JP2001251729A - バスバーおよび該バスバーを収容した電気接続箱 - Google Patents

バスバーおよび該バスバーを収容した電気接続箱

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JP2001251729A
JP2001251729A JP2000060102A JP2000060102A JP2001251729A JP 2001251729 A JP2001251729 A JP 2001251729A JP 2000060102 A JP2000060102 A JP 2000060102A JP 2000060102 A JP2000060102 A JP 2000060102A JP 2001251729 A JP2001251729 A JP 2001251729A
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JP
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tab
bus bar
twist
terminal
width
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JP2000060102A
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Noriko Kobayashi
紀子 小林
Koji Kasai
浩二 笠井
Yukitaka Saito
友紀貴 齋藤
Nobufumi Kobayashi
宣史 小林
Yoshihiro Maeda
義博 前田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスバーのタブにひねり部分を形成して中継
端子を不要にする。 【解決手段】 導電性の金属板を打ち抜きして折り曲げ
加工により、形成したバスバー10より起立するタブ
を、接続対象のメス端子の方向と合致するように、ひね
り荷重を加えてひねり部分12aを有するタブ12を形
成している。タブ12aと外部回路のメス端子は同方向
なので、中継端子を介在させることなく直接接続可能に
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバスバーおよび該バ
スバーを収容した電気接続箱に関し、詳しくは、自動車
用ワイヤハーネスに接続されるジャンクションボックス
等の電気接続箱に収容され、回路の分岐接続を図ると共
に、電気接続箱に取り付けられるコネクタ内の電線端末
の端子および電気接続箱内に収容される他層のバスバー
等と接続されるタブを備えたものである。
【0002】
【従来の技術】上記バスバーは、ジャンクションボック
ス等の電気接続箱の内部回路として用いられることが多
い。図6に示すように、バスバー1A〜1Dは、絶縁基
板7A〜7Dを介在させて、ジャンクションボックス6
内に積層状態で収容されて所要の内部回路を形成してい
る。
【0003】上記各層のバスバーは、図7に示すよう
に、導電性の金属板Pを打ち抜いて、所要の回路パター
ンのバスバー1を形成し、その後、バスバー1に形成さ
れた帯形状の本体部2の端部に位置する展開形状のタブ
形成部分2aを直角に折り曲げて起立させ、他の回路の
端末に接続されたメス端子と嵌合するタブ3を形成して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、バスバ
ー1は金属板Pを打ち抜いて形成しているため、回路パ
ターンによっては、タブ形成部分2aを設ける方向が規
制される場合がある。例えば、図8に示すようなタブ
3’を有するバスバー1’を形成しようとしても、タブ
3’に該当する折り曲げ前のタブ形成部分2a’(図中
二点鎖線で示す)は、本体部2’と干渉してしまうた
め、このようなタブ3’を有するバスバー1’は形成で
きない。
【0005】よって、図9に示すように、ジャンクショ
ンボックス6に設けられたコネクタ収容部6aの方向に
より嵌合する外部回路のメス端子5が挿入係止されたコ
ネクタ8の方向が規制されると、メス端子5とバスバー
1のタブ3とは直接接続できないので、一端にメス嵌合
部9aを、他端に方向を90度相異させたオス嵌合部9
bを有する中継端子9を使用しなければならない問題が
生じる。このように、タブ3と外部回路のメス端子5の
向きが相違するだけで、バスバー1とは別体の中継端子
9が必要となり、部品点数の増加、組み立て工数が増加
