JP2013130338A - ガス調理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の簡素化を図りながら、利便性よく安全に使用できるガス調理装置。
【解決手段】ガスバーナ付き五徳10を調理装置本体の天板2上に載置した状態で、ガスバーナ8が、天板2の開口部6を通ってガス供給機構11に係合し、開口部6を封鎖する蓋体7とガスバーナ8の火炎制御機器19が設けられているガス調理装置で、蓋体7で開口部6を封鎖するに伴って、火炎制御機器19が、蓋体7により下方へ押圧されてプッシュプッシュ機構26により収納位置に引退保持され、蓋体7で開口部6を封鎖した状態で蓋体7の一側方を下方へ押圧するに伴って、火炎制御機器19が、蓋体7の一側方で収納位置より下方へ押圧されてプッシュプッシュ機構26により使用位置に突出保持されるように構成されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、ガスバーナと五徳が一体化されたバーナ付き五徳を備え、その五徳を調理装置本体の天板上に載置した状態で、前記ガスバーナが、前記天板に設けられた開口部を通って前記調理装置本体内のガス供給機構に係合してガス供給機構と連通するように構成され、前記開口部を封鎖する蓋体と前記ガスバーナにより生成される火炎を制御する火炎制御機器が設けられているガス調理装置に関する。
従来、バーナ付き五徳を備え、その五徳を調理装置の天板上に載置した状態で、ガスバーナが、天板に設けられた開口部を通って調理装置本体内のガス供給機構に係合してガス供給機構と連通するように構成され、開口部を封鎖する蓋体も、更には、ガスバーナにより生成される火炎を制御する火炎制御機器、例えば、ガスバーナに点火する点火プラグや火炎の立消えを検出する熱電対なども設けられていないガス調理装置は公知である(例えば、特許文献1参照)。
また、蓋体と火炎制御機器を備え、その蓋体と火炎制御機器がガスバーナと一体化されていて、火炎制御機器を有するガスバーナが、天板に設けられた開口部から上方へ突出する使用状態と開口部より下方へ引退する非使用状態とに切り換え可能で、ガスバーナが非使用状態のときに蓋体が開口部を封鎖するように、ガスバーナとガスバーナへ燃焼用ガスを供給するガス供給機構が、そのガス供給機構であるガス供給管の軸心を中心として一体的に回転自在に設けられ、ガスバーナと別体に構成された五徳が、調理装置本体の天板上に載置可能に構成されたガス調理装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開昭57−132926号公報 特開2003−269726号公報
しかし、上記特許文献1に記載のガス調理装置では、蓋体に関しても、また、点火プラグや熱電対などの火炎制御機器に関しても開示がないので、実際に使用する場合、使用上での利便性や安全性の面で問題がある。
また、上記特許文献2に記載のガス調理装置では、蓋体と火炎制御機器がガスバーナやガス供給機構としてのガス供給管と一体化されているので、使用上での利便性や安全性は確保されるものの、ガスバーナやガス供給機構などが一体的に回転する構成であるため、ガスバーナなどを回転自在に保持するための構造が複雑になるばかりか、ガスバーナを回転させて使用状態と非使用状態とに切り換える際、ガスバーナと天板開口部との間に異物を挟み込んで、ガスバーナなどが損傷するという問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目したもので、その目的は、構造の簡素化を図りながら、利便性よく安全に使用することのできるガス調理装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため、本発明に係るガス調理装置の特徴構成は、ガスバーナと五徳が一体化されたバーナ付き五徳を備え、その五徳を調理装置本体の天板上に載置した状態で、前記ガスバーナが、前記天板に設けられた開口部を通って前記調理装置本体内のガス供給機構に係合してガス供給機構と連通するように構成され、前記開口部を封鎖する蓋体と前記ガスバーナにより生成される火炎を制御する火炎制御機器が設けられているガス調理装置であって、前記蓋体が、前記開口部を封鎖した状態でその一側方を下方へ押圧自在に構成され、前記火炎制御機器が、プッシュプッシュ機構を介して前記天板より下方へ引退する収納位置と前記開