JP2013124823A - 蓄熱構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】隔壁12によって流体の流路となる複数のセル14が区画形成されたハニカム構造体16と、該ハニカム構造体16内に配された化学蓄熱材22とを有する。ハニカム構造体16は、一方の開口部と他方の開口部とが共に貫通された1以上の開口セル14aと、開口セル14aに隣接し、一方の開口部と他方の開口部とが共に封止部20によって目封止された1以上の目封止セル14bとを有する。目封止セル14b内には化学蓄熱材22が配され、化学蓄熱材22は、目封止セル14bに内包された形態とされている。隔壁12の熱伝導率は5[W/(m・K)]以上であり、ハニカム構造体16の開口率は50%以上である。
【選択図】図2
Description
開口率=(Px−t)×(Py−t)/(Px×Py)
ハニカム構造体16の隔壁12は、セラミックスを主成分とする材料からなる。「セラミックスを主成分とする」とは、セラミックスを50質量%以上含むことをいう。従って、セラミックスを主成分とする材料からなる隔壁12とは、セラミックスを50質量%以上含んだ隔壁を意味する。そして、隔壁12は、セラミックスが90質量%以上であることが好ましく、さらに好ましくはセラミックスが99質量%以上である。
[ハニカム構造体]
ハニカム構造体16を作製する場合には、先ず、SiC粉体、金属Si粉体、水、有機バインダー等を混ぜ合わせ、混練して坏土を作製する。この坏土をハニカム形状に成形してハニカム成形体を作製する。得られたハニカム成形体を不活性ガス雰囲気中において焼成することにより、Si結合SiCを主成分とするハニカム構造体16を作製することができる。その他の方法としては、先ず、SiC粉体、水、有機バインダー等を混ぜ合わせ、混練して坏土を作製する。この坏土をハニカム形状に成形してハニカム成形体を作製する。得られたハニカム成形体を不活性ガス雰囲気中において焼成して、ハニカム焼成体を作製する。その後、得られたハニカム焼成体に、不活性ガス雰囲気中においてSiを付加することにより、Si結合SiCを主成分とするハニカム構造体16を作製することができる。
炭化珪素:1〜1000オーム・cm
Fe−16Cr−8Al:約0.03オーム・cm
SrTiO3(perovslite):0.1オーム・cm
Fe2O3(corundum):約10オーム・cm
SnO3(rutile):0.1オーム・cm
ZnO(wurzite):0.1オーム・cm
第1蓄熱構造体10Aと同様の構成を有する5つのサンプル1−A〜1−Eを使用して、ハニカム構造体16の好ましい熱伝導率の範囲を確認した。
ステップ1−1:以下の材質、形状のハニカム構造体16を準備した。
・ハニカム構造体16の材質:Si結合SiC
・ハニカム構造体16の熱伝導率:50[W/(m・K)]
・ハニカム構造体16の嵩体積:1[L](10cm×10cm×10cm)
・セル密度:300[cpsi](=約46.50[セル/cm2])
・隔壁12の厚み:12[mil](=304.8[μm])
・開口率:62.8[%]
・隔壁12の気孔率:60[%]
・化学蓄熱材22:Mg(OH)2
・ハニカム構造体16の開口セル14aのうち、5割の開口セル14aに化学蓄熱材22を充填した。化学蓄熱材22を充填した開口セル14aを目封じして目封止セル14bとした。なお、隔壁12に化学蓄熱材22は充填しなかった。
熱伝導率が10[W/(m・K)]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル1−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
熱伝導率が5[W/(m・K)]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル1−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
熱伝導率が1[W/(m・K)]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル1−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
熱伝導率が0.5[W/(m・K)]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル1−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
・蓄熱密度(J/m3)大きい →Tmax高温 & tTmax長時間
・放熱速度(W)大きい →Tmax高温 & tTmax短時間
熱伝導率の低下に伴い、最高温度Tmaxは低温化、最高温度到達時間tTmaxは長時間化し、特に、1W/(m・K)以下の領域で顕著な悪化が見られた。なお、Si結合SiCによるハニカム構造体16の熱伝導率は高くて50W/(m・K)程度であるため、この第1実施例に係る実験では50W/(m・K)を超えるサンプルの評価ができていないものの、原理的には熱伝導率の増加に伴うマイナス要因(例えば最高温度Tmaxが低温化、最高温度到達時間tTmaxが長時間化する等)は存在しないと考えている。
