JP2013135616A - 苗移植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】整地ロータにより生じた圃場の水流が隣接条に植え付けた苗を押し倒してしまうことがないようにした苗移植機を提供することである。
【解決手段】左右両側に並列配置される一対のサイドロータ27a,27aと該ロータ27a,27aの間に配置されるセンターロータ27bを備え、外側フロート55a,55dと内側フロート55b,55cを左右方向に並列配置してなり、外側フロート55a,55dはサイドロータ27a,27aの後方、内側フロート55b,55cはサイドロータ27a,27aの中央寄りの端部とセンターロータ27bの左右両端部寄りの後方にそれぞれ配置しているので、センターロータ27bの左右端部と左右のサイドロータ27a,27aの中央寄りの端部の間から後方に向けて水流Wが生じて、該水流Wを走行車体2の左右方向中央部から後方に排出することができ、圃場上の隣接条の苗を水流で押し流すことが防止され、苗の未植付区間の発生が防止される。
【選択図】図4

Description

この発明は、走行装置を有する機体の後部に整地ロータ付きの苗植付部を備えた苗移植機に関する。
中央の整地ロータと左右の整地ロータからなる整地装置を備え、この整地装置で苗の植付位置やフロートの前側に位置する圃場面の整地を行う構成を備えた苗移植機が下記特許文献1に示されている。
また、上記苗移植機の整地ロータの後部には1つの中央フロート、左右一対の内側フロート、左右一対の外側フロートを設け、圃場面をさらに均すと共に、圃場の凹凸を検知して苗植付部を適切な高さに昇降させる構成としている。
特開2009−240204号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の苗移植機では、中央の整地ロータが左右の整地ロータよりも前側に突出し、この中央の整地ロータの後方に中央フロートが配置されていると共に左右の整地ロータの後方に左右一対の内側フロートと外側フロートが配置されていることにより、各整地ロータが起こした水流が整地ロータ及びフロートに沿って左右方向に流れて、隣接条に植え付けた苗を押し流してしまい、空いた空間が生じることがある。その場合には前記空いた空間に作業者が手作業で苗を植え付けなければならず、作業者の労力が増大する問題がある。
また、上記特許文献1記載の苗移植機では、中央の整地ロータと左右の整地ロータを駆動するための伝動機構を装着し、かつ中央の整地ロータと左右の整地ロータを支持する整地伝動ケースは、前後方向に亘って圃場面に近接しているため、水流はいっそう左右方向に流れやすく、苗を押し倒しやすくなってしまう問題がある。
そこで本発明の課題は、整地ロータにより生じた圃場の水流が隣接条に植え付けた苗を押し倒してしまうことがないようにした苗移植機を提供することである。
上記本発明の課題は、下記構成によって達成される。
エンジン(20)と、該エンジン(20)の駆動力で圃場を走行する走行車体(2)と、走行車体(2)の後部に設けた圃場に苗を植え付ける苗植付部(4)と、苗植付部(4)の下部に設けた圃場面を均す複数の整地回転体(27)と、該整地回転体(27)の後方に設けた圃場面を整地する複数のフロート(55)と、走行車体(2)の後部に設けたエンジン(20)の駆動力を走行車体(2)の後輪(11,11)に伝達する左右の伝動ケース(18,18)を備えた苗移植機において、複数の整地回転体(27)は左右両側に並列配置される一対の側方整地回転体(27a,27a)と該一対の側方整地回転体(27a,27a)の間に配置される中央整地回転体(27b)からなり、左右の伝動ケース(18,18)の一方の伝動ケース(18)から対応する側方整地回転体(27a)に駆動力を伝達するロータ伝動軸(72)を設け、駆動力を伝達された一方の側方整地回転体(27a)から中央整地回転体(27b)と他方の側方整地回転体(27a)へ動力を伝達するために左右の整地回転体(27a,27a)と中央整地回転体(27b)の間にロータ伝動軸(72)からの動力を伝達する左右一対の第2伝動軸(73a,73a)を収納した第2伝動ケース(73,73)を設け、フロート(55)は左右一対の外側フロート(55a,55d)と左右一対の内側フロート(55b,55c)を左右方向に並列配置してなり、外側フロート(55a,55d)は左右の側方整地回転体(27a,27a)の後方、内側フロート(55b,55c)は左右の側方整地回転体(27a,27a)の中央寄りの端部と中央整地回転体(27b)の左右両端部寄りの後方にそれぞれ配置したことを特徴とする苗移植機である。
請求項2記載の発明は、左右の内側フロート(55b,55c)の左右間に連結中央フロート(56)を着脱自在に配置し、連結中央フロート(56)の底面部には前後方向中央部から後端部に亘って圃場面から離間する非接地部を形成し、該非接地部よりも前側に圃場面に接地する接地部を形成し、前記接地部は左右方向中央部ほど後側に突出した平面視でV字形状としたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項3記載の発明は、左右の内側フロート(55b,55c)と外側フロート(55a,55d)の回動支点を左右方向の同一直線(P)上に配置し、該回動支点よりも前方に中央連結フロート(56)の接地部が位置するように構成したことを特徴とする請求項2記載の苗移植機である。
