JP2013136180A - 製本処理装置及び製本処理制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本文用紙の厚さが所定の厚さに満たない場合でも、無駄に冊子を厚くすることなく製本する。
【解決手段】くるみ製本処理を実行するくるみ製本処理部150と、小冊子製本処理を実行する小冊子製本処理部140と、くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを、小冊子印刷処理を要求する印刷ジョブに変換する変換部72と、くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを受信したとき、受信した印刷ジョブに基づいて印刷される本文用紙W2の厚みを算出する算出部73と、算出された厚みが所定の閾値以上の場合は、くるみ製本処理部150にくるみ製本処理を実行させ、算出された厚みが所定の閾値未満の場合は、変換部72に受信した印刷ジョブを変換させ、この変換された印刷ジョブに基づいて、小冊子製本処理部140に小冊子製本処理を実行させる機器制御部75とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷済みの用紙を製本する際、複数の製本処理から適切な製本処理を選択実行する製本処理装置及び製本処理装置に製本させる製本処理制御装置に関する。
一般的に、複写機やプリンター等の画像形成装置においては、当該画像形成装置で複写やプリントされて排出される用紙に対して、製本処理を実行する製本処理装置が組み合わされて使用される場合がある。
製本処理には、多数の種類があり、印刷された用紙を表紙用紙でコの字上にくるみ、用紙の背部と表紙用紙を糊付けするくるみ製本処理がよく知られている。
くるみ製本処理では、印刷された用紙を表紙用紙でコの字上にくるみ、糊付けするので、用紙の枚数が少ないと厚みが薄く、十分に糊付けすることができない場合があった。
そこで、特許文献1には、用紙の束を表紙用紙でコの字状に覆いくるみ製本する画像形成システムであって、画像形成される本身用紙束の厚さを算出する束厚算出手段と、束厚算出手段により算出された本身用紙束の厚さが所定の厚さに満たない場合には、所定の厚さに達するようダミー用紙の挿入を行う制御手段と、を有することを特徴とする画像形成システムが提案されている。
特開2008−12749号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成システムでは、本身用紙束の厚さが所定の厚さに満たない場合には、所定の厚さに達するようダミー用紙の挿入を行うので、新たにダミーの用紙が必要となり、その分無駄に冊子が厚くなるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本文用紙の厚さが所定の厚さに満たない場合でも、無駄に冊子を厚くすることなく製本する製本処理装置及び製本処理制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る製本処理装置の第1の特徴は、印刷ジョブに基づいて印刷装置により印刷された本文となる本文用紙と表紙となる表紙用紙とを用いて製本する製本処理装置であって、前記印刷された前記本文用紙を前記表紙用紙でコの字上にくるみ、前記本文用紙の背部と前記表紙用紙を糊付けすることにより製本するくるみ製本処理を実行するくるみ製本処理手段と、前記印刷された前記本文用紙及び前記表紙用紙を2つ折りにし、重ね合わせることにより製本する小冊子製本処理を実行する小冊子製本処理手段と、前記くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを、前記小冊子印刷処理を要求する印刷ジョブに変換する変換手段と、前記くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを受信したとき、前記受信した印刷ジョブに基づいて印刷される前記本文用紙の厚みを算出する算出手段と、前記算出手段により算出された厚みが所定の閾値以上の場合は、前記くるみ製本処理手段にくるみ製本処理を実行させ、前記算出手段により算出された厚みが所定の閾値未満の場合は、前記変換手段に前記受信した印刷ジョブを変換させ、この変換された印刷ジョブに基づいて、前記小冊子製本処理手段に小冊子製本処理を実行させる制御手段と、を備えたことにある。
本発明に係る製本処理装置の第2の特徴は、前記本文用紙の種類と、厚みとを関連づけて用紙厚み情報として記憶する用紙厚み情報記憶手段と、を更に備え、前記算出手段は、前記用紙厚み情報と、前記受信した印刷ジョブとに基づいて印刷される前記本文用紙の厚みを算出することにある。
本発明に係る製本処理制御装置の第1の特徴は、印刷ジョブに基づいて、印刷装置により印刷された本文となる本文用紙を表紙となる表紙用紙でコの字上にくるみ、前記本文用紙の背部と前記表紙用紙を糊付けすることにより製本するくるみ製本処理を実行するくるみ製本処理手段と、前記印刷ジョブに基づいて、前記印刷装置により印刷された前記本文用紙及び前記表紙用紙を2つ折りにし、重ね合わせることにより製本する小冊子製本処理を実行する小冊子製本処理手段と、を備えた製本処理装置に製本させる製本制御装置であって、前記くるみ製本処理が要求されたとき、前記くるみ製本処理により印刷される前記本文用紙の厚みを算出する算出手段と、前記算出手段により算出された厚みが所定の閾値以上の場合は、前記くるみ製本処理手段にくるみ製本処理を実行させるための印刷ジョブを生成し、前記算出手段により算出された厚みが所定の閾値未満の場合は、前記小冊子製本処理手段に小冊子製本処理を実行させるための印刷ジョブを生成するジョブ生成手段と、を備えたことにある。
