JP2010210238A - プローブカード、それを備えた半導体検査装置及びプローブカードのヒューズチェック方法 - Google Patents

プローブカード、それを備えた半導体検査装置及びプローブカードのヒューズチェック方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のプローブカードでは、過電流保護対策用のヒューズ等の影響により信頼性の高い製品検査を行うことができないという問題があった。
【解決手段】本発明にかかるプローブカードは、第1の電源電圧が供給されるフォース端子105と、検査対象である半導体集積回路に対し第1の電源電圧に基づいた電圧を供給するプローブ針101と、フォース端子105とプローブ針101とを接続する信号線上に直列に接続されたヒューズ102と、を備える。さらに、プローブ針101とヒューズ102の一端との間の信号線上のノード119にフォース端子105から供給される第1の電源電圧と異なる電圧を与えるヒューズチェック回路104と、を備える。このような回路構成により、製品検査前にヒューズの接続状態を確認することができるため、信頼性の高い半導体検査を行うことが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プローブカード、それを備えた半導体検査装置及びプローブカードのヒューズチェック方法に関する。
従来、ウエハ上に形成された半導体集積回路の電気的特性を検査することが広く行われている。この検査は、半導体検査装置にプローブカードと呼ばれる検査用治具を実装して行われる。まず、プローブカードに設けられたプローブ針を半導体集積回路の電極に接触させる。そして、半導体検査装置から半導体集積回路に検査用信号を印加する。それに対する出力信号を検出し期待値と比較することにより、半導体集積回路の電気的特性に問題がないかを検査する。このとき、半導体検査装置は、半導体集積回路に対して安定した電源電圧を供給する必要がある。しかし、従来の半導体検査装置では、プローブ針に所定の電流値以上の電流(過電流)が流れた場合、プローブ針が損傷(例えば、針焼け、針溶け)してしまう等の問題が発生していた。また、それにより、製品検査の信頼性が低下するという問題が発生していた。
この問題に対する解決策が特許文献1に示されている。図3に特許文献1にかかる半導体検査装置を示す。図3に示す回路は、リレー1と、ヒューズ2と、プローブ針3と、被測定部4と、アース(接地電圧端子)5と、測定器10と、を備える。測定器10から被測定部4に与えられる電流はリレー1及びヒューズ2を介し印加される。ここで、測定器10とヒューズ2を接続しているときに、測定器10と被測定部4との間に過電流が流れた場合を考える。この場合、ヒューズ2に流れる電流が所定の電流値を超えると、ヒューズ2が溶断される。それにより、測定器10と被測定部4との間に電流は流れなくなる。つまり、プローブ針3にも電流は流れなくなる。このとき、プローブ針3に流れる電流が、プローブ針3に損傷を与える電流値に達する前に、ヒューズ2が溶断されるように設定しておく。それにより、過電流によるプローブ針3の損傷等を防止することができる。
しかし、図3に示す回路の場合、以下のような問題が発生する。図3に示す回路は、ヒューズ2が測定器10と被測定部4との間に直列に接続にされている。それにより、プローブ針3に供給される電源電圧は、ヒューズ2が有する抵抗成分による電圧降下の影響を受ける。したがって、測定器10から精度の高い電源電圧を半導体集積回路に供給することができない。そのため、製品検査の信頼性が低下してしまう可能性がある。
次に、図4に従来の半導体検査装置を示す。図4に示す回路は、プローブカード212と半導体検査装置本体213とを備えた半導体検査装置200である。
まず、図4に示す回路の構成について説明する。半導体検査装置本体213は、アンプ209、電源電圧源211を備え、半導体集積回路の検査用に電源電圧を供給する。半導体検査装置本体213において、アンプ209の一方の入力端子は、基準電圧端子210に接続される。なお、便宜上、基準電圧端子210に供給される基準電圧を基準電圧210と称す。アンプ209の他方の入力端子は、センス端子207に接続される。なお、便宜上、センス端子207は、プローブカード212及び半導体検査装置本体213の共通の端子として説明する。同様に、フォース端子205は、プローブカード212及び半導体検査装置本体213の共通の端子として説明する。アンプ209の出力端子は、電源電圧源211の制御端子に接続される。電源電圧源211の低電位側電源端子は、接地電圧端子GNDに接続される。なお、便宜上、記号「GND」は、端子名を示すと同時に接地電圧を示すものとする。電源電圧源211の高電位側電源端子は、フォース端子205に接続される。
