JP2013136179A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドを大型化させることなくヘッドに供給されるインクの温度を安定させることができる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】液体を噴射する液体噴射ヘッド31に液体を供給する複数の流路11と、複数の流路11a,11b,11cを加温する第1の熱源25と、第1の熱源25と液体噴射ヘッド31との間において複数の流路11a,11b,11cを加温する第2の熱源26とを備えた液体噴射装置に関する。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体噴射装置に関するものである。
記録媒体に液体を噴射して画像や文字等を記録する記録装置の一つとして、インクジェット式プリンターが知られている。このインクジェット式プリンターにおいて、例えば、比較的粘度が高いインクを塗布する場合、良好なインク噴射特性を得るためにインクの粘度管理が重要となる。そこで、ヘッド内のインクを温調する温調部を設けた技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−103207号公報
しかしながら、上述のようなインクを加温するための温調部を設ける場合、通常はノズルに近い部分を温調することが望ましいが、ヘッドのノズル近傍には温調部を設けるスペースが無く、温調部のサイズに合わせてヘッドが大型化してしまう。また、ヘッド内部に温調部を設ける場合、インク流路ごとに温調部を設ける必要があり、同様にヘッドが大型化してしまう。一方でノズルから離れた部分に温調部を設けた場合、ノズル部に供給されるまでに温度が低下してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、ヘッドを大型化させることなくヘッドに供給されるインクの温度を安定させることができる、液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の液体噴射装置は、液体を噴射する液体噴射ヘッドに前記液体を供給する複数の流路と、前記複数の流路に対して1つの熱源で加温する第1の熱源と、前記第1の熱源と前記液体噴射ヘッドとの間において前記複数の流路を保温する第2の熱源と、を備えることを特徴とする。
本発明の液体噴射装置によれば、液体噴射ヘッドに供給される液体がノズルから離れた第1の熱源で加温され、ノズルに近い第2の熱源によって保温されるので、液体の温度管理が良好に行われることで安定した温度の液体を液体噴射ヘッドに供給することができる。よって、液体噴射ヘッドは、液体の温度が安定しているので、良好な液体噴射特性を得ることができる。また、第1の熱源は1つであり、複数の流路を同時に加温するので、加温装置を流路の各々に設ける必要が無いので装置構成が大型化するのを防止できる。
また、上記液体噴射装置においては、前記第2の熱源は、ヒーターと、該ヒーターの熱を前記複数の流路に送る1つのファンと、を備えるのが好ましい。
この構成によれば、ヒーターの熱を1つのファンにより複数の流路に均等に供給することができ、液体噴射ヘッドに供給される液体の温度管理を良好に行うことができる。また、ノズルに近い側では加温しにくいのに対し、ファンでヒーターの熱を送ることで、ヘッドを大型化せずに熱を送ることができる。さらに、ファンでヒーターの熱を送るのは熱効率が良くないが、本願では第1の熱源で加温した温度を、第2の熱源では保温するため、液体の温度を下げることなく大型化しない構成とすることができる。
また、上記液体噴射装置においては、前記第1の熱源が加温する前記複数の流路は、複数の溝が設けられた板状部材と、該板状部材の前記溝が設けられた側の面を封止する封止部材と、から構成されるのが好ましい。
この構成によれば、溝を設けた板状部材を封止部材で封止するといった簡便な構成により複数の流路を加温する構成を実現できる。
また、上記液体噴射装置においては、前記板状部材および前記封止部材は1つであるのが好ましい。
この構成によれば、部品の数を少なくできるとともに、1つの板状部材に熱を加えやすくなる。
また、上記液体噴射装置においては、前記第1の熱源は、前記板状部材に接して設けられたヒーターであるのが好ましい。
この構成によれば、ヒーターが板状部材を直接加温することで複数の溝から構成された流路内の液体を簡便且つ確実に加温できる。
また、上記液体噴射装置においては、前記第2の熱源が保温する前記複数の流路は、前記液体噴射ヘッドに供給する前記液体を一時的に貯留可能な液体貯留部を含むのが好ましい。
この構成によれば、温度低下が生じやすい液体貯留部が第2の熱源によって加温されるので、液体噴射ヘッドに供給される液体をより安定させることができる。