本発明に係る製本処理装置の第1の特徴によれば、くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを、小冊子印刷処理を要求する印刷ジョブに変換する変換手段と、くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを受信したとき、受信した印刷ジョブに基づいて印刷される本文用紙の厚みを算出する算出手段と、算出手段により算出された厚みが所定の閾値以上の場合は、くるみ製本処理手段にくるみ製本処理を実行させ、算出手段により算出された厚みが所定の閾値未満の場合は、変換手段に前記受信した印刷ジョブを変換させ、この変換された印刷ジョブに基づいて、小冊子製本処理手段に小冊子製本処理を実行させる制御手段とを備えるので、くるみ製本処理及び小冊子製本処理のうち、いずれか適した方の処理を実行することができ、本文用紙の厚さが所定の厚さに満たない場合でも、無駄に冊子を厚くすることなく製本することができる。
本発明に係る製本処理装置の第2の特徴によれば、算出手段は、用紙厚み情報と、受信した印刷ジョブとに基づいて印刷される本文用紙の厚みを算出するので、より適切にかつ簡易的に、本文用紙の厚みを算出することができる。
本発明に係る製本処理制御装置の第1の特徴によれば、くるみ製本処理が要求されたとき、くるみ製本処理により印刷される本文用紙の厚みを算出する算出手段と、算出手段により算出された厚みが所定の閾値以上の場合は、くるみ製本処理手段にくるみ製本処理を実行させるための印刷ジョブを生成し、算出手段により算出された厚みが所定の閾値未満の場合は、小冊子製本処理手段に小冊子製本処理を実行させるための印刷ジョブを生成するジョブ生成手段とを備えるので、くるみ製本処理及び小冊子製本処理のうち、いずれか適した方の処理を決定し、印刷ジョブを変換することなく、画像形成装置に実行させるので、より効率よく、くるみ製本処理又は小冊子製本処理を行うことができる。
本発明の実施例1である製本処理装置が適用された画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施例1である製本処理装置が適用された画像形成装置の機能構成を示す機能構成図である。 本発明の実施例1である画像形成装置が備える用紙厚み情報記憶部に記憶された用紙厚み情報の一例を示した図である。 本発明の実施例1である画像形成装置による処理の処理フローを示したフローチャートである。 本発明の実施例1である画像形成装置1によるくるみ製本処理を模式的に説明した図である。(a)は、両面右開きでくるみ製本処理される場合の本文用紙及び表紙用紙のデータの配列を示しており、(b)は、両面右開きでくるみ製本処理された仕上がり状態を示した図であり、(c)は、両面左開きでくるみ製本処理される場合の本文用紙及び表紙用紙のデータの配列を示しており、(d)は、両面左開きでくるみ製本処理された仕上がり状態を示した図である。 本発明の実施例1である画像形成装置1による小冊子製本処理を模式的に説明した図である。(a)は、両面右開きでくるみ製本処理される場合の本文用紙及び表紙用紙のデータの配列を示しており、(b)は、両面右開きで小冊子製本処理される場合の本文用紙及び表紙用紙のデータの配列を示しており、(c)は、両面右開きで小冊子製本処理された仕上がり状態を示した図である。 本発明の実施例1である画像形成装置1による小冊子製本処理を模式的に説明した図である。(a)は、両面左開きでくるみ製本処理される場合の本文用紙及び表紙用紙のデータの配列を示しており、(b)は、両面左開きで小冊子製本処理される場合の本文用紙及び表紙用紙のデータの配列を示しており、(c)は、両面左開きで小冊子製本処理された仕上がり状態を示した図である。 本発明の実施例2である画像形成装置1による小冊子製本処理を模式的に説明した図である。(a)は、片面右開きで小冊子製本処理される場合の本文用紙及び表紙用紙のデータの配列を示しており、(b)は、片面右開きで小冊子製本処理された仕上がり状態を示した図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の実施例1では、ライン単位で印刷用紙に印刷を行うライン型の印刷装置と接続され、印刷装置により印刷された本文となる本文用紙と表紙となる表紙用紙とを用いて、くるみ製本処理及び小冊子製本処理を行う製本処理装置を例に挙げて説明する。
<画像形成装置の構成>
図1は、本発明の実施例1である製本処理装置が適用された画像形成装置の構成を示す構成図である。
図1に示すように画像形成装置1は、印刷用紙Wに印刷する印刷装置2と、印刷装置2により印刷された印刷用紙Wに対して製本処理を実行する製本処理装置3とを備えている。
印刷装置2は、サイド給紙部10と、内部給紙部20Aと、内部給紙部20Bと、内部給紙部20Cと、内部給紙部20Dと、印刷部30と、排紙部40と、反転部50とを備えている。ここでは、サイド給紙部10には、製本する際の表紙となる表紙用紙W1が載置されており、内部給紙部20A〜20Dには、本文となる本文用紙W2が載置されているとする。
