JP2013127187A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライドコントロール装置や自動変速制御装置の制御閾値である作業具高さを適正に設定可能で、操作性、走行安定性及び作業効率が良好な作業車両を提供する。
【解決手段】オペレータが信号取り込みスイッチ46を操作したときの角度センサ39の検出値を、掘削作業時におけるバケット13の高さ位置情報として、メインコントローラ35の高さ位置記憶部35bに記憶する。この高さ位置記憶部35bには、運搬作業時におけるバケット13の高さ位置及び積み込み作業時におけるバケット13の高さ位置を、掘削作業時におけるバケット13の高さ位置情報からのオフセット値として予め記憶しておく。これにより、オペレータの好みや癖によらずライドコントロール装置や自動変速制御装置を適正に制御することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ホイールローダ等の作業車両に係り、特に、バケット等の作業具の高さ位置を制御パラメータとするライドコントロール装置やトランスミッション制御装置を備えた作業車両に関する。
従来、ライドコントロール装置と呼ばれる走行振動抑制装置を備えた作業車両が知られている。ライドコントロール装置は、作業具駆動用のリフトシリンダに作動油を供給するリフトシリンダ油圧回路に制御弁を介して液圧アキュムレータを接続したもので、制御弁を開くことによりリフトシリンダと液圧アキュムレータとの間の作動油の流通を可能とし、走行中の作業車両の上下動に伴って発生するリフトシリンダのボトム圧変動を液圧アキュムレータに吸収させて、車体に作用する衝撃を軽減する装置である。制御弁の切換は基本的にはオペレータがライドコントロールスイッチを手動操作することにより行うが、作業車両の稼動状況に応じて自動的に制御弁の切り換えが行われるように、車速が予め定められた設定速度以上になったときに、自動的に制御弁を閉状態から開状態に切り換える技術も従来知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、車速のみに応じて制御弁を自動的に開閉する構成であると、オペレータが意図しない状態で制御弁の開閉が行われ得るので、オペレータに操作上の違和感や不安感を与えやすい。例えば作業具としてバケットを備え、掘削作業、運搬作業及びダンプトラック等への積み込み作業を行う場合を例にとって説明すると、車速が設定速度よりも高くなった場合には、掘削作業時にも制御弁が自動的に閉状態から開状態に切り換えられるので、液圧アキュムレータのダンパ効果によってバケットに作用する力がリフトシリンダを介して液圧アキュムレータに逃げ、オペレータに掘削開始のタイミングが遅れるような違和感を与える。また、積み込み作業時においても、車速が設定速度よりも高くなった場合には、制御弁が自動的に閉状態から開状態に切り換えられるので、液圧アキュムレータのダンパ効果によってバケットの動揺が大きくなり、オペレータに無用な不安感を与える。本願の出願人は先に、このような問題点を解決するため、掘削位置、運搬位置及び積み込み位置を予めコントローラに設定し、バケットが予め設定された掘削位置以下にある場合、及び積み込み位置以上にあるときには、車速が設定速度以上になったときにも制御弁を閉状態のまま維持するものを提案した(特願2011−56644)。これにより、掘削作業時や積み込み作業時におけるバケットの動揺を防止でき、オペレータの違和感や不安感を取り除くことができる。
また、ホイールローダ等の作業車両には、車速が設定速度になったときにトランスミッションの速度段を自動的に変更する変速制御装置も従来搭載されている。しかし、車速のみに応じてトランスミッションの速度段を自動的に変更する構成であると、車速が設定速度よりも高い場合には、オペレータの意図に反してシフトアップが行われ作業車両が加速する場合を生じ得るので、却って作業効率が低下する場合がある。例えば、バケットに満載された土砂等をダンプトラックに積み込む際には、作業車両を掘削位置からダンプトラックの停車位置の方向に前進させ、作業車両がダンプトラックに対して所要の位置まで接近した段階でアクセルの踏み込み量を減少して車速を低下させ、作業車両を慣性力によって前進させながらバケットをダンプトラックへの積み込み高さまで上昇し、作業車両を土砂等の積み込み位置で停止させるという作業が行われる。しかしながら、車速が高い場合には、アクセルの踏み込み量が少ない場合にも、シフトアップが行われ、作業車両が加速する。この場合、オペレータは、ブレーキをかけて作業車両を土砂等の積み込み位置で停止させなければならず、作業効率が低下する。本願の出願人は先に、このような問題を解決するため、積み込み位置を予めコントローラに設定し、バケットが予め設定された積み込み位置以上にあるときには、車速が設定速度以上になったときにも変速装置によるシフトアップを禁止する変速制御装置を提案した(例えば、特許文献2参照。)。これにより、無用なブレーキ操作を回避できるので、作業車両の作業効率を改善することができる。
特開平05−209422号公報 特開2011−1712号公報
上述のように、ライドコントロール装置を備えた作業車両においては、バケット等の作業具の高さ位置を考慮して制御弁の開閉を制御することにより、オペレータの違和感や不安感を取り除くことができる。また、自動変速制御装置を備えた作業車両においては、バケット等の作業具の高さ位置を考慮してシフトアップの禁止を制御することにより、作業効率の改善を図ることができる。このような効果を発揮するためには、ライドコントロール装置に備えられた制御弁の開閉や自動変速制御装置の制御閾値である、掘削作業時の作業具高さ、運搬作業時の作業具高さ、積み込み作業時の作業具高さを適正に設定することが求められる。
