JP2023133752A - 農作業機 - Google Patents

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卓也 岡田
Takuya Okada
龍之 鳥津
Tatsuyuki Toritsu
靖浩 林
Yasuhiro Hayashi
大介 今泉
Daisuke Imaizumi
孝行 藤代
Takayuki Fujishiro
泰輔 岩見
Taisuke Iwami
雅貴 朝田
Masaki Asada
弘茂 小松
Hiroshige Komatsu
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Iseki and Co Ltd
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Abstract

【課題】走行車体に施肥装置を装着し、ブロアがエンジンの廃熱を吸引して施肥ホース内に送風して肥料を施肥位置まで搬送する施肥装置付き乗用型田植機がある。ブロアの搬送風が温風となって、肥料の湿気が温風により除去されて肥料詰り等の弊害を防止できる。然しながら、走行車体の前部にエンジンが搭載され、走行車体の後部に施肥装置のブロアが設けられ、エンジンの廃熱を吸引するブロアの吸引風路が長く煩雑な構成となっていた。そこで、ブロアの吸引風路を短くして簡潔な構成の施肥装置付き農作業機を提供する。【解決手段】走行車体2の前部にエンジン20を搭載し、後部にブロア65にて施肥ホース62内の肥料を搬送する施肥装置5を設けると共に、エンジン20の後側に静油圧式無段変速機23を設けた農作業機において、静油圧式無段変速機23の廃熱をブロア65が吸引する吸引風路Rを設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、走行車体に施肥装置を装着した農作業機に関する。
走行車体に施肥装置を装着し、ブロアがエンジンの廃熱を吸引して施肥ホース内に送風して肥料を施肥位置まで搬送する施肥装置付き乗用型田植機が知られ、ブロアの搬送風が温風となって、施肥ホース内で搬送される肥料の湿気が温風により除去されて湿気による肥料詰り等の弊害を防止できる(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-120640号公報
然しながら、走行車体の前部にエンジンが搭載され、走行車体の後部に施肥装置のブロアが設けられ、エンジンの廃熱を吸引するブロアの吸引風路が長く煩雑な構成となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ブロアの吸引風路を短くして簡潔な構成の施肥装置付き農作業機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、走行車体2の前部にエンジン20を搭載し、後部にブロア65にて施肥ホース62内の肥料を搬送する施肥装置5を設けると共に、エンジン20の後側に静油圧式無段変速機23を設けた農作業機において、該静油圧式無段変速機23の廃熱をブロア65が吸引する吸引風路Rを設けた農作業機である。
請求項1記載の発明によれば、走行車体2の前部にエンジン20を搭載し、後部にブロア65にて施肥ホース62内の肥料を搬送する施肥装置5を設けると共に、エンジン20の後側に静油圧式無段変速機23を設けた農作業機において、該静油圧式無段変速機23の廃熱をブロア65が吸引する吸引風路Rを設けたので、ブロア65が静油圧式無段変速機23の廃熱を吸い込み熱せられた温風を施肥ホース62に吹き込んで施肥ホース62内を搬送される肥料が乾燥し、搬送経路で湿気による詰まりを防止し、適切な施肥作業が行える。
また、ブロア65は、エンジン20の後方に配置された静油圧式無段変速機23の廃熱を吸引するので、吸引風路Rが短くて済み簡潔な構成となる。
請求項2記載の発明は、ブロア65が静油圧式無段変速機23の冷却ファンの廃熱風を吸引する請求項1に記載の農作業機である。
請求項3記載の発明は、フレーム15を吸引風路Rにした請求項1または請求項2記載の農作業機である。
請求項4記載の発明は、走行車体2の前部にエンジン20を搭載し、後部にブロア65にて施肥ホース62内の肥料を搬送する施肥装置5を設けると共に、エンジン20のラジエータ20aまたはマフラー20bを走行車体2の後部に配置し、該ラジエータ20aまたはマフラー20bの廃熱をブロア65が吸引する農作業機である。
請求項4記載の発明によれば、走行車体2の前部にエンジン20を搭載し、後部にブロア65にて施肥ホース62内の肥料を搬送する施肥装置5を設けると共に、エンジン20のラジエータ20aまたはマフラー20bを走行車体2の後部に配置し、該ラジエータ20aまたはマフラー20bの廃熱をブロア65が吸引するので、ブロア65がラジエータ20aまたはマフラー20bの廃熱を吸い込み熱せられた温風を施肥ホース62に吹き込んで施肥ホース62内を搬送される肥料が乾燥し、搬送経路で湿気による詰まりを防止し、適切な施肥作業が行える。
