JP2013103508A - 車両用音声処理装置及び車両用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯端末機との間で行っている通信が異なるプロトコルの通信に切り替わった際に、車載機による音楽データの再生が途切れることを防止する。
【解決手段】車載機1は、携帯電話機2から有線通信I/F制御部8を介して受信した音楽データをメモリ4に記憶すると共に、そのメモリ4に記憶された音楽データを音声再生装置17に出力する。そして、携帯電話機2との有線通信による接続が切断されてもメモリ4に記憶された音楽データの出力を継続し、携帯電話機2から無線通信により音楽データを受信すると、その受信した音楽データを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の通信手段により携帯端末機と接続可能に構成される車両用音声処理及びその車両用音声処理装置を備えてなる車両用装置に関する。
特許文献1には、表示装置が、演算処理装置(ホスト)に有線接続線を介して接続されているクレードルに設置された状態では演算処理装置と有線通信を行い、クレードルより取り外してユーザにより携帯された状態では演算処理装置と無線通信を行う構成において、有線通信と無線通信との切り替え時に必要な登録処理や接続処理を、ユーザに意識させることなくスムーズに行うようにした技術が開示されている。
特許第4083996号公報
上記のような装置間の関係は、例えば車両に搭載されるオーディオ機器のような車載機と、携帯電話機との間についても該当する場合がある。例えば、両者が有線通信を行っている状態で、携帯電話機内の音楽データを車載機側に送信し、車載機がその音楽データを再生している状態において、両者間の有線通信が断たれた後Bluetooth(登録商標)等の無線通信に移行するようなケースである。
具体的な例を挙げると、車両の前方座席に着座している乗員が有線通信で接続された携帯電話機を操作している状態から、その携帯電話機を後方座席に着座している乗員に手渡して操作させる際に無線通信に切り替わるような状況が想定される。この時、車載機が再生中の音楽を継続して再生するためには、無線通信に移行する際に、携帯電話機からの音楽データの転送をどのように行うかが問題となる。
ここで、特許文献1に開示されている技術を適用することを想定すると、以下のようなシーケンスとなる。
(1)有線接続での音楽再生中に携帯電話機と車載機との間で、無線接続に必要な情報の授受,及び登録・接続処理を先行して行う。
(2)携帯電話機と車載機との有線接続が断たれると、無線通信に移行する。
この時、有線接続を経由して行われている音楽の再生は停止する。
(3)車載機は、無線通信を介して携帯電話機側に音楽データの転送要求を行う。
(4)携帯電話機より無線通信で送信された音楽データの再生が、車載機によって行われる。
すなわち、上記のシーケンスでは、(2)〜(4)の間に音楽の再生が停止することになり好ましくない。尚、このようなケースは、有線通信から無線通信への切り替えだけでなく、複数の通信プロトコル間で切り替えが行われる際についても同様の問題が生じることが予想される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、携帯端末機との間で行っている通信が異なるプロトコルの通信に切り替わった際に、車載機による音楽データの再生が途切れることを防止できる車両用音声処理装置及び車両用装置を提供することにある。
請求項1記載の車両用音声処理装置によれば、携帯端末機から第1の通信手段により受信した音声データを記憶手段に記憶すると共に、その記憶手段に記憶された音声データを少なくとも音声再生装置に出力する。そして、携帯端末機との第1の通信手段による通信接続が切断されても記憶手段に記憶された音声データの出力を継続し、携帯端末機から第2の通信手段により音声データを受信すると、その受信した音声データを出力する。したがって、携帯端末機と通信を行っている状態で送信された音声データを音声再生装置に出力して再生している途中で、通信が一旦途絶し、異なる通信手段に切り替わって通信が再開された場合でも、音声データの再生が途切れないように継続することができる。
請求項2記載の車両用音声処理装置によれば、携帯端末機から第1の通信手段により受信した音声データを記憶手段に所定時間分記憶させてから、記憶手段に記憶された音声データを音声再生装置に出力する。したがって、第1の通信手段による通信が切断されてから、第2の通信手段による通信が開始されるまでに時間を要する場合でも、その間に記憶手段に記憶された音声データを音声再生装置に出力することで、再生が途切れないように継続できる。
請求項3記載の車両用音声処理装置によれば、第1の通信手段を有線による通信とし、第2の通信手段を無線による通信とするので、携帯端末機との有線通信が切断されて無線通信に切り替わった場合に、音声データの再生が途切れないように継続できる。
請求項4記載の車両用音声処理装置によれば、携帯端末機との第1の通信手段による通信接続が切断した後、第2の通信手段による通信が開始されると携帯端末機に対して音声データの送信を要求する。したがって、第2の通信手段による通信が開始された時点で携帯端末機側が自発的に音声データを送信しない場合でも、音声データの送信を促すことができる。
