本願の特許請求の範囲に記載された発明は、ケーブルやフレキシブル印刷配線基板(FPC)等が連結されたもとで、例えば、ソリッド印刷配線基板等の主基板に取り付けられた相手側コネクタ装置との嵌合状態におかれ、ケーブルやFPC等と相手側コネクタ装置との電気的接続を果すコネクタ装置に関する。
複数の比較的細いケーブルや比較的小型なFPCを、各種の電気部品が取り付けられるソリッド印刷配線基板等の主基板に電気的に接続するにあたっては、複数のケーブルあるいはFPCが連結されるケーブル等側コネクタ装置とされる第1のコネクタ装置と、主基板に取り付けられて主基板との電気的接続がなされ、第1のコネクタ装置との嵌合状態におかれる基板側コネクタ装置とされる第2のコネクタ装置と、が用いられることが多い。第1のコネクタ装置からみると、第2のコネクタ装置は第1のコネクタ装置にとっての相手側コネクタ装置となり、第2のコネクタ装置からみると、第1のコネクタ装置は第2のコネクタ装置にとっての相手側コネクタ装置となる。
斯かる場合、第1のコネクタ装置は、例えば、嵌合凸部とされる嵌合部が設けられる絶縁ハウジングを備え、その嵌合部に、複数のケーブル等との電気的接続がなされる複数の導電コンタクトの部分が配列配置される、プラグコネクタを成すものとされる。そして、第1のコネクタ装置は、通常、外部からの電磁波ノイズ対策のため絶縁ハウジングを部分的に覆う金属板材製の導電性シェルや導電性カバーを備えている。また、第1のコネクタ装置の相手側コネクタ装置となる第2のコネクタ装置は、例えば、第1のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部に嵌合する嵌合凹部とされる嵌合部が設けられる絶縁ハウジングを備え、その絶縁ハウジングにおける嵌合部に、各々の一端部が端子部とされて主基板に電気的に接続される複数の導電コンタクトの部分が配列配置される、リセプタクルコネクタを成すものとされる。そして、第2のコネクタ装置も、通常、外部からの電磁波ノイズ対策のため絶縁ハウジングを部分的に覆う金属板材製の導電性シェルや導電性カバーを備えている。このようなもとで、第1のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部が第2のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部との嵌合状態におかれるとき、第1のコネクタ装置における複数の導電コンタクトが、第2のコネクタ装置における複数の導電コンタクトに夫々接触接続される。
上述のようなケーブル等側コネクタ装置とされる第1のコネクタ装置及び基板側コネクタ装置とされる第2のコネクタ装置にあっては、例えば、第2のコネクタ装置が主基板に取り付けられたもとで、複数のケーブルあるいはフレキシブル印刷配線基板が連結された第1のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部が、第2のコネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部との嵌合状態におかれるとき、その嵌合状態が適正に維持されることが要求される。斯かる第1のコネクタ装置及び第2のコネクタ装置のように、各々の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部が相互嵌合状態におかれて使用される二つのコネクタ装置について、夫々の嵌合部の嵌合状態が適正に維持されるようになすための方策が、従来、幾つか見られる。
このような方策の一つとして、各々の絶縁ハウジングに嵌合部が設けられた第1及び第2のコネクタ装置のうちの一方を、その絶縁ハウジングに対して回動可能とされた操作レバーあるいは操作ロッドを備えるものとし、第1のコネクタ装置の絶縁ハウジング及び第2のコネクタ装置の絶縁ハウジングに夫々設けられた嵌合部が相互嵌合状態におかれるとき、第1及び第2のコネクタ装置のうちの一方が備える操作レバーあるいは操作ロッドを回動操作して、相手側コネクタ装置となる第1及び第2のコネクタ装置のうちの他方の絶縁ハウジングと係合させ、それにより、第1及び第2のコネクタ装置のうちの一方の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部から第1及び第2のコネクタ装置のうちの他方の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部が抜脱する事態を阻止しようとするものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述の特許文献1に記載されているような、従来提案されている方策が適用された従来のコネクタ装置にあっては、第1のコネクタ(プラグコネクタ)の絶縁ハウジングに設けられた嵌合凸部と相手側コネクタとなる第2のコネクタ(リセプタクルコネクタ)の絶縁ハウジングに設けられた嵌合凹部とが相互嵌合するものとされるもとで、第1のコネクタが、外表面を部分的に覆う導電性シェルを伴った絶縁ハウジングに、回動可能とされた操作レバー(ロックレバー)が設けられたものとされ、また、第2のコネクタが、絶縁ハウジングの外表面を部分的に覆う導電性シェルに、第1のコネクタが備える操作レバーを係止するロック係止部が設けられたものとされている。第1のコネクタの絶縁ハウジングに回動可能に設けられた操作レバーは、棒状部材により構成されていて、中央部分を含むものとされた主操作部と主操作部の両端に配される一対の端部とを有するものとされる。斯かる主操作部及び一対の端部のうちの一対の端部は、主操作部の両端から夫々折り返されて各々の先端部分が相互対向するように形成されて、一対の回転軸部を成すものとされ、これらの一対の回転軸部は、絶縁ハウジングの長手方向における両端部分に、各々が回転自在となるように遊嵌状態をもって差し込まれて取り付けられる。一方、第2のコネクタの導電性シェルに設けられたロック係止部は、導電性シェルの一部(ホールドダウン部)が切り起こされて形成された、片持ち構造のバネ状部材を成すものとされる。
そして、第1のコネクタの絶縁ハウジングに設けられた嵌合凸部と第2のコネクタの絶縁ハウジングに設けられた嵌合凹部とが相互嵌合状態におかれるとき、第1のコネクタの絶縁ハウジングに設けられた操作レバーが、回動操作されて、その主操作部が第2のコネクタの絶縁ハウジングにおける嵌合凹部とは反対側となる部分に近接せしめられ、第2のコネクタの導電性シェルに設けられたロック係止部にそれを乗り越えて係合するものとされる。それにより、操作レバーの主操作部がロック係止部により係止されて、第1のコネクタの絶縁ハウジングと第2のコネクタの絶縁ハウジングとの相互当接状態が維持されることになり、第1のコネクタの絶縁ハウジングに設けられた嵌合凸部の第2のコネクタの絶縁ハウジングに設けられた嵌合凹部からの抜脱が阻止される。
特開2008−112700号公報(第4〜6頁、図1〜5)
前述の従来のコネクタ装置にあっては、第1のコネクタの絶縁ハウジングに設けられ、第1及び第2のコネクタの絶縁ハウジングに夫々設けられた嵌合部が相互嵌合状態におかれるとき、その主操作部が第2のコネクタの導電性シェルに設けられたロック係止部により係止されるものとされる操作レバーは、その一対の端部が成す一対の回転軸部が、第1のコネクタの絶縁ハウジングの長手方向における両端部分に、各々が回転自在となるように遊嵌状態をもって差し込まれて取り付けられるものとされている。そのため、斯かる操作レバーの一対の回転軸部を成す一対の端部は、各々が、第1のコネクタの絶縁ハウジングの外方に向かう方向に変位せしめられるときには、第1のコネクタの絶縁ハウジングから容易に抜脱されてしまう。従って、第1のコネクタの絶縁ハウジングに設けられた操作レバーに、その一対の端部の両者あるいは一方を第1のコネクタの絶縁ハウジングの外方に向かう方向に変位せしめる外力が作用するときには、当該端部が第1のコネクタからの不所望な抜脱を生じてしまい、操作レバーが本来の役割を果たすことができないものとなってしまう虞がある。
また、前述の従来のコネクタ装置にあっては、第1のコネクタの絶縁ハウジングに設けられた操作レバーの一対の端部が成す一対の回転軸部が、第1のコネクタの絶縁ハウジングの長手方向における両端部分に、各々が回転自在となるように遊嵌状態をもって差し込まれて取り付けられることにより、当該操作レバーの主操作部が、第2のコネクタの絶縁ハウジングにおける嵌合凹部とは反対側となる部分に近接せしめられて第2のコネクタの導電性シェルに設けられたロック係止部にそれを乗り越えて係合するとき、一対の端部が成す一対の回転軸部の夫々とそれが遊嵌状態をもって差し込まれる第2のコネクタの絶縁ハウジングとの間に隙間が形成され、それにより、操作レバーの主操作部と第2のコネクタとの間の隙間が形成されて、操作レバーが“がたつく”ことになってしまい、異音が発生することにもなる、という不都合が生じる。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、絶縁ハウジングと、絶縁ハウジングを部分的に覆う導電性シェルと、絶縁ハウジングに設けられて複数の導電コンタクトが配置され、相手側コネクタ装置の絶縁ハウジングに設けられた相手側嵌合部との嵌合状態をとるものとされて、複数の導電コンタクトに相手側コネクタ装置に配された複数の導電コンタクトとの接続状態をとらせる嵌合部と、導電性シェルに両端部が支持されて設けられて、絶縁ハウジングに設けられた嵌合部の相手側嵌合部との嵌合状態を維持すべく相手側コネクタ装置に係合する操作レバーとを備えて構成され、操作レバーの両端部の導電性シェルからの不所望な抜脱を確実に阻止することができ、さらには、相手側コネクタ装置に係合した操作レバーと相手側コネクタ装置との間の隙間が形成されて操作レバーが“がたつく”ことになる状態を、確実に回避することもできることになるコネクタ装置を提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項9までのいずれかに記載された発明(以下、本発明という。)に係るコネクタ装置は、相手側コネクタ装置に設けられた第1の嵌合部との嵌合状態におかれる第2の嵌合部が設けられた絶縁ハウジングと、第2の嵌合部に配列配置される部分を有して絶縁ハウジングに配され、第2の嵌合部が第1の嵌合部との嵌合状態におかれるとき、相手側コネクタ装置に配された複数の第1の導電コンタクトに接続される複数の第2の導電コンタクトと、絶縁ハウジングを部分的に覆う導電性シェルと、本体部とその両端に夫々連結された一対の端部とを有し、一対の端部が導電性シェルに設けられた一対の支持機構により夫々支持されて絶縁ハウジングに対して回動可能とされ、第2の嵌合部が第1の嵌合部との嵌合状態におかれるとき回動操作されて、本体部が相手側コネクタ装置に係合するものとされる操作レバーと、を備えて構成され、操作レバーの一対の端部の夫々が、本体部に屈曲して連なる伸長部分とそれに更に連なる先端部分とを有し、全体として絶縁ハウジングの端部から中央部に向かう第1の向きをもって伸びるものとされるとともに、先端部分が伸長部分に対して伸長部分の中心軸方向に直交する方向に平行変位もしくは突出したものとされ、支持機構により支持されたもとで第1の向きとは反対の第2の向きをもって変位せしめられるとき、先端部分に支持機構に備えられた係止部が係合して支持機構からの抜脱が阻止されることを特徴とする。
特に、本発明に係るコネクタ装置のうちの請求項2に記載されたものにあっては、操作レバーの一対の端部の夫々を形成する伸長部分及び先端部分が、導電性シェルに設けられた支持機構により支持されたもとで、本体部が相手側コネクタ装置に係合する状態におかれた操作レバーに、本体部が相手側コネクタ装置に押し付けられることになる方向の付勢力を作用させる、付勢力付与部を成すものとされる。
また、本発明に係るコネクタ装置のうちの請求項4に記載されたものにあっては、操作レバーの一対の端部の夫々が、先端部分が伸長部分に対してその中心軸方向に直交する方向に平行変位したものとされて伸長部分との境界に段部を形成するものとされ、それにより、支持機構により支持されたもとで第1の向きとは反対の第2の向き、即ち、絶縁ハウジングの中央部から端部に向かう向きをもって変位せしめられるとき、段部に支持機構に備えられた係止部が係合して支持機構からの抜脱が阻止されるものとされる。
さらに、本発明に係るコネクタ装置のうちの請求項5あるいは請求項6に記載されたものにあっては、操作レバーの一対の端部の夫々が、先端部分が伸長部分に対してその中心軸方向に直交する方向に屈曲して突出するもの、あるいは、操作レバーの一対の端部の夫々が、先端部分が、伸長部分の中心軸方向に直交する第1の方向に押し潰されて、伸長部分に対してその中心軸方向及び第1の方向の夫々に直交する第2の方向に突出するもの、とされる。
上述のように構成される本発明に係るコネクタ装置においては、本体部とその両端に夫々連結された一対の端部とを有し、一対の端部が導電性シェルに設けられた一対の支持機構により夫々支持されて回動可能とされ、絶縁ハウジングに設けられた第2の嵌合部が相手側コネクタ装置の第1の嵌合部との嵌合状態におかれるとき回動操作されて、本体部が相手側コネクタ装置に係合する状態におかれる操作レバーが、その一対の端部の夫々が、本体部に屈曲して連なる伸長部分とそれに更に連なる先端部分とを有し、全体として絶縁ハウジングの端部から中央部に向かう第1の向きをもって伸びるものとされるとともに、先端部分が伸長部分に対して伸長部分の中心軸方向に直交する方向に平行変位もしくは突出したものとされる。それにより、操作レバーは、その一対の端部の夫々が、支持機構により支持されたもとで第1の向きとは反対の第2の向きをもって変位せしめられるとき、先端部に支持機構に備えられた係止部が係合して支持機構からの抜脱が阻止されることになる。