プローブカード212は、プローブ針201と、センスライン208と、フォースライン206と、ヒューズ202と、容量素子204と、を備える。フォース端子205と、センス端子207と、プローブ針201と、がノード203を介して互いに接続される。なお、フォース端子205とノード203とを接続する信号線をフォースライン206と称す。また、センス端子207とノード203とを接続する信号線をセンスライン208と称す。
ヒューズ202が、ノード203とプローブ針201との間に直列に接続される。つまり、ヒューズ202の一方の端子がノード203に接続される。また、ヒューズ202の他方の端子がプローブ針201に接続される。容量素子204の一方の端子が、ヒューズ202とプローブ針201とを接続する信号線に接続される。容量素子204の他方の端子が、接地電圧端子GNDに接続される。なお、容量素子204はプローブ針201や配線等の寄生容量を示す。
次に、図4に示す回路の動作について説明する。半導体検査装置本体213において、アンプ209の一方の入力端子に基準電圧210が印加される。なお、基準電圧210は半導体検査の状況に応じて変更することができる。アンプ209の他方の入力端子にフィードバック信号(後述)が入力される。ここで、基準電圧210とフィードバック信号の電圧との電位差に応じた電流値及び電圧値を有する信号がアンプ209から出力される。アンプ209の出力信号は電源電圧源211の制御端子に入力される。電源電圧源211は、アンプ209の出力信号に応じた電圧をフォース端子205に出力する。
半導体検査装置本体213のフォース端子205に出力された電圧は、順にプローブカード212のフォース端子205と、フォースライン206と、ヒューズ202とを介してプローブ針201に電圧を供給する。それと同時に、ノード203からセンスライン208と、センス端子207とを介してアンプ209の他方の入力端子にフィードバック信号として入力される。このとき、アンプ209に入力される2つの入力信号間の電位差に基づいて、フィードバック信号の電流値及び電圧値が制御される。つまり、アンプ209に入力される2つの入力信号間に電位差を生じさせないように、フィードバック信号の電流値及び電圧値が制御される。これにより、安定した電源電圧をプローブ針201に供給することができる。なお、プローブ針201は、検査対象である半導体集積回路に電気的に接続される。
ここで、半導体検査装置本体213から半導体集積回路にプローブ針201を介して過電流が流れた場合を考える。このような場合、プローブ針201が損傷してしまう等の問題が発生する。そこで、図4に示す回路では、ノード203とプローブ針201との間にヒューズ202を直列に接続した回路構成を採用している。ここで、ヒューズ202に流れる電流が所定の電流値を超えると、ヒューズ202が溶断される。それにより、プローブ針201に電流は流れなくなる。このとき、プローブ針201に流れる電流が、プローブ針201に損傷を与える電流値に達する前に、ヒューズ202が溶断されるように設定しておく。それにより、過電流によるプローブ針201の損傷等を防止することができる。
しかし、図4に示す回路は、図3に示す回路の場合と同様に、プローブ針201に供給される電源電圧は、ヒューズ202が有する抵抗成分による電圧降下の影響を受ける。したがって、半導体検査装置200から精度の高い電源電圧を半導体集積回路に供給することができない。そのため、製品検査の信頼性が低下してしまう可能性がある。
図3に示す特許文献1の回路や図4に示す従来回路の問題の解決策として、図5に示す回路も提案されている。図5に示す回路は、図4に示す回路と比較して、ヒューズ202の接続関係が異なる。具体的には、フォース端子205とノード203との間にヒューズ202が直列に接続される。つまり、ヒューズ202の一方の端子がフォース端子205に接続される。また、ヒューズ202の他方の端子がノード203に接続される。その他の回路構成及び動作については図4の場合と同様であるため説明を省略する。