請求項5記載の車両用音声処理装置によれば、第1の通信手段による通信が接続されると、第2の通信手段による通信接続を可能とするための認証手続きを予め行う。したがって、前記認証手続きを完了させるのに時間を要する場合は、当該手続きを先行して完了させておくことで、第1の通信手段から第2の通信手段への切替えを短時間で行うことができる。
請求項6記載の車両用音声処理装置によれば、携帯端末機との第1の通信手段による通信接続が切断されると、記憶手段に記憶された音声データに基づく音声信号の音量が徐々に小さくなるように出力し、携帯端末機から第2の通信手段により音声データを受信すると、受信した音声データに基づく音声信号の音量が徐々に大きくなるように出力する。これにより、音声データの再生が継続している状態において、携帯端末機と車両用音声処理装置との通信を行う手段が切り替わったことをユーザに認識させることができる。また、仮に通信手段を切り替える間に音声データの再生が途切れてしまった場合でも、再生の中断から再開への移行を、ユーザに対して極力不自然さを感じさせないように行うことができる。
請求項7記載の車両用音声処理装置によれば、携帯端末機から第1の通信手段によって音声データを受信した際にその音声データを記憶手段に記憶して、携帯端末機との第1の通信手段による通信接続が切断された際に、記憶手段に記憶された前記音声データの出力を継続する機能の実行可否を、ユーザに設定させるための設定手段を備える。すなわち、ユーザによっては、また、実際の車内における状態によっては、音楽データの再生を自動的に継続する機能が不要であると判断することも想定されるので、そのようなユーザのニーズに対応できる。
請求項8記載の車両用音声処理装置によれば、記憶手段に記憶させた音声データの容量が所定容量以上になるまでは、携帯端末機に対して所定の転送速度よりも速い転送速度で音声データを送信するように要求し、受信した音声データを所定の転送速度よりも速い転送速度で記憶する。そして、前記容量が所定量以上になると、携帯端末機に対して前記所定の転送速度で前記音声データを送信するように要求し、受信した音声データを所定の転送速度で記憶する。これにより、記憶手段に音声データを急速に所定容量分バッファリングさせることが可能となる。
請求項9記載の車両用音声処理装置によれば、音声データの再生指示を受信するか又は音声データを受信したときに自身が音声再生中の状態であることを識別し、音声データの停止指示を受信するか又は音声データが所定時間以上途絶したときに自身が音声停止中の状態であることを識別する。すなわち、車両用音声処理装置の仕様によっては、自身が送信された音声データを再生しているのか、再生を停止しているのか動作状態を把握できない場合がある。そのような場合に、請求項9のように構成することで、音声データの再生中であるか否かを確実に判別することができる。
請求項10記載の車両用音声処理装置によれば、携帯端末機との第1の通信手段による通信接続が切断した後、第2の通信手段による通信が開始され、且つ、音声再生中の状態であると識別していることを条件に携帯端末機に対して音声データの送信を要求する。これにより、音声データの送信要求を行うべきタイミングを確実に判別できるので、携帯端末機に対して不要な送信要求を行うことを回避できる。
請求項11記載の車両用装置によれば、請求項1ないし10の何れかに記載の車両用音声処理装置と、表示手段を備えた携帯端末機と通信によって接続されると共に、車両内で使用される車両用ディスプレイとを備え、携帯端末機より表示手段の画面に表示されている画像の画素情報を取得すると、その画素情報に基づいて車両用ディスプレイに当該携帯端末機の表示手段に表示されている画面を表示する。すなわち、いわゆる「ヴァーチャル・ネットワーク・コンピューティング機能(以下、VNC)」が実行可能な構成とする。尚、VNC(登録商標)は、ヴァーチャル・ネットワーク・コンピューティング技術の一例であるが、本明細書では、VNCが上記技術の総称を意味するものとして記載する。
そして、車両用ディスプレイに対してユーザによる操作が行われた場合に、操作が行われた画面上の画素領域に対応する携帯端末機の表示手段の画面上での画素領域を操作対象領域として特定すると、当該操作対象領域を示す信号を前携帯端末機に送信し、車両用ディスプレイに対するユーザによる操作の有無、音声データの受信状態の少なくとも1つに基づいて自身が音声データを再生中か停止中かを識別する。このようにVNCを実行している状態では、車両用装置は、携帯端末機側に操作信号を転送するだけであり携帯端末機によって制御されているので、自身の動作状態を把握することができない場合がある。したがって、上記のような条件によれば、音声データを再生中か停止中かを確実に識別できる。
請求項12記載の車両用装置によれば、音声データを受信したときに再生中の状態を識別し、音声データが所定時間以上途絶したときに停止中の状態を識別する。このような態様による場合も、自身が音声データを再生中か停止中かを識別できる。
請求項13記載の車両用装置によれば、車両用ディスプレイの表示に対するユーザによる操作後、所定時間以内に音声データを受信したときに再生中の状態を識別し、車両用ディスプレイの表示に対するユーザからの操作後、所定時間以内に音声データが途絶したときに停止中の状態を識別する。このような態様による場合も、自身が音声データを再生中か停止中かを識別できる。
