JP2013138759A - ゴルフクラブシャフト及びゴルフクラブ - Google Patents
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Abstract
【課題】打球フィーリングと打球の方向安定性とをバランス良く向上させる。
【解決手段】繊維層を樹脂で固めた繊維強化樹脂材料で構成されたゴルフクラブシャフト3である。前記繊維層は、シャフト軸方向に対して傾けられたバイアス繊維の層からなるバイアス層7を含む。前記バイアス層7は、シャフト前端3aからのびる前端側バイアス層8と、シャフト後端3bからのびる後端側バイアス層9とを含む。前記前端側バイアス層8のバイアス繊維の引張弾性率Etは、前記後端側バイアス層9のバイアス繊維の引張弾性率Ebよりも小である。また、前記前端側バイアス層8の後縁8bと前記後端側バイアス層9の前縁9tとは、シャフト軸方向において同じ位置、又は、前記前端側バイアス層8と前記後端側バイアス層9とが重なる位置に設けられる。
【選択図】図2
【解決手段】繊維層を樹脂で固めた繊維強化樹脂材料で構成されたゴルフクラブシャフト3である。前記繊維層は、シャフト軸方向に対して傾けられたバイアス繊維の層からなるバイアス層7を含む。前記バイアス層7は、シャフト前端3aからのびる前端側バイアス層8と、シャフト後端3bからのびる後端側バイアス層9とを含む。前記前端側バイアス層8のバイアス繊維の引張弾性率Etは、前記後端側バイアス層9のバイアス繊維の引張弾性率Ebよりも小である。また、前記前端側バイアス層8の後縁8bと前記後端側バイアス層9の前縁9tとは、シャフト軸方向において同じ位置、又は、前記前端側バイアス層8と前記後端側バイアス層9とが重なる位置に設けられる。
【選択図】図2
Description
本発明は、打球フィーリングと打球の方向安定性とをバランス良く向上させたゴルフクラブシャフト及びゴルフクラブに関する。
従来、繊維層を樹脂で固めた繊維強化樹脂で構成されたゴルフクラブ用のシャフトが知られている。この繊維層には、シャフト軸方向に対して傾けられたバイアス繊維の層からなるバイアス層が含まれている。該バイアス繊維の引張弾性率が大きくなるほど、シャフトのねじれ剛性が大きくなる。そして、バイアス層を前端側と後端側とに分割し、前端側のバイアス繊維の引張弾性率を、後端側のバイアス繊維の引張弾性率よりも大きくしたシャフトが開発されている。このようなシャフトは、前端側のねじれ剛性が大きいため、ゴルフクラブのスイング中、ヘッドの軌道が安定することにより、打球の方向安定性を向上させることができる(例えば、下記特許文献1参照)。
しかしながら、上述のようなシャフトは、前端側のねじれ剛性が大きいため、インパクト時の衝撃が吸収されにくく、打球フィーリングが悪化するという問題があった。また、バイアス繊維の引張弾性率が大きくなるほど、ねじれ強度が小さくなる。従って、このようなシャフトは、繰り返し荷重に弱く、耐久性が悪化し易いという問題があった。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、前端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率を後端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率よりも小かつ前端側バイアス層の後縁と前記後端側バイアス層の前縁との位置を規定することを基本として、打球フィーリングと打球の方向安定性とをバランス良く向上させたゴルフクラブシャフト及びゴルフクラブを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、前端側にゴルフクラブヘッドが装着されかつ後端側にグリップが装着されるゴルフクラブシャフトであって、繊維層を樹脂で固めた繊維強化樹脂材料で構成され、前記繊維層は、シャフト軸方向に対して傾けられたバイアス繊維の層からなるバイアス層を含み、前記バイアス層は、シャフト前端からシャフト後端側へのびかつシャフト後端に至ることなく終端する後縁を有する前端側バイアス層と、シャフト後端からシャフト前端側へのびかつシャフト前端に至ることなく終端する前縁を有する後端側バイアス層とを含み、前記前端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