また、ブロア65の吸引風路Rが短くなって構成が簡潔となる。
本発明の実施形態にかかる乗用型田植機の側面図である。 同上乗用田植機の要部の作用説明用の斜視図である。 同上要部の作用説明用の拡大平面図である。 本発明の他の実施形態を示す要部の作用説明用の斜視図である。 本発明の他の実施形態を示す要部の作用説明用の側面図である。 本発明の他の実施形態を示す要部の作用説明用の側面図である。 本発明の他の実施形態を示す要部の作用説明用の側面図である。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
<全体構成>
図1は、本発明の農作業機の一例である施肥装置を装着した乗用型田植機の側面図である。この施肥装置付き乗用型田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。なお、乗用型苗移植機の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向と後進方向をそれぞれ前、後という。
<走行車体2>
図1及び図2に示すように、走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10,10及び左右一対の後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13,13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10,10が各々取り付けられている。また、ミッションケース12の左右両側に左右メインフレーム15,15の前端部が固着されており、その左右メインフレーム15,15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
エンジン20は機体前部の左右メインフレーム15,15前部に設けたエンジンフレーム上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、ベルト伝動装置22及びエンジン20の後方に配置された静油圧式無段変速機23(以下、HST23と記す)を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケースに伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動機構によって施肥装置5へ伝動される。
エンジン20の上部は各種操作機構を内蔵するボンネット30で覆われており、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル31が設けられている。
ボンネット30の後方には上方に凸状になった車体カバー32が設けられ、その上に座席33が設置されている。
ボンネット30の下端左右両側及び後方は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は一部格子状になっており、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側が左右メインフレーム15,15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。リンクベースフレーム42と縦リンク43との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、昇降リンク装置3が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
また、図3に示すように、フロアステップ35及びリヤステップ36の左右両外側方には、上面が同平面となるワイドステップ35a及びワイドリヤステップ36aが左右メインフレーム15,15に固設の前後ステップ支持フレーム15a,15bに設けられ、更に、ワイドステップ35a及びワイドリヤステップ36aの左右両外側方には、上面が同平面となる拡張ステップ35b及び拡張リヤステップ36bが設けられている。
そして、前ステップ支持フレーム15aの先端には、左右線引きマーカ37の基部を支持するマーカフレーム37aが設けられている。
マーカフレーム37aは、基部を前ステップ支持フレーム15aの先端に上下方向の枢軸37bにて回動自在に設け、左右外側方に向かう使用状態とワイドステップ35aの外側端に沿った前後方向を向いた収納状態に切り換え自在としている。
拡張ステップ35bは、前部を左右外側方に向かう使用状態にしたマーカフレーム37aに着脱自在に固定し、後部を後ステップ支持フレーム15b先端に固定した拡張リヤステップ36bの前部に着脱自在に固定している。
左右マーカフレーム37aには、左右苗マーカ38(既植付苗に先端のマーカを合わせて機体を進行させて、隣接条に沿って機体を進行させることができるマーカ。サイドマーカとも謂う)の基部を取り付けている。
