JP2013145119A - 放射性物質含有材の保管構造及び保管方法 - Google Patents

放射性物質含有材の保管構造及び保管方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 迅速また容易に構築でき、かつ単位期間ごとの保管仕様を満たし、外部に対する安全性が確保された放射性物質含有材の保管方法及び保管施設を提供する。
【解決手段】 放射性物質含有材を保管する空間の底面全面に底面遮水層10を敷設する。1日の保管作業で区画される収容空間3を放射線遮蔽壁体20で包囲し、収容空間3内に放射性物質含有材を満たした複数の袋体2を配列し、1日の保管作業後に、配列された袋体2の上面を被覆体30で覆う。合わせて側面を放射線遮蔽壁体20で塞ぎ、1日の保管作業ごとに袋体2が収容された収容空間3と外部空間とを隔離する。さらに袋体2の収容空間の上層において袋体2の保管作業を行っていき、所定段数まで積層完了した後、収容空間3全体と放射線遮蔽壁体20とを最外層の遮光型遮水シート40等で覆う。
【選択図】 図7

Description

本発明は放射性物質含有材の保管構造に係り、原子力発電所事故により、現場からその周辺や広範囲の地域に拡散し、発生した各種の放射性物質を含む廃棄物や除染土壌を処理するにあたり、それらを保管できる保管場所を迅速に構築でき、これらを安全に保管できるようにした放射性物質含有材の保管構造及び保管方法に関する。
従来、バックエンド対策と呼ばれる、放射性廃棄物の処理処分対策と原子力施設の廃止措置対策が研究され、一部実施されてきた。これらの放射性廃棄物はその放射性物質(核種)や放射線レベルに応じて、保管形態、場所等が細かく規定され、恒久的な保管体制が整った最終処分場や格納施設に収容、保管されるようになっている。
ところが、平成23年3月11日に発生した東日本大震災によって、未曾有の原子力発電所事故が発生した。この事故により発電所周辺および広範囲にわたって放射性物質が拡散される事態となった。これらの放射性物質による外部被ばくを防止するために、国により、福島県およびそれ以外の地域における、放射性物質で汚染された対象物の除染や取り扱いに関する指針、ガイドラインが公表された(非特許文献1,2)。
出願人は、一般廃棄物処分場施設においての遮水構造体である膜材、シート等に対する技術を多数保有している(特許文献1)。
しかし、我々は今回のような事故を過去に経験したことがなく、このような重大事故の処理に対処するための、廃棄物として処理された放射性物質を含む材料(以下、放射性物質含有材と記す。)の保管施設あるいは処分場について、上述の指針等を満足できるような技術、体制はかつて存在しなかった。
特開2007−330853公報
環境省、"福島県内の災害廃棄物の処理の方針"、平成23年6月23日 原子力災害対策本部、"市町村による除染実施ガイドライン"、平成23年8月26日
従来の放射性廃棄物処分場は、放射性廃棄物の恒久的な保管を前提としており、今回のような復旧あるいは除染という緊急工事等に伴って発生した除去土壌、可燃物の焼却により発生した灰(主灰、飛灰)、放射能汚染水の水処理により発生した処理汚泥、放射能汚染された間伐材や草木、稲わらのような放射性物質含有材については、まだ最終的な保管施設等の方針が確定していないのが現状である。そのため、国等は時間の経過とともに、累積的に発生する放射性物質含有材を、仮にかつ安全に保管できる施設を早急に確保する必要がある。
また、前記指針、ガイドラインは、いずれも放射性物質含有材の仮置場に求められる仕様を明示したに過ぎず、具体的な保管構造と保管方法は示されていない。
一方、出願人は特許文献1に開示したような、一般廃棄物処分場において、遮水目的や各種汚染物質の遮断材として有効な膜材等を用いた技術を保有しているが、今回のような放射性物質含有材を保管する施設を構築するために、既存技術を複合的に集積させることを検討したことがなかった。
