JP2002273359A - 容器内油洗浄方法、容器内油回収装置、圧縮機の破砕分別方法,圧縮機の破砕装置,及び圧縮装置 - Google Patents

容器内油洗浄方法、容器内油回収装置、圧縮機の破砕分別方法,圧縮機の破砕装置,及び圧縮装置

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JP2002273359A
JP2002273359A JP2001077759A JP2001077759A JP2002273359A JP 2002273359 A JP2002273359 A JP 2002273359A JP 2001077759 A JP2001077759 A JP 2001077759A JP 2001077759 A JP2001077759 A JP 2001077759A JP 2002273359 A JP2002273359 A JP 2002273359A
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勝行 川▲崎▼
Yukiatsu Ota
亨淳 太田
Shoichiro Morikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機の破砕処理の際、圧縮機に多量の油が
残存していると、破砕時、圧縮機が発熱し、それにより
油が発煙または発火する恐れがある。しかし従来の油抜
き方法では処理能力に問題があり、作業効率が悪かっ
た。 【解決手段】 破砕前の油抜き作業を効率よく行い、内
部洗浄については複数の圧縮機をまとめて同時に水槽に
浸漬して容器内部の油を洗浄することにより圧縮機を砕
片に破砕する際の火災を防止し、作業効率と作業安全性
を図りリサイクルを効率的なものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油を含む容器の内部
を洗浄する方法及び装置に関する。特に冷蔵庫やエアコ
ン等の冷凍空調装置に搭載され、冷媒を圧縮する圧縮部
とそれらを駆動する電動要素、及び密閉容器よりなる圧
縮機を破砕し分別回収する様なリサイクル方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧縮機等廃棄物の処理方法として
は特開平6−182249号公報に記載の技術に示され
るように廃棄物を脆化温度以下に冷却して破砕する装置
がある。図20はその装置を示すが、圧縮機等の廃棄物
1は圧縮装置310により圧縮物300に圧縮される。
圧縮物300はコンベア301により上部に運ばれ、ホ
ッパー302に投入さる。更にコンベア303を通って
ホッパー304に投入される。低温流体305に浸かっ
た圧縮物300は脆性温度まで冷却され、回転羽根30
6により破砕装置307まで運ばれる。破砕装置におい
て破砕され、発生した破砕片308はコンベア309に
て分別装置まで運ばれる。
【0003】このような廃棄物の処理方法がとられる容
器には先ず圧縮機が取り上げられる。冷蔵庫やエアコン
に搭載される圧縮機の構造としては一般に密閉容器内に
電動要素、圧縮手段が固定され,外部に接続される冷凍
サイクルの配管との間を吐出管や吸入管でつなぎ冷媒を
循環させる。この圧縮機内に貯留される冷凍機油として
は鉱油やアルキルベンゼン油、エステル油等が挙げられ
る。また容器内に油を含む廃棄物として他にも自動車の
エンジンや一般工業製品としてギヤードモーターなどが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】地球環境保護のため廃
棄物から有用な資源の回収が望まれている。しかしなが
ら圧縮機やエンジンのように強固な容器に保護されてい
る物体から素材を回収するには特開平6−182249
号公報で説明されたように経済的な分別回収を得るため
大掛かりな設備を必要とする。しかも,大量に処理しよ
うと連続的なシステムにすると1ヶ所トラブルが起きれ
ばたちまちすべての作業が停止してしまう。特に強固な
容器の中に油が貯留されたり,付着している場合は問題
が大きい。例えば圧縮機のような容器を破砕する破砕装
置において冷蔵庫やエアコンから取り外された圧縮機を
そのまま破砕すると圧縮機内部に残存した冷凍機油が飛
散し、設備や周囲環境を汚染したり、破砕時に生じる発
熱により破砕装置内部で燃焼するなどの危険性があっ
た。そのためあらかじめ圧縮機内部の冷凍機油を抜き取
る必要があった。
【0005】圧縮機の冷凍機油の抜き取り装置としては
特開2000−257995号公報に示される技術の装
置があった。図21にその装置を示す。図において加圧
流体供給装置201より吐出管15とカプラ202を介
して加圧流体を圧縮機1内部に供給する。圧縮機底部の
ドリル204にてあけられた孔205より加圧流体に押
し出されるように冷凍機油が流出し、油受器206に回
収油207が回収される。この場合流出した油を確実に
回収するため圧縮機1に対応したシール機構部203を
必要とする。これにより圧縮機から確実に油を除去でき
後の工程の破砕装置などに影響は与えないが、図21に
示される従来の油抜き取り装置では加圧流体供給装置2
01とドリル204を設定された位置に形状や寸法が異
なる圧縮機一台ごとに接続し油を抜き取る作業を行うた
め処理能力に問題があり、リサイクルを事業として行う
には費用と時間が掛かり回収が進展せずに環境保護に対
し実用的ではないという問題があった。
【0006】一方油抜き取りを穴をあけただけで処理す
れば容器内に残された油や付着した油が破砕装置の破砕
時の摩擦熱により燃焼する場合があり,かえって火災対
策などに費用が掛かるだけでなく危険作業が存在する可
能性が残る場合はリサイクル事業そのものの存立に響く
問題があった。すなわち油を含む強固な容器のリサイク
ルに機械的な破砕を取り入れようとすると経済的で実用
化できるシステムが無く、リサイクル事業が成り立ちに
くいという問題があった。
【0007】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、油を含む強固な容器のリサイクルに機械的
な破砕を取り入れ、経済的で実用化できるシステムを提
案するものである。本発明は容器内の油洗浄をすばや
く,且つ大量に行い、リサイクル事業を推進して地球環
境対策に役立てるものである。更に圧縮機の破砕処理を
安全にまた迅速に行うことを目的とする。また本発明は
簡単にリサイクルが出来る圧縮装置を得るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の容器内油洗浄方法は,内部に油を封入もしくは油が付
着した容器に内部と外部を連通する複数の開口部を設け
るステップと,複数の容器を周囲が開放された収納装置
に収納するステップと,収納装置を洗浄液の中に浸漬し
開口部から洗浄液を容器内に入れるステップと,収納装
置もしくは洗浄液を動かして,且つ収納装置を洗浄液か
ら離脱させて容器内部の油を洗浄するステップと,を備
えたものである。
【0009】本発明の請求項2に記載の容器内油洗浄方
法は,洗浄液を貯留する洗浄槽内で収納装置の位置また
は角度を変えて容器内の油を洗浄する。
【0010】本発明の請求項3に記載の容器内油洗浄方
法は,洗浄液を貯留する洗浄槽内で洗浄液を撹拌し,も
しくは洗浄液に超音波振動を与えて容器内の油を洗浄す
る。
【0011】本発明の請求項4に記載の容器内油洗浄方
法は,収納装置を洗浄液から離脱させる際に収納装置の
位置または角度を変えて容器内の油を洗浄する。
【0012】本発明の請求項5に記載の容器内油洗浄方
法は,容器内の油が洗浄された複数の容器は収納装置に
収納された状態で搬送もしくは保管される。
【0013】本発明の請求項6に記載の容器内油回収装
置は,油を付着させた内部と外部の間を複数の開口部で
連通した容器を複数収容可能であって、周囲が開放され
た収納装置と,貯留する洗浄液に収納装置を浸漬,離脱
させて、容器内に開口部を介し洗浄液を流入,流出させ
油を洗浄する洗浄槽と,洗浄液を循環させて容器から流
出し洗浄液の表面に浮いた油を回収する油回収手段と,
を備えたものである。