ここで、図5に示す回路は、プローブ針201と安定した電源電圧を有するノード203との間にヒューズ202を介さない。このような回路構成により、プローブ針201に供給される電源電圧は、ヒューズ202が有する抵抗成分による電圧降下の影響を受けない。したがって、半導体検査装置200から精度の高い電源電圧を半導体集積回路に供給することができる。また、プローブ針201に流れる電流が、プローブ針201に損傷を与える電流値に達する前に、ヒューズ202が溶断されるように設定しておく。それにより、過電流によるプローブ針201の損傷等を防止することができる。
しかし、実際の半導体検査装置本体213において、例えば、電源電圧源211の高電位側電源端子とフォース端子205とを接続する信号線と、センス端子207とアンプ209の他方の入力端子とを接続する信号線と、が内部回路(不図示)によって電気的に接続された回路構成を有する場合がある。このような回路構成において、過電流によってヒューズ202が溶断された場合、プローブ針201に電流が流れる現象が確認されている。このように、半導体検査装置200が半導体集積回路のテストを正常に実施できない状態であるにもかかわらず、プローブ針201に電流が流れてしまう。そのため、ヒューズ202が溶断されたことを認識できないまま、製品検査が実施されてしまう可能性がある。それにより、製品検査の信頼性が低下してしまう可能性がある。
特開2002−124552号公報
上述のように、従来のプローブカードでは、過電流保護対策用のヒューズ等の影響により信頼性の高い製品検査を行うことができないという問題があった。
本発明にかかるプローブカードは、第1の電源電圧が供給される第1の電源電極(本発明の実施の形態1におけるフォース端子105)と、検査対象である半導体集積回路に対し前記第1の電源電圧に基づいた電圧を供給するプローブ針と、前記第1の電源電極と前記プローブ針とを接続する第1の信号線と、前記第1の信号線上に直列に接続されたヒューズと、前記プローブ針と前記ヒューズの一端との間の前記第1の信号線上の第1のノード(本発明の実施の形態1におけるノード119)に前記第1の電源電圧と異なる電圧を与えるヒューズチェック回路と、を備える。
上述のような回路構成により、製品検査前にヒューズの接続状態を確認することができるため、信頼性の高い製品検査を行うことが可能である。
本発明にかかるプローブカードのヒューズチェック方法は、第1の電源電圧が供給される第1の電源電極(本発明の実施の形態1におけるフォース端子105)と、検査対象である半導体集積回路に対し前記第1の電源電圧に基づいた電圧を供給するプローブ針と、前記第1の電源電極と前記プローブ針とを接続する第1の信号線と、前記第1の信号線上に直列に接続されたヒューズと、前記プローブ針と前記ヒューズの一端との間の前記第1の信号線上の第1のノード(本発明の実施の形態1におけるノード119)に前記第1の電源電圧と異なる電圧を与えるヒューズチェック回路と、を備えたプローブカードにおいて、前記プローブ針と前記半導体集積回路との接続を切り離し、前記第1の電源電極から前記第1の電源電圧を印加し、前記ヒューズチェック回路に備えられたスイッチ素子をオンすることにより前記第1のノード上に前記第1の電源電圧と異なる電圧を与え、前記第1の電源電極に前記ヒューズの両端子間の電位差に応じた電流が流れる場合には、前記ヒューズは接続されていることを検出し、前記第1の電源電極に前記ヒューズの両端子間の電位差に応じた電流が流れない場合には、前記ヒューズは溶断されていることを検出する。なお、半導体検査装置は、第1の電源電圧端子の電流値を測定する機能(図示せず)を持っているのは言うまでもない。
上述のようなプローブカードのヒューズチェック方法により、製品検査前にヒューズの接続状態を確認することができるため、信頼性の高い製品検査を行うことが可能である。
本発明により、信頼性の高い製品検査を行うことが可能なプローブカードとヒューズチェック方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかるプローブカード及び半導体検査装置を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるプローブカードのヒューズチェック方法を示すフローチャートである。 従来技術の半導体検査装置を示す図である。 従来技術の半導体検査装置を示す図である。 従来技術の半導体検査装置を示す図である。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1