すると共に、中継端子を配置するスペースもジャンクシ
ョンボックス内部に確保する必要が生じ、内部構造の複
雑化を招く問題もある。また、これに伴いジャンクショ
ンボックスにかかる費用も上昇する。
【0006】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、バスバーの本体部から折り曲げた状態で向きの相
違するタブを形成することにより、中継端子を用いるこ
となく、相手方のメス端子と嵌合接続できるようにする
ことを第一の課題としている。さらに、上記バスバーを
用いて電気接続箱の内部構造の簡略化を図り電気接続箱
にかかる費用の低減を図ることを第二の課題としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、導電性金属板を打ち抜き加工した後に折
り曲げ加工により、他の回路の端子と嵌合接続される平
板形状のタブを設けているバスバーであって、上記タブ
を、打ち抜かれた展開形状で本体部より折り曲げ加工し
て起立させた後にひねりが加えられて、ひねり部分より
上側部の向きが、ひねり部分より下部の向きと異なって
いることを特徴とするバスバーを提供している。
【0008】上記のように、本体部から起立させたタブ
にひねりを加えることにより、相手方端子と接続する先
端部の向きを所要の方向に変えることができる。通常
は、90度ひねることにより、本体部から起立させた状
態と直交方向となるようにしている。
【0009】タブが細幅である場合には、上下同一幅で
あってもひねりを容易に加えることができるが、タブ幅
が大きく、ひねりにくい場合には、ひねり部分に幅方向
の両側よりスリットを設け、あるいは細幅として、容易
にひねりを加えることができるようにしている。あるい
は、タブは上下同一幅とし、上記ひねり部分には穴を設
けて、ひねり易くしている。上記ひねり部分にスリッ
ト、穴等を設け、また、細幅とする場合には、連続した
部分における面積が所要の許容電流値となるように設定
している。
【0010】このように、バスバーの展開形状に変更を
加えることなく、タブを所要の向きとすることができ、
その結果、従来必要とされた中継端子を不要とすること
がで、部品点数、組み立て工程の削減を図ることができ
る。
【0011】また、本発明は、上記バスバーを収容して
いる電気接続箱を提供している。ひねり部分を有するタ
ブを起立させたバスバーを収容して電気接続箱の内部回
路を構成すると、中継端子が不要になり内部構造の簡易
化を図れ、電気接続箱の組立も容易になりコストの低減
も図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、第一実施形態のバスバー1
0の起立したタブ12を示している。バスバー10は、
導電性の金属板を打ち抜いて所要の回路パターンに形成
され、ジャンクションボックス等の電気接続箱の内部に
積層状態で収容されて電気接続箱の内部回路を構成して
いる。
【0013】一方、タブ12は、バスバー10の帯形状
の本体部11と連続して起立する基部付近にひねり部分
12aを設けていると共に、先端にはオスタブ部12b
を設けており、このオスタブ12bを電気接続箱の表面
に設けられたコネクタ収容部等に直接挿入して、外部回
路等の端末に接続されたメス端子と接続可能にしてい
る。よって、従来使用されていた中継端子は本発明のタ
ブ12には用いていない。
【0014】ひねり部分12aを有するタブ12の形成
は、先ず、図2(A)に示すように、バスバー10の端
部に位置する展開形状のタブ形成部分11aを折り曲げ
加工して、ひねり前の仮タブ12’を起立形成する。次
に、先端に中空嵌合部15bを設けた先端部15aを有
するひねり治具15を、図2(B)に示すように、仮タ
ブ12’に嵌め込み、接続される他の回路のメス端子と
合致する方向に回転させている。本実施形態では、ひね
り治具15を90度回転させてひねり部分12aを形成
し、ひねり部分12aの上側の先端側と下側の本体部1
1との連結箇所の向きが90度相異しているタブ12を
成形している。上記ひねりの際、ひねり方向は、原則、
時計方向、半時計方向のいずれの方向でもよいが、他の
部材等との干渉やノイズ等の影響が生じる場合は一方の
方向に限定してもよい。
【0015】なお、ひねり治具15は仮タブ12’の根
元まで嵌め込むと、ひねり部分12aが形成されずに、
本体部11側がひねられる等の悪影響が生じるので、図
2(B)に示すように、仮タブ12’の幅や厚み寸法を
考慮してひねり部分12がタブ12に確実に形成される