【0014】本発明の請求項7に記載の容器内油回収装
置は,洗浄槽に設けられ洗浄液を撹拌し,もしくは洗浄
液に超音波振動を与えて容器内に付着した油を分離する
油分離手段と,を備えたものである。
【0015】本発明の請求項8に記載の容器内油回収装
置は,油回収手段を通した洗浄液を循環させる洗浄液循
環手段と,を備えたものである。
【0016】本発明の請求項9に記載の圧縮機の破砕分
別方法は,少なくとも一部を開口した圧縮機を洗浄液中
に浸漬させて圧縮機内部に洗浄液を流入流出させて圧縮
機内部の油を洗浄するステップと、洗浄した圧縮機に機
械的な外力を加えて破砕するステップと,破砕された圧
縮機の砕片を材料ごとに分別するステップと,を備えた
ものである。
【0017】本発明の請求項10に記載の圧縮機の破砕
分別方法は,圧縮機内部の油を抜いた後で洗浄液で圧縮
機内部を洗浄する。
【0018】本発明の請求項11に記載の圧縮機の破砕
分別方法は,機械的な外力は回転する破砕手段を圧縮機
に接触させて破砕する。
【0019】本発明の請求項12に記載の圧縮機の破砕
分別方法は,複数の圧縮機を収納装置に収納し,一括し
て洗浄すると共に,複数の収納装置に収納し洗浄した圧
縮機を破砕手段にて順次破砕する。
【0020】本発明の請求項13に記載の圧縮機の破砕
分別方法は,圧縮機は洗浄後水分が残された状態で破砕
手段にて破砕する。
【0021】本発明の請求項14に記載の圧縮機の破砕
装置は,圧縮機内部と連通し圧縮機内部の油を抜き取り
可能な開口部を開口する加工手段と,圧縮機の開口部を
複数設け,この開口部を介して洗浄液を流入流出させて
圧縮機内部の油を洗浄可能な洗浄装置と,洗浄した圧縮
機に機械的な外力を加えて破砕する破砕手段と,を備
え,破砕手段は圧縮機を段階的に細かい砕片にしてい
く。
【0022】本発明の請求項15に記載の圧縮機の破砕
装置は,圧縮機内部と連通し圧縮機内部の油を抜き取り
可能な開口部を開口する加工手段と,開口した圧縮機を
洗浄液中に浸漬させ圧縮機内部に洗浄液を流入流出させ
て圧縮機内部の油を洗浄可能な洗浄装置と,洗浄した圧
縮機を低温冷却して機械的な外力を加え破砕する破砕手
段と,を備え,圧縮機を冷却して破砕する前に圧縮機内
部の油を洗浄する。
【0023】本発明の請求項16に記載の圧縮機の破砕
装置は,圧縮機の開口部の少なくとも一つは容器に刃物
などで負荷をかけて破壊した開口部である。
【0024】本発明の請求項17に記載の圧縮機の破砕
装置は,圧縮機の破壊した開口部は容器のコーナー部付
近または端面部に設ける。
【0025】本発明の請求項18に記載の圧縮機の破砕
装置は,圧縮機の破壊した開口部は容器の一部を切断ま
たは切れ目状に設ける。
【0026】本発明の請求項19に記載の圧縮機の破砕
装置は,圧縮機の破壊した開口部は複数の筋違いの切れ
目である。
【0027】本発明の請求項20に記載の圧縮機の破砕
装置は,複数の開口した圧縮機を収納する収納装置と、
を備え、収納装置に収納した複数の圧縮機を一括して洗
浄及び搬送を行う。
【0028】本発明の請求項21に記載の圧縮装置は,
回転体と固定体を有する圧縮要素及び電動要素が容器に
支持され密閉された状態で収納される圧縮機と,容器内
に充填され回転体の回転を潤滑する冷凍機油と,容器に
接続され容器の内外に冷媒を循環可能とする吐出管及び
吸入管と、を備え,容器内の冷凍機油を抜く開口を連通
させる容器の外表面位置に,穴をあけやすい平らな部分
または切断しやすい凸部を設ける。
【0029】本発明の請求項22に記載の圧縮装置は,
回転体と固定体を有する圧縮要素及び電動要素が容器に
支持され密閉された状態で収納される圧縮機と,容器内
に充填され回転体の回転を潤滑する冷凍機油と,容器に
接続され容器内外に冷媒を循環可能とする吐出管及び吸
入管と、を備え,圧縮機を分別回収する際に容器内の冷
凍機油を洗浄する開口が加工しにくい圧縮要素及び電動
要素を支持する部分等に相当する容器外表面位置に貫通
不適当を示す表示を行う。
【0030】本発明の請求項23に記載の圧縮装置は,
圧縮機に圧縮機の重量及び封入油量の少なくとも一つを
表示する。
【0031】本発明の請求項24に記載の圧縮装置は,
圧縮機の吐出管は容器内壁面から内部に突出させた部分
を設けない,または,吐出管を容器内に突出させた場合
は吐出管の内壁面近傍に管の内と外を連通する孔を設け
る。
【0032】本発明の請求項25に記載の圧縮装置は,
回転体と固定体を有する圧縮要素及び電動要素が容器に
支持され密閉された状態で収納される圧縮機と,容器内
に充填され回転体の回転を潤滑する冷凍機油と,容器に
接続され容器内外に冷媒を循環可能とする吐出管及び吸
入管と、圧縮機の吸入管に接続する液だめ手段と,液だ
め手段内部壁面から吸入管または別の配管を内部に突出
させない,または突出させた場合は管の内部壁面近傍に
管の内と外を連通する孔を設ける。
【0033】
【発明の実施形態】実施の形態1.以下、本発明に対す
る実施の形態1については冷蔵庫の解体を例にして説明
する。図1は冷蔵庫の構成説明図、図2は解体手順を説
明する流れ図、図3は洗浄及び破砕を行うシステム全体
を説明する全体図、図4は圧縮機の構成を説明する構成
図、図5,図6,図7,図8は圧縮機容器の穴あけ位置
を説明する構成図、図9、図10は圧縮機容器の穴あけ
加工方法を説明する加工方法構成図である。図において
1は圧縮機、2は回路、3は基板、4は外装、11は密
閉容器、12は電動部、13は圧縮要素、14は吸入
管、15は吐出管、16は冷凍機油、18は液だめ手
段、20は冷凍サイクルと接続された管、21はプロセ
ス管、31は複数の圧縮機容器を収納するバケット、4
0は水槽、42は吸入口、46はコンベア,32は油受
け皿,50は油分離装置,71は冷却層、95はレー
ル,91は破砕する工具である刃、93は砕片を排出す
る排出口,101−103は素材を分別する分別装置,
131はテーブル,132は加工治具,133は押さえ
冶具,134は油溝である。また図11−15は洗浄方
法を説明する構成図で,41は洗浄液である水,43は
排出口,44はポンプ,45は水の上に浮いた浮上油、
51はベルト、52はワイパー,55は超音波振動子,
60はスクリュー装置、100は制御装置である。また
図16は容器を低温冷却するための冷却システムを説明
する構成図,図17は容器を破砕する破砕装置説明図、
図18が制御装置接続説明図である。62は水槽40内
のバケット31を載せる台となるコンベア部分を上下さ
せたり左右に動かしたり傾けたりする油圧シリンダ47
を駆動する台駆動装置,70は冷却を行う冷凍サイクル
として圧縮機72,73,冷却器75,膨張タービン7
4を有する冷却装置,71は冷却槽、19は破砕片、9
0は刃物91,破砕容器92,排出口93,駆動装置9
6等を有する破砕装置である。
【0034】冷蔵庫は大別すると図1に示されるよう
に、冷凍サイクル内を循環させる冷媒を圧縮して吐出す
る圧縮機1、冷凍サイクルを構成する回路2、圧縮機の
制御を行うマイコンなどを取り付けてある基板3、冷蔵
庫の庫内の食品などを冷却する冷気を外部と遮断する断
熱材を含む外装4よりなる。図1において冷凍サイクル
内を循環する冷媒の流れを矢印にて示す。冷蔵庫の解体
は図2に示されるフローで行われ、リサイクル事業を行
う事業者に廃棄品である冷蔵庫が先ず搬入されるS0
1。廃棄冷蔵庫はそのまま直接リサイクルに回収される
有用部品や不具合部品が圧縮機S03、回路S04、外
装断熱材S05、基板S06のように手作業で手解体さ
れるS02。圧縮機1の解体作業のライン構成は図3の
ようになる。このように冷蔵庫は搬入されると、まず手
作業にて解体される。その際、配管にあける穴を通じて
冷媒回収機にて冷媒とそれらにふくまれる油等が回収さ
れる。圧縮機1、回路2、基板3、断熱材含む外装4な
どに分類された後、各々解体ラインにて更に細かく分け
られる。
【0035】圧縮機1は図4(a)に示されるように、冷媒
や油を封入する密閉容器11、圧縮機1の駆動手段であ
る回転子と固定子からなるモーターである電動要素1
2、圧縮機1の能力や種類に応じ,すなわちレシプロ,
ロータリー,スクロール,スクリューなどに応じて構造
や形状大きさが異なる冷媒を冷凍サイクル内を循環させ