本発明の実施の形態1について図面を参照して説明する。図1に示す回路は、本発明の実施の形態1にかかるプローブカード112と、半導体検査装置本体113と、を備えた半導体検査装置100である。
まず、図1に示す回路の構成について説明する。半導体検査装置本体113は、アンプ109、電源電圧源111を備え、半導体集積回路の検査用に電源電圧を供給する。なお、図1に示す半導体検査装置本体113は、簡単のため一部の回路構成のみ図示している。半導体検査装置本体113において、アンプ109の一方の入力端子は、基準電圧端子110に接続される。なお、便宜上、基準電圧端子110に供給される基準電圧を基準電圧110と称す。アンプ109の他方の入力端子は、センス端子107(第3の電源電極)に接続される。なお、便宜上、センス端子107は、プローブカード112及び半導体検査装置本体113の共通の端子として説明する。同様に、フォース端子105(第1の電源電極)は、プローブカード112及び半導体検査装置本体113の共通の端子として説明する。アンプ109の出力端子は、電源電圧源111の制御端子に接続される。電源電圧源111の低電位側電源端子は、接地電圧端子GNDに接続される。電源電圧源111の高電位側電源端子は、フォース端子105に接続される。なお、便宜上、記号「GND」は、端子名を示すと同時に接地電圧を示すものとする。
プローブカード112は、プローブ針101と、センスライン108と、フォースライン106と、ヒューズ102と、ヒューズチェック回路114と、容量素子104と、を備える。フォース端子105と、センス端子107と、プローブ針101と、がノード103(第2のノード)を介して互いに接続される。なお、フォース端子105とノード103とを接続する信号線をフォースライン106と称す。また、センス端子107とノード103とを接続する信号線をセンスライン108と称す。
ヒューズ102が、フォースライン106上に直列に接続される。つまり、ヒューズ102の一方の端子がフォース端子105に接続される。また、ヒューズ102の他方の端子がノード103に接続される。容量素子104の一方の端子が、ノード103とプローブ針101とを接続する信号線上に接続される。容量素子104の他方の端子が、接地電圧端子GNDに接続される。なお、容量素子104はプローブ針101や配線等の寄生容量を示す。また、ヒューズチェック回路114の端子118が、ノード103とプローブ針101とを接続する信号線上のノード119(第1のノード)に接続される。
ヒューズチェック回路114は、スイッチ115と、抵抗素子116と、を有する。端子118は、スイッチ115の一方の端子に接続される。スイッチ115の他方の端子は、抵抗素子116を介して低電位側電源端子117(第2の電源電極)に接続される。なお、本発明の実施の形態においては、低電位側電源端子117に接地電圧GNDが供給される場合の例について説明する。
次に、図1に示す回路の動作について説明する。半導体検査装置本体113において、アンプ109の一方の入力端子に基準電圧110が印加される。なお、基準電圧110は半導体検査の状況に応じて変更することができる。アンプ109の他方の入力端子にフィードバック信号(後述)が入力される。ここで、基準電圧110とフィードバック信号の電圧との電位差に応じた電流値及び電圧値を有する信号がアンプ109から出力される。アンプ109の出力信号は電源電圧源111の制御端子に入力される。電源電圧源111は、アンプ109の出力信号に応じた電圧をフォース端子105に出力する。
半導体検査装置本体113のフォース端子105に出力された電圧は、順にプローブカード112のフォース端子105と、フォースライン106と、ヒューズ102とを介してプローブ針101に電圧を供給する。それと同時に、ノード103からセンスライン108と、センス端子107とを介してアンプ109の他方の入力端子にフィードバック信号として入力される。このとき、アンプ109に入力される2つの入力信号間の電位差に基づいて、電源電圧源111の電流値及び電圧値が制御される。つまり、アンプ109に入力される2つの入力信号間に電位差を生じさせないように、電源電圧源111の電流値及び電圧値が制御される。これにより、安定した電源電圧をプローブ針101に供給することができる。なお、プローブ針101は、検査対象である半導体集積回路に電気的に接続されている。