サイド給紙部10は、表紙用紙W1が積載される給紙台11と、この給紙台11から最上位置の表紙用紙W1のみを給紙搬送路SR上へ搬送させる1次給紙部12と、この1次給紙部12によって搬送された表紙用紙W1を循環搬送路CR上へ搬送する2次給紙部14とを備えている。1次給紙部12により給紙搬送路SR上を搬送された表紙用紙W1は2次給紙部14に突き当てられることにより表紙用紙W1の先端の位置あわせと斜行修正を行い、その後所定のタイミングで印刷部30へ向かって循環搬送路CR上を搬送される。
内部給紙部20A,20B,20C,20Dは、本文用紙W2が積層される給紙台21a,21b,21c,21dと、この給紙台21a,21b,21c,21dから最上位置の本文用紙W2のみを給紙系搬送経路FR上へ搬送させる1次給紙部22a,22b,22c,22dとを備えている。
1次給紙部22a,22b,22c,22dによりそれぞれ給紙系搬送経路FR上へ搬送された本文用紙W2は、給紙系搬送経路FR上に設置された搬送ローラ23等の複数の搬送ローラにより給紙系搬送経路FR上を搬送され、2次給紙部14に突き当てられることにより、本文用紙W2の先端の位置あわせと斜行修正がなされて所定のタイミングで印刷部30へ向かって循環系搬送路CR上を搬送される。
このように、2次給紙部14には、サイド給紙部10から表紙用紙W1が搬送され、内部給紙部20から本文用紙W2が搬送され、さらに、後述する反転部50からも表紙用紙W1及び本文用紙W2(以下、表紙用紙W1及び本文用紙W2を総称して単に印刷用紙Wという)が搬送される。
そのため、搬送方向における2次給紙部14の手前には、給紙された印刷用紙Wの搬送経路と、表面印刷後に装置内を循環搬送され反転部50にて反転された裏面印刷の用紙が循環して搬送されてくる経路とが合流する合流地点が存在する。この合流地点を基準に、給紙機構側の経路を給紙搬送路SRと称し、印刷装置2内を印刷用紙Wが循環される経路を循環搬送路CRと称している。
印刷部30は、複数の印字ヘッドが組み込まれたヘッドユニット31と、ヘッドユニット31の対向面に設けられた環状の搬送ベルト32とを備えており、2次給紙部14により給紙された印刷用紙Wは、印刷条件により定められる速度で搬送ベルト32上を搬送されながら、ヘッドユニット31から吐出されたインクによりライン単位で印刷用紙Wに印刷される。
印刷部30により印刷された印刷用紙Wは、循環搬送路CR上に配置された搬送ローラ等によって筐体内を循環搬送路CR上を搬送される。循環搬送路CR上には、循環搬送路CR上を搬送された印刷用紙Wを排紙部40へ誘導するか、又は循環搬送路CR上を再循環させるかを切り替える切り替え機構43が備えられている。
切り替え機構43により排紙部40に誘導された印刷用紙Wは、排紙ローラ42により排紙台41に搬送され、排紙台41に直前に印刷された印刷面を下にして積載される。
切り替え機構43により反転部50に誘導された印刷用紙Wは、反転ローラ52により循環搬送路CRから反転台51に搬送されて表裏が反転された後、反転台51から循環搬送路CRへ搬送される。
また、循環搬送路CRには、切替機構44が設けられており、印刷用紙Wの後処理を行う場合は、この切替機構44が搬送方向を切替ることにより、印刷用紙Wが循環搬送路CRから後処理経路FRに誘導され、製本処理装置3に供給される。さらに、切替機構44の下流側には、切替機構45が設けられており、小冊子製本処理経路FR1と、くるみ製本処理経路FR2とを切り替える。
切替機構45により、小冊子製本処理経路FR1側に誘導された印刷用紙Wは、小冊子製本処理経路FR1上をパンチ処理部120に供給され、パンチ処理部120では、印刷用紙Wは、印刷ジョブに応じてパンチ穴が穿孔するパンチ処理が実行される。
パンチ処理部120の下流側には、切替機構46が設けられており、小冊子製本処理経路FR1上をトップトレイ101、スタッカトレイ102、又はスタッカトレイ103の方向へ搬送される。
トップトレイ101方向に搬送された印刷用紙Wは、トップトレイ101上に積載され、スタッカトレイ102方向へ搬送された印刷用紙Wは、ステープル処理部130により、長辺綴じ又は短辺綴じの位置に応じてステープル処理が実行された後、スタッカトレイ102上に積載される。
スタッカトレイ103方向へ搬送された印刷用紙Wは、中綴じ処理部140へ供給される。
中綴じ処理部140は、印刷用紙Wの先端を突き当てることにより位置合わせを行う位置合わせトレイ141と、位置合わせトレイ141に印刷用紙Wが突き当てられた状態で、左右方向に移動することにより、印刷用紙Wの中綴じを行う中綴じプレート142と、中綴じされた印刷用紙Wをスタッカトレイ103に搬送する搬送部143とを備えている。
そして、中綴じ処理部140へ供給された印刷用紙W(表紙用紙W1及び本文用紙W2)は、中綴じ処理部140により、小冊子製本処理の一例である中綴じ(中折り)処理が実行された後、スタッカトレイ103上に積載される。この場合、表紙用紙W1と本文用紙W2とは同一サイズである。
また、切替機構45により、くるみ製本処理経路FR2側に誘導された印刷用紙Wは、くるみ製本処理部150へ供給される。
くるみ製本処理経路FR2には、カット部151が設けられており、くるみ製本処理経路FR2を搬送された表紙用紙W1はカット部151により、少なくとも本文用紙W2より大きい適当なサイズに断裁する。
表紙用紙W1及び本文用紙W2は、成形部152及び本文整合部153へと搬送される。
本文整合部153に全ての本文用紙W2が搬送された収容されると、本文整合部153は、収容された本文用紙W2の束を先端が整合された状態で成形部152へ受け渡す。