第1蓄熱構造体10Aと同様の構成を有する6つのサンプル2−A〜2−Fについて、ハニカム構造体16の好ましい開口率の範囲、ハニカム構造体16に対する化学蓄熱材22の好ましい充填率の範囲を確認した。
ステップ2−1:以下の材質、形状のハニカム構造体16を準備した。
・ハニカム構造体16の材質:Si結合SiC
・ハニカム構造体16の熱伝導率:10[W/(m・K)]
・ハニカム構造体16の嵩体積:1[L]
・セル密度:300[cpsi]
・隔壁12の厚み:6[mil](=152.4[μm])
・開口率:80.3[%]
・隔壁12の気孔率:60[%]
・化学蓄熱材22:Mg(OH)2
・ハニカム構造体16の開口セル14aのうち、5割の開口セル14aに化学蓄熱材22を充填した。化学蓄熱材22を充填した開口セル14aを目封じして目封止セル14bとした。なお、隔壁12に化学蓄熱材22は充填しなかった。
隔壁12の厚みが12[mil](=304.8[μm])のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル2−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
隔壁12の厚みが18[mil](=457.2[μm])のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル2−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
セル密度が600[cpsi](=約93.00[μm])のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル2−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
セル密度が600[cpsi]で、隔壁12の厚みが12[mil]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル2−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
セル密度が600[cpsi]で、隔壁12の厚みが18[mil]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル2−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
開口率の低下に伴い、最高温度Tmaxは低温化し、特に、開口率が50%未満の領域で顕著な悪化が見られた。これは、開口率の低下に伴う化学蓄熱材22の充填量の低下と、水蒸気の輸送パス減少が原因と考えられる。
第2蓄熱構造体10Bと同様の構成を有する6つのサンプル3−A〜3−Fについて、ハニカム構造体16の好ましい開口率の範囲、ハニカム構造体16に対する化学蓄熱材の好ましい充填率の範囲を確認した。
ステップ3−1:以下の材質、形状のハニカム構造体16を準備した。
・ハニカム構造体16の材質:Si結合SiC
・ハニカム構造体16の熱伝導率:10[W/(m・K)]
・ハニカム構造体16の嵩体積:1[L]
・セル密度:300[cpsi]
・隔壁12の厚み:6[mil]
・開口率:80.3[%]
・隔壁12の気孔率:60[%]
・化学蓄熱材22:Mg(OH)2
・隔壁12に化学蓄熱材22を充填した。すなわち、化学蓄熱材22を含む懸濁液を隔壁12の気孔に真空含浸させた後、乾燥させることによって、隔壁12の表面及び内部に化学蓄熱材22を担持させた。なお、セル14には、化学蓄熱材22を充填せず、目封じセル14bも作製しなかった。
隔壁12の厚みが12[mil]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル3−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
隔壁12の厚みが18[mil]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル3−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
セル密度が600[cpsi]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル3−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
セル密度が600[cpsi]で、隔壁12の厚みが12[mil]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル3−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
セル密度が600[cpsi]で、隔壁12の厚みが18[mil]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル3−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
開口率の増加に伴い、最高温度Tmaxは低温化し、特に、開口率が70%以上の領域で顕著な悪化が見られた。これは、開口率の増加に伴う化学蓄熱材22の充填量の低下と、熱の輸送パス減少が原因と考えられる。