ここで、半導体検査装置本体113から半導体集積回路にプローブ針101を介して過電流が流れた場合を考える。このような場合、プローブ針101が損傷してしまう等の問題が発生する。そこで、図1に示す半導体検査装置100では、プローブカード112において、フォース端子105とノード103との間にヒューズ102を直列に接続した回路構成を採用している。ここで、ヒューズ102に流れる電流が所定の電流値を超えると、ヒューズ102が溶断される。それにより、プローブ針101に電流は流れなくなる。このとき、プローブ針101に流れる電流が、プローブ針101に損傷を与える電流値に達する前に、ヒューズ102が溶断されるように設定しておく。それにより、過電流によるプローブ針101の損傷等を防止することができる。
さらに、図1に示す半導体検査装置100は、プローブカード112において、プローブ針101と安定した電源電圧を有するノード103との間にヒューズ102を介さない。このような回路構成により、プローブ針101に供給される電源電圧は、ヒューズ102が有する抵抗成分による電圧降下の影響を受けない。したがって、半導体検査装置100から精度の高い電源電圧を半導体集積回路に供給することができる。つまり、図3や図4に示す従来技術の回路における問題を解決することができる。
次に、実際の半導体検査装置本体113において、例えば、電源電圧源111の高電位側電源端子とフォース端子105とを接続する信号線と、センス端子107とアンプ109の他方の入力端子とを接続する信号線と、が内部回路(不図示)によって電気的に接続された回路構成を有する場合について考える。このような回路構成において、過電流によってヒューズ102が溶断された場合、プローブ針101に電流が流れる現象が確認されている。このように、半導体検査装置100が半導体集積回路の検査を正常に実施できない状態であるにもかかわらず、プローブ針101に電流が流れてしまう。そのため、ヒューズ102が溶断されたことを認識できないまま、製品検査が実施されてしまう可能性がある。それにより、製品検査の信頼性が低下してしまう可能性がある。
その解決策として、図1に示す半導体検査装置100は、プローブカード112にヒューズチェック回路114を備えた回路構成を採用している。それにより、製品検査前にヒューズ102の接続状態(溶断されていないかどうか)を確認することができる。その具体的なヒューズチェック方法について、図2を用いて説明する。まず、ヒューズチェック回路114に設けられたスイッチ115をオンする(S501)。次に、半導体検査装置本体113を起動し電源電圧源111から電源電圧を生成する。そして、低電位側電源端子117から供給される接地電圧をノード119に印加する(S502)。このようにして、ヒューズ102の両端子間に電位差を生じさせた後、フォース端子105から出力される電流値を測定する(S503)。ヒューズ102が溶断されていない場合、フォース端子105には、電源電圧源111が生成した電源電圧に応じた電流が流れる(S504のYES)。それにより、ヒューズ102は正常である(溶断されていない)と判断することができる(S506)。このように、ヒューズ102が正常であると確認された場合は、その後の製品検査が行われる(S507)。一方、ヒューズ102が溶断されている場合、ノード119には接地電圧が印加されているため、フォース端子105に電流は流れない(S504のNO)。それにより、ヒューズ102は異常である(溶断されている)と判断することができる。この場合、ヒューズ102を交換し(S505)、再度ヒューズチェックを実行する(S503)。
このように、本発明の実施の形態にかかるプローブカード112は、ヒューズチェック回路114を備えることにより、製品検査前にヒューズ102の接続状態を確認することができる。それにより、ヒューズ102が溶断されたことを認識できないまま、製品検査が実施されることを防ぐことができる。そのため、製品検査の信頼性が向上する。つまり、図5に示す従来回路における問題を解決することができる。
なお、本発明のプローブカード112及びそれを備えた半導体検査装置100は、上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施の形態では、低電位側電源端子117に接地電圧が供給される場合の例について説明したがこれに限られない。低電位側電源端子117に供給される電源電圧は、電源電圧源111が生成する電源電圧との間に電位差を生じさせるものであれば良い。
また、ヒューズ102の挿入箇所についてソケットタイプの構成を採用することも可能である。それにより、ヒューズチェックにおいて異常が検出されたヒューズ102を容易に交換することが可能である。