請求項4記載の発明は、中央整地回転体(27b)に代えて、左右の整地伝動ケース(73,73)の後端部の左右外側に、間隔を空けて左右の側方整地回転体(27a1,27a1)を装着し、前記左右の整地伝動ケース(73,73)と左右の側方整地回転体(27a1,27a1)の間隔を水流(W)の通過する左右空間部(S1)とし、左右の整地伝動ケース(73,73)の後端部の左右内側の間には後部中央整地回転体(27a2)を配置し、側方整地回転体(27a1,27a1)と後部中央整地回転体(27a2)にはエンジン側からの動力を第二伝動軸(72)を経由して伝達される後部駆動軸(70a)を装着し、左右の整地伝動ケース(73,73)の前端部の左右内側にそれぞれ第1中央整地回転体(27b1,27b1)と左右の整地伝動ケース(73,73)の前端部の左右外側にそれぞれ第2中央整地回転体(27b2,27b2)をそれぞれ配置し、第1中央整地回転体(27b1,27b1)と第2中央整地回転体(27b2,27b2)には整地伝動ケース(73,73)内の第2伝動軸(73a,73a)からの動力が伝達される前部駆動軸(70b)を装着し、左右の第1中央整地回転体(27b1,27b1)の間に水流(W)が通過する中央空間部(S2)を形成したことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項5記載の発明は、一方の整地伝動ケース(73)を後上り傾斜姿勢で配置し、該整地伝動ケース(73)の後端部に整地伝動ケース(73)内の伝動軸(73a)に接続する伝動軸(74a)を収納した第1延長伝動ケース(74)の一端を装着し、該第1延長伝動ケース(74)の他端に第1延長伝動軸(74a)に接続する第2延長伝動機構(75a)を収納した第2延長伝動ケース(75)を設け、該第2延長伝動ケース(75)の長手方向を上下方向に配置し、該第2延長伝動ケース(75)の下端部の左右外側で第2延長伝動機構(75a)と側方整地回転体(27a)を接続したことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項6記載の発明は、苗植付部(4)に該苗植付部(4)の昇降時の加速度を検知する加速度センサ(78)と、苗植付部(4)の上昇または下降、及び昇降位置を検知する昇降センサ(リンクセンサ)(79)と、走行車体(2)の前後傾斜を検知する傾斜センサ(80)と、走行車体(2)の進行方向及び車速を操作する油圧式無段変速装置(23)と油圧式無段変速装置(23)のトラニオン軸の回転角度を制御するサーボモータ(82)をそれぞれ走行車体(2)に設け、昇降センサ(79)が上昇を検知し、所定高さ(例:最大上昇)に苗植付部が上昇したとき、傾斜センサ(80)が前後方向の所定角度(例:10〜15度)以上の傾斜を検知すると、サーボモータ(82)を作動させて油圧式無段変速装置(23)のトラニオン軸の回転角度を低速領域に切り替え、車速を低下させる制御構成を有する制御装置(100)を備えたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機である。
請求項1記載の発明によれば、内側フロート(55b,55c)が左右の側方整地回転体(27a,27a)の中央寄りの端部と中央整地回転体(27b)の左右両端部の後方にそれぞれ配置されるので、整地回転体(27b)の中央寄りの後方は開放状態となるため、中央整地回転体(27b)の左右端部と左右の側方整地回転体(27a,27a)の中央寄りの端部の間から後方に向けて水流(W)が生じるので、該水流(W)を走行車体(2)の左右方向中央部から後方に排出することができるので、圃場上の隣接条の苗を水流で押し流すことが防止され、苗の未植付区間の発生が防止される。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、左右の内側フロート(55b,55c)の左右間に連結中央フロート(56)を設けたことにより、連結中央フロート(56)と左右の内側フロート(55b,55c)を一体のフロートとすることができるので、圃場の凹凸に正確に反応して苗植付部(4)が昇降するため苗の植付精度が従来より向上する。
また、連結中央フロート(56)の底面部に形成した接地部の後側を左右方向中央部ほど突出したV字型とすると共に、その後方部位に非接地部を形成したことにより、中央整地回転体(27b)の左右端部と左右の側方整地回転体(27a,27a)の中央寄りの端部の間から後方に向けて生じる水流(W)を後方に集めて排出することができるので、隣接条の苗を水流で押し流すことが防止され、未植付区間の発生が防止される。
