JP2013136361A - ドアロック装置のバスバー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料屑の発生を抑えて歩留まりを向上させることが可能なドアロック装置のバスバー構造の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のドアロック装置のバスバー構造は、展開状態で、第1バスバー51が基端部51Wから先端寄り位置のネック部51Yまでの間で折り返すように曲折して延びると共に、展開状態のコネクタ側タブ51Bである第1バスバー51の先端部51Zがネック部51Yから基端部51W側に屈曲しており、第2バスバー52は、展開状態で、基端部52Wから先端寄り位置のネック部52Yまでが、第1バスバー51より大きな曲折形状をなして第1バスバー51の外側で並行して延びかつ先端部52Zがネック部52Yから先方に延長されて第1バスバー51の先端部51Zと直交する方向に延びている。
【選択図】図7

Description

本発明は、ドアロック装置のバスバー構造に関する。
従来より、モータやスイッチ等の電気機器とコネクタハウジングとの間で並行して延びた第1バスバーと第2バスバーとを備えたドアロック装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−84951号公報(第2図)
ところで、上述した第1バスバー及び第2バスバーは、展開形状で1枚の金属板から打ち抜かれ、それら第1バスバーと第2バスバーの端部から舌片状をなしたタブが直角に曲げ起こされているが、展開形状のレイアウトによっては材料屑が大量に発生し、歩留まりが悪くなるという問題があった。具体的には、例えば、図14の実線で示すように、第1タブAと第2タブBとが平行に対向する位置に配置された第1バスバー1及び第2バスバー2を1枚の金属板から打ち抜く場合、展開状態の第1タブAである第1バスバーの先端部aと、展開状態の第2タブBである第2バスバーの先端部bとが互いに重ならないようにするために、従来の展開形状は、同図の二点鎖線で示したように、第1バスバーの先端部aと第2バスバーの先端部bとを互いに相反する方向に延ばしたレイアウトになっていた。しかしながら、このような展開形状では、第2のバスバーの先端部bの両側(同図の斜線部分)で大量の材料屑が発生し、歩留まりが悪いという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、材料屑の発生を抑えて歩留まりを向上させることが可能なドアロック装置のバスバー構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るドアロック装置のバスバー構造は、ドアロック装置の内部に備えた回路設置面に敷設されて、電気機器とコネクタハウジングとの間を並行しかつ曲折して延びた第1バスバー及び第2バスバーを備え、それら第1バスバー及び第2バスバーの基端部が電気機器に接続される一方、先端部が回路設置面から起立しコネクタハウジング内で対向した第1舌片及び第2舌片になったドアロック装置のバスバー構造において、第1バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までの間で折り返される態様に曲折して延びると共に、先端部がネック部から基端部側に屈曲した構造をなし、第1舌片は、第1バスバーの先端部をネック部から曲げ起こしてなり、第2バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までが、第1バスバーより大きな曲折形状をなして第1バスバーの外側で並行して延びると共に、先端部が、ネック部から先方に延長されて第1バスバーの先端部と直交する方向に延びた構造をなし、第2舌片は、第2バスバーの先端部を曲げ起こしてかつその屈曲部寄り位置を第1舌片に対向するように捻ってなるところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のドアロック装置のバスバー構造において、回路設置面のうち第1バスバーを挟んで第2バスバーと反対側に敷設されて、電気機器とコネクタハウジングとの間に延び、基端部が電気機器に接続される一方、先端部が回路設置面から起立しコネクタハウジング内で第1舌片及び第2舌片と並行に延びた第3舌片を構成する第3バスバーが備えられ、第3バスバーは、展開状態で、基端部が第1バスバーの基端部と並行して延びかつ中間部が、第1バスバーと反対側に膨らむように曲折して延びかつ先端寄り位置のネック部が、第1バスバーのネック部の延長線上に延びると共に、先端部がネック部から基端部側に屈曲して第1バスバーの先端部と並行して延びた構造をなし、第3舌片は、第3バスバーの先端部をネック部から曲げ起こしてなり、第2バスバーの先端部の一部が、展開状態で、第3バスバーのネック部の横隣に配置されるように構成したところに特徴を有する。
