JP2013132941A - 車両用空気調和装置の風路構造 - Google Patents

車両用空気調和装置の風路構造 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な組み付け作業で独立した複数の風路を形成することができる車両用空気調和装置の風路構造を提供する。
【解決手段】エバポレータ45と、ヒータコア46と、エバポレータ45で冷却された空気をヒータコア46へ流す風量とその冷却された空気をバイパス風路を介してヒータコア46の下流側へ流す風量とを調整するスライドドア61,71,81とを有し、バイパス風路の空気とヒータコア46の空気とを混合させ、スライドドア61,71,81の開度を調整することでその混合比率を変えて、混合された空気の温度を調整する車両用空気調和装置において、エバポレータ45の下流側に、中央風路とこの両側の2つの側方風路と形成し、各風路にスライドドア61,71,81を設けたの風路構造であって、中央風路を形成するサブケース60と、サブケース60を左右から挟み込んで挟持する分割ケース41,42とを備え、サブケース60と左右分割ケース41,42とで側方風路を形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用空気調和装置内に独立した複数の風路を形成した風路構造に関する。
従来から、車両の例えば前席と後席などとで独立に温調することのできる車両用空気調和装置が知られている(特許文献1,2参照)。
かかる車両用空気調和装置は、ケース内に設けたエバポレータとヒータコアとの間に空気の流れ方向に沿って2つの仕切板をそのケース内に設け、この2つの仕切板によって3つの小風路を形成し、各小風路にドアを上下方向にスライド移動可能に設けたものである。このドアをスライド移動することにより、エバポレータで冷却された空気をヒータコアへ流す風量及びその冷却された空気をバイパス風路を介してヒータコアの下流側へ流す風量とを調整するようになっており、バイパス風路を通ってきた空気とヒータコアを通ってきた空気とを混合させ、ドアをスライド移動させることによってその混合比率を変えて空気の温度を調整するものである。
特開2001−270320号公報 特開2000−272327号公報
しかしながら、このような車両用空気調和装置にあっては、独立した複数の風路を形成するために仕切板をケース内に配置して保持させるため、その組み付け作業が面倒であるという問題あった。
この発明の目的は、簡単な組み付け作業で独立した複数の風路を形成することができる車両用空気調和装置の風路構造を提供することにある。
請求項1の発明は、空気を冷却するエバポレータと、このエバポレータの下流側に配置されたヒータコアと、前記エバポレータとヒータコアとの間に配置されるとともに、前記エバポレータで冷却された空気を前記ヒータコアへ流す風量及びその冷却された空気をバイパス風路を介して前記ヒータコアの下流側へ流す風量とを調整するドアとを有し、前記バイパス風路を通ってきた空気とヒータコアを通ってきた空気とを混合させるとともに、前記ドアの開度を調整することによって前記バイパス風路を通る風量と前記ヒータコアを通る風量との比率を変えて、混合された空気の温度を調整する車両用空気調和装置において、前記エバポレータの下流側に、中央風路とこの中央風路の両側の2つの側方風路とを互いに独立して形成し、各風路に前記ドアを設けた車両用空気調和装置の風路構造であって、
前記中央風路を形成するサブケースと、
このサブケースを左右から挟み込んで挟持する左右一対の分割ケースとを備え、
前記サブケースと前記分割ケースの一方とで前記側方風路の一方を形成し、
前記サブケースと前記分割ケースの他方とで前記側方風路の他方を形成することを特徴とする。
請求項2の発明は、前記サブケースは、スライド移動することによって前記バイパス風路を通る風量と前記ヒータコアを通る風量との比率を変える前記ドアと、このドアをスライド移動させる移動機構とを設けたサブケースユニットであることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記一対の分割ケースに、互いに相対向するフランジをそれぞれ形成し、このフランジ同士を接合して一対の分割ケースを接続することによって、前記サブケースを挟持することを特徴とする。
請求項4の発明は、前記サブケースの外側面にフランジを形成し、このフランジを前記一対の分割ケースのフランジに挟み込ませて接合したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、サブケースを一対の分割ケースで左右から挟み込んで組み付けるだけで、独立した複数の風路を形成することができ、その組み付け作業は簡単なものとなる。
請求項2の発明によれば、サブケースがドアと移動機構を設けたサブケースユニットであることにより、風路構造の組み付けを簡単に行うことができる。
請求項3の発明によれば、側方風路の気密性を高めることができる。