特に、本発明に係るコネクタ装置のうちの請求項2に記載されたものにおいては、導電性シェルに設けられた支持機構により支持された操作レバーの一対の端部の夫々を形成する伸長部分及び先端部分が、第2の嵌合部が第1の嵌合部との嵌合状態におかれるとき回動操作されて本体部を相手側コネクタ装置に係合させるものとされた操作レバーに、本体部が相手側コネクタ装置に押し付けられることになる方向の付勢力を作用させる。斯かる操作レバーの一対の端部の夫々を形成する伸長部分及び先端部分による操作レバーに対する付勢力の付与は、例えば、導電性シェルに設けられた一対の支持機構の夫々が、係止部に加えて、操作レバーの一対の端部の夫々を形成する伸長部分及び先端部分を、先端部分の伸長部分に対する平行変位方向を操作レバーの回動操作に応じて変化させることを許す状態をもって保持する保持部を備えていることによりもたらされる。
また、本発明に係るコネクタ装置のうちの請求項4に記載されたものにおいては、操作レバーの一対の端部の夫々における先端部分が、伸長部分に対してその中心軸方向に直交する方向に平行変位したものとされて伸長部分との境界に段部を形成するものとされ、それにより、操作レバーの一対の端部の夫々が、支持機構により支持されたもとで第1の向きとは反対の第2の向きをもって変位せしめられるとき、先端部分が形成する段部に支持機構に備えられた係止部が係合して支持機構からの抜脱が阻止される。
さらに、本発明に係るコネクタ装置のうちの請求項5あるいは請求項6に記載されたものにおいては、操作レバーの一対の端部の夫々における先端部分が伸長部分に対して伸長部分の中心軸方向に直交する方向に突出する状態が、先端部分が伸長部分に対してその中心軸方向に直交する方向に屈曲せしめられることにより、あるいは、先端部分が、伸長部分の中心軸方向に直交する第1の方向に押し潰されて、伸長部分に対してその中心軸方向及び第1の方向の夫々に直交する第2の方向に突出するものとされることにより、得られる。
上述の本発明に係るコネクタ装置によれば、導電性シェルに設けられた支持機構により支持される操作レバーの端部が、本体部に屈曲して連なる伸長部分とそれに更に連なる先端部分とを有し、全体として絶縁ハウジングの端部から中央部に向かう第1の向きをもって伸びるものとされるとともに、先端部分が伸長部分に対して伸長部分の中心軸方向に直交する方向に平行変位もしくは突出したものとされ、それにより、操作レバーの端部が、支持機構により支持されたもとで第1の向きとは反対の第2の向きをもって変位せしめられるとき、先端部分に支持機構に備えられた係止部が係合して支持機構からの抜脱が阻止されることになるので、操作レバーにその端部を絶縁ハウジングの外方に向かう方向に変位させる外力が作用するときにも、当該端部の導電性シェルからの不所望な抜脱を確実に阻止することができて、操作レバーを本来の役割を果たせる状態に維持できることになる。
特に、本発明に係るコネクタ装置のうちの請求項2に記載されたものによれば、導電性シェルに設けられた支持機構により支持された操作レバーの一対の端部の夫々を形成する伸長部分及び先端部分が、第2の嵌合部が第1の嵌合部との嵌合状態におかれるとき回動操作されて本体部を相手側コネクタ装置に係合させるものとされた操作レバーに、本体部が相手側コネクタ装置に押し付けられることになる方向の付勢力を作用させるので、上述のように、操作レバーにその端部を絶縁ハウジングの外方に向かう方向に変位させる外力が作用するときにも、当該端部の導電性シェルからの不所望な抜脱を確実に阻止できて、操作レバーを本来の役割を果たせる状態に維持できるだけでなく、本体部を相手側コネクタ装置に係合させた操作レバーと相手側コネクタ装置との間の隙間が形成されて操作レバーが“がたつく”ことになる状態を確実に回避することもでき、さらには、それに伴って、“がたつく”操作レバーに起因する異音の発生も回避できることになる。
また、本発明に係るコネクタ装置のうちの請求項4に記載されたものによれば、操作レバーの一対の端部の夫々における先端部分が、伸長部分に対してその中心軸方向に直交する方向に平行変位したものとされて伸長部分との境界に段部を形成するものとされるので、斯かる段部は、比較的小なるスペース内に納められるもとで支持機構に備えられた係止部が確実に係合できるものとして、操作レバーの端部に容易に形成されるものとされる。そして、このように容易に形成されて比較的小なるスペース内に納められる段部を形成する先端部分により、操作レバーの端部の導電性シェルからの不所望な抜脱が確実に阻止されることになり、さらに、本体部を相手側コネクタ装置に係合させた操作レバーが“がたつく”ことになる状態が確実に回避されるとともに、“がたつく”操作レバーに起因する異音の発生も回避されることになる。
さらに、本発明に係るコネクタ装置のうちの請求項5あるいは請求項6に記載されたものによれば、操作レバーの一対の端部の夫々における先端部分が、伸長部分に対してその中心軸方向に直交する方向に屈曲せしめられることにより、あるいは、伸長部分の中心軸方向に直交する第1の方向に押し潰されて、伸長部分に対してその中心軸方向及び第1の方向の夫々に直交する第2の方向に突出するものとされることにより、伸長部分に対して伸長部分の中心軸方向に直交する方向に突出するものとされるので、斯かる先端部分は、比較的小なるスペース内に納められるもとで支持機構に備えられた係止部が確実に係合できるものとして、操作レバーの端部に容易に形成されるものとされる。そして、このように容易に形成されて比較的小なるスペース内に納められる段部を形成する先端部分により、操作レバーの端部の導電性シェルからの不所望な抜脱が確実に阻止されることになり、さらに、本体部を相手側コネクタ装置に係合させた操作レバーが“がたつく”ことになる状態が確実に回避されるとともに、“がたつく”操作レバーに起因する異音の発生も回避されることになる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下に述べられる本発明についての実施例をもって説明される。
図1及び図2は、本発明に係るコネクタ装置の一例(実施例1)を、それに連結された複数のケーブルと共に示す。
図1及び図2において、実施例1を成すコネクタ装置11は、例えば、複数の同軸ケーブル12が電気的に連結されたもとで、例えば、ソリッド印刷配線基板とされる基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた、基板側コネクタ装置とされる相手側コネクタ装置に嵌合する、ケーブル等側コネクタ装置として用いられるものとされている。そして、コネクタ装置11は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成された絶縁ハウジング13, 外部からの電磁波ノイズ対策のため絶縁ハウジング13の外面部を部分的に覆うものとされた、例えば、各々が弾性を有した金属板材料が屈曲されて成る導電性シェル14及び導電性カバー15、及び、金属棒状部材が屈曲されて形成され、絶縁ハウジング13に対して回動可能に配された操作レバー16を備えている。
絶縁ハウジング13には、相手側コネクタ装置(基板側コネクタ装置)に設けられた嵌合凹部との嵌合状態におかれる、絶縁ハウジング13の長手方向(矢印Lにより示される方向であって、以下、L方向という。)に伸びる嵌合凸部17が設けられている。また、絶縁ハウジング13には、各々が、例えば、弾性を有した金属材料が屈曲されて形成された複数の導電コンタクト18が、夫々の一部分が嵌合凸部17にL方向に沿って配列配置されるものとされて配されている。
複数の導電コンタクト18の夫々における嵌合凸部17に配置された部分は、嵌合凸部17が相手側コネクタ装置に設けられた嵌合凹部との嵌合状態におかれるとき、その相手側コネクタ装置に配されて基板との電気的接続がなされた複数の導電コンタクトのうちの対応するものに接触接続され、それにより、複数の導電コンタクト18が相手側コネクタ装置における複数の導電コンタクトに夫々接続されることになる。また、複数の導電コンタクト18の夫々には、複数の同軸ケーブル12のうちの対応するものの信号導体が接続される。複数の同軸ケーブル12の夫々は、その信号導体が導電コンタクト18に接続されるとともに、その接地導体が導電性シェル14及び導電性カバー15に接触接続されて、コネクタ装置11に電気的に連結される。
操作レバー16は、図3に単体で示されるように、一対の屈曲腕部19a及び19bがL方向に沿って伸びる連結部20によって連結されて成るものとされる本体部21と、本体部21の両端に夫々連結された一対の端部22a及び22bと、を有している。端部22aは、本体部21の一端を形成する屈曲腕部19aに連結されており、屈曲腕部19aに屈曲して連なる伸長部分23aと伸長部分23aに更に連なる先端部分24aとを有していて、L方向に沿う方向に伸びるものとされている。同様に、端部22bは、本体部21の他端を形成する屈曲腕部19bに連結されており、屈曲腕部19bに屈曲して連なる伸長部分23bと伸長部分23bに更に連なる先端部分24bとを有していて、L方向に沿う方向に伸びるものとされている。
図3に示される操作レバー16の端部22aを囲む円C1内を拡大してあらわす図4に示されるように、操作レバー16の端部22aが有する伸長部分23aと先端部分24aとは、先端部分24aが伸長部分23aに対して伸長部分23aの中心軸方向に直交する方向に平行変位したものとされて伸長部分23aとの境界に段部25aを形成するものとされている。従って、先端部分24aの中心軸方向は伸長部分23aの中心軸方向と平行なものとなり、伸長部分23aの中心軸方向はL方向に沿う方向となるので、先端部分24aの中心軸方向もL方向に沿う方向となる。そして、図4に示されるように、伸長部分23aと先端部分24aとは、L方向に沿って伸びる伸長部分23aの仮想中心軸線26aに対して、同じくL方向に沿って伸びる先端部分24aの仮想中心軸線27aが、L方向に直交する方向(矢印Sにより示される方向であって、以下、S方向という。)に平行変位したものとなる関係におかれる。
同様に、操作レバー16の端部22bが有する伸長部分23bと先端部分24bとは、先端部分24bが伸長部分23bに対して伸長部分23bの中心軸方向に直交する方向に平行変位したものとされて伸長部分23bとの境界に段部25bを形成するものとされている。従って、先端部分24bの中心軸方向は伸長部分23bの中心軸方向と平行なものとなり、伸長部分23bの中心軸方向はL方向に沿う方向となるので、先端部分24bの中心軸方向もL方向に沿う方向となる。そして、伸長部分23bと先端部分24bとは、図示は省略されているが、L方向に沿って伸びる伸長部分23bの仮想中心軸線に対して、同じくL方向に沿って伸びる先端部分24bの仮想中心軸線が、L方向に直交するS方向に平行変位したものとなる関係におかれる。
このように構成される操作レバー16にあっては、図1及び図2に示されるように、その一対の端部22a及び22b、即ち、上述のように伸長部分23aと先端部分24aとを有した端部22a及び伸長部分23bと先端部分24bとを有した端部22bが、導電性シェル14におけるL方向の両端部によって夫々回動可能に支持されている。斯かる端部22a及び22bは、夫々がL方向に沿う方向において絶縁ハウジング13の端部から中央部に向かう向きをもって伸びて、各々の先端部分24a及び24bを相互対向させている。それにより、操作レバー16は、絶縁ハウジング13に対して回動可能とされている。また、操作レバー16の本体部21を形成する連結部20には、操作レバー16についての回動操作を容易にするための操作タグ16Aが取り付けられている。
導電性シェル14は、絶縁ハウジング13における図1及び図2の夫々において下側となる外面(以下、底面という)を部分的に覆うものとされ、また、導電性カバー15は、絶縁ハウジング13における図1及び図2のに夫々において上側となる外面(以下、上面という)を部分的に覆うものとされる。そして、コネクタ装置11についての、複数の同軸ケーブル12が連結されたもとで導電性カバー15が取り除かれた状態を示す図5に示されるように、導電性シェル14におけるL方向の両端部には、操作レバー16の一対の端部22a及び22b、即ち、伸長部分23aと先端部分24aとを有した端部22a及び伸長部分23bと先端部分24bとを有した端部22bを、夫々回動可能に支持する一対の支持機構30a及び30bが設けられている。
なお、図5に示されるように、複数の同軸ケーブル12の夫々は、その信号導体12Aが、導電コンタクト18に接続されるとともに、その接地導体12Bが接地用共通導体13Xに接続される。接地用共通導体13Xは導電性シェル14及び導電性カバー15に接触接続される。