成形部152は、受け渡された本文用紙W2の先端部に糊付けし、この糊付けされた本文用紙W2の束を切替機構45から成形部152へ搬送された表紙用紙W1でコの字に覆うように接着させる。
接着されることにより、くるみ製本された本文用紙W2と表紙用紙W1とは、自由落下されて冊子排出部155に排出される。
<画像形成装置1の機能構成>
図2は、本発明の実施例1である製本処理装置3が適用された画像形成装置1の機能構成を示す機能構成図である。なお、ここでは、印刷装置2と製本処理装置3とを制御する共通の制御部を備えた画像形成装置1を例に挙げて説明する。
図2に示すように、画像形成装置1は、ネットワーク9を介して端末100と接続されている。
端末100は、ソフトウェアを実行することにより、画像データを生成し、生成した画像データと、両面印刷又は片面印刷の指定やくるみ製本処理の有無等の印刷条件とを印刷ジョブとしてネットワーク9を介して画像形成装置1へ送信する。
画像形成装置1は、構成部材として、サイド給紙部10と、内部給紙部20A〜20Dと、印刷部30と、排紙部40と、反転部50と、パンチ処理部120と、ステープル処理部130と、中綴じ処理部140と、くるみ製本処理部150と、ハードディスク160と、操作部60と、制御部70と、ネットワークインタフェース部80とを備えている。
これらの構成のうち、サイド給紙部10と、内部給紙部20A〜20Dと、印刷部30と、排紙部40と、反転部50と、パンチ処理部120と、ステープル処理部130と、中綴じ処理部140と、くるみ製本処理部150とは、上述したので、説明を省略する。また、それぞれの構成部材を複数まとめて1つの構成部材としてもよい。
操作部60は、印刷装置2の上部に設けられ、表示/入力パネル61と、読み取りや印刷等を開始させるためのスタートキー、読み取りや印刷等を停止させるためのストップキー、印刷枚数等を入力するためのテンキー(いずれも図示せず)等の各種操作キーとを備え、利用者操作に基づく操作信号を制御部70に供給する。
操作部60の表示/入力パネル61は、前面に配置された感圧式あるいは静電式の透明なタッチパネルと、このタッチパネルの裏面に配置された液晶表示パネル(いずれも図示せず)とを有している。利用者は、液晶表示パネルの表示画面を見ながら、タッチパネルの表面を指などで直接触れることで、印刷を開始させるための操作、及び片面印刷又は両面印刷の設定等各種の設定入力操作等を行うことができる。
ネットワークインタフェース部80は、ネットワークカードなどの通信インタフェースであり、このネットワークインタフェース部80により画像形成装置1をネットワーク9に接続することによって、ネットワーク9に接続された端末100から印刷ジョブを受信したり、各種信号を送受信したりする。
ハードディスク160は、その記憶領域として、用紙厚み情報記憶部161を備えている。
用紙厚み情報記憶部161は、本文用紙の種類と、厚みとを関連づけて用紙厚み情報として記憶する。
図3は、本発明の実施例1である画像形成装置1が備える用紙厚み情報記憶部161に記憶された用紙厚み情報の一例を示した図である。
図3に示すように、カラム名“紙種”(符号301)と、カラム名“単位質量”(符号302)と、カラム名“厚み”(符号303)とが関連付けられて用紙厚み情報として記憶されている。
制御部70は、画像形成装置1の中枢的な制御を行う。また、制御部70は、その機能上、受信部71と、変換部72と、算出部73と、判定部74と、機器制御部75とを備える。
受信部71は、ネットワークインタフェース部80を介して端末100から送信された印刷ジョブを受信する。
変換部72は、くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを、小冊子印刷処理を要求する印刷ジョブに変換する
算出部73は、くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを受信したとき、用紙厚み情報と、受信した印刷ジョブとに基づいて印刷される本文用紙W2全体の厚みを算出する。
判定部74は、算出部73により算出された厚みが所定の閾値以上か否かを判定する。
機器制御部75は、判定部74により、算出部73により算出された厚みが所定の閾値以上であると判定された場合は、くるみ製本処理部150にくるみ製本処理を実行させ、算出部73により算出された厚みが所定の閾値未満であると判定された場合は、変換部73に受信した印刷ジョブを変換させ、この変換された印刷ジョブに基づいて、中綴じ処理部140に中綴じ処理を実行させる。
<画像形成装置1の作用>
次に、本発明の実施例1に係る画像形成装置1における作用について説明する。
図4は、本発明の実施例1である画像形成装置1による処理の処理フローを示したフローチャートである。
図4に示すように、受信部71が、ネットワーク9を介して端末100から、くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを受信した場合(ステップS101:YES)、算出部73は、受信された印刷ジョブと、用紙厚み情報記憶部161に記憶された用紙厚み情報とに基づいて、印刷された本文用紙W2全体の厚みを算出する(ステップS103)。例えば、算出部73は、印刷ジョブに含まれる本文用紙の紙種が“厚紙”であった場合、算出部73は、用紙厚み情報に基づいて、紙種301が“厚紙”に対応する厚み303を“0.11”(mm)を抽出し、印刷ジョブに含まれる印刷枚数に厚みを乗じることにより、印刷された本文用紙W2全体の厚みを算出する。