率は、前記後端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率よりも小であり、しかも、前記前端側バイアス層の後縁と前記後端側バイアス層の前縁とは、シャフト軸方向において同じ位置、又は、前記前端側バイアス層と前記後端側バイアス層とが重なる位置に設けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記前端側バイアス層は、第1の前端側バイアス層と、該第1の前端側バイアス層のシャフト径方向で重なる第2の前端側バイアス層とを含み、前記第1の前端側バイアス層のバイアス繊維と、前記第2の前端側バイアス層のバイアス繊維とは、互いに逆向きに傾けられている請求項1記載のゴルフクラブシャフトである。
また請求項3記載の発明は、シャフト前端に向かってシャフト径が小さくなるテーパー形状である請求項1又は2に記載のゴルフクラブシャフトである。
また請求項4記載の発明は、前記バイアス層は、前記前端側バイアス層と、前記後端側バイアス層とが、同一層内に存在する請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブシャフトである。
また請求項5記載の発明は、前記後端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率が、30〜60t/mm2である請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブシャフトである。
また請求項6記載の発明は、前記前端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率が、20〜40t/mm2である請求項1乃至5のいずれかに記載のゴルフクラブシャフトである。
また請求項7記載の発明は、前記前端側バイアス層は、シャフト全長の1/10〜4/10の長さを有する請求項1乃至6のいずれかに記載のゴルフクラブシャフトである。
また請求項8記載の発明は、前記前端側バイアス層のバイアス繊維のシャフト軸方向に対する角度θtは、前記後端側バイアス層のバイアス繊維のシャフト軸方向に対する角度θbよりも大きい請求項1乃至7のいずれかに記載のゴルフクラブシャフトである。
また請求項9記載の発明は、前記後端側バイアス層のバイアス繊維のシャフト軸方向に対する角度θbが、40度以下である請求項1乃至8のいずれかに記載のゴルフクラブシャフトである。
また請求項10記載の発明は、前記前端側バイアス層と前記後端側バイアス層とは、シャフト軸方向において、10mm以下の長さで重なる請求項1乃至9のいずれかに記載のゴルフクラブシャフトである。
また請求項11記載の発明は、請求項1乃至10のいずれかに記載されたゴルフクラブシャフトと、その前端側に装着されたゴルフクラブヘッドとを含むことを特徴とするゴルフクラブである。
本発明のゴルフクラブシャフトは、繊維層を樹脂で固めた繊維強化樹脂材料で構成され、前記繊維層は、シャフト軸方向に対して傾けられたバイアス繊維の層からなるバイアス層を含む。そして、前記バイアス層は、シャフト前端からシャフト後端側へのびかつシャフト後端に至ることなく終端する後縁を有する前端側バイアス層と、シャフト後端からシャフト前端側へのびかつシャフト前端に至ることなく終端する前縁を有する後端側バイアス層とを含み、前記前端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率は、前記後端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率よりも小である。このようなゴルフクラブシャフトは、シャフト前端側のねじれ剛性が小さく、かつねじれ強度が大きくなるため、インパクト時の衝撃が吸収され、打球フィーリングが向上する他、耐久性が向上する。また、シャフト後端側のねじれ剛性が大きくなるため、シャフト全体としてのねじれ量が抑制され、打球の方向安定性が向上する。
また、前端側バイアス層の後縁と後端側バイアス層の前縁とは、シャフト軸方向において同じ位置、又は、前端側バイアス層と後端側バイアス層とが重なる位置に設けられる。即ち、前端側バイアス層と後端側バイアス層とがシャフトの全長に亘って延びているため、シャフト軸方向においてシャフトのねじり強度が局所的に低下するのを抑制し、耐久性をより向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態が図面に基づき説明される。