第3蓄熱構造体10Cと同様の構成を有する6つのサンプル4−A〜4−Fについて、ハニカム構造体16の好ましい開口率の範囲、ハニカム構造体16に対する化学蓄熱材の好ましい充填率の範囲を確認した。
ステップ4−1:以下の材質、形状のハニカム構造体16を準備した。
・ハニカム構造体16の材質:Si結合SiC
・ハニカム構造体16の熱伝導率:10[W/(m・K)]
・ハニカム構造体16の嵩体積:1[L]
・セル密度:300[cpsi]
・隔壁12の厚み:6[mil]
・開口率:80.3[%]
・隔壁12の気孔率:60[%]
・化学蓄熱材22:Mg(OH)2
・隔壁12に化学蓄熱材22を充填した。すなわち、化学蓄熱材22を含む懸濁液を隔壁12の気孔に真空含浸させた後、乾燥させることによって、隔壁12の表面及び内部に化学蓄熱材22を担持させた。
・ハニカム構造体16の開口セル14aのうち、5割の開口セル14aに化学蓄熱材22を充填した。化学蓄熱材22を充填した開口セル14aを目封じして目封止セル14bとした。
隔壁12の厚みが12[mil]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル4−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
隔壁12の厚みが18[mil]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル4−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
セル密度が600[cpsi]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル4−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
セル密度が600[cpsi]で、隔壁12の厚みが12[mil]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル4−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
セル密度が600[cpsi]で、隔壁12の厚みが18[mil]のハニカム構造体16を使用した点以外は、上述したサンプル4−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxを測定した。
開口率に依存せず、いずれの条件においても、最高温度Tmaxは155℃以上の高温へと上昇し、良好な結果が得られた。あえて差異を見出すとするならば、開口率の増加に伴い、最高温度Tmaxは若干高温側にシフトしている。これは、開口率の増加に伴うSiC基材量の減少と、水蒸気の輸送パスの増加が原因と考えられる。
第1蓄熱構造体10Aと同様の構成を有する1つのサンプル5−A、第2蓄熱構造体10Bと同様の構成を有する1つのサンプル5−B及び第3蓄熱構造体10Cと同様の構成を有する1つのサンプル5−Cについて、耐久性の評価を行った。
ステップ5−1:以下の材質、形状のハニカム構造体16を準備した。
・ハニカム構造体16の材質:Si結合SiC
・ハニカム構造体16の熱伝導率:10[W/(m・K)]
・ハニカム構造体16の嵩体積:1[L]
・セル密度:300[cpsi]
・隔壁12の厚み:12[mil]
・開口率:62.8[%]
・隔壁12の気孔率:60[%]
・化学蓄熱材:Mg(OH)2
・ハニカム構造体16の開口セル14aのうち、5割の開口セル14aに化学蓄熱材22を充填した。化学蓄熱材22を充填した開口セル14aを目封じして目封止セル14bとした。なお、隔壁12に化学蓄熱材22は充填しなかった。
隔壁12に化学蓄熱材22を充填し、目封じセル14bを作製しなかった点以外は、上述したサンプル5−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxをヒータへの投入電力Pの変化を記録した。なお、サンプル5−B中の化学蓄熱材22の充填量が上述したサンプル3−Bと概ね同等であることを確認した。
ハニカム構造体16の開口セル14aのうち、5割の開口セル14aに化学蓄熱材22を充填し、さらに、隔壁12に化学蓄熱材22を充填した点以外は、上述したサンプル5−Aと同様にして、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmaxをヒータへの投入電力Pの変化を記録した。なお、サンプル5−C中の化学蓄熱材22の充填量が上述したサンプル4−Bと概ね同等であることを確認した。
表5からわかるように、100回の繰り返しにおいて、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmax、投入電力Pの値に顕著な変化は見られなかった。このことにより、第1蓄熱構造体10A、第2蓄熱構造体10B及び第3蓄熱構造体10Cが繰り返し耐久性を有していることが明らかになった。
第4蓄熱構造体10Dと同様の構成を有する1つのサンプル6について、耐久性の評価を行った。
ステップ6−1:以下の材質、形状のハニカム構造体16を準備した。
・ハニカム構造体16の材質:Si結合SiC
・ハニカム構造体16の熱伝導率:10[W/(m・K)]