るために圧縮したり吐出する圧縮手段13、吸入管1
4、吐出管15、冷凍機油16によりなる。冷凍機油1
6は一例としてアルキルベンゼン油である。手解体した
段階では圧縮機1は冷凍サイクルとの配管は切断され,
冷蔵庫外装4への取り付け部は工具で破壊され、内部に
は冷凍機油16が残っている。圧縮機解体において、図
3のようにテーブル131の上の押さえ冶具133に押
さえられた圧縮機1に対し複数箇所から同時に加工軸1
32により穴加工が行われS07、まず冷凍機油16が
この穴から流れ出す形で抜き取られ回収が行われる。油
の回収をしないと、低温脆性破壊時に油煙の発生、設備
への油滴の付着、フィルタの目詰まりの発生などが生
じ、安全、環境上好ましくない。
【0036】本実施例では、まず圧縮機の密閉容器の側
面に2箇所以上の穴をあけ、その穴より自由落下にて冷
凍機油を回収する。すでに吐出管などを冷凍サイクルの
配管と切り離して内外が連通している場合は1箇所でも
良い。また穴の形状については必ずしも円形である必要
はなく、容器内外が貫通していれば側面に切れ目を生じ
させるだけのようなものでもよい。
【0037】図4(a)に示されるように、圧縮機の電動
要素12や圧縮要素13が取付けてある当該位置の様
に、外側からは内部空間に直接貫通する穴をあけること
はできなかったり、容器を開口しても油が抜けない位置
があり、あらかじめ圧縮機に塗装等にてこのような不適
合位置がマーキングされている場合には、その部分を避
けて油抜き用穴として容器を貫通させて内部とつながる
穴を設ける。
【0038】圧縮機1にあける穴の位置については圧縮
機の姿勢によるが、横置きのロータリ型圧縮機において
は正置状態では図5のように真下にくる位置の延長線上
に油抜き口17を設けるのが良い。この位置からだと容
器11の内部に貯留されている冷凍機油16をそのまま
抜き取ることが出来る。縦置きされる場合または縦置き
の圧縮機を正置する場合では図6のように真下の中央部
に油抜き口17を設けるのが良いが、縦置きの圧縮機を
図7のように横置きされる場合には密閉容器11が脚部
のため斜めに置かれるのでこの容器のコーナ部に油抜き
口17を設けるのが良い。なお以上の説明は油を重力で
排出するポイントを説明してきたが後に述べる洗浄対策
として複数箇所に穴あけを行う。図5では真下の位置と
容器の点対称位置である真上に開口部17を設けてい
る。図6では吐出管15及びプロセス管21が切断され
た状態で上部に開口しており,加工冶具132での加工
は1箇所で良い。図7では容器の点対称位置のコーナー
部の上部に開口部17を設ける。
【0039】しかし横置きの圧縮機でも縦置きの圧縮機
でも解体作業中のものは図8のように整列に置かれるこ
とがほとんどない。図8は各種のタイプ,各形態,各サ
イズの圧縮機が開口部17を加工され積み上げられて放
置された状態を示す。この状態で重力による油抜きが各
開口部や配管との切断部から行われるが、油が自然と抜
けるためには圧縮機両端のコーナー部に油抜き口17を
設けるのが良い事がわかる。またコーナ部の周まわりに
添って複数個の油抜き口を設けると回収効率が向上す
る。
【0040】油抜き口の加工方法であるが、図9に概略
図を示す。図9aのように加工用テーブル131の上に
被加工物である圧縮機1を置く。テーブル131には段
がついており、押さえ治具133にて圧縮機1を固定す
ることが可能で、複数の加工治具132にて油抜き口1
7を同時に複数箇所加工できる。
【0041】穴の位置もテーブル131を回転するか、
加工治具132を移動させることにより、圧縮機のコー
ナ部など加工位置を選ばず加工できる。油抜きは油抜き
穴の直径が一定以上あれば,例えば10mmでも20m
mでもあまりサイズには関係しない。穴をあける位置が
問題であり,その意味では穴のサイズを大きくするなり
切れ目のようなコーナーに掛かるような位置に関係する
サイズや穴形状にするほうが油抜きや洗浄に効果的であ
る。もちろん加工穴のサイズや形状は工具の選定と共に
加工時間により決められる。
【0042】図9bに示すように穴あけ方式もドリル1
32a、打ち抜き治具132b、ホルソー132c、改
良打ち抜き治具132dなどの中から選ぶことができ
る。改良打ち抜き治具132dは通常の打ち抜き治具の
ように打ち抜いて穴をあけた後、図のように刃先を開く
ことにより穴を拡大できる。打ち抜きではあまり大きな
穴をあけにくいが、この方法により大きな穴を容易にあ
けることができる。
【0043】図9aに示す油抜き穴の穴あけ加工中に圧
縮機1の中から貯留されていた冷凍機油16がたれ流れ
てくるが,この穴あけ加工中に穴あけ位置が平らでかつ
油が溜まりやすいようになっていると、穴あけ作業及び
油抜き作業が容易となり望ましい。
【0044】また油抜きの複数の開口部17の加工は図
9のような穴をあける代わりに、図10に示される容器
を部分的に切断する方法でも良い。テーブル131の上
に押さえ治具133により圧縮機11を固定する。回転
のこぎり132eにより圧縮機の密閉容器11の両端に
互いに直交する切れ目を加工する。加工治具132は往
復のこぎり132f、ポンチ刃132gなど加工治具は
問わない。加工切り口を直交させることにより油抜きの
際、圧縮機の姿勢に寄らず油を抜きやすくなり、油の回
収効率が向上する。図10では加工を短時間にするため
容器の一部に切れ目を入れる形で加工したが,容器11
を局部的に切断して切り離したり,あるいは分割して切
り離した場合はたとえ1箇所の切り離しでも油抜きには
良いことは明白である。但しこの場合でも複数の開口部
は存在する。
【0045】このように切れ目を複数設ければ姿勢によ
る油抜きへの影響が小さくなり、更に回収効率が向上す
る。油抜き口17を加工する際、前もって圧縮機1を脆
化温度以下に冷却しておけば、低温脆性を利用して容易
に切れ目を加工できる。
【0046】図9、図10に示すように油抜き口17の
加工中、圧縮機1の内部の冷凍機油16が自由落下にて
流出し、加工用テーブル131に設けられた油溝134
を通って油回収受け皿32に回収される。従ってテーブ
ル131の位置を変えたり加工軸の位置を変えたときで
も油が油溝134に集まり油受け皿32に落下して回収
できるテーブル構造と油受け皿の寸法を必要とする。
【0047】次に図2に示すバケットに積載して油抜き
放置されるステップS08について図3,図11にて説
明する。油抜き口17が設けられた圧縮機1は図3及び
図11のように人手もしくは機械力によりコンベア46
に乗せられもしくは直接簡易クレーンのようなものでチ
ャックされてバケット31内に集められ図8のように積
み重ねられて放置される。その間冷凍機油16は自由落
下にて排出され、油回収受け皿32に回収される。自由
落下だけでは密閉容器11内壁、電動要素12表面、圧
縮手段13等に付着している油として封入油の20%前
後残ってしまうため、常温破砕や低温脆性破砕処理時の
安全性を確保する上ではできるだけ残油量を減らさなけ
ればならない。但し破砕の状態などによっては完璧に油
を除去する必要は無く安全性を確保できるレベルや輸送
中に垂れ流して周囲に影響を与えないレベルまで残油量
を減らせば良い。その方策としては簡単な内部洗浄を実
施することが得策である。なお容器重量が1台当たり1
0kg程度もしくはそれ以下であれば人手で簡単に持ち
運びが出来るが40kg程度になると人手では困難で圧
縮機脚部の穴などを引っ掛けるクレーン装置により持ち
上げることになる。収納装置であるバケット31に集め
るため容器をコンベア46で動かす構成を図3および図
11にて説明している。またある程度油を回収して放置
は短時間としバケット31を次の工程に動かす場合があ
る。いずれにしろそれほど長い距離を動かすものにしな
ければコンベアの下にコンベアと同程度の幅の回収器3
2を平行に設け、容器からたれる油を1箇所に集める構
成にすれば良い。なお油などの臭い対策として,すなわ
ち作業環境の保護対策としてコンベアにカバーを付けて
も良い。
【0048】内部洗浄の方法としては従来例として説明
した前出の特開2000−257995号公報に示され
るように加圧流体をかけて圧縮機内部を洗浄する方法で
