JP2013145164A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】任意の入出力パッド間での短絡を検出することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】回路部と電気的に接続された複数の入出力端子と、入出力端子の高電位側に接続された第1スイッチ、及び、低電位側に接続された第2スイッチと、第1スイッチ及び第2スイッチをON/OFF制御するスイッチ制御部と、回路部と入出力端子との接続を制御する接続制御部と、入出力端子の電流量を計測する電流計測部と電気的に接続される計測端子と、を有し、第1スイッチ制御部は、回路部と入出力端子との接続が切られた状態にて、複数の入出力端子の内、1つの入出力端子に対応する第1スイッチをON状態、第2スイッチをOFF状態、他の全ての入出力端子に対応する第1スイッチをOFF状態、第2スイッチをON状態に制御することを、順次、全ての入出力端子に対応する第1スイッチ及び第2スイッチに対して行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、回路部と、該回路部と電気的に接続された複数の入出力端子と、を有する半導体装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、一つおきの入出力パッドが、スイッチ回路を介して共通の試験用配線に接続された半導体装置が提案されている。電流リーク試験時、入出力パッドそれぞれに対応して設けられた各スイッチ回路をON状態にして、共通の試験用配線に接続された、一つおきの入出力パッド間に異なる電圧を印加する。これによれば、隣接した入出力パッドが、導電性の異物や製造ミスなどのために短絡状態にあると、入出力パッド間にリーク電流が流れる。このリーク電流を検出することで、隣接した入出力パッド間での短絡の有無が検出される。
特開2004−47864号公報
ところで、上記したように、特許文献1に示される半導体装置では、隣接した入出力パッド間での短絡の有無が検出される。しかしながら、短絡は、隣接した入出力パッド間だけではなく、例えば、二つおきに配置された入出力パッド間においても発生する虞がある。このように、特許文献1に示される半導体装置では、任意の2つの入出力パッド間での短絡を検出することができなかった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、任意の入出力パッド間での短絡を検出することが可能な半導体装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、回路部と、
該回路部と電気的に接続された複数の入出力端子と、
該入出力端子それぞれに対応して、入出力端子の高電位側に接続された第1スイッチ、及び、入出力端子の低電位側に接続された第2スイッチと、
第1スイッチ、及び、第2スイッチそれぞれをON/OFF制御する第1スイッチ制御部と、
回路部と入出力端子との接続を制御する接続制御部と、
入出力端子の高電位側若しくは低電位側に設けられた、電流量を計測する電流計測部と電気的に接続される計測端子と、を有し、
第1スイッチ制御部は、接続制御部によって回路部と入出力端子との接続が切られた状態にて、複数の入出力端子の内、1つの入出力端子に対応する第1スイッチをON状態、第2スイッチをOFF状態、他の全ての入出力端子に対応する第1スイッチをOFF状態、第2スイッチをON状態に制御することを、順次、全ての入出力端子に対応する第1スイッチ及び第2スイッチに対して行うことを特徴とする。
このように本発明によれば、複数の入出力端子の内、任意の入出力端子に対応する第1スイッチがON状態、第2スイッチがOFF状態、他の全ての入出力端子に対応する第1スイッチがOFF状態、第2スイッチがON状態に制御される。これによれば、任意の入出力端子と他のいずれかの入出力端子とが電気的に接続されていない(短絡していない)場合、計測端子(電流計測部)には電流が流れない。しかしながら、任意の入出力端子と他のいずれかの入出力端子とが電気的に接続されている(短絡している)場合、任意の入出力端子の両端部に電位差が生じ、入出力端子に電流が流れる。この結果、計測端子に電流が流れる。
以上、示したように、任意の入力パッド間での短絡を、計測端子に電流が流れたか否か、すなわち、電流計測部に電流が流れたか否かによって検出することができる。
請求項2に記載のように、複数の半導体チップを有し、
複数の半導体チップそれぞれは、1つの回路部と、該回路部に接続された複数の入出力端子と、該入出力端子それぞれに対応した第1スイッチ及び第2スイッチと、該第1スイッチ、及び、第2スイッチそれぞれをON/OFF制御する第1スイッチ制御部と、を有し、
