JP2013100000A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの部品点数を極力増加させることなく、クッション材に蓋部材を比較的強固に接着固定することにある。
【解決手段】蓋部材50が、流路部20を被覆しつつクッション材6P一面に接着固定されるとともに、流路部20を送風装置に連通することで、送風装置10から吹出されるエアを、流路部20を介して乗員に送風可能である車両用シートにおいて、クッション材6Pと蓋部材50の少なくとも一方に、流路部20周囲に配置可能な凹部30を穿設するとともに、凹部30内の接着剤ABにて、クッション材6P一面に蓋部材50を接着固定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、シート外形をなすクッション材と、クッション材の流路部(送風装置のエアが通過する部位)と、流路部を被覆可能な蓋部材とを備えた車両用シートに関する。
この種の車両用シートとして、特許文献1に開示の車両用シートが公知である。この車両用シートは、シートクッションと、シートバックと、送風装置を有する。送風装置は、遠心式の送風機構(装置軸方向から外気を吸気しつつ遠心方向に送風する機構)を有する。
またシートバックは、シート外形をなすクッション材と、クッション材の流路部と、蓋部材と、布帛製の表皮材を有する。クッション材は、乗員を弾性的に支持する部材であり、ポリウレタンフォーム等にて形成できる。
そして流路部は、溝部と、通気孔を有する(特許文献1の[図6]を参照)。溝部は、クッション材裏面側の凹み部位(正面視で略H字状)である。また通気孔は、クッション材内の通路であり、クッション材裏面と溝部を連通する。
そして蓋部材は、流路部を被覆可能な平板部材(平坦)であり、溝部を臨む位置に孔部(貫通孔)を有する。
公知技術では、クッション材の裏面(溝部の周囲)に接着剤を塗布したのち、蓋部材を接着固定して流路部を被覆する。つぎに送風装置を、シートバック内に配設しつつ、蓋部材の孔部を介して流路部に連通する。こうすることで送風装置から吹出されるエアを、クッション材の流路部を介して着座側に送風できる。
特開2003−235676号公報
ところで公知技術では、接着剤を用いて、平坦な蓋部材をクッション材に固定する。しかし接着剤による固定では、蓋部材の面方向に力がかかった(せん断方向に力がかかった)場合、クッション材に対して蓋部材が面方向にずれるなどしてクッション材から外れることが懸念される。
もっとも蓋部材を、ボルト部材を用いてクッション材に固定してもよいが、そうするとシートの部品点数が増加する。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、シートの部品点数を極力増加させることなく、クッション材に蓋部材を比較的強固に接着固定することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートは、シートクッションやシートバックなどのシート構成部材と、シート構成部材に配設の送風装置を有する。
そしてシート構成部材が、シート外形をなして乗員を弾性的に支持可能なクッション材と、シート構成部材の着座側とは異なるクッション材一面から着座側に連通する流路部と、流路部を被覆可能な蓋部材とを有する。
本発明では、上述の蓋部材が、流路部を被覆しつつクッション材一面に接着固定される。そして流路部を送風装置に連通することで、送風装置から吹出されるエアを、流路部を介して乗員に送風可能である。この種のシート構成では、シートの部品点数を極力増加させることなく、クッション材に蓋部材を比較的強固に固定できることが望ましい。
そこで本発明では、クッション材と蓋部材の少なくとも一方に、流路部周囲に配置可能な凹部を穿設するとともに、凹部内の接着剤にて、クッション材一面に蓋部材を接着固定する構成とした。
本発明では、接着剤が凹部内で固化することにより(例えばボルト状に固化することにより)、クッション材に対して蓋部材を比較的強固に接着固定できる。
第2発明の車両用シートは、第1発明の車両用シートであって、上述のクッション材を発泡樹脂にて構成するとともに、少なくとも凹部を布帛製の裏面材で被覆する。
そして本発明では、クッション材の成形時に、裏面材に発泡樹脂原料を含浸させることで、凹部と裏面材を一体化する構成とした。
本発明では、クッション材の成形時において、クッション材の発泡樹脂原料の含浸により裏面材が硬化する。そして凹部内の裏面材(比較的硬い部位)にて接着剤を保持することにより、クッション材に対する蓋部材の取付け安定性を向上させることができる。
第3発明の車両用シートは、第1発明又は第2発明の車両用シートであって、上述の凹部に、凹部に対する接着剤の抜け外れ方向の相対移動を規制する係止部位を設けることとした。