請求項14記載の車両用装置によれば、携帯端末機から音声データを受信した場合には前記携帯端末機画面(VNCにより表示させている携帯端末機の表示手段の画面)の表示に代えて、又は、携帯端末機画面の表示に重畳させて、車両用ディスプレイに自身の音声データの再生及び停止操作が可能な専用入力操作画面を表示する。すなわち、VNCを終了して自身の専用入力操作画面を表示することで、以降ユーザは車両用装置側のディスプレイを参照しつつ操作を容易に行うことができる。
第1実施例であり、車載音楽再生システムの構成を示す図 車載機と携帯電話機との間で行う処理の内容を示すフローチャート 同処理シーケンス図 シームレス再生機能をON,OFF設定するための画面表示例を示す図 第2実施例であり、通信方式の切り替え前後に車載機が音楽データを再生する音量を変化させる状態を示す図 第3実施例であり、車載機が携帯電話機より受信した音楽データをメモリに記憶させる際の処理を示すフローチャート 第4実施例であり、車載機と携帯電話機との通信が切断された場合の処理を示すフローチャート 第5実施例であり、(a)はVNCにおける画面表示例、(b)は車載機本来のオーディオ専用の入力操作画面例を示す図 車載機側の処理を示すフローチャート 第6実施例であり、車載機側の画面表示例を示す図
(第1実施例)
以下、第1実施例について図1ないし図4を参照して説明する。図1は、車載音楽再生システムの構成を示すものである。車載音楽再生システムは、車載機(車両用音声処理装置,車両用装置)1と携帯電話機(携帯端末機)2とで構成されている。車載機1は、全体を統括的に制御するCPU3,ROM,RAM或いはフラッシュメモリなどからなるメモリ4(記憶手段),D/Aコンバータ(DAC)5,音声出力部6,スピーカ7等を備えている。メモリ4には、例えばMP3などのコーディング方式により圧縮された音楽データ(音声データ,楽曲データ)等が記憶されており、CPU3は、メモリ4より読み出した音楽データを復号化してDAC5に出力する。DAC5によりアナログ信号に変換された音声信号は、音声出力部6を介してフィルタリングされ、又増幅されてスピーカ7より出力される。
また、車載機1は、有線インターフェイス(I/F)制御部8(通信手段),無線インターフェイス制御部9(通信手段)を備えている。有線インターフェイス(I/F)制御部8は、例えばUSB等の通信プロトコルで無線通信を行うインターフェイスであり、無線インターフェイス制御部9は、例えばBluetooth(登録商標)等の通信プロトコルで無線通信を行うインターフェイスである。更に、車載機1はタッチパネル部(設定手段)10を備えている。タッチパネル部10は、タッチパネル機能を備えたディスプレイ等で構成されており、ユーザが操作入力を行うために必要な情報やタッチ操作用の操作子イメージ、或いは、機能の実行状態に関する情報等が表示される。尚、ディスプレイに表示された内容(画面)に対するユーザによる操作入力の方法としては前述のタッチパネルによる操作入力に限らず、例えば、ジョイスティックなどの遠隔操作スイッチによる操作入力の方法も可能である。
一方、携帯電話機2は、全体を統括的に制御するCPU11,同様にROM等からなるメモリ12,有線インターフェイス制御部13(通信手段),無線インターフェイス制御部14を(通信手段)備えている。有線,無線インターフェイス制御部13,14は、車載機1が備えているものに対応しており、有線インターフェイス制御部13は、車載機1側の有線インターフェイス制御部8と通信ケーブル15を介して接続されることで有線通信を行う。また、無線インターフェイス制御部14は、電波信号により車載機1側の無線インターフェイス制御部9と接続されることで近距離無線通信を行う。
メモリ12には、同様に所定のコーディング方式により圧縮された音楽データ等が記憶されており、CPU11は、ユーザの操作入力に基づき、メモリ12より読み出した音楽データにより有線,無線インターフェイス制御部13,14を介して夫々の通信プロトコルに従い変調する等して送信する。また、携帯電話機2は、車載機1のタッチパネル部10と同様のタッチパネル部16(表示手段)を備えている(所謂スマートフォンタイプ)。尚、車載機1において、CPU3,DAC5,音声出力部6,スピーカ7は、音声再生装置17を構成している。
次に、本実施例の作用について図2ないし図4を参照して説明する。図2は、車載機1と携帯電話機2との間で行う処理の内容を示すフローチャートであり、図3は、同様の処理手順を示すシーケンス図である。図2の処理は、車載機1と携帯電話機2との有線通信による接続が開始された時点から開始されるものとする。先ず、携帯電話機2は、車載機1との間で無線通信を行う場合に必要な、例えばBD(Bluetooth Device)アドレスやパスキー等の認証情報を交換する(S1)。そして、車載機1は、携帯電話機2からの認証要求に基づいて認証を実施する(S2)。
