリドライバ回路71〜76は、インバータ部20のMOS21〜26毎に設けられ、MOS21〜26を駆動する。第1プリドライバ回路81は、電源リレー41を駆動する。第2プリドライバ回路85は、逆接保護リレー42、および、モータリレー部30を駆動する。
また、制御部60は、制御手段および故障検出手段を有する。制御手段は、インバータプリドライバ回路71〜7、第1プリドライバ回路81または第2プリドライバ回路85を介し、インバータ部20、電源リレー41、逆接保護リレー42、および、モータリレー部30の駆動を制御する。故障検出手段は、電源リレー41、逆接保護リレー42、および、モータリレー部30の故障を検出する。
本実施形態では、逆接保護リレー42およびモータリレー部30のオン/オフのタイミングが同時であっても、電源リレー41、逆接保護リレー42、および、モータリレー部30の故障を検出可能であることに着目し、逆接保護リレー42およびモータリレー部30を駆動するプリドライバ回路を共通化し、1つの第2プリドライバ回路85で駆動している。これにより、電源リレー41、逆接保護リレー42およびモータリレー部30の故障を検出可能でありながら、プリドライバ回路の数を減らすことができるので、装置全体、特に、電動機駆動装置2を構成する電子部品が実装される制御基板を小型化することができる。
また、電源リレー41および逆接保護リレー42は、寄生ダイオードを有する半導体素子である。電源リレー41は、インバータ部20側への電力の供給を遮断可能である。逆接保護リレー42は、逆接保護リレー42の寄生ダイオードが電源リレー41の寄生ダイオードと逆向きとなるように配設される。
電源リレー41および逆接保護リレー42に半導体素子を用いることにより、機械接点式のリレーを用いる場合よりも小型化することができる。
また、電源リレー41および逆接保護リレー42の寄生ダイオードの向きが逆向きとなるように配設されており、双方向の電流を遮断可能であるので、電力供給源(本実施形態では、バッテリ50やコンデンサ49)の極性が誤って逆向きに接続されたとしても、電動機駆動装置2を構成する電子回路を保護することができる。
制御部60は、電源リレー41と逆接保護リレー42との間から電力が供給可能に構成される。具体的には、電動機駆動装置2は、電源リレー41および逆接保護リレー42と並列に接続されるイグニッションスイッチ52のインバータ部20側、または、電源リレー41と逆接保護リレー42との間から電力が供給されるOR回路部57を備える。また、制御部60は、OR回路部57を経由して電力が供給可能に構成される。
これにより、運転者によりイグニッションスイッチ52がオフされた場合であっても、電源リレー41がオンされていれば制御部60への電力供給が継続されるので、制御部60が突然の電源失陥に陥ることがなく、所定の終了処理を確実に実施することができる。
ところで、モータリレー部30を駆動するプリドライバと電源リレー41を駆動するプリドライバを共通化すると、モータリレー部30を遮断すると、電源リレー41も遮断されてしまうことになる。このとき、運転者によりイグニッションスイッチ52がオフされると、制御部60では所定の終了処理ができなくなってしまう。そこで本実施形態では、電源リレー41ではなく、電源リレー41よりもインバータ部20側に設けられる逆接保護リレー42とモータリレー部30とを1つの第2プリドライバ回路85で駆動するように構成している。また、電源リレー41と逆接保護リレー42との間からOR回路部57を経由して制御部60へ電力を供給可能に構成しているので、モータリレー部30と同時に逆接保護リレー42がオフされたとしても、電源リレー41がオンされていれば、所定の終了処理が終わるまでの間、制御部60への電力供給を継続することができる。
本実施形態の電動パワーステアリング装置1は、モータ10と、電動機駆動装置2と、を備える。本実施形態のように、電動機駆動装置2が電動パワーステアリング装置1に適用されている場合、故障等によりモータ10が意図せず駆動されてしまうと、運転者に違和感を与える虞がある。そのため、本実施形態では、モータリレー部30を設けることにより、電動パワーステアリング装置1の故障時に、インバータ部20とモータ10との間を速やかに遮断可能であり、運転者に違和感を与えるのを回避している。また、電動パワーステアリング装置1においても、上記と同様の効果を奏する。
本実施形態では、制御部60が「制御手段」および「故障検出手段」を構成する。また、図3中のS102、S104、S107、S108、および、S110が「故障検出手段」の機能としての処理に相当する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による電動機駆動装置を図4および図5に基づいて説明する。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電動機駆動装置3は、モータ110の駆動を制御する。モータ110は、2つの巻線組121、122を有する。具体的には、モータ110は、U1コイル111、V1コイル112、および、W1コイル113から構成される第1巻線組121と、U2コイル114、V2コイル115、および、W2コイル116から構成される第2巻線組122と、を有する。
モータ110の第1巻線組121および第2巻線組122には、それぞれ第1実施形態と同様のインバータ部20、モータリレー部30、電源リレー41、逆接保護リレー42、コンデンサ49、プリチャージ回路55、抵抗61〜69、86〜88、および、プリドライバ回路部70が設けられている。これにより、モータ110は、第1巻線組121と対応するインバータ部20等とで構成される第1系統100、および、第2巻線組122と対応するインバータ部20等とで構成される第2系統200、の2系統で駆動される。これにより、一方の系統が故障したとしても、故障していない他方の系統を用いてモータ110の駆動を継続できるので、電動パワーステアリング装置1によるステアリングホイール91の操舵のアシストを継続することができる。なお、故障した系統の電源リレー41はオフされ、故障した系統側にバッテリ50から電力が供給されないようにする。
なお、バッテリ50、チョークコイル51、53、イグニッションスイッチ52、レギュレータ59、および、制御部60は、第1巻線組121および第2巻線組122に対して共通で設けられている。
