JP2006305648A - 工作機のクーラント循環装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸散や、漏れや、こぼれがなく、工場内の環境汚染を防止する工作機のクーラント循環装置を提供する。
【解決手段】工作機のクーラント循環装置100は、加工部32を有する工作機31と、加工部から排出される加工屑11及び加工液10を落下させる案内部35と、案内部の出口35aに接続され加工屑と加工液とを分離する分離装置1と、分離された加工屑を工作機外へ排出する排出装置5と、排出装置の出口5aに配置され分離された加工屑を回収する加工屑収納容器36と、分離された加工液を集流し排出する加工液排出ポンプ19と、加工液排出ポンプの出口19aに一端が接続された天井配管101と、天井配管の他端101bに接続されたクーラント装置37と、クーラント装置により再生された加工液を工作機に供給する第二の天井配管102とを設ける。さらに加工部を密閉し、案内部と分離装置の流入口3とをダクト40で接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工作機の加工時に使用する切削液等の加工液の回収および再使用するための工作機のクーラント循環装置に関し、特に、装置全体の改良に関する。
特許文献1のものは工作機の加工時に使用する切削液及び加工により発生する切削屑をカバー壁を有するダクト状のシュートで下方に案内して切削液回収容器に回収したり、ピットに集めたりしている。このものでは、回収した切削液の処理については開示されていない。特許文献2のものにおいては、研削等で生じた研削液と研削屑とが混合したスラッジとして機外に排出し、沈殿設備のフィルターにより濾過して、研削屑と研削液とに分離し、研削屑をプレス装置等により圧縮して固形化し、製鋼メーカー等の送り再度原料として用いるようにしてリサイクルを行っている。一方、分離された研削液は、クーラント装置に直接戻したり、ピットに一度集流してクーラント装置に集め、回収した研削液を再濾過、あるいは再生して再度工作機に加工部に切削液を供給し、再度クーラントとして再利用するようにした工作機のクーラント循環装置が記載されている。
また、特許文献3には、大量の加工後のクーラントを回収して、マグネットを併用した大型の沈殿槽で研削液と研削屑とに分離して、研削液を再生して、再度クーラント液として再使用するとともに、研削屑は、さらにスクリューコンベア、攪拌装置を通して、残る研削液を回収しながら、最終的にプレスにより研削屑を固形化している。一方、特許文献4の鋸盤においては、鋸盤の加工部の下方にスクリューコンベアを配置し、切削屑と切削液とを分離回収する例が記載されている。なお、クーラントの再生装置としては、ペーパーフィルターを用いたもの、濾過助剤を用いるもの、フィルターを介して吸引したり加圧したりするもの、沈殿方法、マグネット方式、静電方式等種々のものが知られている。
特開2001−87980号公報 特開2001−300597号公報 特開2004−249382号公報 実公昭59−14103号公報
しかしながら、特許文献1においては、切削液回収容器やピットを用いているが、切削液が蒸散したり、切削液回収装置から切削液がこぼれたり、ピットからの漏れを生じたりする。また、漏れ等があっても容易に発見できない。また、加工液の蒸散により工場内の環境汚染の原因となるという問題があった。また、特許文献3についてはクーラント配管について開示されていないが、スクリューコンベアや攪拌機、ベルトコンベアから研削液が蒸散するという問題があった。また、特許文献2のものでは、かかる点については開示されていない。また、特許文献4においては、手作業で切削油を回収しているので同様な問題の他、自動化あるいは省力化ができないという問題があった。
本発明の課題は前述した問題点に鑑みて、蒸散がなく、漏れや、こぼれがなく、漏れを発見し易く、工場内の環境の汚染を防止する工作機のクーラント循環装置を提供することである。
本発明においては、加工液を用いて加工する加工部を有する工作機と、前記加工部から排出される加工屑及び前記加工液を落下させる案内部と、前記案内部の出口に接続され前記加工屑と加工液とを分離する分離装置と、前記分離装置により分離された加工屑を前記工作機外へ排出する排出装置と、前記排出装置の出口に配置され前記分離された加工屑を回収する加工屑収納容器と、前記分離装置により分離された加工液を集流し排出する加工液排出ポンプと、前記加工液排出ポンプの出口に一端が接続された第一の天井配管と、前記第一の天井配管の他端に接続されたクーラント装置と、前記クーラント装置により再生された加工液を前記工作機に供給する第二の天井配管と、を有する工作機のクーラント循環装置を提供することにより前述した課題を解決した。