半導体チップそれぞれの入出力端子は、互いに電気的に接続された構成が好適である。
これによれば、複数の半導体チップの入出力端子間の短絡も検出することができる。
請求項3に記載のように、1つの接続制御部が、複数の半導体チップそれぞれの回路部を制御する構成が好ましい。
これによれば、複数の半導体チップそれぞれが回路制御部を有する構成と比べて、半導体装置の体格の増大、及び、コストの増大が抑制される。
請求項4に記載のように、接続制御部としては、複数の半導体チップそれぞれの回路部と入出力端子との間に設けられた第3スイッチと、第3スイッチをON/OFF制御する第2スイッチ制御部と、を有し、1つの第2スイッチ制御部が、複数の半導体チップそれぞれの第3スイッチをON/OFF制御する構成、及び、請求項5に記載のように、接続制御部としては、回路部と入出力端子との間に設けられた第3スイッチと、第3スイッチをON/OFF制御する第2スイッチ制御部と、を有する構成を採用することができる。これらの構成の場合、請求項6に記載のように、第1スイッチ制御部と第2スイッチ制御部から成るスイッチ制御部を有する構成が良い。これによれば、半導体装置の構成が簡素化される。
請求項7に記載のように、複数の入出力端子それぞれは、第1スイッチを介して定電圧源に接続され、複数の第1スイッチにおける定電圧源側の端子それぞれは、第1共通配線を介して互いに電気的に接続された構成が良い。これによれば、請求項8に記載のように、計測端子は、第1共通配線に設けられた構成を採用することができる。したがって、複数の第1スイッチそれぞれに対応して計測端子が設けられる構成と比べて、半導体装置の体格の増大、及び、コストの増大が抑制される。
請求項9に記載のように、複数の入出力端子それぞれは、第2スイッチを介してグランドに接続され、複数の第2スイッチにおけるグランド側の端子それぞれは、第2共通配線を介して互いに電気的に接続された構成が良い。
これによれば、請求項10に記載のように、計測端子は、第2共通配線に設けられた構成を採用することができる。したがって、複数の第1スイッチそれぞれに対応して計測端子が設けられる構成と比べて、半導体装置の体格の増大、及び、コストの増大が抑制される。
第1実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す回路図である。 第1実施形態に係る半導体装置の変形例を示す回路図である。 第1実施形態に係る半導体装置の変形例を示す回路図である。 第1実施形態に係る半導体装置の変形例を示す回路図である。 第2実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す回路図である。 第2実施形態に係る半導体装置の変形例を示す回路図である。 第2実施形態に係る半導体装置の変形例を示す回路図である。 第2実施形態に係る半導体装置の変形例を示す回路図である。 第2実施形態に係る半導体装置の変形例を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に基づいて、本実施形態に係る半導体装置を説明する。概略的に示すと、半導体装置100は、要部として、回路部10、入出力端子20、第1スイッチ21、第2スイッチ22、第1スイッチ制御部30、及び、接続制御部40を有する。本実施形態に係る半導体装置100は、半導体チップ50、及び、該半導体チップ50を搭載する母基板60を有する。半導体チップ50は、上記した構成要素10〜40と、通信モジュール80とを有し、母基板60は、半導体チップ50を搭載する搭載面60aに形成された配線61と基板パッド62とを有する。半導体チップ50と母基板60とは、ワイヤ63を介して電気的に接続され、半導体装置100と外部素子とは、基板パッド62を介して直接接続される。
入出力端子20及び入出力端子20に接続された配線61の短絡を検査する場合、基板パッド62に、外部素子としてのテスター200が接続される。テスター200から検査信号が入力されると、その検査信号に従って、第1スイッチ制御部30と接続制御部40とが駆動し、テスター200と接続される高電位パッド69を流れる電流量の計測が、テスター200にて行われる。テスター200は、電流量に基づいて、短絡の有無を検査する。以上が、半導体装置100の概略構成である。以下、半導体装置100を詳説する。