また、上記液体噴射装置においては、複数の前記液体貯留部の間に前記ファンの風が通ることが望ましい。
この構成によれば、液体貯留部は液体を貯留しているために他の流路部より拡幅しており、液体貯留部の間をファンの風が通ることで温風の当たる面積が大きくなり、効率的に保温できる。
また、上記液体噴射装置においては、前記液体噴射ヘッドが噴射する前記液体は、紫外線硬化性を有するのが好ましい。
この構成によれば、一般に粘度が高く温度による粘度管理が必要である紫外線硬化性の液体であっても良好な液体噴射特性を得ることができる。
本発明の実施形態に係るプリンターを示す斜視図である。 プリンターの概略構成を示す断面図である。 プリンターのインク供給経路を概念的に示す図。 第2流路部及び第1の熱源に係る構成を示す図である。 第2の熱源と圧力調整部との位置関係を示す図である。 変形例に係る第2の熱源の構成を示す図である。
以下、本発明に係る記録装置の各実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
本実施形態では、本発明に係る液体噴射装置として、インクジェット式プリンター(以下、単にプリンター1と称する)を例示する。
図1は、本実施形態に係るプリンター1の外観を示す斜視図である。図2は、プリンター1の概略構成を示す断面図である。
プリンター(記録装置)1は、比較的大型のメディアMを扱うラージフォーマットプリンター(LFP)である。メディアMは、例えば64インチ(Inch)程度の幅を有する帯状の媒体であり、例えば塩化ビニル系フィルムや紙などから形成されている。
プリンター1は、ロール・ツー・ロール方式でメディアMを搬送する搬送部2と、メディアMに対して液体としてのインク(例えば紫外線硬化型インク)を噴射して画像や文字等を記録する記録部3と、メディアM上に噴射されたインクに紫外線を照射して硬化させる処理部4とを有する。これら各構成部は、本体フレーム5に支持されている。
搬送部2は、ロール状に回巻されたメディアMを送り出す巻出部21と、送り出されたメディアMをロール状に巻き取る巻取部22と、巻出部21,巻取部22の間の搬送経路においてメディアMを保持して搬送力を与える搬送ローラー対23と、を有する。巻出部21、巻取部22、搬送ローラー対23は、不図示のモーター及び減速機により駆動される。
記録部3は、搬送ローラー対23の下流側の搬送経路においてメディアMに対してインクを噴射するインクジェットヘッド31と、インクジェットヘッド31を搭載して幅方向に往復移動自在なキャリッジ32と、を有する。インクジェットヘッド31は、複数のノズルNZを備え(図3参照)、メディアMとの関係で選択されて紫外線照射を必要とする紫外線硬化型インクを噴射可能な構成となっている。インクジェットヘッド31は、複数色(本実施形態では5色)のインクを噴射可能であり、各色のインクを噴射する5列のノズル列を有している。
紫外線硬化型のインクは樹脂材料、硬化剤としての光重合開始剤、溶媒または分散媒を主材料とする。この主材料に顔料または染料等の色素や、親液性または撥液性等の表面改質材料等の機能性材料を添加することにより固有の機能を有する機能液を形成することができる。本実施形態では、例えば、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの顔料を添加している。インクの樹脂材料は樹脂膜を形成する材料である。樹脂材料としては、常温で液状であり、重合させることによりポリマーとなる材料であれば特に限定されない。さらに、粘性の小さい樹脂材料が好ましく、オリゴマーの形態であるのが好ましい。モノマーの形態であればさらに好ましい。光重合開始剤はポリマーの架橋性基に作用して架橋反応を進行させる添加剤であり、例えば、光重合開始剤としてベンジルジメチルケタール等を用いることができる。溶媒または分散媒は樹脂材料の粘度を調整するものである。
メディア支持部10は、メディアMの搬送経路の一部を構成するものであり、巻出部21,22の間において、メディアMを上方に凸となるように湾曲させて支持する構成となっている。
処理部4は、記録部3が設けられた位置よりも搬送方向下流側でメディアMに紫外線を照射する紫外線照射部43を有する。
紫外線照射部43は、紫外線を照射する発光部43aと反射板43bとを有する。
発光部43aは、多数のLED(Light Emitting Diode)素子が配列して設置されている。このLED素子は、電力の供給を受けて紫外線の光である紫外光を発光する素子である。反射板43bは、発光部43aから射出される紫外線を反射させて当該紫外線をメディアMの記録面に向けて集中して照射するためのものである。