支持機構30aは、操作レバー16の伸長部分23aと先端部分24aとを有した端部22aを保持する、弾性を有した保持部31aを備えており、また、支持機構30bは、操作レバー16の伸長部分23bと先端部分24bとを有した端部22bを保持する、弾性を有した保持部31bを備えている。操作レバー16の一対の端部22a及び22bの夫々は、L方向に沿う方向において絶縁ハウジング13の端部から中央部に向かう向きをもって伸びているので、これらの端部22a及び22bを支持する支持機構30a及び30bに夫々備えられた保持部31a及び31bの夫々もL方向に伸びるものとされている。そして、操作レバー16は、保持部31a及び31bにより夫々保持された端部22a及び22bを回動中心として、絶縁ハウジング13に対して回動せしめられ、図1に示されるような、本体部21が、コネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置と、図2に示されるような、本体部21が、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置とを、選択的にとるものとされる。
さらに、支持機構30aには、操作レバー16の伸長部分23aと先端部分24aとを有した端部22aにおける段部25aに係合して端部22aを係止する状態をとる係止部32aが備えられており、また、支持機構30bには、操作レバー16の伸長部分23bと先端部分24bとを有した端部22bにおける段部25bに係合して端部22bを係止する状態をとる係止部32bが備えられている。
図5に示される操作レバー16の端部22b及び導電性シェル14の一端部に設けられた支持機構30bを含む部分を囲む円C2内を拡大してあらわす図6に示されるように、支持機構30bに備えられた保持部31bは、L方向に伸びて操作レバー16の端部22bにおける伸長部分23b,先端部分24b及び段部25bを含む部分が回動可能に配される溝状部を形成しており、また、支持機構30bに備えられた係止部32bは、S方向において操作レバー16の端部22bにおける伸長部分23bを挟んで相互対向する一対の屈曲壁状部を形成している。支持機構30bに備えられた保持部31bが形成する溝状部は、それに配された端部22bにおける伸長部分23b,先端部分24b及び段部25bを含む部分について、S方向における位置規制を行う。また、支持機構30bに備えられた係止部32bが形成する屈曲壁状部は、そのL方向における保持部31b側の端面が、端部22bにおける段部25bに係合する状態をとる。
同様に、支持機構30aに備えられた保持部31aは、L方向に伸びて操作レバー16の端部22aにおける伸長部分23a,先端部分24a及び段部25aを含む部分が回動可能に配される溝状部を形成しており、また、支持機構30aに備えられた係止部32aは、S方向において操作レバー16の端部22aにおける伸長部分23aを挟んで相互対向する一対の屈曲壁状部を形成している。支持機構30aに備えられた保持部31aが形成する溝状部は、それに配された端部22aにおける伸長部分23a,先端部分24a及び段部25aを含む部分について、S方向における位置規制を行う。また、支持機構30aに備えられた係止部32aが形成する屈曲壁状部は、そのL方向における保持部31a側の端面が、端部22aにおける段部25aに係合する状態をとる。
導電性カバー15は、図1及び図2に示されるように絶縁ハウジング13における上面を部分的に覆うものとされるとき、そのL方向の両端部35a及び35bが、導電性シェル14におけるL方向の両端部に設けられて、操作レバー16の一対の端部22a及び22bを夫々回動可能に支持する支持機構30a及び30bを、夫々覆うものとされる。そして、導電性カバー15におけるL方向の両端部35a及び35bには、抑え片部36a及び36bが夫々設けられていて、これらの抑え片部36a及び36bは、両端部35a及び35bが支持機構30a及び30bを夫々覆うとき、支持機構30a及び30bにより支持された操作レバー16の端部22a及び22bに夫々当接し、それらを抑える役割を果たす。このようにして、導電性カバー15の両端部35a及び35bが支持機構30a及び30bを夫々覆うことにより、支持機構30aが備える保持部31a及び係止部32aの夫々の内部、及び、支持機構30bが備える保持部31b及び係止部32bの夫々の内部への塵埃や異物の侵入が防止される。
また、導電性カバー15には、その両端部35a及び35bの近傍に、絶縁ハウジング13の嵌合凸部17が相手側コネクタ装置に設けられた嵌合凹部との嵌合状態におかれるとき、相手側コネクタ装置の導電性シェルに設けられた係合孔に係合する係合突起37a及び37bが設けられている。係合突起37a及び37bの夫々は、導電性カバー15の一部が形成する弾性片に形成されていて、相手側コネクタ装置の導電性シェルに設けられた係合孔との係合及びその係合孔からの離脱を、弾性片の弾性変形を伴って行う。
このようなもとで、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aに備えられた弾性を有した保持部31aが、それが形成する溝状部に配された操作レバー16の端部22aを形成する伸長部分23a及び先端部分24aを、先端部分24aの伸長部分23aに対する平行変位方向を操作レバー16の回動操作に応じて変化させることを許す状態をもって保持する。同様に、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bに備えられた弾性を有した保持部31bが、それが形成する溝状部に配された操作レバー16の端部22bを形成する伸長部分23b及び先端部分24bを、先端部分24bの伸長部分23bに対する平行変位方向を操作レバー16の回動操作に応じて変化させることを許す状態をもって保持する。
そして、図1に示されるように、操作レバー16が、絶縁ハウジング13に対して回動せしめられて、本体部21がコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置をとるものとされるときには、図1に示されるA−A線に沿う断面をあらわす図7に示されるように、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bにおいて、保持部31bにより保持された操作レバー16の端部22bを形成する伸長部分23b及び先端部分24bが、保持部31bが形成する溝状部内において、先端部分24bが、伸長部分23bに対し、S方向において複数の同軸ケーブル12側に平行変位した状態におかれる。それにより、保持部31bが形成する溝状部内で、伸長部分23bがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されるとともに、先端部分24bがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されることになる。
このようなもとで、操作レバー16に、それにおける端部22bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部22bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30bに備えられた係止部32bが、そのL方向における保持部31b側の端面をもって、端部22bにおける先端部分24bにより形成される段部25bに係合して、段部25bを係止する。それにより、操作レバー16における端部22bの支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
このとき、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aにおいて、保持部31aにより保持された操作レバー16の端部22aを形成する伸長部分23a及び先端部分24aも、保持部31aが形成する溝状部内において、先端部分24aが、伸長部分23aに対し、S方向において複数の同軸ケーブル12側に平行変位した状態におかれる。それにより、保持部31aが形成する溝状部内で、伸長部分23aがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されるとともに、先端部分24aがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されることになる。
このようなもとで、操作レバー16に、それにおける端部22aをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部22aが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32aが、そのL方向における保持部31a側の端面をもって、端部22aにおける先端部分24aにより形成される段部25aに係合して、段部25aを係止する。それにより、操作レバー16における端部22aの支持機構30aからの抜脱が確実に阻止される。
また、図2に示されるように、操作レバー16が、絶縁ハウジング13に対して回動せしめられて、本体部21が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置をとるものとされるときには、図2に示されるB−B線に沿う断面をあらわす図8に示されるように、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bにおいて、保持部31bにより保持された操作レバー16の端部22bを形成する伸長部分23b及び先端部分24bが、保持部31bが形成する溝状部内において、先端部分24bが、伸長部分23bに対し、S方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側(複数の同軸ケーブル12側とは反対側)に平行変位した状態におかれる。それにより、保持部31bが形成する溝状部内で、伸長部分23bがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分24bがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる。
このようなもとで、操作レバー16に、それにおける端部22bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部22bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30bに備えられた係止部32bが、そのL方向における保持部31b側の端面をもって、端部22bにおける先端部分24bにより形成される段部25bに係合して、段部25bを係止する。それにより、操作レバー16における端部22bの支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
このとき、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aにおいて、保持部31aにより保持された操作レバー16の端部22aを形成する伸長部分23a及び先端部分24aも、保持部31aが形成する溝状部内において、先端部分24aが、伸長部分23aに対し、S方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側(複数の同軸ケーブル12側とは反対側)に平行変位した状態におかれる。それにより、保持部31aが形成する溝状部内で、伸長部分23aがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分24aがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる。
このようなもとで、操作レバー16に、それにおける端部22aをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部22aが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32aが、そのL方向における保持部31a側の端面をもって、端部22aにおける先端部分24aにより形成される段部25aに係合して、段部25aを係止する。それにより、操作レバー16における端部22aの支持機構30aからの抜脱が確実に阻止される。
なお、操作レバー16が、図1に示されるような、本体部21がコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置と、図2に示されるような、本体部21が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置との間の回動位置をとるもとにあっても、操作レバー16に、それにおける端部22aもしくは端部22bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部22aもしくは端部22bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32aが、そのL方向における保持部31a側の端面をもって、端部22aにおける先端部分24aにより形成される段部25aに係合し、さらに、導電性カバー15におけるL方向の端部35aに設けられた抑え片部36aが段部25aに係合して、段部25aを係止するとともに、支持機構30bに備えられた係止部32bが、そのL方向における保持部31b側の端面をもって、端部22bにおける先端部分24bにより形成される段部25bに係合し、さらに、導電性カバー15におけるL方向の端部35bに設けられた抑え片部36bが段部25bに係合して、段部25bを係止する。それにより、操作レバー16における端部22aもしくは端部22bの支持機構30aもしくは支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