なお、本実施形態では、ウッド型のゴルフクラブを例示するが、ユーティリティ型や、アイアン型のゴルフクラブにも本発明を適用することができる。図1は、本実施形態のゴルフクラブ1の正面図である。該ゴルフクラブ1は、例えば、ゴルフクラブヘッド2と、ゴルフクラブシャフト(以下、単に「シャフト」と言う場合がある。)3と、グリップ4とを含んで構成される。
なお、本実施形態では、ウッド型のゴルフクラブを例示するが、ユーティリティ型や、アイアン型のゴルフクラブにも本発明を適用することができる。図1は、本実施形態のゴルフクラブ1の正面図である。該ゴルフクラブ1は、例えば、ゴルフクラブヘッド2と、ゴルフクラブシャフト(以下、単に「シャフト」と言う場合がある。)3と、グリップ4とを含んで構成される。
ゴルフクラブ1の質量は、特に限定されるものではないが、大きすぎると、振りにくくなり、ヘッドスピードを高めることが難しくなる。従って、ゴルフクラブ1の質量は、好ましくは308g以下、より好ましくは300g以下、さらに好ましくは292g以下に設定される。他方、ゴルフクラブ1の質量を過度に小さくすると、軽量化によってヘッド2やシャフト3の強度が低下しやすく、耐久性が悪化する傾向がある。このような観点より、ゴルフクラブ1の質量は、好ましくは270g以上、より好ましくは273g以上が望ましい。
また、ゴルフクラブ1の長さも、特に限定されるものではないが、小さすぎると、振り易くはなるものの、スイングの回転半径が小さくなり、十分なヘッドスピードを得ることが難しくなる。従って、ゴルフクラブ1の長さは、好ましくは44.0インチ以上、より好ましくは44.5インチ以上、さらに好ましくは45.0インチ以上が望ましい。他方、ゴルフクラブ1の長さが大きくなると、クラブを振りにくくなるためヘッドスピードが低下するおそれがあるので、好ましくは47.0インチ以下、より好ましくは46.5インチ以下、さらに好ましくは46.0インチ以下が望ましい。
なお、「クラブ長さ」とは、R&G(Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews:全英ゴルフ協会)が定めるゴルフ規則「付属規則II クラブのデザイン」の「1 クラブ」における「1c 長さ」の記載に基づいて測定される。
本実施形態のヘッド2は、例えば、ウッド型であって、ボールを打撃するフェース2aを有する中空のヘッド本体2Aと、該ヘッド本体2Aのヒール側に設けられかつシャフト3の前端3a側が差し込まれて固着される筒状のホーゼル部2Bとを具える。
前記ヘッド2を構成する材料は、特に限定されるものではなく、例えばチタン、チタン合金、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)、ステンレス鋼、マルエージング鋼、軟鉄などを用いることができる。また、単一の材料のみならず、複数種類の材料を組み合わせてヘッド2が作製されてもよい。ヘッド2の重心を下げるために、例えば、ヘッド上面の少なくとも一部がCFRPからなり、ヘッド底面の少なくとも一部がチタン合金製であるヘッドが好適に採用される。
ヘッド2の質量は特に限定されないが、小さすぎると、ヘッド2の運動エネルギーをボールに十分に伝えることができず、ボールスピードを増大させることが難しくなる。従って、ヘッド2の質量は、好ましくは185g以上、より好ましくは192g以上が望ましい。他方、ヘッド2の質量が過度に大きくなると、ゴルフクラブ1が重くなって、振りにくくなるため、好ましくは210g以下、より好ましくは206g以下、さらに好ましくは203g以下が望ましい。
前記グリップ4は特に限定されるものでなく、通常用いられているものを適宜採用することができる。例えば、天然ゴムに、オイル、カーボンブラック、硫黄及び酸化亜鉛を配合して混練した材料を所定形状に成形しかつ加硫することにより得られるものを用いることができる。
また、グリップ4の質量も、当該グリップ4の強度や耐久性を維持しつつクラブ1の振りやすさを維持するために、好ましくは25g以上かつ50g以下で設定されるのが望ましい。