ように、ひねり治具15の嵌め込み量Lを設定してい
る。また、形成されたタブ12は電気接続箱のアッパケ
ースやロアケースのコネクタ収容部等の内部に挿入され
て、メス端子との接続を図る場合等は、ひねり部分12
aと各ケースとの干渉を避けるため、ひねり部分12a
はできるだけタブ12の本体部11側の根元付近に形成
することが好ましい。
【0016】さらに、バスバー10を形成している導電
体の材料が柔らかい材質の場合や、バスバー10の幅や
厚み寸法が小さい場合は、ひねり部分12を形成する際
のひねり荷重の影響が本体部11に生じないように、図
3(A)に示す変形例のひねり治具15’を使用しても
よい。ひねり治具15’は先端部15a’より先に位置
して軸部15c’と別体の抑え部15d’を設けてお
り、抑え部15d’に対して軸部15c’を回転可能に
している。
【0017】ひねり治具15’は、図3(B)に示すよ
うに、先端部15a’を仮タブ12に嵌め込むと共に抑
え部15d’でバスバー10の本体部11を上方から押
し付けた状態にしている。この状態で、ひねり治具1
5’の軸部15c’を回転させると、本体部11に対す
るひねり荷重の影響を抑え、確実に仮タブ12’にひね
り部分12aを形成している。なお、ひねり治具15’
を使用すると、先端部15a’の仮タブ12への嵌め込
み量Lが、先端部15a’と抑え部15d’との位置関
係により必然的に規制されるので、嵌め込み量を気にす
ることなくひねり部分12aを形成できる。
【0018】上記のようにして形成されるタブ12のひ
ねり量は、本実施形態の90度に限定されるものではな
く、アッパケース等に設けられたコネクタの収容部の角
度や、外部回路の配策方向等を考慮して所要の角度にひ
ねることが可能である。よって、例えば45度、60度
等の角度でひねり部分12aを形成してもよい。
【0019】図4(A)(B)は、第二実施形態のタブ
22の形成状態を示している。ひねり前の仮タブ22’
を本体部21より起立させているバスバー20は、図4
(A)に示すように、仮タブ22’のひねり箇所に該当
する部分に両側より幅方向にスリット24を設けて、中
央に細幅部25を形成している。図4(B)に示すタブ
22を形成するには、第一実施形態と同様に細幅部25
にひねり荷重を加え、ひねり部分22aを形成してタブ
22を完成させている。
【0020】ひねり部分22aは、仮タブ22’におい
て他の箇所より強度の低い細幅部25をひねることによ
り形成されるので、ひねりに要する力も少なくて済み、
容易にひねることができる。また、スリット24および
細幅部25によりひねりが生じる箇所が特定されるの
で、ひねり部分22aは、必ずスリット24を設けた箇
所に形成され、第一実施形態で述べたひねり治具の嵌め
込み量も、スリット24より上方であれば、特に厳密に
考慮する必要もない。
【0021】このように、第二実施形態のバスバー20
におけるタブ22のひねり部分22aは形成が容易なの
で、バスバー20の本体部21等の幅や厚み寸法が大き
い場合等に好適である。なお、ひねりの回転量は第一実
施形態と同様所要角度が可能である。また、スリット2
4の形状、切り込みの幅や深さ寸法等は、本体部21の
材質や各種寸法等を考慮して適宜設定している。
【0022】さらに、スリット24は、必ずしも仮タブ
22の両側に設ける必要はなく、接続対象のメス端子の
位置等を考慮して、片側より深い切り込みのスリットを
設けて残部を細幅部とし、ひねりにより形成されるタブ
22が、ひねり部分22aの上下の部分で、夫々垂直中
心がオフセットするように形成してもよい。また、細幅
部はスリットにより形成するのではなく、タブ自体の幅
寸法を増減させることにより形成するようにしてもよ
い。
【0023】図5(A)(B)は第三実施形態のバスバ
ー30におけるタブ32を示している。タブ32は、先
端側から根元側まで同一幅であり、ひねり前の仮タブ3
2’のひねり箇所に該当する部分に穴部35を設けてい
る。この仮タブ32’を第一実施形態と同様にひねり荷
重を加えてひねり部分32aを有するタブ32を形成し
ている。上記穴部35付近は強度が低下するので、ひね
り時に要する力も低減される。なお、ひねり角度は適宜
設定できると共に、ひねり部分32aの位置が特定され
るのは第二実施形態と同様である。なお、バスバー30
の本体部31の幅が広い場合等は、複数の穴部を形成す
るようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】上記した説明より明らかなように、本発
明のバスバーを用いると、起立したタブを所要の角度で