さらに、中央連結フロート(56)を着脱自在としたことにより、不要なときは中央連結フロート(56)を取り外すことができるので、様々な作業条件に適した形態で作業が行えるため、作業能率が従来技術より向上する。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、左右の内側フロート(55b,55c)と外側フロート(55a,55d)の回動支点の位置を左右方向の同一直線(P)上に揃えると共に、該回動支点よりも前方に中央連結フロート(56)の接地部が位置するように構成したことにより、圃場の凹凸を早めに検知して中央連結フロート(56)と左右の内側フロート(55b,55c)を上下回動させることができるので、圃場に苗を植え付けるときに苗植付部(4)の高さを適切な高さとすることができ、苗の植付深さが安定する。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、左右の側方整地回転体(27a1,27a1)と整地伝動ケース(73,73)と間に左右空間部(S1)を形成すると共に、左右の第1中央整地回転体(27b1,27b1)の間に水流(W)が通過する中央空間部(S2)を形成したことにより、該水流(W)を走行車体(2)の後方に案内することができるので、整地装置(27)が機体左右両側に強い水流を発生させることがなく、前記水流(W)による圃場に植え付けた苗の押し倒しが防止されて、作業者が手作業で苗を植え直す作業が不要となり、また、整地伝動ケース(73,73)の後端部の左右間に第2中央整地回転体(27a2,27a2)を設けたことにより、左右の第1中央整地回転体(27b1,27b1)が均さなかった圃場面を後部中央整地回転体(27a2)が均すことができるので、圃場の凹凸が小さくなり、苗の植付深さが安定し、さらに左右の第2中央整地回転体(27b2,27b2)が植付伝動ケース(73,73)の左右外側に突出していることにより、植付伝動ケース(73,73)と左右の側方整地回転体(27a1,27a1)の左右空間部(S1)に当たる部分を先に均すことができるので、圃場の凹凸が小さくなり、苗の植付深さが安定する。
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、一方の整地伝動ケース(73)を後上り傾斜姿勢としたことにより、該整地伝動ケース(73)の後側ほど圃場面から離間するので、整地伝動ケース(73)付近を通る水流(W)が整地伝動ケース(73)に当たり、それが反射して走行車体(2)の左右両側に流れることが防止され、前記水流(W)が苗を押し流すことが防止され、また、第2延長伝動ケース(75)の左右外側に側方整地回転体(27a,27a)を設けたことにより、左右の側方整地回転体(27a,27a)を圃場面に接地させることができるので、圃場の凹凸が整地され、苗の植付深さが安定する。
請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、苗植付部(4)を高く上昇させて重心が上がり、走行車体(2)が前のめりになっていると自動的に油圧式無段変速装置(23)のトラニオン軸の回転角度を小さくして減速する構成としたことにより、走行車体(2)のバランスが悪い状態では自動的に低速走行とすることができるので、走行姿勢が安定する。
本発明の一実施形態の乗用型田植機の側面図である。 図1の乗用型田植機の平面図である。 図1の乗用型田植機の予備苗載せ台の作動制御ブロック図である。 図1の乗用型田植機の整地ロータとフロートの配置関係を平面図である。 図1の乗用型田植機のフロート部分の平面図である。 図1の乗用型田植機の連結中央フロートの平面図(図6(a))と側面図(図6(b))である。 図1の乗用型田植機の他の実施例の整地ロータ部分の平面図である。 従来の乗用型田植機の整地ロータ駆動部の斜視図(図8(a))とその歯車伝動系の構成図(図8(b))と側面図(図8(c))である。 図1の乗用型田植機の連結中央フロートの平面図(図9(a))とその歯車伝動系の構成図(図9(b))と側面図(図9(c))である。 図1の乗用型田植機の他の実施例の整地ロータの部分斜視図である。 図1の乗用型田植機の苗ストッパ、前板を設けた苗載台(苗タンク)の平面図である。 図1の乗用型田植機の苗ストッパ、前板を設けた苗載台(苗タンク)の側面図である。 図1の乗用型田植機の苗載台(苗タンク)の前板の側面図(図13(a))と平面図(図13(b))である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は本発明の苗移植機の典型例である粉粒体繰出し装置として施肥装置を装着した8条植の乗用型田植機の側面図と平面図である。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。搭乗オペレータが乗用型田植機の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向と後進方向をそれぞれ前、後という。
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10,10及び左右一対の後輪11,11(走行装置)を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13,13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10,10が各々取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸(図示せず)を支点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、ベルト伝動装置21及び油圧無段変速装置(HST)23を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されると共に、施肥伝動機構28によって施肥装置5へ伝動される。