本発明では、接着剤の抜け外れを係止部位にて防止又は低減することで、クッション材に対する蓋部材の取付け安定性を更に向上させることができる。
本発明に係る第1発明によれば、シートの部品点数を極力増加させることなく、クッション材に蓋部材を比較的強固に接着固定することができる。また第2発明によれば、クッション材に対する蓋部材の取付け安定性を向上させることができる。そして第3発明によれば、クッション材に対する蓋部材の取付け安定性を更に向上させることができる。
車両用シートの斜視図である。 クッション材一部の分解斜視図である。 シートバック一部の縦断面図である。 蓋部材の取付け工程を示す図であり、(a)は、取付け前の蓋部材とクッション材の断面図であり、(b)は、接着剤を付与したクッション材と蓋部材の断面図であり、(c)は、取付け後の蓋部材とクッション材の断面図である。 実施例2にかかる蓋部材の取付け工程を示す図であり、(a)は、取付け前の蓋部材とクッション材の断面図であり、(b)は、接着剤を付与したクッション材と蓋部材の断面図であり、(c)は、取付け後の蓋部材とクッション材の断面図である。
<実施例1>
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図4を参照して説明する。なお各図には、車両用シート前方に符号F、車両用シート後方に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを適宜付す。
図1の車両用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすフレーム部材(4F,6F,8F)と、シート外形をなすクッション材(4P,6P,8P)と、クッション材に被覆の表皮材(4S,6S,8S)を有する。
[シートバック]
そしてシートバック6は、上述の基本構成(4F,4P,4S)と、送風装置10と、流路部20(凹部30)と、蓋部材50を有する(各部材の詳細は後述、図1〜図3を参照)。
本実施例では、シートバック6に送風装置10を取付けつつ、後述の構成(流路部20,蓋部材50)に連通する。そしてシートバック6内の送風装置10に外気を供給しつつ、送風装置10から吹出されるエアを乗員に送風可能とする。
このとき蓋部材50を、クッション材6Pに接着固定しつつ流路部20を被覆するのであるが、この種の構成では、部品点数を極力増加させることなく、クッション材6Pに蓋部材50を比較的強固に固定できることが望ましい。
そこで本実施例では、後述の構成により、シートの部品点数を極力増加させることなく、クッション材6Pに蓋部材50を比較的強固に固定することとした。以下各構成について詳述する。
[送風装置]
本実施例の送風装置10は、中空の箱体(短尺な円筒状)であり、送風機構を内蔵する(図3を参照)。
送風機構として、例えば遠心式の機構(装置軸方向から吸気しつつ遠心方向に送風する機構)を使用できる。この種の送風機構として、多翼ファン(シロッコファン)、プレートファン、ターボファン、翼形ファン、リミットロードファンを例示できる。
[基本構成]
フレーム部材6Fは、典型的に略矩形の枠体であり、クッション材6Pを支持できる(図1及び図3を参照)。また表皮材6Sは、通気性を有する袋状部材であり、布帛(織物,編物,不織布)や、孔あき皮革(天然皮革,合成皮革)等で構成できる。
そしてクッション材6Pは、シート外形をなす略長方形状の部材であり、収納部6Xと、後述の構成(流路部20,凹部30,裏面材40,蓋部材50)を有する。ここでクッション材6Pの材質は特に限定しないが、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)を例示できる。
本実施例のクッション材6P(起立状態)は、端部(上端部や下端部など)がシート後方に向けて屈曲する。そしてクッション材6P中央に、端部よりも着座側に凹む箇所(収納部6X)を形成して、送風装置10を収納可能とする。そしてクッション材6Pの裏面側(収納部6X)を、ボード部材9(樹脂製)により被覆する。
(流路部)
流路部20は、送風装置10の送風を着座側に導く流路であり、溝部22と、複数の孔部24を有する(図2〜図4を参照)。
溝部22は、略H字状(正面視)の凹み部位であり、クッション材6P裏面(収納部6X内)に形成できる。また複数の孔部24は、それぞれクッション材6Pを厚み方向に貫通する貫通孔であり、一端側が着座側に開口し、他端側が溝部22内に開口する。
(凹部)
凹部30は、クッション材6P裏面(流路部20の周囲)の凹み個所である(図3及び図4を参照)。
本実施例では、凹部30(断面視で略矩形の空間部)を、溝部22の周囲に連続状に穿設する。これにより凹部30が、溝部22よりも大きい略H字状(正面視)に形成される。ここで凹部30の深さ寸法は特に限定しないが、典型的に溝部22よりも浅く設定できる。
