JP2013129022A - 放電加工機の加工液濾過装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ洗浄終了後に貯水槽の加工液を交換することなく、かつ、フィルタの洗浄を適切な時期に行い、フィルタを無駄無く使用することが可能な放電加工機の加工液濾過装置を提供すること。
【解決手段】シリンダを駆動し濾過槽を下ろし、シールをフィルタ濾材に密着させ、フィルタポンプP2を運転し濾過を開始し、圧力センサ25からの信号を受信し、圧力センサ25からの信号は所定値を超えたかを判断し、所定値を超えた場合にはフィルタポンプP2を停止し、シリンダを駆動し濾過槽を持ち上げ、シールをフィルタ濾材から離し、フィルタ回収ロール11bに1区間分巻き取り開始し、フィルタ供給ロール11aからの第1フィルタF1の供給終了の場合にはモータの駆動を停止し、アラーム信号を送信し、供給終了でない場合にはフィルタ回収ロール11bに1区間分巻き取りを行い、次回の濾過処理に移行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、放電加工機において、加工時に排出される被加工物の微細の金属屑(スラッジ)を、ロール状にセットしたフィルタ濾過材により濾過する放電加工機における加工液濾過装置に関する。
ワイヤ放電加工機などの放電加工機において加工液を濾過するため、合成繊維やセルロース等のフィルタ濾材を折りたたみ、フィルタ濾材を円筒形の金属容器もしくは円筒形の樹脂容器に詰め込んだフィルタが広く使用されている。なお、ここでは、フィルタとは、フィルタ濾材とその外側のフィルタ容器を組み合わせたものをいう。
これらのフィルタは、加工時に排出されるスラッジを濾過することにより、濾材にスラッジが堆積し、ある時間経過すると、いわゆる目詰まりを起こし、濾過能力が低下する。ここで、濾過能力とは、濾過流量のことである。
目詰りを起こしたフィルタの濾過流量を増やすためには、濾過時の圧力を上げれば良いが、濾材や濾過容器の強度に限界があり、その限界強度以下の圧力値までしか濾過圧力を上げることができない。一般に、フィルタの交換時期は、上記の強度限界まで濾過圧力が達した時となる。
特許文献1には、ロール状にセットしたフィルタ濾材を濾過に用い、フィルタが目詰まりして濾過槽の圧力が高くなった時に回収ローラを駆動して使用したフィルタを回収する技術が開示されている。
特許文献2には、既設の濾過装置のフィルタエレメントの寿命を延長することを目的としたサブフィルタの技術が開示されている。
特開平2−30433号公報 実開昭62−022025号公報
背景技術で説明した特許文献1に開示される技術において、フィルタ濾材は、濾過槽と敷板との間のシールで挟まれたまま移動するので、フィルタ濾材とシールの接面部は互いに擦れて摩耗しやすく、使用を続けるとシール部から加工液が漏れやすい問題がある。このため、フィルタ濾材の摩耗により、フィルタ濾材を逆洗浄して繰り返し使用することができない。また、フィルタを洗浄する装置を備えていないため、回収されたフィルタを繰り返し利用することができない。
また、特許文献2に開示される技術は、既設の濾過装置のフィルタエレメントの寿命を延長することを目的としたサブフィルタに関するものである。
また、従来技術では、フィルタ濾材は、濾過槽と敷板との間のシールで挟まれたまま移動するので、フィルタ濾材とシールの接面部は互いに擦れて摩耗を避けるため、フィルタ濾材に掛ける圧力を高めることが困難であり、濾過精度の小さなフィルタ濾材を用いることができなかった。
そこで本発明の課題は、上記従来技術の問題点に鑑み、放電加工装置において、加工時に排出される被加工物の微細の金属屑(スラッジ)を、ロール状にセットしたフィルタ濾材により濾過し、加工液濾過装置およびフィルタ濾材を損傷させることなく、ロール状にセットしたフィルタ濾材を移動させることが可能な放電加工機の加工液濾過装置を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、電極により被加工物を放電加工する放電加工部を内部に有する加工槽と、該加工槽の加工液を回収および貯留する汚水槽と、底部に開口部を有する濾過槽と、該濾過槽の底部にフィルタを当接させ濾過槽とフィルタで形成される空間に前記汚水槽の加工液を充填させて濾過する放電加工機の加工液濾過装置において、加工液濾過用フィルタをロール状にセットしたフィルタ供給ロールを回転駆動するフィルタ供給ロール用アクチュエータと、前記フィルタを回収するフィルタ回収ロールを回転駆動するフィルタ回収ロール用アクチュエータと、前記フィルタの移動量を検出する移動量検出部と、前記濾過槽に設けられたシールと前記フィルタとを密着および離間させる密着用アクチュエータと、前記濾過槽の加工液の圧力を検出する圧力検出部と、前記密着用アクチュエータを駆動し前記シールと前記フィルタとを密着させ前記濾過槽を密封した状態で加工液を濾過し、前記圧力検出部で検出した加工液の圧力が所定の値を超えたとき、前記密着用アクチュエータを駆動し前記シールと前記フィルタとを離間させ、前記フィルタ供給ロール用アクチュエータとフィルタ回収ロール用アクチュエータを同期して駆動し前記フィルタを所定距離移動させる制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする放電加工機の加工液濾過装置である。