口部を通って天板より上方へ突出する使用位置とに位置変更自在に構成され、前記蓋体で前記開口部を封鎖するに伴って、前記火炎制御機器が、前記蓋体により下方へ押圧されて前記プッシュプッシュ機構により前記収納位置に引退保持され、前記蓋体で前記開口部を封鎖した状態で蓋体の前記一側方を下方へ押圧するに伴って、前記火炎制御機器が、前記蓋体の一側方で前記収納位置より下方へ押圧されて前記プッシュプッシュ機構により前記使用位置に突出保持されるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、ガスバーナと五徳が一体化されたバーナ付き五徳を備え、その五徳を調理装置本体の天板上に載置した状態で、ガスバーナが、天板に設けられた開口部を通って調理装置本体内のガス供給機構に係合してガス供給機構と連通するように構成されているので、上記特許文献2に記載のガス調理装置のように、ガスバーナなどを回転自在に設ける必要はない。
したがって、構造の簡素化を図ることができるとともに、ガスバーナと天板開口部との間に異物を挟み込むおそれもなく、更に、天板の開口部を封鎖する蓋体とガスバーナにより生成される火炎を制御する火炎制御機器が設けられているので、ガス調理装置の不使用時に蓋体により開口部を封鎖できるのは勿論のこと、例えば、火炎制御機器としてガスバーナに点火する点火プラグを設けることにより利便性よく使用することができ、また、火炎の立消えを検出する熱電対を設けることにより安全に使用することができる。
そして、蓋体が、開口部を封鎖した状態でその一側方を下方へ押圧自在に構成され、蓋体で開口部を封鎖するに伴って、火炎制御機器が、蓋体により下方へ押圧されてプッシュプッシュ機構により収納位置に引退保持され、蓋体で開口部を封鎖した状態で蓋体の一側方を下方へ押圧するに伴って、火炎制御機器が、蓋体の一側方で収納位置より下方へ押圧されてプッシュプッシュ機構により天板の開口部を通って使用位置に突出保持されるように構成されているので、蓋体の取り外しと取り付けに伴う動作に連動する状態で、プッシュプッシュ機構の作動を有効に利用して、火炎制御機器の収納位置と使用位置との位置変更を確実に行うことができる。
本発明に係るガス調理装置の更なる特徴構成は、前記開口部の内側縁部の下方に前記蓋体を載置保持する縁部材が設けられ、その縁部材における前記蓋体の一側方に対応する部位の上面が下方へ傾斜する傾斜面に形成されて、前記蓋体の一側方が下方へ押圧自在に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、開口部の内側縁部の下方に蓋体を載置保持する縁部材が設けられているので、その縁部材上に蓋体を載置することにより、蓋体を所定の封鎖姿勢に確実に維持することができる。
そして、その縁部材における蓋体の一側方に対応する部位の上面が下方への傾斜面に形成され、その蓋体の一側方が下方へ押圧自在に構成されているので、蓋体を載置保持するために必要な縁部材を有効に利用して蓋体一側方の下方への押圧を可能にし、それによって、上述したように、火炎制御機器の収納位置と使用位置との位置変更を確実に行うことができる。
本発明に係るガス調理装置の更なる特徴構成は、前記天板の上面が平坦なフラット面に構成され、前記蓋体により前記開口部を封鎖した状態で、その蓋体の上面が前記天板上面のフラット面と面一になるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、天板の上面が平坦なフラット面に構成され、蓋体により開口部を封鎖した状態で、蓋体の上面が天板上面のフラット面と面一になるように構成されているので、ガス調理装置の不使用時において、天板の開口部を蓋体により封鎖することにより、天板の全面が開口部のないフラットな面となり、美観の向上と清掃の容易化を図ることができるとともに、例えば、テーブルとして多目的に使用することができる。