これらの放射性物質含有材の保管場所としては、既設の一般廃棄物最終処分場への保管が考えられる。その場合、たとえば一般廃棄物最終処分場内にたとえば1日等の単位期間(この場合は毎日)所定量だけ搬入される放射性物質含有材を、外部に対しての放射能漏洩等を防止した安定な状態で場内に収容することが求められる。したがって、日々の放射性物質含有材の保管作業において、上記仕様に適合する構造と保管構造とを提供することが必要である。そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、今回の要請に応えることができ、迅速また容易に構築でき、日々搬入される放射性物質含有材の保管において、所定の仕様を満たし安全性が確保できる放射性物質含有材の保管施設を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は放射性物質含有材を保管する空間の底面全面に敷設された底面遮水層と、単位期間の保管作業に応じて区画された収容空間を包囲するように構築された放射線遮蔽壁体と、前記収容空間内に配列された前記放射性物質含有材を満たした複数の袋体の上面を被覆するとともに、前記放射線遮蔽壁体とで収容空間全体と外部空間とを隔離する被覆体とを備え、該被覆体を中間層とした上層の収容空間で前記袋体の保管作業を行い、所定段数まで積層完了した状態の前記袋体と前記放射線遮蔽壁体とを最外層の被覆体で被覆してなることを特徴とする。
前記底面遮水層は、遮水シートを基層とすることが好ましく、さらには前記基層上に覆土層を積層することが好ましい。
前記放射線遮蔽壁体は、土砂を充満した箱状壁体を積層したり、土砂あるいは内容液を充満させた嚢状体を用いることが好ましい。
前記放射線遮蔽壁体は、プレキャストコンクリート製壁体を設置し、さらに前記嚢状体あるいは前記箱状壁体と組み合わせて構成することが好ましい。
前記被覆体は、前記袋体の配列された上面に鋼板を敷設し、該鋼板上に覆土層を積層することが好ましい。
前記最外層の被覆体は、前記積層された袋体の最上面と前記放射線遮蔽壁体とを覆う遮水シートを用いることが好ましい。
あるいは前記最外層の被覆体は、前記積層された袋体の最上面と前記放射線遮蔽壁体とを、その上部空間で覆う膜構造屋根とすることが好ましい。
前記保管構造における保管方法の発明として、 放射性物質含有材を保管する空間の底面全面に底面遮水層を敷設し、単位期間の保管作業で区画された収容空間を放射線遮蔽壁体で包囲し、前記収容空間内に前記放射性物質含有材を満たした複数の袋体を配列し、単位期間の保管作業後に、前記配列された袋体の上面を被覆するとともに、側面を前記放射線遮蔽壁体で塞ぎ、単位期間の保管作業ごとに前記袋体が収容された収容空間と外部空間とを隔離し、さらに袋体の前記収容空間の上層において前記袋体の保管作業を行い、所定段数まで積層完了した後、前記収容空間全体と前記放射線遮蔽壁体とを最外層の被覆体で覆うようにしたことを特徴とする。
以上に述べた本発明の構成によれば、放射性物質含有材の保管構造を迅速に構築でき、その後、放射性物質含有材の日々の保管作業を安全な状態で行うとともに、保管状態の安全性を確保することができるという効果を奏する。
本発明の放射性物質含有材の保管構造の一実施例について、その全体構成の一部を切欠いて内部構成を示した概略斜視図。 図1に示した保管構造を、II-II断面線に沿って示した断面図。 図2に示した部位を拡大して示した部分断面図。 本発明に用いる箱状壁体の使用状態例を示した模式斜視図。 本発明に用いる袋体の使用状態例を示した模式斜視図。 本発明の保管構造における、単位期間の工程での袋体の保管作業、即日覆土の完了状態を示した模式斜視図。 図6に示した保管作業の開始から終了までの間の作業状態及び最終的に完成した保管構造を示した作業状態および保管構造説明図。 本発明の保管構造における被覆体の他の実施例(膜面構造屋根)を示した断面図。 図8に示した膜面構造屋根を、工程に応じて展開させた状態を示した模式斜視図。 本発明の保管構造における放射線遮蔽壁体の他の実施例を示した断面図。
