JP2013129601A - 歯磨剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】中性のpH領域で経時でアスコルビン酸リン酸エステル又はその塩が安定化しその酸化ストレス抑制効果が持続して発揮され、かつ高い口臭予防効果を奏し、また、チューブ等の収容容器からの押し出し易さに優れた歯磨剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩、
(B)カチオン性高分子物質、
(C)イソプロピルメチルフェノール及び/又はトリクロサン、
(D)アルキル基の炭素数が14〜18で、エチレンオキサイドの平均付加モル数が2以上20未満であるポリオキシエチレンアルキルエーテル及びエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、及び
(E)ポリエチレングリコール
を配合してなり、かつ25℃における初期pHを6.5〜8.0としたことを特徴とする歯磨剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、中性のpH領域で経時でアスコルビン酸リン酸エステル又はその塩が安定化しその酸化ストレス抑制効果が持続して発揮され、かつ高い口臭予防効果を奏し、また、チューブ等の収容容器からの押し出し易さに優れた歯磨剤組成物に関する。
近年、アスコルビン酸リン酸エステル塩は、生体内に産生された過剰な活性酸素を消去し、生体組織を酸素ストレスから保護する抗酸化ビタミンとして注目されている。更に、アスコルビン酸リン酸エステル塩は多様な生理活性を有し、口腔分野では歯肉炎、歯周炎の予防・治療に効果があることが知られており、練歯磨剤やトローチなどの口腔用組成物に配合することが試みられている(特許文献1;特開平3−294227号公報参照)。
しかし、アスコルビン酸リン酸エステル塩を配合した口腔用組成物は、長期保存後にアスコルビン酸リン酸エステル塩の残存率が低下し、その有効性が十分に発揮されないという問題があった。そこで、25℃にて1ヶ月保存した後の組成物のpHを8.0以上にするなど、組成物のpHをアルカリ側に維持することでアスコルビン酸リン酸エステル塩の安定性を保つことが提案されている(特許文献2;特開2003−212741号公報参照)。
一方で、歯磨剤組成物においては、口腔粘膜への刺激が少ない中性領域にpHを維持することが使用性などの点から望ましい。そこで、出願人は、アスコルビン酸リン酸エステル塩を含む組成物の使用中及び使用後の口腔内刺激を低減することを目的に、カチオン性高分子物質とフッ素化合物をアスコルビン酸リン酸エステル塩に対して一定量配合することで、pH6.5〜8.0であってもアスコルビン酸リン酸エステル塩を安定に保ち、歯肉炎予防効果に優れ、かつ使用中及び使用後の口腔内刺激を低減する技術を提案した(特許文献3;特開2009−149565号公報参照)。
また、出願人は、アスコルビン酸リン酸エステル塩を用いた歯肉炎及び口臭予防技術として、アスコルビン酸リン酸エステル塩を含み、イソプロピルメチルフェノール、非イオン性界面活性剤、キレート剤、アルカリ剤を一定量配合したpH8.0〜9.5の組成で、アスコルビン酸リン酸エステル塩が安定に保持され、かつ優れた口臭の予防又は改善効果を奏することを提案した(特許文献4;特開2011−6351号公報参照)。
一方、歯周病は、ポルフィロモナス ジンジバリス(P.gingivalis)等の偏性嫌気性グラム陰性桿菌を主とした細菌による感染症であり、また、口臭の原因としてはフゾバクテリウム ヌクレアタム(F.nucleatum)等の口腔内細菌が関与している。従って、歯周病、口臭等の予防・改善に有効な手段として、プラークコントロール、即ち、口腔内の病原性細菌数を低レベルに保つことが有用であると考えられる。
このような口腔内の病原性細菌数を低下させる手段としては、難水溶性殺菌剤やカチオン性殺菌剤を口腔ケア製品に配合することが有効な手段となっている。中でもイソプロピルメチルフェノール等の難水溶性殺菌剤は、抗菌スペクトルが広い傾向にある特徴を有することから、歯磨剤組成物に好適に配合されている(特許文献5;特開2008−115115号公報参照)。
しかしながら、歯周病、口臭の発生には様々な要因が関与しているため、このような殺菌活性を有する難水溶性殺菌剤を配合しただけでは、特に口臭については実際に満足な予防効果が発揮されないことがあった。
従って、口腔粘膜への刺激が生じないpH領域の歯磨剤組成物において、アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩を安定化し、より高い口臭予防効果を発揮させることができる新たな技術が強く望まれる。
特開平3−294227号公報 特開2003−212741号公報 特開2009−149565号公報 特開2011−6351号公報 特開2008−115115号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、中性のpH領域で経時でアスコルビン酸リン酸エステル又はその塩が安定化しその酸化ストレス抑制効果が持続して発揮され、かつ高い口臭予防効果を奏し、また、チューブ等の収容容器からの押し出し易さに優れた歯磨剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、(A)アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩、(B)カチオン性高分子物質、(C)イソプロピルメチルフェノール及び/又はトリクロサン、(D)アルキル基の炭素数が14〜18で、エチレンオキサイドの平均付加モル数が2以上20未満であるポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、及び(E)ポリエチレングリコールを配合し、25℃における初期pHを6.5〜8.0とすることで、中性のpH領域で経時でアスコルビン酸リン酸エステル又はその塩が安定化しその酸化ストレス抑制効果が持続し、かつ高い口臭予防効果を奏し、また、チューブ等の収容容器からの押し出し易さに優れた歯磨剤組成物が得られることを知見した。