しかしながら、これらの各作業具高さは、オペレータの好みや癖によって定まるものであるので、一律に決定しても全てのオペレータについて上述の効果を常に発揮させることは困難である。例えば、ライドコントロール装置の制御に関して、運搬作業時の作業具高さとしてある値を設定したとしても、その設定された作業具高さよりも低い作業具高さで作業車両を走行させる癖のあるオペレータについては、運搬作業時に制御弁を閉状態から開状態に切り換えることができず、ライドコントロール装置による車体の振動抑制効果を発揮することができない。このような不都合は、掘削作業時の作業具高さや積み込み作業時の作業具高さがオペレータの好みや癖に合わない場合にも同様に発生する。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ライドコントロール装置や自動変速制御装置の制御閾値である作業具高さを適正に設定可能で、操作性及び作業効率が良好な作業車両を提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、リフトシリンダを駆動することにより所定の可動範囲内で上下動される作業具と、該作業具の高さ位置を検出するセンサと、制御対象の駆動制御に用いられるコントローラとを備えた作業車両において、前記コントローラは、オペレータの手動操作により前記センサの検出信号を掘削位置の信号として取り込む信号取り込み手段と、前記制御対称の駆動制御に関し、前記作業具の特定の高さ位置が前記掘削位置からのオフセット値として記憶された高さ位置記憶手段と、前記センサの検出信号より求められる前記作業具の高さ位置が前記高さ位置記憶手段に記憶された前記作業具の高さ位置になったとき、当該高さ位置に応じた前記制御対象の制御信号を生成する信号生成手段を備えたことを特徴とする。
前記制御対象としては、車速及び前記作業具の高さ位置に応じて、前記リフトシリンダと液圧アキュムレータとの間の作動油の流通を切り換えるライドコントロール装置と、車速、エンジン回転速度及び前記作業具の高さ位置に応じてトランスミッションの速度段を切り換えるトランスミッション制御装置のうちの、少なくともいずれか一方とすることができる。
センサは、作業具の高さ位置を検出し、検出した作業具の高さ位置に応じた検出信号を出力する。信号取り込み手段は、手動式であって、オペレータが操作したときの作業具の高さ位置に応じたセンサの検出信号を掘削位置信号として取り込む。オペレータが信号取り込み手段を操作する際の作業具高さは任意であるので、オペレータは掘削位置の設定に自分の好みや癖を反映させることができる。一方、高さ位置記憶手段には、ライドコントロール装置やトランスミッション制御装置等の制御対称の駆動制御に用いられる、例えば運搬作業時における作業具高さや積み込み作業時における作業具高さ等の特定の高さ位置が、信号取り込み手段を操作することにより設定された掘削位置からのオフセット値として記憶されている。オペレータは、一般に、掘削位置からの作業具の上昇量で運搬作業時における作業具高さや積み込み作業時における作業具高さ等を調整しているので、高さ位置記憶手段に掘削位置からのオフセット値として特定の高さ位置を記憶しておくことにより、これらの特定の高さ位置にもオペレータの好みや癖を反映させることができる。よって、制御対象であるライドコントロール装置やトランスミッション制御装置等を作業具の高さ位置に応じて常時適正に駆動制御するための制御信号を信号生成手段で生成することができ、作業車両の操作性や作業効率の改善を図ることができる。
本発明は、制御対象の駆動制御に用いられるコントローラに、作業具の高さ位置を検出するセンサの検出信号をオペレータの手動操作により掘削位置の信号として取り込む信号取り込み手段と、制御対称の駆動制御に関し、作業具の特定の高さ位置が信号取り込み手段により取り込まれた掘削位置からのオフセット値として記憶された高さ位置記憶手段と、センサの検出信号より求められる作業具の高さ位置が高さ位置記憶手段に記憶された前記作業具の高さ位置になったとき、当該高さ位置に応じた制御対象の制御信号を生成する信号生成手段を備えたので、掘削位置の設定及び特定の高さ位置の設定にオペレータの好みや癖を反映させることができ、作業車両の操作性や作業効率の改善を図ることができる。
実施例1に係る作業車両の外観構成図である。 実施例1に係る走行振動抑制装置の構成図である。 実施例1に係るメインコントローラの構成図である。 実施例1に係るメインコントローラに記憶される高さ位置とフラグの説明図である。 実施例1に係る作業機械の動作を示すフローチャートである。 実施例2に係る作業機械に備えられる変速制御装置の構成図である。 実施例2に係る変速制御装置の車速と速度段との関係を示す図である。 実施例2に係る作業機械の走行性能を示す図である。 実施例2に係る作業機械を用いたVシェープローディングの説明図である。 従来技術による土砂等の積み込み時におけるトランスミッションの速度段の変化について説明する図である。 本発明による土砂等の積み込み時におけるトランスミッションの速度段の変化について説明する図である。 実施例2に係るトランスミッションの変速制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る作業車両の実施形態を、ホイールローダを例にとり、図を参照しながら実施例ごとに説明する。
実施例1に係る作業車両は、ライドコントロール装置と呼ばれる走行振動抑制装置に本発明を適用したことを特徴とする。