請求項4の発明によれば、側方風路の気密性をさらに高めることができる。
この発明に係る車両用空気調和装置のユニット筐体の構成を示した分解斜視図である。 3つの独立した風路を示した概念図である。 分割ケースの接合の仕方を示した説明図である。 図1のユニット筐体の構成を示した断面図である。 エアミックスドア装置の構成を示した分解斜視図である。 図5の裏側から見た分解斜視図である。 エアミックスドア装置を示した斜視図である。 中央サブケースを示した斜視図である。 第2実施例を示した説明図である。 この発明に係る車両用空気調和装置を搭載した車両を示した説明図である。 インストルメントパネルと空調装置本体との位置関係を示した説明図である。
以下、この発明に係る車両用空気調和装置の風路構造の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図10及び図11に示すように、自動車などの車両1には、空気調和装置(空調装置)2が設けられている。
この空調装置2は、車室の前部に設置されたインストルメントパネル3の内部に設けられた空調装置本体4と、この空調装置本体4から車室の各部に設けられた吹出口5に対して空調用空気を送給するダクト6とを備えている。
空調装置本体4は、図1に示すように、ユニット筐体40と、空気を冷却するエバポレータ45と、空気を暖めるヒータコア46と、冷却された空気と暖められた空気とを混合して空気の温度を調整するエアミックスドア装置50等とを備えている。
[ユニット筐体]
ユニット筐体40は、図1において左側にある左分割ケース41と、右側にある右分割ケース42と、配風モードモジュール43と、足下ダクト連結部44とを有している。
[左分割ケース]
左分割ケース41は、図2に示す左風路11を形成する左側壁部41Aと底壁部41Bと上壁部41C等とを有し、右側面が開口され、この開口41D(図1参照)の縁部には周縁に沿ってフランジ41aが形成されている。左分割ケース41内には、エバポレータ45とヒータコア46の左半分と、エアミックスドア装置50の左半分とが配置されるようになっている。
左分割ケース41の上壁部41Cには、左風路11と配風モードモジュール43内とを連通させる切欠41Caが形成されている。
[右分割ケース]
右分割ケース42は、図2に示す右風路12を形成する右側壁部42Aと底壁部42Bと上壁部42C等とを有し、左側面が開口され、この開口42D(図1参照)の縁部には周縁に沿ってフランジ42aが形成されている。右分割ケース42内には、エバポレータ45とヒータコア46の右半分と、エアミックスドア装置50の右半分とが配置されるようになっている。
右分割ケース42の上壁部42Cには、右風路12と配風モードモジュール43内と連通させる切欠42Caが形成されている。
[エアミックスドア装置]
エアミックスドア装置50は、図5に示すように、中央風路10(図2参照)を形成した中央サブケースユニット(サブケースユニット)60と、左スライドドアユニット70と、右スライドドアユニット80とを有している。左スライドドアユニット70は左風路(側方風路)11に配置され、右スライドドアユニット80は右風路(側方風路)12に配置される。
[中央サブケースユニット]
中央サブケースユニット60は、図5及び図6に示すように、正面視で長方形状を呈する開口60Kを形成したサブケース62と、このサブケース62に上下にスライド移動可能に取り付けられた中央スライドドア(ドア)61と、中央スライドドア61を上下にスライド移動させるスライド機構(移動機構)100とを有している。
サブケース62は、図8に示すように、上部に下流側に向かって延びるバイパス風路10Pを形成したバイパス風路壁部63と、ヒータコア46で暖められた空気をバイパス風路10P側へ案内する温風風路64H(図4参照)を形成した温風風路壁部64とを有しており、図2に示すように中央風路10を区画形成している。
バイパス風路壁部63の上面と温風風路壁部64の外面にはフランジ60gが形成されている。
サブケース62の側壁13,14は、図2に示すように中央風路10の側壁を形成するものであり、バイパス風路壁部63の側壁部63b,63cと、温風風路壁部64の側壁部64a,64bと、開口60Kからヒータコア46までの壁62dとを形成している(図4参照)。
また、図2に示すように、バイパス風路壁部63の上壁部63aが中央風路10の上壁部を形成し(図5参照)、この上壁部63aが左右分割ケース41,42の上壁部41C,42Cに当接するようになっている。
サブケース62の底壁部62D(図4参照)が中央風路10の底壁部を形成し、底壁部62Dが左右分割ケース41,42の底壁部41B,42Bに当接するようになっている。
中央風路10は、図4に示すように、バイパス風路10Pと、サブケース62の開口60Kからヒータコア46を通って温風風路64Hの上部までの風路とを有する。