請求項2に係る発明は、電極により被加工物を放電加工する放電加工部を内部に有する加工槽と、該加工槽の加工液を回収および貯留する汚水槽と、底部に開口部を有する濾過槽と、該濾過槽の底部にフィルタを当接させ濾過槽とフィルタで形成される空間に前記汚水槽の加工液を充填させて濾過する放電加工機の加工液濾過装置において、加工液濾過用フィルタをロール状にセットしたフィルタ供給ロールを回転駆動するフィルタ供給ロール用アクチュエータと、前記フィルタを回収するフィルタ回収ロールを回転駆動するフィルタ回収ロール用アクチュエータと、前記フィルタの移動量を検出する移動量検出部と、前記濾過槽に設けられたシールと前記フィルタとを密着および離間させる密着用アクチュエータと、前記濾過槽の加工液の圧力を検出する圧力検出部と、前記濾過槽の上流あるいは下流に設けられた前記フィルタを洗浄するノズルと、前記密着用アクチュエータを駆動し前記シールと前記フィルタとを密着させ前記濾過槽を密封した状態で加工液を濾過し、前記圧力検出部で検出した加工液の圧力が所定の値を超えたとき、前記密着用アクチュエータを駆動し前記シールと前記フィルタとを離間させ、前記フィルタ供給ロール用アクチュエータとフィルタ回収ロール用アクチュエータを同期して駆動し前記フィルタを所定距離移動させ該フィルタを洗浄するように制御する制御部と、を備えたことを特徴とする放電加工機の加工液濾過装置である。
請求項3に係る発明は、前記密封用アクチュエータを用いて前記シールを前記フィルタに密着させる時間を積算する時間積算部を備え、前記時間積算部で積算した時間が所定時間を超えたとき前記シールの寿命と判断し、アラームで警告することを特徴とする請求項1または2の何れか一つに記載の放電加工機の加工液濾過装置である。
請求項4に係る発明は、前記密封用アクチュエータを用いて前記シールを前記フィルタに密着させる回数を積算する回数積算部を備え、前記回数積算部で積算した回数が所定回数を超えたとき前記シールの寿命と判断し、アラームで警告することを特徴とする請求項1または2の何れか一つに記載の放電加工機の加工液濾過装置である。
本発明により、放電加工装置において、加工時に排出される被加工物の微細の金属屑(スラッジ)を、ロール状にセットしたフィルタ濾材により濾過し、加工液濾過装置およびフィルタ濾材を損傷させることなく、ロール状にセットしたフィルタ濾材を移動させることが可能な放電加工機の加工液濾過装置を提供できる。
本発明の実施形態の放電加工機における加工液濾過装置を説明する図である。 放電加工における加工液濾過装置の第1の実施形態の動作を説明するフローチャートである。 放電加工における加工液濾過装置の第2の実施形態の動作を説明するフローチャートである(その1)。 放電加工における加工液濾過装置の第2の実施形態の動作を説明するフローチャートである(その2)。 放電加工における加工液濾過装置の第3の実施形態の動作を説明するフローチャートである(その1)。 放電加工における加工液濾過装置の第3の実施形態の動作を説明するフローチャートである(その2)。 図1の圧力センサに替えて圧力スイッチを用いた本発明の実施形態を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。
本発明では、フィルタ濾材を移動および回収する時には、濾過槽に取り付けられたシール材はフィルタ濾材から離れている。このため、シール材とフィルタ濾材との接触部の摩耗が無くなり、濾過を再開した時、シール材とフィルタ濾材の接触部からの加工液の漏れを防ぐことができる。シール材のフィルタ濾材への密着は、シリンダ等のアクチュエータを用いて行うので、フィルタ濾材にかける圧力を高めることができる。これによって、より濾過精度の小さなフィルタ濾材を使用できる。粗いスラッジのみを濾過するサブフィルタとしての機能だけではなく微小スラッジも濾過できるフィルタとして使用できる。また、シール材のフィルタ濾材への密着回数または積算時間(積算密着時間)を基にしてシール材の寿命時期(つまり、シールの交換時期)を判断する。