即ち、切削液、研削液、研磨液等の加工液を用いて加工する加工部を有する工作機から案内部を通って落下する、切削屑、研削屑、研磨屑等の加工屑と加工液を案内部の出口に設けられた分離装置で加工液と加工屑とを分離して、液分の少ない加工屑を工作機外へ排出する一方、加工液は加工液排出ポンプによって、天井配管を通って、クーラント装置に回収されるので、加工液の蒸散が少なく、漏れ等も容易に発見できる。
より好ましくは、工作機は少なくとも加工部をカバーし、案内部、分離装置間等をカバーやダクトで囲い外部とできる限り遮断すれば、外部に加工液が露出するのは加工屑収納容器に排出された加工屑に付着した加工液だけとなり、蒸散がさらに減じる。そこで、請求項2に記載の発明においては、前記工作機は加工部を密閉可能にされ、前記案内部と前記分離装置の流入口とがダクトで接続されたクーラント循環装置とした。なお、密閉度は完全なものでなく加工液や加工液の蒸発物等が許容できる程度でもよい。また、加工液排出ポンプは加工液が無くなってポンプ作用ができなくても焼き付け等が生ぜず連続運転が可能なグッシャポンプ(登録商標)等を用い、できる限り連続運転するのが好ましい。液面検知機でON−OFFする液面制御も可能であるが、検知機の故障等による不測の事態をできる限りなくすのがよい。
また、請求項3の発明においては、前記クーラント装置は複数の工作機にそれぞれに複数の天井配管を介して接続されている工作機のクーラント循環装置とした。これにより集中クーラント方式としても、多数の複雑なピットを設ける必要がなく、配管も容易である。なお、クーラント装置も複数としてよい。
さらに、請求項4の発明においては、前記分離装置はスクリューコンベアであって、該スクリューコンベアは先端が0〜5°の傾きになるようにほぼ水平に配置され上方に突出し長手方向に延びる流入口を有する筒状の本体と、前記本体の先端に曲げ案内部を介して接続され、かつ上方に斜めに立ち上がる排出管と、を有するスクリューコンベアである工作機のクーラント循環装置とした。かかるスクリューコンベアでは、間歇運転や、排出管による圧縮により加工液の分離、回収を促進して加工屑と加工液の分離を効率よく行え、容易である。また、工作機の下方に容易に配置できるので、小型化し易い。
本発明の工作機のクーラント循環装置においては、工作機の案内部の出口で加工屑と加工液を分離し、加工液を天井配管でクーラントへ回収するようにしたので、加工液の漏れや、こぼれが無く、蒸散も少ない。また、漏れ等を容易に発見できるものとなり、環境汚染がなく、万一汚染しても汚染の広がりを最小限にできる。また、工作機とクーラントは近接して配置してもよいが、互いに離れた場所、あるいは別建家に配置する場合に効果的である。さらに、クーラント装置を工場外へ設ければ、工場内の環境もよりよくなるという効果を奏する。さらに、請求項2に記載の発明においては、加工部及び案内部と分離装置間を密閉したので、さらに蒸散を微少又はなくすことができる。
また、クーラント装置と複数の工作機を天井配管を介して接続した集中クーラント方式でもピットが不要で配管も容易であるので、工場環境が改善する(請求項2)。さらに、分離装置として流入口と、曲げ案内部と、上方斜めに立ち上がる排出管を有するスクリューコンベアをほぼ水平に配置し、加工液と加工屑の分離を促進するので、加工屑への加工液の付着による外部への漏出を減少させ、加工液の蒸散を防止するので、外部への汚染が減少する。また、加工液の回収率もよいものとなった。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態を示す工作機のクーラント循環装置の概略説明図、図2は図1に用いる工作機及び分離装置等を示す正面図である。図1に示すように、本発明の工作機のクーラント循環装置100は、加工液10を用いて加工する加工部32を有する工作機31と、加工部から排出される加工屑11及び加工液を落下させる案内部(シュート)35と、案内部の出口(シュート出口)35aに接続され加工屑と加工液とを分離する分離装置(スクリューコンベア)1と、分離装置により分離された加工屑を工作機外へ排出する排出装置(スクリューコンベア排出管)5と、排出装置の出口5aに配置され分離された加工屑を回収する加工屑収納容器36と、分離装置により分離された加工液を集流し排出する加工液排出ポンプ19と、加工液排出ポンプの出口19aに一端101aが接続された第一の天井配管101と、第一の天井配管の他端101bに接続されたクーラント装置37と、クーラント装置により再生された加工液を工作機に供給する第二の天井配管102とから構成されている。クーラント装置37と工作機31とは仕切壁103を間にして離隔して設置され、クーラント装置にはさらに、同様に図示しない複数の工作機に天井配管を介して接続されている