本発明に係るガス調理装置の更なる特徴構成は、前記ガスバーナが前記ガス供給機構に係合したことを検出する係合検出手段が設けられるとともに、前記火炎制御機器が前記使用位置に位置したことを検出する位置検出手段が設けられ、前記係合検出手段が、前記ガス供給機構に対する前記ガスバーナの係合を検出し、かつ、前記位置検出手段が、前記火炎制御機器の前記使用位置への位置変更を検出した状態で、前記ガス供給機構から前記ガスバーナへの燃焼用ガスの供給が可能になるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、ガスバーナがガス供給機構に係合したことを検出する係合検出手段が設けられるとともに、火炎制御機器が使用位置に位置したことを検出する位置検出手段が設けられ、係合検出手段が、ガス供給機構に対するガスバーナの係合を検出し、かつ、位置検出手段が、火炎制御機器の使用位置への位置変更を検出した状態で、ガス供給機構からガスバーナへの燃焼用ガスの供給が可能になるので、ガスバーナがガス供給機構に係合しない状態でガス供給機構からガスバーナへ燃焼用ガスが供給されることが回避され、したがって、ガスバーナとガス供給機構との間からガス漏れが生じるおそれはなく、また、点火プラグや熱電対などの火炎制御機器はガスバーナに対して使用上適した所定の位置に配置されることになり、火炎の制御を所望どおりに実行することができる。
本発明に係るガス調理装置の更なる特徴構成は、前記天板の開口部から取り外した蓋体によって、前記調理装置本体に設けられたガスバーナ用のスイッチを入り切り操作して、前記ガス供給機構に設けられたガス制御弁を制御するように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、天板の開口部から取り外した蓋体によって、調理装置本体に設けられたガスバーナ用のスイッチを入り切り操作して、ガス供給機構に設けられたガス制御弁を制御するように構成されているので、つまり、ガス調理装置の使用時、蓋体がガスバーナ用のスイッチの操作部材を兼用するように構成されているので、開口部から取り外した蓋体を紛失する可能性はきわめて少ない。
本発明に係る調理装置の更なる特徴構成は、前記天板上から取り外した五徳を保持する保持機構が、前記調理装置本体に設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、天板上から取り外した五徳を保持する保持機構が、調理装置本体に設けられているので、ガス調理装置の不使用時に五徳を紛失する可能性もきわめて少ない。
ガス調理装置の全体の斜視図 ガス調理装置の要部の断面図 図2(b)のIII−III線における矢視図 ガス調理装置の制御部のブロック図 天板の開口部と蓋体の斜視図 天板の開口部と蓋体の平面図 図6のVII−VII線における断面図 操作用スリットと蓋体の斜視図 ガス調理装置の作動を示す断面図 ガス調理装置の作動を示す断面図 五徳の保持機構を示す斜視図
本発明によるガス調理装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明のガス調理装置は、図1に示すように、コンロ本体1およびコンロ本体1上に取り付けられた矩形の天板2などからなる調理装置本体3を備え、コンロ本体1の下方には、1本の脚部4が取り付けられ、その脚部4の下方には、床面などへの載置部5が取り付けられて、全体がテーブル状に構成されている。
調理装置本体3の天板2は、その上面が平坦なフラット面に構成され、天板2の中央には、図2、図5、図6などに示すように、ラケットのような形状をした開口部6が設けられ、その開口部6に対応する形状を有する蓋体7が取り外し自在に設けられ、蓋体7により開口部6を封鎖すると、蓋体7の上面が、天板2上面のフラット面と面一になるように構成されている。
図1、図2、図3などに示すように、多数の炎孔8aを有するガスバーナ8と鍋などの被加熱物を載置する五徳9が一体化されたバーナ付き五徳10を備え、そのバーナ付き五徳10が、図2の(b)に示すように、ガスバーナ8の下部を開口部6内に挿通させた状態で天板2上に載置自在に構成されている。
開口部6の下方に位置するコンロ本体1内には、図2に示すように、燃焼用ガスを供給するガス供給機構11を構成するガス供給管12が天板2より下方に位置するように収納配置され、バーナ付き五徳10を天板2上に載置した状態で、ガスバーナ8下端のガス流入口8bがガス供給管12上端のガス供給口12aに係合して、ガスバーナ8がガス供給管12に連通するように構成されている。
そして、ガスバーナ8のガス流入口8bがガス供給管12のガス供給口12aと係合すると入り状態となり、係合が解除されると切り状態となる第1マイクロスイッチ13が設けられ、この第1マイクロスイッチ13が、ガスバーナ8がガス供給管12に係合したことを検出する係合検出手段として機能する。