回路部10は、CMOSなどの能動素子や抵抗などの受動素子が集積されて成るものである。回路部10は、入力バッファ11と出力バッファ12とを有し、入力バッファ11の入力端子が、後述する第3スイッチ41aを介して入出力端子20に接続され、出力バッファ12の出力端子が、後述する第3スイッチ41bを介して入出力端子20に接続されている。これにより、第3スイッチ41aと入力バッファ11とを介して、回路部10に電気信号が入力され、出力バッファ12と第3スイッチ41bとを介して、回路部10から電気信号が出力される。図1に破線で略して表記するように、1つの半導体チップ50には、複数の回路部10が形成されている。なお、入力バッファ11の入力端子と第3スイッチ41aとの間の配線は、抵抗13を介して、グランドに接続されている。
入出力端子20は、各回路部10のバッファ11,12に対応して1つ設けられている。この入出力端子20にワイヤ63の一端が接続され、ワイヤ63の他端が配線61の端部に接続されている。これにより、入出力端子20が、配線61を介して基板パッド62と電気的に接続され、入出力端子20に電流が流れた場合、基板パッド62にも電流が流れる。
スイッチ21,22は、入出力端子20を、端子25,26に接続するものである。図1に示すように、各入出力端子20には、回路部10の配線とは別に、2つに分岐した配線が接続されており、一方の配線に第1スイッチ21、他方の配線に第2スイッチ22が設けられている。本実施形態では、各入出力端子20に対応する第1スイッチ21それぞれの一端が、第1共通配線23に接続され、各入出力端子20に対応する第2スイッチ22それぞれの一端が、第2共通配線24に接続されている。そして、第1共通配線23は、高電位が印加される高電位端子25に接続され、第2共通配線24は、低電位が印加される低電位端子26に接続されている。以上の接続構成により、各入出力端子20に対応する第1スイッチ21がON状態になった場合、各入出力端子20は、第1共通配線23を介して高電位端子25に接続され、各入出力端子20に対応する第2スイッチ22がON状態になった場合、各入出力端子20は、第2共通配線24を介して低電位端子26に接続される。なお、本実施形態では、後述する通信モジュール80と配線を介して電気的に接続される通信端子27が、半導体チップ50に形成されている。本実施形態では、高電位端子25が、特許請求の範囲に記載の計測端子に相当する。
第1スイッチ制御部30は、検査信号に基づいて、スイッチ21,22を開閉制御するものである。n(自然数)個の回路部10が半導体チップ50に形成され、n個の入出力端子20が半導体チップ50に形成されている場合、第1スイッチ制御部30は、検査信号が入力されると、n個の入出力端子20の内、任意の1つの入出力端子20に対応する第1スイッチ21をON状態、第2スイッチ22をOFF状態、他の全ての入出力端子20に対応する第1スイッチ21をOFF状態、第2スイッチ22をON状態とする、検査制御を行う。第1スイッチ制御部30は、上記した検査制御を、順次、全ての入出力端子20に対応するスイッチ21,22に対して行う。この場合、n回の検査制御が行われる。なお、入出力端子20の短絡を検査しない場合、スイッチ21,22は共にOFF状態に制御される。
接続制御部40は、回路部10と入出力端子20との間に設けられた第3スイッチ41と、第3スイッチ41をON/OFF制御する第2スイッチ制御部42と、を有する。図1に示すように、各入出力端子20と電気的に接続された回路部10の配線は、2つに分岐しており、一方の配線に第3スイッチ41a、他方の配線に第3スイッチ41bが設けられている。以上の接続構成により、第3スイッチ41a,41bがON状態になった場合、各入出力端子20は回路部10に接続され、第3スイッチ41a,41bがOFF状態になった場合、各入出力端子20は、回路部10との電気的な接続が切断される。
第2スイッチ制御部42は、検査信号に基づいて、第3スイッチ41a,41bをON/OFF制御するものである。第2スイッチ制御部42は、検査信号が入力されると、第3スイッチ41a,41bを共にOFF状態に制御して、入出力端子20と回路部10との電気的な接続を切断する。この制御は、検査信号が入力されている間、維持される。なお、入出力端子20の短絡を検査しない場合、第3スイッチ41a,41bは共にON状態に制御される。
母基板60は、半導体チップ50を搭載し、外部素子と電気的に直接接続されるものである。搭載面60aに形成された配線61は、各入出力端子20と電気的に独立して接続される信号配線64、高電位端子25と接続される高電位配線65、低電位端子26と接続される低電位配線66、及び、通信端子27と接続される通信配線67を有する。通信配線64には、電位を安定させるための抵抗64aが設けられている。基板パッド62は、信号配線64と接続される信号パッド68、高電位配線65と接続される高電位パッド69、低電位配線66と接続される低電位パッド70、及び、通信配線67と接続される通信パッド71を有する。
