JP2013131124A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネ化を実現しつつ、多様化する購入者のニーズに応えることで商品の販売数増大を図ることができる自動販売機を提供する。
【解決手段】庫室(24)内に収容された商品(4)を予め設定された調温温度帯に加温又は冷却して販売する自動販売機(1)であって、商品が調温温度帯以外の温度である常温状態にあることを表示する常温状態表示部(36,40,46)と、常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された商品を販売可能とする制御手段(50)とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は自動販売機に関し、特に缶飲料を販売するのに好適な自動販売機に関する。
この種の自動販売機には、庫室内に収容された缶飲料などの商品を予め設定された所定の販売温度帯に加温又は冷却して販売するものが知られている。
そして、特許文献1には、加温商品に対応する暖色系(例えば赤色)の販売可能ランプと冷却商品に対応する寒色系(例えば青色)の販売可能ランプとを商品選択ボタンのそれぞれに対応して設けた自動販売機が開示されている。
特開2002−109622号公報
上記従来の自動販売機では、上述した2個の販売可能ランプを交互に点灯させて準備中表示部として機能させることで、その商品が庫室内に補充されてから所定時間を経過していない調温中(準備中)であるか、売切れであるかを容易に判別することができるようになっている。
上記準備中の商品は商品の購入者が商品選択ボタンを押しても選択することはできず、販売温度帯まで加温又は冷却されるまでは販売しないのが一般的である。商品が想定していたより冷たくない、又は温かくないといった購入者からのクレームを考慮しての措置である。
また、自動販売機が何らかの原因で故障し、商品を調温できなくなった場合、例えば商品の冷却又は加温を行うための調温装置が故障した場合にも、商品の温度は時間経過と共に常温に戻ってしまうため、異常処理を行うことにより商品を販売しないのが一般的である。
一方、スーパーなどの量販店では箱詰めのままで常温状態の缶飲料が販売されていることも珍しくない。購入者が常温商品であることを承知の上で購入し、自宅に持ち帰って冷蔵庫室で冷却したり、或いはカップに注いで電子レンジで温めたりしてから飲用することが一般に行われる。
また、昨今の電気供給事情に鑑みると、調温しない常温商品を自動販売機に設けることで自動販売機全体における節電効果を見込むことができることから、節電指向の購入者が未調温の常温商品をあえて購入することも想定される。
このように、庫室内に補充してから所定時間を経過するまでは未調温商品であるとして一律に準備中の表示を行って販売しなかったり、或いは自動販売機が故障したために調温できないことを理由に商品を販売しないことは、未調温或いは調温過程にある常温商品であっても積極的に購入したいという購入者のニーズに応えておらず、商品の販売機会を損なうおそれがある。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、省エネ化を実現しつつ、多様化する購入者のニーズに応えることで商品の販売数増大を図ることができる自動販売機を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の自動販売機は、庫室内に収容された商品を予め設定された調温温度帯に加温又は冷却して販売する自動販売機であって、商品が調温温度帯以外の温度である常温状態にあることを表示する常温状態表示部と、常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された商品を販売可能とする制御手段とを備える(請求項1)。
好ましくは、庫室内の商品が調温温度帯の温度であるか否かを判定する判定手段を備え、常温状態表示部は、判定手段にて庫室内の商品が調温温度帯の温度でないと判定されたとき、商品が常温状態にあることを表示する(請求項2)。
好ましくは、制御手段は、前記判定手段により商品が加温又は冷却によって前記調温温度帯の温度に至る過程にあると判定したとき、前記常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された前記商品を販売可能とする(請求項3)。
好ましくは、制御手段は、前記判定手段により商品が加温又は冷却を行うための調温装置の故障によって前記調温温度帯の温度にないと判定したとき、前記常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された商品を販売可能とする(請求項4)。
好ましくは、庫室内の商品が販売中であることを表示すると共に該商品を選択可能な商品選択ボタンを備え、常温状態表示部は、商品選択ボタンに設けられる(請求項5)。
好ましくは、庫室内の商品の商品温度帯が加温、冷却又は常温状態の何れかであることを表示する商品温度帯表示部を備え、常温状態表示部は、商品温度帯表示部に設けられる(請求項6)。