また、サブケース62には、側壁13,14と温風風路壁部64との間に凹部65が形成され、この凹部65内にはヒータコア46の中央部が挿入される。
サブケース62の裏面(開口60Kに対して上流側の面)の左右両側には、図6に示すように、相対向した一対のリブ62A,62Aが形成されており、このリブ62A,62Aの内面の上部と下部には、合計4つのガイド溝61b(図4参照)が上下に沿って円弧状に形成されている。
[スライド機構]
スライド機構100は、図6に示すように、サブケース62のリブ62A,62Aに形成された一対の支持壁60c,60c間に回動自在に取り付けられた駆動ギア92と、この駆動ギア92に噛合した第1従動ギア102と、この第1従動ギア102に一体形成された第2従動ギア103とを有している。第2従動ギア103は中央スライドドア61のラック61dに噛合し、駆動ギア92の回転によって第1,第2従動ギア102,103を介して中央スライドドア61が上下にスライド移動するようになっている。
中央スライドドア61の両側部の上部と下部に合計4つの突起61aが形成され、この4つの突起61a(図6において1つのみ図示)がサブケース62のリブ62A,62Aのガイド溝61b…にそれぞれ挿入されており、中央スライドドア61がガイド溝61b…に案内されてスライド移動する。
駆動ギア92は、右スライドドアユニット80に設けられたモータM1の駆動軸に連結した連結シャフト90に接続されており、モータM1の駆動によって連結シャフト90を介して回転していく。
中央スライドドア61が上に移動されると、開口60Kの上部が閉成されていきバイパス風路10Pに流れる風量が減少していく。このとき、開口60Kの下部が開成されていき、ヒータコア46へ流れる風量が増加していく。逆に、中央スライドドア61が下に移動されると、開口60Kの下部が閉成されていきヒータコア46へ流れる風量が減少していく。このとき、開口60Kの上部が開成されていき、バイパス風路10Pに流れる風量が増加していく。
バイパス風路壁部63の先端側では、バイパス風路10Pを通ってきた空気と、温風風路64Hを通ってきた空気とが混合され、中央スライドドア61のスライド移動によってその混合比率が変えられて空気の温度が調整される。この温度が調整された空気は、例えば車両の後部座席へ送風される。
[左スライドドアユニット]
左スライドドアユニット70は、図5及び図6に示すように、正面視で長方形状を呈する開口72aを形成した枠体72と、この枠体72の裏面(開口72aに対して上流側となる面)に上下方向にスライド移動可能に設けられた左スライドドア(ドア)71と、この左スライドドア71を上下にスライド移動させる左スライド機構73とを有している。
枠体72の裏面の両側にはリブ72A,72Aが形成されており、このリブ72A,72Aの内面の上部と下部に合計4つのガイド溝70b…が形成されている。各ガイド溝70bは上下に沿って円弧状に形成されている。
枠体72の右側面(図5において)の上部と下部には突起72P,72Pが形成されている。
[左スライド機構]
左スライド機構73は、図6に示すように、枠体72のリブ72A,72Aに回動自在に取り付けられた一対のギア71g,71gと、このギア71g,71gを回転させるモータ(図示せず)とを有している。
ギア71g,71gはシャフト71fの両端部に固定され、このシャフト71fがリブ72A,72Aに回動自在に保持されている。ギア71g,71gは、左スライドドア71の裏面に形成されたラック71a,71aに噛合しており、ギア71g,71gの回転によって左スライドドア71が上下にスライド移動することになる。
左スライドドア71の上部と下部に合計4つの突起71T(図6において2つのみ図示)が形成され、この4つの突起71Tが枠体72のリブ72A,72Aのガイド溝70b…にそれぞれ挿入されており、左スライドドア71がガイド溝70b…に案内されてスライド移動する。
左スライドドア71が上に移動されると、開口72aの上部が閉成されていき図示しない左バイパス風路に流れる風量が減少していく。このとき、開口72aの下部が開成されていき、ヒータコア46へ流れる風量が増加していく。逆に、左スライドドア71が下に移動されると、開口72aの下部が閉成されていきヒータコア46へ流れる風量が減少していく。このとき、開口72aの上部が開成されていき、左バイパス風路に流れる風量が増加していく。
左バイパス風路を通ってきた空気と、ヒータコア46を通ってきた空気とが混合され、左スライドドア71のスライド移動によってその混合比率が変えられて空気の温度が調整される。この空気は配風モードモジュール43を介して例えば車両1の助手席側へ送風される。
左バイパス風路と、開口72aからヒータコア46を通ってバイパス風路と合流するまでの左温風風路とは左分割ケース41と中央サブケースユニット60のサブケース62とで形成され、その左バイパス風路と左温風風路とで左風路11を形成する。この左風路11は中央風路10から独立した風路となっている。
[右スライドドアユニット]