請求項3の発明に係るドアロック装置のバスバー構造は、ドアロック装置の内部に備えた回路設置面に敷設されて、電気機器とコネクタハウジングとの間を並行しかつ曲折して延びた第1バスバー及び第2バスバーを備え、それら第1バスバー及び第2バスバーの基端部が電気機器に接続される一方、先端部が回路設置面から起立しコネクタハウジング内で対向した第1舌片及び第2舌片になったドアロック装置のバスバー構造において、第1バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までの間で折り返される態様に曲折して延びると共に、先端部がネック部から基端部側に屈曲した構造をなし、第1舌片は、第1バスバーの先端部をネック部から曲げ起こしてなり、第2バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までが、第1バスバーより大きな曲折形状をなして第1バスバーの外側で並行して延びかつネック部が第1バスバーのネック部より先方に延びると共に、先端部がネック部から基端部側に屈曲して第1バスバーの先端部と並行して延びた構造をなし、第2舌片は、第2バスバーの先端部をネック部から曲げ起こしてなると共に、第2バスバーのネック部をクランク状又は波形状に屈曲して第1舌片と対向する位置に配置されたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のドアロック装置のバスバー構造において、回路設置面のうち第1バスバーを挟んで第2バスバーと反対側に敷設されて、電気機器とコネクタハウジングとの間に延び、基端部が電気機器に接続される一方、先端部が回路設置面から起立しコネクタハウジング内で第1舌片及び第2舌片と並行に延びた第3舌片を構成する第3バスバーが備えられ、第3バスバーは、展開状態で、基端部が第1バスバーの基端部と並行して延びかつ中間部が、第1バスバーと反対側に膨らむように曲折して延びかつ先端寄り位置のネック部が、第1バスバーのネック部の延長線上に延びると共に、先端部がネック部から基端部側に屈曲して第1バスバーの先端部と並行して延びた構造をなし、第3舌片は、第3バスバーの先端部をネック部から曲げ起こしてなり、第2バスバーの先端部は、展開状態で、第1バスバーの先端部と第3バスバーの先端部との間に配置されるように構成したところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載のドアロック装置のバスバー構造において、第1バスバー及び第2バスバーにおける基端部からネック部まで間の任意の位置に設けられて、第1バスバー及び第2バスバーとの間に延びて、その一端部又は中間部が切断された切断連絡部を備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の発明によれば、第1バスバーと第2バスバーとを1枚の金属板から打ち抜きかつ、打ち抜かれた展開状態の第1バスバー及び第2バスバーの各先端部を曲げ起こして形成された第1舌片及び第2舌片が対向するように配置するための展開形状を、従来よりもコンパクトに纏めることができる。
詳細には、第1バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までの間で折り返される態様に曲折して延びると共に、展開状態の第1舌片である第1バスバーの先端部がネック部から基端部側に屈曲した構造をなしている。これに対し、第2バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までが、第1バスバーより大きな曲折形状をなして第1バスバーの外側で並行して延びると共に、展開状態の第2舌片である第2バスバーの先端部が、ネック部から先方に延長されて第1バスバーの先端部と直交する方向に延びている。そして、第2バスバーの先端部を曲げ起こしてかつその屈曲部寄り位置を捻ることで、第2舌片の先端寄り部分が第1舌片と対向する。
つまり、第1舌片を構成する第1バスバーの先端部と、第2舌片を構成する第2バスバーの先端部とが相反する方向に延ばされた従来の展開形状に比べて、本発明のバスバー構造は展開形状をコンパクトに纏めることができ、従来は材料屑となっていた部分で第2舌片を形成することができるから、材料屑の発生量を従来よりも抑えて、歩留まりを向上させることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、第1バスバーと第2バスバーと第3バスバーとを1枚の金属板から打ち抜きかつ、打ち抜かれた展開状態の第1バスバー及び第2バスバーの各先端部を曲げ起こして形成された第1舌片及び第2舌片が対向するように配置するための展開形状を、従来よりもコンパクトに纏めることができる。詳細には、展開状態の第1舌片である第1バスバーの先端部と、展開状態の第3舌片である第3バスバーの先端部とが、互いに反対側に膨らむように曲折した第1バスバーの中間部と第3バスバーの中間部との間に配置され、展開状態の第2舌片である第2バスバーの先端部の一部が、第3バスバーのネック部の横隣に配置されるようになっているから、展開形状を従来よりもコンパクトに纏めることができ、従来は材料屑となっていた第2バスバーのネック部の延長線上部分で第2舌片を形成することができるから、歩留まりを向上させることができる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、第1バスバーと第2バスバーとを1枚の金属板から打ち抜きかつ、打ち抜かれた展開状態の第1バスバー及び第2バスバーの各先端部を曲げ起こして形成された第1舌片及び第2舌片が対向するように配置するための展開形状を、従来よりもコンパクトに纏めることができる。