ところで、本実施形態に係るプリンター1は、高粘度の紫外線硬化型インクを噴射するものである。このように粘度の高いインクをインクジェットヘッド31から噴射するためには、加温して粘度を低下させる必要がある。インクの加温とは、インクの温度を一定温度まで上昇させることを意味する。
本実施形態においては、インクジェットヘッド31に供給されるインクを加温することで所定温度に調整し、インクの粘度を安定させることでインクジェットヘッド31から精度良く噴射できるようにしている。具体的に、本実施形態では、インクの温度を例えば35℃に加温し、インクの温度が30℃よりも高いうちにインクジェットヘッド31から噴射されるようにしている。
図3は本実施形態に係るプリンター1のインク供給経路を概念的に示す図である。
図3に示されるように、インクカートリッジ50に貯留された紫外線硬化型のインクは、複数(本実施形態では5個)のインク流路11を介してキャリッジ32(記録部3)に搭載されるインクジェットヘッド31へと供給される。インクカートリッジ50はインクジェットヘッド31から吐出されるインク色に対応して複数(本実施形態では5個)設けられている。
インク流路11は、第1流路部11aと、第2流路部11bと、第3流路部11cと、を含む。第1流路部11aは可撓性を有する複数のチューブ12から構成され、各々の一端側がインクカートリッジ50に接続されている。第2流路部11bは第1の熱源25により加温され、第3流路部11cは第2の熱源26により加温されている。
プリンター1においては、上記第1の熱源25及び第2の熱源26がキャリッジ32内に密閉状態で設けられている。これにより、第1の熱源25及び第2の熱源26の熱がインク流路11(第2流路部11b及び第3流路部11c)に効率的に伝わるようにしている。なお、キャリッジ32内の雰囲気を循環することでインク流路11の加温効率を向上させるようにしても構わない。
第2流路部11bは第1の熱源25により内部を流れるインクが加温される平板流路13から構成されるものである。第3流路部11cは平板流路13とインクジェットヘッド31との間に設けられる圧力調整部30によって構成されるものである。
圧力調整部30は、例えばポリプロピレン等の樹脂製材料を用いて形成されている。圧力調整部30には、弾性シートで区画されることで外部の圧力に応じて容積が変動するインク室を有している。この弾性シートは、インク室を収縮させる方向と膨張させる方向とに変形可能である。そして、弾性シートの変形によるダンパ機能によって、インクの圧力変動が吸収される。すなわち、弾性シートの作用によって圧力調整部が圧力ダンパとして機能する。したがって、インクは、圧力調整部30内で圧力変動が吸収された状態でインクジェットヘッド31側に供給されるようになっている。すなわち、圧力調整部は、他の流路11aや11bより拡幅していて、インクジェットヘッド31に供給するインクを一時的に貯留可能な液体貯留部を構成している。
図4は第2流路部11b及び第1の熱源25に係る構成を示す図であり、図4(a)は第2流路部11bの周辺構成の図4(b)におけるA−A線矢視の断面図であり、図4(b)は平板流路13を構成する金属板の平面構成を示す図である。
平板流路13は、図4(a)に示す1つの金属板14に形成された複数(本実施形態では5本)の溝14aから構成される。金属板14としては熱伝導性が高いものが好ましく、本実施形態ではステンレスを用いている。金属板14に形成された溝14aは一端側に設けられた接続部14bを介して、上記第1流路部11aを構成する複数のチューブ12にそれぞれ接続されている。また、溝14aの他端側は不図示の領域において第3流路部11cを構成する複数(本実施形態では5個)の圧力調整部30に連通している。
図4(a)に示されるように、平板流路13は複数の溝14aが形成された金属板14と、該溝14aが形成された側の面を封止する封止板(封止部材)15と、該封止板15の金属板14と反対側に設けられた固定板16と、を備えている。金属板14と固定板16とは、封止板15を挟持した状態で不図示の領域で螺子によって締結されている。すなわち、溝14aは封止板15によってシールされた状態となっており、封止板15及び溝14aによって第2流路部11bが構成されている。
第1の熱源25は平板流路13に接して貼着されたヒーター25aから構成されている。ヒーター25aとしては、例えば抵抗加熱方式の配線が埋め込まれたフィルム材から構成される。具体的にヒーター25aは金属板14に直接貼り付けられている。ヒーター25aの金属板14と反対面側には断熱材17が貼り付けられている。これにより、ヒーター25aの熱が金属板14側に効率的に伝わるようになっている。
このように金属板14に形成した溝14aによって第1流路部11aが構成され、金属板14がヒーター25aで直接加温されるので、第1流路部11a(溝14a)内のインクを効率的に加温することができる。よって、複数の溝14aから構成された複数のインク流路20を同一の熱源(第1の熱源25)で効率的に加温することができる。