・ハニカム構造体16の嵩体積:1[L]
・セル密度:300[cpsi]
・隔壁12の厚み:12[mil]
・開口率:62.8[%]
・隔壁12の気孔率:60[%]
・化学蓄熱材22:Mg(OH)2
・隔壁12に化学蓄熱材22を充填した。すなわち、化学蓄熱材22を含む懸濁液を隔壁12の気孔に真空含浸させた後、乾燥させることによって、隔壁12の表面及び内部に化学蓄熱材22を担持させた。
・ハニカム構造体16の開口セル14aのうち、5割の開口セル14aに化学蓄熱材22を充填した。化学蓄熱材22を充填した開口セル14aを目封じして目封止セル14bとした。
表6からわかるように、100回の繰り返しにおいて、最高温度Tmax、最高温度到達時間tTmax、投入電力Pの値に顕著な変化は見られなかった。このことにより、第4蓄熱構造体10Dも繰り返し耐久性を有していることが明らかになった。
10A〜10D…第1蓄熱構造体〜第4蓄熱構造体
12…隔壁 14…セル
14a…開口セル 14b…目封止セル
16…ハニカム構造体 22…化学蓄熱材
24…流体流路 26…電極
Claims (14)
- 隔壁を有し、該隔壁によって流体の流路となる複数のセルが区画形成されたハニカム構造体と、
前記ハニカム構造体の前記隔壁内に配された化学蓄熱材と、を有することを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項1記載の蓄熱構造体において、
前記隔壁の熱伝導率が5[W/(m・K)]以上であることを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項1又は2記載の蓄熱構造体において、
前記セルの開口率が70%以下であることを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄熱構造体において、
前記ハニカム構造体に対する前記化学蓄熱材の充填率が20%以上であることを特徴とする蓄熱構造体。 - 隔壁を有し、該隔壁によって流体の流路となる複数のセルが区画形成されたハニカム構造体と、
前記ハニカム構造体内に配された化学蓄熱材と、を有し、
前記ハニカム構造体の前記複数のセルは、
一方の開口部と他方の開口部とが共に貫通された1以上の開口セルと、
前記開口セルに隣接し、一方の開口部と他方の開口部とが共に目封止された1以上の目封止セルと、を有し、
前記化学蓄熱材は、前記隔壁内と前記目封止セル内とに配されていることを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項5記載の蓄熱構造体において、
前記隔壁の熱伝導率が5[W/(m・K)]以上であることを特徴とする蓄熱構造体。 - 隔壁を有し、該隔壁によって流体の流路となる複数のセルが区画形成されたハニカム構造体と、
前記ハニカム構造体内に配された化学蓄熱材と、を有し、
前記ハニカム構造体の前記複数のセルは、
一方の開口部と他方の開口部とが共に貫通された1以上の開口セルと、
前記開口セルに隣接し、一方の開口部と他方の開口部とが共に目封止された1以上の目封止セルと、を有し、
前記化学蓄熱材は、前記目封止セル内に配され、
前記隔壁の熱伝導率が5[W/(m・K)]以上であり、
前記ハニカム構造体の開口率が50%以上であることを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項7記載の蓄熱構造体において、
前記ハニカム構造体に対する前記化学蓄熱材の充填率が25%以上であることを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の蓄熱構造体において、
前記隔壁は、セラミックスを主成分として構成され、通電により発熱する隔壁であり、
さらに、前記ハニカム構造体に配置され、且つ、前記ハニカム構造体の前記隔壁に通電させるための陽極及び陰極となる一対の電極を有することを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項9記載の蓄熱構造体において、
前記隔壁の比抵抗が0.01〜50[オーム・cm]であることを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の蓄熱構造体において、
前記ハニカム構造体の前記隔壁の厚みが2〜100[mil]であることを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項1〜11のいずれか1項に記載の蓄熱構造体において、
前記ハニカム構造体のセル密度が200〜900[cpsi]であることを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載の蓄熱構造体において、
前記化学蓄熱材は、金属−水素系の蓄熱材、金属酸化物−水蒸気系の蓄熱材、金属酸化物−二酸化炭素系の蓄熱材、金属塩−水蒸気系の蓄熱材、金属塩−アンモニア系の蓄熱材又は、水蒸気吸着系の蓄熱材であることを特徴とする蓄熱構造体。 - 請求項13記載の蓄熱構造体において、
前記化学蓄熱材は、カルシウム酸化物−水蒸気系又はマグネシウム酸化物−水蒸気系の蓄熱材であることを特徴とする蓄熱構造体。
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