このヒューズチェックは、プローブ針101が半導体装置に接続しない状態で行うことが好ましい。しかし、半導体検査装置の機能等の制約でそうできない場合は、プローブ針101に接続する負荷に流れる過渡電流や静電流を考慮して、ヒューズチェックの判定時間や判定値、及び抵抗素子116の値を設定する必要がある。
100 半導体検査装置
101 プローブ針
102 ヒューズ
103 ノード
104 容量素子
105 フォース端子
106 フォースライン
107 センス端子
108 センスライン
109 アンプ
110 基準電圧
111 電源電圧源
112 プローブカード
113 半導体検査装置本体
114 ヒューズチェック回路
115 スイッチ
116 抵抗素子
117 低電位側電源端子
118 端子
119 ノード
GND 接地電圧端子

Claims (9)

  1. 第1の電源電圧が供給される第1の電源電極と、
    検査対象である半導体集積回路に対し前記第1の電源電圧に基づいた電圧を供給するプローブ針と、
    前記第1の電源電極と前記プローブ針とを接続する第1の信号線と、
    前記第1の信号線上に直列に接続されたヒューズと、
    前記プローブ針と前記ヒューズの一端との間の前記第1の信号線上の第1のノードに前記第1の電源電圧と異なる電圧を与えるヒューズチェック回路と、を備えたプローブカード。
  2. 前記ヒューズチェック回路は、
    前記第1の電源電圧と異なる第2の電源電圧が供給される第2の電源電極と、前記第1のノードと、の間に抵抗を介して直列に接続されたスイッチ素子を備えた請求項1に記載のプローブカード。
  3. 前記スイッチ素子は、
    前記半導体集積回路をテストするモードか、前記ヒューズの接続状態を確認するモードかに応じてオンオフが切替制御されることを特徴とする請求項2に記載のプローブカード。
  4. 前記ヒューズチェック回路は、
    前記ヒューズの接続状態を確認するモードにおいて、前記スイッチ素子をオンすることにより前記第1のノードに対し前記第1の電源電圧と異なる電圧を与えることを特徴とする請求項3に記載のプローブカード。
  5. 第3の電源電圧を供給する第3の電源電極と、
    前記第3の電源電極と前記第1の信号線上の第2のノードとを接続する第2の信号線と、をさらに有し、
    設定電圧と前記第2の信号線上の電圧との電位差に基づいて、前記第1の信号線に供給される前記第1の電源電圧が制御されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のプローブカード。
  6. 前記第2のノードは、
    前記プローブ針と前記ヒューズの一端との間の前記第1の信号線上に位置することを特徴とする請求項5に記載のプローブカード。
  7. 前記ヒューズは、
    前記プローブ針に流れる電流が当該プローブ針に損傷を与える電流値に達する前に溶断されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のプローブカード。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のプローブカードを備えた半導体検査装置。
  9. 第1の電源電圧が供給される第1の電源電極と、検査対象である半導体集積回路に対し前記第1の電源電圧に基づいた電圧を供給するプローブ針と、前記第1の電源電極と前記プローブ針とを接続する第1の信号線と、前記第1の信号線上に直列に接続されたヒューズと、前記プローブ針と前記ヒューズの一端との間の前記第1の信号線上の第1のノードに前記第1の電源電圧と異なる電圧を与えるヒューズチェック回路と、を備えたプローブカードにおいて、
    前記第1の電源電極から前記第1の電源電圧を印加し、
    前記ヒューズチェック回路に備えられたスイッチ素子をオンすることにより前記第1のノード上に前記第1の電源電圧と異なる電圧を与え、
    前記第1の電源電極に前記ヒューズの両端子間の電位差に応じた電流が流れる場合には、前記ヒューズは接続されていることを検出し、前記第1の電源電極に前記ヒューズの両端子間の電位差に応じた電流が流れない場合には、前記ヒューズは溶断されていることを検出するプローブカードのヒューズチェック方法。
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