JP2013140321A - 多層表示ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】円筒状の容器に巻き付けてもシワの発生しにくい多層表示ラベルを提供することを課題とする。
【解決手段】表面に表示部3aを有するとともに、裏面に粘着剤層5が形成され、かつ、表面の一端部に剥離剤を塗布した剥離剤部6が形成された基材ラベル3と、少なくとも表面に表示部4aを有するとともに、裏面の両端部に粘着剤を塗布した粘着剤部7a、7bが形成され、さらに、一端部の粘着剤部7aが基材ラベル3の剥離剤部6に重なり、かつ、他端部の粘着剤部7bが基材ラベル3の剥離剤部6に対峙する端部に重なるよう積層された上紙ラベル4と、から構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に、多層表示ラベルに係り、円筒状の容器に巻き付けてもシワの発生しにくい多層表示ラベルに関する。
従来、商品名などの情報が印字または印刷された表示ラベルを容器に貼付することが一般的に行われている。
特に、農薬などの販売に際して農薬の入った容器には、その農薬の使用方法や注意書きを表示ラベルに見易く、読み易く表示することが、農薬安全使用対策の一環として求められている。これらの項目には登録番号、種類名、名称、成分、内容量、劇物取締法による表示、消防法等による表示などが挙げられ、多数の表示項目が要求されるほか、見易くするために文字の大きさや書体なども、その表示項目によって設定されている。これに対し、容器まわりに貼付される表示ラベルの長さでは、表示できる表示スペースに限りがある。
これを解決するために従来は、表示ラベルを容器周りよりも長く形成し、表示ラベルの一部をオーバーラップするように容器の周りに巻回貼付させ、このオーバーラップ部分にも表示を施すとともに、オーバーラップ部分を剥離可能に仮着させていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、オーバーラップさせる表示ラベルは、長尺状のため容器に巻き付ける際シワが発生し易いという問題がある。
上記問題点を解決するため、長尺状の表示ラベルに代えてシートを層状に重ね合わせた多層ラベルが開発されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2の多層ラベルによれば、裏面に接着剤が付与された基材シート、中間シートおよび表面シートを重ね合わせて成り、基材シート、中間シートおよび表面シートの各シートに多数の表示項目を表示することができるようにしたことで長尺状に形成していた表示ラベルを短くし、以て、シワの発生を抑止したものである。
しかしながら、多層ラベルおいても、シワが発生を抑止できないという問題がある。すなわち、ビンなどの円筒状の容器に多層ラベルを巻き付けると、基材シートと中間シートおよび表面シートとの円周の差によりシワが発生し易いものであった。
特に、同文献の多層ラベルは、左右の端域において接着剤を有するとともに、端域に隣接してミシン目が形成されているため、円周の差によるシワが発生するとミシン目より切れ易い状態となるものであった。
特開2003−248427号公報 特開平5−210353号公報
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであり、円筒状の容器に巻き付けてもシワの発生しにくい多層表示ラベルを提供することを課題とする。
本発明に係る多層表示ラベルは、表面に表示部を有するとともに、裏面に粘着剤層が形成され、かつ、表面の一端部に剥離剤を塗布した剥離剤部が形成された基材ラベルと、少なくとも表面に表示部を有するとともに、裏面の両端部に粘着剤を塗布した粘着剤部が形成され、さらに、一端部の前記粘着剤部が前記基材ラベルの剥離剤部に重なり、かつ、他端部の前記粘着剤部が基材ラベルの前記剥離剤部に対峙する端部に重なるよう積層された上紙ラベルと、から成る。
また、上紙ラベルを、表面の一端部に第1の剥離剤部が形成されるとともに基材ラベルに積層される第1の上紙ラベルと、この第1の上紙ラベルの剥離剤部に、一端部の粘着剤部が重なるよう積層された第2の上紙ラベルと、から構成するようにできる。