即ち、本発明者らが上記目的達成のために検討を進めたところ、(A)アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩に(B)カチオン性高分子物質を併用すると、上記pH領域で(A)成分が安定配合されその酸化ストレス抑制効果が持続するが、かかる(A)、(B)成分の併用系に(C)成分と共に(D)成分を併用して配合すると、意外にも(B)成分のバインダーとしての機能が低下し、歯磨剤組成物が収容容器からの押し出し性に劣るという新たな課題が生じた。そこで、かかる課題を解決するため更に検討を進めた結果、(A)、(B)、(C)、(D)成分を組み合わせて配合し、かつ(E)成分を配合することにより、上記課題も解消し、長期に亘って保存しても(A)成分の安定性が保持されその酸化ストレス抑制効果が持続し、かつ(C)成分の口腔内の病原性細菌への殺菌力が保持され、(A)、(C)成分が相乗的な作用により高い口臭の予防又は改善効果が発揮され、また、押し出し易さに優れた歯磨剤組成物が得られることを見出した。
後述の実施例からわかるように、本発明では、(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)成分を組み合わせて配合することで、上記成分のいずれかを欠く場合にはなし得ない、格別の作用効果を与える。
従って、本発明は、
(A)アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩、
(B)カチオン性高分子物質、
(C)イソプロピルメチルフェノール及び/又はトリクロサン、
(D)アルキル基の炭素数が14〜18で、エチレンオキサイドの平均付加モル数が2以上20未満であるポリオキシエチレンアルキルエーテル及びエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、及び
(E)ポリエチレングリコール
を配合してなり、かつ25℃における初期pHを6.5〜8.0としたことを特徴とする歯磨剤組成物
を提供する。
本発明によれば、中性のpH領域で経時でアスコルビン酸リン酸エステル又はその塩が安定化しその酸化ストレス抑制効果が持続して発揮され、かつ高い口臭予防効果を奏し、また、チューブ等の収容容器からの押し出し易さに優れた歯磨剤組成物を提供できる。
以下、本発明につき更に詳細に説明する。本発明の歯磨剤組成物は、(A)アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩、(B)カチオン性高分子物質、(C)イソプロピルメチルフェノール及び/又はトリクロサン、(D)アルキル基の炭素数が14〜18で、エチレンオキサイドの平均付加モル数が2以上20未満であるポリオキシエチレンアルキルエーテル、エチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、(E)ポリエチレングリコールを含有し、25℃における初期pHが6.5〜8.0であることを特徴とする。
(A)アスコルビン酸リン酸エステルは、アスコルビン酸の2,3,5,6位のいずれかの水酸基の1つ又は2つ以上がリン酸、ポリリン酸等の化合物のエステルとなったものである。例えば、アスコルビン酸−2−リン酸エステル、アスコルビン酸−3−リン酸エステル、アスコルビン酸−6−リン酸エステル、アスコルビン酸−2−ポリリン酸エステル等が挙げられ、その塩類としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩が挙げられる。特に口腔用として用いるものであり、歯肉炎予防効果の点からアスコルビン酸リン酸エステルのマグネシウム塩やナトリウム塩が好適に用いられる。
アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩の配合量は、組成全体の0.1〜2%(質量%、以下同様)が好ましく、特に0.2〜1%がより好ましい。配合量が0.1%未満では、細胞傷害性を低減する酸化ストレス抑制効果、及び口臭予防効果が十分発揮されない場合がある。2%を超えると、最早それ以上効果が向上しないだけでなく、異味が発生するなど使用感が低下する場合がある。
(B)カチオン性高分子物質としては、従来知られた種々のものを用いることができる。例えば、カチオン性セルロース系ポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムのホモポリマー、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとエチレン性不飽和炭化水素基を有する重合可能なモノマーとのコポリマー、カチオン化ポリビニルピロリドン、カチオン化ポリアミド、カチオン化ポリメタクリレート、カチオン化ポリアクリルアミド、カチオン化メタクリレートとアクリルアミドとのコポリマー、カチオン化メタクリレートとメタクリレートとのコポリマー、ポリエチレンイミド、カチオン化デンプン、カチオン化アミロース、カチオン化グアーガム、カチオン化寒天等が挙げられる。これらのカチオン性高分子物質は1種を単独で用いても又は2種以上の混合物として用いてもよい。
このようなカチオン性高分子物質としては、窒素含有量が0.1〜3%で、2%水溶液粘度が30〜3,000mPa・s(BH型ブルックフィールド粘度計、ローターNo.2、20回転、21℃、測定時間1分)のものが好ましく、特に50〜2,500mPa・sのものがより好ましい。
具体的には、カチオン性セルロース系ポリマーとしては、ヒドロキシエチルセルロースにジメチルジアリルアンモニウム塩をグラフト重合したヒドロキシエチルセルロース・ジメチルジアリルアンモニウム塩である日本エスエヌシー社製のセルコートL−200(2%水溶液粘度:35〜350mPa・s、BH型ブルックフィールド粘度計、ローターNo.2、20回転、21℃、測定時間1分)、セルコートH−100(2%水溶液粘度:500〜2,750mPa・s、BH型ブルックフィールド粘度計、ローターNo.2、20回転、21℃、測定時間1分)、また、ヒドロキシエチルセルロースに2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドを結合した塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロースであるライオン社製のレオガードMGP(2%水溶液粘度:500〜1,200mPa・s、BH型ブルックフィールド粘度計、ローターNo.2、20回転、21℃、測定時間1分)、レオガードGP(2%水溶液粘度:100〜600mPa・s、BH型ブルックフィールド粘度計、ローターNo.2、20回転、21℃、測定時間1分)、レオガードGPS(2%水溶液粘度:100〜600mPa・s、BH型ブルックフィールド粘度計、ローターNo.2、20回転、21℃、測定時間1分)、レオガードMLP(2%水溶液粘度:1,000〜2,600mPa・s、BH型ブルックフィールド粘度計、ローターNo.2、20回転、21℃、測定時間1分)の他、レオガードG、ユニオン・カーバイト・コーポレーション製のポリマーJR−125、ポリマーJR−400、ポリマーJR−30M等が挙げられる。