また、OR回路部58は、3つのダイオード581〜583から構成される。ダイオード581は、入力端がチョークコイル53とプリチャージ回路55との間に接続され、出力端がダイオード582、583の出力端と接続される。ダイオード582は、入力端が第1巻線組121に対応して設けられる電源リレー41と逆接保護リレー42との間に接続され、出力端がダイオード581の出力端と接続される。ダイオード583は、入力端が第2巻線組122に対応して設けられる電源リレー41と逆接保護リレー42との間に接続され、出力端がダイオード581の出力端と接続される。ダイオード581と、ダイオード582、583との接続点には、レギュレータ59を経由して制御部60が接続される。
これにより、運転者によりイグニッションスイッチ52がオフされ、また、故障した系統の電源リレー41がオフされたとしても、第1系統100の電源リレー41または第2系統200の電源リレー41の少なくとも一方がオンされていれば、ダイオード582またはダイオード583を経由して、PIG線501側から制御部60に電力を供給することができる。
本実施形態のモータ110は、複数の巻線組121、122を有する。また、インバータ部20、電源リレー41、逆接保護リレー42、モータリレー部30、インバータプリドライバ回路71〜76、第1プリドライバ回路81、および、第2プリドライバ回路85は、巻線組121、122毎に設けられる。モータ110の駆動に係る系統数が2系統になると、必要なプリドライバ回路の数も倍になる。そのため、本実施形態にように、逆接保護リレー42およびモータリレー部30を駆動するプリドライバを共通化することにより、プリドライバ回路の数の削減および小型化の効果が大きい。
また、上記実施形態と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
上記実施形態では、インバータ部のスイッチング素子、モータリレー、電源リレー、および、逆接保護リレーにMOSFETを用いていた。他の実施形態では、他の半導体素子や機械接点式リレー等を用いてもよい。また、インバータ部のスイッチング素子、モータリレー、電源リレー、および、逆接保護リレーに、それぞれ異なる種類の半導体素子やリレーを用いてもよい。また、半導体素子に寄生する寄生素子は、寄生ダイオードに限らず、寄生サイリスタ等でもよい。さらにまた、電源リレーおよび逆接防止リレーが例えば機械接点式リレーである場合、第1プリドライバ回路および第2プリドライバ回路を共通化し、1つのプリドライバ回路により構成してもよい。
上記実施形態では、電動機および電動機駆動装置は、1系統または2系統であったが、他の実施形態では3系統であってもよい。系統数が多いほど、第2リレー部とモータリレー部を駆動するプリドライバ回路を共通化することによるプリドライバ回路の数の削減および小型化の効果が大きい。
上記実施形態では、電動機駆動装置は、電動パワーステアリング装置に適用されていたが、他の実施形態では、電動パワーステアリング装置以外に適用してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1・・・電動パワーステアリング装置
2、3・・・電動機駆動装置
10・・・モータ(電動機)
20・・・インバータ部
30・・・モータリレー部
41・・・電源リレー(第1リレー部)
42・・・逆接保護リレー(第2リレー部)
60・・・制御部
81・・・第1プリドライバ回路
85・・・第2プリドライバ回路

Claims (6)

  1. 電動機(10、110)の巻線組(15、121、122)への通電を切り替えるスイッチング素子(21〜26)を有するインバータ部(20)と、
    電源(50)と前記インバータ部との間に設けられる第1リレー部(41)と、
    前記第1リレー部と前記インバータ部との間に設けられる第2リレー部(42)と、
    前記インバータ部と前記電動機の前記巻線組との間に設けられるモータリレー部(30)と、
    前記インバータ部の前記スイッチング素子毎に設けられ、前記スイッチング素子を駆動するインバータプリドライバ回路(71〜76)と、
    前記第1リレー部を駆動する第1プリドライバ回路(81)と、
    前記第2リレー部および前記モータリレー部のオン/オフの切り替えを同じ信号線からの信号により駆動する第2プリドライバ回路(85)と、
    前記インバータプリドライバ回路、前記第1プリドライバ回路または前記第2プリドライバ回路を介し、前記インバータ部、前記第1リレー部、前記第2リレー部および前記モータリレー部の駆動を制御する制御手段、および、前記第1リレー部、前記第2リレー部、および、前記モータリレー部の故障を検出する故障検出手段を有する制御部(60)と、
    を備えることを特徴とする電動機駆動装置(2、3)。
  2. 前記第1リレー部および前記第2リレー部は、寄生素子を有する半導体素子であり、
    前記第1リレー部は、前記電源から前記インバータ部側への電力の供給を遮断可能な電源リレーであり、
    前記第2リレー部は、当該第2リレー部の前記寄生素子が前記第1リレー部の前記寄生素子と逆向きとなるように配設される逆接保護リレーであることを特徴とする請求項1に記載の電動機駆動装置。
  3. 前記制御部は、前記第1リレー部と前記第2リレー部との間から電力が供給可能に構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の電動機駆動装置。
  4. 前記第1リレー部および前記第2リレー部と並列に接続されるイグニッションスイッチ(52)の前記インバータ部側、または、前記第1リレー部と前記第2リレー部との間から電力が供給されるOR回路部(57、58)を備え、
    前記制御部は、前記OR回路部を経由して電力が供給可能に構成されることをと特徴とする請求項3に記載の電動機駆動装置。
  5. 前記電動機(110)は、複数の前記巻線組(121、122)を有し、
    前記インバータ部、前記第1リレー部、前記第2リレー部、前記モータリレー部、前記インバータプリドライバ回路、前記第1プリドライバ回路、および、前記第2プリドライバ回路は、前記巻線組毎に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動機駆動装置。
  6. 前記電動機と、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動機駆動装置と、
    を有することを特徴とする電動パワーステアリング装置(1)。
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