また、本発明の一実施形態として、フィルタ濾材の逆洗浄を、濾過槽とは別の槽(位置)まで移動して行う。フィルタ濾材の移動量の測定については、フィルタ濾材に密接したローラに付設されたエンコーダによる。その逆洗浄によって取り除かれた加工屑(スラッジ)は、放電加工機の加工液貯留槽に戻さないので、逆洗浄のたびに加工液を廃棄して新しい加工液を入れる必要はない。フィルタ濾材を交換する必要がある圧力に到達した場合、圧力センサからの信号あるいは圧力スイッチからの要交換信号に基づいて洗浄を行い、逆洗浄を効率的に行うことができる。逆洗浄を所定の回数(実験により寿命と判断された回数)を繰り返し、逆洗浄の回数がその所定回数に到達したときにフィルタ濾材の寿命が来た(つまり、フィルタ濾過材の交換時期)と判断する。
図1は本発明の実施形態の放電加工機における加工液濾過装置を説明する図である。例えばワイヤカット放電加工機では、機構部1上に配置された加工槽2内に載置したワークを加工するために、ワイヤボビンから供給されたワイヤ電極を、上,下ワイヤガイド5の上ワイヤガイドを貫通して走行し、前記ワーク加工領域を通過させ、その後、下ガイドを貫通して走行し、ワイヤ巻き取り部に巻き取り、ワイヤ電極に所定の張力を与えながら走行させ、ワイヤ電極とワークとの間に電圧を印加し、放電作用によってワークを加工する機械である。加工槽2内には加工液が満たされ、ワイヤ電極とワーク間に電圧が印加されることにより両者間に放電を起し、ワークを加工する。前記ワイヤカット放電加工機は図示しない制御装置により制御される。
加工槽2で使用された汚れた加工液は汚水槽3に溜まる。汚水槽3に溜まった加工屑などで汚れた加工液は、フィルタポンプP1によって汲み上げられ、第2フィルタF2が収納された容器に入れる。第2フィルタF2で濾過された加工液は清水槽4に送られる。清水槽4に溜まった濾過された加工液は加工液循環ポンプP3によって上,下ワイヤガイド5に送られる。また、清水槽4内の加工液の温度を一定に保つため、循環ポンプP4によって清水槽4から加工液を汲み上げ冷却装置24に供給し、冷却装置24で冷却された加工液は再度,清水槽4に戻される。
F1はロール紙状のフィルタ、11aはロール状に巻いてセットしたフィルタ供給ロール、21は第1フィルタF1をガイドするために移動経路上に配置された複数組のガイドローラ、11bはフィルタ供給ロール11aから巻き出された第1フィルタF1を回収するためのフィルタ回収ロールである。フィルタ供給ロール11a,フィルタ回収ロール11bは第1フィルタF1の一端部がそれぞれ芯部材に着脱自在に取付けられている。フィルタ供給ロール11aはフィルタ供給ロール用モータ13aと連結し、フィルタ回収ロール11bはフィルタ回収ロール用モータ13bと連結している。12は第1フィルタF1の移動量を計測するためのエンコーダである。
7は濾過槽、6は貯留槽、15は濾過槽7の底部側面に設けられた第1フィルタF1の通過口のシールである。濾過槽7は上部には蓋、下部には第1フィルタF1を支えると共に多数の開口が設けられた敷板(図示せず)が設けられている。濾過槽7,第1フィルタF1で囲われた空間は閉塞されている。ロール式フィルタ用ポンプP2を稼働することによって汚水槽3に貯留される汚れた加工液が汲み上げられ、定流量弁10を介して濾過槽7に送られる。濾過槽7の底部の第1フィルタF1が汚れて目が詰まるにつれて、濾過槽7の内部の圧力が上昇する。濾過槽7内の加工液は、重力と濾過槽7の内部の圧力上昇によって濾過槽7側から第1フィルタF1によって濾過されて貯留槽6側へ流れ込む。濾過される前に加工液に含まれていた加工屑は第1フィルタF1に付着する。貯留槽6に溜まった濾過された加工液は清水槽4に送られる。貯留槽6から清水槽4へは図示しないポンプあるいは重力による自然流によって送られる。
22はロール式フィルタ用ポンプP2を駆動するインバータであり、ロール式フィルタ用ポンプP2は電磁開閉器(マグネットコンタクタ)16を用いて止められる。電磁開閉器16は電気回路の開閉制御を行う電磁接触器(コンタクタ)とモータの過負荷保護を行うサーマルリレー(熱動形過負荷継電器)を組み合わせたものである。
制御部17は加工液濾過装置の全体を制御する装置であり、図示しないプロセッサ(CPU),メモリ,入出力用インタフェース,第1フィルタF1の取替えを表示するなどの表示装置を備える。図示しない前記メモリは、第1フィルタの使用回数nを記憶する領域、使用方向フラグDirを記憶する領域、第1フィルタの使用限度回数nlimを記憶する領域を有する。前記使用回数、前記使用方向フラグ、前記使用限度回数については、後述する。制御部17は単独の制御装置としてもよいし、放電加工装置の制御装置の機能として組み込むようにしてもよい。