形成できるので、中継端子を使用することなく、他の回
路のメス端子と接続を図ることができる。よって、電気
接続箱の内部構造も中継端子が削減されることで簡易化
でき、電気接続箱の組立工数を削減してコストの低減を
図ることができる。また、ひねり部分によりタブを形成
することで、外部回路と内部回路の接続箇所の制限が緩
和され、接続部等に関する設計の自由度も向上でき種々
の接続形態を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態に係るバスバーのタブ
を示す斜視図である。
【図2】 (A)(B)は、ひねり治具を用いたタブの
形成状態を示す斜視図である。
【図3】 (A)は、変形例のひねり治具の斜視図、
(B)は該ひねり治具によるタブの形成を示す斜視図で
ある。
【図4】 (A)(B)は第二実施形態のバスバーのタ
ブ形成状態を示す概略図である。
【図5】 (A)(B)は第三実施形態のバスバーのタ
ブ形成状態を示す概略図である。
【図6】 従来の電気接続箱の分解構造の斜視図であ
る。
【図7】 従来のバスバーの形成手順を示す概略図であ
る。
【図8】 従来の問題点を示す概略図である。
【図9】 従来の中継端子を使用した接続状況を示す概
略図である。
【符号の説明】
10、20、30 バスバー 11、21、31 本体部 12、22、32 タブ 12a、22a、32a ひねり部分 15、15’ ひねり治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 友紀貴 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 小林 宣史 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 前田 義博 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5G361 BA04 BB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性金属板を打ち抜き加工した後に折
    り曲げ加工により、他の回路の端子と嵌合接続される平
    板形状のタブを設けているバスバーであって、 上記タブを、打ち抜かれた展開形状で本体部より折り曲
    げ加工して起立させた後にひねりが加えられて、ひねり
    部分より上側部の向きが、ひねり部分より下部の向きと
    異なっていることを特徴とするバスバー。
  2. 【請求項2】 上記ひねり部分に幅方向の両側よりスリ
    ットを設け、あるいは細幅としている請求項1に記載の
    バスバー。
  3. 【請求項3】 上記タブは上下同一幅とし、上記ひねり
    部分には穴を設けている請求項1に記載のバスバー。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項の
    バスバーを収容している電気接続箱。
JP2000060102A 2000-03-06 2000-03-06 バスバーおよび該バスバーを収容した電気接続箱 Pending JP2001251729A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7198524B2 (en) 2003-11-26 2007-04-03 Yazaki Corporation Busbar molded article, process for manufacturing the same and electronic unit
JP2013136361A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Aisin Kiko Co Ltd ドアロック装置のバスバー構造
CN105057415A (zh) * 2015-08-28 2015-11-18 无锡市正罡自动化设备有限公司 汇流带折弯装置和叠焊机及汇流带的制备方法
DE102022102688A1 (de) 2022-02-04 2023-08-10 Weidmüller Interface GmbH & Co. KG Stromschiene, Gehäuse mit einer solchen Stromschiene sowie Verfahren zur Herstellung der Stromschiene

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