右スライドドアユニット80は、図5及び図6に示すように、正面視で長方形状を呈する開口82aを形成した枠体82と、この枠体82の裏面に上下方向にスライド移動可能に設けられた右スライドドア(ドア)81と、この右スライドドア81を上下にスライド移動させる右スライド機構83とを有している。
枠体82の裏面の両側にはリブ82A,82Aが形成されており、このリブ82A,82Aの内面の上部と下部に合計4つのガイド溝80b…が形成されている。各ガイド溝80bは上下に沿って円弧状に形成されている。
枠体82の右側面(図6において)の上部と下部には突起82P,82Pが形成されている。
[右スライド機構]
右スライド機構83は、図6に示すように、枠体82のリブ82A,82Aに回動自在に取り付けられた一対のギア81g,81gと、このギア81g,81gを回転させるモータ(図示せず)とを有している。
ギア81g,81gはシャフト81fの両端部に固定され、このシャフト81fがリブ82A,82Aに回動自在に保持されている。ギア81g,81gは、右スライドドア81の裏面に形成されたラック81a,81aに噛合しており、ギア81g,81gの回転によって右スライドドア81が上下にスライド移動することになる。
右スライドドア81の上部と下部に合計4つの突起81T(図6において1つのみ図示)が形成され、この4つの突起81Tが枠体82のリブ82A,82Aのガイド溝80b…にそれぞれ挿入されており、右スライドドア81がガイド溝80b…に案内されてスライド移動する。
右スライドドア81が上に移動されると、開口82aの上部が閉成されていき図示しない右バイパス風路に流れる風量が減少していく。このとき、開口82aの下部が開成されていき、ヒータコア46へ流れる風量が増加していく。逆に、右スライドドア81が下に移動されると、開口82aの下部が閉成されていきヒータコア46へ流れる風量が減少していく。このとき、開口82aの上部が開成されていき、右バイパス風路に流れる風量が増加していく。
右バイパス風路を通ってきた空気と、ヒータコア46を通ってきた空気とが混合され、右スライドドア81のスライド移動によってその混合比率が変えられて空気の温度が調整される。この空気は配風モードモジュール43を介して例えば車両1の運手席側へ送風される。
右バイパス風路と、開口82aからヒータコア46を通って右バイパス風路と合流するまでの右温風風路とは右分割ケース42と中央サブケースユニット60のサブケース62とで形成され、その右バイパス風路と右温風風路とで右風路12(図2参照)を形成する。この右風路12は中央風路10から独立した風路となっている。右バイパス風路と、開口82aからヒータコア46を通って右バイパス風路と合流するまでの右温風風路とは右分割ケース42によって形成され、その右バイパス風路と右温風風路とで右風路12を形成する。この右風路12は中央風路10から独立した風路となっている。
そして、エアミックスドア装置50と左右分割ケース41,42とで風路構造が構成される。
[エアミックスドア装置の組み付け]
図5および図6に示すように、エアミックスドア装置50の組み付けは、左スライドドアユニット70の枠体72の突起72P,72Pを中央サブケースユニット60のサブケース62の左側面(図5において)の孔図示せず)に圧入することにより、左スライドドアユニット70を中央サブケースユニット60の左側に取り付け、右スライドドアユニット80の枠体82の突起82P,82Pを中央サブケースユニット60のサブケース62の右側面の孔(図示せず)に圧入することにより、右スライドドアユニット80を中央サブケースユニット60の右側に取り付け、図7に示すようにエアミックスドア装置50を組み付ける。
[ユニット筐体の組み付け]
エアミックスドア装置50の組み付けが終了したら、図1に示すように、左分割ケース41内に例えばエバポレータ45を配置し、右分割ケース42内にヒータコア46を配置し、この左分割ケース41と右分割ケース42とでエアミックスドア装置50を左右から挟み込み、左右分割ケース41,42内にエアミックスドア装置50の左右スライドドアユニット70,80及び中央サブケースユニット60を挿入させていく。
そして、図2に示すように、左右分割ケース41,42の底壁部41B,42Bが中央サブケースユニット60のサブケース62の底壁部62Dに重ね、左右分割ケース41,42の上壁部41C,42Cがサブケース62の上壁部63aに重ねて、左分割ケース41のフランジ41aと右分割ケース42のフランジ42aとを中央サブケースユニット60のフランジ60gを挟み込むようにして接合させる。この挟み込みにより、サブケースユニット60を左右分割ケース41,42で挟持することになる。
左右分割ケース41,42の底壁部41B,42Bとサブケース62の底壁部62Dとの当接と、左右分割ケース41,42の上壁部41C,42Cとサブケース62の上壁部63aとの当接により、図2に示すように、サブケース62によって形成される中央風路10から独立した左右風路11,12が形成される。
