JP2013123661A - コンプレッサ解体装置及び解体方法 - Google Patents

コンプレッサ解体装置及び解体方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンプレッサの回転シャフトからモータ用のロータを分離解体する。
【解決手段】回転シャフトにロータ及び回転バランサが付帯しているコンプレッサ部分品を保持する受台と、この受台に対向して配置され前記コンプレッサ部分品から突出している前記ロータをチャッキングしつつ回転させるチャックとを備えている。前記回転シャフトの軸方向と交差する方向に移動可能とされ前記回転バランサに外周溝を加工するカッターが設けられ、前記カッターと対向配置され前記外周溝に嵌入可能なストッパを設けている。前記ストッパにより前記ロータをアンカリングした状態で前記回転シャフトをその先端面から軸方向に押圧する押出しピンを有するジャッキを備え、ロータを回転シャフトの押し込みで分離解体する。
【選択図】 図1

Description

本発明はコンプレッサ解体技術に関し、特にエアコンなどの家電製品の廃棄に伴って分解されるコンプレッサからロータを安全迅速に解体分離処理できるようにした解体装置に関する。
家電製品の廃棄処分に伴って、製品に内蔵されている部品に再利用価値がない場合、スクラップ処理することになる。特にエアコンなどの廃棄処分に伴って、これらに付帯しているコンプレッサをスクラップ処理するときには、ケーシングの分割解体を行って残留油の適正な処理を行いつつ、内部部品の分別処理をする必要がある。
家電製品等に用いられているコンプレッサを解体する場合には、ケーシングを切断して内部部品を取り出すことになる。コンプレッサの解体に際し、特にケーシング解体方法については、既に特許文献1−3に開示されている。これらの開示技術によって、コンプレッサのケーシング胴を切断し、内部部品を取り出すことができる。取り出された部品に再利用できる構造部品がある場合には、これらを更に素材別に解体分離する必要が生じる。コンプレッサのケーシングの一部を切り出し、コンプレッサのモータを含む作動部分が付帯したケーシング前部と、それ以外のケーシング後部とに分割解体し、ケーシングに内蔵されていたモータの固定子を更に分離解体する技術が特許文献4に開示されている。
この中で、コンプレッサの駆動部を構成するモータ部分のロータには、KS鋼などの磁石材料から構成されており、この材料は再利用価値が高いため、ロータを回転シャフトから取り外して解体分離することが望ましい。
しかし、従来ではモータの回転シャフトからロータを分離解体することの困難性については着眼されていなかった。ロータは回転シャフトに圧入して取り付けられており、ハンマーなどによっては簡単に分離解体することができないものとなっていた。しかも、ロータにはピンシャフトなどによってバランサが付帯しており、このバランサとの分離も困難なものとなっていた。
特開2001−259590号公報 特開2002−172475号公報 特開2008−173721号公報 特開2000−176430号公報
本発明は、上記従来の問題点に着目し、コンプレッサの駆動部分であるモータ構成部品のロータを回転シャフトから自動で解体分離できるようにしたコンプレッサ解体装置を提供することを目的とする。さらには、ロータの磁石にピン結合により付帯しているバランサも自動でロータから分離できるようにした解体装置及び解体方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンプレッサ解体装置は、回転シャフトにロータ及び回転バランサが付帯しているコンプレッサ部分品を保持する受台と、この受台に対向して配置され前記コンプレッサ部分品から突出している前記ロータをチャッキングしつつ回転させるチャックと、前記回転シャフトの軸方向と交差する方向に移動可能とされ前記回転バランサに外周溝を加工するカッターと、前記カッターと対向配置され前記外周溝に嵌入可能なストッパと、前記ストッパにより前記ロータをアンカリングした状態で前記回転シャフトをその先端面から軸方向に押圧する押出しピンを有するジャッキと、を備えたことを特徴としている。
上記構成において、前記チャックに保持されたロータの端面に沿う平面状の1軸方向に移動可能とされ、前記ロータのバランサ分離面に残留している止めピン頭部を切削するリーマを備えればよい。
また、前記カッターによる切削縁に沿ったガイド光照射手段が装備されるとともに、前記チャックを前記受台方向に移動可能としつつ、保持したコンプレッサ部分品の切断位置決めをなす位置調整手段を設ける構成とすることが望ましい。