は、容器ごとの油の回収率は良いが多数の容器処理が必
要な場合は作業効率が悪い。このためバケットに収納し
た多数の圧縮機を一括して洗浄する構成を説明する。な
おバケット31は図のように籠状で周囲が開放されてい
る構造であるが,この開放がたとえ側面1面であっても
良く,すなわち洗浄のための水などの洗浄液がバケット
内外を自由に侵入し排出できる構造であれば良い。
【0049】次に図2,図3にて示すバケットに積載し
て油抜きされた圧縮機を一括して洗浄する構成について
詳細説明図である図12−図15を含め説明する。図
2,図3に示すように洗浄を行う注水槽40に圧縮機1
の容器を収納したバケット31を浸漬するステップS0
9の後で、水槽40中の容器1の内部を洗浄するステッ
ブS10、容器の開口部から水槽の水の上に油が浮いて
くるステップS11、油分離装置50にて水の表面に浮
遊する油を回収する油分離回収のステッブS12を繰り
返して容器内部の油を洗浄する。バケット31はコンベ
ア46で自動的に水槽の上に搬送されそのまま自動的に
コンベア46が水槽部だけは切り離された台として水槽
内にバケットごと沈められる。注水槽から取り出すステ
ップS13ではコンベアの台ごとバケットを浮上させて
再びこの大部分の前後のコンベア46を台に接触させ,
且つ,動かして台のコンベアを動作させ取り出すことが
出来る。このときコンベアを傾けて容器内の水を出した
り,別のクレーン装置でバケットをチャックして水槽の
上でバケットを傾けて容器内の水を水槽内に出してから
クレーンで次のコンベアに動かすなど次の工程に運ぶ構
成でも良い。
【0050】図12は本実施例の内部洗浄の概略図であ
って洗浄方法を説明する図ある。容器を収納している期
間もしくは油抜きの期間保管されていた場所からコンベ
ア46で運ばれてきたバケット31はコンベアであるが
水槽内に沈められる移動台46の上に置かれる。台46
は油圧シリンダ47により上下に移動できるようになっ
ており、台46が下降することによりバケット31内の
圧縮機はバケット毎、洗浄液である水41で満たされた
水槽40に水没される。このような容器を単体毎水没さ
せても良いが、作業効率を考えると図のようにまとめて
処理した方が望ましい。水槽40には油分離装置50と
吸入口42と排出口43が設けられていて、水はポンプ
44により循環されている。図18に示すようにポンプ
44の起動停止やポンプ吐出量の制御、台46の駆動装
置に指示し油圧シリンダ47を動かして台位置や上下さ
せる速度を変えたり,台を上げ下したり左右に動かした
り,ある程度傾けるなどの制御,油分離装置50などの
制御は、制御装置100によりコントロールされる。こ
こでは水槽40の液体は水であるが、水に限らず、化学
洗浄液でも良い。油分離装置51はローラにより回転す
るベルト51が水の表面に浮遊する油を捕集して引き上
げワイパー52にて油をベルトからはつりとって回収容
器に回収する。このローラーを駆動するモーターの駆動
は制御装置100で行う。水槽内を浮遊する油45はポ
ンプ44で循環される水の流れによりこの油分離装置の
ほうへ集められている。
【0051】バケット内の圧縮機は収納時の形で積み重
ねており水没させると内部に水が進入し、容器内は満水
状態となるが、内部の油は水との比重の違いで上に浮こ
うとして空いている開口部から水槽内に浮遊する。水が
進入すると、密度の差から油16は図13のように水の
上部に浮いて、更に油抜き口17より外に排出れ水槽4
0上部に浮いてくる。ただし油抜き口17の位置が悪い
と油抜き口17より上部の部分に浮上油45がたまるた
め、油抜き口17の位置は水没された状態で少なくとも
圧縮機の上部に設けられていることが望ましいので図5
−図10で説明したように複数の開口を設けている。
【0052】更にこの圧縮機をバケットごと油圧シリン
ダーにより上下させて液体から引き上げる際に圧縮機内
の液体が落下すると共に、その液体の流れにより内部の
冷凍機油が洗い流される。ただし油抜き口17の位置が
高いとそれより下部に油を含む水が溜まるため、油抜き
口17は水を排出する状態で少なくとも圧縮機の下部に
設けられていることが望ましい、もしくは洗浄液から離
脱した後で穴の上下位置が変化するようにバケットを動
かす,すなわち傾けるなどが望ましい。
【0053】前出のように圧縮機両端のコーナ部の周ま
わりに複数の穴を設けておいたり、互いに直交となる切
れ目をいれたりすると、油抜き口17が最上部に来る確
率が高くなるため、より回収率が高くなり望ましい。
【0054】この水没、引き上げ作業を油圧シリンダー
を上下させて複数回実施することにより、内部の冷凍機
油はより洗い流され,更に油が開口から流れ出る機会が
多くなるので、油回収率は向上する。
【0055】圧縮機1の入ったバケットを水槽内で上
下、左右に移動させると圧縮機1内部の液体が外部と循
環することにより洗浄効果となり、圧縮機内部の残存油
は減少するため回収率は向上する。
【0056】また図14は超音波発生装置55を使用し
て洗浄する説明構成図である。水槽内部の水を介して超
音波振動子55から発生した超音波を伝え、圧縮機の内
部を超音波洗浄させると、容器内壁や圧縮要素,電動部
に付着した油が洗浄液中に分離するのでより洗浄効果が
上がり、油の回収率は更に向上する。
【0057】また、図15はスクリュー装置60を使用
して洗浄する説明構成図である。水槽40内底部にスク
リュー羽根60を設けて、水流を発生させてやると、圧
縮機内部の水が循環し易くなり、短時間で浮上油が発生
すると共に、内部の洗浄効果が向上しより油の回収率が
更に向上する。
【0058】更に水槽内の液体をヒータ等で加熱し水の
温度を上げれば容器内で付着する油は分離しやすくなり
より洗浄力は向上する。
【0059】水槽上部に浮いてきた浮上油45について
は油分離装置50にて回収可能である。バケット31よ
り油を含んだ水が排出され、油分離装置50まで流れて
くる。水面付近である上半部を堰で流れを止められた浮
上油45は回転するベルト51に付着し水より分離され
る。分離された油はワイパー52により回収される。油
と分離された水は堰の下側を通り、水槽の吸入口より水
槽まで循環される。必ずしも水を循環させる必要はな
く、垂れ流しでも可能である。
【0060】更に浮上油45が回収された後、コンベア
である台46が上部に移動することによりバケット毎圧
縮機が持ち上げ、圧縮機内部に満たされた水及び油が排
出される。圧縮機単体毎取り出して別バケットに移すと
圧縮機の姿勢が変化して、内部の液体の回収率は上が
る。洗浄用のバケットと次工程である冷却用のバケット
を変える場合には水槽の上のような油回収可能なところ
で圧縮機をここにまたは一括して位置を変えながらバケ
ットを移すと油の排出に効果的である。但し作業効率を
考えてバケット毎処理する構成を説明している。
【0061】容器の内部に残留される水、または油の量
は圧縮機の姿勢と油抜き口17の位置により左右され
る。残留量を最小とするには圧縮機の配置状態で最も下
部に油抜き口17があることが望ましい。前出のように
圧縮機両端のコーナ部の周まわりに複数の穴を設けてお
いたり、圧縮機の両端に直交する切れ目をいれておく
と、油抜き口が最下部に来る可能性が高くなるため、よ
り回収率が高くなり望ましい。
【0062】また最下部に限らず、液面が低下する途中
に油抜き口17があると圧縮機内の浮上油が液面低下の
途中に油抜き口17より排出されるため、圧縮機内部の
残油量が減り、回収率が高くなる。容器内の油の量につ
いて圧縮機を例に説明する。一般に冷蔵庫用圧縮機では
冷凍機油を100−200cc程度内臓しており,家庭
用エアコンでは300−600cc程度,業務用エアコ
ンでは800−1600cc程度、冷凍機などはそれよ
り多い量というごとく約100cc−数千ccという如
く油の内臓量は雑多であるが,その半分以上を開口部か
らの自由落下での油抜き取りで処理する。更に容器内部
に付着したり抜けないで溜まっている油を容器を洗浄液
に浸漬して浮かして抜き取ることになる。なお容器内に
付着する油の量は容器内容積に関係するので大きな容器
では多くの量の油が残ることになる。この発明の洗浄方
法により大量に廃棄される可能性のある冷蔵庫や家庭用