図9(斜視図)及び図10(正面図)は、コネクタ装置11が嵌合する相手側コネクタ装置の一例を成す基板側コネクタ装置40を示す。
図9及び図10において、基板側コネクタ装置40は、例えば、ソリッド印刷配線基板とされる基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた状態のもとで、コネクタ装置11が嵌合するものとされている。そして、基板側コネクタ装置40は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成された絶縁ハウジング41、及び、外部からの電磁波ノイズ対策のため絶縁ハウジング41の外面部の殆どを覆うものとされた、例えば、弾性を有した金属板材料が屈曲されて成る導電性シェル42を備えている。
絶縁ハウジング41における図10における下方側の面からは、基板側コネクタ装置40が取り付けられる基板に設けられた透孔に嵌合する位置決め用の突起41a及び41bが突出している。
絶縁ハウジング41及び導電性シェル42には、コネクタ装置11に設けられた嵌合凸部17との嵌合状態におかれる、絶縁ハウジング41の長手方向(矢印L’により示される方向であって、以下、L’方向という。)に伸びる嵌合凹部43が設けられている。また、絶縁ハウジング41には、各々が、例えば、弾性を有した金属材料が屈曲されて形成された複数の導電コンタクト44が、L’方向に沿って配列配置されるものとされて配されている。そして、複数の導電コンタクト44の夫々における絶縁ハウジング41からその外方に突出する一端は、基板側コネクタ装置40が取り付けられる基板に設けられた配線パターン部に接続される接続端子を形成している。また、複数の導電コンタクト44の夫々における他端側の部分は、嵌合凹部43内に配され、コネクタ装置11の嵌合凸部17が嵌合凹部43との嵌合状態におかれるとき、コネクタ装置11に配された複数の導電コンタクト18のうちの対応するものが接触接続されるものとされる。
導電性シェル42には、L’方向における両端部45a及び45bに、コネクタ装置11の絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が絶縁ハウジング41に設けられた嵌合凹部43との嵌合状態におかれるとき、コネクタ装置11の導電性カバー15に設けられた係合突起37a及び37bが夫々係合する係合孔46a及び46bが設けられている。
また、導電性シェル42には、配列配置された複数の導電コンタクト44を挟む位置において絶縁ハウジング41からその外部に突出し、基板側コネクタ装置40が取り付けられる基板に設けられた接地接続部に接続される接地接続端子47a及び47bが設けられている。
さらに、導電性シェル42における端部45aには、コネクタ装置11の絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が絶縁ハウジング41に設けられた嵌合凹部43との嵌合状態におかれるとき、コネクタ装置11に備えられて回動操作された操作レバー16における屈曲腕部19aに係合する弾性係合部48aが設けられている。同様に、導電性シェル42における端部45bにも、コネクタ装置11の絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が絶縁ハウジング41に設けられた嵌合凹部43との嵌合状態におかれるとき、コネクタ装置11に備えられて回動操作された操作レバー16における屈曲腕部19bに係合する弾性係合部48bが設けられている。
このような基板側コネクタ装置40は、複数の導電コンタクト44の夫々の一端が、基板側コネクタ装置40が取り付けられる基板に設けられた配線パターン部に接続され、また、接地接続端子47a及び47bが、基板側コネクタ装置40が取り付けられる基板に設けられた接地接続部に接続されて、基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた状態におかれる。
上述のコネクタ装置11及び基板側コネクタ装置40は、図11に示されるように、基板側コネクタ装置40が、例えば、ソリッド印刷配線基板とされる基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた状態のもとで、コネクタ装置11の絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43に、S方向に沿った移動を伴う差込みがなされて嵌合する状態におかれ、それにより、コネクタ装置11が基板側コネクタ装置40に嵌合するものとされる。斯かる際、コネクタ装置11に備えられた操作レバー16は、図11に示されるように、その本体部21がコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置をとるものとされる。
図11に示されるように、コネクタ装置11の絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43に差し込まれて嵌合する状態におかれるときには、コネクタ装置11の導電性カバー15に設けられた係合突起37a及び37bが、基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた係合孔46a及び46bに夫々係合する。それによって、導電性カバー15と導電性シェル42とが相互に接触接続されるとともに、コネクタ装置11における嵌合凸部17の基板側コネクタ装置40における嵌合凹部43との嵌合状態が保たれる。
その後、コネクタ装置11の絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43に差し込まれて嵌合する状態におかれたもとで、コネクタ装置11に備えられた操作レバー16が、本体部21がコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置から、本体部21がコネクタ装置11における絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置へと回動操作され、図12に示される状態をとるものとされる。
コネクタ装置11に備えられた操作レバー16が図12に示される状態をとるものとされたもとにあっては、操作レバー16の屈曲腕部19a及び19bが、基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに、各々における突出部を乗り越えて夫々係合するものとされる。それにより、操作レバー16の基板側コネクタ装置40に対する位置決めが行われる。
操作レバー16の屈曲腕部19a及び19bが、基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合したもとにあっては、操作レバー16は、その本体部21がコネクタ装置11における絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置をとる状態におかれる。従って、図8が参照されて前述されたように、コネクタ装置11の導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bにおいて、支持機構30bに備えられた保持部31bにより保持された操作レバー16の端部22bを形成する伸長部分23b及び先端部分24bが、保持部31bが形成する溝状部内で、伸長部分23bがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分24bがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになり、また、コネクタ装置11の導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aにおいて、支持機構30aに備えられた保持部31aにより保持された操作レバー16の端部22aを形成する伸長部分23a及び先端部分24aが、保持部31aが形成する溝状部内で、伸長部分23aがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分24aがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる。
それにより、操作レバー16の端部22a及び22bは、支持機構30a及び30bに夫々備えられた弾性を有した保持部31a及び31bから、各々の弾性に基づく、操作レバー16における屈曲腕部19a及び19b及び連結部20により形成される本体部21をコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に移動させようとする付勢力を受けて、その付勢力を操作レバー16に伝えることになる。即ち、操作レバー16の端部22aを形成する伸長部分23a及び先端部分24aと操作レバー16の端部22bを形成する伸長部分23b及び先端部分24bとが、支持機構30a及び30bに夫々支持されたもとで、本体部21を形成する屈曲腕部19a及び19bが弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー16に、本体部21をコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に移動させようとする付勢力を作用させるのである。
斯かる操作レバー16の端部22a及び22bが操作レバー16に及ぼす付勢力は、本体部21を形成する屈曲腕部19a及び19bが基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー16に、その本体部21を基板側コネクタ装置40に押し付ける方向の付勢力として作用する。従って、操作レバー16の端部22aを形成する伸長部分23a及び先端部分24aと操作レバー16の端部22bを形成する伸長部分23b及び先端部分24bとが、支持機構30a及び30bに夫々支持されたもとで、本体部21を形成する屈曲腕部19a及び19bが基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー16に、その本体部21を基板側コネクタ装置40に押し付ける方向の付勢力を作用させる、付勢力付与部を成していることになる。
このようにして、本体部21を形成する屈曲腕部19a及び19bが基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー16は、その本体部21を基板側コネクタ装置40に押し付ける方向の付勢力が作用するものとされるので、それと基板側コネクタ装置40との間の隙間が形成されて“がたつく”ことになる状態が確実に回避されることになる。
なお、当然のことながら、斯かるもとにあっても、前述されたように、操作レバー16に、それにおける端部22aをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部22aが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32aが、そのL方向における保持部31a側の端面をもって、端部22aにおける先端部分24aにより形成される段部25aに係合して、段部25aを係止し、それにより、操作レバー16における端部22aの支持機構30aからの抜脱が確実に阻止され、また、操作レバー16に、それにおける端部22bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部22bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30bに備えられた係止部32bが、そのL方向における保持部31b側の端面をもって、端部22bにおける先端部分24bにより形成される段部25bに係合して、段部25bを係止し、それにより、操作レバー16における端部22bの支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
このようにして、操作レバー16が図12に示される位置をとるものとされることにより、コネクタ装置11の絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17の、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43との嵌合状態が、より一層安定にかつ確実に維持されることになる。