図1に示すように、配線64〜67それぞれは、ワイヤ63を介して、対応する端子20,25〜27と電気的に接続されている。詳しく言えば、入出力端子20と信号パッド68とが、ワイヤ63及び信号配線64を介して電気的に接続され、高電位端子25と高電位パッド69とが、ワイヤ63及び高電位配線65を介して電気的に接続されている。また、低電位端子26と低電位パッド70とが、ワイヤ63及び低電位配線66を介して電気的に接続され、通信端子27と通信パッド71とが、ワイヤ63及び通信配線67を介して電気的に接続されている。
本実施形態では、高電位パッド69がテスター200の第1定電圧源201に接続され、低電位パッド70がグランドに接続されている。したがって、第1スイッチ21がON状態、第2スイッチ22がOFF状態の場合、入出力端子20は第1定電圧源201と同電位となる。また、第1スイッチ21がOFF状態、第2スイッチ22がON状態の場合、入出力端子20はグランド電位となる。
通信モジュール80は、テスター200から検査信号を受け取り、受け取った検査信号をスイッチ制御部30,42それぞれに通信するものである。
テスター200は、第1定電圧源201、電流計202、検査信号を出力するファンクションテストモジュール203を有する。図1に示すように、高電位パッド69とグランドとの間に、電流計202と第1定電圧源201とが設けられている。テスター200が、特許請求の範囲に記載の電流計測部に相当する。
次に、本実施形態に係る半導体装置100の作用効果を説明する。上記したように、入出力端子20の短絡を検査する場合、第2スイッチ制御部42は、第3スイッチ41a,41bをOFF状態に制御し、入出力端子20と回路部10との電気的な接続を切断する。したがって、この場合、回路部10の動作に関わらず、スイッチ21,22のON/OFF状態、及び、複数の入出力端子20間の短絡の有無のみによって、入出力端子20に電流が流れるか否かが決定される。
また、第1スイッチ制御部30は、n個の入出力端子20の内、1つの入出力端子20に対応する第1スイッチ21をON状態、第2スイッチ22をOFF状態、他の全ての入出力端子20に対応する第1スイッチ21をOFF状態、第2スイッチ22をON状態にする検査制御を、順次、全ての入出力端子20に対応するスイッチ21,22に対して行う。
例えば、n=3の場合、第1スイッチ制御部30は、第1番目の入出力端子20に対応する第1スイッチ21をON状態、第2スイッチ22をOFF状態、第2番目と第3番目の入出力端子20に対応する第1スイッチ21をOFF状態、第2スイッチ22をON状態に制御する。この第1検査制御の後、第2番目の入出力端子20に対応する第1スイッチ21をON状態、第2スイッチ22をOFF状態、第3番目と第1番目の入出力端子20に対応する第1スイッチ21をOFF状態、第2スイッチ22をON状態に制御する。この第2検査制御の後、第3番目の入出力端子20に対応する第1スイッチ21をON状態、第2スイッチ22をOFF状態、第1番目と第2番目の入出力端子20に対応する第1スイッチ21をOFF状態、第2スイッチ22をON状態に制御する、第3検査制御を行う。
以下、説明を簡便とするために、kをn以下の自然数とし、第k番目の入出力端子20を第k入出力端子20と示し、第k番目の入出力端子20に対応する第1スイッチ21をON状態、第2スイッチ22をOFF状態、他の入出力端子20に対応する第1スイッチ21をOFF状態、第2スイッチ22をON状態に制御するにする場合を第k検査制御と示す。
第k検査制御が行われている間、第k入出力端子20は、第1スイッチ21、第1共通配線23、高電位端子25、ワイヤ63、高電位配線65、及び、高電位パッド69を介して、第1定電圧源201と電気的に接続される。また、他の入出力端子20それぞれは、第2スイッチ22、第2共通配線24、低電位端子26、ワイヤ63、低電位配線66、及び、低電位パッド70を介して、グランドと電気的に接続される。したがって、第1〜第n入出力端子20間、及び、これら入出力端子20に対応する信号配線64間にて短絡が生じていない場合、第k入出力端子20は第1定電圧源201と同電位、他の入出力端子20はグランド電位となるだけで、各入出力端子20には電位差が生じない。そのため、入出力端子20に電流は流れず、入出力端子20と電気的に接続されたパッド69,70にも電流は流れない。この結果、電流計202にも電流は流れない。
これとは異なり、例えば、図1に一点鎖線両端矢印にて示すように、第k入出力端子20と第n入出力端子20との間に短絡が生じている場合、第k入出力端子20は、第1定電圧源201とグランドとに電気的に接続され、第k入出力端子20に電位差が生じる。そのため、第k入出力端子20に電流が流れ、第k入出力端子20と電気的に接続されたパッド69,70にも電流が流れる。この結果、電流計202にも電流が流れる。