続いて、携帯電話機2側において、ユーザの操作入力によりメモリ12に記憶されている音楽データの再生(車載機1側への音楽データの送信)が開始されると(S3)、車載機1では、後述する本実施例における特徴的な機能(S5,S11)の使用が、ユーザにより「ON」に設定されているか否かを判断する(S4)。例えば図4は、上記機能をON,OFFに設定するための画面表示例を示しており、タッチパネル部10の画面には、「通信切替時のシームレス再生機能」といった文字メッセージと、「使用する」(ON),「使用しない」(OFF)選択用のボタン画像が表示されている。そして、ユーザが上記何れか一方のボタン画像にタッチすることで、当該機能のON,OFF設定を行う。
当該機能の使用設定が「ON」であれば(S4:YES)、車載機1は、携帯電話機2より送信された音楽データを、メモリ4のバッファ領域にN秒(例えば、2〜3秒程度)分記憶させる(S5)。それから、上記バッファ領域の先頭から音楽データを読み出し、DAC5,出力部6を介してスピーカ7より音声信号を出力し、音楽を再生する(S6)。したがって、車載機1では、携帯電話機2によりデータの送信が開始されてからN秒後に再生が開始されることになる。一方、ステップS4において、上記機能の使用設定が「OFF」であれば(NO)、ステップS5を実行することなくステップS6を実行する。また、ステップS6において音楽の再生を開始した以降も、携帯電話機2より送信された音楽データを、メモリ4のバッファ領域に随時記憶させる処理は並行して行う。
次に、車載機1は、携帯電話機2との間の有線通信が解除(切断)されたか否かを監視し(S7)、解除されたと判断すると(YES)、有線通信を終了して携帯電話機2と無線通信で接続に移行する(S8)。そして、車載機1は、無線通信経由で携帯電話機2に音楽データの送信を要求する(S9)。続いて、ステップS4と同様の判断を行い(S10)、当該機能の使用設定が「ON」であれば(YES)、メモリ4に蓄積されている音楽データを引き続き読み出してその再生を継続する(S11)。それから、携帯電話機2により無線通信で送信されたデータを引き続きメモリ4に蓄積しつつ再生を継続する(S12)。また、ステップS10において、上記機能の使用設定が「OFF」であれば(NO)、ステップS11を実行することなくステップS12を実行する。
尚、ステップS12において、その時点でメモリ4のバッファ領域に記憶されている音楽データの読み出し・再生が終了している場合には、携帯電話機2により無線通信で送信されたデータを一旦メモリ4に記憶させることなく、そのままDAC5に転送することで再生を継続しても良い。
以上のように本実施例によれば、車載機1は、携帯電話機2から有線通信I/F制御部8を介して受信した音楽データをメモリ4に記憶すると共に、そのメモリ4に記憶された音楽データを音声再生装置17に出力する。そして、携帯電話機2との有線通信による接続が切断されてもメモリ4に記憶された音楽データの出力を継続し、携帯電話機2から無線通信により音楽データを受信すると、その受信した音楽データを出力する。したがって、携帯電話機2と通信を行っている状態で送信された音楽データを音声再生装置17に出力して再生している途中で、通信が一旦途絶し、異なる通信インターフェイスに切り替わって通信が再開された場合でも、音楽データの再生が途切れないように継続することができる。
この場合、車載機1は、携帯電話機2から有線通信により受信した音楽データをメモリ4に所定時間分記憶させてから、メモリ4に記憶された音楽データを音声再生装置17に出力する。したがって、有線通信が切断されてから無線通信が開始されるまでに時間を要する場合でも、その間にメモリ4に記憶された音楽データを音声再生装置17に出力することで、再生が途切れないように継続できる。
また、車載機1は、携帯電話機2との有線通信が切断された後、無線通信が開始されると携帯電話機2に対して音楽データの送信を要求する。したがって、無線通信が開始された時点で携帯電話機2側が自発的に音楽データを送信しない場合でも、音楽データの送信を促すことができる。更に、車載機1と携帯電話機2とは、有線通信が接続されると、無線による通信接続を可能とするための認証手続きを予め行う。したがって、認証手続きを完了させるのに時間を要する場合は、当該手続きを先行して完了させておくことで、有線通信から無線通信への切替えを短時間で行うことができる。
加えて、携帯電話機2より送信された音楽データをメモリ4に記憶させ、携帯電話機2との有線通信による接続が切断された際に、メモリ4に記憶された音楽データの出力を継続する機能の実行可否を、ユーザに設定させるようにした。すなわち、前記機能を実行すると音楽の再生が開始されるまでに時間遅れが発生するので、ユーザによっては、また、実際の車内における状態によっては、音楽データの再生を自動的に継続する機能が不要であると判断する場合も想定される。したがって、そのようなユーザのニーズに対応するLことができる。
(第2実施例)
図5は第2実施例であり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。図5は、横軸に時間,縦軸に車載機1が音楽データを再生する際の音量を示す。第2実施例では、車載機1と携帯電話機2との有線通信が途絶して携帯電話機2からの音楽データの送信が停止している間、車載機1がメモリ4に記憶されている音楽データの再生を行う期間は再生音量を徐々に低下させる(フェードアウト)。そして、携帯電話機2と無線通信により接続され、音楽データの送信が再開されると、再生音量を徐々に上昇させる(フェードイン)。