以下、本発明の放射性物質含有材の保管構造を、たとえば一般廃棄物最終処分場内で構築する形態として、以下の複数の実施例について添付図面を参照して説明する。なお、袋体に保管される放射性物質含有材は、除染という緊急工事等に伴って発生した除去土壌、可燃物の焼却により発生した灰(主灰、飛灰)、放射能汚染水の水処理により発生した処理汚泥、放射能汚染された間伐材や草木、稲わら等、放射性物質が含有されているものを広く含み、以下の実施例に記載のものに限定されない。また、保管場所も一般廃棄物最終処分場内に限定されず、必要に応じて区画された放射性物質含有材の保管のための敷地内において、以下の保管手順に従って放射性物質含有材の保管を進めることができる。
[放射性セシウムに汚染された焼却灰、脱水汚泥等の一時保管構造]
大気中に放出された放射性セシウム(134Cs,137Cs)のうち、137Csは半減期が約30年の人工核種であり、長期的な保管体制が求められる。しかし、放射性物質含有材としての放射性セシウムに汚染された廃棄物を焼却した焼却灰は、復旧作業において絶え間なく発生している。これらを受け入れることのできる既存施設として、一般廃棄物最終処分場がある。また、下水等に放射性セシウムが含まれた場合、下水道処理場の副次産物である脱水汚泥等も回収して保管する必要がある。これらの場合にも、下水処理場内に確保された所定の保管場等において、本発明の放射性物質含有材の保管方法、構造が有効に機能する。
以下、放射性セシウムに汚染された焼却灰を、一般廃棄物最終処分場内において保管する実施例について、添付図を参照して説明する。
図1は、本発明の放射性物質含有材の保管構造の全体構成の一部を切欠いて内部構成を示した概略斜視図である。図2は、図1のII-II断面線に沿って示した断面図である。図1、図2に示したように、本発明の放射性物質含有材の保管構造1は、主たる構成として、放射性物質含有材を満たした多数の袋体2を、底面遮水層10上に配列、積層して保管する収容空間3と、設定された単位期間に搬入された袋体2を保管するように区画された収容空間3(詳細は図6で後述。)の側面を包囲するように、所定高さに箱状壁体21を積層して構築した放射線遮蔽壁体20と、収容空間3内の各層の袋体2の上面を被覆するとともに、放射線遮蔽壁体20とで積層された収容空間3の最上面と外部空間4とを隔離する被覆体30とを備えている。以下、これらを構成する具体的材料、構造等について説明する。廃棄物の処理工程の実情から単位期間としては1日とすることが好ましいが、廃棄物の処理能力、運搬能力から2日以上を単位期間と設定することもできる。
図1に示したように、本発明の放射性物質含有材の保管構造1は、一般廃棄物最終処分場内等において、十分な平面積と、所定の載荷重によっても地表面沈下が生じないような地盤が確保できる場所に設置される。放射性物質含有材は、後述するように、所定容積の袋体2であるフレキシブルコンテナバッグ(以下、袋体2あるいは略したフレコンバッグ2を同義に用いる。)に密に詰めて充満させた状態で保管される。そして本発明では、内容物(放射性物質含有材)が充満され略円筒形状となったフレコンバッグを1日で搬入される分だけ保管可能な収容空間内に縦横方向に並べ、工程の進行に応じてさらに上層に積層されていく。まず、フレコンバッグ2が積層される面に敷設される底面遮水層10の構成について説明する。
(底面遮水層の構成)
図3(a)は、図2の○で囲まれた部位(III(a))を拡大して示した部分拡大図である。同図に示したように、底面遮水層10の主構成の遮水シート11として、本実施例では、合成樹脂である高密度ポリエチレン(HDPE)シートが用いられている。シート厚としては耐久性を考慮して1.0〜3.0mm程度を使用することが好ましい。遮水シート11の材質としてはHDPE以外の合成樹脂として、中密度ポリエチレン(MDPE)や、低密度ポリエチレン(LDPE)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリウレタン(PU)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等を使用することができ、また、合成樹脂系以外にも加硫ゴム系のエチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)等が使用できる。遮水シート11は所定幅のシートを長手方向に敷設しながら溶着していき、全面が遮水性を保持した耐久性のある平面状シートを形成する。