ガス供給管12の他端部は、ガス受け入れ口12bに形成され、その中心に臨むようにガス供給機構11を構成するガスノズル14が配設され、例えば、都市ガスGが、ガス供給機構11を構成するガス供給路15からガスノズル14を介してガス受け入れ口12bへ噴出供給される。そのガス受け入れ口12bへの都市ガスGの噴出供給に伴って、燃焼用空気がガス受け入れ口12bからガス供給管12へ吸引され、都市ガスGと燃焼用空気との混合ガスである燃焼用ガスが、ガス供給管12を通ってガスバーナ8へ供給されるように構成されている。
そのガス供給路15には、ガス制御弁16、17、具体的には、ガスバーナ8への都市ガスGの供給を断続する電磁式開閉弁16とガスバーナ8への都市ガスGの供給量を調節する電磁式調整弁17が設けられ、それら電磁式の開閉弁16と調整弁17が、コンロ本体1内に配置された制御部18により制御作動されるように構成されている。
コンロ本体1内には、ガスバーナ8により生成される火炎を制御する火炎制御機器19、具体的には、図3に示すように、ガスバーナ8に点火する点火プラグ19aと火炎の立消えを検出する熱電対19bを一体的に備えた火炎制御機器19が配設され、その火炎制御機器19が、プッシュプッシュ機構26(従来公知であるため詳しい構造は省略するが、ひとつの押圧(プッシュ)操作で一方の位置から他方の位置へ位置変更し、次の押圧(プッシュ)操作で他方の位置から一方の位置へ復帰する機構)を介して、図2の(a)中実線で示すように、天板2より下方へ引退する収納位置と、図2の(a)中仮想線で(b)中実線で示すように、収納位置から天板2の開口部6とバーナ付き五徳10に設けられた開口部10aを通って斜め上方へ上昇して天板2より上方へ突出し、ガスバーナ8の炎孔8aに臨む使用位置とに位置変更自在に構成されている。
そして、その火炎制御機器19が収納位置にあると切り状態となり、使用位置にあると入り状態となる第2マイクロスイッチ20が設けられ、この第2マイクロスイッチ20が、火炎制御機器19が使用位置に位置したことを検出する位置検出手段として機能する。
天板2に設けられたラケット状の開口部6において、その円形部分の内側縁部の下方には、図5および図6に示すように、蓋体7を載置保持する載置用の縁部材21が設けられ、その縁部材21のラケット基部側の上面が、基部側に向けて下方へ傾斜する傾斜面21aに形成されている。
そのため、蓋体7により開口部6を封鎖した状態では、図7中実線で示すように、蓋体7が縁部材21上に載置保持されて封鎖姿勢に維持され、その封鎖姿勢において、蓋体7の一側方(図7において右側)、つまり、ラケット状の蓋体7の基端側を下方へ押圧することにより、図7中仮想線で示すように、蓋体7がその蓋体7の一側方に対応する部位に設けられた縁部材21の傾斜面21aに沿う位置まで揺動するように構成されている。そして、火炎制御機器19が、その揺動自在な蓋体7の基端側の下方に配設されて、蓋体7の基端側によって下方へ押圧自在に構成されている。
調理装置本体3の一側方には、図1および図8に示すように、ガスバーナ用のスイッチとしての点火および火力調整用スイッチ(図示せず)を入り切り操作するための操作用スリット22が開口され、その操作用スリット22に対してラケット状の蓋体7の基端側を挿入することにより、蓋体7の基端側が点火および火力調整用スイッチの操作部材と嵌合し、その状態で操作用スリット22に沿って蓋体7を移動させることによって、操作用スリット22内に設けられた点火および火力調整用スイッチを操作するように構成されている。
その点火および火力調整用スイッチは、図4に示すように、制御部18に対して点火および火力調整、更には消火のための指令情報を入力するように構成されている。そして、その制御部18に対して、係合検出手段である第1マイクロスイッチ13と位置検出手段である第2マイクロスイッチ20からの情報、および、火炎の立消えを検出する熱電対19bからの情報も入力され、必要に応じて、過熱状態を検出する過熱検出手段からの情報も入力され、それら入力情報に基づいて、制御部18が、点火プラグ19a、電磁式開閉弁16、および、電磁式調整弁17などを作動制御する。
つぎに、ガス調理装置の使用方法および制御部18による制御作動について説明する。