ジメチルジアリルアンモニウムのホモポリマーとしては、ナルコ ジャパン社製のマーコート100が挙げられる。
塩化ジメチルジアリルアンモニウムとエチレン性不飽和炭化水素基を有する重合可能なモノマーとのコポリマーとしては、エチレン性不飽和炭化水素基を有する重合可能なモノマーとして、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミド等が挙げられる。具体的には、例えば、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリル酸とのコポリマーであるマーコート280(ナルコ ジャパン社製)、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリルアミドとのコポリマーであるマーコート550(ナルコ ジャパン社製)、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリル酸とアクリルアミドの3成分のコポリマーであるマーコート3330(ナルコ ジャパン社製)等が挙げられる。
カチオン化ポリビニルピロリドンとしては、G.A.Fコーポレーション製のGAFQUAT 743、GAFQUAT 745が、カチオン化ポリアミドとしては協立有機社製のハイモロックQ−101が、カチオン化ポリメタクリレートとしては住友化学工業社製のスミフロックFC−A、スミフロックFC−Bが、また、カチオン化ポリアクリルアミドとしては三洋化学工業社製のサンフロックC−450、サンフロックC−454、協立有機社製のハイモックM−966、住友化学工業社製のスミフロックFC−Lが挙げられる。カチオン化メタクリレートとアクリルアミドのコポリマーとしては協立有機社製のハイモロックMP−373、住友化学工業社製のスミフロックFC−373、スミフロックFC−200、スミフロックFC−Cが、カチオン化メタクリレートとメタクリレートのコポリマーとしては住友化学工業社製のスミフロックFC−Eが、ポリエチレンイミドとしては日本触媒化学工業社製のエポミンP−100等がそれぞれ挙げられる。
カチオン性高分子物質としては、これらの中で、アスコルビン酸リン酸エステル塩の安定性を維持する点から、カチオン性セルロース系ポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムのホモポリマー、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとエチレン性不飽和炭化水素基を有する重合可能なモノマーとのコポリマー、カチオン化ポリメタクリレートが好ましく、特にカチオン性セルロース系ポリマー、とりわけヒドロキシエチルセルロース・ジメチルジアリルアンモニウム塩、塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロースがより好ましい。
具体的には、セルコートL−200、セルコートH−100、レオガードMGP、レオガードGPS、レオガードGP、マーコート100、マーコート3330、スミフロックFC−Aが好ましく、特にセルコートL−200、セルコートH−100、レオガードMGPがより好ましい。とりわけセルコートL−200、レオガードMGPが最も好ましい。
カチオン性高分子物質の配合量は、組成全体の0.01〜1%が好ましく、特に0.05〜0.5%がより好ましい。0.01%未満ではアスコルビン酸リン酸エステル又はその塩による酸化ストレス抑制効果が得られない場合がある。1%を超えると押し出し易さの改善効果が得られなかったり、異味、異臭が発生し、使用性が問題となることがある。
(C)成分は、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサンであり、いずれかを配合しても、イソプロピルメチルフェノール及びトリクロサンを配合してもよい。
イソプロピルメチルフェノールは、1−ヒドロキシ−4−イソプロピル−3−メチルフェノールであり、市販品、例えば商品名ビオゾールとして大阪化成(株)から販売されているものを使用できる。
また、トリクロサンは、広範囲な抗菌スペクトルを持つハロゲン化ジフェニルエーテル型の殺菌剤であり、化学名は2’,4,4’−トリクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテルである。トリクロサンとしては、市販品、例えば商品名イルガサンとしてチバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)から販売されているものなどを使用できる。
イソプロピルメチルフェノール及び/又はトリクロサンの配合量は、組成全体の0.01〜0.5%が好ましく、特に0.03〜0.2%がより好ましい。配合量が0.01%未満では十分な殺菌効果が発揮されず、口臭予防効果に劣る場合がある。0.5%を超えると、異味が発生し使用感が低下したり、保存安定性の面で問題が生じる場合がある。
本発明では、(D)アルキル基の炭素数が14〜18で、エチレンオキサイドの平均付加モル数(以下、EO平均付加モル数と略す。)が2以上20未満であるポリオキシエチレン(以下、POEと略す。)アルキルエーテル、及びEO平均付加モル数が5〜30のPOE硬化ヒマシ油から選ばれる1種又は2種以上の非イオン性界面活性剤を用いる。
POEアルキルエーテルのアルキル基の炭素数は14〜18であり、好ましくは16〜18である。アルキル基の炭素数が14より小さい場合や18より大きい場合は、保存後の組成物において十分な殺菌効果が発揮されない。具体的には、POEセチルエーテル、POEミリスチルエーテル、POEステアリルエーテル等が挙げられ、特にPOEステアリルエーテルが好適である。
また、上記POEアルキルエーテルのEOの平均付加モル数は2モル以上20モル未満の範囲である。平均付加モル数が2モルより小さかったり、20モル以上では、保存後の組成物において十分な口臭予防又は改善効果が発揮されない。
このようなPOEアルキルエーテルとしては、日本エマルジョン(株)の商品名 EMALEX102、103、105、107、110、112、115、117、503、505、506、508、510、512、515、602、603、605、606、608、611、615、日光ケミカルズ(株)の商品名 NIKKOL BC−2、BC−5.5、BC−7、BC−10TX、BC−15TX、BS−2、BS−4、BO−2、BO−7、BO−10、BO−15等の市販品を使用することができる。