次に、判定部74は、受信した印刷ジョブの本文用紙W2全体の厚さが、閾値以上か否かを判定する(ステップS105)。くるみ製本処理では、印刷された本文用紙W2を表紙用紙W1でコの字上にくるみ、糊付けするので、本文用紙W2の枚数が少ないと厚みが薄く、十分に糊付けすることができない。そのため、この閾値は、くるみ製本処理が可能な厚みとして、例えば、“3”(mm)というように、予め設定されている。
ステップS105において、受信した印刷ジョブの本文用紙W2全体の厚さが、閾値以上であると判定された場合(YESの場合)、機器制御部75は、くるみ製本処理を実行する(ステップS107)。具体的には、機器制御部75は、くるみ製本処理部150にくるみ製本処理を実行させることにより、上述したように、本文用紙W2を表紙用紙W1でコの字上にくるみ、本文用紙W2の背部と表紙用紙W1を糊付けする。
図5は、本発明の実施例1である画像形成装置1によるくるみ製本処理を模式的に説明した図である。(a)は、両面右開きでくるみ製本処理される場合の本文用紙W2及び表紙用紙W1のデータの配列を示しており、(b)は、両面右開きでくるみ製本処理された仕上がり状態を示した図であり、(c)は、両面左開きでくるみ製本処理される場合の本文用紙W2及び表紙用紙W1のデータの配列を示しており、(d)は、両面左開きでくるみ製本処理された仕上がり状態を示した図である。
図5(a)に示すように、くるみ製本処理が要求されている場合、印刷ジョブには、本文用紙W2と表紙用紙W1とのデータが含まれている。
ここでは、本文用紙W2のデータには、B1〜B10のデータが含まれており、表紙用紙W1のデータには、A1〜A4と背表紙のデータC1とが含まれている。
両面右開きでくるみ製本処理が要求されている場合、本文用紙W2データB1が、本文用紙W2の表面に配置され、本文用紙W2データB2が本文用紙W2の裏面に配置され、その後、順次、本文用紙W2の両面に割り付けられて、印刷されるように配列される。
そして、横長の表紙用紙W1の表面に、表紙用紙W1データA1が右側に配置され、表紙用紙W1データA4が左側に配置されて印刷されると共に、表紙用紙W1のデータA1とA4の間に背表紙データC1が印刷されるように配列される。さらに、表紙用紙W1の裏面に、表紙用紙W1データA3が右側に配置され、表紙用紙W1データA2が左側に配置されて印刷されるように配列される。
これにより、図5(b)に示すように、本文用紙W2データB1〜B10に基づいて印刷された本文用紙W2を、表紙用紙W1データA1〜A4に基づいて印刷された表紙用紙W1でコの字上にくるみ、本文用紙W2の背部と表紙用紙W1を糊付けして、製本される。
また、両面左開きのくるみ製本処理を実行する場合には、図5(c)に示すように、横長の表紙用紙W1の表面に、表紙用紙W1データA1が左側に配置され、表紙用紙W1データA4が右側に配置されて印刷されると共に、表紙用紙W1のデータA1とA4の間に背表紙データC1が印刷されるように配列される。そして、表紙用紙W1の裏面に、表紙用紙W1データA3が左側に配置され、表紙用紙W1データA2が右側に配置されて印刷されるように配列さる。
これにより、図5(d)に示すように、本文用紙W2データB1〜B10に基づいて印刷された本文用紙W2を、表紙用紙W1データA1〜A4に基づいて印刷された表紙用紙W1でコの字上にくるみ、本文用紙W2の背部と表紙用紙W1を糊付けして、製本される。
図4に戻り、ステップS105において、受信した印刷ジョブの本文用紙W2の厚さが、閾値未満であると判定された場合(NOの場合)、変換部72は、本文用紙のデータのサイズを表紙用紙のサイズに合わせて変更する(ステップS109)。例えば、本文用紙のデータのサイズが、“A4”であり、表紙用紙のサイズが“A4”である場合、表紙用紙のサイズを2つ折りにしたサイズ、即ち、“A5”サイズと同一サイズとなるように、本文用紙データのサイズを、“A5”に縮小する。
次に、変換部72は、本文用紙W2データの2頁分を、1頁に割りつけて再配列し(ステップS111)、背表紙のデータを削除する(ステップS113)。例えば、“A5”サイズに縮小された本文用紙データを、“A4”横方向で左右に配置し、印刷ジョブに含まれる背表紙データを削除する。
そして、機器制御部75は、中綴じ処理を実行する(ステップS115)。具体的には、機器制御部75の指示により、中綴じ処理部140は、印刷された本文用紙W2及び表紙用紙W1を2つ折りにし、重ね合わせることにより製本する。なお、
図6は、本発明の実施例1である画像形成装置1による中綴じ処理を模式的に説明した図である。(a)は、両面右開きでくるみ製本処理される場合の本文用紙W2及び表紙用紙W1のデータの配列を示しており、(b)は、両面右開きで中綴じ処理される場合の本文用紙W2及び表紙用紙W1のデータの配列を示しており、(c)は、両面右開きで中綴じ処理された仕上がり状態を示した図である。
図6(a)に示すように、両面右開きでくるみ製本処理が要求されている場合、印刷ジョブには、本文用紙W2と、表紙用紙W1とのデータが含まれている。
ここでは、本文用紙W2のデータには、B1〜B8のデータが含まれており、表紙用紙W1のデータには、A1〜A4と背表紙のデータC1とが含まれている。ここでは、本文用紙W2データB1〜B8と、紙用紙W1データA1〜A4とは、いずれも“A4”のデータサイズであるとする。
しかしながら、上述したように、両面右開きでくるみ製本処理が要求されている場合においても、印刷ジョブの本文用紙W2の厚さが、閾値未満であると判定された場合、変換部72が、印刷ジョブを変換し、機器制御部75が、中綴じ処理を実行する。