本発明に係るコンプレッサ解体方法は、回転シャフトにロータ及び回転バランサが付帯しているコンプレッサ部分品から前記ロータを分離解体する方法であって、前記コンプレッサ部分品の位置決めをなし、前記ロータをチャッキングしつつロータを回転駆動しつつ、前記回転バランサに外周溝を加工し、前記外周溝に嵌合するストッパを利用してロータの軸方向移動を阻止し、前記回転シャフトを先端面から押し出すことにより、前記回転シャフトを含むコンプレッサ部分品をロータから分離させることを特徴とする。
また、前記回転シャフトからのロータ分離後、ロータのバランサ分離面に残留している止めピン頭部をリーマ加工により切削除去するようにすればよい。
上記構成によれば、回転シャフトにロータ及び回転バランサが付帯しているコンプレッサ部分品を位置決めした状態で、ロータに隣接している回転バランサの外周に溝を掘り、この外周溝にストッパを嵌め込んで軸方向移動を阻止する。この状態で回転シャフトの先端面を押し出しピンで軸方向に押圧することで、圧入されているロータから回転シャフトが抜け出し、両者の分離を行なうことができる。ロータのバランサ分離面に止めピンが残留していることがあり、この場合には、前記バランサ分離面に沿うように移動するリーマによりピン頭部を切削除去することができる。この結果、コンプレッサ部分品からモータ部分のロータを安全かつ自動的に分離解体することができるのである。
本発明の実施形態に係るコンプレッサ解体装置の概略構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るコンプレッサ解体装置の正面図である。 同コンプレッサ解体装置の平面図である。 同コンプレッサ解体装置による解体方法の工程図である。 コンプレッサ部品のロータ解体前の側面図である。 コンプレッサ部品のロータ解体後の側面図である。
以下に、本発明に係るコンプレッサ解体装置と解体方法の具体的実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るコンプレッサ解体装置10の概略構成を模式的に示す斜視図を示しており、図2〜図4は具体的な構成図を示している。
この実施形態に係るコンプレッサ解体装置10は、ケーシングの一部を除去したモータのロータ12を含む作動部分が付帯しているコンプレッサ部分品14から、前記ロータ12を分離解体するためのものとして構成されている。具体的には、解体対象のコンプレッサ部分品14は、図5に示しているように、解体前の状態では、コンプレッサ作動部(図示せず)がケーシング16に内蔵されており、作動部の駆動手段としてモータの一部である回転シャフト18がケーシングの切断端面側から突出している。この回転シャフト18には、モータのロータ12が圧入されており、また、このロータ12と一体に回転バランサ20(基部の回転バランサ20Aと、先端面の回転バランサ20B)が付帯している。回転バランサ20は止めピン22によってロータ12と一体化して回転シャフト18に取り付いている。このようなコンプレッサ部分品14を解体対象とし、ロータ12と基部回転バランサ20Aとの境界面で分離し(図5△矢印位置1)、回転シャフト18からロータ12を引抜くことで、ロータ12とそれ以外の部品とを解体するようにしたものである。また、ロータ12から基部回転バランサ20Aを取り除いても、ロータ12の分離端面に止めピン22が残留している種類のものもある。そのような場合には、残留止めピン22の頭部を切断除去するようにしている(図6△矢印2)。
そこで、実施例に係るコンプレッサ解体装置10は、図1に示すような主たる装置手段によって構成されている。
まず、コンプレッサ部分品14を保持するケーシング受台24が装備されている。このケーシング受台24に対向して配置され前記コンプレッサ部分品14から突出している前記ロータ12をチャッキングしつつ回転させるチャック26が配備される。これにより、受台24にてケーシング16側を保持させ、ロータ12を備えた回転シャフト18を受台24に形成した開口溝から突出させるように配置しつつ、対向配置されているチャック26がロータ12の外表面を圧着して、コンプレッサ部分品14の解体態勢を整わせるようにしている。一方、前記回転シャフト18の軸方向と交差する方向に移動可能とされ、前記回転バランサ20に外周溝を加工するカッター(一例として、チップソー)28が設けられている。