貯留槽6,濾過槽7の出口側からフィルタ回収ロール11bまでの間の所定個所に、第1フィルタF1を逆洗浄するための逆洗用ノズル14が配設されている。20は洗浄用流体供給装置であって、逆洗用ノズル14に第1フィルタF1を逆洗浄するための洗浄用流体を供給する。逆洗用ノズル14を用いる第1フィルタの逆洗浄に替えて、薬剤を用いる方法などの方法を用いる構成としてもよい。
25は圧力センサである。濾過槽7の底部の第1フィルタF1が汚れて目が詰まるにつれて、濾過槽7の内部の圧力が高くなる。この濾過槽7の内部の圧力を圧力センサ25によって検出する。これは、第1フィルタF1の濾過限度を加工液で確認しているからである。圧力センサ25により検出された濾過槽7内の圧力信号は制御部17に入力する。なお、圧力センサ25に替えて圧力スイッチ9(図5参照)を用いるようにしてもよい。圧力スイッチ9は所定の圧力に到達したら、信号を制御部17に送信する。
圧力センサ25により検出された濾過槽7内の圧力がある一定の圧力(所定の圧力)に達すると制御部17からの指令により、ロール式フィルタ用ポンプP2を停止する。これは、シール15を第1フィルタF1から離す時、加工液が跳ねて流出することを防止するためである。そして、シリンダ8を駆動して濾過槽7を持ち上げ、シール15を第1フィルタF1から離す。これは、第1フィルタF1を移動させる時、シール15と第1フィルタF1との接触による摩耗を防止するためである。次に、フィルタ回収ロール用モータ13bを用いてフィルタ回収ロール11bを回転させ、第1フィルタF1を移動させる。これによって、第1フィルタF1の濾過部が濾過限界に達したとき、未使用部分のフィルタ面に交換するためである。次に、シリンダ8を駆動することによって濾過槽7を下ろし、シール15を第1フィルタF1に密着させ、ロール式フィルタ用ポンプP2を稼働させ、濾過を再開する。
ここで、シール15の寿命時期を特定する方法を説明する。制御部17に積算計26またはカウンタ27の少なくとも一方を接続し、シール15の第1フィルタF1への密着回数をカウンタ27でカウントする、あるいは、密着時間を積算計26で計測することにより、所定の回数あるいは所定の時間に達したら、シール15の寿命と判断し、アラームで警告するようにしてもよい。積算計26とカウンタ27は、いずれか一方、あるいは、両方を用いるようにしてもよい。
また、フィルタ回収ロール用モータ13bを用いてフィルタ回収ロール11bを回転させ、第1フィルタF1を逆洗浄する場所、つまり、逆洗用ノズル14の配置場所まで移動する。濾過槽7において加工液の濾過処理を行なった第1フィルタF1の部分を、逆洗用ノズル14を用いて逆洗浄する。第1フィルタF1の移動量はエンコーダ12を用いて計測することができる。
ここで、フィルタ供給ロール11aあるいはフィルタ回収ロール11bからの第1フィルタF1の巻き出しが限界に達したことを検出する方法を説明する。なお、ここでは、第1フィルタF1の両端部がフィルタ供給ロール11aあるいはフィルタ回収ロール11bの芯部材に固定されているものとする。
まず、フィルタ供給ロール11aから第1フィルタF1が巻き出されフィルタ回収ロール11bに回収され、第1フィルタF1がもうこれ以上フィルタ供給ロール11aから巻き出されることが不可能になると、フィルタ回収ロール用モータ13bを回転させる駆動電流を増加しても、フィルタ供給ロール用モータ13a,フィルタ回収ロール用モータ13bとも回転しない。第1フィルタF1は移動しない状態となりエンコーダ12によって検出される第1フィルタF1の移動量は零となる。従って、フィルタ回収ロール用モータ13bの駆動電流値とエンコーダ12によって検出される第1フィルタF1の移動量を監視することによって、第1フィルタF1がフィルタ供給ロール11aからの巻き出し終了に達したか否かを判別することができる。
また、フィルタ回収ロール11bに巻き取られた第1フィルタF1を巻き出しのフィルタ供給ロール11aに逆方向に移動させる場合には、フィルタ供給ロール用モータ13aの駆動電流値とエンコーダ12から検出される第1フィルタF1の移動量を監視することによって、第1フィルタF1がフィルタ回収ロール11bからの巻き出し終了に達したか否かを判別することができる。
第1フィルタF1の両端部がフィルタ供給ロール11a,フィルタ回収ロール11bに対して固定されていない場合には、遮光センサなどを用いる構成としてもよい。あるいは、第1フィルタの所定個所にマークなど他の部位とことなる物理量を検知できる手段を施し、該物理量を検出する装置を用いるようにしてもよい。
図1では、逆洗用ノズル14を濾過槽7,貯留槽6の下流側に配置しているが、上流側に配置することもできる。また、第1フィルタF1を移動させる場合、フィルタ供給ロール用モータ13aとフィルタ回収ロール用モータ13bを同期して駆動させる。両モータを同期して駆動することによって第1フィルタF1に弛みが発生しないように移動させることができる。あるいは、濾過装置の構成あるいは第1フィルタの材質などによって弛みなどの問題が発生しない場合には、第1フィルタF1の移動方向側のモータのみを駆動し、他方のモータを自由回転状態にし、第1フィルタF1を引っ張るようにして移動させるようにしてもよい。