エアコンに使用する圧縮機では結局20−30cc程度
以下であって破砕時に問題にならない程度,あるいは長
期的な運送時にも周囲に問題を起さない程度の残存量に
押さえることが可能になる。
【0063】次に図2,図3にて示すバケットに積載し
て油抜き洗浄された圧縮機を一括して低温に冷却する冷
却槽に搬入するステッブS14と夜間冷却するステップ
S15の構成について図3と冷却システムを説明する図
である図16を含め説明する。油抜きが完了した圧縮機
1はバケット31毎に低温脆性破壊用冷却槽71に搬入さ
れる。冷却の方法は図16に示すように冷却装置70を冷
凍サイクルにて低温に冷却する。圧縮機72、73により昇
圧した冷媒ガスを膨張タービン74により低温冷媒ガスと
し、冷却槽71内に設けられた冷却器75に導入することに
より、冷却槽内雰囲気を被破砕物である圧縮機1を脆化
温度まで冷却する。容器に一般に使用される構造材,S
PHD材,SPCE材はシェル状態で16.5kgfm
のエネルギーにて約−50゜Cで脆性破壊する。このよ
うに低温脆性破壊により比較的容易に砕片化可能であ
る。このため裕度を見て−100゜C以下程度にするが
これ以下程度に冷却しても破砕時間,すなわち容器が硬
すぎて刃物と容器の接触時間、が長いとか,あるいは刃
物の形状により摩擦が大きいような場合は破砕片の温度
が数百度に上がることがある。いずれにしろ質量のある
容器群を十分に冷却する時間が必要で例えば夜間の電気
代の安い夜10時から朝8時ぐらいの間に10時間以内
の必要な時間冷却すれば良い。
【0064】次に図2,図3にて示すバケットに積載し
て油抜き洗浄され低温冷却された圧縮機を一括して低温
にて脆性破砕する低温破砕ステップS16と,素材ごと
に分別する分別ステップS17の構成について図3と破
砕装置を説明する図である図17を含め説明する。圧縮
機1はバケット31に入ったまま冷却槽71からコンベ
ア46にて搬出された後、レール95にて破砕装置90
の上部に運ばれ、バケット31の姿勢が倒れることによ
り内部の圧縮機1が破砕装置90内に一括して投入され
る。破砕装置90の構成説明図を図17に示す。刃物9
1、破砕容器92、排出口93そして駆動装置94によ
り構成される。刃物93は1枚では上部の被破砕物が破砕
されにくく破砕効率が悪いため、複数枚設け、段階的に
破砕するようにすると効率が良く,すばやく砕片に破砕
される。
【0065】破砕容器92の上方から投入された圧縮機
1は破砕容器内にて回転する刃物91により段階的に破
砕され、圧縮機の破砕片19はある大きさ以下になると
排出口93を通って破砕容器92より排出される。破砕
片の大きさは刃物91と破砕容器92のすき間を調整す
ることにより調整できる。破砕片19の大きさを小さく
設定しすぎると破砕に時間がかかり、上部に残る圧縮機
1の温度や被破砕片の温度が上昇してしまうため適当な
大きさを設定する必要がある。
【0066】また破砕による冷却槽からの搬出から破砕
完了までの工程は部材の温度上昇を考えて、短時間で行
わなければならず、15分以内に行うことが望ましい。
そのため圧縮機の破砕装置への投入は圧縮機1をバケッ
ト31から1台づつ投入するのではなくバケット内毎ま
とめて投入するか、冷却槽よりコンベアなどで連続的に
圧縮機を直接投入するのが望ましい。もし1台づつ投入
するのであれば連続的に投入する構造が必要である。
【0067】破砕装置90より搬出された破砕片19は
コンベア48を介して分別装置101−103にて材料
毎に分別される。識別は磁力識別機により構造材などの
鉄の分別、比重識別機により電動部のコイルなどの銅の
ような非鉄金属の分別、過電流識別機により鉄、プラス
チック、アルミのような非鉄金属の分別が行われる。
【0068】本実施の形態の例では冷蔵庫のリサイクル
を例として被破砕物を冷蔵庫用圧縮機としたが油抜き及
び内部洗浄という本システムは圧縮機の構造や油を限定
しないため、ロータリ型圧縮機だけでなくスクロール型
圧縮機やレシプロ型圧縮機にも適用でき、油についても
アルキルベンゼン油だけでなくエステル油などの有機油
や鉱油などにも適用できる。
【0069】また圧縮機に限定することなく、特にギヤ
ードモータ、車などのエンジン、真空ポンプ、加圧ポン
プなどの油を含む装置の容器について有用である。
【0070】また低温脆性破壊の例を説明してきたがこ
れに限らず、常温破壊につても適用でき、前処理として
油抜き及び内部洗浄することは火災発生などを防止でき
安全上一層好ましい。
【0071】また破砕に限らず、油を含有した装置など
を処理場などへ運搬する場合においても、本発明の処理
方法のように前処理として油抜き及び内部洗浄すること
により、運搬中の油漏れによる環境汚染を防ぐことがで
きる。
【0072】以上のように本発明では図1−図18に基
づいて容器内の油抜き取り,容器内に残る油の洗浄,こ
れらの油の回収,圧縮機等容器の破砕,破砕片の分別等
の手順や装置を説明してきた。これらの内容を,リサイ
クル事業として運用する場合の一例を説明する。大量に
廃棄される家庭用冷蔵庫やエアコンなどの圧縮機を想定
すると各圧縮機の重量は7kg−20kg以上のばらつ
きがある。これらの処理として冷蔵庫用を考え,1日8
トンの処理能力の設備を想定すると約1日1200台の
圧縮機を破砕して素材への分別が必要になる。これを例
えば4つのバケットで処理すると一つのバケットは約3
00台,すなわち約2トンにものぼる複数の容器を一括
して洗浄,冷却,破砕することになり効率的な処理が可
能になる。これによりリサイクル費用が安くなり環境保
護対策として有用な処理方法,処理装置を得ることが出
来る。
【0073】油抜き穴加工や切断加工に時間が掛かれば
複数の加工装置を導入する。1バケットの洗浄時間は数
十分あれば十分であり,冷却は先に述べた様に夜間行
い,冷却後の運搬−破砕完了までは破砕途中の温度上昇
を押さえるためにも15分程度で終わらせる。以上は設
備の能力とも関係するがリサイクル事業を効率的な運用
とするには入ったものはその日のうちに処理すれば良
く,バケットを小型化してこまめに運用しても良いが,
夜間の安い電力で冷却するという時間設定に基づく工
程、すなわち冷却の前は加工と洗浄,冷却の後は破砕と
分別で処理すれば効率的な運用が行える。
【0074】また洗浄用バケットと冷却用バケットを分
けるとすると洗浄は何回かに分けて洗浄することが出来
る。また洗浄後直ちに冷却したり,洗浄後直ちに常温で
破砕する場合,水分が容器内に残ることになる。これら
の水分は冷却後放置中の低温を保つ効果があると共に破
砕途中に蒸発し温度上昇を押さえる効果があり,このよ
うに油が抜け切らなくとも水分が存在することにより燃
えにくく安全な処理が可能になる。このようにじっくり
時間をかける油抜きや冷却などでの保管と、すばやく行
う加工や運搬−破砕処理のような区分けした設備により
バケットのサイズやコンベアの速度を選定すれば、毎日
持ち込まれる一定しない量で,各種各様の廃棄物に対し
安い費用でフレキシブルな対応が出来,たとえば大小の
バケットを準備しておけば、多くの廃棄物が一時的に持
ち込まれても安全に処理できるリサイクル事業が可能に
なる。これにより環境保護対策に貢献することが可能と
なる。
【0075】更に廃棄物が到着した時点,あるいは最初
に手で分解している時点で廃却物する容器の加工や洗浄
や破砕に必要な情報を通信設備によりオンラインで伝え
られれば,次の段階の準備が次々と用意でき,且つ,コ
ンベア速度の設定などのスケジュールも用意出来る。こ
のスケジュールなどは冷却槽投入または持ち出しの核時
間が基準であり,持ち込まれる廃棄物に応じた省電力の
フレキシブルな運用から各設備の能力をメいっぱい働か
せることまでが可能になり安全で信頼性が高いだけでな
く安い費用での処理までが選択できる効率の良いリサイ
クル事業を可能にする。
【0076】実施の形態2以下、本発明に対する実施の
形態2については廃圧縮機の海外等遠方地域における解
体を例にして説明する。圧縮機等容器の解体においては
海外等地域に関係なく実施されるケースも多い。その
際、地域によっては設備能力や処理体制などで容器内の
油16が回収されてから送ると言う処理が出来ない場合