詳細には、第1バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までの間で折り返される態様に曲折して延びると共に、展開状態の第1舌片である第1バスバーの先端部がネック部から基端部側に屈曲した構造をなしている。これに対し、第2バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までが、第1バスバーより大きな曲折形状をなして第1バスバーの外側で並行して延びかつネック部が第1バスバーのネック部より先方に延びており、展開状態の第2舌片である第2バスバーの先端部がネック部から基端部側に屈曲して第1バスバーの先端部と並行して延びている。そして、第2バスバーの先端部をネック部から曲げ起こしかつ、第2バスバーのネック部をクランク状又は波形状に屈曲させることで第2舌片の位置がずらされて、第1舌片と対向する位置に配置される。
つまり、第1舌片を構成する第1バスバーの先端部と、第2舌片を構成する第2バスバーの先端部とが相反する方向に延ばされた従来の展開形状に比べて、本発明のバスバー構造は展開形状をコンパクトに纏めることができ、従来は材料屑となっていた部分で第2舌片を形成することができるから、材料屑の発生量を従来よりも抑えて、歩留まりを向上させることができる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、第1バスバーと第2バスバーと第3バスバーとを1枚の金属板から打ち抜きかつ、打ち抜かれた展開状態の第1バスバー及び第2バスバーの各先端部を曲げ起こして形成された第1舌片及び第2舌片が対向するように配置するための展開形状を、従来よりもコンパクトに纏めることができる。詳細には、展開状態の第1舌片である第1バスバーの先端部と、展開状態の第2舌片である第2バスバーの先端部と、展開状態の第3舌片である第3バスバーの先端部とが、互いに反対側に膨らむように湾曲した第1バスバーの中間部と第3バスバーの中間部との間に配置されるから、展開形状を従来よりもコンパクトに纏めることができ、従来は材料屑となっていた第1バスバーの先端部と第3バスバーの先端部との間の部分で第2舌片を形成することができるから、歩留まりを向上させることができる。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、第1バスバーと第2バスバーとを1枚の金属板から打ち抜いた時点で切断連絡部がこれらを連結しているので、打ち抜いた直後に第1バスバーと第2バスバーとがバラバラにならずに済み、その後の舌片の曲げ起こしや回路設置面への敷設時における取扱いや作業性が向上する。また、第1バスバーと第2バスバーとは最終的に切り離す必要があるが、その場合も、切断連絡部をその両端部で切断するのではなく、切断連結部の一端部又は中間部が切断されるだけであるから、切断連絡部の切断に伴う新たな材料屑の発生を回避することができる。
本発明の第1実施形態に係るバスバー回路を備えたドアロック装置の平面図 ドアロック装置の斜視図 アンラッチ状態のドアロック装置の側面図 ラッチ状態のドアロック装置の側面図 ドアロック装置の正断面図 ドアロック装置のバスバー近傍部分の正面図 スイッチ用バスバー回路の展開図 第1バスバー及び第2バスバーから起立したコネクタ側タブの斜視図 (A)コネクタ側タブを曲げ起こした状態の斜視図、(B)コネクタ側タブを捻って完成形態にしたときの斜視図 (A)タイバーを切断する前の断面図、(B)タイバーが切断された状態の断面図 第2実施形態に係るスイッチ用バスバー回路の展開図 第1バスバー及び第2バスバーから起立したコネクタ側タブの斜視図 (A)コネクタ側タブを曲げ起こした状態の斜視図、(B)屈曲部を形成して完成形態にしたときの斜視図 従来のバスバー構造の展開図
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1には、本発明を適用したドアロック装置100を車両のドア90に組み付けた状態が示されている。ドア90は、板金のプレス部品で外殻壁91(インナーパネル及びアウターパネル)が構成され、ドア90の車内側に配置されるドア内側壁91Aと、ドア90の回動中心とは反対側のドア端部壁91Bとの角部内側に、ドアロック装置100が固定されている。
ドアロック装置100は、ドア内側壁91Aとドア端部壁91Bとの角部内側に沿うように略直角に屈曲しており、その外面のうち、屈曲部より一方側の第1外側面100Aがドア内側壁91Aに内面から宛がわれ、屈曲部を挟んで第1外側面100Aとは反対側の第2外側面100Bがドア端部壁91Bに内面から宛がわれている。ドアロック装置100と、ドア90のドア内側壁91A及びドア端部壁91Bとの間には、帯状の防水シール部材80が押し潰された状態で挟まれている(図2では省略)。
ドアロック装置100は、第1外側面100A及び第2外側面100Bを有したL字形のボディ101に、ドア枠92に備えられたストライカ93と係合することによってドア90を閉止状態を保持するラッチ機構と、ドア90の車内面及び車外面に備えた図示しないドアハンドルの操作力をラッチ機構に伝達するための動力伝達機構と、動力伝達機構における動力の伝達経路を途中で切り離して操作力がラッチ機構に伝達されないようにした「ロック状態」と、操作力がラッチ機構に伝達されるようにした「アンロック状態」とに切り替えるためのロック切替機構とを内蔵した構成となっている。
ラッチ機構の基本構造は、従来のドアロック装置に備えられたものと同様である。ラッチ機構は図3及び図4に示されており、ラッチ13、ラチェット14(「ポール」と呼ばれることもある)等で構成されている。ラッチ13は、ドアロック装置100の第2外側面100Bに開放したストライカ受容溝70(図2参照)より上側に配置されたラッチ回動軸13Jを中心にして第2外側面100Bと平行な面内で回動する。ラッチ13は、ドア90を開けた状態で、図3に示すアンラッチ位置に位置決めされている。そして、ドア90を閉めた際には、図3から図4への変化に示すように、ラッチ13は、ストライカ受容溝70内に進入したストライカ93に押されて回動しながらストライカ93をストライカ受容部13Cに受容し、図4に示すフルラッチ位置に至る。