また、第2の上紙ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力を、前記第1の上紙ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力より弱いようにすることができる。
さらに、第2の発明に係る多層表示ラベルは、表面に表示部を有するとともに、裏面に粘着剤層が形成され、かつ、表面の両端部に粘着剤が塗布された粘着剤部が形成された基材ラベルと、少なくとも表面に表示部を有するとともに、裏面の一端部に剥離剤が塗布された剥離剤部が形成され、さらに、前記剥離剤部が前記基材ラベルの一端部の前記粘着剤部に重なり、かつ、他端部が基材ラベルの他端部に重なるよう積層された上紙ラベルと、から成る。
また、前記上紙ラベルは、表面の両端部に粘着剤部が形成されるとともに前記基材ラベルに積層される第1の上紙ラベルと、この第1の上紙ラベルの一端部の粘着部に、一端部の前記剥離剤部が重なるよう積層された第2の上紙ラベルと、から構成するようにできる。
また、前記第1の上紙ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力を、前記基材ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力より弱いようにすることができる。
さらに、第3の発明に係る多層表示ラベルは、表面に表示部を有し、裏面に粘着剤層が形成された基材ラベルと、少なくとも表面に表示部を有し、前記基材ラベルと積層される上紙ラベルと、前記基材ラベルと前記上紙ラベルとに挟まれる領域の一端部において前記基材ラベルと前記上紙ラベルとを複数回の貼り付けおよび剥離が可能な状態に仮着する再剥離粘着部と、前記基材ラベルと前記上紙ラベルとに挟まれる領域の他端部において前記基材ラベルと前記上紙ラベルとを剥離しにくいよう貼り付ける粘着剤部又は接着剤部と、を備える。
また、前記多層表示ラベルは、少なくとも片面に表示部を有し、前記上紙ラベルのさらに表面側に積層される第2の上紙ラベルと、前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとに挟まれる領域の一端部において前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとを複数回の貼り付けおよび剥離が可能な状態に仮着する再剥離粘着部と、前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとに挟まれる領域の他端部において前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとを剥離しにくいよう貼り付ける粘着剤部又は接着剤部とを備えるようにしてもよい。
本発明の多層表示ラベルは、表面に表示部を有するとともに、裏面に粘着剤層が形成され、かつ、表面の一端部に剥離剤を塗布した剥離剤部が形成された基材ラベルと、少なくとも表面に表示部を有するとともに、裏面の両端部に粘着剤を塗布した粘着剤部が形成され、さらに、一端部の前記粘着剤部が基材ラベルの剥離剤部に重なり、かつ、他端部の粘着剤部が基材ラベルの剥離剤部に対峙する端部に重なるよう積層された上紙ラベルと、から構成したので、ビンなどの円筒状の被貼付物に貼り付けるような場合であっても、一端部の剥離剤部により粘着剤部が滑るので、シワが発生しないものであり、かつ、基材ラベルの表面、および上紙ラベルの少なくとも表面に表示部を有するようにしたので、多量の情報量の表示が小さいサイズのラベルで実現できるという効果がある。
また、上紙ラベルを、表面の一端部に第1の剥離剤部が形成されるとともに基材ラベルに積層される第1の上紙ラベルと、この第1の上紙ラベルの剥離剤部に、一端部の粘着剤部が重なるよう積層された第2の上紙ラベルと、から構成すれば、より多量の情報を表示することが可能となる。
また、第2の上紙ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力を、第1の上紙ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力より弱いようにすれば、上層の第2の上紙ラベルがより滑りやすくなり、多層にしてもシワが寄りにくくなるものである。