も多く、解体時及び輸送時の油漏れにより土壌の汚染を
含め環境汚染の原因ともなる。このように油まみれの容
器である圧縮機等を輸送する前に洗浄したり,あるいは
洗浄できなくとも油の回収を実施さえすれば、油漏れに
よる環境汚染をかなり低減できる。
【0077】圧縮機1は図4(b)のように本体には吐出
管15とプロセス管21、液だめ手段18には管20の
管等複数の機器や配管が直接ついていることが多い。圧
縮機の構造は実施の形態1で説明したものと同一であ
る。現状、このような圧縮装置を逆さにして簡易的に切
断された管から油を抜く場合、本体内の油16は吐出管
15とプロセス管21から、液だめ手段18内の油16
は管20より抜かれる。プロセス管21は圧縮機の内部
に突出していないため、本体内の油はかなりの量抜くこ
とができる。しかし、管20は液だめ手段18内に突出
しているためすべての油を回収することが出来ない。図
19は圧縮機の油漏れに関する説明図である。図19の
右側の圧縮機1の容器内に溜まった油はプロセス管21
から図のように回収される。吐出管15は容器内に突出
しておりこの吐出管を下側に向けてもここから油は抜け
ないが,容器の壁面に吸込口が合わせてあるプロセス管
21は自由に油が落下する。一方アキュムレータやヘッ
ダー,レシーバーのような容器内に液だめ可能な液だめ
手段18では右図のように、もし,管20が容器内部に
突出していればこの突出した範囲に油16が溜まること
になり,輸送中の位置の変化でこの溜まった油が出てく
ることになる。しかし中央の図の液だめ手段18のよう
に容器内の吸込口が容器内壁に近いものや,左図の液だ
め手段18の様に容器内壁に近い位置に連通穴22が設
けたものであれば,輸送前の油回収で多くの油が抜ける
ことになる。すなわち容器に貫通する管は容器内部の突
出を押さえるようにする。または突出させても容器内で
管に内外を連通する穴22を設けることにより、液だめ手
段18内の油の回収率を向上することが可能である。
【0078】圧縮機に対し密閉容器表面にラベルなどで
圧縮機の油無しの空重量または油の量を明記しておく。
圧縮機と油の量が両方記載されていれば圧縮機重量を計
測すれば、圧縮機の残油量など確認でき、出荷の可否の
判断として使用できる。またどちらか一方でも事前にこ
れらの数値関連情報を入手したり,あるいはそれまでの
油抜きの経験からどれくらい油が残されているかを推定
可能である。
【0079】本発明は圧縮機の破砕処理装置の前に圧縮
機の油抜き及び内部洗浄装置を設ける。油抜き口の加工
を同時に複数行える装置を設ける。すなわち圧縮機の破
砕処理前に油抜き及び内部洗浄を実施する。これは圧縮
機の破砕処理前に油抜き用として圧縮機の密閉容器に内
外連通する穴をあける。特に油抜き用として圧縮機の密
閉容器のコーナ部に内外を連通する穴をあける。油抜き
用として圧縮機の両端に互いに筋違いとなるように切れ
目を入れてもよい。このような処理装置は破砕処理にお
ける内部洗浄を迅速に行えると共に破砕時の作業安全性
を向上させることができる。これらにより重力落下に頼
る1次油抜きでは抜けない量を浸漬洗浄により容器内か
ら排出でき,圧縮機の運搬や保管時に周囲の環境を油で
汚すことが無くなる。または祭事に火災を起す心配も無
くなる。
【0080】本発明は圧縮機を液体内に水没させた後、
内部液体を排出する。圧縮機を液体内に水没させた後、
超音波振動や液体攪拌のように液体を振動または移動さ
せてもよいし,水没させた後、圧縮機を上下、左右に移
動させてもよい。これにより様容器内壁などに付着した
油も洗浄でき,一層環境対策に役に立つ。
【0081】本発明は圧縮機の密閉容器に穴をあける箇
所としては不都合な部分をマーキングする。圧縮機の密
閉容器に油抜き穴用の突起部、油だめ部または穴をあけ
やすい平らな部分を設ける。圧縮機の油抜き用の穴また
はパイプを少なくとも2箇所以上設ける。圧縮機の吸入
側の液だめ手段において、それに入る吸入管を液だめ手
段内に突出させない。圧縮機の吸入側の液だめ手段にお
いて、それに入る吸入管に液だめ部と管内部を連通する
手段を設ける。本発明は圧縮機の油無しの空重量、油量
のうち少なくとも1つを圧縮機本体に記載する。この結
果,油抜き穴加工の作業効率を向上させ、リサイクルが
簡単に行える圧縮装置が得られる。
【0082】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る容器内油洗浄方
法は,内部に油を封入もしくは油が付着した容器に内部
と外部を連通する複数の開口部を設けるステップと,複
数の容器を周囲が開放された収納装置に収納するステッ
プと,収納装置を洗浄液の中に浸漬し開口部から洗浄液
を容器内に入れるステップと,収納装置もしくは洗浄液
を動かして,且つ収納装置を洗浄液から離脱させて容器
内部の油を洗浄するステップと,を備えたので、複数の
容器内の油を簡単に,短時間に洗浄できる。
【0083】本発明の請求項2に係る容器内油洗浄方法
は,洗浄液を貯留する洗浄槽内で収納装置の位置または
角度を変えて容器内の油を洗浄するので,容器内の油を
確実に排出できる。
【0084】本発明の請求項3に係る容器内油洗浄方法
は,洗浄液を貯留する洗浄槽内で洗浄液を撹拌し,もし
くは洗浄液に超音波振動を与えて容器内の油を洗浄する
ので容器内に付着した油を短時間に洗浄できる。
【0085】本発明の請求項4に係る容器内油洗浄方法
は,収納装置を洗浄液から離脱させる際に収納装置の位
置または角度を変えて容器内の油を洗浄するので、容器
内の油を確実に排出できる。
【0086】本発明の請求項5に係る容器内油洗浄方法
は,容器内の油が洗浄された複数の容器は収納装置に収
納された状態で搬送もしくは保管されるので、油抜き回
収効率をのみならず搬送や保管も簡単に行える。
【0087】本発明の請求項6に係る容器内油回収装置
は,油を付着させた内部と外部の間を複数の開口部で連
通した容器を複数収容可能であって、周囲が開放された
収納装置と,貯留する洗浄液に収納装置を浸漬,離脱さ
せて、容器内に開口部を介し洗浄液を流入,流出させ油
を洗浄する洗浄槽と,洗浄液を循環させて容器から流出
し洗浄液の表面に浮いた油を回収する油回収手段と,を
備えたもので、油回収効率をの良好な装置が得られる。
【0088】本発明の請求項7に係る容器内油回収装置
は,洗浄槽に設けられ洗浄液を撹拌し,もしくは洗浄液
に超音波振動を与えて容器内に付着した油を分離する油
分離手段と,を備えたので、短時間に油を回収できる装
置が得られる。
【0089】本発明の請求項8に係る容器内油回収装置
は,油回収手段を通した洗浄液を循環させる洗浄液循環
手段と,を備えたので確実に油を回収できる。
【0090】本発明の請求項9に係わる圧縮機の破砕分
別方法は、少なくとも一部を開口した圧縮機を洗浄液中
に浸漬させて圧縮機内部に洗浄液を流入流出させて圧縮
機内部の油を洗浄するステップと、洗浄した圧縮機に機
械的な外力を加えて破砕するステップと,破砕された圧
縮機の砕片を材料ごとに分別するステップと,を備えた
ので、油抜き洗浄効率を向上させると共に破砕処理にお
ける作業安全性を向上させることができる。
【0091】本発明の請求項10に係わる圧縮機の破砕
分別方法は、圧縮機内部の油を抜いた後で洗浄液で圧縮
機内部を洗浄するので確実な洗浄が出来る。
【0092】本発明の請求項11に係わる圧縮機の破砕
分別方法の、機械的な外力は回転する破砕手段を圧縮機
に接触させて破砕するので,分別しやすい砕片を簡単に
得られる。
【0093】本発明の請求項12に係わる圧縮機の破砕
分別方法は、複数の圧縮機を収納装置に収納し,一括し
て洗浄すると共に,複数の収納装置に収納し洗浄した圧
縮機を破砕手段にて順次破砕するので、短時間でリサイ
クルが可能である。
【0094】本発明の請求項13に係わる圧縮機の破砕
分別方法の、圧縮機は洗浄後水分が残された状態で破砕
手段にて破砕するので、一層安全に破砕が出来る。
【0095】本発明の請求項14に係わる圧縮機の破砕
装置は、圧縮機内部と連通し圧縮機内部の油を抜き取り
可能な開口部を開口する加工手段と,圧縮機の開口部を
複数設け,この開口部を介して洗浄液を流入流出させて