次に、コネクタ装置11の絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43から抜脱されるにあたっては、図12に示される位置をとるものとされた操作レバー16が、回動操作され、その本体部21を形成する屈曲腕部19a及び19bが、基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bの夫々における突出部を乗り越えて弾性係合部48a及び48bとの係合を解除して、図11に示される位置をとるものとされる。その後、コネクタ装置11の全体が基板側コネクタ装置40から離隔する方向に移動せしめられ、コネクタ装置11の絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43から抜脱される。
上述のコネクタ装置11にあっては、その導電性シェル14の一端部に設けられる支持機構30aが、溝状部を形成する保持部31aを備える構成をとり、また、導電性シェル14の他端部に設けられる支持機構30bが、溝状部を形成する保持部31bを備える構成をとるものとされているが、支持機構30a及び30bの夫々は、操作レバー16の端部22a及び22bの夫々を回動可能に支持するとともに付勢するための構成として、他の様々な具体的構成をとることができるものである。
図13は、本発明に係るコネクタ装置の他の例(実施例2)に備えられる操作レバー56を単体で示す。
図13に示される操作レバー56を備える実施例2は、操作レバー56以外の部分については、上述の実施例1(コネクタ装置11)と同様に構成されたものとされる。それゆえ、実施例2における実施例1と同様に構成された部分に関しては、全体的な詳細説明は省略され、説明の必要に応じた部分が、実施例1において対応する部分に付された符号と同じ符号が付されたものとして図示され、かつ、説明される。また、実施例2には、実施例1との電気的接続がなされる複数の同軸ケーブル12と同様の複数の同軸ケーブルが、複数の同軸ケーブル12が実施例1に電気的に接続される態様と同様な態様をもって、電気的に接続され、さらに、実施例2は、実施例1が嵌合する相手側コネクタ装置である基板側コネクタ装置40と同様な相手側コネクタ装置である基板側コネクタ装置に、実施例1が基板側コネクタ装置40に嵌合する態様と同様な態様をもって、嵌合するものとされる。
図13に示される操作レバー56は、一対の屈曲腕部59a及び59bが、L方向(実施例2における絶縁ハウジングの長手方向であって、矢印Lにより示される。)に沿って伸びる連結部60によって連結されて成るものとされる本体部61と、本体部61の両端に夫々連結された一対の端部62a及び62bと、を有している。端部62aは、本体部61の一端を形成する屈曲腕部59aに連結されており、屈曲腕部59aに屈曲して連なる伸長部分63aと伸長部分63aに更に連なる先端部分64aとを有していて、全体的にL方向に沿う方向に伸びるものとされている。同様に、端部62bは、本体部61の他端を形成する屈曲腕部59bに連結されており、屈曲腕部59bに屈曲して連なる伸長部分63bと伸長部分63bに更に連なる先端部分64bとを有していて、全体的にL方向に沿う方向に伸びるものとされている。
図13に示される操作レバー56の端部62aを囲む円C3内を拡大してあらわす図14に示されるように、操作レバー56の端部62aが有する伸長部分63aと先端部分64aとは、先端部分64aが、伸長部分63aに対して伸長部分63aの中心軸方向に直交する方向に屈曲して突出するものとされている。従って、先端部分64aの中心軸方向は伸長部分63aの中心軸方向に直交するものとなり、伸長部分63aの中心軸方向はL方向に沿う方向となるので、先端部分64aの中心軸方向はS方向(L方向に直交する方向であって、矢印Sにより示される。)に沿う方向となる。そして、図14に示されるように、伸長部分63aと先端部分64aとは、L方向に沿って伸びる伸長部分63aの仮想中心軸線66aとS方向に沿って伸びる先端部分64aの仮想中心軸線67aとが、互いに直交するものとなる関係におかれる。
同様に、操作レバー56の端部62bが有する伸長部分63bと先端部分64bとは、先端部分64bが、伸長部分63bに対して伸長部分63bの中心軸方向に直交する方向に屈曲して突出するものとされている。従って、先端部分64bの中心軸方向は伸長部分63bの中心軸方向に直交するものとなり、伸長部分63bの中心軸方向はL方向に沿う方向となるので、先端部分64bの中心軸方向はS方向に沿う方向となる。そして、伸長部分63aと先端部分64aとは、L方向に沿って伸びる伸長部分63aの仮想中心軸線とS方向に沿って伸びる先端部分64bの仮想中心軸線とが、互いに直交するものとなる関係におかれる。
このように構成される操作レバー56にあっては、実施例1における操作レバー16と同様に、その一対の端部62a及び62b、即ち、上述のように伸長部分63aと先端部分64aとを有した端部62a及び伸長部分63bと先端部分64bとを有した端部62bが、導電性シェル14におけるL方向の両端部に設けられた支持機構30a及び30bによって夫々回動可能に支持されている。斯かる端部62a及び62bは、夫々が、全体的にL方向に沿う方向において絶縁ハウジング13の端部から中央部に向かう向きをもって伸びていて、それにより,操作レバー56は、絶縁ハウジング13に対して回動可能とされている。また、操作レバー56の本体部61を形成する連結部60には、操作レバー56についての回動操作を容易にするための操作タグが取り付けられる。
図15に示されるように、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bに備えられた保持部31bは、L方向に伸びて操作レバー56の端部62bを形成する伸長部分63b及び先端部分64bが回動可能に配される溝状部を形成しており、また、支持機構30bに備えられた係止部32bは、S方向において操作レバー56の端部62bにおける伸長部分63bを挟んで相互対向する一対の屈曲壁状部を形成している。支持機構30bに備えられた保持部31bが形成する溝状部は、それに配された端部62bを形成する伸長部分63b及び先端部分64bについて、S方向における位置規制を行う。また、支持機構30bに備えられた係止部32bが形成する屈曲壁状部は、そのL方向における保持部31b側の端面が、端部62bにおける先端部分64bに係合する状態をとる。
同様に、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aに備えられた保持部31aは、L方向に伸びて操作レバー56の端部62aを形成する伸長部分63a及び先端部分64aが回動可能に配される溝状部を形成しており、また、支持機構30aに備えられた係止部32aは、S方向において操作レバー56の端部62aにおける伸長部分63aを挟んで相互対向する一対の屈曲壁状部を形成している。支持機構30aに備えられた保持部31aが形成する溝状部は、それに配された端部62aを形成する伸長部分63a及び先端部分64aについて、S方向における位置規制を行う。また、支持機構30aに備えられた係止部32aが形成する屈曲壁状部は、そのL方向における保持部31a側の端面が、端部62aにおける先端部分64aに係合する状態をとる。
このようなもとで、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aに備えられた弾性を有した保持部31aが、それが形成する溝状部に配された操作レバー56の端部62aを形成する伸長部分63a及び先端部分64aを、先端部分64aの伸長部分63aからの屈曲方向を操作レバー56の回動操作に応じて変化させることを許す状態をもって保持する。同様に、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bに備えられた弾性を有した保持部31bが、それが形成する溝状部に配された操作レバー56の端部62bを形成する伸長部分63b及び先端部分64bを、先端部分64bの伸長部分63bからの屈曲方向を操作レバー56の回動操作に応じて変化させることを許す状態をもって保持する。
そして、操作レバー56が、絶縁ハウジング13に対して回動せしめられて、本体部61がコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置をとるものとされるときには、図16に示されるように、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bにおいて、保持部31bにより保持された操作レバー56の端部62bを形成する伸長部分63b及び先端部分64bが、保持部31bが形成する溝状部内において、先端部分64bが、伸長部分63bからS方向に屈曲して突出し、複数の同軸ケーブル12側に向いた状態におかれる。それにより、保持部31bが形成する溝状部内で、伸長部分63bがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されるとともに、先端部分64bがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されることになる。
なお、斯かる際、導電性カバー15におけるL方向の端部35bに設けられた抑え片部36bが、支持機構30bにより支持された操作レバー56の端部62bに当接し、それらを抑える役割を果たす。
このようなもとで、操作レバー56に、それにおける端部62bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部62bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30bに備えられた係止部32bが、そのL方向における保持部31b側の端面をもって、端部62bにおける先端部分64bに係合して、その先端部分64bを係止する。それにより、操作レバー56における端部62bの支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
このとき、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aにおいて、保持部31aにより保持された操作レバー56の端部62aを形成する伸長部分63a及び先端部分64aも、保持部31aが形成する溝状部内において、先端部分64aが、伸長部分63aからS方向に屈曲して突出し、複数の同軸ケーブル12側に向いた状態におかれる。それにより、保持部31aが形成する溝状部内で、伸長部分63aがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されるとともに、先端部分64aがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されることになる。
なお、斯かる際、導電性カバー15におけるL方向の端部35aに設けられた抑え片部36aが、支持機構30aにより支持された操作レバー56の端部62aに当接し、それらを抑える役割を果たす。
このようなもとで、操作レバー56に、それにおける端部62aをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部62aが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32aが、そのL方向における保持部31a側の端面をもって、端部62aにおける先端部分64aに係合して、その先端部分64aを係止する。それにより、操作レバー56における端部62aの支持機構30aからの抜脱が確実に阻止される。
また、操作レバー56が、絶縁ハウジング13に対して回動せしめられて、本体部61が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置をとるものとされるときには、図17に示されるように、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bにおいて、保持部31bにより保持された操作レバー56の端部62bを形成する伸長部分63b及び先端部分64bが、保持部31bが形成する溝状部内において、先端部分64bが、伸長部分63bからS方向に屈曲して突出し、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側(複数の同軸ケーブル12側とは反対側)に向いた状態におかれる。それにより、保持部31bが形成する溝状部内で、伸長部分63bがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分64bがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる。
なお、斯かる際にも、導電性カバー15におけるL方向の端部35bに設けられた抑え片部36bが、支持機構30bにより支持された操作レバー56の端部62bに当接し、それらを抑える役割を果たす。
このようなもとで、操作レバー56に、それにおける端部62bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部62bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30bに備えられた係止部32bが、そのL方向における保持部31b側の端面をもって、端部62bにおける先端部分64bに係合して、その先端部分64bを係止する。それにより、操作レバー56における端部62bの支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