ところで、インクカートリッジ50からインクジェットヘッド31に供給される紫外線硬化型のインクは上述のように温度によって粘度が変化するため、インクの温度管理が重要とされている。一方、圧力調整部30は、その構造上、インクが一時的に貯留されるため、圧力調整部30内でインクの温度が低下してしまい、粘度が増加したインクがノズルNZから良好に吐出されない、いわゆる吐出不良が発生する可能性がある。
これに対して本実施形態では、第1の熱源25とインクジェットヘッド31との間において第3流路部11cを構成する圧力調整部30内のインクを保温可能な第2の熱源を備えている。これにより、圧力調整部30内に一時的貯留されるインクを保温できるようになっている。よって、圧力調整部30からインクジェットヘッド31側に送られるインクは、その粘度が所定状態に保たれるため、圧力調整部30内のインク流路を滞りなく流れることでインクジェットヘッド31に良好に供給されることとなる。
第2の熱源26は、一つのヒーター26aと、該ヒーター26aで温められた空気を圧力調整部30(第3流路部11c)側に供給する一つのファン26bとを有する。
図5は第2の熱源26と圧力調整部30との位置関係を示す図である。
図5に示されるように、本実施形態に係るプリンター1は、インクカートリッジ50に収容されたインク色ごとに圧力調整部30を5つ備えている。5つの圧力調整部30は、それぞれ隙間を開けた状態でインクジェットヘッド31に取り付けられている。第2の熱源26は、ヒーター26aで加温した空気をファン26bが圧力調整部30側に供給する。
本実施形態では、ファン26bの吹き出し方向と平行となるように圧力調整部30を配置し、且つ隣接する圧力調整部30間に隙間を設けているので、1つのファン26bによる温風を圧力調整部30の間を通ることで効率的に当てることができる。例えば、図5において、圧力調整部30間に隙間がない場合、温風を受ける圧力調整部30の面積は小さくなり、保温されにくくなる。圧力調整部30の間を温風が通ることで、温風が当たる面積が大きくなり、これにより、圧力調整部30内のインクを効率的に加温し、所定温度(35℃)に保持することができる。
以上のように構成されたプリンター1では、印字開始のジョブ指令が入力されると次のように動作する。
まず、上記ジョブ指令が入力されると、第1の熱源25(ヒーター25a)及び第2の熱源26(ヒーター26a、ファン26b)を駆動させ、インク流路11(第2流路部11b、第3流路部11c)内のインクを加温する。
本実施形態では、上述のようにインク流路11の上流側を第1の熱源25、インク流路11の下流側を第2の熱源26で加温する2段加温方式を採用しているため、インクジェットヘッド31に供給されるインクの温度を安定させることができる。
そして、インク流路11内のインクの温度が所定温度に保持された状態となると、メディアMをメディア支持部10の印字領域まで搬送し、記録部3のインクジェットヘッド31がメディアMに印字処理を開始する。インクジェットヘッド31は、キャリッジ32に搭載された状態で、メディアMの幅方向を往復しながら印字処理を行う。
処理部4の発光部43aは、インクが噴射されたメディアMに対して紫外線を照射する。本実施形態で用いたインクは、上述のように紫外線硬化型であって紫外線により重合が開始する光重合開始剤を含んでいるため、表面が直ちに固化または硬化される。これにより、インクが硬化されメディアMに定着する。このように本実施形態では、メディアMにインク滴を噴射した直後に紫外線を照射して硬化させるので、インク滴の滲みが抑制されて滲みの少ない高品質の印刷処理を行うことができる。
以上のように、本実施形態に係るプリンター1によれば、インクジェットヘッド31に供給されるインクが第1の熱源25及び第2の熱源26によって2段階で加温されるので、インクの温度管理が良好に行われることで安定した温度のインクをインクジェットヘッド31に供給することができる。
よって、インクジェットヘッド31はインクの温度が安定しているので、良好なインク噴射特性を得ることができる。また、第1の熱源25及び第2の熱源26はそれぞれ複数のインク流路11を同時に加温するので、インク流路11のそれぞれに加温装置を設ける必要が無いことからプリンター1の装置構成が大型化するのを防止できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、上記実施形態では、インク流路11を構成する一部である第3流路部11cとして圧力調整部30を備えたプリンター1を例示したが、圧力調整部30に代えてインクジェットヘッド31から噴射するインクを一時的に貯留するサブタンクやバッファ等を備えたプリンター1にも本発明は適用可能である。