図9(a)に示すように、開口部6が蓋体7により封鎖された状態で、その蓋体7を取り外すには、図9(b)に示すように、蓋体7の基端側を下方へ押圧して取り外す。蓋体7の下方への押圧により、火炎制御機器19が、蓋体7の基端側で収納位置より下方へ押圧され、図9(c)に示すように、火炎制御機器19が、プッシュプッシュ機構26によって上方へ上昇移動されて使用位置に突出保持されるとともに、第2マイクロスイッチ20が入り状態となる。
その後、蓋体7を取り外し、図9(d)に示すように、バーナ付き五徳10を天板2上に載置し、ガスバーナ8のガス流入口8bをガス供給管12のガス供給口12aに係合するのであり、その係合によって第1マイクロスイッチ13が入り状態となる。
このようにして、第1マイクロスイッチ13が、入り状態となってガス供給管12に対するガスバーナ8の係合を検出し、かつ、第2マイクロスイッチ20が、入り状態となって火炎制御機器19の使用位置への位置変更を検出した状態で、制御部18による制御が可能となり、ガス供給管12からガスバーナ8への燃焼用ガスの供給が可能となる。
その状態で、図8に示すように、蓋体7の基端側を操作用スリット22のOFF位置に挿入して点火および火力調整用スイッチの操作部材に嵌合させて操作用スリット22に沿ってON方向へ移動させて全開位置まで操作すると、図外の点火スイッチから制御部18へ点火指令が入力される。すると、制御部18からの指令により電磁式開閉弁16が開弁し点火プラグ19aが作動して、ガスバーナ8への点火が実行され、全開位置から手を離すと、点火プラグ19aの作動が停止される。
その後は、蓋体7を中火や強火の位置へ移動させることにより、従来のガス調理装置と同様、電磁式調整弁17の開度調整によりガスバーナ8の火力が調整され、蓋体7をOFF位置へ移動させることにより、電磁式開閉弁16が閉弁されて消火制御が実行される。そして、ガスバーナ8の燃焼中に火炎の立消えが生じると、熱電対19bからの指令に基づいて、また、鍋などの被加熱物が過熱状態になると、図外の過熱検出手段からの指令に基づいて、電磁式開閉弁16が閉弁されて消火制御が実行される。
それに加えて、何らかの理由により、ガスバーナ8の燃焼中にガス供給管12に対するガスバーナ8の係合が解除された場合も、第1マイクロスイッチ13からの指令に基づいて、また、火炎制御機器19が収納位置へ引退した場合も、第2マイクロスイッチ20からの指令に基づいて、電磁式開閉弁16が閉弁されて消火制御が実行される。
ガス調理装置の使用後においては、図10(e)に示すように、バーナ付き五徳10を取り外すことによって、ガスバーナ8のガス供給管12への係合が解除され、第1マイクロスイッチ13が切り状態となる。
その後、図10(f)に示すように、蓋体7により開口部6を封鎖した状態で、その蓋体7の基端側を下方へ押圧する。すると、火炎制御機器19が、蓋体7の基端側で下方へ押圧され、火炎制御機器19が、プッシュプッシュ機構26によって下方の引退位置に引退保持され、第2マイクロスイッチ20が切り状態となり、下方への押圧力を解除することにより、図10(g)に示すように、蓋体7が開口部6の封鎖姿勢に保持される。
なお、この実施形態のように、蓋体7の基端側で火炎制御機器19を下方へ押圧することによって、火炎制御機器19を引退位置に引退保持させる構成以外にも、例えば、蓋体7により開口部6を封鎖するに伴って、火炎制御機器19を引退位置に引退保持させる構成を採用することもできる。
いずれにせよ、開口部6から取り外した蓋体7が、点火および火力調整用スイッチの操作部材を兼用する構成であるため、蓋体7の紛失は未然に回避される。
また、バーナ付き五徳10に関しては、図11に示すような五徳を保持する保持機構23が、図1に示すように、調理装置本体3のコンロ本体1に設けられているので、ガス調理装置の不使用時において、バーナ付き五徳10のガスバーナ8下部を保持機構23の保持穴23a内に挿入係止して保持させておくことができるので、バーナ付き五徳10を紛失する可能性も少ない。
〔別実施形態〕
(1)先の実施形態では、蓋体7を載置保持する縁部材21において、蓋体7の一側方に対応する部位に傾斜面21aを設けることにより、蓋体7の一側方を下方へ押圧自在に構成した例を示したが、縁部材21の蓋体7一側方に対応する部位を切り欠いて下方へ押圧自在に構成したり、あるいは、開口部6から内側に向けて一対の突起を突設し、その一対の突起を中心として下方へ押圧自在に構成するなど、蓋体7の下方への押圧に関しては種々の構成を採用することができる。