POE硬化ヒマシ油のEOの平均付加モル数は5〜30であり、好ましくは5〜20である。EOの平均付加モル数が5モルよりも小さかったり、30モルを超えると、保存後の組成物において十分な口臭の予防又は改善効果が発揮されない。
このようなPOE硬化ヒマシ油としては、日本エマルジョン(株)のEMALEX HC−5、HC−7、HC−10、HC−20、HC−30、日光ケミカルズ(株)のNIKKOL HCO−5、HCO−10、HCO−20、HCO−30等の市販品を使用することができる。
(D)成分としては、POEアルキルエーテル又はPOE硬化ヒマシ油を用いても、POEアルキルエーテル及びPOE硬化ヒマシ油を用いてもよいが、POEアルキルエーテルとPOE硬化ヒマシ油との併用がより好ましい。
(D)成分の非イオン性界面活性剤の配合量は、組成全体の0.3〜5%が好ましく、特に0.5〜2%がより好ましい。配合量が0.3%未満では、保存後の組成物において十分な口臭の予防又は改善効果が発揮されない場合や、低温での押し出し易さが改善されない場合がある。5%を超えるものは低温での押し出し易さに問題が生じたり、異味が発生したり、保存安定性の面で問題が生じる場合がある。
(E)ポリエチレングリコールとしては、平均分子量が280〜9,300のポリエチレングリコールが好適である。(E)成分を配合することで、その詳細な作用機構は不明であるが、(A)、(B)、(C)及び(D)成分の併用による歯磨剤組成物の押し出し易さ低下の課題を解消できる。
具体的には、ポリエチレングリコール300(平均分子量280〜320)、ポリエチレングリコール400(平均分子量380〜420)、ポリエチレングリコール600(平均分子量570〜630)、ポリエチレングリコール1000(平均分子量950〜1,050)、ポリエチレングリコール1540(平均分子量1,290〜1,650)、ポリエチレングリコール2000(平均分子量1,850〜2,150)、ポリエチレングリコール4000(平均分子量2,600〜3,800)、ポリエチレングリコール6000(平均分子量7,300〜9,300)等が例示できる。商品によっては、例えばポリエチレングリコール#200等のようにポリエチレングリコールと数値の間に#がつく場合がある。ポリエチレングリコールとしては、市販品を用いることができ、第一工業製薬(株)、日油(株)、三洋化成(株)等から販売されているものを使用できる。
ポリエチレングリコールの平均分子量は280〜9,300が好ましく、より好ましくは380〜3,800であることが、歯磨剤組成物の押し出し易さを得る点で好適である。平均分子量が280未満である場合、あるいは9,300を超える場合は、押し出し易さに劣る場合がある。
なお、上記平均分子量は、医薬部外品原料規格2006第2刷記載のポリエチレングリコールの平均分子量の値である(以下、同様)。
上記ポリエチレングルコールの配合量は、歯磨剤組成物の押し出し易さの点から、組成全体の0.1〜5%が好ましく、特に0.2〜3%がより好ましい。配合量が0.1%未満では押し出し易さの改善効果が十分に発揮されない場合がある。5%を超えると、押し出し易さに影響が出たり、アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩の保存安定性が保てず、酸化ストレス抑制効果や口臭予防又は改善効果に劣る場合がある。
本発明において、歯磨剤組成物のpHは、アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩の安定性及び有効性を保つために、25℃における初期pHが6.5〜8.0である。初期pHが6.5未満では、アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩の保存安定性が保たれず、酸化ストレス抑制効果及び口臭予防又は改善効果が十分発揮されない。また、初期pHが8.0を超えると、保存後の組成物の押し出し易さや表面の滑らかさに問題が生じたり、使用者が歯磨き中に刺激を感じる場合がある。
本発明の歯磨剤組成物は、練歯磨、液状歯磨、潤製歯磨等として、特に練歯磨として好適に調製できる。また、本発明組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、上記成分以外の公知の添加剤を必要に応じて配合できる。具体的には、歯磨剤組成物に通常配合する研磨剤、粘結剤、粘稠剤、界面活性剤、更には必要により甘味料、防腐剤、香料、着色料、保存安定化剤、有効成分(薬効成分)等の適宜の成分を配合し得る。
研磨剤としては、通常使用されている研磨剤、例えば一般的に使用される研磨性の無水ケイ酸を配合し得るほか、例えば歯磨用リン酸水素カルシウム、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メタリン酸カリウム、酸化チタン、合成樹脂系研磨剤等が挙げられる。特に研磨性シリカが好適である。研磨剤の配合量は、通常、組成全体の2〜40%、特に10〜25%が好適である。
粘結剤としては、上記(E)成分以外のもの、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース誘導体、キサンタンガム、トラガントガム、カラヤガム、アラビヤガム等のガム類、ポリビニルアルコール、架橋型ポリアクリル酸ナトリウム、非架橋型ポリアクリル酸ナトリウム等のカルボキシビニルポリマー、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドンなどの有機系粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲル、ビーガム、ラポナイトなどの無機系粘結剤が挙げられる。これら粘結剤の配合量は、(E)成分を含め総量で組成全体の0.1〜5%とすることができる。
粘稠剤としては、ソルビット、キシリット、マルチット、ラクチット、エリスリトール、還元でんぷん糖化合物等の糖アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、エチレングリコール等の多価アルコールが挙げられる。これらの配合量は、通常、組成全体の5〜50%、特に20〜45%である。
界面活性剤としては、本発明の効果を妨げない範囲で、上記(D)成分以外の非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合することができる。
アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、N−ミリストイルサルコシン酸ナトリウム等のN−アシルサルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム、α−オレフィンスルフォン酸ナトリウムなどが挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどの糖アルコール脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなどのエーテル型の界面活性剤、ラウリン酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド類が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム、アルキルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、酢酸ベタイン、イミダゾリニウムベタイン、レシチンなどが挙げられる。
これら界面活性剤を配合する場合、その配合量は、通常組成全体の0.2〜15%、特に0.5〜10%であり、(D)成分との合計配合量が0.3〜15%となる範囲が好ましい。
甘味料としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、p−メトキシシンナミックアルデヒド、アスパルテーム、キシリトールなどが挙げられる。
防腐剤としては、ブチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベン等のパラベン類、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、塩化セチルピリジニウム、ソルビン酸カリウム等が挙げられる。
香料は、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料、及びこれら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、プロピルアルコール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、メチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、歯磨剤組成物に用いられる公知の香料素材を使用することができる。また、配合量も特に限定されないが、上記の香料素材は、製剤組成中に0.000001〜1%使用することが好ましい。また、上記香料素材を使用した賦香用香料としては、製剤組成中に0.1〜2.0%使用することが好ましい。
着色料としては、青色1号、青色4号、緑色3号等が例示される。
保存安定化剤としては、ビタミンC、亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアリール等が挙げられる。
なお、これら成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
各種有効成分としては、(A)及び(C)成分以外の有効成分、例えばフッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化第1錫、フッ化ストロンチウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合物、アラントイン、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン酸、塩化ナトリウム、コエンザイムQ10、ジヒドロコレステロール、α−ビサボロール、クロルヘキシジン塩類、トリクロサン、イプシロンアミノカプロン酸、ヒノキチオール、サンギナリン抽出物、アズレン、グリチルレチン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、クロロフィル、グリセロホスフェートなどのキレート性リン酸化合物、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、乳酸アルミニウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、ゼオライト、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリン、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ナトリウム、ジヒドロコレステロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、プロテアーゼ等の酵素、トウキ軟エキス、オウバクエキス、カミツレ、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナ等の植物の抽出物などを、本発明の効果を妨げない範囲で有効量配合することができる。
本発明の歯磨剤組成物を収容する容器の材質は特に制限されず、通常、口腔用組成物に使用される容器を使用できる。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等のプラスチック製のチューブ容器等が使用できる。
以下、実験例、実施例及び比較例、並びに処方例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において%は特に記載のない限りいずれも質量%である。
また、歯磨剤組成物は、下記製造法により調製した。
歯磨剤組成物の製造法:
(1)精製水中に水溶性成分(粘結剤、プロピレングリコールを除く)を常温で混合溶解させたA相を調製した。
(2)プロピレングリコール中に粘結剤を常温で分散させたB相を調製した。
(3)撹拌中のA相の中にB相を添加混合してC相を調製した。
(4)C相中に香料、研磨剤等の水溶性成分以外の成分を6Lニーダー(石山工作所製)を用い常温で混合し、減圧(4kPa)による脱泡を行い、歯磨剤組成物5kgを得た。
上記のように製造した歯磨剤組成物を、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26mm、口径8mmのラミネートチューブ(LDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30,厚み257μm(大日本印刷(株)製))に60g充填し、初期の25℃における3分後のpHを20mL容量のプラスチック容器に分注して測定した(測定機:メトラー・トレド(株)MP220、電極:メトラー・トレド(株)InLab 410)。