好ましくは、常温状態表示部は、庫室内の商品の常温状態を文字で表示する(請求項7)。
好ましくは、常温状態表示部は、庫室内の商品の常温状態を点灯ランプの色で表示する(請求項8)。
好ましくは、制御手段は、常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された商品を調温温度帯の商品に比して安価で販売する(請求項9)。
本発明によれば、商品が調温温度帯以外の温度である常温状態にあることを表示する常温状態表示部と、常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された商品を販売可能とする制御手段とを備える。これにより、調温しない庫室内に収容された未調温の常温商品を購入者が選択し、購入することができる。従って、未調温の常温商品を購入したいという購入者のニーズに応えることで、商品の販売機会を拡張することができるため、商品の販売数増大を図ることができる。
しかも、調温しない庫室を設けることにより、自動販売機において節電を図ることができるため、自動販売機全体の省エネ化を実現することができる(請求項1)。
また、本発明によれば、庫室内の商品が調温温度帯の温度であるか否かを判定する判定手段を備え、常温状態表示部は、判定手段にて庫室内の商品が調温温度帯の温度でないと判定されたとき、商品が常温状態にあることを表示する。これにより、調温過程にある商品を常温商品として購入者が選択し、購入することができる。従って、未調温のみならず、調温過程にある商品を購入したいという購入者のニーズに応えることで、商品の販売機会を更に拡張することができるため、商品の更なる販売数増大を図ることができる(請求項2)。
また、本発明によれば、具体的には、制御手段は、前記判定手段により商品が加温又は冷却によって前記調温温度帯の温度に至る過程にあると判定したとき(請求項3)、及び/又は、商品が加温又は冷却を行うための調温装置の故障によって前記調温温度帯の温度にないと判定したとき(請求項4)、前記常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された商品を販売可能とすることにより、未調温のみならず、調温過程にある商品を購入したいという購入者のニーズに応えることで、商品の販売機会を更に拡張することができるため、商品の更なる販売数増大を図ることができる。
また、本発明によれば、常温状態表示部を商品選択ボタン又は商品温度帯表示部に設け、常温状態を文字又は点灯ランプの色で表示する。これにより、商品を選択する購入者に対して常温状態表示部の視認性を高め、商品が常温であることを効果的に示すことができる。従って、購入者による常温商品の購入間違いを抑制しながら、常温商品の販売促進を図ることができるため、商品の更なる販売数増大を図ることができる(請求項3〜6)。
また、本発明によれば、制御手段は、常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された商品を調温温度帯の商品よりも安価で販売することにより、常温商品に対する購入者の購買意欲を高めることができるため、商品の更なる販売数増大を図ることができる(請求項7)。
本発明の一実施形態に係る自動販売機の全体斜視図である。 図1の自動販売機の前面扉を開けた状態を示す斜視図である。 図1の自動販売機の商品選択ボタン及び商品情報表示部の正面図である。 図1の自動販売機に格納された制御部において実行される制御のブロック図である。 予め設定された冷却販売温度帯まで冷却された調温済みの冷却商品を販売する場合の商品選択ボタン及び商品情報表示部の状態を示す正面図である。 冷却商品を冷却しないで未調温のまま常温商品として販売する場合の商品選択ボタン及び商品情報表示部の状態を示す正面図である。 冷却商品を冷却過程にある状態で常温商品として販売する場合の商品選択ボタン及び商品情報表示部の状態を示す正面図である。 図7の変形例における商品選択ボタン及び商品情報表示部の状態を示す正面図である。 図7の別の変形例における商品選択ボタン及び商品情報表示部の状態を示す正面図である。 図7の更に別の変形例における商品選択ボタン及び商品情報表示部の状態を示す正面図である。
以下に本発明の一実施形態に係る自動販売機について図面を参照して説明する。
図1は当該自動販売機1の全体斜視図を示す。自動販売機1には前面扉2が取り付けられ、前面扉2の上部側には、缶飲料などの商品4を購入する購入者が購入時に正対する接客面6が形成されている。接客面6の内側には、各商品4に対応する商品見本8が展示され、接客面6における各商品見本8の下方には、各商品見本8に対応する商品選択ボタン10及び商品情報表示部(商品温度帯表示部)12がそれぞれ設けられている。
また、前面扉2の中間部には、商品4の料金を投入するための料金投入部14、料金を返金させるための返金レバー16、投入金額を表示するための投入金額表示部18などが設けられている。また、前面扉2の下部側には、商品4が払い出される商品取出口20、釣り銭が払い出される釣り銭取出口22などが設けられている。