ラチェット14は、図4に示すようにラッチ13をフルラッチ位置(ストライカ93と噛み合った位置)に保持するためのものであり、ストライカ受容溝70より下方位置に配置されたラチェット回動軸14Jを中心にしてラッチ13と同じ面内(第2外側面100Bと平行な面内)で回動する。通常、ラチェット14は、その斜め下方に配置されたトーションコイルバネ14Sの付勢力でストッパ11に押し付けられた原点位置(図3及び図4に示す位置に位置決めされている。この原点位置では、ラチェット14からラッチ13側に突出した係合部14Aとラッチ13とが干渉可能となり、ラッチ13がフルラッチ位置に配置されると、ラチェット14(係合部14A)とラッチ13とが干渉してラッチ13がフルラッチ位置に保持される。
一方、ラチェット14が原点位置から図4における時計回りに回動して、同図の二点鎖線で示したリリース位置に至ると、ラチェット14(係合部14A)とラッチ13とが干渉しなくなる。従って、ラッチ13をフルラッチ位置に保持した状態からラチェット14がリリース位置に至ると、ラッチ13はフルラッチ位置からアンラッチ位置に向かって回動可能になる。即ち、ストライカ93との噛み合いを解除してドア90を開けることが可能になる。
動力伝達機構の基本構造は、従来のドアロック装置に備えられたものと同様である。具体的には、ドア90の車内面に設けられたインサイドドアハンドル(図示せず)の操作により回動するインサイドオープンレバー20(図5参照)、ドア90の車外面に設けられたアウトサイドドアハンドル(図示せず)の操作により回動するアウトサイドオープンレバー17(図2参照)等によって動力伝達機構が構成されている。
図5に示すように、インサイドオープンレバー20は、ドアロック装置100の下端寄り位置に配置されたインサイドオープンレバー回動軸20Jを中心にして第1外側面100Aと平行な面内で回動する。インサイドオープンレバー20とインサイドドアハンドルとの間は、図示しないワイヤーによって連結されている。図2に示すように、アウトサイドオープンレバー17は、ドアロック装置100の下寄り位置に配置されたアウトサイドオープンレバー回動軸17Jを中心にして第2外側面100Bと平行な面内で回動する。アウトサイドオープンレバー17とアウトサイドドアハンドルとの間は、図示しないロッドによって連結されている。
ロック切替機構の基本構造も、従来のドアロック装置に備えられたものと同様である。ロック切替機構は、図5に示されており、ドア90に設けられた図示しないドアロック操作部(ドアロックノブ及びキーシリンダ)の操作により回動するアクティブレバー25、車内の集中ロックや無線キー(図示せず)の操作によってアクティブレバー25を回動させる為のモータ22等を備えている。
アクティブレバー25は、ドアロック装置100の下端寄り位置に配置されたアクティブレバー回動軸25Jを中心にして第1外側面100Aと平行な面内で回動し、図5に示す「アンロック位置」と、そのアンロック位置から同図の反時計回り方向に回動した「ロック位置」とに変位する。アクティブレバー25とドア90の車内面に備えたドアロックノブとの間は図示しないワイヤーによって連結されており、アクティブレバー25とドア90の車外面に備えたキーシリンダとの間はリンク機構30によって連結されている。
図5に示すように、モータ22はアクティブレバー25の上方に配置され、モータ22から斜め下方に延びた回転出力軸にウォームギヤ23が固定されている。また、ウォームギヤ23に噛合するウォームホイール24が、ホイール回転軸24Jを中心にして第1外側面100Aと平行な面内で回転する。そのウォームホイール24の回転に従動してアクティブレバー25がロック位置とアンロック位置との間で回動する。
ドアロック装置100のボディ101には、上記したラッチ機構等の他に、有底角筒状のコネクタハウジング28、アクティブレバー25の位置を検出するためポジションスイッチ26、ポジションスイッチ26とコネクタハウジング28との間で延びたスイッチ用バスバー回路50、モータ22とコネクタハウジング28との間で延びたモータ用バスバー回路60等が組み付けられている。モータ22と同様に、コネクタハウジング28及びポジションスイッチ26もアクティブレバー25の上方に配置されており、モータ22を挟んだ両側にコネクタハウジング28とポジションスイッチ26とが配置されている。コネクタハウジング28はボディ101の外側に露出しており(図2参照)、そのコネクタハウジング28にドアロック装置100の外部から図示しないケーブルが接続可能となっている。そして、モータ用バスバー回路60を介してモータ22に対する給電が行われると共に、スイッチ用バスバー回路50を介してポジションスイッチ26による検出信号が図示しない車載制御装置に取得される。
モータ用バスバー回路60は、モータ22とコネクタハウジング28との間で曲折しながら延びた1対のバスバー61,61から構成されている。モータ用バスバー回路60は、導電性の金属板から打ち抜かれた展開状態のバスバー61,61の端部を直角に曲げ起こして接続端子であるタブを形成したものである。