このようなサブタンクやバッファ等は、インク流路が他の部分に対して拡大されている拡幅部であることからインクの温度が低下しやすいことから第2の熱源26で加温することでインクの温度調整を良好に行うことができる。
また、上記実施形態では、圧力調整部30を加温する第2の熱源26としてヒーター26aとファン26bとを備えたものを例示したが、本発明はこれに限定されない。
図6は変形例に係る第2の熱源126の構成を示す図である。
図6に示される第2の熱源126は、インクジェットヘッド31に設けられた5つのサブタンク150と一体に形成された金属板126bと、該金属板126bに貼着されたヒーター126aとから構成されている。なお、サブタンク150は第3流路部11cを構成するものであり、第2の熱源126により内部のインクが加温される。サブタンク150には、第1流路部11a(平板流路13)において第1の熱源25によって加温されたインクが供給されている。
この構成によれば、ヒーター126aを駆動することで金属板126bを介して複数のサブタンク150内のインクを同時に加温することができ、インクの温度管理を良好に行うことができる。
本願の実施形態において、5つの流路に対してヒーター25a、ヒーター26b、ファン26aを1つとしたが、これに限られない。複数の流路に対して1つの熱源であればよい。例えば、2つの流路に対しての熱源と、3つの流路に対しての熱源としてもよい。
また、本実施形態においては、記録装置がプリンター1である場合を例にして説明したが、これに限らない。複写機及びファクシミリ等の装置であってもよい。
また、液体噴射装置としては、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする記録装置を採用してもよい。本発明は、例えば微小量の液滴を吐出させる記録ヘッド等を備える各種の記録装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記記録装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、記録装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインク(紫外線硬化型インク)が挙げられる。また、メディアMとしては、紙や塩化ビニル系フィルム等のプラスチックフィルム以外に、薄く熱伸びする機能紙、基板や金属板などを包含するものとする。また、メディアMは、帯状に限らず、予め切断された記録媒体であってもよい。
1 プリンター(液体噴射装置)、11 インク流路、14 金属板、14a 溝、15 封止板(封止部材)、25 第1の熱源、26 第2の熱源、26a ヒーター、26b ファン、30 圧力調整部(液体貯留部)、31 インクジェットヘッド

Claims (8)

  1. 液体を噴射する液体噴射ヘッドに前記液体を供給する複数の流路と、
    前記複数の流路に対して1つの熱源で加温する第1の熱源と、
    前記第1の熱源と前記液体噴射ヘッドとの間において前記複数の流路を保温する第2の熱源と、
    を備えることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記第2の熱源は、ヒーターと、該ヒーターの熱を前記複数の流路に送る1つのファンと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記第1の熱源が加温する前記複数の流路は、複数の溝が設けられた板状部材と、該板状部材の前記溝が設けられた側の面を封止する封止部材と、から構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記板状部材および前記封止部材は1つであることを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。
  5. 前記第1の熱源は、前記板状部材に接して設けられたヒーターであることを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記第2の熱源が保温する前記複数の流路は、前記液体噴射ヘッドに供給する前記液体を一時的に貯留可能な液体貯留部を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 複数の前記液体貯留部の間に前記ファンの風が通ることを特徴とする請求項6に記載の液体噴射装置。
  8. 前記液体噴射ヘッドが噴射する前記液体は、紫外線硬化性を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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