このとき、図6(b)に示すように、本文用紙W2データB1〜B8と、表紙用紙W1データA1〜A4とを再配列する。
具体的には、まず、表紙用紙W1を2つ折りにした“A5”サイズと同一サイズとなるように、本文用紙W2データのサイズを、“A5”に縮小し、“A4”横サイズの左右に印刷されるように、再配列する。例えば、図6(b)に示すように、本文用紙W2データB8と本文用紙W2データB1とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB2と本文用紙W2データB7とを本文用紙W2の裏面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB6と本文用紙W2データB3とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB4と本文用紙W2データB5とを本文用紙W2の裏面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データを再配列する。
そして、表紙用紙W1の表面に、表紙用紙W1データA1が右側に印刷されるように配置され、表紙用紙W1データA4が左側に印刷されるように配置されると共に、表紙用紙W1の裏面に、表紙用紙W1データA3が右側に印刷されるように配置され、表紙用紙W1データA2が左側に印刷されるように配置される。
これにより、図5(c)に示すように、本文用紙W2データB1〜B8に基づいて印刷された本文用紙W2と、表紙用紙W1データA1〜A4に基づいて印刷された表紙用紙W1とを2つ折りにし、重ね合わせることにより両面右開きで小冊子製本される。
図7は、本発明の実施例1である画像形成装置1による中綴じ処理を模式的に説明した図である。(a)は、両面左開きでくるみ製本処理される場合の本文用紙W2及び表紙用紙W1のデータの配列を示しており、(b)は、両面左開きで中綴じ処理される場合の本文用紙W2及び表紙用紙W1のデータの配列を示しており、(c)は、両面左開きで中綴じ処理された仕上がり状態を示した図である。
図7(a)に示すように、両面左開きでくるみ製本処理が要求されている場合、印刷ジョブには、本文用紙W2と、表紙用紙W1とのデータが含まれている。
ここでは、図6(a)と同様に、本文用紙W2のデータには、B1〜B8のデータが含まれており、表紙用紙W1のデータには、A1〜A4と背表紙のデータC1とが含まれている。ここでは、本文用紙W2データB1〜B8と、紙用紙W1データA1〜A4とは、いずれも“A4”のデータサイズであるとする。
しかしながら、上述したように、両面左開きでくるみ製本処理が要求されている場合においても、印刷ジョブの本文用紙W2の厚さが、閾値未満であると判定された場合、変換部72が、印刷ジョブを変換し、機器制御部75は、中綴じ処理を実行する。
このとき、図7(b)に示すように、本文用紙W2データB1〜B8と、表紙用紙W1データA1〜A4とを再配列する。
具体的には、まず、表紙用紙W1を2つ折りにした“A5”サイズと同一サイズとなるように、本文用紙W2データのサイズを、“A5”に縮小し、“A4”横サイズの左右に印刷されるように、再配列する。例えば、図7(b)に示すように、本文用紙W2データB1と本文用紙W2データB8とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB7と本文用紙W2データB2とを本文用紙W2の裏面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB3と本文用紙W2データB6とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB5と本文用紙W2データB4とを本文用紙W2の裏面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データを再配列する。
そして、表紙用紙W1の表面に、表紙用紙W1データA4が右側に印刷されるように配置され、表紙用紙W1データA1が左側に印刷されるように配置されると共に、表紙用紙W1の裏面に、表紙用紙W1データA2が右側に印刷されるように配置され、表紙用紙W1データA3が左側に印刷されるように配置される。
これにより、図7(c)に示すように、本文用紙W2データB1〜B8に基づいて印刷された本文用紙W2と、表紙用紙W1データA1〜A4に基づいて印刷された表紙用紙W1とを2つ折りにし、重ね合わせることにより両面左開きで小冊子製本される。
以上のように、本発明の実施例1である画像形成装置1によれば、くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを受信したとき、算出された厚みが所定の閾値以上の場合は、くるみ製本処理部150にくるみ製本処理を実行させ、算出された厚みが所定の閾値未満の場合は、変換部72に受信した印刷ジョブを変換させ、この変換された印刷ジョブに基づいて、中綴じ処理部140に中綴じ処理を実行させるので、本文用紙の厚さが所定の厚さに満たない場合でも、無駄に冊子を厚くすることなく製本することができる。
本発明の実施例1では、本文用紙の厚みが所定の閾値未満の場合は、小冊子製本処理の一例として、両面左開き又は両面右開きで2つ折りする中綴じ処理を実行する画像形成装置1を例に挙げて説明したが、小冊子製本処理は、中綴じ処理に限らない。