以上のように第2実施例によれば、車載機1は、携帯電話機2との有線通信接続が切断されると、メモリ4に記憶された音楽データに基づく音声信号の音量が徐々に小さくなるように出力し、携帯電話機2から無線通信により音楽データを受信すると、受信した音楽データに基づく音声信号の音量が徐々に大きくなるように出力する。
これにより、音楽データの再生が継続している状態において、携帯電話機2と車載機1との間で通信手段が切り替わったことをユーザに認識させることができる。また、仮に有線通信→切断→無線通信,と移行するのに時間が長くかかり、メモリ4に記憶されている音楽データの再生が終了することで再生が途切れてしまった場合でも、再生の中断から再開への移行を、ユーザに対して極力不自然さを感じさせないように行うことができる。
(第3実施例)
図6は第3実施例であり、第1実施例と異なる部分について説明する。第3実施例は、第1実施例のステップS5或いはS12において、車載機1が、携帯電話機2より受信した音楽データをメモリ4に記憶させる際の処理を示す。また、この処理は、ユーザが車載機1に対して操作入力を行うか、又は音楽データを受信したことを条件として開始する。
先ず、車載機1(音楽再生装置17)の状態を示す変数(状態変数;フラグ)を「再生中」に設定すると(S21)、その時点でメモリ4のバッファ領域に記憶されている音楽データの容量を測定し、当該容量が所定値以上か否かを判断する(S22)。尚、上記のようにメモリのデータ容量を測定する方法としては、公知の技術を用いることができる(例えば、特開平7−170504号公報;段落[0022]参照)。
バッファ領域に記憶されている音楽データの容量が所定値以上であれば(S22;YES)、車載機1は、携帯電話機2に対して通常の転送レートによるデータ送信を指示する(S23)。一方、上記音楽データの容量が所定値未満であれば(S22;NO)、車載機1は、携帯電話機2に対して高速転送レートによるデータ送信を指示する(S24)。そして、通常若しくは高速転送レートで送信されたデータを、メモリ4のバッファ領域に書き込み(バッファリング;S25)、音楽再生装置17へのデータ出力は通常の転送レートで行う(S26)。
そして、続くステップS27において、ユーザの操作による音楽再生の停止指示があるか否かを判断し、停止指示がなければ(NO)ステップS22に戻り、停止指示があれば(YES)状態変数を「停止中」に設定する(S28)。それから、メモリ4のバッファ領域をクリアして(S29)処理を終了する。
尚、状態変数については、例えば車両のキースイッチにおいてACC(アクセサリ)=OFFとなった場合にクリア(すなわち「停止中」)して、次回にIG(イグニッション)=ONとなった場合は状態変数がクリアされた状態から処理を開始しても良い。この場合、次回にIG=ONになると同時に意図せずに音楽データの再生が開始されることを防止できる。また、ACC=OFFとなった場合に状態変数をクリアせず、「再生中」であった場合はその記憶状態を保持しても良い。この場合、次回にIG=ONになると、状態変数が「再生中」であることを条件に、自動的に再生を開始する。また、メモリ4のバッファ領域についても、ACC=OFFとなった場合にクリアする。
以上のように第3実施例によれば、車載機1は、メモリ4に記憶させた音楽データの容量が所定容量以上になるまでは、携帯電話機2に対して所定の転送速度よりも速い転送速度で音楽データを送信するように要求し、受信した音楽データを所定の転送速度よりも速い転送速度で記憶する。そして、前記容量が所定量以上になると、携帯電話機2に対して前記所定の転送速度で前記音楽データを送信するように要求し、受信した音楽データを所定の転送速度で記憶する。これにより、メモリ4に音楽データを急速に所定容量分バッファリングさせることが可能となる。
また、通信手段の切り替えが複数回行われる場合であっても、前回の通信手段の切り替え後に受信した音楽データを所定容量分バッファリングさせることにより、次回の通信手段の切り替え時には、当該バッファリングされた音楽データを利用して音楽再生を継続することができる。
(第4実施例)
図7は第4実施例であり、第1実施例と異なる部分について説明する。第1実施例では、携帯電話機2との有線通信が切断されると無線通信に移行するが、第4実施例では、次に切り替える通信手段をユーザに選択させることを可能にしたものである。尚、この例については、無線通信手段としてBluetooth(BT)の外に例えばWi−Fi(登録商標)などの通信手段も選択可能になっているとする。また、最初に有線通信で接続されていることを前提とする必要もない。
図7に示すように、携帯電話機2(図2では、スマートフォンの略称;スマホと表記している)との通信が切断されると、車載機1は、タッチパネル部10により他の通信手段候補があることをユーザに通知する(S31)。例えば、タッチパネル部10の画面に、「スマホとの接続が切断されました 他の通信方法で再接続しますか?」といった文字メッセージと共に、他の通信手段候補としてUSB,Wi−Fi,BT等を表示して、ユーザに何れかを選択させる。また、ユーザが他の通信方法での再接続を希望しない場合には「終了?」を選択することもできる。