また、図1に二点鎖線両端矢印にて示すように、第k入出力端子20に対応する信号配線64と第n入出力端子20に対応する信号配線64との間に短絡が生じている場合においても、第k入出力端子20は、第1定電圧源201とグランドとに電気的に接続され、第k入出力端子20に電位差が生じる。そのため、第k入出力端子20に電流が流れ、第k入出力端子20と電気的に接続されたパッド69,70にも電流が流れる。この結果、電流計202にも電流が流れる。
以上、示したように、任意の入出力端子20間、及び、任意の入出力端子20に対応する信号配線64間いずれにも短絡が生じていない場合、電流計202に電流は流れない。しかしながら、いずれか一方に短絡が生じている場合、電流計202に電流が流れる。したがって、電流計202に電流が流れたか否かによって、短絡が生じたか否かを検出することができる。このように、半導体装置100は、任意の入出力端子20間、及び、任意の入出力端子20に対応する信号配線64間いずれかに短絡が生じているか否かを検出することができる。
本実施形態では、各入出力端子20に対応する第1スイッチ21それぞれの一端が、第1共通配線23に接続され、第1共通配線23は高電位端子25に接続されている。これによれば、複数の第1スイッチそれぞれに対応して高電位端子が設けられた構成と比べて、半導体装置100の体格の増大、及び、コストの増大が抑制される。
また、各入出力端子20に対応する第2スイッチ22それぞれの一端が、第2共通配線24に接続され、第2共通配線24は高電位端子25に接続されている。これによれば、複数の第2スイッチそれぞれに対応して低電位端子が設けられた構成と比べて、半導体装置100の体格の増大、及び、コストの増大が抑制される。
本実施形態では、第1スイッチ制御部30と第2スイッチ制御部42とが別々であった。しかしながら、図2に示すように、第1スイッチ制御部30と第2スイッチ制御部42それぞれの機能を併せ持つスイッチ制御部31が半導体チップ50に形成された構成を採用することもできる。これによれば、半導体装置100の構成が簡素化される。
本実施形態では、電流計202が、高電位パッド69とグランドとの間に設けられた例を示した。しかしながら、図3に示すように、電流計202が、低電位パッド70とグランドとの間に設けられた構成を採用することができる。この構成においても、任意の入出力端子20間、及び、任意の入出力端子20に対応する信号配線64間の少なくとも一方に短絡が生じている場合、電流計202に電流が流れる。この場合、低電位端子26が、特許請求の範囲に記載の計測端子に相当する。
本実施形態では、低電位パッド70が、何も介さずにグランドに接続される例を示した。しかしながら、図4に示すように、低電位パッド70が、第2定電圧源204を介して、グランドに接続された構成を採用することができる。なお、この場合、第2定電圧源204から供給される電圧値は、第1定電圧源201から供給される電圧値よりも小さくなっている。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図5に基づいて説明する。第2実施形態に係る半導体装置100は、第1実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明を省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、第1実施形態で示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与している。また、図面が煩雑と成るので、図1と同等の要素、及び、下記に示す説明では不要となる要素に関しては、その符号を省略している。
第1実施形態では、母基板60に1つの半導体チップ50が搭載された例を示した。しかしながら、これに対し、本実施形態では、母基板60に2つの半導体チップ51,52が搭載された点を特徴とする。
図5に示すように、第1半導体チップ51と第2半導体チップ52とは、それぞれ、配線61を介して電気的に接続されている。すなわち、各半導体チップ51,52それぞれの端子20,24,25は、ワイヤ63及び配線64〜66を介して電気的に接続されている。
入出力端子20の短絡を検査する場合、各半導体チップ51,52の第2スイッチ制御部42は、第3スイッチ41a,41bをOFF状態に制御する。また、各半導体チップ51,52の第1スイッチ制御部30は、n個の入出力端子20の内、共通の信号配線64を介して電気的に接続される第k番目の入出力端子20に対応する第1スイッチ21をON状態、第2スイッチ22をOFF状態、他の全ての入出力端子20に対応する第1スイッチ21をOFF状態、第2スイッチ22をON状態に制御する、第k検査制御を行う。そして、この検査制御を、全ての入出力端子20にて行う。