図2は自動販売機1の前面扉2を開けた状態を示す斜視図を示す。
自動販売機1は、同種の商品4が収納される商品収納庫室(庫室)24を複数備えている。前面扉2の内側には、各商品収納部24の商品補充口26を含む開口部全体を開閉する内扉28が取り付けられている。前面扉2の裏面2bには自動販売機1の各種設定を行ったり、当該設定状態を表示したりする表示部30と、入力キー32とを備えた表示入力設定部34が設けられている。
図3は自動販売機1の商品選択ボタン10及び商品情報表示部12の正面図を示す。各商品選択ボタン10は、商品見本8に対応する商品4に関する情報庫室を表示すると共に購入者が押すことで該商品4を選択可能に構成されている。
具体的には、商品選択ボタン10には、商品見本8に対応する商品4庫室が販売可能であるか否かを点灯により示すと共に商品4の温度帯を色で表示する商品温度帯表示ランプ(常温状態表示部)36と、商品収納庫室24に商品4が無い売切れ状態を表示する売切表示ランプ38と、商品4が予め設定された調温温度帯以外の温度である常温状態にある常温商品であることを表示する常温状態表示ランプ(常温状態表示部)40とが内蔵されている。
商品温度帯表示ランプ36には、例えば3色(赤、緑、青)LEDなどが内蔵され、加温商品は赤、冷却商品は青、常温商品は緑、というように商品4の温度に対応した色が表示される。
各商品選択ボタン10における売切表示ランプ38に対応する個所には「売切」、常温状態表示ランプ40に対応する個所には「常温」、といった文字表示がなされ、各ランプ38,40の点灯によりこれらの文字が視認可能に構成されている。
一方、商品情報表示部12は、商品収納庫室24内の商品4の温度帯が加温、冷却又は常温状態の何れかであることを表示すると共に商品4の販売価格を表示するように構成されている。
具体的には、商品情報表示部12には、商品4が加温商品であることを表示する加温商品表示ランプ42と、商品4が冷却商品であることを表示する冷却商品表示ランプ44と、商品4が常温商品であることを表示する常温商品表示ランプ(常温状態表示部)46と、商品4の販売価格を表示する販売価格表示部48とが内蔵されている。
加温商品表示ランプ42に対応する個所には「あたたか〜い」、冷却商品表示ランプ44に対応する個所には「つめた〜い」、常温商品表示ランプ46に対応する個所には「常温」、といった文字表示がなされ、各ランプ42,44,46の点灯によりこれらの文字が視認可能である。また、販売価格表示部48には商品4の種類、容量、及び温度帯などに対応した価格が表示されるように構成されている。
なお、商品情報表示部12に例えば液晶ディスプレイを使用することで、商品4の温度帯に対応した文字が切り替えて表示され、該商品温度帯に対応した販売価格が表示されるようにしても良い。
図4は自動販売機1に格納された制御部(制御手段)50において実行される自動販売機1の制御のブロック図を示す。
各商品収納庫室24には、商品収納庫室24における商品4の売切れ状態を検出する売切スイッチ52と、商品収納庫室24に収容された商品4の商品温度を判定する商品温度判定部(判定手段)54とが設けられている。
商品温度判定部54は、商品収納庫室24の庫室内温度を直接に検出することで商品温度を判定する温度センサ、或いは、商品収納庫室24に商品4が補充されてからの経過時間を測定することで商品温度を判定するタイマなどから構成されている。
そして、制御部50には、少なくとも、商品選択ボタン10及びそれを構成する各ランプ36,38,40と、商品情報表示部12及びそれを構成する各ランプ42,44,46並びに販売表示部48と、投入金額表示部18と、表示入力設定部34と、売切スイッチ52と、商品温度判定部54とが電気的に接続されている。
このように構成された制御部50では、加温又は冷却の調温温度帯が予め所定の温度範囲で設定されており、各商品収納庫室24のうちの調温用の商品収納庫室24内に収容された商品4は予め設定された上記調温温度帯まで調温される。そして、制御部50は、購入者が料金投入部14へ料金を投入することで投入金額表示部18に投入料金を表示し、次に購入者が商品選択ボタン10を押すことで商品収納庫室24への補充順に商品収納庫室24から商品取出口20に商品4を払い出す。
図5の商品選択ボタン10及び商品情報表示部12の正面図を参照すると、予め設定された調温温度帯、例えば冷却販売温度帯まで冷却された調温済みの冷却商品を販売する通常の場合には、制御部50は、商品温度判定部54において当該冷却商品が冷却販売温度帯の温度まで調温されたか否かを判定する。
商品温度判定部54において当該冷却商品が冷却販売温度帯の温度まで調温されたと判定された場合には、制御部50は、商品選択ボタン10においては、商品温度帯表示ランプ36を青色に点灯し、売切表示ランプ38及び常温状態表示ランプ40は消灯する。また、制御部50は、商品情報表示部12においては、冷却商品表示ランプ44のみを点灯し、商品情報表示部12における他の各ランプ42,46は消灯し、販売価格表示部48には当該冷却商品の正規の販売価格(例えば¥120)を表示して販売する。