(裏面材)
裏面材40は、クッション材6P(凹部30)を補強可能な面状部材であり、クッション材6Pの裏面に配設できる(図4を参照)。
裏面材40の素材は特に限定しないが、典型的にクッション材6Pよりも伸縮性に劣る素材であり、繊維層としての布帛(織物、編物、不織布)、樹脂層(天然樹脂,合成樹脂)、皮革を例示できる。ここで布帛製の裏面材40は、クッション材6Pの発泡樹脂原料の含浸性に優れるため好ましい。なかでもスパンボンド不織布(三井化学社製、商品名タフネル(登録商標))を裏面材40として好適に使用できる。
ここで裏面材40の配設方法は特に限定しない。例えばクッション材6P(成形後)裏面に裏面材40を取付けることができ、クッション材6Pの成形時に裏面材40を取付けることもできる。
本実施例では、クッション材6Pを成形する際に、成形型(図示省略)のキャビティ内に裏面材40(布帛製)を配置する。そして成形型内に発泡樹脂原料(溶融樹脂等)を流し込むことで、クッション材6Pを成形しつつ裏面材40を取付ける。発泡樹脂原料として、例えばポリオールとイソシアネートを使用できる。
そして本実施例では、裏面材40(布帛の構成繊維の間)に、未発泡又は発泡途中の発泡樹脂原料が侵入(含浸)固化することで、クッション材6P裏面に裏面材40が一体化される。
そして裏面材40が、クッション材6Pの発泡樹脂原料の含浸により硬化する。これにより裏面材40(比較的硬い部材)に接着剤ABを保持させることで、クッション材6Pに対する蓋部材50の取付け安定性を向上させることができる。
(蓋部材)
蓋部材50は、溝部22を被覆可能な略矩形(正面視)の平板部材であり、連通孔52を有する(図2〜図4を参照)。蓋部材50(材質)は特に限定しないが、一般的に非通気性又は低通気性の材質(樹脂や布帛や皮革等)で構成できる。
連通孔52は、蓋部材50の中央に設けた貫通孔であり、ダクト部材54を介して送風装置10に連通できる。
本実施例では、蓋部材50の外形寸法を適宜調節するなどして、流路部20と凹部30の双方を被覆しつつ、クッション材6P裏面(収納部6X)に固定可能とする。
[接着剤]
接着剤ABは、クッション材6P裏面と蓋部材50を固定するための薬剤である(図3及び図4を参照)。
接着剤ABとして、セメントやセラミックなどの無機系接着剤、天然ゴムやデンプンなどの天然系接着剤、ニトロセルロースなどの半合成系接着剤、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂などの樹脂系接着剤、プロロプレンゴムやニトリルゴムなどのゴム系樹脂系接着剤、エラストマなどの複合系接着剤を例示できる。
なかでも樹脂系接着剤は優れた接着強度を有するため好ましい。ここで熱可塑性樹脂(いわゆるホットメルト接着剤)として、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA樹脂)を例示できる。また熱硬化性樹脂として、エポキシ樹脂、ポリアロマティック樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシノール樹脂、エステル樹脂を例示できる。
[蓋部材の取付け作業]
図2〜図4を参照して、フレーム部材6F上にクッション材6Pを配置しつつ、クッション材6P裏面に蓋部材50を接着固定する。
本実施例では、凹部30内(凹部を目印として)に接着剤ABを注入する。このとき凹部30内に接着剤ABを山盛り状態としたのち、クッション材6P裏面に蓋部材50を重ね合わせつつ接着固定することにより、流路部20を被覆する(図4を参照)。
そして凹部30内で固化した接着剤ABにより(ボルト状に固化した接着剤ABにより)、クッション材6Pに対する蓋部材50のせん断方向(面方向)の相対移動を規制できる(より強固にふんばるようになる)。
さらに裏面材40(比較的硬い部材)に接着剤ABを保持させることで、クッション材6Pに対する蓋部材50の取付け安定性を向上させることができる。
[送風装置の配設作業]
図3を参照して、送風装置10を収納部6X内に配置しつつ、フレーム部材6Fに固定する。
そして送風装置10を、ダクト部材54を介して蓋部材50(連通孔52)に接続することにより、送風装置10を流路部20に連通できる。つぎにクッション材6Pを、表皮材6Sで被覆しつつ、裏面側にボード部材9を配設することでシートバック6を形成できる。
このように流路部20を送風装置10に連通することで、送風装置10から吹出されるエアを、流路部20を介して乗員に送風することができる。
以上説明したとおり本実施例では、クッション材6Pに凹部30を形成するとともに、凹部30内の接着剤ABにて、クッション材6P裏面に蓋部材50を接着固定する。そしてボルト状に固化した接着剤ABにより、クッション材6Pに対する蓋部材50のせん断方向(面方向)の相対移動を規制できる。