図2に示すように、工作機31は例えばNC工作機械である。NC工作機31は、ワークを回転保持するワークチャックとワークを加工する工具を移動、回転させるワークスピンドルをNCプログラムに従って制御し、ワークを加工するものである。加工に当たって、加工性能を確保するため、あるいは加工屑を効率よく排除するためクーラント等の加工液を供給しながら加工する。NC工作機31は、デザインや取扱等の理由の他、加工部32での加工液10や加工屑11の飛散を防止するためカバー33で覆ようにしている。また、加工部へのワークの搬入搬出等の為の扉34が設けられている。また、加工屑、加工液を外部に排出する為に加工部32の下方にシュート35が設けられている。
シュート35の下方には前述したスクリューコンベア1が設けられており、スクリューコンベアの上部開口部3とシュート35の出口35aがほぼ一致するようにされている。スクリューコンベアの排出管5はNC工作機31の脇へでるようにされ、排出管出口5aの下に移動可能な加工屑収納容器36が置かれる。シュート35の出口35a形状とスクリューコンベア1の上部開口部3の形状は長方形であり、両端をそれぞれの長方形に合わせてステンレス鋼板を枠に組んだダクト40により密閉接続されている。ダクト40の本体41の上面にはL字、逆L字断面のシール部材43がボルト44で取付られており、シール部材43の開口43aはシュート出口35aの側面に若干のつぶし代(変形代)を残して嵌合するようにされている。本体41はシール部材43と反対側に下側開口41bが設けられており、下側開口が上部開口部3の上部に設けられた接続部3aの内側3bに挿入される。接続部3a上面3cとダクト本体41の段部41cとの間に角形パッキン42が挟まれている。ダクト本体41とシール部材43とを分離すればそれぞれ上下に移動させ横方向にそれぞれ取り外すことができるようにして、ダクト40の取付取り外しを行う。
なお、ダクト40は、工作機側のシュートを上方に外すようにしても良い。また、平板材や山形材等をシュート出口35aと接続部3aの外周にボルト等で組み付けるようにしてもよい。また、両端が角形の留め具を有するゴム製の筒や蛇腹の両端をそれぞれシュート出口35aの外周、接続部3aの外周に嵌合させボルト止めする等してもよい。また、組み付けに当たってパッキン等を用い蒸散等を防止できる程度に適宜密閉構造とするのが好ましい。ダクトの詳細構造についてはかかる他、種々の方法が適用できることはいうまでもない。
スクリューコンベア1の液体受17から加工液を回収する加工液排出ポンプ19により、加工液は第一の天井配管101を通ってクーラント装置37に回収される。クーラント装置37は回収された加工液10を再生し、図示しないクーラント供給ポンプより第二の天井配管102を通って、加工部32に加工液を再供給する。クーラント装置37は、前述したように、例えばペーパーフィルターを用いたもの、濾過助剤を用いるもの、フィルターを介して吸引したり加圧したりするもの、沈殿方法、マグネット方式、静電方式等の一般的なものであり、説明を省略する。
次にスクリューコンベア1について詳述する。図3は本発明の実施の形態に使用したスクリューコンベアの部分断面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図3のB−B線断面図である。図2に示すように、スクリューコンベア1は、先端2aが0〜5°の傾きになるようにほぼ水平に配置され上方に突出し長手方向に延びる流入口3を有する筒状の本体2と、本体の先端に曲げ案内部4を介して接続され、かつ上方に斜めに立ち上がる排出管(排出装置)5を有する。本体2内には、長手方向を軸6として回転可能にされ、かつ、軸に帯状材7の片側面7aを溶接等により固定しながら螺旋状に巻き付けるようにされたスクリュー8が回転可能に設けられている。スクリュー8の先端側8aは曲げ案内部4に臨み図6が図示しない軸受で支持されている。スクリュー8の後端8bには軸直角方向にスクリューと干渉しないように隔壁9が設けられ、流入口3から流入する加工液10及び加工屑11を収容するようにされている。スクリュー軸6は隔壁を貫通し、スクリューコンベア本体2の後端2bに取付けられた電動機付減速機(駆動源)12の回転軸に接続され、回転可能にされている。隔壁9と軸6とは、加工液等が漏れにくいように、シール材でシールしたり、微少隙間が設けられている。