図1に示すように、実施形態に係るホイールローダ1は、キャブ2を備えた後部車体3と、連結ピン4を介して後部車体3の前方側(ホイールローダ1の前進側)に連結された前部車体5と、これら後部車体3及び前部車体5に設けられた後輪6及び前輪7と、前部車体5の前方部分に取り付けられたフロント作業機8と、フロント作業機8の油圧系に付加される走行振動抑制装置9とから主に構成されている。
後輪6及び前輪7は、後部車体3に搭載されたトランスミッション37(図2参照)に接続されており、同じく後部車体3に搭載されたエンジン36(図2参照)により駆動される。これに対して、フロント作業機8は、エンジン36により駆動される図示しない油圧ポンプから吐出される作動油により駆動される。この図示しない油圧ポンプ及び走行振動抑制装置9は、前部車体5に搭載される。なお、前部車体5は、後部車体3に対して左右方向に屈曲するように構成されており、運搬作業時にキャブ2内に備えられた図示しないステアリング装置を操作することにより、後部車体3に対して左方向又は右方向に屈曲して、その方向にホイールローダ1を進行させる。
フロント作業機8は、一端が連結ピン10を介して前部車体5に連結されたアーム11と、連結ピン12を介してアーム11の先端部に取り付けられたバケット(作業具)13と、連結ピン14,15を介して両端部が前部車体5とアーム11とに連結されたリフトシリンダ16と、連結ピン17を介してアーム11に揺動可能に連結されたベルクランク18と、一端がベルクランク18に連結され、他端がバケット13に連結されたリンク部材19と、連結ピン20,21を介して両端部が前部車体5とベルクランク18とに連結されたバケット傾斜シリンダ22とからなる。なお、本例においては、アーム11、連結ピン12,14,15、リフトシリンダ16がそれぞれ1つずつしか備えられていないが、実機においては、これらの各部材がバケット13の左右に一組ずつ備えられる。
リフトシリンダ16及びバケット傾斜シリンダ22は、図示しない油圧ポンプから吐出される作動油により駆動される。リフトシリンダ16を伸張させると、アーム11及びバケット13が上昇し、リフトシリンダ16を収縮させると、アーム11及びバケット13が下降する。リフトシリンダ16の伸張・収縮、つまりアーム11及びバケット13の上昇・下降は、キャブ2内に備えられた操作レバー等の操作機器を操作することにより行うことができる。また、バケット傾斜シリンダ22を伸張させると、バケット13が上向きに旋回し、バケット傾斜シリンダ22を収縮させると、バケット13が下向きに旋回する。バケット傾斜シリンダ22の伸張・収縮、つまりバケット13の上向き旋回・下向き旋回も、キャブ2内に備えられた操作レバー等の操作機器を操作することにより行うことができる。
走行振動抑制装置9は、図2に示すように、リフトシリンダ16との間で作動油の流通を行う液圧アキュムレータ31と、これらリフトシリンダ16と液圧アキュムレータ31との間の作動油の流れを切り換える制御弁32と、該制御弁32の開閉を切り換えるライドコントロール部33と、該ライドコントロール部33からの指令に応じて制御弁32の開閉操作を行う油圧回路34とから構成される。なお、図2においては、液圧アキュムレータ31が1つのみ表示されているが、用いる油圧システムの大きさと容量によっては、複数の液圧アキュムレータ31を備えることも可能である。
ライドコントロール部33は、ホイールローダ1の制御全体を司るメインコントローラ35と、メインコントローラ35からの指令を受けてエンジン36及びトランスミッション37の駆動を制御するエンジンコントローラ38と、オペレータが操作するライドコントロールスイッチ39と、連結ピン10と同心に取り付けられ、前部車体5に対するアーム11の旋回角度を検出する角度センサ40と、モニタユニット41を介してメインコントローラ35に接続されたインジケータ42と、メインコントローラ35内の記憶部に角度センサ40の検出信号を取り込む手動式の信号取り込みスイッチ(信号取り込み手段)46とから構成される。なお、図2中の符号47は、エンジン36とトランスミッション37との間に介設された流体継手であるトルクコンバータ(以下、「トルコン」と略称する。)を示している。
前記実施形態においては、エンジンコントローラ38を用いてエンジン36及びトランスミッション37の駆動を制御する構成としたが、かかる構成に代えて、エンジン36及びトランスミッション37の駆動をそれぞれ専用のコントローラを用いて制御する構成とすることもできる。また、前記実施形態においては、インジケータ42をモニタユニット41を介してメインコントローラ35に接続する構成としたが、かかる構成に代えて、インジケータ42をモニタユニット41内に表示する構成とすることもできる。さらに、前記実施形態においては、メインコントローラ35に手動式の信号取り込みスイッチ46を接続する構成としたが、かかる構成に代えて、モニタユニット41内に当該信号取り込みスイッチ46を表示する構成とすることもできる。
ライドコントロールスイッチ39は、オンオフスイッチをもって構成されていて、その出力信号はメインコントローラ35に入力されており、オペレータがオン操作したときには、メインコントローラ35から制御弁32の切換信号を出力して制御弁32を開状態に切り換え、リフトシリンダ16と液圧アキュムレータ31との間の作動油の流通を可能とする。また、オフ操作したときには、メインコントローラ35から制御弁32の切換信号を出力して制御弁32を閉状態に切り換え、リフトシリンダ16と液圧アキュムレータ31との間の作動油の流通を遮断する。ライドコントロールスイッチ39の操作状態は、モニタユニット41を介してインジケータ42に表示される。