圧縮機内部の油を洗浄可能な洗浄装置と,洗浄した圧縮
機に機械的な外力を加えて破砕する破砕手段と,を備
え,破砕手段は圧縮機を段階的に細かい砕片にしていく
ので,効率的にリサイクルが可能な装置が得られる。
【0096】本発明の請求項15に係わる圧縮機の破砕
装置は、圧縮機内部と連通し圧縮機内部の油を抜き取り
可能な開口部を開口する加工手段と,開口した圧縮機を
洗浄液中に浸漬させ圧縮機内部に洗浄液を流入流出させ
て圧縮機内部の油を洗浄可能な洗浄装置と,洗浄した圧
縮機を低温冷却して機械的な外力を加え破砕する破砕手
段と,を備え,圧縮機を冷却して破砕する前に圧縮機内
部の油を洗浄するので,安全にリサイクルが行える装置
が得られる。
【0097】本発明の請求項16に係わる圧縮機の破砕
装置は、圧縮機の開口部の少なくとも一つは容器に刃物
などで負荷をかけて破壊した開口部であるので,開口部
を簡単に形成できる。
【0098】本発明の請求項17に係わる圧縮機の破砕
装置は、圧縮機の破壊した開口部は容器のコーナー部付
近または端面部に設けるので,洗浄が容易である。
【0099】本発明の請求項18に係わる圧縮機の破砕
装置は、圧縮機の破壊した開口部は容器の一部を切断ま
たは切れ目状に設けるので,洗浄が容易である。
【0100】本発明の請求項19に係わる圧縮機の破砕
装置は、圧縮機の破壊した開口部は複数の筋違いの切れ
目であるので洗浄が容易である。
【0101】本発明の請求項20に係わる圧縮機の破砕
装置は、複数の開口した圧縮機を収納する収納装置と、
を備え、収納装置に収納した複数の圧縮機を一括して洗
浄及び搬送を行うので短時間に処理が出来る。
【0102】本発明の請求項21に係わる圧縮装置は、
回転体と固定体を有する圧縮要素及び電動要素が容器に
支持され密閉された状態で収納される圧縮機と,容器内
に充填され回転体の回転を潤滑する冷凍機油と,容器に
接続され容器の内外に冷媒を循環可能とする吐出管及び
吸入管と、を備え,容器内の冷凍機油を抜く開口を連通
させる容器の外表面位置に,穴をあけやすい平らな部分
または切断しやすい凸部を設けるので、油抜きの処理が
しやすい構造である。
【0103】本発明の請求項22に係わる圧縮装置は、
回転体と固定体を有する圧縮要素及び電動要素が容器に
支持され密閉された状態で収納される圧縮機と,容器内
に充填され回転体の回転を潤滑する冷凍機油と,容器に
接続され容器内外に冷媒を循環可能とする吐出管及び吸
入管と、を備え,圧縮機を分別回収する際に容器内の冷
凍機油を洗浄する開口が加工しにくい圧縮要素及び電動
要素を支持する部分等に相当する容器外表面位置に貫通
不適当を示す表示を行うので,リサイクルが容易な構造
である。
【0104】本発明の請求項23に係わる圧縮装置は、
圧縮機に圧縮機の重量及び封入油量の少なくとも一つを
表示するので,油抜きの処理がしやすい構造である。
【0105】本発明の請求項24に係わる圧縮装置は、
圧縮機の吐出管は容器内壁面から内部に突出させた部分
を設けない,または,吐出管を容器内に突出させた場合
は吐出管の内壁面近傍に管の内と外を連通する孔を設け
るので,どのようなときでも油抜きの処理が容易であ
る。搬送時なども環境を汚さない。
【0106】本発明の請求項25に係わる圧縮装置は、
回転体と固定体を有する圧縮要素及び電動要素が容器に
支持され密閉された状態で収納される圧縮機と,容器内
に充填され回転体の回転を潤滑する冷凍機油と,容器に
接続され容器内外に冷媒を循環可能とする吐出管及び吸
入管と、圧縮機の吸入管に接続する液だめ手段と,液だ
め手段内部壁面から吸入管または別の配管を内部に突出
させない,または突出させた場合は管の内部壁面近傍に
管の内と外を連通する孔を設けるので,油抜きの処理が
容易で、搬送時なども環境を汚さない装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す冷蔵庫の構成
図。
【図2】 本発明の実施の形態1の冷蔵庫を解体を示す
流れ図。
【図3】 本発明の実施の形態1のシステムを示す全体
図。
【図4】 本発明の実施の形態1及び2の圧縮機の構造
を説明する構成図。
【図5】 本発明の実施の形態1の圧縮機の開口部を示
す構成図。
【図6】 本発明の実施の形態1の圧縮機の開口部を示
す構成図。
【図7】 本発明の実施の形態1の圧縮機の開口部を示
す構成図。
【図8】 本発明の実施の形態1の圧縮機の開口部を示
す構成図。
【図9】 本発明の実施の形態1の圧縮機の加工方法を
示す構成図。
【図10】 本発明の実施の形態1の圧縮機の加工方法
を示す構成図。
【図11】 本発明の実施の形態1の圧縮機の処理方法
を示す構成図。
【図12】 本発明の実施の形態1の圧縮機の洗浄方法
を示す構成図。
【図13】 本発明の実施の形態1の圧縮機から油を排
出させる説明用の構成図。
【図14】 本発明の実施の形態1の圧縮機を洗浄する
装置構成図。
【図15】 本発明の実施の形態1の圧縮機を洗浄する
装置構成図。
【図16】 本発明の実施の形態1の圧縮機を冷却する
装置構成図。
【図17】 本発明の実施の形態1の圧縮機を破砕する
装置構成図。
【図18】 本発明の実施の形態1の制御装置説明図。
【図19】 本発明の実施の形態2の圧縮機構成説明
図。
【図20】 従来の破砕装置の構成図。
【図21】 従来の油抜き取り装置構成図。
【符号の説明】
1 密閉型圧縮機、 2 回路、 3 基板、 4 外
装、 11 密閉容器、 12 電動要素、 13 圧
縮手段、 14 吸入管、 15 吐出管、16 冷凍
機油、 17 開口部である油抜き口、 18 液だめ
手段、 19破砕片、 20 管、 21 プロセス
管、 22 連通穴、 31 バケット、 32 油受
け皿、 40 水槽、 41 水、 42 吸入口、
43排出口、 44 ポンプ、 45 浮上油、 46
コンベア、 47 油圧シリンダ、 48 コンベ
ア、 50 油分離装置、 51 ベルト、 52 ワ
イパー、 55 超音波振動子、 60 スクリュー装
置、 70 冷却装置、71 冷却槽、 72,73
圧縮機、 74 膨張タービン、 75 冷却器、 9
0 破砕装置、 91 刃物、 92 破砕容器、 9
3 排出口、94駆動装置、 95 レール、 100
制御装置、 131 加工用テーブル、 132 加
工治具、 133 押さえ治具、 134 油溝、 2
01加圧流体発生装置、 202 カプラー、 203
シール機構部、 204ドリル、 205 孔、 2
06 油受け器、 207 回収油、 300 圧縮
物、 301 コンベア、 302 ホッパー、 30
3 コンベア、 304 ホッパー、 305 低温流
体、 306 回転羽根、 307 破砕機、308
破砕片、 309 コンベア、 310 圧縮装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04B 39/14 B09B 5/00 ZABC 4D067 (72)発明者 太田 亨淳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森川 庄一郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA21 AA47 AB14 AB45 BB02 BB83 BC05 CD22 3B201 AA21 AA47 AB13 AB32 BB02 BB83 BB87 BB92 BC05 CB23 CD22 3H003 AA01 AB01 AC03 BD12 CE02 CE06 4D004 AA22 CA05 CA07 CA40 CB13 4D065 AA11 EB20 ED21 ED39 4D067 EE11 EE44 GA20 GB03

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に油を封入もしくは油が付着した容
    器に内部と外部を連通する複数の開口部を設けるステッ
    プと,複数の前記容器を周囲が開放された収納装置に収
    納するステップと,前記収納装置を洗浄液の中に浸漬し
    前記開口部から前記洗浄液を前記容器内に入れるステッ
    プと,前記収納装置もしくは前記洗浄液を動かして,且