左分割ケース41のフランジ41aと右分割ケース42のフランジ42aとの接合により左右風路11,12の気密性が高まる。また、左右分割ケース41,42のフランジ41a,42aで中央サブケースユニット60のフランジ60gを挟み込むようにして接合しているので、その左右風路11,12の気密性をさらに高めることができる。
フランジ41a,42aの接合は、例えば図3に示すように左分割ケース41のフランジ41aに突起部41bと突条部41cを形成し、その突起部41bと突条部41cに対向した右分割ケース42のフランジ42aに凹部42bと溝42cとを形成し、フランジ41aの突起部41b及び突条部41cをフランジ42aの凹部42b及び溝42cに圧入させることにより行う。この場合、中央サブケースユニット60のフランジ60gがそれらの圧入に干渉しないように、その部分でフランジ60gの高さを短くしておく。
このように、左右分割ケース41,42で中央サブケースユニット60を左右から挟み込むようにして接続するだけで、図2に示すように、中央風路10の左右両側に独立した左風路11と右風路12とを形成することができ、その組み付け作業は簡単に行える。このため、従来のように、中央風路10から独立した左右風路11,12を形成するのための仕切壁を取り付ける作業は不要となる。
また、中央サブケースユニット60は、中央スライドドア61とスライド機構100とを有しているので、この中央サブケースユニット60に左右分割ケース41,42を組み付けるだけで風路構造が構成され、その風路構造の組み付けを簡単に行うことができる。
[第2実施例]
図9は第2実施例を示す。この第2実施例では、左右分割ケース141,142の開口の縁部にフランジ141a,142aを形成し、このフランジ141a,142aを中央サブケースユニット60のサブケース62の側壁13,14に接合するようにしたものである。
この実施例によれば、サブケース62の上壁部63a及び底壁部62Dに左右分割ケース141,142の上壁部141A,142A及び底壁部141D,142Dを重ねないので、左右分割ケース141,142の材料を節約することができる。
上記実施例では、サブケース62で1つの中央風路10を形成しているが、独立した複数の中央風路を形成してもよい。この場合、各中央風路に対応してスライドドアを設けてもよい。
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々設計変更できることは勿論である。
41 左分割ケース(分割ケース)
42 右分割ケース(分割ケース)
45 エバポレータ
46 ヒータコア
61 中央スライドドア
62 サブケース
71 左スライドドア(スライドドア)
81 右スライドドア(スライドドア)

Claims (4)

  1. 空気を冷却するエバポレータと、このエバポレータの下流側に配置されたヒータコアと、前記エバポレータとヒータコアとの間に配置されるとともに、前記エバポレータで冷却された空気を前記ヒータコアへ流す風量及びその冷却された空気をバイパス風路を介して前記ヒータコアの下流側へ流す風量とを調整するドアとを有し、前記バイパス風路を通ってきた空気とヒータコアを通ってきた空気とを混合させるとともに、前記ドアの開度を調整することによって前記バイパス風路を通る風量と前記ヒータコアを通る風量との比率を変えて、混合された空気の温度を調整する車両用空気調和装置において、前記エバポレータの下流側に、中央風路とこの中央風路の両側の2つの側方風路とを互いに独立して形成し、各風路に前記ドアを設けた車両用空気調和装置の風路構造であって、
    前記中央風路を形成するサブケースと、
    このサブケースを左右から挟み込んで挟持する左右一対の分割ケースとを備え、
    前記サブケースと前記分割ケースの一方とで前記側方風路の一方を形成し、
    前記サブケースと前記分割ケースの他方とで前記側方風路の他方を形成することを特徴とする車両用空気調和装置の風路構造。
  2. 前記サブケースは、スライド移動することによって前記バイパス風路を通る風量と前記ヒータコアを通る風量との比率を変える前記ドアと、このドアをスライド移動させる移動機構とを設けたサブケースユニットであることを特徴とする請求項1に記載の車両用空気調和装置の風路構造。
  3. 前記一対の分割ケースに、互いに相対向するフランジをそれぞれ形成し、このフランジ同士を接合して一対の分割ケースを接続することによって、前記サブケースを挟持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空気調和装置の風路構造。
  4. 前記サブケースの外側面にフランジを形成し、このフランジを前記一対の分割ケースのフランジに挟み込ませて接合したことを特徴とする請求項3に記載の車両用空気調和装置の風路構造。
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