メインコントローラ35は、エンジンコントローラ38を介してエンジン36の駆動制御を行うと共に、制御弁32及びモニタユニット41の駆動制御を行う。エンジン36の駆動制御及びモニタユニット41の駆動制御に関しては、公知に属する事項であり、かつ本発明の要旨でもないので、説明を省略する。
メインコントローラ35は、制御弁32の駆動制御に関して、図3に示すように、角度センサ39の検出信号及び信号取り込みスイッチ46の出力信号を取り込む入力部35aと、バケット13の高さ位置が記憶された高さ位置記憶部35bと、角度センサ39の検出信号からバケット13の高さ位置を算出する演算部35cと、演算部35cで算出されたバケット13の高さ位置が高さ位置記憶部35bに記憶された特定の高さ位置に達したか否かを判定する判定部35dと、演算部35cで算出されたバケット13の高さ位置が高さ位置記憶部35bに記憶された特定の高さ位置に達したと判定部35dが判定した場合に、当該高さ位置に応じた制御弁32の開閉信号を生成する信号生成部35eと、信号生成部35eで生成された開閉信号を制御弁32に出力する出力部35fと、これらの各部35a〜35fを所要のプログラムに従って駆動するCPU35gと、を備えている。
演算部35cは、角度センサ40の検出信号よりバケット13の高さ位置を算出する。本実施形態において、バケット13の高さ位置とは、アーム11とバケット13とを連結する連結ピン12の高さ位置をいい、既知の値である連結ピン12の旋回半径と角度センサ39の検出値とから算出することができる。
高さ位置記憶部35bには、オペレータにより信号取り込みスイッチ46が操作されたときの角度センサ39の検出値が記憶される。また、この高さ位置記憶部35bには、制御弁32の開閉制御の基準となる高さ位置情報、例えば運搬作業時におけるバケット13の高さ位置情報や積み込み作業時におけるバケット13の高さ位置情報等が予め記憶される。オペレータは、バケット13を掘削位置まで下げた状態で信号取り込みスイッチ46を操作し、そのときの角度センサ39の検出値を高さ位置記憶部35bに記憶する。したがって、この信号取り込みスイッチ46を操作することにより高さ位置記憶部35bに記憶される高さ位置情報は、オペレータの好みや癖が反映された掘削位置におけるバケット13の高さ位置情報となる。また、高さ位置記憶部35bに予め記憶されるバケット13の高さ位置情報は、信号取り込みスイッチ46を操作することにより高さ位置記憶部35bに記憶される高さ位置からのオフセット値として記憶される。オペレータは、一般に、掘削位置からのバケット13の上昇量で運搬作業時におけるバケット高さや積み込み作業時におけるバケット高さ等を調整するので、高さ位置記憶部35bに掘削位置からのオフセット値として運搬作業時におけるバケット高さや積み込み作業時におけるバケット高さを記憶しておくことにより、これらの各高さ位置にもオペレータの好みや癖を反映させることができる。
図4に、高さ位置記憶部35bの記憶フォーマットを示す。この図に示すように、本例においては、バケット13の上下動方向に関して、可動範囲の下限位置H0及び上限位置H4と、下限位置H0と同じかこれよりも上方で、信号取り込みスイッチ46を操作することによりオペレータによって設定される掘削位置H1と、掘削位置H1よりも上方の運搬位置H2と、上限位置H4よりも下方で運搬位置H2よりも上方の積み込み位置H3とが記憶される。なお、バケット13の下限位置H0はバケット13の外面が地面と接する位置であり、上限位置H4はホイールローダ1の車格(サイズ)によって定まる。また、運搬位置H2は運搬作業時におけるバケット13の高さ位置、積み込む位置H3は積み込み作業時におけるバケット13の高さ位置であって、それぞれ掘削位置H1からのオフセット量として記憶されている。
また、高さ位置記憶部35bには、図4に示すように、バケット13の高さ位置に応じた制御弁32の自動切換を許容するか否かを選択するフラグが記憶される。図4の例では、バケット13の高さ位置Hが、H0≦H≦(H1+H2)の範囲にある場合、(H1+H2)<H<(H1+H3)の範囲にある場合、及び(H1+H3)≦H≦H4の範囲にある場合の全てについて、制御弁32の自動切換を許容することを示すレ点が記憶されており、バケット13の全可動範囲について、バケット13の高さ位置Hに応じた制御弁32の自動切換が行われる。即ち、本例にあっては、バケット13の高さ位置Hが、H0≦H≦(H1+H2)の範囲にある場合及び(H1+H3)≦H≦H4の範囲にある場合において、制御弁32が閉状態に切り換えられ、(H1+H2)<H<(H1+H3)の範囲にある場合において、制御弁32が開状態に切り換えられる。これにより、掘削作業時及び積み込み作業時においては、バケット13の動揺を防止することができるので、これらの作業を違和感無く行うことができて、オペレータの違和感及び不安感を解消することができる。これに対して、運搬作業時には、液圧アキュムレータ31のダンパ効果によって前部車体5に作用するバケット13の重力変動が緩和されるので、ホイールローダ1の走行安定性を高めることができる。このメインコントローラ35の動作については、後に図5を用いてより詳細に説明する。