第k検査制御が行われている間、各半導体チップ51,52の第k入出力端子20は、第1スイッチ21、第1共通配線23、高電位端子25、ワイヤ63、高電位配線65、高電位パッド69を介して、第1定電圧源201と電気的に接続される。また、他の各半導体チップ51,52の入出力端子20それぞれは、第2スイッチ22、第2共通配線24、低電位端子26、ワイヤ63、低電位配線66、低電位パッド70を介して、グランドと電気的に接続される。したがって、各半導体チップ51,52の第1〜第n入出力端子20間、及び、これら入出力端子20に対応する信号配線64間にて短絡が生じていない場合、各半導体チップ51,52の第k入出力端子20は第1定電圧源201と同電位、他の入出力端子20はグランド電位となるだけで、各入出力端子20には電位差が生じない。そのため、入出力端子20に電流は流れず、入出力端子20と電気的に接続されたパッド69,70にも電流は流れない。この結果、電流計202にも電流は流れない。
これとは異なり、各半導体チップ51,52の第k入出力端子20と第k+1入出力端子20との間に短絡が生じている場合、第k入出力端子20は、第1定電圧源201とグランドとに電気的に接続され、第k入出力端子20に電位差が生じる。そのため、第k入出力端子20に電流が流れ、第k入出力端子20と電気的に接続されたパッド69,70にも電流が流れる。この結果、電流計202にも電流が流れる。
また、各半導体チップ51,52の第k入出力端子20に対応する信号配線64と、各半導体チップ51,52の第k+1入出力端子20に対応する信号配線64との間に短絡が生じている場合においても、第k入出力端子20は、第1定電圧源201とグランドとに電気的に接続され、第k入出力端子20に電位差が生じる。そのため、第k入出力端子20に電流が流れ、第k入出力端子20と電気的に接続されたパッド69,70にも電流が流れる。この結果、電流計202にも電流が流れる。
以上、示したように、本実施形態においても、第1実施形態と同様にして、電流計202に電流が流れたか否かによって、短絡が生じたか否かを検出することができる。
本実施形態では、2つの半導体チップ51,52が母基板60に搭載された例を示した。しかしながら、母基板60に搭載される半導体チップの数としては、上記例に限定されない。
本実施形態では、図5に示すように、各半導体チップ51,52の第1スイッチ制御部30と第2スイッチ制御部42とが別々であった。しかしながら、図6に示すように、各半導体チップ51,52の第1スイッチ制御部30と第2スイッチ制御部42それぞれの機能を併せ持つスイッチ制御部31が半導体チップ51,52それぞれに形成された構成を採用することもできる。これによれば、半導体装置100の構成が簡素化される。
本実施形態では、図5に示すように、半導体チップ51,52それぞれが、スイッチ制御部30,42及び通信モジュール80を有する例を示した。しかしながら、図7に示すように、母基板60に、スイッチ制御部30,42及び通信モジュール80を有する半導体チップ53が搭載され、各半導体チップ51,52と、スイッチ制御部30,42とが、ワイヤ63を介して電気的に接続された構成を採用することもできる。これによれば、半導体装置100の構成が簡素化される。
図7に示す変形例では、半導体チップ53の第1スイッチ制御部30と第2スイッチ制御部42とが別々であった。しかしながら、図8に示すように、半導体チップ53の第1スイッチ制御部30と第2スイッチ制御部42それぞれの機能を併せ持つスイッチ制御部31が半導体チップ53に形成された構成を採用することもできる。これによれば、半導体装置100の構成が簡素化される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
各実施形態では、テスター200のファンクションテストモジュール203から検査信号が出力される例を示した。しかしながら、図9に示すように、母基板60に搭載されたマイコン90から、検査信号が出力される構成を採用することもできる。マイコン90は、検査信号の記憶された記憶部91と、通信モジュール80と信号の送受信を行う通信モジュール92と、記憶部91に記憶された検査信号を取り出し、取り出した検査信号を通信モジュール92に出力するCPU93と、を有する。記憶部91は、ROMやRAMなどから構成される。なお、図9では、図6と全く同一の構成要素の符号を省略している。
各実施形態では、通信モジュール80が半導体チップ上に設けられた構成を示した。しかしながら、通信モジュール80は、なくとも良い。