ユーザが画面中の「終了?」をタッチした場合は(S32;YES)、再接続を行わずそのまま処理を終了する。また、ユーザが画面上でUSB,Wi−Fi,BTの何れかを選択して「選択決定」にタッチすると(S33;YES)、選択された他の通信手段による再接続を行う(S35)。この場合、状態変数を「再生中」に設定し(S36)、携帯電話機2側に音楽データの送信を要求する(S37)。
また、ステップS33において、ユーザが他の通信手段を選択することなく(NO)通信が開始された場合は(S34;YES)、開始された通信手段による通信を行いステップS36に移行する。第4実施例において、ACC=OFFとなった場合の状態変数の取り扱いは、第3実施例と同様にすれば良い。
以上のように第4実施例によれば、車載機1は、携帯電話機1との間で行っていた通信が切断された場合は、切替え可能な他の通信手段をユーザに提示して選択させるようにしたので、ユーザが所望する通信手段に切り替えることが可能となる。
(第5実施例)
図8及び図9は第5実施例であり、第1実施例と異なる部分について説明する。第5実施例では、車載機1は、携帯電話機2のタッチパネル部16に表示されるタッチパネル画像の画素情報を通信により取得すると、その画素情報に基づいて自身のタッチパネル部10(車両用ディスプレイ)に上記画像を表示する。そして、タッチパネル部10に対してユーザからの接触操作が行われると、操作が行われた画面上の画素領域に対応する携帯端末機2のタッチパネル画面上での画素領域を操作対象領域として特定し、当該操作対象領域を示す信号を携帯端末機2に送信する、所謂「VNC」が実行可能に構成されている。図8(a)は、VNCにおけるタッチパネル部10の画面表示例であり、図8(b)は、車載機1本来のオーディオ専用の入力操作画面例である。
図9は、車載機1がVNCを実行している場合の処理を示すフローチャートである。図9(a)において、第1実施例と同様に、両者が最初に有線通信で接続されている状態ではステップS41,S42のループを実行しており、ステップS41は図9(b)に示す「音楽再生処理」である。
図9(b)において、車載機1では、図8(a)に示す画像をタッチパネル部10に表示させている状態で、ユーザによるタッチパネルでの画面操作が行われてから所定時間内に、携帯電話機2から送信された音楽データを受信すると(S51:YES)、自身が「音楽再生中」状態であることを記憶する(S52)。そして、第1実施例のステップS5,S6と同様に、受信した音楽データの記憶及び再生を行う。
すなわち、車載機1は、VNCの実行中は、ユーザによるタッチパネルでの画面操作が行われるとそれに対応した操作信号を携帯電話機2側に転送し、その結果として携帯電話機2が行う動作を受け入れる状況にあるので、自身がVNCに設定されていること以外の制御状態については積極的に知り得ない。したがって、ステップS51で「YES」と判断したことを以って自身が「音楽再生中」状態であることを認識し、フラグ等により記憶する。
続くステップS53では、ステップS51と同様に、タッチパネルでの画面操作が行われてから所定時間(S51における「所定時間」とは異なる)内に、携帯電話機2から送信された音楽データが所定時間(S51,S53における「所定時間」とは異なる)以上途絶したか否かを判断する。ここで、音楽データの送信が途絶した場合には(YES)「音楽停止中」の状態を認識し、フラグ等により記憶する。そして、音楽データをメモリ4に記憶させる処理を停止すると共に、音楽データの再生を停止してステップS42に移行する(S54)。また、ステップS53において音楽データの送信が途絶しなければ(NO)そのままステップS42に移行する。
図9(a)のステップS42では、第1実施例のように有線通信から無線通信への移行が行われたか(接続方法が切替えられたか)を判断し、無線通信への移行がなければ(NO)ステップS41に戻る。一方、無線通信に移行すると(YES)、その時点で自身の状態が「音楽再生中」か否かを判断し(S43)、再生中であれば(YES)、第1実施例のステップS8〜S12と同様の処理を行い(S44。尚、ステップS10については実行してもしなくても良い)VNCを終了する。この時点で、タッチパネル部10の画面表示は図8(b)に切り替わる。また、ステップS43において再生中でなければ(NO)やはりVNCを終了する。
以上のように第5実施例によれば、車載機1をVNCが実行可能な構成として、車載機1は、タッチパネル部10に対するユーザによる接触操作後所定時間内に、携帯電話機2より音楽データを受信したときに自身が音声再生中の状態であることを識別し、音楽データが所定時間以上途絶したときに自身が音声停止中の状態であることを識別する。したがって、車載機1がVNCで動作している場合でも、音楽データの再生中であるか否かを確実に判別することができる。
また、車載機1は、携帯電話機2との第1の通信手段による通信接続が切断した後、第2の通信手段による通信が開始され、且つ、音声再生中の状態であると識別していることを条件に携帯電話機2に対して音楽データの送信を要求する。これにより、音楽データの送信要求を行うべきタイミングを確実に判別できるので、携帯電話機2に対して不要な送信要求を行うことを回避できる。