このとき、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aにおいて、保持部31aにより保持された操作レバー56の端部62aを形成する伸長部分63a及び先端部分64aも、保持部31aが形成する溝状部内において、先端部分64aが、伸長部分63aからS方向に屈曲して突出し、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側(複数の同軸ケーブル12側とは反対側)に向いた状態におかれる。それにより、保持部31aが形成する溝状部内で、伸長部分63aがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分64aがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる。
なお、斯かる際にも、導電性カバー15におけるL方向の端部35aに設けられた抑え片部36aが、支持機構30aにより支持された操作レバー56の端部62aに当接し、それらを抑える役割を果たす。
このようなもとで、操作レバー56に、それにおける端部62aをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部62aが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32aが、そのL方向における保持部31a側の端面をもって、端部62aにおける先端部分64aに係合して、その先端部分64aを係止する。それにより、操作レバー56における端部62aの支持機構30aからの抜脱が確実に阻止される。
なお、操作レバー56が、本体部61が複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置と、本体部61が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置との間の回動位置をとるもとにあっても、操作レバー56に、それにおける端部62aもしくは端部62bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部62aもしくは端部62bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32a及び導電性カバー15におけるL方向の端部35aに設けられた抑え片部36a、もしくは、支持機構30bに備えられた係止部32b及び導電性カバー15におけるL方向の端部35bに設けられた抑え片部36bが、端部62aにおける先端部分64aもしくは端部62bにおける先端部分64bに係合して、先端部分64aもしくは先端部分64bを係止する。それにより、操作レバー56における端部62aもしくは端部62bの支持機構30aもしくは支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
上述の操作レバー56を備えた実施例2を成すコネクタ装置は、基板側コネクタ装置40が、例えば、ソリッド印刷配線基板とされる基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた状態のもとで、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43に、S方向に沿った移動を伴う差込みがなされて嵌合する状態におかれ、それにより、基板側コネクタ装置40に嵌合するものとされる。斯かる際、実施例2に備えられた操作レバー56は、その本体部61が複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置をとるものとされる。
その後、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43に差し込まれて嵌合する状態におかれたもとで、操作レバー56が、本体部61が複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置から、本体部61が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置へと回動操作される。
操作レバー56が、本体部61が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置におかれたもとにあっては、操作レバー56の屈曲腕部59a及び59bが、基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに、各々における突出部を乗り越えて夫々係合するものとされる。それにより、操作レバー56の基板側コネクタ装置40に対する位置決めが行われる。
操作レバー56の屈曲腕部59a及び59bが、基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合したもとにあっては、操作レバー56は、その本体部61が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置をとる状態におかれる。従って、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aにおいて、支持機構30aに備えられた保持部31aにより保持された操作レバー56の端部62aを形成する伸長部分63a及び先端部分64aが、保持部31aが形成する溝状部内で、伸長部分63aがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分64aがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになり、また、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bにおいて、支持機構30bに備えられた保持部31bにより保持された操作レバー56の端部62bを形成する伸長部分63b及び先端部分64bが、保持部31bが形成する溝状部内で、伸長部分63bがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分64bがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる。
それにより、操作レバー56の端部62a及び62bは、支持機構30a及び30bに夫々備えられた弾性を有した保持部31a及び31bから、各々の弾性に基づく、操作レバー56における屈曲腕部59a及び59b及び連結部60により形成される本体部61をコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に移動させようとする付勢力を受けて、その付勢力を操作レバー56に伝えることになる。即ち、操作レバー56の端部62aを形成する伸長部分63a及び先端部分64aと操作レバー56の端部62bを形成する伸長部分63b及び先端部分64bとが、支持機構30a及び30bに夫々支持されたもとで、本体部61を形成する屈曲腕部59a及び59bが弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー56に、本体部61をコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に移動させようとする付勢力を作用させるのである。
斯かる操作レバー56の端部62a及び62bが操作レバー56に及ぼす付勢力は、本体部61を形成する屈曲腕部59a及び59bが基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー56に、その本体部61を基板側コネクタ装置40に押し付ける方向の付勢力として作用する。従って、操作レバー56の端部62aを形成する伸長部分63a及び先端部分64aと操作レバー56の端部62bを形成する伸長部分63b及び先端部分64bとが、支持機構30a及び30bに夫々支持されたもとで、本体部61を形成する屈曲腕部59a及び59bが基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー56に、その本体部61を基板側コネクタ装置40に押し付ける方向の付勢力を作用させる、付勢力付与部を成していることになる。
このようにして、本体部61を形成する屈曲腕部59a及び59bが基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー56は、その本体部61を基板側コネクタ装置40に押し付ける方向の付勢力が作用するものとされるので、それと基板側コネクタ装置40との間の隙間が形成されて“がたつく”ことになる状態が確実に回避されることになる。
なお、当然のことながら、斯かるもとにあっても、前述されたように、操作レバー56に、それにおける端部62aをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部62aが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32aが、そのL方向における保持部31a側の端面をもって、端部62aにおける先端部分64aに係合して、その先端部分64aを係止し、それにより、操作レバー56における端部62aの支持機構30aからの抜脱が確実に阻止され、また、操作レバー56に、それにおける端部62bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部62bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30bに備えられた係止部32bが、そのL方向における保持部31b側の端面をもって、端部62bにおける先端部分64bに係合して、その先端部分64bを係止し、それにより、操作レバー56における端部62bの支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
このようにして、操作レバー56が、本体部61が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置をとるものとされることにより、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17の、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43との嵌合状態が、より一層安定にかつ確実に維持されることになる。
次に、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43から抜脱されるにあたっては、操作レバー56が、回動操作され、その本体部61を形成する屈曲腕部59a及び59bが、基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bの夫々における突出部を乗り越えて弾性係合部48a及び48bとの係合を解除して、本体部61が複数の同軸ケーブル20側に配されることになる位置をとるものとされる。その後、実施例2の全体が基板側コネクタ装置40から離隔する方向に移動せしめられ、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43から抜脱される。
上述の実施例2にあっても、その導電性シェル14の一端部に設けられる支持機構30aが、溝状部を形成する保持部31aを備える構成をとり、また、導電性シェル14の他端部に設けられる支持機構30bが、溝状部を形成する保持部31bを備える構成をとるものとされるが、支持機構30a及び30bの夫々は、操作レバー56の端部62a及び62bの夫々を回動可能に支持するとともに付勢するための構成として、他の様々な具体的構成をとることができるものである。
図18は、本発明に係るコネクタ装置のさらに他の例(実施例3)に備えられる操作レバー76を単体で示す。
図18に示される操作レバー76を備える実施例3も、操作レバー76以外の部分については、前述の実施例1(コネクタ装置11)と同様に構成されたものとされる。それゆえ、実施例3における実施例1と同様に構成された部分に関しては、全体的な詳細説明は省略され、説明の必要に応じた部分が、実施例1において対応する部分に付された符号と同じ符号が付されたものとして図示され、かつ、説明される。また、実施例3には、実施例1との電気的接続がなされる複数の同軸ケーブル12と同様の複数の同軸ケーブルが、複数の同軸ケーブル12が実施例1に電気的に接続される態様と同様な態様をもって、電気的に接続され、さらに、実施例3は、実施例1が嵌合する相手側コネクタ装置である基板側コネクタ装置40と同様な相手側コネクタ装置である基板側コネクタ装置に、実施例1が基板側コネクタ装置40に嵌合する態様と同様な態様をもって、嵌合するものとされる。