図2は、図1に示される放電加工における加工液濾過装置の第1の実施形態の動作を説明するフローチャートである。第1の実施形態は、フィルタの逆洗浄を行わない実施形態である。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSA01]シリンダを駆動し濾過槽を下ろし、シールをフィルタ濾材に密着させる。
●[ステップSA02]ロール式フィルタポンプP2を運転し濾過を開始する。
●[ステップSA03]圧力センサ25からの信号を受信する。
●[ステップSA04]]圧力センサ25からの信号は所定値を超えたかを判断し、所定値を超えた場合にはステップSA05へ移行し、超えていない場合にはステップSA03へ戻る。
●[ステップSA05]ロール式フィルタポンプP2を停止する。
●[ステップSA06]シリンダを駆動し濾過槽を持ち上げ、シールをフィルタ濾材から離す。
●[ステップSA07]フィルタ回収ロール11bに1区間分巻き取り開始する。
●[ステップSA08]フィルタ供給ロール11aからの第1フィルタF1の供給終了か否かを判断し、供給終了でない(NO)場合にはステップSA09へ移行し、供給終了の(YES)場合にはステップSA10へ移行する。
●[ステップSA09]フィルタ回収ロール11bに1区間分巻き取り終了か否か判断し、巻き取り終了でない(NO)場合にはステップSA08へ戻り、巻き取り終了の(YES)場合にはステップSA01に戻る。
●[ステップSA10]第1フィルタF1を移動させるために駆動しているモータの駆動を停止するとともに、放電加工機の制御装置にアラーム信号を送信し、処理を終了する。
ここで、上記フローチャートを補足して説明する。なお、後述する他のフローチャートにおける処理も同様である。
加工液濾過装置を停止する場合、停止信号を監視し、ロール式フィルタポンプP2の停止など適宜の終了動作を行った後に、加工液濾過装置を停止する。
また、加工槽に設けられるシール材の取り替え時期を知るため、例えば、シリンダを駆動して加工槽を下ろしシールをフィルタ濾材に密着させる時間を積算し、積載して得られた積算時間が予め設定された所定の時間を超えた時をシールの寿命と判断することができる。このために、ステップSA01の処理開始とともにタイマーをオンしステップSA06の処理終了とともにタイマーをオフし1回のシール材をフィルタ濾材に密着させた時間を計測する。そして、毎回同じようにシール材をフィルタ濾材に密着させた時間を計測し、これらの時間を積算して積算時間(密着時間)を得る。なお、加工液濾過装置を停止する場合には、この積算時間を制御装置のメモリに記憶しておき、次回、加工液濾過装置を動作させる際に用いる。
シール材の寿命時期を知る方法としてシール材をフィルタ濾材に密着させた回数(密着回数)を基にする方法もある。上述した積算時間を計測するタイマーに替えてカウンタを用いる。ステップSA01の処理開始の際にカウンタのカウント値を1つ増加する。カウンタのカウント値が予め設定された所定の回数(密着限度回数)を超えた時をシールの寿命と判断することができる(図3のフォローチャートを参照)。
図3は、図1に示される放電加工における加工液濾過装置の第2の実施形態の動作を説明するフローチャートである。第2の実施形態は、第1フィルタF1の終了する位置に達する前に、濾過に使用した第1フィルタの部位を逆洗浄し、巻き戻し使用する形態である。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSB01]フィルタの使用回数を表すnの値を読み込む。使用限度回数nlim、シールのフィルタ濾材への密着回数m、その密着限度回数mlim、使用回数nと密着回数mの値は初期値1が設定される。なお、nの値は、新品のフィルタロールをフィルタ供給ロール11aとする時に1とする。密着回数mは、シールの使用開始した時に1とする。使用途中では、加工液濾過装置を停止するときにメモリに記憶されている使用回数n、密着回数mの値を、次に加工液濾過装置を起動するときに使用する。
●[ステップB02]シリンダを駆動し濾過槽を下ろし、シールをフィルタ濾材に密着させる。
●[ステップSB03]ロール式フィルタポンプP2を運転し濾過を開始する。
●[ステップSB04]圧力センサ25からの信号を受信する。
●[ステップSB05]圧力センサ25からの信号は所定値を超えたかを判断し、所定値を超えた場合にはステップSB06へ移行し、超えていない場合にはステップSB04へ戻る。
●[ステップSB06]ロール式フィルタポンプP2を停止する。