1対の各バスバー61,61の基端部を起立させたモータ側タブ61A,61Aは、互いに平行な異なる2つの平面内にそれぞれ配置されており、モータ22の側面(図6における紙面裏側)に形成された端子孔(図示せず)に差し込まれている。これに対し、1対のバスバー61,61の先端部を起立させたコネクタ側タブ61B,61Bは、同一の平面内に揃えて配置され、コネクタハウジング28の底壁を貫通してコネクタハウジング28内で起立している。
また、1対のバスバー61,61の所定位置にはピン孔61C,61Cが貫通形成されている。これに対し、ボディ101の内面のうち、モータ用バスバー回路60が敷設される回路設置面101Fにはピン101P,101Pが突出形成されており、そのピン101P,101Pとピン孔61C,61Cとが凹凸嵌合している(図6参照)。なお、ボディ101の内面のうち回路設置面101Fとの対向面からは、回路設置面101Fに向かってバスバー押さえ部(図示せず)が突出しており、そのバスバー押さえ部によってバスバー61,61の中間部が回路設置面101Fに押さえつけられている。
スイッチ用バスバー回路50は、ポジションスイッチ26とコネクタハウジング28との間で曲折しながら延びた3つのバスバー51,52,53から構成されている。スイッチ用バスバー回路50は、モータ用バスバー回路60と同様に、導電性の金属板から打ち抜かれた展開状態のバスバー51,52,53の両端部をそれぞれ直角に曲げ起こして接続端子としてのタブを形成したものである。
図7には、各タブを曲げ起こした完成形態のスイッチ用バスバー回路50の平面形状が実線で示されており、展開状態(曲げ起こす前)の各タブが二点鎖線で示されている。同図に示すように、3つのバスバー51,52,53の基端部51W,52W,53Wから起立したスイッチ側タブ51A,52A,53Aは、同一平面内に揃えて配置されており、ボディ101の回路設置面101Fから起立してポジションスイッチ26に備えた3つの端子孔26A,26A,26A(図6参照)にそれぞれ差し込まれている(図6参照)。これに対し、3つのバスバー51,52,53の先端部51Z,52Z,53Zを起立させたコネクタ側タブ51B,52B,53Bは、ボディ101の回路設置面101Fから起立し、コネクタハウジング28の底壁を貫通してコネクタハウジング28内で起立している。つまり、コネクタハウジング28と、その内側で起立した複数のコネクタ側タブ51B,52B,53B,61B,61Bとでコネクタが構成されている。
スイッチ用バスバー回路50に備えたコネクタ側タブ51B,52B,53Bの側面からは係止突片51C,52C,53Cが突出しており(図7及び図8参照。なお、図8には2つのコネクタ側タブ51B,52Bのみが示されている)、それら係止突片51C,52C,53Cがコネクタハウジング28の底壁に突き当たることで、コネクタハウジング28内におけるコネクタ側タブ51B,52B,53Bの突出量が一定に揃えられている。以下、3つのバスバー51,52,53を区別する際には、「第1バスバー51」、「第2バスバー52」、「第3バスバー53」という。
スイッチ用バスバー回路50を構成する第1バスバー51、第2バスバー52及び第3バスバー53は、モータ用バスバー回路60と重ならないように、ポジションスイッチ26とコネクタハウジング28との間でモータ用バスバー回路60の外側を迂回した回路パターンとなっている。具体的には、スイッチ用バスバー回路50の中央部には、第1バスバー51と第3バスバー53とで囲まれた中央スペースSP(図6参照)が形成され、その中央スペースSPにモータ用バスバー回路60が配置可能となっている。
図7に示すように、展開状態の第1バスバー51は、基端部51Wから先端寄り位置のネック部51Yまでの間で折り返すように曲折して延びる(具体的には、ネック部51Yに至るまでの複数箇所で屈曲した略J字状をなす)と共に、先端部51Zがネック部51Yから基端部51W側に屈曲した(具体的には、略V字形に折り返した)構造をなしている。そして、コネクタ側タブ51B(本発明の「第1舌片」に相当する)は、展開状態における第1バスバー51の先端部51Zを、その軸方向と直交する折曲線でネック部51Yから直角に曲げ起こして形成されている。
第2バスバー52は、展開状態で、基端部52Wから先端寄り位置のネック部52Yまでが、第1バスバー51より大きな曲折形状をなして第1バスバー51の外側で並行して延びると共に、先端部52Zが、ネック部52Yから先方に延長されて第1バスバー51の先端部51Zと直交する方向に延びている。そして、コネクタ側タブ52B(本発明の「第2舌片」に相当する)は、展開状態における第2バスバー52の先端部52Zを、その軸方向と直交する折曲線で直角に曲げ起こし、さらに、係止突片52Cよりも屈曲部寄りの位置を90度捻って形成されている(図8参照)。即ち、コネクタ側タブ52Bのうち、捻れ部52Tより基端側(ネック部52Y側)は、第1バスバー51に備えたコネクタ側タブ51Bに対して直角になっており、捻れ部52Tより先端側はコネクタ側タブ51Bと平行に対向している。
第3バスバー53は、展開状態で、基端部53Wが第1バスバー51の基端部51Wと並行して延びかつ中間部53Xが、第1バスバー51の中間部51Xとは反対側に膨らむように曲折して延びている。また、第3バスバー53は、先端寄り位置のネック部53Yで略U字形に折り返されている。詳細には、第3バスバー53のうち、先端寄り位置のネック部53Yは、中間部53Xから第1バスバー51のネック部51Yに向かってその延長線上に延びると共に、第3バスバー53の先端部53Zが、ネック部53Yから基端部53W側に屈曲して第1バスバー51の先端部51Zと並行して延びている。また、第3バスバー53のネック部53Yの横隣には、展開状態における第2バスバー52の先端部52Zの一部が配置されている。そして、コネクタ側タブ53B(本発明の「第3舌片」に相当する)は、展開状態における第3バスバー53の先端部53Zを、第1バスバー51と共通の折曲線でネック部53Yから直角に曲げ起こして形成されている。