これは回転バランサ20に形成した外周溝をアンカー部として軸方向の移動を阻止させるためである。この移動阻止のため、前記カッター28と対向配置され前記外周溝に嵌入可能なストッパ30が設けられている。前記ストッパ30により前記ロータ12をアンカリングした状態で前記回転シャフト18をその先端面から軸方向に押圧する押出しピン32を有するジャッキ34が装備されており、押し出しピン32はチャック26のセンターに開口した通孔を介して回転シャフト18をロータ12から押し出すようにしている。これにより、回転シャフト18からロータ12が分離される。このとき、ストッパ30はケーシング受台24を圧力の受圧面とすることでアンカリング作用を維持できる。
ところで、上記処理により、基部回転バランサ20Aも回転シャフト18から外れ、ロータ12とも分離されるが、ロータ12の分離面に止めピン22が残留していることがある(図6参照)。この残留止めピン22があると、先端回転バランサ20Bをロータ12から分離することができない。そこで、前述したストッパ30に隣接してリーマ加工機36を配置している。回転シャフト18を抜き去ったロータ12を把持しているチャック26を後退移動させ、リーマ加工機36を前進させ、リーマ加工面をロータ12の分離端面に対向させる。そして、リーマ加工機36を駆動させつつチャック26を回転させながら前進させることで、止めピン22の頭部の切削を行なうことができる。これによって、止めピン22を取り外すことができるので、先端回転バランサ20Bをロータ12から分離することができる。
このようなコンプレッサ解体装置10は、図2〜図3に示した詳細図によって、具体的構成が明らかである。当該コンプレッサ解体装置10は、図から理解できるように、テーブルベース38に各機器が搭載されており、前記テーブルベース38は平面視で逆T字形状をなしている。図2の正面図から分かるように、中央にU字開口40を有するケーシング受台24が装備されている。この受台24は回転シャフト18を押し出すときのアンカーストッパとして機能させるようにしている。ケーシング受台24にコンプレッサ部分品14を装着し、前記U字開口40から回転シャフト18部分を図2の紙面に直交する方向に挿入させるようにしている。
このケーシング受台24の左右方向の一方にはカッター28が、他方にはストッパ30が配置されている。両者はともに対向され、カッター28により回転バランサ20の外周面を削って形成した溝に対し、ストッパ30が嵌入できるような配置形態とされる。
カッター28はテーブルベース38に敷設されたガイドレール42(図3)に沿って移動可能とされた台座44に搭載され、駆動モータ46によって回転歯48を回転駆動させるようにしている。回転歯48による切削方向はコンプレッサ部分品14のロータ12と直交する方向であり、ロータ12に対して送りモータ50により台座44ごと接離移動可能とされている。カッター28をロータ基部側に位置する回転バランサ20Aに向けて移動させ、回転歯48を徐々に押し当てることによって、回転歯48の厚みの分の幅を有する外周溝が形成される。
一方、ストッパ30は、前記外周溝に嵌入するU字開口52を有するプレート部材54から構成され(図1参照)、プレート面を回転歯48と同一面となるように配置しつつ、前記外周溝に向けて移動可能となっている。その駆動機構は例えばピニオンラック機構56から構成され、プレート部材54の側縁部にラックを形成し、これに噛み合うピニオンをモータ58により駆動させることで、U字開口52を回転バランサ20Aに形成した外周溝に嵌合させることができる。前記カッター28の移動速度とストッパ30の移動速度は等しく、対向する方向に同期して動くように構成することもできる。
上述したケーシング受台24に対向してチャック26が配置されているが、このチャック26は、図1、3に示されているように、チャック回転体60の前端面の周囲4箇所に、中心方向に向って締め付け作用をなすチャック爪62を備えている。チャック回転体60にはセンターホール64が開口されており(図1)、ここに前記コンプレッサ部分品14の回転シャフト18の先端を挿入した状態で、ロータ12の外周面を前記チャック爪62により把持し、固定できるようにしている。また、チャック回転体60は、コンプレッサ解体装置10のセンター軸に沿って移動可能なチャック台座66に搭載されている。チャック台座66には、チャック回転体60を回転駆動するためのチャック回転モータ67が搭載され、チャックされたロータ12(回転シャフト18)を回転することができる。これにより前述したカッター28が回転バランサ20Aに外周溝を加工することができる。また。チャック台座66は、下部に配置された送りねじ(図示せず)を送りモータ70によって駆動することで、前後移動可能となっている。これによって、モータ70を作動制御することで、把持しているロータ12の移動が可能とされる。