従って、田植作業時には、左右マーカフレーム37aを左右外側方に向かう使用状態にし、拡張ステップ35bの前部を左右外側方に向かう使用状態にしたマーカフレーム37aに固定し、後部を後ステップ支持フレーム15b先端に固定した拡張リヤステップ36bの前部に固定する。
すると、左右線引きマーカ37及び左右苗マーカ38は、機体の左右外側位置になり、田植作業時に適切に使用できる。また、拡張ステップ35bがワイドステップ35aの外側位置に配置された状態となり、左右幅の広いステップで作業者は安全に且つ作業性良く移動でき、苗補給や肥料補給等の各種作業が容易に且つ作業性良く行える。
また、路上走行時、トラック等への機体搭載または納屋等への機体格納時には、拡張ステップ35b前部のマーカフレーム37aとの固定を解除し、拡張リヤステップ36bの後ステップ支持フレーム15bとの固定を解除して、拡張ステップ35b及び拡張リヤステップ36bを機体から外す。そして、マーカフレーム37aをワイドステップ35aの外側端に沿った前後方向を向いた収納状態に回動させると、左右線引きマーカ37及び左右苗マーカ38も機体内方に収納された状態となる。
よって、機体の左右幅を狭くすることができて、路上走行、トラック等への機体搭載または納屋等への機体格納がコンパクト且つ容易に行える。
なお、機体から外した拡張ステップ35b及び拡張リヤステップ36bは、予備苗載装置39に吊り下げて収納すると良い。
また、拡張ステップ35b及び拡張リヤステップ36bは、鉄やステンレス等の金属で形成しても樹脂で形成しても良い。そして、拡張ステップ35b及び拡張リヤステップ36bを下方が見える格子状のステップにすると作業性が良い。
また、拡張ステップ35bまたは拡張リヤステップ36bにペットボトルや工具等を入れる小物入れを設けると便利である。
<苗植付部4>
図1に示すように、苗植付部4は10条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分づつ各条の苗取出口51aに供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51aに供給する苗送りベルトにより苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51aに供給された苗を圃場に植付ける苗植付装置52を備えている。
苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。これらフロート55,56,56を圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55,56,56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52により苗が植付けられる。
各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が迎角制御センサにより検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する昇降油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
また、昇降リンク装置3先端側の縦リンク43と苗植付部4との間にローリング油圧シリンダを設け、苗植付部4の伝動ケース50上面の左右中央位置に設けた左右傾斜センサにて苗植付部4の左右傾斜を検出して、ローリング油圧シリンダを制御するローリング油圧バルブを切り替えて苗植付部4を左右水平にすることにより、苗植付部4左右の苗の植付深さを常に一定に維持する。
苗植付部4には、整地装置の一例である整地ロータ27が取り付けられている。
<施肥装置5>
図1及び図2に示すように、施肥装置5は、肥料ホッパ60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61によって一定量づつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62でフロート55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド63まで導き、施肥ガイド63の前側に設けた作溝体64によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥構内に落とし込むようになっている。
ブロア用電動モータで駆動するブロア65で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ59を経由して施肥ホース62に吹き込まれ、施肥ホース62内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
特に、ブロア65は、上記HST23を冷却する廃熱風を吸い込み熱せられた温風を施肥ホース62に吹き込んで施肥ホース62内を搬送される粒状肥料を乾燥し、搬送経路で湿気による詰まりを防止し、適切な施肥作業が行える。
以下に、その詳細構成を説明する。
走行車体2の前部から後部に亘って設けられている左右メインフレーム15,15は、鉄製の角パイプで構成されており、該左メインフレーム15を吸引風路Rとして兼用する。