油圧回路34については、以下のように構成される。即ち、図2に示すように、リフトシリンダ16のロッド側室16aは、制御弁32を介して作動油タンク43に接続されており、リフトシリンダ16のボトム側室16bは、制御弁32を介して液圧アキュムレータ31に接続されている。制御弁32は、パイロット作動弁であり、ライドコントロール用の電磁パイロット弁44からの油圧パイロット信号に応じて開閉される。制御弁32が開状態にあるとき、作動油はリフトシリンダ16のロッド側室16aと作動油タンク43との間、及び、リフトシリンダ16のボトム側室16bと液圧アキュムレータ31と間が流通可能となり、バケット13の上下動にダンパ効果を付与することができる。これに対して、制御弁32が閉状態にあるとき、作動油はリフトシリンダ16のロッド側室16aと作動油タンク43との間、及び、リフトシリンダ16のボトム側室16bと液圧アキュムレータ31と間で流通不能となり、バケット13の重量がリフトシリンダ16を介して直接的に前部車体5に作用する。
電磁パイロット弁44は、メインコントローラ35から出力される切換信号により切換操作される。即ち、メインコントローラ35から制御弁32を開状態に切り換える信号が出力されると、電磁パイロット弁44は、パイロットポンプ45から吐出されるパイロット圧を制御弁32のパイロットポートに導く油路を開き、制御弁32を開状態に切り換える。これに対して、メインコントローラ35から制御弁32を閉状態に切り換える信号が出力されると、電磁パイロット弁44は、パイロット圧を作動油タンク43に落とす油路を開き、内蔵された戻しばねの弾性力によって制御弁32を閉状態に切り換える。
以下、図5を用いて、実施形態に係る作業車両の動作について説明する。エンジン36を始動(スタート)すると、メインコントローラ35はライドコントロールスイッチ39の出力信号を読み取り(ステップS1)、ライドコントロールスイッチ39の出力信号がON信号であるか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2でライドコントロールスイッチ39の出力信号はOFF信号であると判定した場合には、ステップS7に移行して、システムを終了(エンド)する。
ステップS2で、ライドコントロールスイッチ39の出力信号はON信号であると判定した場合には、メインコントローラ35にて算出されたバケット13の高さ位置の読み取り(ステップS3)と、メインコントローラ35に記憶されたフラグの読み取り(ステップS4)とを行い、しかる後に、読み取られたバケット13の高さ位置HがH0≦H≦(H1+H2)の範囲にあるか否かの判定(ステップS5)と、H0≦H≦(H1+H2)の範囲についてオペレータにより制御弁32の自動切換が許容されているか否かの判定(ステップS6)をこの順に行う。ステップS5でバケット13の高さ位置HがH0≦H≦(H1+H2)の範囲にあると判定され、ステップS6でH0≦H≦(H1+H2)の範囲について制御弁32の自動切換が許容されていると判定した場合には、ステップS8に移行して、電磁パイロット弁44に制御弁32を閉状態に切り換える信号を出力する。なお、ステップS6でH0≦H≦(H1+H2)の範囲について制御弁32の自動切換が許容されていないと判定した場合には、ステップS7に移行して、電磁パイロット弁44に制御弁32を開状態に切り換える信号を出力する。
ステップS5で、バケット13の高さ位置HがH0≦H≦(H1+H2)の範囲にないと判定した場合は、ステップS9に移行して、バケット13の高さ位置Hが(H1+H2)<H<(H1+H3)の範囲にあるか否かの判定を行う。ステップS9でバケット13の高さ位置Hが(H1+H2)<H<(H1+H3)の範囲にあると判定した場合には、ステップS7に移行して、電磁パイロット弁44に制御弁32を開状態に切り換える信号を出力する。
さらに、ステップS9で、バケット13の高さ位置Hが(H1+H2)<H<(H1+H3)の範囲にないと判定した場合は、バケット13の高さ位置Hが(H1+H3)≦H≦H4の範囲にあるか否かの判定(ステップS10)と、(H1+H3)≦H≦H4の範囲についてオペレータにより制御弁32の自動切換が許容されているか否かの判定(ステップS11)とをこの順に行う。ステップS10でバケット13の高さ位置Hが(H1+H3)≦H≦H4の範囲にあると判定され、ステップS11で(H1+H3)≦H≦H4の範囲について制御弁32の自動切換が許容されていると判定した場合、メインコントローラ35は電磁パイロット弁44に制御弁32を閉状態に切り換える信号を出力する。なお、ステップS10で(H1+H3)≦H≦H4の範囲について制御弁32の自動切換が許容されていないと判定した場合には、ステップS7に移行して、電磁パイロット弁44に制御弁32を開状態に切り換える信号を出力する。
このように、実施例1に係る作業車両は、走行振動抑制装置に備えられた制御弁32の開閉制御に関与する掘削作業時、運搬作業時及び積み込み作業時におけるバケット13の高さ位置にオペレータの好みや癖を反映させることができるので、オペレータが意図しない状態での制御弁32の開閉を防止することができ、ホイールローダ1の走行安定性及び作業性の改善を図ることができる。
次に、本発明に係る作業車両の実施例2について説明する。実施例2に係る作業車両は、ホイールローダに搭載されるトランスミッション制御装置に本発明を適用したことを特徴とする。ホイールローダの外観構成については、図1に示した実施例1に係るホイールローダ1と同じである。
図6に示すように、ホイールローダ1に搭載されたエンジン36の出力軸には、トルクコンバータ47の図示しない入力軸が連結され、トルコン47の図示しない出力軸はトランスミッション37に連結されている。トルコン47は、周知のインペラ、タービン及びステータからなる流体クラッチであり、エンジン36の回転はトルコン47を介してトランスミッション37に伝達される。トランスミッション37は、その速度段を1速〜4速に変速する液圧クラッチを有し、トルコン47の出力軸の回転はトランスミッション37で変速される。変速後の回転は、プロペラシャフト51及びアクスル52を介して前輪7及び後輪6に伝達され、ホイールローダ1が走行する。エンジン36の回転数は、エンジン回転数センサ53で検出される。