ここで本実施形態の自動販売機1では、各商品収納庫室24に調温しない商品収納庫室24が少なくとも1つ設けられ、制御部50は、当該商品収納庫室24内に収容された商品4を未調温の常温商品として販売可能としている。
図6の商品選択ボタン10及び商品情報表示部12の正面図を参照すると、冷却商品を冷却しないで未調温のまま常温商品として販売する場合には、制御部50は、商品選択ボタン10においては、商品温度帯表示ランプ36を緑色に点灯し、売切表示ランプ38は消灯し、常温状態表示ランプ40は点灯する。また、制御部50は、商品情報表示部12においては、常温商品表示ランプ46のみを点灯し、商品情報表示部12における他の各ランプ42,44は消灯し、販売価格表示部48には、当該冷却商品の正規の販売価格(例えば¥120)に比して安価な割引価格(例えば¥100)を表示して販売する。
更に本実施形態の自動販売機1では、制御部50は、調温用の商品収納庫室24内に収容された調温過程にある商品も常温商品として販売可能としている。
図7の商品選択ボタン10及び商品情報表示部12の正面図を参照すると、冷却商品を冷却過程にある状態で常温商品として販売する場合には、制御部50は、商品温度判定部54において当該冷却商品が冷却販売温度帯の温度まで調温されたか否かを判定する。
商品温度判定部54において当該冷却商品が冷却販売温度帯の温度まで調温されていないと判定された場合には、制御部50は、商品選択ボタン10においては、商品温度帯表示ランプ36を青色に点灯し、売切表示ランプ38は消灯し、常温状態表示ランプ40は点灯する。また、制御部50は、商品情報表示部12においては、冷却商品表示ランプ44のみを点灯し、商品情報表示部12における他の各ランプ42,46は消灯する。
商品温度帯表示ランプ36を青色に点灯し、商品情報表示部12において冷却商品表示ランプ44のみを点灯することで、商品4が冷却過程にある冷却商品であり、冷却販売温度帯に近い低温を帯びていることが購入者に示される。
また、制御部50は、販売価格表示部48には、当該冷却商品が冷却販売温度帯の温度範囲に冷却されておらず、あくまでも冷却過程にあることから、当該冷却商品の正規の販売価格(例えば¥120)に比して安価な割引価格(例えば¥100)を表示して販売する。
図7の冷却過程の状態から、所定時間が経過して冷却商品の本来の冷却販売温度帯まで冷却が完了すると、制御部50は、図5と同じ状態にするべく、商品選択ボタン10においては、商品温度帯表示ランプ36を緑色の場合には青色に切り替えて点灯し、常温状態表示ランプ40は消灯する。また、制御部50は、商品情報表示部12においては、常温商品表示ランプ46が点灯している場合には消灯して冷却商品表示ランプ44のみを点灯し、販売価格表示部48には当該冷却商品の正規の販売価格(例えば¥120)を表示して販売する。このようにすることで、冷却が完了するのを待ってから購入したい購入者のニーズにも応えることが可能となる。
以上のように本実施形態の自動販売機1は、商品4が調温温度帯以外の温度である常温状態にあることを商品温度帯表示ランプ36、常温状態表示ランプ40、常温商品表示ランプ46で表示し、制御部50により当該商品を販売可能とすることにより、調温しない商品収納庫室24内に収容された未調温の常温商品を購入者が選択し、購入することができる。従って、未調温の常温商品を購入したいという購入者のニーズに応えることで、商品4の販売機会を拡張することができるため、商品4の販売数増大を図ることができる。
しかも、調温しない商品収納庫室24を設けることにより、自動販売機1において節電を図ることができるため、自動販売機1全体の省エネ化を実現することができる。
また、商品温度判定部54にて商品収納庫室24内の商品4が調温温度帯の温度でないと判定されたとき、商品温度帯表示ランプ36、常温状態表示ランプ40、常温商品表示ランプ46で商品4が常温状態にあることを表示することにより、商品4が冷却又は加温状態に至る調温過程にある場合や、商品4の冷却又は加温を行うための図示しない調温装置が故障した場合であっても、商品4を常温商品として購入者が選択し、購入することができる。従って、未調温のみならず、調温過程にある商品4を購入したいという購入者のニーズに応えることで、商品4の販売機会を更に拡張することができるため、商品4の更なる販売数増大を図ることができる。
また、商品温度帯表示ランプ36、常温状態表示ランプ40、常温商品表示ランプ46で商品4の常温状態を文字又は点灯ランプの色で表示することにより、商品4を選択する購入者に対してこれら各ランプ36,40,46の視認性を高め、商品4が常温であることを効果的に示すことができる。従って、購入者による常温商品の購入間違いを抑制しながら、常温商品の販売促進を図ることができるため、商品4の更なる販売数増大を図ることができる。
また、未調温又は調温過程にある常温商品の販売価格表示部48に、調温済みの調温温度帯にある商品4よりも安価な割引価格を表示し、制御部50が当該割引価格で常温商品を販売可能とすることにより、常温商品に対する購入者の購買意欲を高めることができるため、商品4の更なる販売数増大を図ることができる。