また、車載機1は、携帯電話機2から音楽データを受信した場合には携帯電話機2の画面に対応する表示を終了して、タッチパネル部10に自身の音楽データの再生及び停止操作が可能な専用入力操作画面を表示する。すなわち、VNCによる画面表示に代えて(VNCによる画面表示を終了して)自身の専用入力操作画面を表示することで、以降にユーザは車載機1側のタッチパネル部10を参照しつつ操作を容易に行うことができる。また、当該専用入力操作画面における音楽データの再生ないし停止等の操作は車載機自身で識別ができることから、専用入力操作画面表示以降は、専用入力操作画面に表示されるボタンの操作情報から音楽再生中の状態か停止中の状態かを区別することができる。
尚、車載機1は、携帯電話機2から音楽データを受信した場合に、VNCによる表示画面に重畳させて自身の専用入力操作画面を表示するようにしても良い。
(第6実施例)
図10は第6実施例であり、車載機1のタッチパネル部10における画面表示例を示す。第6実施例では、車載機1は、携帯電話機2から送信された音楽データを再生する場合には、楽曲が携帯電話機2から送信されたものであることをユーザが認識できるように、当該楽曲に携帯電話機を示すアイコンを付して画面表示を行うようにする。図10に示す例では、楽曲1,4に上記アイコンが付されているが、楽曲1は既に再生を終了したものであり、楽曲2,3は車載機1側に記憶されている楽曲である。楽曲4は、現在携帯電話機2より送信されて再生中の楽曲を示している。
また、図10に示す例を、例えば図8(b)に示したように車載機1のオーディオ専用の入力操作画面に適用して同様のアイコンを付しても良い。このように表示すれば、ユーザは再生されている楽曲が車載機1側に記憶されているものか、携帯電話機2より送信されたものかを容易に判別できる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
例えば第1実施例において、第1の通信手段を無線通信,第2の通信手段を有線通信としても良い。
ステップS4,S10のように、機能の使用をON,OFF設定するための手段は、必要に応じて設ければ良い。
また、設定手段は、タッチパネル部に限ることなく、例えば専用の設定キー等を設けても良い。したがって、表示手段として独立したディスプレイを備えていても良い。
通信接続を行う際に必要な認証情報については、選択した通信のプロトコルに応じたものを使用すれば良い。
第4実施例のように、ユーザに他の通信手段を選択させることに替えて、予め定めた所定の順序に従い、通信手段を順次切り替えるようにしても良い(例えば、BT→Wi−Fi→USB→BT→…など)。
第5実施例のステップS51において、タッチパネル部10に対する接触操作があったことを条件とせずとも、携帯電話機2より送信された音楽データを受信したことのみを以って「音楽再生中」と判断しても良い。ステップS53についても同様であり、携帯電話機2より送信されていた音楽データが途絶したことのみを以って「音楽停止中」と判断しても良い。
また、上記の「音楽データを受信したこと」,「音楽データが途絶したこと」に替えて、携帯電話機2より「音楽データの再生指示を受信したこと」,「音楽データの停止指示を受信したこと」を条件としても良い。
更に、第5実施例は、VNCで動作中ではない車載機1について適用しても良い。また、タッチパネルを備えていない車載機に適用しても良い。
車載機は、車両用ナビゲーション装置として構成されていても良い。すなわち、一般的なナビゲーション装置に、車載機1の機能を実現するための構成を加えたものでも良い。
携帯端末機は、必ずしもタッチパネル部を備える必要はなく、少なくとも表示手段と、タッチパネルに対する接触操作に代わる操作キー等の操作手段を備えていれば良い。また、携帯電話機に限ることなく音楽再生専用装置であっても良い。
通信手段は、その他、無線LAN等でも良い。
図面中、1は車載機(車両用音声処理装置,車両用装置)、2は携帯電話機(携帯端末機)、4はメモリ(記憶手段)、7はスピーカ、8は有線インターフェイス制御部(通信手段)、9は無線インターフェイス制御部(通信手段)、10はタッチパネル部(設定手段)、13は有線インターフェイス制御部(通信手段)、14は無線インターフェイス制御部(通信手段)、16はタッチパネル部(表示手段)、17は音声再生装置を示す。

Claims (14)

  1. 複数の通信手段により携帯端末機と接続可能に構成される車両用音声処理装置において、
    前記携帯端末機から第1の通信手段により受信した音声データを記憶手段に記憶すると共に、前記記憶手段に記憶された音声データを少なくともスピーカを備える音声再生装置へ出力し、
    前記携帯端末機との前記第1の通信手段による通信接続が切断した後、前記記憶手段に記憶された前記音声データの出力を継続し、
    前記携帯端末機から第2の通信手段により音声データを受信すると、前記受信した音声データを出力することを特徴とする車両用音声処理装置。
  2. 請求項1に記載の車両用音声処理装置において、
    前記携帯端末機から第1の通信手段により受信した音声データを記憶手段に所定時間分記憶させた後、前記記憶手段に記憶された音声データを出力することを特徴とする車両用音声処理装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用音声処理装置において、