遮水シート11の両面には遮水シート11の保護を目的として保護マット12が敷設されている。この保護マット12としては、本実施例ではポリエチレンテレフタラート(PET)不織布(1000g/m2)が用いられている。この2枚の保護マット12で遮水シート11を挟むように積層する。保護マット12の材質としては、他にポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等を使用することができる。遮水シート11の各面に接するもの状況によっては、遮水シート11の片面のみに薄い層をなすようにベントナイトを上下の不織布で挟んで構成した保護マットを使用することも好ましい。
さらに、上側の保護マット12(下側のみに保護マット12を使用する場合は、遮水シート11)の上面には覆土層13が形成されている。この覆土層13は、地盤側への放射線の遮蔽効果を得るため、及びフレコンバッグ2の設置時の荷重から遮水シート11を保護するように厚さ20cm〜80cm程度とすることが好ましい。
(放射線遮蔽壁体の構成)
底面遮水層10の上面には、図1,図2,図6に示したように、たとえば1日を単位期間の工程で処分場内に搬入される袋体2の数量(容積)を1段に並べて保管可能な平面積を有する収容空間3を確保するように放射線遮断壁体20が構築されている。本実施例では、その収容空間3を区画する放射線遮断壁体20は、組み立て式の鋼製ネット22で作られた箱状壁体21内に、土砂25を密に詰めて充満させて所定寸法の直方体形状の壁体ユニットを現場製作し、複数の壁体ユニットを長手方向につなげたものからなる。この組み立て式箱状壁体21は、所定目合いの格子状鋼製ネット22と、その内面に沿って箱状をなす不織布24を取り付けた既製品(たとえば商品名「マックスシースリー」(太陽工業製))が好適である。箱状壁体21は、当初は、図4(a)に示したように、2枚の側面壁を構成するネット22aを繋ぎネット22bで複数箇所を連結した構造からなり、ネット22の内面には組み立て後に箱状をなす不織布24が折り畳んで取り付けられている。この不織布24は充満した土砂25がネット22の目合いからこぼれるのを防止する。本実施例では、1個の壁体ユニットは、土砂25が充満された状態で、図4(b)に示したように、各一辺Lが約1mの立方体区画が横方向に4個連なった横長の直方体形状からなる。壁体ユニット間は鋼製ネットの端部に設けられた連結部26を介して容易に直列方向、並列方向に連結できる。本実施例では、最小単位として、図6に示したように、1日に搬入される所定数の袋体を縦横方向に並べられるだけの平面積を確保するように設置され、さらに最終的には、図1,図2に示したように、箱状壁体21を断面方向から見て高さ4段に積層された袋体の外面を覆うような配置形状をなして収容空間3全体の側面、収容空間内の区画部分において長手方向に延長するように配列、積層され、放射線遮断壁体20が構築されている。なお、放射性物質含有材に対して壁体ユニットの立方体区画の土砂厚さ1m分で十分な放射線遮断効果が得られる。
上述の放射線遮蔽壁体20は組み立て式の箱状壁体21の例であるが、放射線遮蔽壁体20として嚢状体を構成する各種バッグ状の折り畳み可能な容器等を使用することもできる。たとえば嚢状体の容器としてフレコンバッグを用いてフレコンバッグ内に土砂を充満して大型土嚢を製作し、大型土嚢を適宜配列、積層することで所定の放射線遮蔽壁体としての機能を果たすことができる。この他、水タンク等に利用可能な柔軟性のある液密性バッグや長手方向に延在する合成樹脂製あるいはゴム製チューブに水等の内容液を充満させて所定形状の嚢状体を製作し、この嚢状体を配列して放射線遮蔽壁体とすることもできる。この場合、バッグ等に充満させる内容液としては、水が一般的であるが、無毒、不揮発性で、万一バッグやチューブの破損により漏液しても周囲を汚染しない液体であれば、種々の液体を用いることができる。