使用したラミネートチューブの層構成における略号と名称は以下の通りであり、略号に続く数字は各層の厚み(μm)を示したものである。
LDPE:低密度ポリエチレン
白LDPE:白色低密度ポリエチレン
LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン
AL:アルミニウム
PET:ポリエチレンテレフタレート
EMAA:エチレン・メタクリル酸の共重合体樹脂
[実験例1]
表1〜5に示した歯磨剤組成物(練歯磨)を上記方法で調製した。
得られた歯磨剤組成物について、下記方法で酸化ストレス抑制効果を評価した。なお、歯磨剤組成物の初期pHはいずれもpH6.5〜8.0の範囲内であった。
酸化ストレス抑制効果の評価
調製した歯磨剤組成物を40℃の恒温槽中で3ヶ月間保存した後、これを常温になるまで放置後、各歯磨剤組成物10gを量り取り、人口唾液(30mL)を加え撹拌した後、遠心(10,000rpm、20min.)し、得られた上清を試料溶液とした。
次に、市販の歯肉線維芽細胞Gin−1(DSファーマバイオメディカル社製)を10%牛胎児血清(FBS)含有Dullbecco’s Modified Eagle Medium(D−MEM)中で、37℃、5%CO2の条件下で前培養した。5×104cells/mLに調製したGin−1を48ウェルプレートに400μL播種し、更に24時間培養した。培養液を除去後、調製した試料溶液をそれぞれ添加(10%FBS含有D−MEMで50倍希釈)して12時間、薬剤処置した。処置終了後、1mMの過酸化水素水溶液を60分間添加した。水溶液を除去後、細胞活性試薬(Calcein AM;インビトロジェン社製)を200μL添加し、37℃、5%CO2条件下で30分間インキュベートした。その後、プレートリーダー(Fluoroskan Ascent;Labsystems社製)を用いて、Ex/Em=485nm/538nmの条件下で蛍光強度を測定した。
下記式から算出した結果を酸化ストレス抑制率とした。酸化ストレス抑制評価はn=10で実施し、平均値を算出し、下記の評点で評価した。
Figure 2013129601
評点;
酸化ストレス抑制率
◎:70%以上
○:50%以上70%未満
×:50%未満
[実験例2]
口臭予防効果の評価
調製した歯磨剤組成物を40℃にて3ヶ月間保存した後、下記方法で口臭評価テストを実施した。
口臭の評価には、臭気識別判定の専門家(臭気判定士)1名によるUBC式官能評価法を採用した。歯磨きをしないで水洗口だけを行った1時間後の呼気が、下記の評価基準で2点以下の評点を受けた25名を被験者として、口臭の強さの平均値が等しくなるように被験者を5人ずつの5つのグループに分けた。各々のグループが、下記の〈1〉〜〈5〉のサンプル群のうち1つのサンプル群の歯磨剤組成物について評価した。サンプル群中の1つの歯磨剤組成物を1回当たり約1g使用して歯磨きをした後、口腔清掃や飲食を2時間停止したときの各被験者の口臭を判定した。その後、残りの歯磨剤組成物サンプルについても同様に試験した。なお、各被験者の各群における歯磨剤組成物の使用順序は、ランダムになるように調整した。
呼気採取方法は、まず口呼吸を3回行った後に、1分間口を閉じて口腔内に留まった息のみを所定のビニールパイプを通して臭気判定士に吹きかけ、その臭いの強さに応じて下記の評点基準に基づき判定した。被験者5人の判定結果の平均点から下記基準で評価した。
〈1〉実施例:1,2,3,4,5,6,7
比較例:1,2,3,4,5
〈2〉実施例:8,9,10,11,12,13,14
比較例:1,2,3,4,5
〈3〉実施例:15,16,17,18,19,20,21
比較例:1,2,3,4,5
〈4〉実施例:22,23,24,25,26,27,28
比較例:1,2,3,4,5
〈5〉実施例:29,30,31,32,33,34,35
比較例:1,2,3,4,5
口臭の評点基準;
4点:臭いを全く感じない
3点:臭いをあまり感じない
2点:臭いをやや感じる
1点:臭いをかなり感じる
評価基準;
口臭の平均点
◎:3.5点以上
○:3.0点以上3.5点未満
△:2.0点以上3.0点未満
×:2.0点未満
[実験例3]
押し出し易さの評価
歯磨剤組成物を40℃にて3ヶ月間保存した後、10名の被験者により、歯磨剤組成物の適量を歯ブラシ上に取り出すときのチューブ容器からの押し出し易さを、下記の評点基準で絶対評価を行った。平均値を求め、下記基準により評価した。
押し出し易さの評点基準;
3点:わずかな力で簡単に歯磨剤をチューブから出すことができる。
2点:やや強い力で歯磨剤をチューブから出すことができる。
1点:強く握らないと歯磨剤がチューブから出てこない。
評価基準;
押し出し易さの平均点
◎:2.5点以上
○:2点以上2.5点未満
×:2点未満
以上の結果を表1〜5に示す。
Figure 2013129601
Figure 2013129601
Figure 2013129601
Figure 2013129601
Figure 2013129601
上記例、更には後述の処方例で使用した成分の詳細は下記のとおりである。なお、カチオン性高分子物質の粘度は、それぞれ前述した条件による測定値である。
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム:
昭和電工社製(アスコルビン酸PM)
セルコートL−200:日本エヌエスシー社製(粘度:160mPa・s)
セルコートH−100:日本エヌエスシー社製(粘度:632mPa・s)
レオガードMGP:ライオン社製(粘度:991mPa・s)
レオガードGP:ライオン社製(粘度:426mPa・s)
レオガードGPS:ライオン社製(粘度392mPa・s)
レオガードMLP:ライオン社製(粘度1,850mPa・s)
イソプロピルメチルフェノール:大阪化成社製(ビオゾール)
トリクロサン:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製
ポリオキシエチレン(5)ステアリルエーテル:
日本エマルジョン社製(EMALEX605)
ポリオキシエチレン(15)ミリスチルエーテル:
日本エマルジョン社製(EMALEX715)
ポリオキシエチレン(10)セチルエーテル:
日本エマルジョン社製(EMALEX110)
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油:
日本ケミカルズ社製(NIKKOL HCO−20)
ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油:
日本ケミカルズ社製(NIKKOL HCO−30)
ポリエチレングリコール4000:第一工業製薬社製(平均分子量3,500)
ポリエチレングリコール400:ライオン社製(平均分子量390)
ポリエチレングリコール1000:ライオン社製(平均分子量1,000)
ポリエチレングリコール6000:ライオン社製(平均分子量8,300)
表1〜5の結果から明らかなように、(A)、(B)、(C)、(D)、(E)成分のいずれかを欠く場合(比較例1〜5)は、口臭予防効果、酸化ストレス抑制効果、更に製剤の押し出し易さの全てを満足するものは得られなかった。この場合、(B)成分を欠く場合(比較例2)は酸化ストレス抑制効果に劣り、かつ口臭予防効果に劣った。(C)又は(D)成分を欠く場合(比較例3、4)は口臭予防効果に劣った。また、(E)成分を欠く場合(比較例5)は製剤の押し出し易さに劣った。これに対して、(A)〜(E)成分を配合し、初期pHが6.5〜8.0である歯磨剤組成物(実施例1〜35)は、長期保存後しても(A)成分が安定配合されその酸化ストレス抑制効果が持続し、かつ高い口臭予防効果が発揮され、また、製剤の押し出し易さにも優れていた。
次に、以下の処方例1〜10の歯磨剤組成物を実施例と同様の方法で作製し、収容容器に充填し、同様に評価した。なお、下記例の初期pHはいずれも6.5〜8.0の範囲内であった。下記処方例の歯磨剤組成物は、保存後の酸化ストレス抑制効果、口臭予防効果、更には製剤の押し出し易さのいずれにも優れたものであった。
[処方例1] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム 0.3%
イソプロピルメチルフェノール 0.1
ポリオキシエチレン(10)セチルエーテル 0.6
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 0.8
ポリエチレングリコール400 1.0
レオガードMGP 0.2
70%ソルビット液 45.0
プロピレングリコール 2.0
キサンタンガム 0.8
ポリアクリル酸ナトリウム 0.5
アルギン酸ナトリウム 0.2
塩化セチルピリジニウム 0.01
サッカリンナトリウム 0.18
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.73
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.2
無水ケイ酸 20.0
香料 1.3
精製水 バランス
計 100%
[処方例2] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム 0.2%
トリクロサン 0.1
ポリオキシエチレン(5)ステアリルエーテル 1.0
ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油 0.6
ポリエチレングリコール1000 1.5
セルコートH−100 0.1
70%ソルビット液 50.0
プロピレングリコール 1.0
カルボキシセルロースナトリウム 1.0
カラギーナン 0.6
サッカリンナトリウム 0.16
フッ化ナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.4
無水ケイ酸 16.0
香料 1.3
精製水 バランス
計 100%
[処方例3] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム 0.2%
イソプロピルメチルフェノール 0.05
ポリオキシエチレン(15)ミリスチルエーテル 0.8
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 0.7
ポリエチレングリコール6000 0.8
セルコートL−200 0.1
70%ソルビット液 40.0
プロピレングリコール 3.0
カルボキシセルロースナトリウム 1.5
塩化セチルピリジニウム 0.05
サッカリンナトリウム 0.17
キシリトール 1.0
フッ化ナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.6
無水ケイ酸 18.0
香料 1.3
精製水 バランス
計 100%
[処方例4] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム 0.5%
イソプロピルメチルフェノール 0.08
ポリオキシエチレン(5)ステアリルエーテル 0.7
ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油 0.8
ポリエチレングリコール4000 1.2
セルコートL−200 0.3
70%ソルビット液 45.0
プロピレングリコール 2.0
イプシロンアミノカプロン酸 0.05
キサンタンガム 0.6
ポリアクリル酸ナトリウム 0.5
アルギン酸ナトリウム 0.3
ポリビニルピロリドン 0.1
サッカリンナトリウム 0.16
フッ化ナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 2.0
リンゴ酸 0.1
無水ケイ酸 21.0
香料 1.2
精製水 バランス
計 100%
[処方例5] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム 0.4%
イソプロピルメチルフェノール 0.1
ポリオキシエチレン(10)セチルエーテル 1.0
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 0.5
ポリエチレングリコール4000 1.5
レオガードGP 0.2
70%ソルビット液 40.0
プロピレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.3
塩化セチルピリジニウム 0.1
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7
ラウリル硫酸ナトリウム 2.0
無水ケイ酸 21.0
香料 1.3
精製水 バランス
計 100%
[処方例6] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム 0.5%
トリクロサン 0.1
ポリオキシエチレン(15)ミリスチルエーテル 0.6
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 1.0
ポリエチレングリコール400 1.5