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられており、この領域を操縦部33とする。エンジンカバー30及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は一部格子状になっており(図2参照)、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
昇降リンク装置3は平行リンク機構であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。
メインフレーム15に固着した支持部材(図示せず)と上リンク40に一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降油圧式シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
苗植付部4は8条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し、苗を一株分ずつ各条の苗取出口51a,…に供給すると共に横一列分の苗を全て苗取出口51a,…に供給すると苗送りベルト51b,…により苗を下方に移送する苗載せ台51、苗取出口51a,…に供給された苗を圃場に植え付ける苗植付部52,…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ22(図1)等を備えている。
苗植付部4の下部には左右一対の中央側のインナーフロート55b,55cとその外側にそれぞれ配置されるアウタフロート55a,55dからなる4つのフロート55a,55b,55c,55dが横一列(左右方向)に並列配置されている。これらフロート55a,55b,55c,55dを圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55a,55b,55c,55dが泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付部52,…により苗が植え付けられる。各フロート55a,55b,55c,55dは圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはインナーフロート55b,55cの前部の上下動が迎角制御センサ(図示せず)により検出され、その検出結果に応じ、前記昇降油圧式シリンダ46を制御する油圧バルブ(図示せず)を切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
施肥装置5は、肥料ホッパ60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61,…によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62,…でフロート55a,55b,55c,55dの左右両側に取り付けた施肥ガイド(図示せず),…まで導き、施肥ガイド,…の前側に設けた作溝体24(図1),…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。ブロア用電動モータ53で駆動するブロア58で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ59を経由して施肥ホース62,…に吹き込まれ、施肥ホース62,…内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
苗植付部4には整地装置の一例である整地ロータ27が取り付けられている。図4に整地ロータ27とフロート55の配置関係を平面図で示す。整地ロータ27は中央整地ロータ(センターロータということがある)27bと該センターロータ27bの後方外側にそれぞれ配置される一対の側方整地ロータ(サイドロータということがある)27a,27aの組み合わせである。)が取り付けられている。
また、苗載せ台51は苗植付部4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65の支持ローラ65aをレールとして両側辺部材65bを左右方向にスライドする構成である。
さらに、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく一対の予備苗載せ台38,38が機体の前後に張り出す位置と上下に並んだ位置とに回動可能に設けられている。
一方の機体側面にある第1予備苗載せ台38a,第2予備苗載せ台38b,第3予備苗載せ台38cを上下三段に配置した場合の側面図を図1に示す。
予備苗載せ台38は走行車体2のフロアステップ35の下部に基部側を配置した支持機枠49に支持され、移動リンク部材39a,39b,39cを介してそれぞれ上下三段に構成され、第1予備苗載せ台38a、第2予備苗載せ台38b及び第3予備苗載せ台38cからなっている。
移動リンク部材39bが機体に設けられた切替駆動装置(電動モータ)70の作動により回動することで、移動リンク部材39bに連結した予備苗載せ台38a,38b,38cが回動して、予備苗載せ台38a,38b,38cを図1に示す上下三段の積層状態と予備苗載せ台38a,38b,38cをほぼ同一平面上に展開させる展開状態に切り替え可能となる。該予備苗載せ台38a,38b,38cが回動して展開状態と積層状態とに切替操作手段として切替スイッチ19(ボタン、レバーでもよい)(図1,図2)を座席31近傍に設ける。