第1バスバー51と第2バスバー52の中間部51X,52Xの任意の位置には、ピン孔51D,52Dが貫通形成されており、ボディ101の回路設置面101Fから起立したピン101P,101Pが、これらピン孔51D,52Dに突入している(図6参照)。なお、ボディ101のうち回路設置面101Fとの対向面から突出したバスバー押さえ部(図示せず)が、第1バスバー51、第2バスバー52及び第3バスバー53の各中間部51X,52X,53Xを回路設置面101Fに押さえつけている。
図6に示すように、第1バスバー51に備えたコネクタ側タブ51Bと、第3バスバー53に備えたコネクタ側タブ53Bと、モータ用バスバー回路60に備えたコネクタ側タブ61B,61Bは、コネクタハウジング28内において、同一平面内で横並びに配置されている(図6参照)。また、第1バスバー51に備えたコネクタ側タブ51Bと、第2バスバー52に備えたコネクタ側タブ52Bとが、コネクタハウジング28内で、互いに平行に対向配置されている。
本実施形態の構成の説明は以上である。上記構造を備えたスイッチ用バスバー回路50を製造する場合には、まず、図7に示した展開形状に沿って金属板Mを打ち抜く。ここで、打ち抜いた直後にスイッチ用バスバー回路50を構成する第1バスバー51,第2バスバー52及び第3バスバー53がバラバラにならないように、展開形状には予め、第1バスバー51と第2バスバー52との間及び第1バスバー51と第3バスバー53との間をそれぞれ連結したタイバー55,55を設けておく。タイバー55,55は、第1バスバー51及び第2バスバー52の基端部51W,52Wからネック部51Y,52Yまでの間の任意の位置と、第1バスバー51及び第3バスバー53の基端部51W,53Wからネック部51Y,53Yまでの間の任意の位置に設ければよい。
次に、金属板Mから打ち抜かれた展開状態の第1バスバー51,第2バスバー52及び第3バスバー53の基端部51W,52W,53W及び先端部51Z,52Z,53Zをそれぞれ所定の折曲線で直角に曲げ起こして、タブ51A,51B,52A,52B,53A,53Bを形成する(図9(A)参照)。また、第2バスバー52のコネクタ側タブ52Bについては、その基端部(ネック部52Y側部分)を固定した状態で先端側を時計回り又は反時計回りに90度捻る(図9(B)参照)。これにより、コネクタ側タブ51B,52Bのうちコネクタハウジング28内で起立する部分が互いに平行に対向する。
次いで、スイッチ用バスバー回路50を、ボディ101の回路設置面101Fに敷設する。このとき、回路設置面101Fから突出したピン101P,101Pと、第1バスバー51と第2バスバー52とに形成されたピン孔51D,52Dを凹凸嵌合させる。ここまで、第1バスバー51,第2バスバー52及び第3バスバー53は、一部品として扱うことができるから、タブ51A,51B,52A,52B,53A,53Bの曲げ起こしや回路設置面101Fへの敷設時の取扱や作業性がよい。
スイッチ用バスバー回路50を回路設置面101Fに敷設したら、タイバー55,55に切断ツールT1を押し付けてタイバー55,55を切断し(図10参照)、第1バスバー51,第2バスバー52及び第3バスバー53をそれぞれ電気的に絶縁状態にする。このとき、タイバー55,55は、その両端部で切断されるのではなく、一端部で切断されるだけであるから、切断後も一方のバスバーに繋がったままである。従って、タイバー55,55の切断によって新たな材料屑が発生することが無く、その回収作業も省略することができる。また、一方のバスバーに繋がったまま切断されたタイバー55,55は、切断ツールT1の押し付けによって塑性変形し、ボディ101の回路設置面101Fに陥没形成されたタイバー受容部101Gに収容される。これにより、切断後、残されたままのタイバー55,55による短絡を防止することができる。なお、タイバー55,55は、本発明の「切断連絡部」に相当する。
このように本実施形態によれば、第1バスバー51は、展開状態で、基端部51Wから先端寄り位置のネック部51Yまでが折り返されるように曲折して延びると共に、展開状態のコネクタ側タブ51Bである第1バスバー51の先端部51Zがネック部51Yから基端部51W側に屈曲した構造をなしている。これに対し、第2バスバー52は、展開状態で、基端部52Wから先端寄り位置のネック部52Yまでが、第1バスバー51より大きな曲折形状をなして第1バスバー51の外側で並行して延びかつ、先端部52Zがネック部52Yから先方に延長されて第1バスバー51の先端部51Zと直交する方向に延びている。さらに、第3バスバー53は、その中間部53Xで第1バスバー51の中間部51Xとは反対側に膨らむように湾曲して延びており、展開状態において、第1バスバー51の先端部51Zと、第3バスバー53の先端部53Zとが、第1バスバー51の中間部52Xと第3バスバー53の中間部53Xとの間に配置される一方、第2バスバー52の先端部52Zが、第1バスバー51のネック部51Y及び第3バスバー53のネック部53Yの横隣に配置されている。そして、第2バスバー52の先端部52Zを直角に曲げ起こしてかつその屈曲部寄り位置を90度捻ることで、コネクタ側タブ52Bの先端寄り部分が、第1バスバー51のコネクタ側タブ51Bと平行に対向するように配置される。