(放射性物質含有材を保管する袋体)
たとえば放射性物質含有材としての各種廃棄物の焼却灰は、耐水性材料で梱包することが義務づけられている。この条件以外に、運搬が容易であること、積層時の安定性等を確実かつ容易に実現することが求められる。そこで、本発明では既製品のフレコンバッグ2を使用した。図5(a)は実施例で使用したフレコンバッグ2の概略斜視図である。このフレコンバッグ2の本体シートは、耐久性が高く、耐水性のあるポリエチレン製シートからなる。また、内側に保護マットを設けても良い。内側の保護マットは除去土壌に接し、除去土壌に含まれる礫や鋭角部を有する異物等で本体シートが破損するのを防止する役割を果たす。本体シートは、使用後の処理を考慮して耐久性・耐水性の高い材料として、繊維織物からなる基材に合成樹脂であるポリエチレン(PE)樹脂を被覆したものからなるが、被覆材は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)やポリプロピレン(PP)、塩化ビニル(PVC)等他の合成樹脂や、クロロプレンゴム(CR)等の合成ゴムからなるものであっても良いし、保管する放射性物質含有材の種類によっては、前記合成樹脂や合成ゴムのみからなるシートであっても良い。
本実施例では、図5(a)に示したように、内容物が充満された状態で略円筒形状をなす、φ1200mm、高さ1060mmのフレコンバッグ2を使用した。バッグ上部の開口部は巾着状、蓋付き等の各種形状で閉蓋が図られる。他の形状として同図(b)に示したように、内容物が充満された状態で略直方体形状をなすタイプ等でもよい。
放射性物質含有材が充満された袋体2は、最終的には図1,図2に示したように、1日ごとに放射線遮蔽壁体で区画され、それぞれの収容空間3が後述する被覆体30で覆われて平面方向に配列され、さらに上段に積層され、保管構造全体が構成される。各袋体2は、積み上げた状態が崩れることのないように、各層の上面の被覆体上に密に並べて積み上げる。本実施例では4段の高さに積み上げたが、袋体2の重量、地盤状態等により積層段数を適切に設定し、その高さに対応する放射線遮断壁体20を構築することが好ましい。
(被覆体の構成)
被覆体30は、たとえば図6に示すように、1日に搬入された袋体2が収容空間3で配列された範囲を覆うとともに、最上段まで積層された袋体2の最上面を被覆するとともに、放射線遮蔽壁体20とで収容空間3と外部空間4とを隔離する役割を果たす。図3(b)は、1日の保管作業で収容空間3内に配列された部位(図2の○で囲まれた部位:III(b))を拡大して示した部分拡大図である。同図に示したように、配列された袋体2の上面を平坦な状態とするために鋼板31を敷設する。鋼板31は、厚さ5mm〜20mm程度のものを使用することが好ましく、本実施例では板厚12mmの鋼板31を、放射線遮蔽壁体20で区画され、1日の保管作業で配列された袋体2の上面に敷き詰めるようにした。さらに鋼板31の上面に覆土分離シート32としてPET製の織布を敷設し、その上部に積層する覆土層33の安定性を図っている。覆土厚は約15cmとした。覆土厚15cmで放射線遮蔽効果は86%程度が見込まれる。
積層される袋体20の高さ方向の中間層となる各覆土層33は水平な層を形成するように仕上げ、上段で袋体2が安定して配列できるようにする。最上面(図2の○で囲まれた部位:III(c))に敷設する覆土層33では、中央位置から両端に向けて所定の雨勾配を設け、後述するカバーシート40による雨水の流下を促進することが好ましい。被覆体30の端部は図2に示したように、箱状壁体21の上部を完全に覆うように設けるが、さらに箱状壁体21を積層した放射線遮断壁体20の外側にも所定勾配の法面覆土34を形成する。被覆体30は、袋体2の収容空間3と外部空間4とを隔離するこの場合にも、中間層で設けた覆土層33の場合と同様の層厚(15cm)とした。