前記シャフト3の前端3aは、前記ヘッド2のホーゼル部2Bに固着される一方、シャフトの後端3b側には、前記グリップ4が外挿されている。即ち、シャフト3の前端3aはヘッド2の内部に、シャフト3の後端3bはグリップ4の内部にそれぞれ位置している。本実施形態のシャフト3は、シャフト後端3bからシャフト前端3aに向かってシャフト径(外径)が徐々に小さくなるテーパー形状であって、断面円形の管状体のものが示されている。
本実施形態のシャフト3の質量Wsは、30〜70gが望ましい。前記質量Wsが小さくなると、必要な長さを確保した場合に薄肉化する傾向があり、曲げ強度などが低下する傾向がある。また、質量Wsが大きくなると、ゴルフクラブ1全体が重くなり、スイングスピードが低下するおそれがある。
シャフト3の全長であるシャフト全長LSは、1050〜1200mmが望ましい。前記全長LSが小さくなると、スイングの回転半径が小さくなり、十分なヘッドスピードを得ることが難しくなる。逆に、シャフト全長LSが、過度に大きくなると、クラブ1の慣性モーメントが大きくなり、十分に振り切れないおそれがある。
次に、本実施形態のシャフト3の構造が説明される。シャフト3は、繊維層と、該繊維層を固める樹脂とを含む繊維強化樹脂材料で構成される。このような繊維強化樹脂材料で製造されたシャフト3は、スチールシャフトに比べて軽量であり、かつ、曲げ剛性の調節などを容易に行い得る。
前記繊維層を構成する繊維は、比重が小さく弾性率と強度が高いものが好ましく、例えば、黒鉛繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、ガラス繊維等が望ましく、とりわけ、炭素繊維が望ましい。
また、前記樹脂は、繊維との接合強度を高める観点より、例えば不飽和ポリエステル系樹脂、フェノール系樹脂、メラミン系樹脂、ユリア系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイミド系樹脂、ケイ素樹脂等が望ましく、とりわけ、エポキシ系樹脂が望ましい。
このような繊維強化樹脂製のシャフト3は、繊維層を未硬化の樹脂に含浸させたプリプレグシートPを材料とし、例えば、公知のシートワインディング製法により、複数枚のプリプレグシートPを巻重ねて形成される。
図2には、本実施形態のシャフト3を構成するプリプレグシートPの展開図(シート構成図)の一例が示される。本実施形態のプリプレグシートPは、図2の上側に位置しているものから順に巻回されてシャフト3を形成する。また、シャフト3は、図2に示される以外のプリプレグシートPをさらに含んで構成されても良い。なお、図2において、左右方向はシャフトの中心軸CL(図1に示す)に平行なシャフト軸方向であり、右側はシャフト前端3a側を、左側はシャフト後端3b側をそれぞれ示し、さらに、各プリプレグシートPのシャフト軸方向における配設位置も示す。
プリプレグシートPは、繊維が実質的に一方向に配向されたUD(ユニディレクション)プリプレグが使用されるが、UDプリプレグ以外のプリプレグ(例えば、補強繊維が編成されたクロスプリプレグシート等)が用いられても良い。
前記繊維層は、シャフト軸方向に対して実質的に0度に配向されたストレート繊維5aの層からなるストレート層5と、シャフト軸方向に対して実質的に90度に傾けられたフープ繊維6aの層からなるフープ層6と、シャフト軸方向に対して傾けられたバイアス繊維7aの層からなるバイアス層7とを含んで構成される。なお、「実質的」とは、完全にシャフト軸方向に対してストレート層5の場合は0度又はフープ層6の場合は90度の角度で配される場合は勿論、製造誤差を考慮して、0±10度又は90±10度の範囲で配されるものを含む。
前記ストレート層5は、シャフト3の曲げ剛性及び曲げ強度との相関が高いため、シャフト3の主要な構成材料となる。
前記フープ層6は、シャフト3のつぶし剛性及びつぶし強度を高めるのに寄与する。「つぶし剛性」及び「つぶし強度」とは、シャフト3をその半径方向内側に向かって押し潰す力に対する剛性及び強度である。また、曲げ変形に連動してつぶし変形が生じるため、つぶし強度は、曲げ強度とも関連し、肉厚の小さい軽量シャフトにおいては、特にこの連動性が大きい。従って、つぶし強度を向上させることにより、曲げ強度を向上させることができる。