以上のような構成にしたことで、第1バスバー51と第2バスバー52と第3バスバー53とを1枚の金属板Mから打ち抜きかつ、打ち抜かれた展開状態の第1バスバー51及び第2バスバー52の両先端部51Z,52Zを曲げ起こして形成されたコネクタ側タブ51B,52B同士が平行に対向するように配置するための展開形状を、従来(図14参照)よりもコンパクトに纏めることができ、従来は材料屑となっていた部分(第2バスバーのネック部52Yの延長線上部分)で、コネクタ側タブ52Bを形成することができるから、材料屑の発生量を減らして歩留まりを向上させることができる。
なお、上記実施形態では、展開形状において第2バスバー52の先端部52Zから外側(第1バスバー51及び第3バスバー53の各先端部51Z,53Zと逆側)に係止突片52Cが突出するようにレイアウトされていたが、係止突片52Cが内側(各先端部51Z,53Zと同じ側)に突出するようにレイアウトしてもよい。こうすると、完成形態のスイッチ用バスバー回路50を各タブの起立方向から見たときの平面形状(図7の実線で示した形状)に外接する最小の長方形の中に、スイッチ用バスバー回路50の展開形状を収めることができ、さらなる歩留まりの向上を図ることができる。
[第2実施形態]
本実施形態は、スイッチ用バスバー回路50における第2バスバー52の展開形状が上記第1実施形態とは異なる。その他の構成は、上記第1実施形態と同じ構成であるので同一の構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。以下、図11〜図13に基づいて本実施形態を説明する。なお、図11には、各タブを曲げ起こした完成状態のスイッチ用バスバー回路50の平面形状が実線で示されており、展開状態(曲げ起こす前)の各タブが二点鎖線で示されている。
図11に示すように、展開状態の第2バスバー52は、基端部52Wから先端寄り位置のネック部52Yまでが、第1バスバー51より大きな曲折形状をなして第1バスバー51の外側で並行して延びかつ、ネック部51Yで角U字形に折り返されている。詳細には、ネック部52Yが第1バスバー51のネック部51Yより先方に延びると共に、先端部52Zがネック部52Yから基端部52W側に直角に屈曲して第1バスバー51の先端部51Zと並行して延びた構造をなしている。
コネクタ側タブ52Bは、展開状態の第2バスバー52の先端部52Zをネック部52Yから直角に曲げ起こしてなり(図13(A)参照)、さらに、第2バスバー52のネック部52Yをクランク状(門形状)に曲げて屈曲部52Kを形成することで、コネクタ側タブ52Bの位置がネック部52Yの延在方向でずらされて、コネクタ側タブ51Bと平行に対向する位置に配置されている(図12及び図13(B)参照)。
本実施形態によれば、第1バスバー51と第2バスバー52と第3バスバー53とを1枚の金属板Mから打ち抜きかつ、打ち抜かれた展開状態の第1バスバー51及び第2バスバー52の先端部51Z,52Zを曲げ起こして形成されたコネクタ側タブ51B,52B同士が平行に対向するように配置するための展開形状を、従来(図14参照)よりもコンパクトに纏めることができる。詳細には、展開状態で第1バスバー51の先端部51Zと、第2バスバー52の先端部52Zと、第3バスバー53の先端部53Zとが、第1バスバー51の中間部51Xと第3バスバー53の中間部53Xとの間に配置されるから、展開形状を、従来(図14参照)よりもコンパクトに纏めることができ、従来は材料屑となっていた部分(展開状態における第1バスバー51の先端部51Zと第3バスバー53の先端部53Zとの間の部分)で、コネクタ側タブ52Bを形成することができるから、材料屑の発生量を減らして歩留まりを向上させることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ポジジョンスイッチ26とコネクタハウジング28との間で延びたスイッチ用バスバー回路50に、本発明を適用したていたが、ポジションスイッチ26以外の他の電気機器とコネクタハウジングとの間で延びた複数のバスバーを有するバスバー回路に、本発明のバスバー構造を適用してもよい。
(2)上記実施形態では、第1バスバー51と第2バスバー52とに加えて、第3バスバー53が備えられていたが、第1バスバー51と第2バスバー52だけを備えた構成でも、歩留まりを向上させることが可能である。
(3)上記実施形態では、展開状態の第1バスバー51が、基端部51Wから先端寄り位置のネック部51Yまでの間でJ字状に曲折して延びていたが、U字状又はV字状に曲折して延びていてもよい。
(4)上記実施形態では、タイバー55,55をその一端部で切断していたが、中間部で切断してもよい。
(5)上記第2実施形態では、ネック部52Yに形成した屈曲部52Kがクランク状をなしていたが、屈曲部52Kを波形状(蛇行状)屈曲させてもよい。
(6)上記実施形態では、車両用のドアロック装置100を例示したが、建具であるドアに備えたドアロック装置のバスバー構造に本発明を適用してもよい。
26 ポジションスイッチ(電気機器)
28 コネクタハウジング
50 スイッチ用バスバー回路
51 第1バスバー
51B コネクタ側タブ(第1舌片)
52 第2バスバー
52B コネクタ側タブ(第2舌片)
53 第3バスバー
53B コネクタ側タブ(第3舌片)
51W,52W,53W バスバーの基端部
51X,52X,53X バスバーの中間部
51Y,52Y,53Y バスバーのネック部
51Z,52Z,53Z バスバーの先端部
52K 屈曲部
52T 捻れ部