レオガードGP 0.4
70%ソルビット液 42.0
プロピレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8
カラギーナン 0.8
サッカリンナトリウム 0.18
キシリトール 5.0
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.73
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5
無水ケイ酸 20.0
香料 1.3
精製水 バランス
計 100%
[処方例7] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム 0.3%
トリクロサン 0.05
ポリオキシエチレン(5)ステアリルエーテル 0.6
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 0.7
ポリエチレングリコール1000 0.8
レオガードGPS 0.1
70%ソルビット液 42.0
プロピレングリコール 4.0
トラネキサム酸 0.05
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.1
ポリアクリル酸ナトリウム 0.3
塩化セチルピリジニウム 0.2
サッカリンナトリウム 0.18
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.73
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.1
無水ケイ酸 20.0
香料 1.3
精製水 バランス
計 100%
[処方例8] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム 0.2%
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム 0.2
トリクロサン 0.03
ポリオキシエチレン(5)ステアリルエーテル 0.8
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 0.8
ポリエチレングリコール4000 0.6
ポリエチレングリコール6000 0.5
レオガードMLP 0.2
70%ソルビット液 45.0
プロピレングリコール 5.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.7
ポリアクリル酸ナトリウム 0.3
カラギーナン 0.3
サッカリンナトリウム 0.16
フッ化ナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5
無水ケイ酸 18.0
酸化チタン 0.3
香料 1.4%
精製水 バランス
計 100%
[処方例9] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム 0.3%
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム 0.1
イソプロピルメチルフェノール 0.03
ポリオキシエチレン(10)セチルエーテル 0.8
ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油 0.6
ポリエチレングリコール400 0.3
ポリエチレングリコール1000 0.6
セルコートL−200 0.1
セルコートH−100 0.1
70%ソルビット液 25.0
85%グリセリン 20.0
プロピレングリコール 4.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.4
サッカリンナトリウム 0.18
フッ化ナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5
クエン酸 0.1
無水ケイ酸 18.0
酸化チタン 0.4
香料 1.3
精製水 バランス
計 100%
[処方例10] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム 0.4%
イソプロピルメチルフェノール 0.05
トリクロサン 0.1
ポリオキシエチレン(15)ミリスチルエーテル 0.7
ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油 0.7
ポリエチレングリコール4000 1.0
セルコートL−200 0.1
レオガードGP 0.1
70%ソルビット液 20.0
85%グリセリン 25.0
プロピレングリコール 3.0
キサンタンガム 0.5
ポリアクリル酸ナトリウム 0.5
アルギン酸ナトリウム 0.5
サッカリンナトリウム 0.16
フッ化ナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
イミダゾリニウムベタイン(30%) 0.3
無水ケイ酸 16.0
香料 1.3
精製水 バランス
計 100%

Claims (3)

  1. (A)アスコルビン酸リン酸エステル又はその塩、
    (B)カチオン性高分子物質、
    (C)イソプロピルメチルフェノール及び/又はトリクロサン、
    (D)アルキル基の炭素数が14〜18で、エチレンオキサイドの平均付加モル数が2以上20未満であるポリオキシエチレンアルキルエーテル及びエチレンオキサイドの平均付加モル数が5〜30のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる少なくとも1種の非イオン性界面活性剤、及び
    (E)ポリエチレングリコール
    を配合してなり、かつ25℃における初期pHを6.5〜8.0としたことを特徴とする歯磨剤組成物。
  2. (B)成分が、カチオン性セルロース系ポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムのホモポリマー、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとエチレン性不飽和炭化水素基を有する重合可能なモノマーとのコポリマー及びカチオン化ポリメタクリレートから選ばれるものである請求項1記載の歯磨剤組成物。
  3. (E)成分が、平均分子量280〜9,300のポリエチレングリコールである請求項1又は2記載の歯磨剤組成物。
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