JP2013121353A5 - - Google Patents

Claims (25)

1. VHドメイン及びVLドメインを含み、かつ、フィブロネクチンのエキストラドメイン-A (ED-A)アイソフォームに結合する抗体分子またはその抗原結合部位であって、
   該VHドメインがフレームワーク並びに相補性決定領域のセットであるHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含み、
   ここでHCDR1が配列番号83のアミノ酸配列を有し、
   HCDR2が配列番号4のアミノ酸配列を有し、
   HCDR3が配列番号5のアミノ酸配列を有し、
   且つ、該VLドメインが相補性決定領域のセットであるLCDR1、LCDR2及びLCDR3並びにフレームワークを含み、
   ここでLCDR1が配列番号86のアミノ酸配列を有し、
   LCDR2が配列番号7のアミノ酸配列を有し、且つ、
   LCDR3が配列番号8のアミノ酸配列を有する、前記抗体分子またはその抗原結合部位。
2. 前記VHドメインフレームワーク及び／又はVLドメインフレームワークがヒト生殖系列フレームワークである、請求項１に記載の抗体またはその抗原結合部位。
3. 抗体分子またはその抗原結合部位が、配列番号81に示されるVHドメインを含むか、または配列番号81に示されるVHドメインを含むがただしVHドメインの第5位のアミノ酸がバリン残基（V）の代わりにロイシン残基（L）である、請求項１または２に記載の抗体分子またはその抗原結合部位。
4. 配列番号82に示されるVLドメインを含むか、
   配列番号82に示されるVLドメインを含むがただしVLドメインの第18位のアミノ酸がリシン残基（K）の代わりにアルギニン残基（R）であるか、または
   配列番号82に示されるアミノ酸配列の1-108位のアミノ酸を含みただし配列番号82に示されるアミノ酸配列の第18位のアミノ酸がリシン残基（K）の代わりにアルギニン残基（R）である、
   請求項１〜３のいずれか１項に記載の抗体分子またはその抗原結合部位。
5. フィブロネクチンのエキストラドメイン-A (ED-A)アイソフォームに結合する抗体またはその抗原結合部位であって、
   (i) 配列番号81に示されるアミノ酸配列を含むVHドメイン、ここで配列番号81に示されるアミノ酸配列の第５位のアミノ酸がバリン残基（V）ではなくロイシン残基（L）である、および
   (ii) 配列番号82に示されるアミノ酸配列の第1-108位のアミノ酸を含むVLドメイン、ここで配列番号82に示されるアミノ酸配列の第18位のアミノ酸がリシン残基（K）の代わりにアルギニン残基（R）である、
   を含む前記抗体またはその抗原結合部位。
6. 抗体分子またはその抗原結合部位が一本鎖Fvを含むか又はダイアボディである、請求項１〜４のいずれか１項に記載の抗体分子またはその抗原結合部位。
7. VHドメインがペプチドリンカーを介してVLドメインにコンジュゲートされている、請求項１〜６のいずれか１項に記載の抗体またはその抗原結合部位。
8. 前記ペプチドリンカーが5〜25アミノ酸を含む、請求項７に記載の抗体またはその抗原結合部位。
9. 前記ペプチドリンカーが5アミノ酸を含む、請求項８に記載の抗体またはその抗原結合部位。
10. 抗体分子またはその抗原結合部位が検出可能な標識にコンジュゲートされている、請求項１〜９のいずれか１項に記載の抗体分子またはその抗原結合部位。
11. 抗体分子またはその抗原結合部位が、殺菌活性若しくは細胞傷害活性を有する分子、又は放射性アイソトープにコンジュゲートしている、請求項１〜９のいずれか１項に記載の抗体分子またはその抗原結合部位。
12. ペプチドリンカーを介して殺菌活性若しくは細胞傷害活性を有する分子にコンジュゲートされている、請求項１１に記載の抗体またはその抗原結合部位。
13. 抗体またはその抗原結合部位が、殺菌活性若しくは細胞傷害活性を有する分子および該抗体またはその抗原結合部位を含んでなる融合タンパク質の形態である、請求項１１または１２に記載の抗体またはその抗原結合部位。
14. 抗体分子またはその抗原結合部位が、サイトカインにコンジュゲートしている、請求項１〜９および１１のいずれか１項に記載の抗体分子またはその抗原結合部位。
15. 抗体分子またはその抗原結合部位が、ペプチドリンカーを介してサイトカインにコンジュゲートしている、請求項１４に記載の抗体分子またはその抗原結合部位。
16. 抗体分子またはその抗原結合部位が、サイトカイン及び抗体分子またはその抗原結合部位を含む融合タンパク質の形態で存在する、請求項１４または１５に記載の抗体分子またはその抗原結合部位。
17. 抗体分子またはその抗原結合部位が毒素、標的化部位又は酵素にコンジュゲートしている、請求項１〜９のいずれか１項に記載の抗体分子またはその抗原結合部位。
18. 毒素、標的化部位又は酵素がペプチドリンカーを介して抗体分子またはその抗原結合部位にコンジュゲートしている、請求項１７に記載の抗体分子またはその抗原結合部位。
19. 以下の(i)および(ii)を含む体コンジュゲート、
    (i) VHドメイン及びVLドメインを含み、かつ、フィブロネクチンのエキストラドメイン-A (ED-A)アイソフォームに結合する抗体またはその抗原結合部位、
    (a)ここで前記VHドメインは配列番号81に示されるアミノ酸配列を含み、ただし配列番号81に示されるアミノ酸配列の第5位のアミノ酸がバリン残基（V）の代わりにロイシン残基（L）である、かつ
    (b) ここで前記VLドメインは配列番号82に示されるアミノ酸配列の第1-108位のアミノ酸を含み、ただし配列番号82に示されるアミノ酸配列の第18位のアミノ酸がリシン残基（K）の代わりにアルギニン残基（R）である、
    ここで前記VHドメインは５アミノ酸のペプチドリンカーを介して前記VLドメインにコンジュゲートされている、ならびに
    (ii)サイトカイン。
20. 抗体がダイアボディーである、請求項１９に記載の抗体コンジュゲート。
21. 請求項１〜１８のいずれか１項に記載の抗体もしくはその抗原結合部位、または請求項１９もしくは２０に記載の抗体コンジュゲートを、製薬上許容しうる担体中に含む、医薬組成物。
22. 請求項１〜９および１４〜１６のいずれか１項に記載の抗体分子またはその抗原結合部位または請求項１９または２０に記載の抗体コンジュゲートをコードする、単離された核酸。
23. 請求項２２に記載の核酸を含む宿主細胞。
24. 請求項２３に記載の宿主細胞を、抗体もしくはその抗原結合部位または抗体コンジュゲートを産生する条件下で培養することを含む、請求項１〜９および１４〜１６のいずれか１項に記載の抗体もしくはその抗原結合部位、または請求項１９もしくは２０に記載の抗体コンジュゲートを製造する方法。
25. 前記抗体もしくはその抗原結合部位または抗体コンジュゲートを単離する工程をさらに含む、請求項２４に記載の方法。