55 タイバー(切断連絡部)
100 ドアロック装置
101F 回路設置面

Claims (5)

  1. ドアロック装置の内部に備えた回路設置面に敷設されて、電気機器とコネクタハウジングとの間を並行しかつ曲折して延びた第1バスバー及び第2バスバーを備え、それら第1バスバー及び第2バスバーの基端部が前記電気機器に接続される一方、先端部が前記回路設置面から起立し前記コネクタハウジング内で対向した第1舌片及び第2舌片になったドアロック装置のバスバー構造において、
    前記第1バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までの間で折り返される態様に曲折して延びると共に、先端部が前記ネック部から前記基端部側に屈曲した構造をなし、
    前記第1舌片は、前記第1バスバーの先端部を前記ネック部から曲げ起こしてなり、
    前記第2バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までが、前記第1バスバーより大きな曲折形状をなして前記第1バスバーの外側で並行して延びると共に、先端部が、前記ネック部から先方に延長されて前記第1バスバーの先端部と直交する方向に延びた構造をなし、
    前記第2舌片は、前記第2バスバーの先端部を曲げ起こしてかつその屈曲部寄り位置を前記第1舌片に対向するように捻ってなることを特徴とするドアロック装置のバスバー構造。
  2. 前記回路設置面のうち前記第1バスバーを挟んで前記第2バスバーと反対側に敷設されて、前記電気機器と前記コネクタハウジングとの間に延び、基端部が前記電気機器に接続される一方、先端部が前記回路設置面から起立し前記コネクタハウジング内で前記第1舌片及び前記第2舌片と並行に延びた第3舌片を構成する第3バスバーが備えられ、
    前記第3バスバーは、展開状態で、基端部が前記第1バスバーの基端部と並行して延びかつ中間部が、前記第1バスバーと反対側に膨らむように曲折して延びかつ先端寄り位置のネック部が、前記第1バスバーのネック部の延長線上に延びると共に、先端部が前記ネック部から前記基端部側に屈曲して前記第1バスバーの先端部と並行して延びた構造をなし、
    前記第3舌片は、前記第3バスバーの先端部を前記ネック部から曲げ起こしてなり、前記第2バスバーの先端部の一部が、展開状態で、前記第3バスバーの前記ネック部の横隣に配置されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のドアロック装置のバスバー構造。
  3. ドアロック装置の内部に備えた回路設置面に敷設されて、電気機器とコネクタハウジングとの間を並行しかつ曲折して延びた第1バスバー及び第2バスバーを備え、それら第1バスバー及び第2バスバーの基端部が前記電気機器に接続される一方、先端部が前記回路設置面から起立し前記コネクタハウジング内で対向した第1舌片及び第2舌片になったドアロック装置のバスバー構造において、
    前記第1バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までの間で折り返される態様に曲折して延びると共に、先端部が前記ネック部から前記基端部側に屈曲した構造をなし、
    前記第1舌片は、前記第1バスバーの先端部を前記ネック部から曲げ起こしてなり、
    前記第2バスバーは、展開状態で、基端部から先端寄り位置のネック部までが、前記第1バスバーより大きな曲折形状をなして前記第1バスバーの外側で並行して延びかつ前記ネック部が前記第1バスバーのネック部より先方に延びると共に、先端部が前記ネック部から前記基端部側に屈曲して前記第1バスバーの先端部と並行して延びた構造をなし、
    前記第2舌片は、前記第2バスバーの先端部を前記ネック部から曲げ起こしてなると共に、前記第2バスバーの前記ネック部をクランク状又は波形状に屈曲して前記第1舌片と対向する位置に配置されたことを特徴とするドアロック装置のバスバー構造。
  4. 前記回路設置面のうち前記第1バスバーを挟んで前記第2バスバーと反対側に敷設されて、前記電気機器と前記コネクタハウジングとの間に延び、基端部が前記電気機器に接続される一方、先端部が前記回路設置面から起立し前記コネクタハウジング内で前記第1舌片及び前記第2舌片と並行に延びた第3舌片を構成する第3バスバーが備えられ、
    前記第3バスバーは、展開状態で、基端部が前記第1バスバーの基端部と並行して延びかつ中間部が、前記第1バスバーと反対側に膨らむように曲折して延びかつ先端寄り位置のネック部が、前記第1バスバーのネック部の延長線上に延びると共に、先端部が前記ネック部から前記基端部側に屈曲して前記第1バスバーの先端部と並行して延びた構造をなし、
    前記第3舌片は、前記第3バスバーの先端部を前記ネック部から曲げ起こしてなり、前記第2バスバーの先端部は、展開状態で、前記第1バスバーの先端部と前記第3バスバーの先端部との間に配置されるように構成したことを特徴とする請求項3に記載のドアロック装置のバスバー構造。
  5. 前記第1バスバー及び前記第2バスバーにおける基端部から前記ネック部まで間の任意の位置に設けられて、前記第1バスバー及び前記第2バスバーとの間に延びて、その一端部又は中間部が切断された切断連絡部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載のドアロック装置のバスバー構造。
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