また、エンジン36は、作業用油圧ポンプ57を駆動する。作業用油圧ポンプ57から吐出された作動油は、方向制御弁54を介してリフトシリンダ16及びバケット傾斜シリンダ22に導かれる。方向制御弁54は操作レバー55を操作することにより駆動され、操作レバー55の操作量に応じてリフトシリンダ16及びバケット傾斜シリンダ22を駆動する。
トルコン47は、入力トルクに対し出力トルクを増大させる機能、つまりトルク比を1以上とする機能を有する。トルク比は、トルコン47の入力軸の回転数Niと出力軸の回転数Ntの比であるトルコン速度比e(=Nt/Ni)の増加に伴い小さくなる。たとえばエンジン回転数が一定状態で走行中に走行負荷が大きくなると、トルコン47の出力軸の回転数、つまり車速が減少し、トルコン速度比eが小さくなる。このとき、トルク比は増加するため、より大きな駆動力(牽引力)で車両走行可能となる。
トランスミッション37は、各速度段に対応したソレノイド弁を有する自動変速機である。これらのソレノイド弁は、メインコントローラ35からトランスミッション制御装置56へ出力される制御信号によって駆動され、これにより1速〜4速の間で速度段が自動的に変更される。本実施の形態では、トランスミッション37の速度段は、たとえば1速度段から4速度段まで設けられている。
自動変速制御には、トルコン速度比eが所定値に達すると変速するトルコン速度比基準制御と、車速が所定値に達すると変速する車速基準制御の2つの方式がある。本実施例では、車速基準制御によりトランスミッション37の速度段を制御する。
図7は、車速vと速度段の関係を示す図である。本実施例では、メインコントローラ35が車速vに応じてトランスミッション制御装置56に制御信号を出力し、図7に示すように車速vに応じてトランスミッション37を変速する。即ち、車速vが変速許可車速v12に上昇すると、1速から2速にシフトアップし、車速vが変速許可車速v12から変速許可車速v23に上昇すると、2速から3速にシフトアップし、車速vが変速許可車速v23から変速許可車速v34に上昇すると、3速から4速にシフトアップする。一方、車速vが変速許可車速v43に低下すると、4速から3速にシフトダウンし、車速vが変速許可車速v32に低下すると、3速から2速にシフトダウンし、車速vが変速許可車速v21に低下すると、2速から1速にシフトダウンする。なお、シフトチェンジを安定して行うように、変速許可車速v12,v23,v34はそれぞれ変速許可車速v21,v32,v43よりも大きく設定されている。これらの各変速許可車速はシフトアップ又はシフトダウンを許可する閾値であり、予めメインコントローラ35に設定されている。トランスミッション制御装置56は、各速度段に対応したソレノイド弁で構成されており、メインコントローラ35からの制御信号によって駆動される。
本実施例では、メインコントローラ35は、エンジン36の回転数が低ければ各変速許可車速を低下させ、エンジン36の回転数が高ければ各変速許可車速を上昇させる。このように、メインコントローラ35がエンジン36の回転数に応じて各変速許可車速を変更することで、燃料消費量低減に効果がある。
図8は、本実施の形態のホイールローダ1の走行性能を示す図である。説明の便宜上、図8では、シフトアップ時の変速許可速度(シフトアップ許可速度)のみを記載しているが、シフトダウン時の変速許可速度(シフトダウン許可速度)につても同様である。各速度段における走行性能を示す曲線の交点x1,x2,x3はエンジン36の回転数が下がると矢印a1,a2,a3で示すように移動する。各変速許可速度は、概ねこの交点x1,x2,x3に設定されている。図8において、A,B,Cで示す車速の範囲は、エンジン36の回転数に応じて変速許可速度v12,v23,v34が変化する範囲をそれぞれ示している。
本実施例では、バケット13の高さとして予め第1設定高さ及び第2設定高さを定めている。そして、バケット13の高さが第1設定高さを超えると、メインコントローラ35はエンジン36の回転数にかかわらず変速許可速度v23,v34を図8に示す変速許可速度v23a,v34aのように上昇させて(引き上げて)、2速から3速へ、及び、3速から4速へのシフトアップが起こり難くなるようにしている。また、バケット13の高さが第1設定高さよりも高い第2設定高さを超えると、メインコントローラ35は2速から3速へのシフトアップ、及び、3速から4速へのシフトアップを禁止する。ここで、変速許可速度v23a,v34aは、エンジン36の回転数に応じて変化する変速許可速度v23,v34の最大値に対して、たとえばそれぞれ10%程度高い値になるように設定されている。なお、バケット13の高さが第2設定高さを超えても、シフトダウンは禁止されない。
第1設定高さ及び第2設定高さは、実施例1に係る作業車両と同様に、オペレータが信号取り込みスイッチ46を操作することによって高さ位置記憶部35bに取り込まれる掘削位置からのオフセット値として、高さ位置記憶部35bに記憶される。また、第1設定高さ及び第2設定高さとしては、実施例1に係る作業車両と同様に、運搬作業時におけるバケット13の高さ位置(運搬位置H2)及び積み込み作業時におけるバケット13の高さ位置(積み込み位置H3)を設定することができる。