前記バイアス層7は、本実施形態では、シャフト前端3aからシャフト後端3b側へのびかつシャフト後端3bに至ることなく終端する後縁8bを有する前端側バイアス層8と、シャフト後端3bからシャフト前端3a側へのびかつシャフト前端3aに至ることなく終端する前縁9tを有する後端側バイアス層9と、シャフト前端3aからシャフト後端3bへ至る全長バイアス層10によって構成される。
そして、本実施形態では、前端側バイアス層8のバイアス繊維の引張弾性率Etは、前記後端側バイアス層9のバイアス繊維の引張弾性率Ebよりも小とする必要がある。これにより、シャフト前端側のねじれ剛性が小さく、かつねじれ強度が大きくなるため、インパクト時の衝撃が吸収され、打球フィーリングが向上する他、耐久性が向上する。また、シャフト後端側のねじれ剛性が大きくなるため、シャフト全体としてのねじれ量が抑制され、スイング中のヘッド軌道が安定することにより打球の方向安定性が向上する。
ここで、前記引張弾性率Ebと引張弾性率Etとの差Eb−Etが小さくなると、上述の作用をバランス良く発揮できないおそれがあり、逆に前記差Eb−Etが大きくなると、シャフト全体としてのねじれ量が抑制できず、打球の方向安定性が悪化するおそれがある。このため、前記差Eb−Etは、好ましくは8t/mm2以上、より好ましくは10t/mm2以上が望ましく、また好ましくは40t/mm2以下、より好ましくは35t/mm2以下が望ましい。
本実施形態の後端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率Ebは、好ましくは30t/mm2以上、より好ましくは35t/mm2以上が望ましく、また好ましくは60t/mm2以下、より好ましくは55t/mm2以下が望ましい。即ち、引張弾性率Ebが大きくなると、ねじれ剛性が過度に大きくなり、打球フィーリングの向上が低減するおそれがある。逆に、引張弾性率Ebが小さくなると、シャフト全体としてのねじれ量が抑制できず、打球の方向安定性の向上が低減するおそれがある。
同様の観点より、前端側バイアス層8のバイアス繊維の引張弾性率Etは、好ましくは20t/mm2以上、より好ましくは25t/mm2以上が望ましく、また好ましくは40t/mm2以下、より好ましくは35t/mm2以下が望ましい。
また、図3及び4に示されるように、前端側バイアス層8の後縁8bと後端側バイアス層9の前縁9tとは、シャフト軸方向において同じ位置(図3に示す)又は前端側バイアス層8と後端側バイアス層9とが重なる位置に設けられる(図4に示す)必要がある。これにより、前端側バイアス層8と後端側バイアス層9とがシャフト3の全長に亘って延びているため、シャフト軸方向においてシャフトのねじり強度が局所的に低下するのを抑制し、耐久性をより向上させることができる。
なお、前端側バイアス層8と後端側バイアス層9とのシャフト軸方向の重なり長Ldが大き過ぎると、その重なり部分でねじれ剛性が過大となり、打球フィーリングの向上が見込めない。このため、前記重なり長Ldは、好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下が望ましい。また、重なり長Ldが0mm未満、つまり前端側バイアス層8と後端側バイアス層9とが重なり合うことなく前記後縁8bと前記前縁9tとが離間した態様では、後縁8bと前縁9tとの間の領域でねじれ強度が低下して耐久性が悪化するおそれがある。
このように前端側バイアス層8と後端側バイアス層9とは、同一層内に存在するのが望ましい。これにより、プリプレグシートPを加熱して硬化させたとき、前端側バイアス層8と、後端側バイアス層9とが強固に接合し、シャフト3全体としてのねじれ剛性が確保され、打球の方向安定性が向上する。なお、前記「同一層内に存在」とは、シャフト径方向において、前端側バイアス層8と後端側バイアス層9との間に他の繊維層が存在しない状態をいうものであって、前端側バイアス層8の後縁8bと後端側バイアス層9の前縁9tとが上述の重なり長Ldの範囲で重なるものを含む。
このような前端側バイアス層8及び後端側バイアス層9からなるバイアス層7は、予め別々に製造された引張弾性率の異なるプリプレグシートを所定の形状に切断し、その後、例えば接着剤を前端側バイアス層8と後端側バイアス層9を貼り合わせる貼合面に塗布して接合することによって形成される。