(被覆体の他の構成)
被覆体30としては覆土の他、鋼板31、保護マット42、カバーシート40、放射線遮蔽シート45を適用することも好ましい(図2,図8参照)。また、これらから選択したものを積層させ被覆体30とすることもできる。被覆体30として、カバーシート40を使用する場合は、上述した遮光、遮水を目的としたHDPEやPVC等の合成樹脂や、繊維織物からなる基材に前記合成樹脂を被覆してからなるシートでもよい。また、放射線遮蔽シート45あるいは放射線吸着シートとして、ゼオライト粉末等の放射線吸着物質を樹脂やゴムに含有させた層を設けた放射性セシウムを吸着可能なシートや、鉛やタングステン、硫酸バリウムの粉末等の放射線遮蔽物質を樹脂やゴムに含有させた層を設けた放射性セシウムを遮蔽可能なシートを採用することも好ましい。
(外部水の遮断(カバーシート))
図1、図2に示した実施例では、被覆体30としての覆土層33,34への雨水等の影響を遮断するために被覆体30の一部としてカバーシート40となる遮水シート41を敷設している。遮水シート41はその接合部の遮水性も必要なことから、溶着による接合が可能で耐久性の高い遮光層一体型HDPEシート(厚さ1.5mm)を使用した。このカバーシート40は図2に示したように、覆土層(上面覆土33、法面覆土34)、保護マット42を覆い、さらに端部はコンクリートブロック43等により地面上に定着されている。保護マット42としては、保護マット12と同様のものを用いることができる。
(外部水の遮断(膜面構造屋根))
図8は上述したカバーシート40に代えて、膜面構造屋根として、骨組構造のフレーム51に膜材52を張設した膜面構造屋根(テント屋根)50を採用した実施例を示している。雨水等はテント屋根50で完全に遮断されるため、袋体2が積層された収容空間3の上面と、側面に積層された放射線遮蔽壁体20としての箱状壁体21の全体面が、フェイルセーフを目的とした放射線遮蔽シート45で覆われている。それ以外の構成は、図1,図2に示した保管構造1と同様である。
[保管構造における袋体の保管作業について]
本発明の放射性物質含有材の保管構造では、たとえば最終処分場等にたとえば1日を単位期間として、その間に搬入される放射性物質含有材が充満された袋体の数量に応じて収容空間を区画し、その上面を被覆することとした。その袋体の保管作業について、図6,図7,図9を参照して説明する。
図7各図は、放射性物質含有材の保管構造における袋体の収容、積層作業および最終積層形状を示した作業状態図である。同図には、底面遮水層上に配列された、放射線遮蔽壁体と袋体とが図6で示したように配列された状態が示されている。すなわち、袋体の保管作業に先立ち、まず箱状壁体21を用いて外壁面に相当する放射線遮蔽壁体20を構築する。そしてその放射線遮蔽壁体20に沿って、1日の保管数量分の放射性物質含有材を充満した袋体2を、二辺あるいは三辺が放射線遮蔽壁体20で区画された範囲に縦横方向に並べて保管していく。そして1日分の数量の袋体2を、平面視してほぼ矩形形状に配列した後に残りの辺を放射線遮蔽壁体20で塞ぐ。さらに配列された袋体の上面全体を覆うように、鋼板31を敷設し、その上に被覆体30としての覆土層33を厚さ15cmで敷設する。収容空間内の区画部分の平面全体に袋体2を並べた後、直ちに即日覆土を行う。この即日覆土された覆土層33は積層方向の中間層となるように平坦なるよう施工する。第1段目の平面全体に袋体が並べられたら、その覆土層33を挟んだ上層の第2段目において同様の袋体2の保管作業を行う。図7(b)は、第3段目における袋体2の保管状態を示した説明図である。同図に示したように、収容空間内の区画部分の外壁に相当するすべての面に放射線遮蔽壁体20が配置されるので、側面方向への放射線遮蔽効果は確保される。また、各段での袋体2の上面に形成される覆土層33により上方への放射線遮蔽効果も確保されている。