本発明は、上述の実施形態に制約されるものではなく種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、冷却商品を冷却過程にある状態で常温商品として販売する場合には、商品4があくまでも冷却商品であり、冷却過程にあることを購入者に示すために、商品温度帯表示ランプ36を冷却状態を示す青色に点灯し、商品情報表示部12において冷却商品表示ランプ44のみを点灯する。しかし、これに限らず、商品4が冷却過程にあることを購入者に示すことができるのであれば、例えば図8に示すように、商品温度帯表示ランプ36を緑色に点灯しても良いし、また、図9に示すように、商品情報表示部12において常温商品表示ランプ46のみを点灯しても良いし、或いは、図10に示すように、冷却商品表示ランプ44及び常温商品表示ランプ46の両方を点灯した上で、商品温度帯表示ランプ36を紫色などに点灯しても良い。
また、上記実施形態では、自動販売機1が何らかの原因で故障し、商品4の調温ができなくなった場合であっても、商品温度判定部54にて商品収納庫室24内の商品4が調温温度帯の温度でないと判定されたときには、各ランプ36、40、46で商品4が常温状態にあることを表示し、商品4を常温商品として購入者が選択し、購入することができるようにしても良い。また、故障中の自動販売機1において常温商品の販売を可能とするトリガー信号には、商品温度判定部54による判定結果に限らず、自動販売機1の故障信号を直接用いるようにしても良い。
1 自動販売機
4 商品
10 商品選択ボタン
12 商品情報表示部(商品温度帯表示部)
24 商品収納庫室(庫室)
36 商品温度帯表示ランプ(常温状態表示部)
40 常温状態表示ランプ(常温状態表示部)
46 常温商品表示ランプ(常温状態表示部)
50 制御部(制御手段)
54 商品温度判定部(判定手段)

Claims (9)

  1. 庫室内に収容された商品を予め設定された調温温度帯に加温又は冷却して販売する自動販売機であって、
    前記商品が前記調温温度帯以外の温度である常温状態にあることを表示する常温状態表示部と、
    前記常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された前記商品を販売可能とする制御手段と
    を備えることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記庫室内の前記商品が前記調温温度帯の温度であるか否かを判定する判定手段を備え、
    前記常温状態表示部は、前記判定手段にて前記庫室内の前記商品が前記調温温度帯の温度でないと判定されたとき、前記商品が常温状態にあることを表示することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記制御手段は、前記判定手段により前記商品が加温又は冷却によって前記調温温度帯の温度に至る過程にあると判定したとき、前記常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された前記商品を販売可能とすることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。
  4. 前記制御手段は、前記判定手段により前記商品が加温又は冷却を行うための調温装置の故障によって前記調温温度帯の温度にないと判定したとき、前記常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された前記商品を販売可能とすることを特徴とする請求項2又は3に記載の自動販売機。
  5. 前記庫室内の前記商品が販売中であることを表示すると共に該商品を選択可能な商品選択ボタンを備え、
    前記常温状態表示部は、前記商品選択ボタンに設けられることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の自動販売機。
  6. 前記庫室内の前記商品の商品温度帯が加温、冷却又は常温状態の何れかであることを表示する商品温度帯表示部を備え、
    前記常温状態表示部は、前記商品温度帯表示部に設けられることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の自動販売機。
  7. 前記常温状態表示部は、前記庫室内の前記商品の常温状態を文字で表示することを特徴とする請求項5又は6に記載の自動販売機。
  8. 前記常温状態表示部は、前記庫室内の前記商品の常温状態を点灯ランプの色で表示することを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の自動販売機。
  9. 前記制御手段は、前記常温状態表示部にて常温状態にあることが表示された前記商品を前記調温温度帯の前記商品に比して安価で販売することを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の自動販売機。
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