また、本実施形態では、前端側バイアス層8は、シャフト径方向内側の第1の前端側バイアス層8xと、該第1の前端側バイアス層8xのシャフト径方向で外側に重なる第2の前端側バイアス層8yとを含んで構成され、かつ、第1の前端側バイアス層8xのバイアス繊維7a1と、前記第2の前端側バイアス層8yのバイアス繊維7a2とは、互いにシャフト軸方向に対して逆向きに傾けられている。このような前端側バイアス層8は、シャフト3の異方性を無くすことができるため望ましい。また、このような作用を効果的に発揮させるため、前記バイアス繊維7a1とバイアス繊維7a2とのシャフト軸方向に対する角度の絶対値は、同じであることが望ましい。
同様の観点より、後端側バイアス層9は、第1の後端側バイアス層9xと、該第1の後端側バイアス層9xのシャフト径方向で重なる第2の後端側バイアス層9yとを含んで構成され、かつ、第1の後端側バイアス層9xのバイアス繊維7a3と、前記第2の後端側バイアス層9yのバイアス繊維7a4とは、互いにシャフト軸方向に対して逆向きかつ同じ角度に傾けられている。
また、前端側バイアス層8のバイアス繊維のシャフト軸方向に対する角度θtは、前記後端側バイアス層9のバイアス繊維のシャフト軸方向に対する角度θbよりも大きいのが望ましい。即ち、バイアス繊維のシャフト軸方向に対する角度が大きくなると、ねじれ強度が向上する。このため、前記角度θtを前記角度θbよりも大きくして、インパクト時に衝撃が大きく作用するシャフト前端3a側のねじれ強度を向上させ、シャフト3の耐久性を高める。また、バイアス繊維のシャフト軸方向に対する角度が小さくなると、シャフト3の曲げ剛性が向上する。このため、後端側バイアス層9のバイアス繊維の角度θbを小さくすることで、少なくともシャフト後端3b側において、曲げ剛性を向上させるストレート層5を削減でき、シャフト3の軽量化を図ることができる。
なお、前記角度θtとθbとの差θt−θbは、好ましくは10度以上、より好ましくは15度以上が望ましく、また好ましくは25度以下、より好ましくは20度以下が望ましい。即ち、前記差θt−θbが小さくなると、上述の作用を効果的に発揮させることができないおそれがある。逆に、前記差θt−θbが大きくなるとねじれ剛性が過度に小さくなり、打球の方向安定性が悪化するおそれがある。
上述のように曲げ剛性を向上させるため、後端側バイアス層9の前記角度θbは、好ましくは40度以下、より好ましくは35度以下が望ましい。なお、前記角度θbが過度に小さくなると、シャフト全体のねじれ強度が悪化するおそれがある。このため、前記角度θbは、好ましくは15度以上、より好ましくは25度以上が望ましい。
打球のフィーリングと耐久性とをバランス良く向上させるため、前端側バイアス層8の前記角度θtは、好ましくは35度以上、より好ましくは40度以上が望ましく、また好ましくは55度以下、より好ましくは50度以下が望ましい。
このような前端側バイアス層8の長さLtは、シャフト全長LSの1/10〜4/10の長さで形成されるのが望ましい。即ち、前記長さLtが小さくなると、ねじれ剛性を低減させる効果が発揮されず、インパクト時の打球フィーリングの向上が小さくなるおそれがある。さらに、ねじれ強度を向上させる効果が発揮されない。他方、前記長さLtが大きくなると、後端側バイアス層9による効果が発揮されず、打球の方向安定性の向上が小さくなるおそれがある。このため、前記長さLtは、より好ましくはシャフト全長LSの15%以上、さらに好ましくは20%以上が望ましく、また、より好ましくは35%以下、さらに好ましくは30%以下が望ましい。なお、前端側バイアス層8の長さLtは、前端側バイアス層8の後縁8bがシャフト軸方向に対して傾斜する場合は、シャフト前端3aから最も短い長さとする。
なお、前端側バイアス層8の後縁8b及び後端側バイアス層の前縁9tの長さLeは、50〜100mmが望ましい。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定させることなく、必要に応じて種々の態様に変更しうる。