即ち、左メインフレーム15前部のHST23後部近くに吸引口15aを開口する。そして、左メインフレーム15後部のブロア65下方位置に通気口15bを開口し、該通気口15bにブロア65の吸気口65aと連通する吸気パイプ65bを連結する。
HST23には、HST23が高温になることを防止する冷却ファンが設けられており、HST23前部から後方に向けて冷却風が送風されている。
従って、HST23の後方には、冷却ファンにて送風されHST23を冷やして高温になった廃熱風がおくられている。
ブロア65は、該HST23の廃熱風をHST23の後方位置にある吸引口15aから吸引し左メインフレーム15内、通気口15b及び吸気パイプ65b(吸引風路R)にて吸い込んでエアチャンバ59を経由して施肥ホース62に吹き込む。
よって、ブロア65は、HST23を冷却する廃熱風を吸い込み熱せられた温風を施肥ホース62に吹き込んで施肥ホース62内を搬送される粒状肥料を乾燥し、搬送経路で湿気による詰まりを防止し、適切な施肥作業が行える。
また、ブロア65は、エンジン20の後方に配置されたHST23の廃熱を吸引するので、吸引風路Rが短くて済み簡潔な構成となる。
また、HST23を冷却する廃熱風を吸い込む吸引風路Rを機体のメインフレーム15が兼用しているので、機体構成が簡潔で安価な構成を実現できる。
なお、HST23を冷却する廃熱風を吸い込む例を示したが、HST23近傍に吸気口65aを設けてHST23周りの熱せられた廃熱を吸引する構成でも良いことは謂うまでもない。
また、左メインフレーム15に替えて右メインフレーム15を同様にして送風路に兼用しても良い。要は、機体のフレームを吸引風路Rに兼用すれば良い。
また、施肥装置5は、肥料ホッパ60と繰出部61を左右に5条分ずつ設けた2ユニットにしても、左右に4条分と6条分設けた2ユニットにしても、左右に3条分と7条分設けた2ユニットにしても、左右に2条分と8条分設けた2ユニットにしても良い。
<予備苗載装置39>
また、走行車体2の前部左右両側には、支持フレーム49に支持された補給用の苗を載せておく一対の予備苗載装置39,39が設けられている。
予備苗載装置39はそれぞれ移動リンク部材66で上下三段に構成され、最上段の第1予備苗載台38a、第2予備苗載台38b及び第3予備苗載台38cからなっている。
第2予備苗載台38bは支持フレーム49に固定されている。そして、第2予備苗載台38bを中心とし、その上下に第1予備苗載台38aと第3予備苗載台38cが配置される全体として上下三段に配置される状態と、移動リンク部材66を回動させて、第2予備苗載台38bを中心とし、その前後に第1予備苗載台38aと第3予備苗載台38cがそれぞれ配置され、全体として第1,第2,第3予備苗載台38a,38b,38cが同一平面上に配置する状態に切り換えることができる。
また、上下三段からなる第1、第2、第3予備苗載台38a,38b,38cを前後に一段の平面状にする切り換えは、苗トレイを載せたまま行うことができる。
そして、支持フレーム49と移動リンク部材66の間には、付勢ダンパーを設けて、第1,第2,第3予備苗載台38a,38b,38cが同一平面上に配置する状態から上下三段に配置される状態に切り換える際に軽い力で切り替えられるように付勢している。
また、予備苗載装置39にペットボトルや工具等を入れる小物入れを設けると便利である。
<他の実施形態>
(1)上記の実施形態では、左メインフレーム15を送風路に兼用した例を示したが、送風ダクトを設けても良い。
即ち、フロアステップ35またはワイドステップ35a等のステップの下方に前後方向に送風ダクトを設ける。そして、送風ダクト前端部の吸引口をHST23後部近くに設け、送風ダクト後端部の通気口にブロア65の吸気口65aと連通する吸気パイプ65bを連結して、ブロア65がHST23の廃熱を吸引する。
そして、フロアステップ35またはワイドステップ35a等のステップの下面に送風ダクトを連結して支持する。従って、フロアステップ35またはワイドステップ35a等のステップを機体から外すと、送風ダクトもステップと共に外れるので、メンテナンスが容易である。
上記構成では、送風ダクトをミッションケース12上方で座席33の下方に配置すれば構成が簡潔となる。なお、送風ダクトをミッションケース12下方に配置しても良い。
また、フロアステップ35またはワイドステップ35a等のステップ下面を車体前後方向に長いドーム型または溝状にして、送風ダクトの代わりに送風路として用いても良い。
また、ブロア65を黒色にして、熱を取りやすくすると良い。
(2)HST23の廃熱をブロア65が吸引する構成に換えて、苗植付部4を昇降させる昇降油圧シリンダ46または苗植付部4を左右水平にするローリング油圧シリンダのリターンホースにオイルクーラを設け、該オイルクーラの廃熱をブロア65が吸引する構成にしても良い。