また部分条クラッチレバー17を操作すると、植付クラッチ機構のうち所定条の植付装置52への駆動力を入切する部分条クラッチ(図示省略)が「切」作動してそれぞれ対応する条の植付装置52の入切が行われる。
また、図3に示す本実施例で使用する制御装置100のブロック図を示す。
図4に中央整地ロータ(センターロータということがある)27bと一対の側方整地ロータ(サイドロータということがある)27a,27aと4つのフロート55a,55b,55c,55d)の配置状態を平面図で示す。
また、走行車体(機体)2の中央縦線を横断する方向でセンターフロート55b,55cの前方にセンターロータ27bが配置され、その両側にサイドロータ27a,27aが配置されている。センターロータ27bはフロート55a,55b,55c,55dの前方にあるサイドロータ27aより前方に配置されている。
左右の整地ロータ27a,27aの駆動軸70a,70aへの動力は後輪ギヤケース18内のギヤから整地伝動シャフト72等を介して伝達される。また、並列配置された一対のサイドロータ27a,27aの駆動軸70a,70aに、それぞれ対応する側のサイドロータ27aの駆動軸70aの車体内側の端部から動力が伝達され、それぞれ左右の駆動軸70aにはロータ伝動軸ケース73内のロータ伝動軸73aを介して動力伝達される。
センターロータ27bの後方を各種部材で遮らない構成としたことにより、センターロータ27bの両脇を通り、左右のサイドロータ27a,27aの内側を通る水流Wを形成することができ、水流Wは機体左右方向中央部から後方に向いて流れるので、隣接条の苗を水流Wで押し流すことが防止され、苗の未植付区間の発生が防止される。
また、図5の整地ロータとフロート部分の平面図に示すように、左右のセンターフロート55b,55cの左右間に連結中央フロート56を着脱自在に配置している。また図6に連結中央フロート56の平面図(図6(a))と側面図(図6(b))を示すように、該連結中央フロート56の前側は圃場面に接地する底面を有する舟形形状の接触部を形成し、連結中央フロート56の前後方向中央部から後端部に亘っては、圃場面から離間する非接地部を形成している。連結中央フロート56の前記接地部は左右方向の中央部ほど後側に突出したV字形状(平面視)とした。
センターフロート55b,55cの左右間に連結中央フロート56を取り付けたことにより、連結中央フロート56と左右のセンターフロート55b,55cを取付板57と締結して一体のフロートとすることができるので、圃場の凹凸に正確に反応して苗植付部4が昇降するため、苗の植付精度が向上する。
また、センターフロート55b,55cの接地部の後側を左右方向中央部ほど突出したV字型とすると共に、その後部を非接地部としたことにより、センターロータ27b及び左右のサイドロータ27a,27aの内側で生じた水流Wを後方に集めて排出することができるので、隣接条の苗を水流Wで押し流すことがなく、苗の未植付区間の発生が防止される。
中央連結フロート56をセンターフロート55b,55cに対して着脱自在としたことにより、不要なときは中央連結フロート56を取り外すことができるので、様々な作業条件に適した形態で作業が行えるため、作業能率が従来技術より向上する。
本実施例の苗植付部4では、左右のセンターフロート55b,55cとサイドフロート55a,55dの回動支点を走行車体2の左右方向の同一直線P上に配置し、回動支点(図示せず)よりも前方に中央連結フロート56の接地部が位置するようにフロート55a,55b,55c,55dを走行車体2に装着する構成とした。
このように前記サイドフロート55a,55b,55c,55dの回動支点の位置を揃えると共に、前記回動支点よりも前方に中央連結フロート56の設置部が位置するように装着する構成としたことにより、圃場の凹凸を早めに検知して中央連結フロート56と左右のセンターフロート55b,55cを上下回動させることができるので、苗を植え付けるときに苗植付部4の高さを適切な高さとすることができ、苗の植付深さが安定する。
図7に他の実施例の整地ロータ部分の平面図を示す。本実施例では、左右の整地伝動ケース73,73の後端部の外側に、間隔を空けて左右の側方ロータ27a1,27a1をそれぞれ装着し、左右の整地伝動ケース73,73の外側と左右の側方ロータ27a1,27a1の間に水流Wの通過する左右の空間部S1,S1を形成し、左右の整地伝動ケース73,73の後端部の内側にできる間隔に後部中央ロータ27a2を装着し、前記左右の側方ロータ27a1,27a1と後部中央ロータ27a2には共通する後部駆動軸70aを設け、該後部駆動軸70aで左右の側方ロータ27a1,27a1と後部中央ロータ27a2を駆動する。
また左右の整地伝動ケース73,73の前端部の左右内側に第1中央ロータ27b1、27b1を設け、左右外側に第2中央ロータ27b2,27b2を設け、第1中央ロータ27b1、27b1と第2中央ロータ27b2,27b2には共通する前部駆動軸70bを設け、左右の第1中央ロータ27b1、27b1の間に水流Wが通過する中央空間部S2を形成した。
図7に示すように、左右の側方ロータ27a1,27a1を左右の整地伝動ケース73,73からそれぞれ離間させて左右の空間部S1,S1を形成すると共に、左右の第1中央ロータ27b1,27b1の間に水流Wの通過する中央空間部S2を形成した構成により、この空間部S1,S1,S2から水流Wを後方に案内することができるので、整地ロータ27が機体左右両側に強い水流Wを発生させることが防止され、水流Wによる苗の押し倒しが防止されて、作業者が手作業で苗を植え直す作業が不要となる。