    つ前記収納装置を前記洗浄液から離脱させて前記容器内
    部の油を洗浄するステップと,を備えたことを特徴とす
    る容器内油洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記洗浄液を貯留する洗浄槽内で前記収
    納装置の位置または角度を変えて容器内の油を洗浄する
    ことを特徴とする請求項1記載の容器内油洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄液を貯留する洗浄槽内で前記洗
    浄液を撹拌し,もしくは前記洗浄液に超音波振動を与え
    て容器内の油を洗浄することを特徴とする請求項1記載
    の容器内油洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記収納装置を前記洗浄液から離脱させ
    る際に前記収納装置の位置または角度を変えて容器内の
    油を洗浄することを特徴とする請求項1記載の容器内油
    洗浄方法。
  5. 【請求項5】 前記容器内の油が洗浄された複数の容器
    は前記収納装置に収納された状態で搬送もしくは保管さ
    れることを特徴とする請求項1記載の容器内油洗浄方
    法。
  6. 【請求項6】 油を付着させた内部と外部の間を複数の
    開口部で連通した容器を複数収容可能であって、周囲が
    開放された収納装置と,貯留する洗浄液に前記収納装置
    を浸漬,離脱させて、前記容器内に前記開口部を介し前
    記洗浄液を流入,流出させ前記油を洗浄する洗浄槽と,
    前記洗浄液を循環させて前記容器から流出し前記洗浄液
    の表面に浮いた油を回収する油回収手段と,を備えたこ
    とを特徴とする容器内油回収装置。
  7. 【請求項7】 前記洗浄槽に設けられ前記洗浄液を撹拌
    し,もしくは前記洗浄液に超音波振動を与えて容器内に
    付着した油を分離する油分離手段と,を備えたことを特
    徴とする請求項6記載の容器内油回収装置。
  8. 【請求項8】 前記油回収手段を通した洗浄液を循環さ
    せる洗浄液循環手段と,を備えたことを特徴とする請求
    項6記載の容器内油回収装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも一部を開口した圧縮機を洗浄
    液中に浸漬させて前記圧縮機内部に前記洗浄液を流入流
    出させて前期圧縮機内部の油を洗浄するステップと、前
    記洗浄した圧縮機に機械的な外力を加えて破砕するステ
    ップと,破砕された前記圧縮機の砕片を材料ごとに分別
    するステップと,を備えたことを特徴とする圧縮機の破
    砕分別方法。
  10. 【請求項10】 前記圧縮機内部の油を抜いた後で前記
    洗浄液で前記圧縮機内部を洗浄することを特徴とする請
    求項9記載の圧縮機の破砕分別方法。
  11. 【請求項11】 前記機械的な外力は回転する破砕手段
    を前記圧縮機に接触させて破砕することを特徴とする請
    求項9記載の圧縮機の破砕分別方法。
  12. 【請求項12】 複数の前記圧縮機を収納装置に収納
    し,一括して洗浄すると共に,複数の収納装置に収納し
    洗浄した圧縮機を前記破砕手段にて順次破砕することを
    特徴とする請求項9記載の圧縮機の破砕分別方法。
  13. 【請求項13】 前記圧縮機は洗浄後水分が残された状
    態で破砕手段にて破砕することを特徴とする請求項9な
    いし12の内の少なくとも1記載の圧縮機の破砕分別方
    法。
  14. 【請求項14】 圧縮機内部と連通し前記圧縮機内部の
    油を抜き取り可能な開口部を開口する加工手段と,前記
    圧縮機の開口部を複数設け,この開口部を介して洗浄液
    を流入流出させて前期圧縮機内部の油を洗浄可能な洗浄
    装置と,前記洗浄した圧縮機に機械的な外力を加えて破
    砕する破砕手段と,を備え,前記破砕手段は前記圧縮機
    を段階的に細かい砕片にしていくことを特徴とする圧縮
    機の破砕装置。
  15. 【請求項15】 圧縮機内部と連通し前記圧縮機内部の
    油を抜き取り可能な開口部を開口する加工手段と,前記
    開口した圧縮機を洗浄液中に浸漬させ前記圧縮機内部に
    前記洗浄液を流入流出させて前期圧縮機内部の油を洗浄
    可能な洗浄装置と,前記洗浄した圧縮機を低温冷却して
    機械的な外力を加え破砕する破砕手段と,を備え,前記
    圧縮機を冷却して破砕する前に圧縮機内部の油を洗浄す
    ることを特徴とする圧縮機の破砕装置。
  16. 【請求項16】 前記圧縮機の開口部の少なくとも一つ
    は容器に刃物などで負荷をかけて破壊した開口部である
    ことを特徴とする請求項14または15記載の圧縮機の
    破砕装置。
  17. 【請求項17】 前記圧縮機の破壊した開口部は容器の
    コーナー部付近または端面部に設けることを特徴とする
    請求項16記載の圧縮機の破砕装置。
  18. 【請求項18】 前記圧縮機の破壊した開口部は容器の
    一部を切断または切れ目状に設けることを特徴とする請
    求項16記載の圧縮機の破砕装置。
  19. 【請求項19】 前記圧縮機の破壊した開口部は複数の
    筋違いの切れ目であることを特徴とする請求項16記載
    の圧縮機の破砕装置。
  20. 【請求項20】 複数の開口した前記圧縮機を収納する
    収納装置と、を備え、前記収納装置に収納した複数の圧
    縮機を一括して洗浄及び搬送を行うことを特徴とする請
    求項14または15記載の圧縮機の破砕装置。
  21. 【請求項21】 回転体と固定体を有する圧縮要素及び
    電動要素が容器に支持され密閉された状態で収納される
    圧縮機と,前記容器内に充填され前記回転体の回転を潤
    滑する冷凍機油と,前記容器に接続され前記容器の内外
    に冷媒を循環可能とする吐出管及び吸入管と、を備え,
    前記容器内の冷凍機油を抜く開口を連通させる前記容器
    の外表面位置に,穴をあけやすい平らな部分または切断
    しやすい凸部を設けることを特徴とする圧縮装置。
  22. 【請求項22】 回転体と固定体を有する圧縮要素及び
    電動要素が容器に支持され密閉された状態で収納される
    圧縮機と,前記容器内に充填され前記回転体の回転を潤
    滑する冷凍機油と,前記容器に接続され前記容器内外に
    冷媒を循環可能とする吐出管及び吸入管と、を備え,前
    記圧縮機を分別回収する際に容器内の冷凍機油を洗浄す
    る開口が加工しにくい前記圧縮要素及び電動要素を支持
    する部分等に相当する容器外表面位置に貫通不適当を示
    す表示を行うことを特徴とする圧縮装置。
  23. 【請求項23】 前記圧縮機に前記圧縮機の重量及び封
    入油量の少なくとも一つを表示することを特徴とする請
    求項21または22記載の圧縮装置。
  24. 【請求項24】 前記圧縮機の吐出管は容器内壁面から
    内部に突出させた部分を設けない,または,前記吐出管
    を前記容器内に突出させた場合は前記吐出管の内壁面近
    傍に管の内と外を連通する孔を設けることを特徴とする
    請求項21または22記載の圧縮装置。
  25. 【請求項25】 回転体と固定体を有する圧縮要素及び
    電動要素が容器に支持され密閉された状態で収納される
    圧縮機と,前記容器内に充填され前記回転体の回転を潤
    滑する冷凍機油と,前記容器に接続され前記容器内外に
    冷媒を循環可能とする吐出管及び吸入管と、前記圧縮機
    の吸入管に接続する液だめ手段と,前記前記液だめ手段
    内部壁面から前記吸入管または別の配管を内部に突出さ
    せない,または突出させた場合は管の内部壁面近傍に管
    の内と外を連通する孔を設けることを特徴とする圧縮装
    置。
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