本発明の効果を確認するために、図1に示されるゴルフクラブが試作され、打球の方向安定性及び打球フィーリングの性能がテストされた。このテストに使用されるシャフトは、実施例1乃至6及び比較例5、6は、図2乃至4に示される展開図をベースに、また、比較例1乃至4のシャフトは、図5に示された展開図をベースに作製された。なお、本テストで使用されるシャフトは、図2及び5に示されるように、バイアス層を除くストレート層及びフープ層が、シャフトの内側から順に第1のストレート層5p1、第1のフープ層6p1、第2のストレート層5p2、第2のフープ層6p2、第3のストレート層5p3及び第4のストレート層5p4で構成される。また、図5に示されるシャフトのバイアス層7は、全て全長バイアス層で構成され、シャフトの内側から、バイアス繊維の配向角が互いに逆向きである2つの第1の全長バイアス層7p1と、バイアス繊維の配向角が互いに逆向きである2つの第2の全長バイアス層7p2とで構成される。なお、ゴルフクラブヘッドは、同一形状かつ同一体積のチタン合金製である。表1には、本テストのバイアス層、ストレート層及びフープ層に用いられるプリプレグシートの性質が示される。
表2に示すパラメータ以外はすべて同一であり、主な共通仕様は次の通りである。
ヘッド質量:190g
ヘッド体積:460cm3
シャフト全長LS:115mm
シャフトの質量:55g
ゴルフクラブの総質量:291g
第1のストレート層5p1:TR350C−125S
第3のストレート層5p3:TR350C−100S
第4のストレート層5p4:MR350C−125S
第1のフープ層6p1:P805S−3
第2のフープ層6p2:P805S−3
表2に示すパラメータ以外はすべて同一であり、主な共通仕様は次の通りである。
ヘッド質量:190g
ヘッド体積:460cm3
シャフト全長LS:115mm
シャフトの質量:55g
ゴルフクラブの総質量:291g
第1のストレート層5p1:TR350C−125S
第3のストレート層5p3:TR350C−100S
第4のストレート層5p4:MR350C−125S
第1のフープ層6p1:P805S−3
第2のフープ層6p2:P805S−3
なお、表2の「トルク」は、図6に示されるように、シャフト3の前端3aが、幅40mmの第1治具M1で回転不能に固定され、この第1治具M1からシャフトの軸の方向に825mmの距離を隔てた位置が、幅50mmの第2治具M2で把持され、この第2治具M2に、13.9kgf ・cmのトルクTrを作用させてシャフト3が捻られ、このトルク作用位置でのシャフトの捻れ角(deg)として表される。従って、トルクが小さいシャフトは、スイング時に捻れ難く、逆にトルクの大きいシャフトは捻れ易い。なお、トルクTrを負荷する角速度は130゜/分以下とし、第1及び第2治具M1、M2はエアチャックであって、それらの把持圧力はそれぞれ2.0kgf/cm2及び1.5kgf/cm2である。
また、「ねじれ強度」は、図7に示されるように、製品安全協会の定める「ゴルフクラブ認定基準」に基づいて、シャフトの両端50mmの長さ部分を固定してトルクを加えてシャフトが破壊したときのトルク(N・m)と回転角度(deg)の積(N・m・deg)で評価された。本明細書においては、1000N・m・deg以上のものが望ましい。
テスト方法は、次の通りである。
テスト方法は、次の通りである。
<打球の方向安定性>
ハンディキャップ5〜15の右打ちゴルファ5名が、各クラブで6球ずつゴルフボールを打球した。打球の方向安定性は、上記5名のゴルファによる官能により評価された。基準は以下の通りである。数値が大きいほど良好である。
5:非常に方向安定性が良い
4:やや方向安定性が良い
3:普通
2:やや方向安定性が悪い
1:方向安定性が悪い
ハンディキャップ5〜15の右打ちゴルファ5名が、各クラブで6球ずつゴルフボールを打球した。打球の方向安定性は、上記5名のゴルファによる官能により評価された。基準は以下の通りである。数値が大きいほど良好である。
5:非常に方向安定性が良い
4:やや方向安定性が良い
3:普通
2:やや方向安定性が悪い
1:方向安定性が悪い
<打球フィーリング>
上記テスト時に感じたフィーリングを以下の5段階で評価した。数値が大きいほうが良好である。
5:非常に良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:非常に悪い
テストの結果などを表2に示す。
上記テスト時に感じたフィーリングを以下の5段階で評価した。数値が大きいほうが良好である。
5:非常に良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:非常に悪い