さらに、第2の発明に係る多層表示ラベルは、表面に表示部を有するとともに、裏面に粘着剤層が形成され、かつ、表面の両端部に粘着剤が塗布された粘着剤部が形成された基材ラベルと、少なくとも表面に表示部を有するとともに、裏面の一端部に剥離剤が塗布された剥離剤部が形成され、さらに、前記剥離剤部が前記基材ラベルの一端部の前記粘着剤部に重なり、かつ、他端部が基材ラベルの他端部に重なるよう積層された上紙ラベルと、から構成したため、一端部の剥離剤部により粘着剤部が滑るので、シワが発生しないという効果がある。
また、前記上紙ラベルは、表面の両端部に粘着剤部が形成されるとともに前記基材ラベルに積層される第1の上紙ラベルと、この第1の上紙ラベルの一端部の粘着部に、一端部の前記剥離剤部が重なるよう積層された第2の上紙ラベルと、から構成すれば、より多量の情報を表示することが可能となる。
また、前記第1の上紙ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力を、前記基材ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力より弱いようにすれば、上層の第2の上紙ラベルがより滑りやすくなり、多層にしてもシワが寄りにくくなるものである。
さらに、第3の発明に係る多層表示ラベルは、表面に表示部を有し、裏面に粘着剤層が形成された基材ラベルと、少なくとも表面に表示部を有し、前記基材ラベルと積層される上紙ラベルと、前記基材ラベルと前記上紙ラベルとに挟まれる領域の一端部において前記基材ラベルと前記上紙ラベルとを複数回の貼り付けおよび剥離が可能な状態に仮着する再剥離粘着部と、前記基材ラベルと前記上紙ラベルとに挟まれる領域の他端部において前記基材ラベルと前記上紙ラベルとを剥離しにくいよう貼り付ける粘着剤部又は接着剤部とを備える。よって、多層表示ラベルは、ビンなどの円筒状の被貼付物に貼り付けるような場合であっても、一端部の剥離剤部により粘着剤部が滑るので、シワが発生しない。また、多層表示ラベルは、基材ラベルの表面、および上紙ラベルの少なくとも表面に表示部を有するようにしたので、多量の情報量の表示が小さいサイズのラベルで実現できるという効果がある。
また、前記多層表示ラベルは、少なくとも片面に表示部を有し、前記上紙ラベルのさらに表面側に積層される第2の上紙ラベルと、前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとに挟まれる領域の一端部において前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとを複数回の貼り付けおよび剥離が可能な状態に仮着する再剥離粘着部と、前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとに挟まれる領域の他端部において前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとを剥離しにくいよう貼り付ける粘着剤部又は接着剤部とを備えるようにすれば、より多量の情報を表示することが可能となる。
本発明に係る多層表示ラベルの一実施の形態を示す概略斜視説明図である。 同、図1中、矢示II−II線に沿う概略断面図である。 同、第2の実施の形態の多層表示ラベルを示す図2相当の概略断面図である。 同、第3の実施の形態の多層表示ラベルを示す図2相当の概略断面図である。 同、第4の実施の形態の多層表示ラベルを示す図2相当の概略断面図である。
以下、本発明の一実施の形態につき、図1および第2図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る多層表示ラベルの一実施の形態を示す概略斜視説明図、図2は、図1中、矢示II−II線に沿う概略断面図である。
同図に示すように、多層表示ラベル1は、基材ラベル3と上紙ラベル4とを備えている。
基材ラベル3は、裏面の全面に粘着剤層5が形成されるとともに、表面の一端部(図2においては、左側端部)の小幅な領域に剥離剤が塗布された剥離剤部6が形成されている。また、基材ラベル3の表面は、予め、薬品の効能などの情報が印刷された表示部3aとなっている。