また、整地伝動ケース73,73の後端部の左右間に第2中央ロータ27a2を設けたことにより、左右の第1中央ロータ27b1,27b1が均さなかった圃場面を第2中央ロータ27a2が均すことができるので、圃場の凹凸が小さくなり、苗の植付深さが安定する。
さらに、左右の第2中央ロータ27b2,27b2が植付伝動ケース73,73の左右外側に突出していることにより、植付伝動ケース73,73と左右の側方ロータ27a1,27a1の左右空間部S1,S1に対応する圃場面を先に均すことができるので、圃場の凹凸が小さくなり、苗の植付深さが安定する。
整地ロータ27の駆動部の斜視図(図8(a))とその歯車伝動系の構成図(図8(b))と側面図(図8(c))に、整地伝動ケース73,73内の伝動系から中央ロータ27bと左右の側方ロータ27a,27aにエンジン側の伝動系から整地伝動シャフト72を介して動力が伝達される構成を示す。この構成は整地伝動ケース73の長手方向が整地ロータ27と同じ高さにあるので、圃場面に整地伝動ケース73が接触しやすく、この整地伝動ケース73の接触部分で圃場面の水流Wが遮断されやすい。
そこで、図9に圃場面に接触しないように整地伝動ケース73に整地ロータ27を取り付けた構成を示す。図9(a)は整地ロータ27の駆動部の斜視図であり、図9(b)に整地ロータ27の歯車伝動系の構成図を示し、図8(c)には整地伝動ケース73に整地ロータ27を取り付けた場合の側面図を示す。
図9に示す構成では左右の整地伝動ケース73,73を後上り傾斜姿勢で配置し、該左側の整地伝動ケース73のみの後端部外側に第1延長伝動ケース74を設けると共に、該第1延長伝動ケース74の外側下端部に左側の第2延長伝動ケース75を設ける。また右側の整地伝動ケース73の外側に右側の第2延長伝動ケース75を設ける。
該左右の第2延長伝動ケース75,75内の伝動系75a,75aには左右の側方ロータ27a,27aを接続するので、第2延長伝動ケース75,75の長手方向は上下方向に配置される。第2延長伝動ケース75内の伝動系75a,75aの下端部に左右の側方ロータ27aに接続している。
エンジン側の伝動系から整地伝動シャフト72を介して第1延長伝動ケース74内の伝動軸74aに動力が伝達される。該伝動軸74aの一端に取り付けられたベベルギヤ74a1から左側の伝動ケース73内のロータ伝動軸73aに動力伝達され、また伝動軸74aの他端に取り付けられたスプロケット74a2と左側の第2延長伝動ケース75内のスプロケット70a1の間にチェーン75a1を掛け渡すことで、整地ロータ27aの駆動軸70aが伝動される。左側のスプロケット70a1とチェーン75a1を左伝動系75aとする。
また、前記整地伝動シャフト72から伝動された駆動力は、左側の伝動ケース73内のロータ伝動軸73aから前部駆動軸70bに送られてセンターロータ27bを回転させると共に、右側の伝動ケース73に内装された右ロータ伝動軸73aに動力伝達された後に、該右ロータ伝動軸73aの端部のベベルギヤ73a1を経由して、該ベベルギヤ73a1に噛合する右第2伝動軸75bのベベルギヤ75b1に動力伝達される。右第2伝動軸75bの動力は右第2延長伝動ケース75内の右第2伝動軸75bの端部のスプロケット75b1とチェーン75a1からなる右伝動系75a’に伝動され、該右伝動系75a’から右駆動軸70aのスプロケット70a1を回転させ、右駆動軸70aが右側の整地ロータ27aを回動させる。
上述のように左右の第2延長伝動ケース75,75の長手方向は上下方向に配置されるので、整地伝動ケース73,73を後上り傾斜姿勢とすることができる。これにより当該整地伝動ケース73,73の後側ほど圃場面から離間する構成となるので、水流Wが整地伝動ケース73,73に当たり、反射して機体左右両側に流れることが防止され、水流Wが圃場に植え付けた苗を押し流すことが防止できる。
長手方向が上下を向いた左右の第2延長伝動ケース75,75の外側に側方ロータ27a,27aを設けたことにより、左右の側方ロータ27a,27aを圃場面に接地させることができるので、圃場の凹凸が整地され、苗の植付深さが安定する。
ところで、苗植付部4に苗植付部の昇降時の加速度を検知する加速度センサ78を設け、また苗植付部4の上昇または下降、及び昇降位置を検知する昇降センサ(リンクセンサ)79をリンクベースフレーム42の上リンク40の取り付け部に設け、またメインフレーム15またはボンネット32の内部に走行車体の前後傾斜を検知する傾斜センサ80を設けている。
また油圧式無段変速装置(HST)23の図示しないトラニオン軸の斜板の傾斜角度を変更するためのサーボモータ82を設けているので、前記昇降センサ79が上昇を検知し、所定高さ(例:最大上昇)に苗植付部4が上昇したとき、傾斜センサ80が前後方向の所定角度(例:10〜15度)以上の車体の傾斜を検知すると、サーボモータ82を作動させてトラニオン軸の斜板の傾斜角度を小さくして油圧式無段変速装置23の出力を下げ、車速を低下させる制御構成を制御100に備えている。
上記制御構成により、苗植付部4を高く上昇させて重心が上がり、機体が前のめりになっていると、自動的に油圧式無段変速装置23の出力が小さくなって減速する構成(もともとトラニオン軸の回転角度が小さい場合は、サーボモータ82が動かない。)としたことにより、機体のバランスが悪い状態では自動的に低速走行とすることができるので、走行姿勢が安定する。