●[ステップSB07]シリンダを駆動し濾過槽を持ち上げ、シールをフィルタ濾材から離す。
●[ステップSB08]密着回数のmの値を1つ増加した値をmの値とする。なお、このmの値は、放電加工機の加工液濾過装置の動作を停止する場合には、不揮発性メモリに記憶する。
●[ステップSB09]密着回数mは密着限度回数mlimを超えたか否か判断し、密着限度回数mlimに達した(YES)の場合にはステップSB21へ移行し、密着限度回数mlimに達していない(NO)の場合には、ステップSB10に移行する。
●[ステップSB10]使用回数のnの値を1つ増加した値をnの値とする。なお、このnの値は、放電加工機の加工液濾過装置の動作を停止する場合には、不揮発性メモリに記憶する。
●[ステップSB11]フィルタF1の一区間の使用限度回数nlimに達したか否かを判断し、使用限度に達した(YES)の場合にはステップSB12へ移行し、使用限度に達していない(NO)の場合には、ステップSB16に移行する。
●[ステップSB12]使用回数nの値を1に戻す。
●[ステップSB13]フィルタ回収ロール11bに1区間分巻き取り開始する。
●[ステップSB14]フィルタ供給ロール11aからの第1フィルタF1の供給終了か否かを判断し、供給終了でない(NO)場合にはステップSB15へ移行し、供給終了の(YES)場合にはステップSB21へ移行する。
●[ステップSB15]フィルタ回収ロール11bに1区間分巻き取り終了か否か判断し、巻き取り終了でない(NO)場合にはステップSB14へ戻り、巻き取り終了の(YES)場合にはステップSB02に移行する。
●[ステップSB16]第1フィルタF1を逆洗用ノズル14の位置まで移動開始する。
●[ステップSB17]フィルタ供給ロール11aからフィルタF1の供給終了か否か判断し、供給終了でない(NO)場合にはステップSB18へ移行し、供給終了の(YES)場合にはステップSB21へ移行する。
●[ステップSB18]第1フィルタF1は逆洗用ノズル14の位置まで移動終了か否か判断し、移動終了でない(NO)場合にはステップSB17へ戻り、移動終了の(YES)場合にはステップSB19へ移行する。
●[ステップSB19]逆洗用ノズル14を用いて第1フィルタF1を逆洗浄する。
●[ステップSB20]逆洗した第1フィルタF1を濾過槽7の下に戻し、ステップSB02へ移行する。
●[ステップSB21]フィルタF1を移動させるために駆動しているモータの駆動を停止するとともに、放電加工機の制御装置にアラーム信号を送信し、処理を終了する。
図4は、放電加工における加工液濾過装置の第3の実施形態の動作を説明するフローチャートである。第3の実施形態は、第1フィルタF1の終了する位置に達した後に、濾過に使用した第1フィルタの部位を巻き戻し使用する形態である。以下、各ステップに従って説明する。
●[ステップSC01]フィルタの使用回数を表すnの値を読み込む。nの値は初期値1が設定される。なお、nの値は、新品のフィルタロールをフィルタ供給ロール11aとする時に1とする。また、フィルタFの供給方向を表すフラグである使用方向フラグDirを読み込む。なお、本明細書では、使用方向フラグDirは、「0」が正回転方向、「1」は逆回転方向を意味し、初期値は0(正回転方向)に設定する。
●[ステップSC02]シリンダを駆動し濾過槽を下ろし、シールをフィルタ濾材に密着させる。
●[ステップSC03]ロール式フィルタポンプP2を運転し濾過を開始する。
●[ステップSC04]圧力センサ25からの信号を受信する。
●[ステップSC05]圧力センサ25からの信号は所定値を超えたかを判断し、所定値を超えた場合にはステップSC06へ移行し、超えていない場合にはステップSC04へ戻る。
●[ステップSC06]ロール式フィルタポンプP2を停止する。
●[ステップSC07]シリンダを駆動し濾過槽を持ち上げ、シールをフィルタ濾材から離す。
●[ステップSC08]使用方向フラグDirは「0」(正回転方向)であるか否か判断し、0(正回転方向)の場合にはステップSC09へ移行し、0でない(つまり、使用方向フラグDirが1であって逆回転方向)場合にはステップSC14へ移行する。
●[ステップSC09]フィルタ回収ロール11bに一区間分巻き取りを開始する。
●[ステップSC10]フィルタ供給ロール11aからフィルタF1の供給終了か否か判断し、終了でない(NO)場合にはステップSC11へ移行し、終了の(YES)場合にはステップSC13へ移行する。
●[ステップSC11]フィルタ回収ロール11bに一区間分巻き取り終了か否か判断し、巻き取り終了でない(NO)場合にはステップSC10へ戻り、巻き取り終了の(YES)の場合にはステップSC12へ移行する。
●[ステップSC12]逆洗用ノズル14を用いて第1フィルタF1を逆洗浄する。