図18に示される操作レバー76は、一対の屈曲腕部79a及び79bが、L方向(実施例3における絶縁ハウジングの長手方向であって、矢印Lにより示される。)に沿って伸びる連結部80によって連結されて成るものとされる本体部81と、本体部81の両端に夫々連結された一対の端部82a及び82bと、を有している。端部82aは、本体部81の一端を形成する屈曲腕部79aに連結されており、屈曲腕部79aに屈曲して連なる伸長部分83aと伸長部分83aに更に連なる先端部分84aとを有していて、全体的にL方向に沿う方向に伸びるものとされている。同様に、端部82bは、本体部81の他端を形成する屈曲腕部79bに連結されており、屈曲腕部79bに屈曲して連なる伸長部分83bと伸長部分83bに更に連なる先端部分84bとを有していて、全体的にL方向に沿う方向に伸びるものとされている。
図18に示される操作レバー76の端部82aを囲む円C4内を拡大してあらわす図19に示されるように、操作レバー76の端部82aが有する伸長部分83aと先端部分84aとは、先端部分84aが、伸長部分83aの中心軸方向(L方向)に直交するV方向(矢印Vにより示される。)に押し潰されて、伸長部分83aに対してL方向とV方向との両者に直交するS方向(矢印Sにより示される。)に突出するものとされている。従って、図19に示されるように、伸長部分83aと先端部分84aとは、L方向に沿って伸びる伸長部分83aの仮想中心軸線86aとS方向に沿って伸びる先端部分84aの仮想中心軸線87aとが、互いに直交するものとなる関係におかれる。
同様に、操作レバー76の端部82bが有する伸長部分83bと先端部分84bとは、先端部分84bが、伸長部分83bの中心軸方向(L方向)に直交するV方向に押し潰されて、伸長部分83bに対してL方向とV方向との両者に直交するS方向に突出するものとされている。従って、伸長部分83bと先端部分84bとは、L方向に沿って伸びる伸長部分83bの仮想中心軸線とS方向に沿って伸びる先端部分84bの仮想中心軸線とが、互いに直交するものとなる関係におかれる。
このように構成される操作レバー76にあっては、実施例1における操作レバー16と同様に、その一対の端部82a及び82b、即ち、上述のように伸長部分83aと先端部分84aとを有した端部82a及び伸長部分83bと先端部分84bとを有した端部82bが、導電性シェル14におけるL方向の両端部に設けられた支持機構30a及び30bによって夫々回動可能に支持されている。斯かる端部82a及び82bは、夫々が、全体的にL方向に沿う方向において絶縁ハウジング13の端部から中央部に向かう向きをもって伸びていて、それにより,操作レバー76は、絶縁ハウジング13に対して回動可能とされている。また、操作レバー76の本体部81を形成する連結部80には、操作レバー76についての回動操作を容易にするための操作タグが取り付けられる。
図20に示されるように、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bに備えられた保持部31bは、L方向に伸びて操作レバー76の端部82bを形成する伸長部分83b及び先端部分84bが回動可能に配される溝状部を形成しており、また、支持機構30bに備えられた係止部32bは、S方向において操作レバー76の端部82bにおける伸長部分83bを挟んで相互対向する一対の屈曲壁状部を形成している。支持機構30bに備えられた保持部31bが形成する溝状部は、それに配された端部82bを形成する伸長部分83b及び先端部分84bについて、S方向における位置規制を行う。また、支持機構30bに備えられた係止部32bが形成する屈曲壁状部は、そのL方向における保持部31b側の端面が、端部82bにおける先端部分84bに係合する状態をとる。
同様に、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aに備えられた保持部31aは、L方向に伸びて操作レバー76の端部82aを形成する伸長部分83a及び先端部分84aが回動可能に配される溝状部を形成しており、また、支持機構30aに備えられた係止部32aは、S方向において操作レバー76の端部82aにおける伸長部分83aを挟んで相互対向する一対の屈曲壁状部を形成している。支持機構30aに備えられた保持部31aが形成する溝状部は、それに配された端部82aを形成する伸長部分83a及び先端部分84aについて、S方向における位置規制を行う。また、支持機構30aに備えられた係止部32aが形成する屈曲壁状部は、そのL方向における保持部31a側の端面が、端部82aにおける先端部分84aに係合する状態をとる。
このようなもとで、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aに備えられた弾性を有した保持部31aが、それが形成する溝状部に配された操作レバー76の端部82aを形成する伸長部分83a及び先端部分84aを、先端部分84aの伸長部分83aからの突出方向を操作レバー76の回動操作に応じて変化させることを許す状態をもって保持する。同様に、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bに備えられた弾性を有した保持部31bが、それが形成する溝状部に配された操作レバー76の端部82bを形成する伸長部分83b及び先端部分84bを、先端部分84bの伸長部分83bからの突出方向を操作レバー76の回動操作に応じて変化させることを許す状態をもって保持する。
そして、操作レバー76が、絶縁ハウジング13に対して回動せしめられて、本体部81がコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置をとるものとされるときには、図21に示されるように、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bにおいて、保持部31bにより保持された操作レバー76の端部82bを形成する伸長部分83b及び先端部分84bが、保持部31bが形成する溝状部内において、先端部分84bが、伸長部分83bからS方向に突出して複数の同軸ケーブル12側に向いた状態におかれる。それにより、保持部31bが形成する溝状部内で、伸長部分83bがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されるとともに、先端部分84bがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されることになる。
なお、斯かる際、導電性カバー15におけるL方向の端部35bに設けられた抑え片部36bが、支持機構30bにより支持された操作レバー76の端部82bに当接し、それらを抑える役割を果たす。
このようなもとで、操作レバー76に、それにおける端部82bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部82bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30bに備えられた係止部32bが、そのL方向における保持部31b側の端面をもって、端部82bにおける先端部分84bに係合して、その先端部分84bを係止する。それにより、操作レバー76における端部82bの支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
このとき、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aにおいて、保持部31aにより保持された操作レバー76の端部82aを形成する伸長部分83a及び先端部分84aも、保持部31aが形成する溝状部内において、先端部分84aが、伸長部分83aからS方向に突出して複数の同軸ケーブル12側に向いた状態におかれる。それにより、保持部31aが形成する溝状部内で、伸長部分83aがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されるとともに、先端部分84aがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されることになる。
なお、斯かる際、導電性カバー15におけるL方向の端部35aに設けられた抑え片部36aが、支持機構30aにより支持された操作レバー76の端部82aに当接し、それらを抑える役割を果たす。
このようなもとで、操作レバー76に、それにおける端部82aをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部82aが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32aが、そのL方向における保持部31a側の端面をもって、端部82aにおける先端部分84aに係合して、その先端部分84aを係止する。それにより、操作レバー76における端部82aの支持機構30aからの抜脱が確実に阻止される。
また、操作レバー76が、絶縁ハウジング13に対して回動せしめられて、本体部81が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置をとるものとされるときには、図22に示されるように、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bにおいて、保持部31bにより保持された操作レバー76の端部82bを形成する伸長部分83b及び先端部分84bが、保持部31bが形成する溝状部内において、先端部分84bが、伸長部分83bからS方向に突出して、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側(複数の同軸ケーブル12側とは反対側)に向いた状態におかれる。それにより、保持部31bが形成する溝状部内で、伸長部分83bがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分84bがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる。
なお、斯かる際にも、導電性カバー15におけるL方向の端部35bに設けられた抑え片部36bが、支持機構30bにより支持された操作レバー76の端部82bに当接し、それらを抑える役割を果たす。
このようなもとで、操作レバー76に、それにおける端部82bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部82bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30bに備えられた係止部32bが、そのL方向における保持部31b側の端面をもって、端部82bにおける先端部分84bに係合して、その先端部分84bを係止する。それにより、操作レバー76における端部82bの支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
このとき、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aにおいて、保持部31aにより保持された操作レバー76の端部82aを形成する伸長部分83a及び先端部分84aも、保持部31aが形成する溝状部内において、先端部分84aが、伸長部分83aからS方向に突出して、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側(複数の同軸ケーブル12側とは反対側)に向いた状態におかれる。それにより、保持部31aが形成する溝状部内で、伸長部分83aがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分84aがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる。
なお、斯かる際にも、導電性カバー15におけるL方向の端部35aに設けられた抑え片部36aが、支持機構30aにより支持された操作レバー76の端部82aに当接し、それらを抑える役割を果たす。
このようなもとで、操作レバー76に、それにおける端部82aをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部82aが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32aが、そのL方向における保持部31a側の端面をもって、端部82aにおける先端部分84aに係合して、その先端部分84aを係止する。それにより、操作レバー76における端部82aの支持機構30aからの抜脱が確実に阻止される。
なお、操作レバー76が、本体部61が複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置と、本体部81が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置との間の回動位置をとるもとにあっても、操作レバー76に、それにおける端部82aもしくは端部82bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部82aもしくは端部82bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32a及び導電性カバー15におけるL方向の端部35aに設けられた抑え片部36a、もしくは、支持機構30bに備えられた係止部32b及び導電性カバー15におけるL方向の端部35bに設けられた抑え片部36bが、端部82aにおける先端部分84aもしくは端部82bにおける先端部分84bに係合して、先端部分84aもしくは先端部分84bを係止する。それにより、操作レバー76における端部82aもしくは端部82bの支持機構30aもしくは支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