図10に整地ロータ27の部分斜視図を示す実施例では、センターロータ27bとサイドロータ27a,27aの間の整地伝動ケース73,73の両側部分を残して、その中央部分では伝動軸73a,73aを露出させている。こうして整地伝動ケース73,73付近を走行車体2の前方から後方に向けて流れる水流Wが、前記露出した伝動軸73a,73aの下方を通り、矢印方向に進むことになる。
このため、伝動軸73a,73aの下方を通る水流Wは機体の中央部後方に向けて流れ、苗を植え付けた隣接条側に流れないので、隣接条に悪影響を及ぼさない。
さらに、線引きマーカ22が収納されたときに線引きマーカ22を検知するセンサを設けておき、該センサが、線引きマーカ22が収納されたことを検知すると、苗移植機は枕地植を行っていると判断して、通常の苗植付時の走行速度より遅い走行速度で苗移植機を移動させる。通常、枕地は比較的硬くて耕耘し難く、また表面の凹凸が多い。そこで、枕地では通常の苗植付時の走行速度より遅い走行速度で苗移植機を移動させながらエンジン回転数を上昇させて運転することで枕地での苗植付性能が、走行速度が速い場合より良くなる。
圃場の周囲の四辺、いわゆる枕地は土が固くなりやすい傾向にあると共に、植付作業中の旋回でタイヤ跡が残るため、他の場所に比べて凹凸が多い。このため、エンジン回転数を高めると共に低速走行とすることにより、走行トルクが増加するため、凹部にはまり込んだり、凸部を乗り越えられずに植付作業走行が滞ることが防止される。
図11には苗ストッパ85と前板86を設けた苗載台(苗タンク)51の平面図を示し、図12には苗タンク51に設けた苗ストッパ85と前板86の苗タンク側面図を示す。また図13(a),図13(b)にはそれぞれ前板86の側面図と平面図を示す。
苗タンク51の底部には苗タンク51上の苗床が苗タンク51から不用意に落下しないように苗ストッパ85を着脱自在に取り付ける。この苗ストッパ85の苗タンク51への取り付けは苗タンク51の底部にある前板86と苗床との間に差し込むだけで取り付け可能である。なお、苗タンク51の下部には延長部苗載せ体51cがあり、この延長部苗載せ体51cに苗ストッパ85の下端部を取り付ける。
従来の大型機体は、軽トラックの荷台から苗植付部がはみ出さないよう、はみ出し得る苗タンク51を回動させて隣接する苗タンク51の上方に位置させることができる。このとき、苗を載せる面が下側になるので、現行の苗押え体の保持力では苗を保持できないので、延長部に苗を載せられず、圃場に到着してから、あるいは一旦苗を取り外してから苗を延長部の苗タンク51にセットする必要があり、作業能率が低下する問題がある。このため、図11,図12に示すように、苗ストッパ85を苗タンク51に装着すると、延長部の苗タンク51に苗を積んだまま田植機の輸送ができるので、作業能率が従来より向上する。
本発明の苗移植機は、田植機に限らず、野菜苗などのその他の苗を植え付ける苗移植機として利用可能性がある。
1 施肥装置付き乗用型田植機 2 走行車体
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 粉粒体繰出し装置(施肥装置) 10 前輪
11 後輪 12 ミッションケース
13 前輪ファイナルケース 15 メインフレーム
17 部分条操作レバー 18 後輪ギヤケース
19 切替スイッチ 20 エンジン
21 ベルト伝動装置 22 線引きマーカ
23 油圧無段変速装置(HST) 24 作溝体
25 植付クラッチケース 26 植付伝動軸
27(27a,27b;27a1,27a2;27b1,27b2)ロータ
28 施肥伝動機構 30 エンジンカバー
31 座席 32 フロントカバー
33 操縦部 34 ハンドル
35 フロアステップ 36 リヤステップ
38a,38b,38c 第1〜第3予備苗載せ台
39a,39b,39c 第1〜第3移動リンク部材
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
44 連結軸 46 昇降油圧式シリンダ
49 支持機枠 50 伝動ケース
51 苗載せ台 51a 苗取出口
51b 苗送りベルト 51c 延長部苗載せ体
52 苗植付部 52a 植付爪
53 ブロア用電動モータ
55a,55b,55c,55d フロート
56 中央連結フロート 57 取付板
58 ブロア 59 エアチャンバ
60 肥料ホッパ 61 繰出部
62 施肥ホース 65 支持枠体
65a 支持ローラ 65b 両側辺部材
70 予備苗載せ台切替駆動装置
70a 後部駆動軸 70b 前部駆動軸
72 整地伝動シャフト 73 整地伝動ケース
73a ロータ伝動軸 74 第1延長伝動ケース
74a 伝動軸 75 第2延長伝動ケース
75a 駆動軸 78 加速度センサ
79 昇降センサ(リンクセンサ) 80 傾斜センサ
82 サーボモータ 85 苗ストッパ
86 前板 100 制御装置

Claims (6)

  1. エンジン(20)と、該エンジン(20)の駆動力で圃場を走行する走行車体(2)と、走行車体(2)の後部に設けた圃場に苗を植え付ける苗植付部(4)と、苗植付部(4)の下部に設けた圃場面を均す複数の整地回転体(27)と、該整地回転体(27)の後方に設けた圃場面を整地する複数のフロート(55)と、走行車体(2)の後部に設けたエンジン(20)の駆動力を走行車体(2)の後輪(11,11)に伝達する左右の伝動ケース(18,18)を備えた苗移植機において、