上紙ラベル4は、裏面の両端部の小幅な領域に粘着剤が塗布された粘着剤部7a、7bが形成されており、かつ、表裏面は、予め、商品目などの情報が印刷された表示部4aとなっている。
そして、基材ラベル3および上紙ラベル4が積層されて多層表示ラベル1が形成されている。多層表示ラベル1の積層状態は、基材ラベル3の一端部に形成された剥離剤部6に上紙ラベル4の一方の端部の粘着剤部7aが、また、基材ラベル3の他端部(剥離剤部6が形成された一端部に対峙する端部)に上紙ラベル4の他方の端部の粘着剤部7bが、各々重なった状態となっており、一端部には、剥離剤部6と粘着剤部7aとにより、貼り付けおよび剥離を複数回繰り返し可能な「再剥離粘着剤部」が形成され、また、他端部は、粘着剤部7bが基材ラベル3に剥離しにくいよう貼り付けられた「粘着剤部」が形成された状態となっている。
なお、多層表示ラベル1は、表面に図示省略の剥離剤が塗布された台紙2に対し、前記基材ラベル3の裏面に形成された粘着剤層5を介して剥離可能に仮着されている。
上記多層表示ラベル1の使用状態につき、説明する。
台紙2より多層表示ラベル1を剥がし、基材ラベル3裏面の粘着剤層5を表出させ、この粘着剤層5を介して図示省略の被貼付物に多層表示ラベル1を貼り付けて表示する。
貼り付け・表示された多層表示ラベル1は、上層の上紙ラベル4表面の表示部4aが表出しているため、表示部4aの表示内容により被貼付物(図示省略)が確認できる。
また、多層表示ラベル1は、基材ラベル3の一端部に形成された剥離剤部6に対応して上紙ラベル4の一方の端部の粘着剤部7aが重なり、また、上紙ラベル4の他方の端部の粘着剤部7bは基材ラベル3の他端部に貼り付けられた状態で積層されているため、上紙ラベル4の粘着剤部7a側を指でつまんで引き上げると、上紙ラベル4の粘着剤部7aと基材ラベル3の剥離剤部6との仮着が剥がれて上紙ラベル4をめくることができる。このとき基材ラベル3の他端部には剥離剤部6が形成されておらず、基材ラベル3と上紙ラベル4とは粘着剤部7bにて剥離不能に貼り付けられているため、剥がれにくいものである。
しかも、基材ラベル3の表面に表示部3aが、さらに、上紙ラベル4の裏面にも表示部4aが形成されており、上層部に積層された上紙ラベル4をめくるだけで他の効能等の情報を確認できるため、多量の情報量の表示が小さいサイズのラベルで実現できるものである。
なお、表示部4a、3aを確認した後、上紙ラベル4の粘着剤部7aを基材ラベル3の剥離剤部6に戻して重ね合わせると、粘着剤部7aと剥離剤部6は、再び仮着状態となる。
さらに、多層表示ラベル1をビンなどの円筒状の被貼付物(図示省略)に貼り付ける際、上紙ラベル4と基材ラベル3との円周の差により上紙ラベル4にシワが発生し易い状態となるが、他端部の粘着剤部7b側から被貼付物(図示省略)に貼り付け、多層表示ラベル1を円周面に沿って粘着剤部7b側から押し付けながら貼り付けていくと、基材ラベル3と上紙ラベル4の一端部の間が剥離剤部6と粘着剤部7aで形成されており、上紙ラベル4の粘着剤部7aが基材ラベル3の剥離剤部6上を滑るため、シワが寄らないものである。
次に、主に、図3に基づき、第2の実施の形態につき説明する。
なお、以下において、先の実施の形態と同様の部分には同一符号を付すに止め、詳説を省略する。
同図に示すように多層表示ラベル11は、基材ラベル3と、第1の上紙ラベル12と、第2の上紙ラベル13とを備えている。
第1の上紙ラベル12は、裏面の両端部の小幅な領域に粘着剤が塗布された粘着剤部14a、14bが形成されており、かつ、表裏面は、予め、商品目などの情報が印刷された表示部12aとなっている。さらに、表面の一端部(図3においては、左側端部)の小幅な領域に剥離剤が塗布された剥離剤部15が形成されている。
第2の上紙ラベル13は、裏面の両端部の小幅な領域に粘着剤が塗布された粘着剤部16a、16bが形成されており、かつ、表裏面は、予め、商品目などの情報が印刷された表示部13aとなっている。
なお、第2の上紙ラベル13の一端部の粘着剤部16aは、第1の上紙ラベル12の一端部の粘着剤部14aよりも弱い粘着力の粘着剤が塗布されている。
そして、基材ラベル3、並びに第1および第2の上紙ラベル12、13が積層されて多層表示ラベル11が形成されている。