また、前述したケーシング受台24の下部には位置調整手段72が設けられ、これは前記チャック26で把持したロータ12を前後に位置調整することで、カッター28による切削位置を調整するものである。これは上述した図示しない送りねじを回転させることでチャック台座66の位置を前後に調整すればよい。そこで、この実施形態では、図に示しているように、前記ケーシング受台24の下部にハンドル74を設け、これによって回転される歯車機構76を介して図示しない送りネジを手動回転できるようにしている。
更に、チャック台座66の後方には、前記ストッパ30とケーシング受台24により前記ロータ12をアンカリングした状態で、前記回転シャフト18をその先端面から軸方向に押圧する押し出しピン32(図1および図4参照)を有するジャッキ34を配備している。ジャッキ34は油圧ジャッキ構成とされ、テーブルベース38の下部に配置した油圧ユニット82によって押し出しピン32をその軸方向の前後に移動可能としている。また、押し出しピン32は、前述したセンターホール64を通してケーシング受台24側に突出可能とされている。チャック26にロータ12がチャッキングされた状態では、押し出しピン32と回転シャフト18とは同芯配置となるため、押し出しピン32を回転シャフト18側に向けて移動させることで、押し出しピン32の先端は回転シャフト18の端面と突き当たる。回転シャフト18を軸方向に押した場合、回転シャフト18に圧入されたロータ12を外周面からチャッキングしただけでは、チャッキング部分が滑って支持できない。この実施形態では、前述したカッター28によりロータ12に隣接している回転バランサ20Aの外周に形成した溝にストッパ30を嵌め込み、軸方向移動を防止しつつ、ケーシング受台24をアンカリングとして利用できるようにして、ロータ12の保持を行い、油圧による回転シャフト18の軸方向押し込み作用で圧入状態を解除できるようにしている。
また、実施形態に係るコンプレッサ解体装置10では、ロータ12と回転シャフト18との圧入状態を解除した後は、ロータ12と基部側回転バランサ20Aとは分離されるが、中には、先端側回転バランサ20Bと連結している止めピン22が残留している場合がある(図4参照)。この残留した止めピン22を除去しなければ先端の回転バランサ20Bが分離しない。そこで、前記ストッパ30に隣接してリーマ加工機36を配設している。これは、前記チャック26に保持されたロータ12の端面に沿う平面上の1軸方向に移動可能とされ、前記ロータ12のバランサ分離面に残留している止めピン22の頭部を切削するリーマ84を備えている。このリーマ84の側面を加工面として、加工面をロータ12のバランサ分離面に一致させることにより、ピン頭部を除去することができる。リーマ加工機36は、前記カッター28と対向配置され、カッター28の台座44の駆動機構と同様にガイドレール86を移動する台座88を有し、送りモータ90により加工位置と待機位置間を往復移動可能となっている。
なお、前記カッター28による切削縁に沿った切削ガイド光照射手段94(図1)を装備するとよい。図1に示した例では、カッター28の回転歯48のカバーにレーザ発光器を設け、チャックされているロータ12と回転バランサ20との境界線に沿った面が切削縁となるように位置設定されてレーザ光をロータ12に向けて照射するようにしている。このレーザ照射位置に切断面を合せるように、位置調整手段72を利用する。前記チャック26を前記ケーシング受台24方向に位置調整ハンドル74を回して移動させ、保持したコンプレッサ部分品14の切断位置決めをなせばよい。
このように構成されたコンプレッサ解体装置10による作動は次のようになる。図4(1)に示すように、まず、ケーシング受台24とチャック26とにより、前記コンプレッサ部分品14の位置決めをなし、前記ロータ12をチャッキングしつつ回転駆動し、ロータ基部側の回転バランサ20Aに外周溝92を加工する。
前記外周溝92の加工中、ストッパ30のプレート部材54を前進作動させ、図4(2)に示すように、先端部に設けたU字開口52に溝の小径部分を入り込ませる。そして、カッター28による外周溝92の掘り込みが完了した後、図4(3)に示すように、カッター28の後退と同時にストッパ30を完全に外周溝92に嵌合させる。このとき、ストッパ30のプレート部材54はケーシング受台24に接合させるようにすればよい。これによりロータ12の軸方向移動が阻止される。