即ち、座席33の下側または昇降リンク装置3の間(上リンク40と下リンク41,41の間)にオイルクーラを設け、該オイルクーラを冷やす冷却ファンの廃熱風の風下に送風ダクト先端部の吸引口を設け、送風ダクト後端部の通気口にブロア65の吸気口65aと連通する吸気パイプ65bを連結して、ブロア65がオイルクーラの廃熱を吸引する。
また、ブロア65がエンジン20のラジエータ20a、マフラー20bまたはオイルタンクの廃熱を吸引する構成にしても良い。なお、ラジエータ20aまたはマフラー20bの廃熱を吸引する場合、ラジエータ20aまたはマフラー20bを走行車体2後部のブロア65下方位置に配置すれば、ブロア65の吸引風路Rが短くなって構成が簡潔となる。
また、施肥装置5の繰出部61の駆動をHSTで行うようにし、該繰出部61を駆動するHSTの廃熱をブロア65が吸引する構成にしても良い。
また、ブロア65が座席33の下側に配置した電装品の廃熱を吸引する構成にしても良い。
また、昇降油圧シリンダ46またはローリング油圧シリンダのリターンホースをエアチャンバ59内に設けるか、リターンホースをエアチャンバ59外側に沿わせて設けて、リターンホースの熱でエアチャンバ59内の空気を温めても良い。
(3)図4~図7は、拡張ステップ35b及び拡張リヤステップ36bを収納状態にする他の実施形態を示す。
即ち、図4に示すように、拡張ステップ35b及び拡張リヤステップ36bを一体に連結し、その内側部に機体前後方向の回動軸心にて支持した枢支部70を設け、機体外側方に水平に展開した使用状態と機体内方に折り畳んだ収納状態に切り換え回動自在とする。
また、図5に示すように、拡張ステップ35bと拡張リヤステップ36bを機体左右方向の回動軸心にて連結した回動連結部71を設け、更に、拡張リヤステップ36bその内側部に機体前後方向の回動軸心にて支持した枢支部を設ける。
従って、拡張ステップ35bを回動連結部71にて拡張リヤステップ36bの前方に展開し、拡張ステップ35bと拡張リヤステップ36bを機体外側方に水平に展開した使用状態と拡張ステップ35bを回動連結部71にて拡張リヤステップ36bの上方に折り畳み、拡張ステップ35bと拡張リヤステップ36bを機体内方に折り畳んだ収納状態に切り換え回動自在である。
なお、上記図4及び図5に示す拡張ステップ35b及び/または拡張リヤステップ36bに作業者が作業時に持つ手摺を設けると、拡張ステップ35b及び拡張リヤステップ36bを機体内方に折り畳んだ収納状態にすると手摺も機体内方に折り畳んだ収納状態になり、収納作業が容易となる。
また、図6に示すように、拡張リヤステップ36bを側面視でコ字状に構成し、拡張ステップ35bを後方にスライドして拡張リヤステップ36bのコ字状内部に収納した収納状態と拡張ステップ35bを前方にスライドして拡張リヤステップ36bのコ字状前部に突出した使用状態に切り換え自在とする。
また、図7に示すように、拡張ステップ35b及び拡張リヤステップ36bを機体に左右方向の枢支軸72にて回動自在に設けたリンク機構73の上下端部に設け、ボンネット30上部に設けた操作パネルの操作スイッチにより作動する電動モータにて該リンク機構73を前後回動させる。
従って、操作パネルの操作スイッチの操作にて電動モータがリンク機構73を前後回動させ、拡張ステップ35b及び拡張リヤステップ36bが前後に位置する使用状態と上下に重なった収納状態に切り換えられる。
(4)拡張ステップ35bを拡張リヤステップ36bの外側方に移動させるリンク機構を設けて、拡張ステップ35bが拡張リヤステップ36bの前方に位置する通常状態と拡張ステップ35bが拡張リヤステップ36bの外側方に位置するリヤステップ拡張状態に切り換え自在にする。
2 走行車体
5 施肥装置
15 フレーム(メインフレーム)
20 エンジン
20a ラジエータ
20b マフラー
23 静油圧式無段変速機(HST)
62 施肥ホース
65 ブロア
R 吸引風路

Claims (4)

  1. 走行車体(2)の前部にエンジン(20)を搭載し、後部にブロア(65)にて施肥ホース(62)内の肥料を搬送する施肥装置(5)を設けると共に、エンジン(20)の後側に静油圧式無段変速機(23)を設けた農作業機において、該静油圧式無段変速機(23)の廃熱をブロア(65)が吸引する吸引風路(R)を設けたことを特徴とする農作業機。
  2. ブロア(65)が静油圧式無段変速機(23)の冷却ファンの廃熱風を吸引することを特徴とする請求項1に記載の農作業機。
  3. フレーム(15)を吸引風路(R)にしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の農作業機。
  4. 走行車体(2)の前部にエンジン(20)を搭載し、後部にブロア(65)にて施肥ホース(62)内の肥料を搬送する施肥装置(5)を設けると共に、エンジン(20)のラジエータ(20a)またはマフラー(20b)を走行車体(2)の後部に配置し、該ラジエータ(20a)またはマフラー(20b)の廃熱をブロア(65)が吸引することを特徴とする農作業機。
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