そして本実施例では、凹部30内の裏面材40(比較的硬い部材)に接着剤ABを保持させることで、クッション材6Pに対する蓋部材50の取付け安定性を向上させることができる。
このため本実施例によれば、シートの部品点数を極力増加させることなく、クッション材6Pに蓋部材50を比較的強固に接着固定できる。
<実施例2>
本実施例の車両用シートは、実施例1の車両用シート2とほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構造は対応する符号を付す等して詳細な説明を省略する。
本実施例の凹部30は、クッション材6P裏面(流路部20の周囲)の凹み個所であり、係止部位34を有する(図5を参照)。
そして係止部位34は、凹部30内からの接着剤AB(硬化状態)の抜け外れを防止する部位である。本実施例では、凹部30の内径寸法L1を、凹部30の開口寸法L2よりも大きく設定して、凹部30の開口縁部を庇状に突出させる(庇状の係止部位34を形成する)。
係止部位34は、溝部22から離れた側の開口縁部と、溝部22に近接する側の開口縁部と、両縁部をつなぐ縁部の少なくとも一つに形成できる。このとき係止部位34を、溝部22から離れた側の開口縁部に形成することで、凹部30からの接着剤ABの抜け外れを好適に防止できる。
そして凹部30内で固化した接着剤ABにより、クッション材6Pに対する蓋部材50のせん断方向(面方向)の相対移動を規制する。このとき係止部位34(庇状)により、凹部30に対する接着剤AB(硬化状態)の抜け外れ方向の相対移動を規制できる。
このため本実施例によれば、接着剤ABの抜け外れを係止部位34にて防止又は低減することで、クッション材6Pに対する蓋部材50の取付け安定性を更に向上させることができる。
本実施形態の車両用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、凹部30を連続状に形成する例を説明したが、凹部30の構成(形成数,形状等)を限定する趣旨ではない。例えばドット状の凹部を、溝部の周囲に形成する(断続状に形成する)ことができる。
(2)また本実施形態では、クッション材6Pに凹部30を設ける例を説明した。凹部は、クッション材と蓋部材の少なくとも一方に設けることができる。また蓋部材では、凹部(非貫通の凹み部位)と、他の構成の凹部(蓋部材を厚み方向に貫通する部位)を設けることができる。
(3)また本実施形態では、クッション材6Pに裏面材40を配設する例を説明したが、裏面材を省略することもできる。
(4)また本実施形態では、クッション材6P裏面の略全面に裏面材40を取付ける例を説明した。これとは異なり裏面材を、凹部にのみ取付けることもできる。
(5)また本実施形態では、シートバック6を一例に凹部30の構成を説明したが、シートクッション4等の各種シート構成部材に凹部を形成することができる。
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
6F フレーム部材
6P クッション材
6S 表皮材
6X 収納部
10 送風装置
20 流路部
22 溝部
24 孔部
30 凹部
32 係止部位
40 裏面材
50 蓋部材
AB 接着剤

Claims (3)

  1. シートクッションやシートバックなどのシート構成部材と、前記シート構成部材に配設の送風装置を有するとともに、前記シート構成部材が、シート外形をなして乗員を弾性的に支持可能なクッション材と、前記シート構成部材の着座側とは異なる前記クッション材一面から着座側に連通する流路部と、前記流路部を被覆可能な蓋部材とを有し、
    前記蓋部材が、前記流路部を被覆しつつ前記クッション材一面に接着固定されるとともに、前記流路部を前記送風装置に連通することで、前記送風装置から吹出されるエアを、前記流路部を介して乗員に送風可能である車両用シートにおいて、
    前記クッション材と前記蓋部材の少なくとも一方に、前記流路部周囲に配置可能な凹部を穿設するとともに、前記凹部内の接着剤にて、前記クッション材一面に前記蓋部材を接着固定する構成の車両用シート。
  2. 前記クッション材を発泡樹脂にて構成するとともに、少なくとも前記凹部を布帛製の裏面材で被覆し、
    前記クッション材の成形時に、前記裏面材に発泡樹脂原料を含浸させることで、前記凹部と前記裏面材を一体化する構成とした請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記凹部に、前記凹部に対する前記接着剤の抜け外れ方向の相対移動を規制する係止部位を設けた請求項1又は2に記載の車両用シート。

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