次いで、チャック26の背面側に配置されたジャッキ34を作動し、押し出しピン32を突出移動させることにより、図4(4)に示しているように、回転シャフト18がロータ12から押し出される。このように、回転シャフト18を先端面から押し出すことにより、前記回転シャフト18を含むコンプレッサ部分品14をロータ12から分離させる。
前記回転シャフト18からのロータ12の分離後、図4(5)に示すように、ロータ12のバランサ分離面に止めピン22が残留している場合、止めピン22の頭部をリーマ加工機36により切削除去することにより、先端の回転バランサ20Bをロータ12から分離することができる。
このように本実施形態によれば、コンプレッサの駆動部分であるモータ構成部品のロータ12を回転シャフト18から自動で解体分離できる。さらには、ロータ12の磁石にピン結合により付帯している回転バランサ20も自動でロータ12から分離できる。
本願発明は、家電製品のコンプレッサの解体処理産業に利用できる。
10………コンプレッサ解体装置、12………ロータ、14………コンプレッサ部分品、16………ケーシング、18………回転シャフト、20(20A、20B)………回転バランサ、22………止めピン、24………ケーシング受台、26………チャック、28………カッター、30………ストッパ、32………押し出しピン、34………ジャッキ、36………リーマ加工機、38………テーブルベース、40………U字開口、42………ガイドレール、44………台座(カッター用)、46………駆動モータ、48………回転歯、50………送りモータ、52………U字開口、54………プレート部材、56………ピニオンラック機構、58………モータ、60………チャック回転体、62………チャック爪、64………センターホール、66………チャック台座、67………チャック回転モータ、68………送りねじ、70………送りモータ、72………位置調整手段、74………ハンドル、76………歯車機構、82………油圧ユニット、84………リーマ、86………ガイドレール、88………台座(リーマ加工機用)、90………送りモータ、92………外周溝、94………切削ガイド光照射手段。

Claims (5)

  1. 回転シャフトにロータ及び回転バランサが付帯しているコンプレッサ部分品を保持する受台と、
    この受台に対向して配置され前記コンプレッサ部分品から突出している前記ロータをチャッキングしつつ回転させるチャックと、
    前記回転シャフトの軸方向と交差する方向に移動可能とされ前記回転バランサに外周溝を加工するカッターと、
    前記カッターと対向配置され前記外周溝に嵌入可能なストッパと、
    前記ストッパにより前記ロータをアンカリングした状態で前記回転シャフトをその先端面から軸方向に押圧する押し出しピンを有するジャッキと、
    を備えたことを特徴とするコンプレッサ解体装置。
  2. 前記チャックに保持されたロータの端面に沿う平面状の1軸方向に移動可能とされ、前記ロータのバランサ分離面に残留している止めピン頭部を切削するリーマを備えていることを特徴とする請求項1に記載のコンプレッサ解体装置。
  3. 前記カッターによる切削縁に沿ったガイド光照射手段が装備されるとともに、前記チャックを前記受台方向に移動可能としつつ、保持したコンプレッサ部分品の切断位置決めをなす位置調整手段を設けていることを特徴とする請求項1に記載のコンプレッサ解体装置。
  4. 回転シャフトにロータ及び回転バランサが付帯しているコンプレッサ部分品から前記ロータを分離解体する方法であって、
    前記コンプレッサ部分品の位置決めをなし、
    前記ロータをチャッキングしつつロータを回転駆動しつつ、前記回転バランサに外周溝を加工し、
    前記外周溝に嵌合するストッパを利用してロータの軸方向移動を阻止し、前記回転シャフトを先端面から押し出すことにより、前記回転シャフトを含むコンプレッサ部分品をロータから分離させることを特徴とするコンプレッサ解体方法。
  5. 前記回転シャフトからのロータ分離後、ロータのバランサ分離面に残留している止めピン頭部をリーマ加工により切削除去することを特徴とする請求項4に記載のコンプレッサ解体方法。
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