多層表示ラベル11の一端部は、基材ラベル3の剥離剤部6、その上に第1の上紙ラベル12の粘着剤部14a、さらに、第1の上紙ラベル12表面の一端部の剥離剤部15の上に、第2の上紙ラベル13の粘着剤部16aが重なった状態となっており、第1および第2の上紙ラベル12、13とも、複数回の貼り付けおよび剥離が可能な「再剥離粘着部」となっている。
また、他端部は、基材ラベル3の表面に第1の上紙ラベル12の粘着剤部14bが重なって貼り付けられ、さらに、第1の上紙ラベル12の表面に第2の上紙ラベル13の粘着剤部16bが重なって貼り付けられ、第1および第2の上紙ラベル12、13が他端部において剥離しにくいよう貼り付けられた「粘着剤部」が形成されている。
なお、多層表示ラベル11は、表面に図示省略の剥離剤が塗布された台紙2に対し、前記基材ラベル3の裏面に形成された粘着剤層5を介して剥離可能に仮着されている。
上記多層表示ラベル11を台紙2より剥がし、基材ラベル3裏面の粘着剤層5を表出させ、この粘着剤層5を介してビンなどの円筒状の被貼付物(図示省略)に多層表示ラベル11を貼り付けて表示する。すなわち、他端部の粘着剤部14b、16b側から多層表示ラベル11を円周面に沿って押し付けながら被貼付物(図示省略)に貼り付けていくと、第1の上紙ラベル12の粘着剤部14aが基材ラベル3の剥離剤部6にて、また、第2の上紙ラベル13の粘着剤部16aが第1の上紙ラベル12の剥離剤部15にて、各々滑るため、シワが寄らないものであり、しかも、第1の上紙ラベル12の上に積層される第2の上紙ラベル13の粘着剤部14aの粘着力が、第1の上紙ラベル12の粘着剤部16aの粘着力より弱く形成されているため、図示省略の被貼付物に貼り付けた際、一番外側に積層されて円周の差が出やすい第2の上紙ラベル13の一端部が滑り易いので、シワが寄りにくいものである。
また、基材ラベル3の表示部3aに加え、第1および第2の上紙ラベル12、13の表裏面が表示部12a、13aとなっているので、多量の情報量の表示が小さいサイズのラベルで実現できるものである。
その他の構成、作用、効果については、先の実施の形態とほぼ同様につき、詳説を省略する。
次に、主に、図4に基づき、第3の実施の形態につき説明する。
なお、以下において、先の実施の形態と同様の部分には同一符号を付すに止め、詳説を省略する。
同図に示すように、多層表示ラベル21は、基材ラベル22と、上紙ラベル23とを備えている。
基材ラベル22は、表面の両端部の小幅な領域に粘着剤が塗布された粘着剤部24a、24bが形成されている。また、基材ラベル22の表面は、予め、薬品の効能などの情報が印刷された表示部22aとなっている。さらに、基材ラベル22の裏面の全面に粘着剤層5が形成されている。
上紙ラベル23は、裏面の一端部の小幅な領域に剥離剤が塗布された剥離剤部25が形成されており、かつ、表裏面は、予め、商品目などの情報が印刷された表示部23aとなっている。
そして、基材ラベル22および上紙ラベル23が積層されて多層表示ラベル21が形成されている。多層表示ラベル21の積層状態は、基材ラベル22の一端部に形成された粘着剤部24aに上紙ラベル23の一方の端部が重なった状態となっており、一端部は、粘着剤部24aと剥離剤部25とにより、貼り付けおよび剥離を複数回繰り返し可能な「再剥離粘着剤部」が形成され、また、他端部は、粘着剤部24bが基材ラベル22に剥離しにくいよう貼り付けられた「粘着剤部」が形成された状態となっている。すなわち、基材ラベル22と上紙ラベル23の間の一端部に、粘着剤部24aと剥離剤部25が介在することにより再剥離可能な「再剥離粘着剤部」が形成されればよいものであり、「粘着剤部」と「剥離剤部」は、基材ラベル22と上紙ラベル23のどちらに形成しても構わないものである。
その他の構成は、先の実施の形態とほぼ同様につき、詳説を省略する。
次に、主に、図5に基づき、第4の実施の形態につき説明する。
なお、以下において、先の実施の形態と同様の部分には同一符号を付すに止め、詳説を省略する。
同図に示すように多層表示ラベル31は、基材ラベル22と、第1の上紙ラベル33と、第2の上紙ラベル34とを備えている。