図2,3に示すように、流入口3の側面3aには、横長の穴13が開けられ、この穴13ににはパンチングメタル14がボルトにより取付、取り外し可能にされ、パンチングメタルには孔径1mm程度の多数の微少孔14aが形成されており、第一の液体排出口15が形成されている。第一の液体排出口15の下辺13cはスクリュー8の上縁8cとほぼ同じ高さ(±5mm程度)又は若干高めにされている。図2,4に示すように、第一の液体排出口15と反排出管5側に離隔して隔壁9が設けられている。隔壁9の上部には第二の液体排出口16が設けられている。第二の液体排出口は流入口3より低い位置に設けられ、第二の液体排出口の下辺16cは第一の液体排出口15より高い位置に設けられている。第一及び第二の液体排出口15,16から排出される液体を受ける液体受17が設けられている。
第一の液体排出口15の流入口3側に遮蔽板18が設けられている。遮蔽板は第二の液体排出口16とは離隔し干渉しないようにされている。また、パンチングメタル14は取り外し可能にされている。液体受17は、本体2の真下に長方形にほぼ全長に渡って設けられ、四辺17a,17b,17c,17dが流入口3の縁高さまで延び、さらに流入口周縁向かって折り曲げられ流入口縁に接続固定し蒸散防止カバー20が設けられ液面の開口が流入口3と開口を共有するようにされている。液体受17に回収された加工液はポンプ19により、回収される。スクリューコンベア本体2の円筒部2bが隔壁9、液体受17の側板17cを貫通してフランジ2fで側板に固定され、さらに、電動機付減速機12が取付られている。円筒部2での下方のドレーン穴21は加工液10の電動機付減速機への漏れを防止する。
かかる実施の形態において、その作動について図1乃至図5の図面を参照して説明する。図1に示すように、クーラント装置37から第二の天井配管102を通って、加工液10が工作機31の加工部32に供給される(なお、開閉バルブ、ノズル等については省略する)。図2に示すように、加工部32で排出される加工屑11及び加工液10はシュート35、ダクト40を通って、スクリューコンベア1の流入口3からスクリューコンベア本体2内に投入される。遮蔽板18により、加工屑11及び加工液10が直接第一の液体排出口15であるパンチングメタル14には当たらないのでパンチングメタルの損傷を防ぐ。パンチングメタルに代えフィルター等を使用した場合はより顕著に損傷を防ぐ。加工屑11はスクリューコンベア本体2に貯まる。電動機付減速機12を間歇的に動かすことにより、スクリュー8を回転させ、徐々に加工屑を曲げ案内部4に送出する。曲げ案内部4に送られた加工屑はスクリュー8により後から送出される加工屑により圧縮、絞られながら押され、順次曲げ案内部、排出管5を押し上げられ、排出管出口5aより排出され加工屑収納容器36内に落下し加工屑として回収される。曲げ案内部4、排出管5内では加工屑11は圧縮されるので、加工屑に付着又は混合している加工液10が絞り出され曲げ案内部側に戻され、加工屑収納容器に回収される加工屑の加工液の含有割合少ないものとなり、固形化や焼却等の後工程での処理が容易になる。なお、図においては加工液、加工屑とも一部のみを記載している。
一方、スクリューコンベア本体2は隔壁9と曲げ案内部4及び立ち上がっている排出管5の一部とで容器を形成し、加工液10が貯留される。貯留された加工液10は工作機加工部から流出される加工液が溜まるに従って、液面が徐々に上昇する。液面10aが第一の液体排出口15に達すると、微少孔から加工液が流出し、液体受17に流出し、加工液排出ポンプ19により第一の天井配管101を通ってクーラント装置37に移送され、一部又は全部が再利用あるいは廃却される。比較的大きな切削屑11は本体2の下方、スクリュー8側に落ちるが、軽い切削屑、ゴミ、微少切削屑等は加工液に浮遊したり、一緒に流出しようとするが、微少孔を通過できないものは液体受17側には流出しないので、ポンプ19や、クーラント装置37の負荷が軽減し、メンテナンスの頻度を減らし、長寿命がはかれる。パンチングメタルに代えて、フィルター等を用いればよりゴミや微少切削屑、スカム等の流出も阻止できる。また、パンチングメタルは交換可能であり、洗浄等により目詰まりを解消できる。