各実施形態では、各入出力端子20と電気的に接続された回路部10の配線は、2つに分岐しており、一方の配線に第3スイッチ41a、他方の配線に第3スイッチ41bが設けられた例を示した。しかしながら、分岐する手前の一本の配線に、一つの第3スイッチ41が設けられた構成を採用することもできる。この場合、第2スイッチ制御部42は、検査信号が入力されると、第3スイッチ41をOFF状態に制御する。入出力端子20の短絡を検査しない場合、第3スイッチ41はON状態に制御される。これによれば、各実施形態に記載した構成と比べて、半導体装置100の構成が簡素化される。
10・・・回路部
20・・・入出力端子
21・・・第1スイッチ
22・・・第2スイッチ
30・・・第1スイッチ制御部
40・・・接続制御部
25・・・高電位端子
26・・・低電位端子
100・・・半導体装置

Claims (10)

  1. 回路部と、
    該回路部と電気的に接続された複数の入出力端子と、
    該入出力端子それぞれに対応して、前記入出力端子の高電位側に接続された第1スイッチ、及び、前記入出力端子の低電位側に接続された第2スイッチと、
    前記第1スイッチ、及び、前記第2スイッチそれぞれをON/OFF制御する第1スイッチ制御部と、
    前記回路部と前記入出力端子との接続を制御する接続制御部と、
    前記入出力端子の高電位側若しくは低電位側に設けられた、電流量を計測する電流計測部と電気的に接続される計測端子と、を有し、
    前記第1スイッチ制御部は、前記接続制御部によって前記回路部と前記入出力端子との接続が切られた状態にて、複数の前記入出力端子の内、1つの入出力端子に対応する第1スイッチをON状態、第2スイッチをOFF状態、他の全ての入出力端子に対応する第1スイッチをOFF状態、第2スイッチをON状態に制御することを、順次、全ての前記入出力端子に対応する第1スイッチ及び第2スイッチに対して行うことを特徴とする半導体装置。
  2. 複数の半導体チップを有し、
    複数の前記半導体チップそれぞれは、1つの前記回路部と、該回路部に接続された複数の前記入出力端子と、を有し、
    前記半導体チップそれぞれの入出力端子は、互いに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 1つの前記第1スイッチ制御部が、複数の前記半導体チップそれぞれの前記第1スイッチ、及び、前記第2スイッチそれぞれをON/OFF制御することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記接続制御部は、
    複数の前記半導体チップそれぞれの前記回路部と前記入出力端子との間に設けられた第3スイッチと、
    前記第3スイッチをON/OFF制御する第2スイッチ制御部と、を有し、
    1つの前記第2スイッチ制御部が、複数の前記半導体チップそれぞれの前記第3スイッチをON/OFF制御することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記接続制御部は、
    前記回路部と前記入出力端子との間に設けられた第3スイッチと、
    前記第3スイッチをON/OFF制御する第2スイッチ制御部と、を有することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1スイッチ制御部と前記第2スイッチ制御部から成るスイッチ制御部を有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の半導体装置。
  7. 複数の前記入出力端子それぞれは、前記第1スイッチを介して定電圧源に接続され、
    複数の前記第1スイッチにおける前記定電圧源側の端子それぞれは、第1共通配線を介して互いに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記計測端子は、前記第1共通配線に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 複数の前記入出力端子それぞれは、前記第2スイッチを介してグランドに接続され、
    複数の前記第2スイッチにおけるグランド側の端子それぞれは、第2共通配線を介して互いに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 前記計測端子は、前記第2共通配線に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008249388A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Fujitsu Microelectronics Ltd 半導体装置および半導体装置モジュール

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