第1の上紙ラベル33は、裏面の一端部の小幅な領域に剥離剤が塗布された剥離剤部35が形成されており、かつ、表裏面は、予め、商品目などの情報が印刷された表示部33aとなっている。さらに、第1の上紙ラベル33は、表面の両端部の小幅な領域に粘着剤が塗布された粘着剤部36a、36bが形成されている。
第2の上紙ラベル34は、裏面の一端部の小幅な領域に剥離剤が塗布された剥離剤部37が形成されており、かつ、表裏面は、予め、商品目などの情報が印刷された表示部34aとなっている。
なお、第1の上紙ラベル33の一端部の粘着剤部36aは、基材ラベル22の一端部の粘着剤部24aよりも弱い粘着力の粘着剤が塗布されている。
そして、基材ラベル22と、第1の上紙ラベル33と、第2の上紙ラベル34とが、この順番に積層されて多層表示ラベル31が形成されている。
多層表示ラベル31の一端部は、図中の下方から順に、基材ラベル22の粘着剤部24a、その上に第1の上紙ラベル33の剥離剤部35、さらに、第1の上紙ラベル33表面の一端部の粘着剤部36aの上に、第2の上紙ラベル34の剥離剤部37が重なった状態となっている。よって、多層表示ラベル31の一端部では、第1および第2の上紙ラベル33、34とも、複数回の貼り付けおよび剥離が可能な「再剥離粘着部」となっている。
また、多層表示ラベル31の他端部は、図中の下方から順に、基材ラベル22の粘着剤部24aの上に第1の上紙ラベル33の裏面が貼り付けられ、さらに、第1の上紙ラベル33の表面の粘着剤部36bの上に第2の上紙ラベル34の裏面が貼り付けられている。よって、多層表示ラベル31の他端部では、第1および第2の上紙ラベル33、34が剥離しにくいよう貼り付けられた「粘着剤部」が形成されている。
なお、多層表示ラベル31は、表面に図示省略の剥離剤が塗布された台紙2に対し、基材ラベル22の裏面に形成された粘着剤層5を介して剥離可能に仮着されている。
上記多層表示ラベル31を台紙2より剥がし、基材ラベル22の裏面の粘着剤層5を表出させ、この粘着剤層5を介してビンなどの円筒状の被貼付物(図示省略)に多層表示ラベル31を貼り付けて表示する。具体的には、先ず、他端部の粘着剤部24b、36b側から多層表示ラベル31を円周面に沿って押し付けながら被貼付物(図示省略)に貼り付けていく。そうすると、第1の上紙ラベル33の剥離剤部35が、基材ラベル22の粘着剤部24a上を滑る。これと同様に、また、第2の上紙ラベル34の剥離剤部37が第1の上紙ラベル33の粘着剤部36a上を滑る。よって、多層表示ラベル31は、円筒状の被貼付物に貼り付けても、シワが寄らない。しかも、第1の上紙ラベル33の一端部の粘着剤部36aは、基材ラベル22の一端部の粘着剤部24aよりも弱く形成されているため、図示省略の被貼付物に貼り付けた際、一番外側に積層されて円周の差が出やすい第2の上紙ラベル34の一端部がより滑り易いので、シワが寄りにくい。
また、基材ラベル22の表示部22aに加え、第1および第2の上紙ラベル33、34の表裏面が表示部33a、34aとなっているので、多量の情報量の表示が小さいサイズのラベルで実現できる。
その他の構成、作用、効果については、先の実施の形態とほぼ同様につき、詳説を省略する。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
例えば、本発明に係る多層表示ラベル1、11、21、31は、説明の都合上、台紙2に仮着された状態で説明したが、これに限定されないことは勿論であり、粘着剤層5が表出した、いわゆる「台紙なしラベル」であっても構わない。
例えば、多層表示ラベルの一端部を滑るように仮着するために、剥離剤部と粘着剤部とを重ねる形態を示した。これに限らず、例えば、上紙ラベルの材質が樹脂である場合等には、剥離剤部を省略して、粘着性の低い粘着剤部のみを設ける等して、仮着の状態を実現してもよい。
例えば、多層表示ラベルの他端部は、粘着剤部により貼り合わせる形態に限らず、接着剤等を用いて完全に接合してもよい。
1 多層表示ラベル(第1の実施形態)
2 台紙
3 基材ラベル
3a 表示部
4 上紙ラベル
4a 表示部
5 粘着剤層
6 剥離剤部
7a、7b 粘着剤部
11 多層表示ラベル(第2の実施形態)
12 第1の上紙ラベル
12a 表示部
13 第2の上紙ラベル