図9は、遮光層一体型の遮水シート41と膜面構造屋根50とを併用した実施例を示している。この実施例に用いられる膜面構造屋根50は、各フレーム51の下端に着脱自在な走行輪(図示せず)が設けられ、フレーム51全体が矢印方向に移動することができる。このとき各フレーム51間には隣接したフレーム51が最大限離れた際に完全に展開されるように膜面(テント屋根)が弛みを設けて取り付けられている。よって、袋体2の保管作業が実施された範囲と進行中の範囲とを覆うようにフレーム51を位置させて膜面構造屋根を張設する。そして袋体の保管作業の進行に合わせて膜面構造屋根50が最終的に収容空間全体を覆うようにすることで、袋体2の保管作業の効率化、保管時の安全性の確保を図ることができる。
[放射線遮蔽壁体の他の実施例]
図10(a)は、放射線遮蔽壁体20として、フェイルセーフのための壁体としてプレキャストコンクリート製L型擁壁28を設け、そのコンクリート製L型擁壁28で囲まれた空間で行われた保管作業によりできあがった保管構造を示している。この実施例においても、箱状壁体21を用いて外形位置に放射線遮蔽壁体を構築し、その内部で、たとえば1日を単位期間として、上述の場合と同様の袋体2の保管作業が行われ、保管された袋体2の周囲に箱状壁体21が配置される。さらに即日覆土として所定範囲に配列され保管された袋体2の上面を被覆体30としての鋼板31,覆土層33で覆う。ところで、袋体2が配列される収容空間3内は、図示したように、擁壁の底版28bの厚さ分が低くなる。この高さ分を調整するため、及び遮水シート11の上面が冠水した場合に袋体2と水の接触をできるだけ避けるための嵩上げ構造体として、L型擁壁28の底版厚に相当する厚さのパレット6を敷設しており、パレット6の材質としては合成樹脂製や木製のものが利用できる。また底版28bの内側にはU字溝7が設置されている。パレット6の下面には上述の保管構造1と同様に遮水シート11が敷設され、遮水シート11の端部は図示したように、U字溝7上に位置する抑え部材8で折り曲げ上げられ、L型擁壁28の壁体28aの内面に取り付けられた固定金具60の先端固定部60aに固定されている。
この構成では、外部水の浸入防止のために、袋体2を所定高さに積層した後、被覆体30として、袋体2上面を覆うカバーシート40が設置されている。このカバーシート40の端辺40aは図示したように、L型擁壁28の壁体28a内面ので、先端固定部60aよりも外方に位置する中間固定部60bに、カバーシート40に所定の張力を付与し、壁体28aとの間に隙間を設けて定着されている。またL型擁壁28の底版28b上面には板状排水材15が敷設されている。なお、先端固定部60aの位置は、中間固定部60bの位置より上方に位置させることが好ましく、このような構造とすることにより、外部水の浸入防止効果を高めることができる。
外部水の浸入防止構造は、上述した構成からなるため、たとえば雨水等がカバーシート40表面を流下すると、雨水は中間固定部60bと壁体28aとの間を通って底版28bに流れ込み、板状排水材15を通じて遮水シート11下のU字溝7に排水される。
カバーシート40の端部を固定する中間固定部60bを有する固定金具60は、L型擁壁28に設けられる孔(図示せず)を利用して単管パイプ等により設置されており、前記孔は、L型擁壁28の水抜き孔を利用しても良い。シート端辺40aは中間固定部60bにロープ結束等で連結することが好ましい。
(放射線遮蔽壁体の変形例)