図6に示すように、メインコントローラ35には、アクセルペダル61の操作量を検出するペダル操作量検出器62と、トルコン47の入力軸の回転数Niを検出する回転数検出器63と、トルコン47の出力軸の回転数Ntを検出する回転数検出器64と、トランスミッション37の出力軸の回転速度、つまり車速vを検出する車速検出器65とが接続されている。更に加えて、メインコントローラ35には、車両の前後進を指令する前後進切換スイッチ67と、1速〜4速の間で最大速度段を指令するシフトスイッチ68と、上述したエンジン回転数センサ53及び角度センサ40と、トランスミッション37における変速を自動で行うか手動で行うかを切り替えるマニュアル・自動変速手段切替装置70とが接続されている。
メインコントローラ35は、アクセルペダル61の操作量に応じてエンジン36の回転速度(回転数)を制御する。また、上述したように、メインコントローラ35は、エンジン回転数センサ53で検出したエンジン36の回転数、及び、角度センサ40の検出値に基づいて算出されるバケット13の高さに応じて各変速許可車速を変更する。さらに、メインコントローラ35は、後述するように、トランスミッション制御装置56にシフトアップ信号を出力しないことによって、トランスミッション37におけるシフトアップを禁止する。
図9は、土砂等をダンプトラックへ積み込む方法の1つであるVシェープローディングの説明図である。Vシェープローディングでは、まず、矢印aで示すように、ホイールローダ1を前進させて土砂等をすくい込み、その後、矢印bで示すように、ホイールローダ1を一旦後退させる。そして、矢印cで示すように、ダンプトラックに向けてホイールローダ1を前進させて、すくい込んだ土砂等をダンプトラックに積み込み、矢印dで示すように、ホイールローダ1を元の位置に後退させる。
ダンプトラックへの土砂等の積み込み作業時、従来のホイールローダ1ではトランスミッション37の速度段がどのように変化するのかを、図10を用いて説明する。ダンプトラックへ土砂等を積み込む際には、バケット13を上昇させながらダンプトラックに向かってホイールローダ1を前進させる。ダンプトラックに向かって前進し始めたとき(スタート時)の速度段は、1速又は2速である。アクセルペダル61の踏み込み量が少なくエンジン36の回転数が低いと、上述したように変速許可車速v23が低下する。そのため、ダンプトラックへの積み込みに必要な高さまでバケット13が上昇する前に車速が変速許可車速v23に達して、2速から3速へシフトアップする。
このシフトアップによって車速がさらに増すこととなるため、ダンプトラックへの積み込みに必要な高さまでバケット13が上昇する前にホイールローダ1がダンプトラックに到達してしまう恐れがある。この場合、ホイールローダ1のオペレータは、ブレーキを掛けてホイールローダ1を停止させてバケット13を上昇させなければならない。そのため、作業効率が低下するだけでなく、ホイールローダ1のオペレータに煩わしさを感じさせてしまう。
なお、従来技術として、バケット13の高さが設定高さ以上となった場合には、その時の速度段を維持するように構成された変速装置も知られている。しかし、ホイールローダ1に当該変速装置を用いたとしても、図10に示すように、バケット13が設定高さに達する前に車速が変速許可車速v23に達して、2速から3速へシフトアップしてしまうと、上述した不具合を解消できない。また、設定高さを低くしてしまうと、バケット13を低い高さ位置として行う掘削作業や高速運搬作業時に、オペレータの意図とは異なる速度段に保持されてしまうという別の不具合を招くこととなる。
これに対して、本実施例のホイールローダ1では、土砂等のダンプトラックへの積み込み時、トランスミッション37の速度段が、図11に示すように変化する。まず前提として、本実施例のホイールローダ1では、上述したように、バケット13の高さが第1設定高さを超えると、変速許可速度v23,v34を図8に示す変速許可速度v23a,v34aのように上昇させている。また、バケット13の高さが第2設定高さを超えると、2速から3速へのシフトアップ、及び、3速から4速へのシフトアップを禁止している。
そして、第1設定高さ、即ち運搬作業時におけるバケット13の高さ位置は、上述したように、通常、掘削作業時におけるバケット13の高さ位置から若干量上昇した位置に設定されるので、ホイールローダ1がダンプトラックに向かって前進し始めると共に、バケット13を上昇し始めると、バケット13はすぐに第1設定高さに達する。バケット13の高さが第1設定高さを超えると、変速許可速度v23がv23aへ上昇するので、2速から3速へのシフトアップのタイミングが従来のホイールローダ1と比べて遅延し、シフトアップに伴う車速上昇を抑制できる。つまり、ホイールローダ1がダンプトラックに向かって前進し始めてからすぐに、2速から3速へのシフトアップのタイミングが従来のホイールローダ1と比べて遅延するようになる。また、バケット13の高さが第2設定高さを超えると2速から3速へのシフトアップが禁止されるので、ダンプトラックへの積み込みに必要な高さまでバケット13が上昇する前にシフトアップによる増速によってホイールローダ1がダンプトラックに到達してしまう、という不具合を防止できる。
図12は、本実施の形態のホイールローダ1におけるトランスミッション37の変速制御処理の動作を示したフローチャートである。ホイールローダ1のイグニッションスイッチがオンされると、図12に示す処理を行うプログラムが起動され、メインコントローラ35で繰り返し実行される。ステップS1において、エンジン回転数センサ53で検出したエンジン36の回転数を読み込んでステップS3へ進む。ステップS3において、ステップS1で読み込んだエンジン36の回転数に応じて、図8で示すように各変速許可速度を変更して設定し、ステップS5へ進む。