13a 表示部
14a、14b 粘着剤部
15 剥離剤部
16a、16b 粘着剤部
21 多層表示ラベル(第3の実施形態)
22 基材ラベル
22a 表示部
23 上紙ラベル
23a 表示部
24a、24b 粘着剤部
25 剥離剤部
31 多層表示ラベル(第4の実施形態)
33 第1の上紙ラベル
33a 表示部
34 第2の上紙ラベル
34a 表示部
35 剥離剤部
36a、36b 粘着剤部
37 剥離剤部

Claims (8)

  1. 表面に表示部を有するとともに、裏面に粘着剤層が形成され、かつ、表面の一端部に剥離剤を塗布した剥離剤部が形成された基材ラベルと、
    少なくとも表面に表示部を有するとともに、裏面の両端部に粘着剤を塗布した粘着剤部が形成され、さらに、一端部の前記粘着剤部が前記基材ラベルの剥離剤部に重なり、かつ、他端部の前記粘着剤部が基材ラベルの前記剥離剤部に対峙する端部に重なるよう積層された上紙ラベルと、から成る多層表示ラベル。
  2. 前記上紙ラベルは、表面の一端部に第1の剥離剤部が形成されるとともに前記基材ラベルに積層される第1の上紙ラベルと、この第1の上紙ラベルの剥離剤部に、一端部の前記粘着剤部が重なるよう積層された第2の上紙ラベルと、から成ることを特徴とする請求項1に記載の多層表示ラベル。
  3. 前記第2の上紙ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力は、前記第1の上紙ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力より弱いことを特徴とする請求項2に記載の多層表示ラベル。
  4. 表面に表示部を有するとともに、裏面に粘着剤層が形成され、かつ、表面の両端部に粘着剤が塗布された粘着剤部が形成された基材ラベルと、
    少なくとも表面に表示部を有するとともに、裏面の一端部に剥離剤が塗布された剥離剤部が形成され、さらに、前記剥離剤部が前記基材ラベルの一端部の前記粘着剤部に重なり、かつ、他端部が基材ラベルの他端部に重なるよう積層された上紙ラベルと、から成る多層表示ラベル。
  5. 前記上紙ラベルは、表面の両端部に粘着剤部が形成されるとともに前記基材ラベルに積層される第1の上紙ラベルと、この第1の上紙ラベルの一端部の粘着部に、一端部の前記剥離剤部が重なるよう積層された第2の上紙ラベルと、から成ることを特徴とする請求項4に記載の多層表示ラベル。
  6. 前記第1の上紙ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力は、前記基材ラベルの一端部の粘着剤部の粘着力より弱いことを特徴とする請求項5に記載の多層表示ラベル。
  7. 表面に表示部を有し、裏面に粘着剤層が形成された基材ラベルと、
    少なくとも表面に表示部を有し、前記基材ラベルと積層される上紙ラベルと、
    前記基材ラベルと前記上紙ラベルとに挟まれる領域の一端部において前記基材ラベルと前記上紙ラベルとを複数回の貼り付けおよび剥離が可能な状態に仮着する再剥離粘着部と、
    前記基材ラベルと前記上紙ラベルとに挟まれる領域の他端部において前記基材ラベルと前記上紙ラベルとを剥離しにくいよう貼り付ける粘着剤部又は接着剤部と、
    を備える多層表示ラベル。
  8. 少なくとも片面に表示部を有し、前記上紙ラベルのさらに表面側に積層される第2の上紙ラベルと、
    前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとに挟まれる領域の一端部において前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとを複数回の貼り付けおよび剥離が可能な状態に仮着する再剥離粘着部と、
    前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとに挟まれる領域の他端部において前記上紙ラベルと前記第2の上紙ラベルとを剥離しにくいよう貼り付ける粘着剤部又は接着剤部と、
    を備える請求項7に記載の多層表示ラベル。
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