本発明の実施例2では、本文用紙の厚みが所定の閾値未満の場合は、小冊子製本処理の一例として、片面左開き又は片面右開きで2つ折りされた後、ステープル処理する中綴じステープル処理を実行する画像形成装置1を例に挙げて説明する。なお、画像形成装置1の全体構成及び機能構成については、図1及び図2に示した全体構成及び機能構成と同一であるので、説明を省略する。
図8は、本発明の実施例2である画像形成装置1による中綴じステープル処理を模式的に説明した図である。図8(a)は、片面右開きで中綴じステープル処理される場合の本文用紙W2及び表紙用紙W1のデータの配列を示しており、(b)は、片面右開きで中綴じステープル処理された仕上がり状態を示した図である。なお、ここでは、図6(a)に示した、両面右開きでくるみ製本処理が要求されている場合を例に挙げて説明する。
このとき、図8(a)に示すように、変換部72は、本文用紙W2データB1〜B8と、表紙用紙W1データA1〜A4とを再配列する。
具体的には、まず、変換部72は、表紙用紙W1を2つ折りにした“A5”サイズと同一サイズとなるように、表紙用紙W1の表面に、表紙用紙W1データA1が左側に印刷されるように配置し、表紙用紙W1データA2が右側に印刷されるように再配列する。
そして、変換部72は、本文用紙W2データのサイズを、“A5”に縮小し、“A4”横サイズの左右に印刷されるように、再配列する。例えば、図8(a)に示すように、本文用紙W2データB1と本文用紙W2データB2とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB3と本文用紙W2データB4とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB5と本文用紙W2データB6とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB7と本文用紙W2データB8とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データを再配列する。
そして、変換部72は、表紙用紙W1の表面に、表紙用紙W1データA3が左側に印刷されるように、表紙用紙W1データA4が右側に印刷されるように再配列する。
これにより、図8(b)に示すように、表紙用紙W1データA1〜A2に基づいて印刷された表紙用紙W1と、本文用紙W2データB1〜B8に基づいて印刷された本文用紙W2と、表紙用紙W1データA3〜A4に基づいて印刷された表紙用紙W1とを、2つ折りにし重ね合わせることにより片面右開きで小冊子製本される。
具体的には、図1に示すように、中綴じ処理部140により、中綴じ処理が実行された後、スタッカトレイ102方向へ搬送される。そして、全ての中綴じ処理が終了した後、ステープル処理部130により、印刷面が表側になるようにステープル処理が実行される。
図8(c)は、片面左開きで中綴じステープル処理される場合の本文用紙W2及び表紙用紙W1のデータの配列を示しており、(d)は、片面左開きで中綴じステープル処理された仕上がり状態を示した図である。なお、ここでは、図7(a)に示した、両面左開きでくるみ製本処理が要求されている場合を例に挙げて説明する。
このとき、図8(c)に示すように、変換部72は、本文用紙W2データB1〜B8と、表紙用紙W1データA1〜A4とを再配列する。
具体的には、まず、変換部72は、表紙用紙W1を2つ折りにした“A5”サイズと同一サイズとなるように、表紙用紙W1の表面に、表紙用紙W1データA4が左側に印刷されるように配置し、表紙用紙W1データA3が右側に印刷されるように再配列する。
そして、変換部72は、本文用紙W2データのサイズを、“A5”に縮小し、“A4”横サイズの左右に印刷されるように、再配列する。例えば、図8(c)に示すように、本文用紙W2データB8と本文用紙W2データB7とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB6と本文用紙W2データB5とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB4と本文用紙W2データB3とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データB2と本文用紙W2データB1とを本文用紙W2の表面1枚に印刷されるように、本文用紙W2データを再配列する。
そして、変換部72は、表紙用紙W1の表面に、表紙用紙W1データA2が左側に印刷されるように、表紙用紙W1データA1が右側に印刷されるように再配列する。
これにより、図8(d)に示すように、表紙用紙W1データA1〜A2に基づいて印刷された表紙用紙W1と、本文用紙W2データB1〜B8に基づいて印刷された本文用紙W2と、表紙用紙W1データA3〜A4に基づいて印刷された表紙用紙W1とを、2つ折りにし重ね合わせることにより片面左開きで小冊子製本される。
具体的には、図1に示すように、中綴じ処理部140により、中綴じ処理が実行された後、スタッカトレイ102方向へ搬送される。そして、全ての中綴じ処理が終了した後、ステープル処理部130により、印刷面が表側になるようにステープル処理が実行される。
以上のように、本発明の実施例2である画像形成装置1によれば、片面左開き又は片面右開きで2つ折りされた後、ステープル処理されるので、両面印刷する機構を備えていない画像形成装置においても、本発明を適用することができる。