ステップS5において、角度センサ40の検出値に基づいてバケット13の高さを算出してステップS7へ進む。ステップS7において、ステップS5で算出したバケット13の高さが第1設定高さ(より厳密には、掘削位置H1+運搬位置H2)を超えたか否かを判断する。ステップS7が肯定判断されるとステップ9へ進み、変速許可速度v23,v34を上述した変速許可速度v23a,v34aに変更して設定し、ステップS11へ進む。ステップS11において、ステップS5で算出したバケット13の高さが第2設定高さ(より厳密には、掘削位置H1+積み込み位置H3)を超えたか否かを判断する。ステップS11が肯定判断されるとステップ13へ進み、トランスミッション制御装置56から出力される速度段の選択状態の情報に基づいて、現在トランスミッション37で選択されている速度段が2速又は3速であるか否かを判断する。
ステップS13が肯定判断されると、つまりトランスミッション37の速度段が2速又は3速である場合には、シフトアップを禁止するように設定してステップS17へ進む。ステップS17において、ステップS3で設定された各変速許可速度に基づいて、周知の変速制御演算を行い、変速の必要があればシフトアップ又はシフトダウンを指示する制御信号をトランスミッション制御装置56に出力してリターンする。なお、ステップS17では、ステップS9が実行されていれば、その実行結果を反映した変速制御演算を行う。これにより、上述したように、2速から3速へ、及び、3速から4速へのシフトアップが起こり難くなる。また、ステップS17では、ステップS15が実行されていれば、その実行結果を反映した変速制御演算を行う。これにより、2速から3速へのシフトアップ、及び、3速から4速へのシフトアップが禁止される。
ステップS7,S11,S13のいずれかが否定判断されるとステップS17へ進む。
このように、実施例2に係る作業車両は、トランスミッション制御装置56によるシフトアップの遅延に関与する運搬作業時におけるバケット13の高さ位置、及び、トランスミッション制御装置56によるシフトアップの禁止に関与する積み込み作業時におけるバケット13の高さ位置にオペレータの好みや癖を反映させることができるので、オペレータが意図しない状態でのシフトアップ遅延解除やシフトアップ禁止解除を防止でき、ホイールローダ1の操作性、走行安定性及び作業性の改善を図ることができる。
本発明は、ホイールローダ及びフォークリフト等の作業車両における操作性及び走行安定性の改善に利用できる。
1 ホイールローダ
2 キャブ
3 後部車体
4,10,12,14,15,17,20,21 連結ピン
5 前部車体
6 後輪
7 前輪
8 フロント作業機
9 走行振動抑制装置
11 アーム
13 バケット(作業具)
16 リフトシリンダ
16a ロッド側室
16b ボトム側室
18 ベルクランク
19 リンク部材
22 バケット傾斜シリンダ
31 液圧アキュムレータ
32 制御弁
33 ライドコントロール部
34 油圧回路
35 メインコントローラ
36 エンジン
37 トランスミッション
38 エンジンコントローラ
39 ライドコントロールスイッチ
40 角度センサ
41 モニタユニット
42 インジケータ
43 作動油タンク
44 電磁パイロット弁
45 パイロットポンプ
46 信号取り込みスイッチ
47 トルクコンバータ(トルコン)
51 プロペラシャフト
52 アクスル
53 エンジン回転数センサ
54 方向制御弁
55 操作レバー
56 トランスミッション制御装置
57 作業用油圧ポンプ
61 アクセルペダル
62 ペダル操作量検出器
63 回転数検出器
64 回転数検出器
65 車速検出器
67 前後進切換スイッチ
68 シフトスイッチ
70 マニュアル・自動変速手段切替装置

Claims (4)

  1. リフトシリンダを駆動することにより所定の可動範囲内で上下動される作業具と、該作業具の高さ位置を検出するセンサと、制御対象の駆動制御に用いられるコントローラとを備えた作業車両において、
    前記コントローラは、オペレータの手動操作により前記センサの検出信号を掘削位置の信号として取り込む信号取り込み手段と、前記制御対象の駆動制御に関し、前記作業具の特定の高さ位置が前記掘削位置からのオフセット値として記憶された高さ位置記憶手段と、前記センサの検出信号より求められる前記作業具の高さ位置が前記高さ位置記憶手段に記憶された前記作業具の高さ位置になったとき、当該高さ位置に応じた前記制御対象の制御信号を生成する信号生成手段を備えたことを特徴とする作業車両。
  2. 前記制御対象が、車速及び前記作業具の高さ位置に応じて、前記リフトシリンダと液圧アキュムレータとの間の作動油の流通を切り換える振動抑制装置であることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記制御対象が、車速、エンジン回転速度及び前記作業具の高さ位置に応じて、トランスミッションの速度段を切り換えるトランスミッション制御装置であることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  4. 前記制御対象が、車速及び前記作業具の高さ位置に応じて、前記リフトシリンダと液圧アキュムレータをつなぐ油圧回路に設けられた制御弁の開閉を切り換える振動抑制装置と、車速、エンジン回転速度及び前記作業具の高さ位置に応じて、トランスミッションの速度段を切り換えるトランスミッション制御装置の双方であることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
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