上述の操作レバー76を備えた実施例3を成すコネクタ装置は、基板側コネクタ装置40が、例えば、ソリッド印刷配線基板とされる基板にそれに設けられた電気回路構成部との電気的接続がなされて取り付けられた状態のもとで、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43に、S方向に沿った移動を伴う差込みがなされて嵌合する状態におかれ、それにより、基板側コネクタ装置40に嵌合するものとされる。斯かる際、実施例3に備えられた操作レバー76は、その本体部81が複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置をとるものとされる。
その後、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43に差し込まれて嵌合する状態におかれたもとで、操作レバー76が、本体部81が複数の同軸ケーブル12側に配されることになる位置から、本体部81が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置へと回動操作される。
操作レバー76が、本体部81が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置におかれたもとにあっては、操作レバー76の屈曲腕部79a及び79bが、基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに、各々における突出部を乗り越えて夫々係合するものとされる。それにより、操作レバー76の基板側コネクタ装置40に対する位置決めが行われる。
操作レバー76の屈曲腕部79a及び79bが、基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合したもとにあっては、操作レバー76は、その本体部81が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置をとる状態におかれる。従って、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30aにおいて、支持機構30aに備えられた保持部31aにより保持された操作レバー76の端部82aを形成する伸長部分83a及び先端部分84aが、保持部31aが形成する溝状部内で、伸長部分83aがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分84aがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになり、また、導電性シェル14の端部に設けられた支持機構30bにおいて、支持機構30bに備えられた保持部31bにより保持された操作レバー76の端部82bを形成する伸長部分83b及び先端部分84bが、保持部31bが形成する溝状部内で、伸長部分83bがS方向において複数の同軸ケーブル12側に配されるとともに、先端部分84bがS方向において絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる。
それにより、操作レバー76の端部82a及び82bは、支持機構30a及び30bに夫々備えられた弾性を有した保持部31a及び31bから、各々の弾性に基づく、操作レバー76における屈曲腕部79a及び79b及び連結部80により形成される本体部81をコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に移動させようとする付勢力を受けて、その付勢力を操作レバー76に伝えることになる。即ち、操作レバー76の端部82aを形成する伸長部分83a及び先端部分84aと操作レバー76の端部82bを形成する伸長部分83b及び先端部分84bとが、支持機構30a及び30bに夫々支持されたもとで、本体部81を形成する屈曲腕部79a及び79bが弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー76に、本体部81をコネクタ装置11に電気的に連結された複数の同軸ケーブル12側に移動させようとする付勢力を作用させるのである。
斯かる操作レバー76の端部82a及び82bが操作レバー76に及ぼす付勢力は、本体部81を形成する屈曲腕部79a及び79bが基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー76に、その本体部81を基板側コネクタ装置40に押し付ける方向の付勢力として作用する。従って、操作レバー76の端部82aを形成する伸長部分83a及び先端部分84aと操作レバー76の端部82bを形成する伸長部分83b及び先端部分84bとが、支持機構30a及び30bに夫々支持されたもとで、本体部81を形成する屈曲腕部79a及び79bが基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー76に、その本体部81を基板側コネクタ装置40に押し付ける方向の付勢力を作用させる、付勢力付与部を成していることになる。
このようにして、本体部81を形成する屈曲腕部79a及び79bが基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bに夫々係合するものとされた操作レバー76は、その本体部81を基板側コネクタ装置40に押し付ける方向の付勢力が作用するものとされるので、それと基板側コネクタ装置40との間の隙間が形成されて“がたつく”ことになる状態が確実に回避されることになる。
なお、当然のことながら、斯かるもとにあっても、前述されたように、操作レバー76に、それにおける端部82aをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部82aが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30aに備えられた係止部32aが、そのL方向における保持部31a側の端面をもって、端部82aにおける先端部分84aに係合して、その先端部分84aを係止し、それにより、操作レバー76における端部82aの支持機構30aからの抜脱が確実に阻止され、また、操作レバー76に、それにおける端部82bをL方向において絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向への変位、即ち、絶縁ハウジング13の外方への変位を生じさせる外力が加えられ、端部82bが絶縁ハウジング13の中央部から端部に向かう方向に変位せしめられるときには、支持機構30bに備えられた係止部32bが、そのL方向における保持部31b側の端面をもって、端部82bにおける先端部分84bに係合して、その先端部分84bを係止し、それにより、操作レバー76における端部82bの支持機構30bからの抜脱が確実に阻止される。
このようにして、操作レバー76が、本体部81が絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17側に配されることになる位置をとるものとされることにより、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17の、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43との嵌合状態が、より一層安定にかつ確実に維持されることになる。
次に、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43から抜脱されるにあたっては、操作レバー76が、回動操作され、その本体部81を形成する屈曲腕部79a及び79bが、基板側コネクタ装置40の導電性シェル42に設けられた弾性係合部48a及び48bの夫々における突出部を乗り越えて弾性係合部48a及び48bとの係合を解除して、本体部81が複数の同軸ケーブル20側に配されることになる位置をとるものとされる。その後、実施例3の全体が基板側コネクタ装置40から離隔する方向に移動せしめられ、絶縁ハウジング13に設けられた嵌合凸部17が、基板側コネクタ装置40の絶縁ハウジング41及び導電性シェル42に設けられた嵌合凹部43から抜脱される。
上述の実施例3にあっても、その導電性シェル14の一端部に設けられる支持機構30aが、溝状部を形成する保持部31aを備える構成をとり、また、導電性シェル14の他端部に設けられる支持機構30bが、溝状部を形成する保持部31bを備える構成をとるものとされるが、支持機構30a及び30bの夫々は、操作レバー76の端部82a及び82bの夫々を回動可能に支持するとともに付勢するための構成として、他の様々な具体的構成をとることができるものである。
以上のような本発明に係るコネクタ装置は、複数の導電コンタクトに相手側コネクタ装置に配された複数の導電コンタクトとの接続状態をとらせる嵌合部と、その嵌合部の相手側コネクタ装置の嵌合部との嵌合状態を維持すべく、相手側コネクタ装置に係合する操作レバーとを備えたもとで、操作レバーにその端部を絶縁ハウジングの外方に向かう方向に変位させる外力が作用するときにも、当該端部の導電性シェルからの不所望な抜脱を確実に阻止することができて、操作レバーを本来の役割を果たせる状態に維持できることになり、さらには、相手側コネクタ装置に係合した操作レバーと相手側コネクタ装置との間の隙間が形成されて操作レバーが“がたつく”ことになる状態を、確実に回避することもできるものとして、様々な電子機器等に広く適用され得るものである。
本発明に係るコネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブルと共に示す斜視図である。
本発明に係るコネクタ装置の一例をそれに連結された複数のケーブルと共に示す斜視図である。
図1及び図2に示されるコネクタ装置に備えられる操作レバーを単体で示す斜視図である。
図3に示される円C1内を拡大してあらわす拡大斜視図である。
図1に示されるコネクタ装置についての導電性カバーが取り除かれた状態を示す斜視図である。
図5に示される円C2内を拡大してあらわす拡大斜視図である。
図1におけるA−A線に沿う断面を示す断面図である。
図2におけるB−B線に沿う断面を示す断面図である。
本発明に係るコネクタ装置の一例が嵌合する相手側コネクタ装置の一例を成す基板側コネクタ装置を示す斜視図である。
本発明に係るコネクタ装置の一例が嵌合する相手側コネクタ装置の一例を成す基板側コネクタ装置を示す正面図である。
図1に示されるコネクタ装置が図9及び図10に示される基板側コネクタ装置に嵌合した状態を示す斜視図である。
図1に示されるコネクタ装置が図9及び図10に示される基板側コネクタ装置に嵌合した状態を示す斜視図である。
本発明に係るコネクタ装置の他の例に備えられる操作レバーを単体で示す斜視図である。
図13に示される円C3内を拡大してあらわす拡大斜視図である。
本発明に係るコネクタ装置の他の例の一部を拡大してあらわす拡大斜視図である。
本発明に係るコネクタ装置の他の例における一断面を示す断面図である。
本発明に係るコネクタ装置の他の例における一断面を示す断面図である。
本発明に係るコネクタ装置のさらに他の例に備えられる操作レバーを単体で示す斜視図である。
図18に示される円C4内を拡大してあらわす拡大斜視図である。
本発明に係るコネクタ装置のさらに他の例の一部を拡大してあらわす拡大斜視図である。
本発明に係るコネクタ装置のさらに他の例における一断面を示す断面図である。
本発明に係るコネクタ装置のさらに他の例における一断面を示す断面図である。
符号の説明
11・・・コネクタ装置, 12・・・同軸ケーブル, 13,41・・・絶縁ハウジング, 14,42・・・導電性シェル, 15・・・導電性カバー, 16,56,76・・・操作レバー, 16A・・・操作タグ, 17・・・嵌合凸部, 18,44・・・導電コンタクト, 19a,19b,59A,59B,79a,79b・・・屈曲腕部, 20,60,80・・・連結部, 21,61,81・・・(操作レバー16,56もしくは76の)本体部, 22a,22b,62a,62b,82a,82b・・・(操作レバー16,56もしくは76の)端部, 23a,23b,63a,63b,83a,83b・・・伸長部分, 24a,24b,64a,64b,84a,84b・・・先端部分, 25a,25b・・・段部, 30a,30b・・・支持機構, 31a,31b・・・保持部, 32a,32b・・・係止部, 35a,35b・・・(導電性カバー15の)端部, 36a,36b・・・抑え片部, 37a,37b・・・係合突起, 40・・・基板側コネクタ装置(相手側コネクタ装置), 43・・・嵌合凹部, 46a,46b・・・係合孔, 47a,47b・・・接地接続端子, 48a,48b・・・弾性係合部