●[ステップSC13]使用方向フラグDirを1(逆回転方向)にし、ステップSC18へ移行する。
●[ステップSC14]フィルタ供給ロール11aに一区間分巻き取り開始する。
●[ステップSC15]フィルタ回収ロール11bから第1フィルタF1の供給終了か否か判断し、供給終了でない(NO)の場合にはステップSC16へ移行し、供給終了の(YES)の場合にはステップSC17へ移行する。
●[ステップSC16]フィルタ供給ロール11aに一区間分巻き取り終了か否か判断し、巻き取り終了の(YES)場合にはステップSC12へ移行し、巻き取り終了でない(NO)の場合にはステップSC15へ戻る。
●[ステップSC17]使用方向フラグDirを0(つまり、正回転方向)にし、ステップSC18へ移行する。
●[ステップSC18]nの値を1増加した値を新たにnの値とする。
●[ステップSC19]第1フィルタF1の使用限度nlimに到達したか否か判断し、到達していない(NO)場合にはステップSC08へ戻り、到達した(YES)場合にはステップSC20へ移行する。
●[ステップSC20]第1フィルタF1を移動させるために駆動しているモータの駆動を停止するとともに、放電加工機の制御装置にアラーム信号を送信し、処理を終了する。
本発明は、放電加工機械の加工液濾過装置において、加工時に排出される被加工物の微細金属屑(スラッジ)を濾過するフィルタ濾材をロール状に設置し、加工液濾過装置およびフィルタ濾材を損傷させることなく、フィルタ濾材を移動させることができる。
本発明は、単独でフィルタとしての機能を果たすだけでなく、既設のフィルタの寿命を延ばすサブフィルタ(補助フィルタ)として利用してもよい。
本発明は、濾過した加工液を貯留槽へ供給するもの、濾過した加工液を清水槽へ供給するもの、濾過した加工液を汚水槽へ供給するもの(この場合は、スラッジ等を取り除いただけの粗いフィルタリングをする場合を想定)、濾過した加工液を加工槽へ供給するもの、濾過した加工液を供給路へ供給するもの、濾過した加工液を貯留槽、清水槽、汚水槽、加工槽、供給路などの2箇所以上に供給するもののいずれにも適用でき、貯留槽の加工液を清水槽に供給するもの、貯留槽の加工液を汚水槽に供給するもの、貯留槽の加工液を加工槽に供給するもの、貯留槽の加工液を供給路に供給するもの、貯留槽の加工液を清水槽、汚水槽、加工槽、供給路などの2箇所以上に供給するものなどにも適用できる。
1 機構部
2 加工槽
3 汚水槽
4 清水槽
5 上,下ワイヤガイド
6 貯留槽
7 濾過槽
8 シリンダ
9 圧力スイッチ
10 定流量弁
11a フィルタ供給ロール
11b フィルタ回収ロール
12 エンコーダ
13a フィルタ供給ロール用モータ
13b フィルタ回収ロール用モータ
14 逆洗用ノズル
15 シール
16 電磁開閉器(マグネットコンタクタ)
17 制御部
18 シリンダのエア切替機
20 洗浄用流体供給装置
21 ガイドローラ
22 インバータ
24 冷却装置
25 圧力センサ
26 積算計
27 カウンタ

P1 フィルタポンプ
P2 ロール式フィルタ用ポンプ
P3 加工液循環ポンプ
P4 循環ポンプ
F1 第1フィルタ
F2 第2フィルタ

m 密着回数
n 使用回数
lim 使用限度回数
Dir 使用方向フラグ
本願の請求項1に係る発明は、電極により被加工物を放電加工する放電加工部を内部に有する加工槽と、該加工槽の加工液を回収および貯留する汚水槽と、底部に開口部を有する濾過槽と、該濾過槽の底部にフィルタを当接させ濾過槽とフィルタで形成される空間に前記汚水槽の加工液を充填させて濾過する放電加工機の加工液濾過装置において、加工液濾過用フィルタをロール状にセットしたフィルタ供給ロールを回転駆動するフィルタ供給ロール用アクチュエータと、前記フィルタを回収するフィルタ回収ロールを回転駆動するフィルタ回収ロール用アクチュエータと、前記フィルタの移動量を検出する移動量検出部と、前記濾過槽に設けられたシールと前記フィルタとを密着および離間させる密着用アクチュエータと、前記濾過槽の加工液の圧力を検出する圧力検出部と、前記濾過槽の上流および下流に設けられた前記フィルタを洗浄するノズルと、フィルタの供給方向を記憶する手段と、前記密着用アクチュエータを駆動し前記シールと前記フィルタとを密着させ前記濾過槽を密封した状態で加工液を濾過し、前記圧力検出部で検出した加工液の圧力が所定の値を超えたとき、前記密着用アクチュエータを駆動し前記シールと前記フィルタとを離間させ、前記フィルタの供給方向を記憶する手段に基づく供給方向に前記フィルタ供給ロール用アクチュエータとフィルタ回収ロール用アクチュエータを同期して駆動し前記フィルタを所定距離移動させ、該フィルタを洗浄し、前記密着用アクチュエータを駆動して前記シールと前記フィルタとを密着させ、前記フィルタ供給ローラまたは前記フィルタ回収ローラにフィルタが全て回収されたとき、フィルタ回収ローラとフィルタ供給ローラの回転方向を変更する制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする放電加工機の加工液濾過装置である。