プレキャストコンクリートL型擁壁のようなコンクリート壁体は、壁厚15cmで放射線遮蔽効果は約90%確保できる。さらに図10(a)のフェイルセーフのための壁体としての放射線遮蔽壁体の遮蔽効果を高めるとともに、壁体の安定性を図るために、袋体2の外周に配置される箱状壁体21と同様の箱状壁体21を併用することも好ましい。図10(b)は、L型擁壁28の底版28b上に3段の箱状壁体21を積層した実施例を示している。この場合、固定金具60は、最下段の箱状壁体21を貫通させて箱状壁体21の内側面に突出させた支持ロッド61に固定することが好ましい。カバーシート40、遮水シート11の端辺は、図10(a)の場合と同様に中間固定部60bに定着すればよい。また、箱状壁体21を安定して積上げるために、支持ロッド61によって、コンクリート壁体と各箱状壁体21を各々連結することが好ましい。
本発明は上述した複数の実施例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲内での種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲内で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。
1 保管構造
2 袋体
2W 大型土嚢
3 収容空間
4 外部空間
10 底面遮水層
11,41 遮水シート
12,42 保護マット
13 覆土層
20 放射線遮蔽壁体
21 箱状壁体
25 土砂
30 被覆体
31 鋼板
33 覆土層
40 カバーシート
50 テント屋根(膜面構造屋根)

Claims (11)

  1. 放射性物質含有材を保管する空間の底面全面に敷設された底面遮水層と、単位期間の保管作業に応じて区画された収容空間を包囲するように構築された放射線遮蔽壁体と、前記収容空間内に配列された前記放射性物質含有材を満たした複数の袋体の上面を被覆するとともに、前記放射線遮蔽壁体とで収容空間全体と外部空間とを隔離する被覆体とを備え、該被覆体を中間層とした上層の収容空間で前記袋体の保管作業を行い、所定段数まで積層完了した状態の前記袋体と前記放射線遮蔽壁体とを最外層の被覆体で被覆してなることを特徴とする放射性物質含有材の保管構造。
  2. 前記底面遮水層は、遮水シートを基層とした請求項1に記載の放射性物質含有材の保管構造。
  3. 前記底面遮水層は、前記基層上に覆土層を積層した請求項2に記載の放射性物質含有材の保管構造。
  4. 前記放射線遮蔽壁体は、土砂を充満した箱状壁体を積層してなる請求項1に記載の放射性物質含有材の保管構造。
  5. 前記放射線遮蔽壁体は、土砂あるいは内容液を充満させた嚢状体である請求項1に記載の放射性物質含有材の保管構造。
  6. 前記放射線遮蔽壁体は、プレキャストコンクリート製壁体を設置してなる請求項1に記載の放射性物質含有材の保管構造。
  7. 前記放射線遮蔽壁体は、嚢状体あるいは箱状壁体と、プレキャストコンクリート製壁体とを組み合わせてなる請求項1に記載の放射性物質含有材の保管構造。
  8. 前記被覆体は、前記袋体の配列された上面に鋼板を敷設し、該鋼板上に覆土層を積層してなる請求項1に記載の放射性物質含有材の保管構造。
  9. 前記最外層の被覆体は、前記積層された袋体の最上面と前記放射線遮蔽壁体とを覆う遮水シートである請求項1に記載の放射性物質含有材の保管構造。
  10. 前記最外層の被覆体は、前記積層された袋体の最上面と前記放射線遮蔽壁体とを、その上部空間で覆う膜構造屋根である請求項1に記載の放射性物質含有材の保管構造。
  11. 放射性物質含有材を保管する空間の底面全面に底面遮水層を敷設し、単位期間の保管作業で区画された収容空間を放射線遮蔽壁体で包囲し、前記収容空間内に前記放射性物質含有材を満たした複数の袋体を配列し、単位期間の保管作業後に、前記配列された袋体の上面を被覆するとともに、側面を前記放射線遮蔽壁体で塞ぎ、単位期間の保管作業ごとに前記袋体が収容された収容空間と外部空間とを隔離し、さらに袋体の前記収容空間の上層において前記袋体の保管作業を行い、所定段数まで積層完了した後、前記収容空間全体と前記放射線遮蔽壁体とを最外層の被覆体で覆うようにしたことを特徴とする放射性物質含有材の保管方法。
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