    前記第1の通信手段は有線による通信であり、前記第2の通信手段は無線による通信であることを特徴とする車両用音声処理装置。
  4. 請求項1ないし3の何れかに記載の車両用音声処理装置において、
    前記携帯端末機との前記第1の通信手段による通信接続が切断した後、前記第2の通信手段による通信が開始された場合、前記携帯端末機に対して前記音声データの送信を要求することを特徴とする車両用音声処理装置。
  5. 請求項1ないし4の何れかに記載の車両用音声処理装置において、
    前記第1の通信手段による通信が接続されると、前記第2の通信手段による通信接続を可能とするための認証手続きを予め行うことを特徴とする車両用音声処理装置。
  6. 請求項1ないし5の何れかに記載の車両用音声処理装置において、
    前記携帯端末機との前記第1の通信手段による通信接続が切断されると、前記記憶手段に記憶された前記音声データに基づく音声信号の音量が徐々に小さくなるように出力し、
    前記携帯端末機から第2の通信手段により音声データを受信すると、前記受信した音声データに基づく音声信号の音量が徐々に大きくなるように出力することを特徴とする車両用音声処理装置。
  7. 請求項1ないし6の何れかに記載の車両用音声処理装置において、
    前記携帯端末機から第1の通信手段によって音声データを受信した際に前記音声データを前記記憶手段に記憶すると共に、前記携帯端末機との前記第1の通信手段による通信接続が切断された際に、前記記憶手段に記憶された前記音声データの出力を継続する機能の実行可否を、ユーザに設定させるための設定手段を備えることを特徴とする車両用音声処理装置。
  8. 請求項1に記載の車両用音声処理装置において、
    前記記憶手段に記憶させた音声データの容量が所定容量以上になるまでは、前記携帯端末機に対して所定の転送速度よりも速い転送速度で前記音声データを送信するように要求すると共に受信した音声データを所定の転送速度よりも速い転送速度で記憶し、
    前記音声データの容量が所定量以上になると、前記携帯端末機に対して前記所定の転送速度で前記音声データを送信するように要求すると共に受信した音声データを所定の転送速度で記憶することを特徴とする車両用音声処理装置。
  9. 請求項8に記載の車両用音声処理装置において、
    前記音声データの再生指示を受信するか又は前記音声データを受信したときに自身が音声再生中の状態であることを識別し、前記音声データの停止指示を受信するか又は前記音声データが所定時間以上途絶したときに自身が音声停止中の状態であることを識別することを特徴とする車両用音声処理装置。
  10. 請求項8または9記載の車両用音声処理装置において、
    前記携帯端末機との前記第1の通信手段による通信接続が切断した後、前記第2の通信手段による通信が開始され、且つ、音声再生中の状態であると識別していることを条件として、前記携帯端末機に対して前記音声データの送信を要求することを特徴とする車両用音声処理装置。
  11. 請求項1ないし10に記載の車両用音声処理装置と、
    表示手段を備えた携帯端末機と通信によって接続されると共に、車両内で使用される車両用ディスプレイとを備え、
    前記携帯端末機より前記表示手段の画面に表示されている画像の画素情報を取得すると、その画素情報に基づいて前記車両用ディスプレイに当該携帯端末機の表示手段に表示されている画面を表示すると共に、
    当該車両用ディスプレイに表示された画面についてユーザからの操作が行われた場合に、操作が行われた当該車両用ディスプレイの画面上の画素領域に対応する前記携帯端末機の表示手段の画面上での画素領域を操作対象領域として特定すると、当該操作対象領域を示す信号を前記携帯端末機に送信し、
    前記車両用ディスプレイに表示された画面についてのユーザによる操作の有無、前記音声データの受信状態の少なくとも1つに基づいて、自身が前記音声データを再生中か停止中かを識別することを特徴とする車両用装置。
  12. 請求項11に記載の車両用装置において、
    前記音声データを受信したときに前記再生中の状態を識別し、前記音声データが所定時間以上途絶したときに前記停止中の状態を識別することを特徴とする車両用装置。
  13. 請求項11に記載の車両用装置において、
    前記車両用ディスプレイに表示された画面についてのユーザによる操作後、所定時間以内に前記音声データを受信したときに前記再生中の状態を識別し、前記車両用ディスプレイに表示された画面についてのユーザによる操作後、所定時間以内に前記音声データが途絶したときに前記停止中の状態を識別することを特徴とする車両用装置。
  14. 請求項11に記載の車両用装置において、
    前記携帯端末機から前記音声データを受信した場合、前記携帯端末機画面の表示に代えて、又は、携帯端末機画面の表示に重畳させて、前記車両用ディスプレイに自身の音声データの再生及び停止操作が可能な専用入力操作画面を表示することを特徴とする車両用装置。
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