(2)先の実施形態では、開口部6から取り外した蓋体7によって点火および火力調整用スイッチを操作する構成を示したが、蓋体7が点火および火力調整用スイッチの操作部材を兼用する構成を採用せずに、従来のガス調理装置と同様、点火および火力調整用スイッチを調理装置本体3の側方に設けて実施することもできる。
その場合、開口部6から取り外した蓋体7の紛失を回避するため、例えば、図11に示すように、五徳を保持する保持機構23に設けられたスリット(図示せず)内に蓋体7を挿入係止して保持可能に構成したり、五徳用の保持機構23とは別に、蓋体7専用の保持機構を設けることが好ましい。
(3)先の実施形態では、火炎制御機器19の一例として、点火プラグ19aと熱電対19bを一体的に備えたものを示したが、例えば、ガスバーナ8に点火する点火プラグ19aのみを火炎制御機器として実施することも、また、火炎の立消えを検出する熱電対19bのみを火炎制御機器として実施することもできる。
なお、本発明によるガス調理装置は、都市ガス用のガス調理装置をはじめとして、プロパン用のガス調理装置やボンベ式のガス調理装置など、各種のガス調理装置に適用可能である。
2 天板
3 調理装置本体
6 開口部
7 蓋体
8 ガスバーナ
9 五徳
10 バーナ付き五徳
11 ガス供給機構
13 係合検出手段
16、17 ガス制御弁
19 火炎制御機器
20 位置検出手段
21 縁部材
21a 傾斜面
23 保持機構
26 プッシュプッシュ機構

Claims (6)

  1. ガスバーナと五徳が一体化されたバーナ付き五徳を備え、その五徳を調理装置本体の天板上に載置した状態で、前記ガスバーナが、前記天板に設けられた開口部を通って前記調理装置本体内のガス供給機構に係合してガス供給機構と連通するように構成され、前記開口部を封鎖する蓋体と前記ガスバーナにより生成される火炎を制御する火炎制御機器が設けられているガス調理装置であって、
    前記蓋体が、前記開口部を封鎖した状態でその一側方を下方へ押圧自在に構成され、
    前記火炎制御機器が、プッシュプッシュ機構を介して前記天板より下方へ引退する収納位置と前記開口部を通って天板より上方へ突出する使用位置とに位置変更自在に構成され、
    前記蓋体で前記開口部を封鎖するに伴って、前記火炎制御機器が、前記蓋体により下方へ押圧されて前記プッシュプッシュ機構により前記収納位置に引退保持され、前記蓋体で前記開口部を封鎖した状態で蓋体の前記一側方を下方へ押圧するに伴って、前記火炎制御機器が、前記蓋体の一側方で前記収納位置より下方へ押圧されて前記プッシュプッシュ機構により前記使用位置に突出保持されるように構成されているガス調理装置。
  2. 前記開口部の内側縁部の下方に前記蓋体を載置保持する縁部材が設けられ、その縁部材における前記蓋体の一側方に対応する部位の上面が下方へ傾斜する傾斜面に形成されて、前記蓋体の一側方が下方へ押圧自在に構成されている請求項1に記載のガス調理装置。
  3. 前記天板の上面が平坦なフラット面に構成され、前記蓋体により前記開口部を封鎖した状態で、その蓋体の上面が前記天板上面のフラット面と面一になるように構成されている請求項1または2に記載のガス調理装置。
  4. 前記ガスバーナが前記ガス供給機構に係合したことを検出する係合検出手段が設けられるとともに、前記火炎制御機器が前記使用位置に位置したことを検出する位置検出手段が設けられ、
    前記係合検出手段が、前記ガス供給機構に対する前記ガスバーナの係合を検出し、かつ、前記位置検出手段が、前記火炎制御機器の前記使用位置への位置変更を検出した状態で、前記ガス供給機構から前記ガスバーナへの燃焼用ガスの供給が可能になるように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス調理装置。
  5. 前記天板の開口部から取り外した蓋体によって、前記調理装置本体に設けられたガスバーナ用のスイッチを入り切り操作して、前記ガス供給機構に設けられたガス制御弁を制御するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス調理装置。
  6. 前記天板上から取り外した五徳を保持する保持機構が、前記調理装置本体に設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のガス調理装置。
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