請求項に係る発明は、前記密封用アクチュエータを用いて前記シールを前記フィルタに密着させる時間を積算する時間積算部を備え、前記時間積算部で積算した時間が所定時間を超えたとき前記シールの寿命と判断し、アラームで警告することを特徴とする請求項1に記載の放電加工機の加工液濾過装置である。
請求項に係る発明は、前記密封用アクチュエータを用いて前記シールを前記フィルタに密着させる回数を積算する回数積算部を備え、前記回数積算部で積算した回数が所定回数を超えたとき前記シールの寿命と判断し、アラームで警告することを特徴とする請求項1に記載の放電加工機の加工液濾過装置である。

Claims (4)

  1. 電極により被加工物を放電加工する放電加工部を内部に有する加工槽と、該加工槽の加工液を回収および貯留する汚水槽と、底部に開口部を有する濾過槽と、該濾過槽の底部にフィルタを当接させ濾過槽とフィルタで形成される空間に前記汚水槽の加工液を充填させて濾過する放電加工機の加工液濾過装置において、
    加工液濾過用フィルタをロール状にセットしたフィルタ供給ロールを回転駆動するフィルタ供給ロール用アクチュエータと、
    前記フィルタを回収するフィルタ回収ロールを回転駆動するフィルタ回収ロール用アクチュエータと、
    前記フィルタの移動量を検出する移動量検出部と、
    前記濾過槽に設けられたシールと前記フィルタとを密着および離間させる密着用アクチュエータと、
    前記濾過槽の加工液の圧力を検出する圧力検出部と、
    前記密着用アクチュエータを駆動し前記シールと前記フィルタとを密着させ前記濾過槽を密封した状態で加工液を濾過し、前記圧力検出部で検出した加工液の圧力が所定の値を超えたとき、前記密着用アクチュエータを駆動し前記シールと前記フィルタとを離間させ、前記フィルタ供給ロール用アクチュエータとフィルタ回収ロール用アクチュエータを同期して駆動し前記フィルタを所定距離移動させる制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする放電加工機の加工液濾過装置。
  2. 電極により被加工物を放電加工する放電加工部を内部に有する加工槽と、該加工槽の加工液を回収および貯留する汚水槽と、底部に開口部を有する濾過槽と、該濾過槽の底部にフィルタを当接させ濾過槽とフィルタで形成される空間に前記汚水槽の加工液を充填させて濾過する放電加工機の加工液濾過装置において、
    加工液濾過用フィルタをロール状にセットしたフィルタ供給ロールを回転駆動するフィルタ供給ロール用アクチュエータと、
    前記フィルタを回収するフィルタ回収ロールを回転駆動するフィルタ回収ロール用アクチュエータと、
    前記フィルタの移動量を検出する移動量検出部と、
    前記濾過槽に設けられたシールと前記フィルタとを密着および離間させる密着用アクチュエータと、
    前記濾過槽の加工液の圧力を検出する圧力検出部と、
    前記濾過槽の上流あるいは下流に設けられた前記フィルタを洗浄するノズルと、
    前記密着用アクチュエータを駆動し前記シールと前記フィルタとを密着させ前記濾過槽を密封した状態で加工液を濾過し、前記圧力検出部で検出した加工液の圧力が所定の値を超えたとき、前記密着用アクチュエータを駆動し前記シールと前記フィルタとを離間させ、前記フィルタ供給ロール用アクチュエータとフィルタ回収ロール用アクチュエータを同期して駆動し前記フィルタを所定距離移動させ該フィルタを洗浄するように制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする放電加工機の加工液濾過装置。
  3. 前記密封用アクチュエータを用いて前記シールを前記フィルタに密着させる時間を積算する時間積算部を備え、
    前記時間積算部で積算した時間が所定時間を超えたとき前記シールの寿命と判断し、アラームで警告することを特徴とする請求項1または2の何れか一つに記載の放電加工機の加工液濾過装置。
  4. 前記密封用アクチュエータを用いて前記シールを前記フィルタに密着させる回数を積算する回数積算部を備え、
    前記回数積算部で積算した回数が所定回数を超えたとき前記シールの寿命と判断し、アラームで警告することを特徴とする請求項1または2の何れか一つに記載の放電加工機の加工液濾過装置。
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