また、本発明の実施例1及び実施例2では、くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを受信したとき、受信した印刷ジョブに基づいて印刷される本文用紙W2の厚みを算出し、算出された本文用紙W2の厚みが所定の閾値以上の場合は、くるみ製本処理を実行し、本文用紙の厚みが所定の閾値未満の場合は、小冊子製本処理を実行するための印刷ジョブに変換し、この変換された印刷ジョブに基づいて、小冊子製本処理を実行する製本処理装置1を例に挙げて説明したが、これに限らず、画像形成装置に接続された端末100が、くるみ製本処理又は小冊子製本処理のうち、適した処理を実行するための印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブを画像形成装置に供給するようにしてもよい。
具体的には、くるみ製本処理が要求されたとき、くるみ製本処理により印刷される本文用紙W2の厚みを算出する算出部73と、算出部73により算出された厚みが所定の閾値以上の場合は、画像形成装置のくるみ製本処理部150にくるみ製本処理を実行させるための印刷ジョブを生成し、算出部73により算出された厚みが所定の閾値未満の場合は、画像形成装置の中綴じ処理部140に中綴じ製本処理を実行させるための印刷ジョブを生成するジョブ生成部と、を備えるようにしてもよい。
そして、端末100が、生成した印刷ジョブをネットワーク9を介して画像形成装置へ送信する。
これにより、端末100側で、くるみ製本処理及び小冊子製本処理のうち、いずれか適した方の処理を決定し、画像形成装置に実行させるので、より効率よく、くるみ製本処理又は小冊子製本処理を行うことができる。
また、本発明の実施例1,2の画像形成装置が備える印刷装置は、ライン単位で印刷を行うインクジェット方式のライン型のプリンタを例に挙げて説明したが、これに限らず、シリアルインクジェット方式、レーザ方式、又は孔版印刷方式等の印刷装置であってもよい。
1…画像形成装置
2…印刷装置
3…製本処理装置
9…ネットワーク
10…サイド給紙部
20A〜20D…内部給紙部
30…印刷部
40…排紙部
50…反転部
60…操作部
70…制御部
71…受信部
72…変換部
73…算出部
74…判定部
75…機器制御部
100…端末(製本処理制御装置)
120…パンチ処理部
130…ステープル処理部
140…中綴じ処理部
150…くるみ製本処理部
160…ハードディスク
161…用紙厚み情報記憶部

Claims (3)

  1. 印刷ジョブに基づいて印刷装置により印刷された本文となる本文用紙と表紙となる表紙用紙とを用いて製本する製本処理装置であって、
    前記印刷された前記本文用紙を前記表紙用紙でコの字上にくるみ、前記本文用紙の背部と前記表紙用紙を糊付けすることにより製本するくるみ製本処理を実行するくるみ製本処理手段と、
    前記印刷された前記本文用紙及び前記表紙用紙を2つ折りにし、重ね合わせることにより製本する小冊子製本処理を実行する小冊子製本処理手段と、
    前記くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを、前記小冊子印刷処理を要求する印刷ジョブに変換する変換手段と、
    前記くるみ製本処理を要求する印刷ジョブを受信したとき、前記受信した印刷ジョブに基づいて印刷される前記本文用紙の厚みを算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された厚みが所定の閾値以上の場合は、前記くるみ製本処理手段にくるみ製本処理を実行させ、前記算出手段により算出された厚みが所定の閾値未満の場合は、前記変換手段に前記受信した印刷ジョブを変換させ、この変換された印刷ジョブに基づいて、前記小冊子製本処理手段に小冊子製本処理を実行させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする製本処理装置。
  2. 前記本文用紙の種類と、厚みとを関連づけて用紙厚み情報として記憶する用紙厚み情報記憶手段と、を更に備え、
    前記算出手段は、
    前記用紙厚み情報と、前記受信した印刷ジョブとに基づいて印刷される前記本文用紙の厚みを算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の製本処理装置。
  3. 印刷ジョブに基づいて、印刷装置により印刷された本文となる本文用紙を表紙となる表紙用紙でコの字上にくるみ、前記本文用紙の背部と前記表紙用紙を糊付けすることにより製本するくるみ製本処理を実行するくるみ製本処理手段と、前記印刷ジョブに基づいて、前記印刷装置により印刷された前記本文用紙及び前記表紙用紙を2つ折りにし、重ね合わせることにより製本する小冊子製本処理を実行する小冊子製本処理手段と、を備えた製本処理装置に製本させる製本制御装置であって、
    前記くるみ製本処理が要求されたとき、前記くるみ製本処理により印刷される前記本文用紙の厚みを算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された厚みが所定の閾値以上の場合は、前記くるみ製本処理手段にくるみ製本処理を実行させるための印刷ジョブを生成し、前記算出手段により算出された厚みが所定の閾値未満の場合は、前記小冊子製本処理手段に小冊子製本処理を実行させるための印刷ジョブを生成するジョブ生成手段と、
    を備えたことを特徴とする製本処理制御装置。
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