    複数の整地回転体(27)は左右両側に並列配置される一対の側方整地回転体(27a,27a)と該一対の側方整地回転体(27a,27a)の間に配置される中央整地回転体(27b)からなり、
    左右の伝動ケース(18,18)の一方の伝動ケース(18)から対応する側方整地回転体(27a)に駆動力を伝達するロータ伝動軸(72)を設け、
    駆動力を伝達された一方の側方整地回転体(27a)から中央整地回転体(27b)と他方の側方整地回転体(27a)へ動力を伝達するために左右の整地回転体(27a,27a)と中央整地回転体(27b)の間にロータ伝動軸(72)からの動力を伝達する左右一対の第2伝動軸(73a,73a)を収納した第2伝動ケース(73,73)を設け、
    フロート(55)は左右一対の外側フロート(55a,55d)と左右一対の内側フロート(55b,55c)を左右方向に並列配置してなり、外側フロート(55a,55d)は左右の側方整地回転体(27a,27a)の後方、内側フロート(55b,55c)は左右の側方整地回転体(27a,27a)の中央寄りの端部と中央整地回転体(27b)の左右両端部寄りの後方にそれぞれ配置したことを特徴とする苗移植機。
  2. 左右の内側フロート(55b,55c)の左右間に連結中央フロート(56)を着脱自在に配置し、連結中央フロート(56)の底面部には前後方向中央部から後端部に亘って圃場面から離間する非接地部を形成し、該非接地部よりも前側に圃場面に接地する接地部を形成し、前記接地部は左右方向中央部ほど後側に突出した平面視でV字形状としたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  3. 左右の内側フロート(55b,55c)と外側フロート(55a,55d)の回動支点を左右方向の同一直線(P)上に配置し、該回動支点よりも前方に中央連結フロート(56)の接地部が位置するように構成したことを特徴とする請求項2記載の苗移植機。
  4. 中央整地回転体(27b)に代えて、左右の整地伝動ケース(73,73)の後端部の左右外側に、間隔を空けて左右の側方整地回転体(27a1,27a1)を装着し、
    前記左右の整地伝動ケース(73,73)と左右の側方整地回転体(27a1,27a1)の間隔を水流(W)の通過する左右空間部(S1)とし、
    左右の整地伝動ケース(73,73)の後端部の左右内側の間には後部中央整地回転体(27a2)を配置し、側方整地回転体(27a1,27a1)と後部中央整地回転体(27a2)にはエンジン側からの動力を第二伝動軸(72)を経由して伝達される後部駆動軸(70a)を装着し、
    左右の整地伝動ケース(73,73)の前端部の左右内側にそれぞれ第1中央整地回転体(27b1,27b1)と左右の整地伝動ケース(73,73)の前端部の左右外側にそれぞれ第2中央整地回転体(27b2,27b2)をそれぞれ配置し、
    第1中央整地回転体(27b1,27b1)と第2中央整地回転体(27b2,27b2)には整地伝動ケース(73,73)内の第2伝動軸(73a,73a)からの動力が伝達される前部駆動軸(70b)を装着し、
    左右の第1中央整地回転体(27b1,27b1)の間に水流(W)が通過する中央空間部(S2)を形成したことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  5. 一方の整地伝動ケース(73)を後上り傾斜姿勢で配置し、該整地伝動ケース(73)の後端部に整地伝動ケース(73)内の伝動軸(73a)に接続する伝動軸(74a)を収納した第1延長伝動ケース(74)の一端を装着し、該第1延長伝動ケース(74)の他端に第1延長伝動軸(74a)に接続する第2延長伝動機構(75a)を収納した第2延長伝動ケース(75)を設け、該第2延長伝動ケース(75)の長手方向を上下方向に配置し、該第2延長伝動ケース(75)の下端部の左右外側で第2延長伝動機構(75a)と側方整地回転体(27a)を接続したことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  6. 苗植付部(4)に該苗植付部(4)の昇降時の加速度を検知する加速度センサ(78)と、苗植付部(4)の上昇または下降、及び昇降位置を検知する昇降センサ(79)と、走行車体(2)の前後傾斜を検知する傾斜センサ(80)と、走行車体(2)の進行方向及び車速を操作する油圧式無段変速装置(23)と油圧式無段変速装置(23)のトラニオン軸の回転角度を制御するサーボモータ(82)をそれぞれ走行車体(2)に設け、
    昇降センサ(79)が上昇を検知し、所定高さに苗植付部が上昇したとき、傾斜センサ(80)が前後方向の所定角度以上の傾斜を検知すると、サーボモータ(82)を作動させて油圧式無段変速装置(23)のトラニオン軸の回転角度を低速領域に切り替え、車速を低下させる制御構成を有する制御装置(100)を備えたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
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