テストの結果などを表2に示す。
テストの結果、実施例のゴルフクラブは、比較例のゴルフクラブに比して打球フィーリングと打球の方向安定性とがバランス良く向上している。また、前端側バイアス層と後端側バイアス層とを有するバイアス層を除くプリプレグシートの材料を変化させたものを用いて、同様のテストを行ったが、このテスト結果と同じ傾向が示された。
3 ゴルフクラブシャフト
3a シャフト前端
3b シャフト後端
7 バイアス層
8 前端側バイアス層
8b 前端側バイアス層の後縁
9 後端側バイアス層
9t 後端側バイアス層の前縁
3a シャフト前端
3b シャフト後端
7 バイアス層
8 前端側バイアス層
8b 前端側バイアス層の後縁
9 後端側バイアス層
9t 後端側バイアス層の前縁
Claims (11)
- 前端側にゴルフクラブヘッドが装着されかつ後端側にグリップが装着されるゴルフクラブシャフトであって、
繊維層を樹脂で固めた繊維強化樹脂材料で構成され、
前記繊維層は、シャフト軸方向に対して傾けられたバイアス繊維の層からなるバイアス層を含み、
前記バイアス層は、
シャフト前端からシャフト後端側へのびかつシャフト後端に至ることなく終端する後縁を有する前端側バイアス層と、
シャフト後端からシャフト前端側へのびかつシャフト前端に至ることなく終端する前縁を有する後端側バイアス層とを含み、
前記前端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率は、前記後端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率よりも小であり、
しかも、前記前端側バイアス層の後縁と前記後端側バイアス層の前縁とは、シャフト軸方向において同じ位置、又は、前記前端側バイアス層と前記後端側バイアス層とが重なる位置に設けられることを特徴とするゴルフクラブシャフト。 - 前記前端側バイアス層は、第1の前端側バイアス層と、該第1の前端側バイアス層のシャフト径方向で重なる第2の前端側バイアス層とを含み、
前記第1の前端側バイアス層のバイアス繊維と、前記第2の前端側バイアス層のバイアス繊維とは、互いに逆向きに傾けられている請求項1記載のゴルフクラブシャフト。 - シャフト前端に向かってシャフト径が小さくなるテーパー形状である請求項1又は2に記載のゴルフクラブシャフト。
- 前記バイアス層は、前記前端側バイアス層と、前記後端側バイアス層とが、同一層内に存在する請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブシャフト。
- 前記後端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率が、30〜60t/mm2である請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブシャフト。
- 前記前端側バイアス層のバイアス繊維の引張弾性率が、20〜40t/mm2である請求項1乃至5のいずれかに記載のゴルフクラブシャフト。
- 前記前端側バイアス層は、シャフト全長の1/10〜4/10の長さを有する請求項1乃至6のいずれかに記載のゴルフクラブシャフト。
- 前記前端側バイアス層のバイアス繊維のシャフト軸方向に対する角度θtは、前記後端側バイアス層のバイアス繊維のシャフト軸方向に対する角度θbよりも大きい請求項1乃至7のいずれかに記載のゴルフクラブシャフト。
- 前記後端側バイアス層のバイアス繊維のシャフト軸方向に対する角度θbが、40度以下である請求項1乃至8のいずれかに記載のゴルフクラブシャフト。
- 前記前端側バイアス層と前記後端側バイアス層とは、シャフト軸方向において、10mm以下の長さで重なる請求項1乃至9のいずれかに記載のゴルフクラブシャフト。
- 請求項1乃至10のいずれかに記載されたゴルフクラブシャフトと、その前端側に装着されたゴルフクラブヘッドとを含むことを特徴とするゴルフクラブ。
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- 2012-12-17 US US13/717,358 patent/US8915796B2/en active Active
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