パンチングメタル(フィルター)14の目詰まり等を生じたり、過度の加工液10がスクリューコンベア本体2に流入した場合は、液面が上昇する。液面10aが第二の液体排出口16に達すると、加工液は第二の液体排出口を通って、円筒部2d、隔壁9、液体受17の側板17cで囲まれた液体受17に流出(オーバーフロー)する。これにより、第一の液体排出口の目詰まり、急激な流入に対して作業を止めることなく加工屑及び加工液の回収を行うことができる。なお、隔壁9の下方に目の粗い網38等を設ければ粗大な切削屑等のポンプ19への流入を減じることができる。なお、ポンプ19の吸入口は図でみて隔壁19の右側に設置し、右側の加工液10′を回収する。
スクリューコンベア本体2や、液体受17に貯留された加工液は、特に加工液が水溶性等の場合に顕著であるが、常温でも蒸発する。しかし、液体受17は蒸散防止カバー20で覆われているので、流入口3以外への加工液の飛散、蒸散はない。さらに、流入口3とシュート35はダクト40で接続されているので、シュート上部の加工部32以外への加工液の飛散、蒸散はない。また、加工液10はポンプ19により、天井配管101を通って、離隔して設けられたクーラント装置37へ回収するようにしたので漏れ等を容易に発見できるものとなり、汚染の広がりを最小限にできる。加えるに、加工部32はカバー33、扉34で覆われているので工作機全体から外部への加工液の飛散、蒸散は激減するものとなる。なお、加工部32に吸気ダクト等を設けて、清浄化処理等をして外部へ排気する等すれば、さらに工場内の環境を良好に保つことができる。
本実施の形態においては、スクリューコンベア1をオーバーフロータイプのものについて説明したが、従来のスクリューコンベアの他、ベルトコンベア等でも同様であることはいうまでもない。
本発明の実施の形態を示す工作機のクーラント循環装置の概略説明図である。 図1に用いる工作機及び分離装置等を示す正面図である。 本発明の実施の形態に使用したスクリューコンベアの部分断面図である。 図3のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。
符号の説明
1 分離装置(スクリューコンベア)
2 スクリューコンベア本体
2a スクリューコンベア本体先端
3 流入口
4 曲げ案内部
5 排出装置(排出管)
5a 排出装置の出口(排出管出口)
10 加工液
11 加工屑
19 加工液排出ポンプ
19a 加工液排出ポンプ出口
31 工作機(NC工作機)
32 加工部
35 案内部(シュート)
35a 案内部の出口(シュート出口)
36 加工屑収納容器
37 クーラント装置
40 ダクト
100 工作機のクーラント循環装置
101 第一の天井配管
101a 第一の天井配管の一端
101b 第一の天井配管の他端
102 第二の天井配管

Claims (4)

  1. 加工液を用いて加工する加工部を有する工作機と、前記加工部から排出される加工屑及び前記加工液を落下させる案内部と、前記案内部の出口に接続され前記加工屑と加工液とを分離する分離装置と、前記分離装置により分離された加工屑を前記工作機外へ排出する排出装置と、前記排出装置の出口に配置され前記分離された加工屑を回収する加工屑収納容器と、前記分離装置により分離された加工液を集流し排出する加工液排出ポンプと、前記加工液排出ポンプの出口に一端が接続された第一の天井配管と、前記第一の天井配管の他端に接続されたクーラント装置と、前記クーラント装置により再生された加工液を前記工作機に供給する第二の天井配管と、を有することを特徴とする工作機のクーラント循環装置。
  2. 前記工作機は加工部を密閉可能にされ、前記案内部と前記分離装置の流入口とがダクトで接続されていることを特徴とする請求項1記載のクーラント循環装置。
  3. 前記クーラント装置は複数の工作機のそれぞれに複数の天井配管を介して接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の工作機のクーラント循環装置。
  4. 前記分離装置はスクリューコンベアであって、該スクリューコンベアは先端が0〜5°の傾きになるようにほぼ水平に配置され上方に突出し長手方向に延びる流入口を有する筒状の本体と、前記本体の先端に曲げ案内部を介して接続され、かつ上方に斜めに立ち上がる排出管と、を有するスクリューコンベアであることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の工作機のクーラント循環装置。
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